説明

水鉄砲

【課題】少量の水を一気に弾丸のように飛ばす、また水を使わずにノズルに弾を付けてエア−ガンとしても遊べる水鉄砲を提供する。
【解決手段】ノズル1側の副チュ−ブ4を、最初だけ引き金13を引くときに同時に、副チュ−ブ押さえ3で副チュ−ブ受け2に押しつけて閉じ、空気を水送りチュ−ブ9から水タンク16に送り、水タンク16内に圧力をかけて、水送りチュ−ブ9から副チュ−ブ4に水を送る、水送り装置。ポンプ11側の主チュ−ブ7を、主チュ−ブ受け10に押しつけて主チュ−ブ7を閉じる、主チュ−ブ押さえ12。主チュ−ブ押さえ12を押しつける、引き金13と一体の引き金突起A5。主チュ−ブ押さえ12を、引き金13を少々引いてもすぐに戻らないように押さえているカム14。カム14を押して、主チュ−ブ押さえ12をカム14から外す、引き金13と一体の引き金突起B15からなる、主チュ−ブ開閉装置。以上のごとく構成された水鉄砲。

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
【0001】
この発明は、少量の水を圧縮空気で一気に飛ばす、又水を使わずにエア−ガンとしても利用できる水鉄砲に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の水鉄砲は、水タンクに多量の空気を送り込み、その圧力で水を飛ばす構造になっている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この発明は、圧縮された空気を一気にノズルに送って、ノズル側の副チュ−ブに送られた少量の水を飛ばす構造にすることにより、水の飛ぶスピ−ドが早くなる。水タンクも小さくできるので小型、軽量。ノズルに弾を付けてエア−ガンとしても遊べる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明を図面について説明すると
ポンプから、主チュ−ブ受けまでを主チュ−ブ(7)、主チュ−ブ受けからノズルまでを副チュ−ブ(4)として、
▲1▼水鉄砲の握り部分を水タンク(16)とし、引き金(13)を引く時に同時に副チュ−ブ(4)を副チュ−ブ受け(2)に副チュ−ブ押さえ(3で押しつけて閉じ、圧縮された空気が水送りチュ−ブ(9)を通して水タンク(16)にいくようにし、水タンク(16)内の空気圧を高めて水タンク(16)の水を副チュ−ブ(4)に送り出す、水送り装置。
▲2▼主チュ−ブ(7)を、主チュ−ブ受け(10)に主チュ−ブ押さえ(12)で押しつけるために、主チュ−ブ押さえ(12)を引き金(13)と一体の引き金突起A(5)で押しつける。
▲3▼押さえられた主チュ−ブ押さえ(12)が、引き金(13)を少々ひいてもすぐに戻らないように、押さえているカム(14)。
▲4▼引き金(13)をある程度引いてから、引き金(13)と一体の引き金突起B(15)でカム(14)を押して、主チュ−ブ押さえ(12)をカム(14)から外し主チュ−ブ(7)を一気に全開にする、▲2▼▲3▼▲4▼からなる主チュ−ブ(7)開閉装置。
以上のごとく構成された水鉄砲。
【作用】
【0005】
本発明は、以上のような構成であるから、
▲1▼ポンプ(11)を動作して、主チュ−ブ(7)に圧縮空気を送る。
▲2▼最初だけ副チュ−ブ(4)に水を送るために副チュ−ブ押さえ(3)を押して、引き金(13)を引いたときに水送りチュ−ブ(9)から水タンク(16)に空気がいくようにし、水タンク(16)内に圧力をかけその圧力で水タンク(16)の水が水送りチュ−ブ(9)から副チュ−ブ(4)に送られる。
▲3▼次からは、副チュ−ブ(4)に水があるため引き金(13)を引いたときに空気がノズル(1)側に水を押し出すと同時に、水送りチュ−ブ(9)から水タンク(16)にもいき、水タンク(16)内の圧力を高めてその圧力で水タンク(16)の水が副チュ−ブ(4)に送られてくる。
▲4▼引き金(13)を引くと、引き金突起B(15)がカム(14)を押すことにより主チュ−ブ押さえ(12)がカム(14)から外れる。
▲5▼主チュ−ブ押さえ(12)に押さえられていた主チュ−ブ(7)が開き圧力のかかった空気が、一気にノズル(1)へ行く。
▲6▼水タンク(16)から、副チュ−ブ(4)に送られた水が▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼▲5▼により一気に発射される。
【効果】
【0006】
本発明の水鉄砲は、
▲1▼発射水量は少ないが、水の飛ぶスピ−ドが早く、小型、軽量。
▲2▼スピ−ドが早いので、飛んでいるセミ、トンボ等を射つことができる。
▲3▼水を使わずに、一気に出てくる空気により、ノズルに弾を付けて、エア−ガンとしても遊べる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の内部側面図。
【図2】発明の内部斜視図
【符号の説明】
(1) ノズル
(2) 副チュ−ブ受け
(3) 副チュ−ブ押さえ
(4) 副チュ−ブ
(5) 引き金突起A
(6) 回転軸
(7) 主チュ−ブ
(8) バネ
(9) 水送りチュ−ブ
(10) 主チュ−ブ受け
(11) ポンプ
(12) 主チュ−ブ押さえ
(13) 引き金
(14) カム
(15) 引き金突起B
(16) 水タンク
(17) 給水口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポンプから、主チュ−ブ受けまでを主チュ−ブ、主チュ−ブ受けからノズルまでを副チュ−ブとして。
▲1▼水鉄砲の握り部分を水タンク(16)。
▲2▼副チュ−ブ(4)を、副チュ−ブ受け(2)に押しつける副チュ−ブ押さえ(3)。
▲3▼圧力のかかった空気を、水タンク(16)に送る水送りチュ−ブ(9)。
以上からなる、水送り装置を有することを特徴とする水鉄砲。
【請求項2】
▲1▼主チュ−ブ押さえ(12)を押す、引き金(13)と一体の引き金突起A(5)。
▲2▼主チュ−ブ(7)を、主チュ−ブ受け(10)に押しつける主チュ−ブ押さえ(12)。
▲3▼引き金(13)を引いても、すぐに主チュ−ブ(7)が開かないように、主チュ−ブ押さえ(12)を押さえているカム(14)。
▲4▼引き金(13)をある程度引いてから、カム(14)を押して主チュ−ブ押さえ(12)をカム(14)から外す、引き金(13)と一体の引き金突起B(15)
以上からなる、主チュ−ブ(7)開閉装置を有することを特徴とする水鉄砲。

【図1】
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【図2】
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