洗浄検査装置
洗浄効率検査装置(2)はホルダー(4)とホルダーと同じ場所に取り付く汚れ検査装置(6)を含む。汚れ検査装置(6)はその上にある検査汚れ物質(34)付きのシート材料の形状である。一つの実施例のホルダーはその装置(6)が検査時に簡単に取外せるように、そして使用時に洗浄装置(2)の中で要求させる方向が維持できるように、その汚れ検査装置(6)が取外し可能に間に取り付く二つの部材(8,10)を含んでいる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は洗浄効率検査装置、特に、しかし限定する必要ないが、臨床及び/又は実験室使用の洗浄効率検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
臨床又は研究目的の外科用器具と他の内科用器具は、使い捨てでなければ、感染や交差汚染を防止するために、使用後に再処理又は浄化されなければならない。浄化工程は一般的に3段階を含んでいる。器具及び/又は装置からの血液、蛋白質、及び/又は他の体の汚染物質を除去するための洗浄段階、次に梱包に先立つ装置/器具の安全な扱いと検査を行なう消毒段階、そして最終消毒段階。装置/器具が効果的な洗浄又は消毒をしないで殺菌されたら、殺菌は効果的でない。
【0003】
洗浄消毒段階は浄化工程で二つの全く別の段階があるが、異なるプログラム可能なサイクルを使用する続いて起こる方法で同様な洗浄装置(洗浄消毒器)の中で実施される。
消毒段階(加熱工程)の効率は温度測定にて実証されるが、洗浄段階の効率は簡単にパラメーターで測定されない。この様に、「汚れ検査(test soil)」として既知の試験物質は洗浄装置の中でチャレンジ(challenge)として使用され、通常の使用時の外科器具と内科装置の典型的な汚れを想定するように設計された所定の汚染物質レベルを含んでいる。「汚れ検査」は外科用器具及び/又は内科用装置の選択の上に上塗りされ、一定時間、乾かされる。それから、その器具及び/又は装置は洗浄段階の効率を検査するため、洗浄装置又は洗浄消毒器を通して処理される。器具又は装置から「検査汚れ」の除去は、殆どの検査汚れはそれらを見えるようにするための血液又は染料を含んでいるので、目視により決定される。あるいは、ニンヒドリン(1,2,3-インダントリオン 一水化物)のような化学検出方法が使用される。ニンヒドリンの方法は高度な色彩の合成を作り出すためのニンヒドリンを伴うアミノ酸、ペプチド及び蛋白質の反応を利用する。器具の選択は水を拭き取られ、それからめんぼうはニンヒドリンで処理される。蛋白質が器具上に現れた場合、例えば器具が清浄でなければめんぼうは紫色に変色する。
【0004】
一般的に、従来型検査汚れは動物の血液又は卵や卵の一片のような他の動物の産物を含む。しかしながら、検査汚れ成分の自然の変化は検査汚れはバッチからバッチまで一貫していないことを意味する。更に、検査汚れは器具の範囲の上に上塗りされることが必要で、洗浄に先立ち30分から2時間までで乾燥させられる。これは時間の消費で、一般的に、忙しい病院業務上、大変不都合である。新鮮な検査汚れ成分の入手可能を伴う問題があり、上述したような問題のために、検査は通常、例えば、まれに年四回行なわれるような期間の規準に伴い行なわれる。このように、洗浄工程に伴って起こりうる問題は、たまにしか特定されない。更に、血液製品を使用することに伴う既知の危険性のために、上記のような同様な方法を使用することは望ましくない。
【0005】
洗浄消毒装置の洗浄効率の調査に使用される汚れ検査装置の一つの例は、小型ステンレス鋼板上に20mgの量で置かれる標準化検査汚れ物質を含む。その検査汚れ成分は凝固された人の血液にともない95%の水溶成分と5%の非水溶性フィブリン繊維から成る。
【0006】
これらの従来型検査装置に伴う問題は、概して一方向性で、一方向のみの洗浄に曝されることである。しかしながら、洗浄工程の効率は例えば、使用実施サイクル、水の温度と圧力、洗浄装置内の検査装置の場所、洗浄装置の荷重、検査装置が洗浄装置内で水/液体の噴射に隣り合うかどうかのような要素によるので、只、検査装置の単一表面だけがその上に置かれる検査汚れ物質を持っているとすると、洗浄装置の浄効率は正確な表示を表さない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、検査汚れ物質付きの上塗り器具の必要性を取り除く洗浄検査装置を提供することが本発明の目的である。
【0008】
使用が迅速で簡単な洗浄検査装置を提供し、それによりその装置の一般的使用を確実にすることが本発明の更なる目的である。
【0009】
洗浄装置の洗浄効率を代表する、より正確で多方向性のチャレンジを与える洗浄検査装置を提供することが、又更なる目的である。
【0010】
汚れ検査装置と共に使用するホルダー手段を提供することが、本発明の一つの目的である。
【0011】
ホルダー手段と共に使用する汚れ検査装置を提供することが本発明の一つの更なる目的である。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の第一態様によれば、洗浄検査装置において、その装置はホルダー手段と、洗浄工程が検査されることを可能にするそのホルダー手段と一緒に位置する一つ以上の汚れ検査装置とを含み、そのホルダー手段は、少なくともその第一及び/又は第二部材の一部がその一つ以上の汚れ検査装置をその間に置くことを可能にするような相対的動作をすることができるというように特徴付けられた第一及び第二部材を含む洗浄検査装置。
【0013】
一実施例において、少なくとも一つの第一及び第二部材は所定の小さい距離をおき、汚れ検査装置は使用時にその部材の間に位置する。求められれば、その装置が簡単に取り除けるようにその間にある時、汚れ検査装置は一般的にその部材から突き出ている。
【0014】
好ましくは、第一及び第二部材はお互いに相対的に旋回軸上に動き、例えば、第一及び第二部材は蝶番又は旋回軸点によって一緒に組み合わさる。
【0015】
第一及び第二部材は、それらの部材はお互い平行で実質的に隣り合う第一の閉位置と少なくとも一部のそれらの部材は検査装置がその間に挿入され、又、そこから除去されることを可能にするように十分にお互い距離を置かれる第二の開位置の間で可動である。その検査装置は使用時、閉位置でそれらの部材の中間に置かれ、それらの部材はその検査装置がその閉位置の間で落ちることができないというように配列される。
【0016】
一実施例において、第一及び第二部材はハンドル部と検査汚れ保持部を含んでいる。一般的に、汚れ検査装置保持部はその開閉位置の間で移動する。一般的に、ハンドル部は使用者により握られ、使用者がその開閉位置の間で検査汚れ保持部を動かすことを可能にする。
【0017】
好ましくは、その第一及び/又は第二部材の一つ以上の汚れ検査装置保持部はそこへの一つ以上の汚れ検査装置を取り付けさせる二つ以上の表面を含んでいる。二つ以上の異なる角度で一般的に配置され、異なる方向を向き、それにより、多方向洗浄検査装置を形成する。更に、これらの異なる角度つき表面は第一及び第二部材の間に汚れ検査装置を固定することを補助する。
【0018】
あるいは、検査汚れ保持部は実質的に一直線の形状である。
【0019】
一実施例において、二つ以上の表面は汚れ検査装置保持部の向かい合う表面を含む。(すなわち、第一及び第二部材の表面)。
【0020】
別の実施例において、二つ以上の表面は第一及び/又は第二部材の上で、お互い相対的に一つの角度の表面を含む。例えば、一実施例で二つ以上の表面は実質上、お互いの部材上で直角である。
【0021】
好ましくは、汚れ検査装置が取り付けられる又はその間に汚れ検査装置が取り付けられる少なくとも検査汚れ保持部は、洗浄装置内の洗浄液に汚れ検査装置の露出が増加するようにその中に一つ以上の穴を持つ。
【0022】
一実施例において、穴は格子の様な配列にされる。
【0023】
別の実施例において、穴は網の形状である。
【0024】
どちらの実施例でも、穴と、穴の輪郭を示す保持装置の壁は開いた表面を作り、洗浄工程の効率を検査する限定された表面を作る。これは、外科又は内科装置、その器具の接合部内に閉じ込められる汚染菌を洗浄するのが非常に難しいはさみや柑子のような蝶番器具の典型的項目の良い表示を与える。
【0025】
好ましくは、第一及び第二部材は弾力性がありその閉位置に押圧される。その押圧力は少なくとも部分的に、その閉位置の中の部材間に汚れ検査装置を固定するのに十分である。
【0026】
更に、好ましくは、その部材のハンドル部はその閉位置に弾力を持ち押圧される。この位置で、部材のハンドル部は離れて位置し、検査汚れ保持部はお互い平行であり隣り合う。
【0027】
バネ、バネ金属/プラスチック又は他の押圧手段はその閉位置にその部材/ハンドルを押圧するためにある。
【0028】
押圧手段は第一及び第二部材がそれによりお互いにくっつく手段である。
【0029】
一実施例において、保持手段及び/又は検査汚れ保持部は概して円形の、概して円筒状の、概して半円状の、及び/又は他のいかなる要求される形状である。
【0030】
第一及び第二部材及び/又は汚れ検査装置保持部は求められれば先細でもよい。
【0031】
ホルダー手段が円筒状の一実施例において、第一及び第二部材も概ね円筒状で、第一の外側部材は第二の内側部材より僅かに寸法は大きい。すなわち、第二部材は第一部材の円筒壁により形成される溝内に位置する。汚れ検査装置は第一及び第二部材の間に位置し、必要とされれば、一つ以上の穴が第一及び第二部材の壁内に空けられる。
【0032】
好ましくは、一つ以上の汚れ検査装置はその上に検査汚れ物質の付いたシート材の形状である。
【0033】
好ましくは、汚れ検査装置の上の検査汚れ物質又はインジケーターはシート材の表面にプリントされ、その上、好ましくは検査汚れ物質又はインジケーターはシート材の両方の表面にプリントされる。
【0034】
コーティングされた器具又は内科装置よりも、むしろシート材の上に検査汚れ物質を与えることで、検査汚れは取り扱いがより簡単で安全になる。汚れ検査装置は一般的に前もって準備され、それにより、使用者が洗浄装置内での検査を準備するのに必要な時間を短縮する。加えて、汚れ検査装置は取外し可能でホルダーに取り付くので、検査のために容易に外せ、使用時に洗浄装置内で求められる方向で維持される。
【0035】
好ましくは、シート材料は実質上可撓性であり、汚れ検査装置が曲がった第一及び/又は、第二部材の回りに曲げられ、巻かれて、適当な洗浄を確実にするために内科又は外科器具の溝又は内腔の中に置かれることを可能にする。
【0036】
好ましくは、シート材はポリプロピレンのようなプラスチック材料より作り出される。
【0037】
検査汚れ物質又はインジケーターは血液又は血液関連生成物を含まないが、蛋白質、脂質及び/又は多糖類の(一般的に最少二つの)合成物を含むことができる。インジケーターの各合成品は洗浄工程に対して独特なチャレンジを表す。例えば、蛋白質は35℃より低い温度の洗浄を必要とし、ここで、脂質は好ましくは界面活性剤の存在中に、より高温を必要とする。
【0038】
インジケーターはその上の汚染菌の存在に関して、染料や他の手段により明確な目視表示を与えるように色が付いている。残留物が洗浄後検査装置の上に見られたら、検査は適当な洗浄工程を与えることに失敗したということを意味する。残留物が洗浄後検査装置の上に見られなければ、その検査は洗浄工程が洗浄のために要求される基準に適合していることを示す。シート材は簡単にインジケーターを認識するために透明か半透明であってもよい。
【0039】
インジケーターの成分がシート材の表面に付着する程度は求められれば変えられ、異なった時間、器具の上で乾かされる通常の汚染菌を除去する能力を反映する。
【0040】
本発明の第二の独立した態様によれば、汚れ検査装置はホルダー手段と共に使用される。
【0041】
求められれば、汚れ検査装置はホルダー手段から独立して使用されてもよい。
【0042】
本発明の更なる独立した様態によれば、ホルダー手段は汚れ検査装置と共に使用される。
【0043】
このように、本発明の長所は汚れ検査装置は取り扱いが簡単で安全という事である。加えて、その工程は成功したということを確実にするために、洗浄工程後の装置を目視で素早く検査でき、簡単である。保持手段は汚れ検査装置が、その装置の全ての地点で洗浄状態の正確な表示を示すために洗浄装置の中の異なる位置に簡単に置かれ、異なる角度に維持させることを可能にする。
【0044】
本発明の実施例はこの中で付属の図に関連して記述される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0045】
図を参照にして、ホルダー4と汚れ検査装置6を含む洗浄検査装置2を示す。
【0046】
ホルダー4は旋回軸12でお互い接続している第一及び第二部材8,10を含む。各々第一部材及び第二部材8,10はハンドル部14、16と汚れ検査装置保持部18,20を有する。
【0047】
バネ22は図1bに見られる閉位置に傾くハンドル部14,16の反対側表面24,26に取り付く。この位置の中で、ハンドル部はお互い離れており、ハンドル部18、20はお互い隣り合い平行である。
【0048】
第一及び第二部材8,10はハンドル部14、16握り、お互いに動かし、それによりバネ22を圧縮し、保持部18、20を旋回軸12の回りに動かし離すことにより図1bに見られる閉位置と図1aに見られる開位置の間で移動可能である。
【0049】
保持部18、20はサブ保持部18X、18Yと20X、20Yを含み、各保持部内のサブ保持部はお互いに直角である。サブ保持部18Xと20Xはその閉位置でお互いに平行で隣り合い、サブ部20Xと20Yはその閉位置で実質的にお互い平行で隣り合う。サブ部が異なる角度であると、ホルダーが洗浄工程の間、要求される位置に来ることを容易にし、多方向洗浄試験を可能にする。
【0050】
サブ部18X、18Y、20X、20Yは格子状に配列された複数の穴28,30を備えている。第一及び第二部材8,10が閉位置であり、お互いに平行で接触しており、又は少なくとも隣接している時、第一部材の穴28は実質的に第二部材の穴30と一列である。しかし、必要に応じて、穴28と30は一列に並ばなくても良い。
【0051】
汚れ検査装置6は上面32と下面(図示せず)を持つシート材を含む。インジケーター34は印刷工程により所定のパターンで上下両面の表面に備えられ、シート材の上で乾かされる。インジケーター34は容易な確認のためシート部材の色から目立つ色にされる。
【0052】
インジケーターは脂質、多糖類及び二つ以上の蛋白質を含み、臨床又は研究室での使用後の内科又は外科用器具の上に典型的物質を現す。
【0053】
洗浄検査装置の使用中に、ホルダー4の保持部18、20はハンドル部14,16に圧縮力を加える事により開位置に移動する。汚れ検査装置6は保持部18,20の間に挿入され、ホルダー4はハンドル部上の圧縮力を取り除き、それによりハンドル部と保持部18、20を閉位置に押圧する事により閉じる。装置6はサブ部18Xと18Y又は20X、20Yの合成長より僅かに短い。何故なら、ホルダー4が閉位置に移動すれば、装置6はサブ部18X、18Y、20X、20Yを限定する隣接する角36、38により折り込まれ、図2bに見られるように18X、18Y、20X、20Yの(この例は実質的に平面である)輪郭に従う。必要とされれば、別々の汚れ検査装置がサブ部18X、18Y、20X、20Yに隣接して配置されることが注目される。
【0054】
インジケーター34は縁が装置6の周辺に形成されるように、実質的にシート材の中央部に置かれる。この縁は穴28、30のない保持部18,20の周辺角に対応する。
【0055】
ホルダー4の保持部18,20の間に位置する汚れ検査装置6にて、シート材の両面上のインジケーター部34は穴28,30を通過して水と他の洗剤又は物質を入手しやすい。特に、異なった方向を向いていて、異なる向きに位置する四つの表面18X、18Y、20X、20Yはこの例のように洗浄のために与えられ、それにより、従来型の一方向装置より洗浄工程の効果を正確に表示する。
【0056】
必要とされれば、ホルダーは洗浄装置の中の全ての要求される位置に置かれる。異なる角度表面を持たせることはホルダーを従来の装置より容易に求められる位置に置かせ、バランスさせる。
【0057】
ホルダーは外科器具や他の内科器具の典型的、特定な熱容量を想定し、そして、極端な洗浄環境又は洗剤使用の結果としての損傷の危険性を減少させるために、ステンレス鋼から作られる。
【0058】
洗浄工程が実施されると、使用者は開位置にホルダーを動かすことによりホルダー4から汚れ検査装置を素早く簡単に取り除ける。洗浄工程が成功すれば、インジケーター34はその装置から除去される。洗浄工程が成功しなければ、インジケーターは依然としてその装置に現れる。
【0059】
本発明に従うホルダー手段の更なる事例は図7aから7dに示される。図7aと図7bの中で、実質的に円筒状のホルダー手段202が与えられ、第一の外側円筒状部材204と第二の内側円筒部材206を含む。第二部材206は図7aのように実質的に第一部材204により囲まれている第一の位置と、(図7bは部分的に第一部材204から取り出された部材206を示す)部材206が第一部材204の溝208から全体又は部分的に取り出される第二の位置の間の第一部材204の壁210により限定される溝208の中に滑り可能に置かれる。汚れ検査装置212は図7aの様に第一の位置にある時第一部材204、第二部材206の間に置かれ固定される。必要とされれば、穴214は内側部材206と外側部材204の両方にある。本実施例に従うホルダー手段は洗浄効率が360度の周囲で試験される。必要であれば第一及び第二部材は先細であっても良い。明瞭にするためにハンドル又はグリップ部は示されていないが、必要であればホルダー手段はハンドル又はグリップ部を含んでも良い。
【0060】
図7dは実質的に全方向の洗浄効率が試験される中空の周辺ホルダー手段216を示している。この例の中で、第一及び第二部材は半球状であり、少なくともそれの外面の弧に沿って蝶番がついており取外し可能に取り付けられ、汚れ検査装置は球面216の中に位置する。又は、第一部材は外側の球状の形状であり、第二部材は使用時に外側球面の内側に位置する内側の球面の形状である。典型的な第一部材は第二部材を内側に入れる球面の別の部分を持っている。例の中の汚れ検査装置は外側と内側球面の間に位置している。
【0061】
図7Cを参照すると、ホルダー手段218はその中に実質的に半円状である第一及び第二部材222,224の汚れ検査装置保持部220を持つ。汚れ検査装置は普通の状態では第一部材と第二部材の間に位置する。
【0062】
洗浄工程中での洗浄検査装置の使用例は図4の参照の中で述べられる。洗浄装置は各々がその装置の中へ洗浄液を吹き付けるためのスプレーアームを持つ四つの棚102、104、106、108から成る洗浄殺菌装置の形状である。
【0063】
第一例で使用される洗浄サイクルは以下の段階を含む
・2分間の冷水予備洗浄
・排水
・60℃での3分間の主洗浄
・排水
・暖水での1分間のすすぎ
・排水
・暖水での1分間のすすぎ
・排水
【0064】
複数の汚れ検査装置はホルダー中に位置し、洗浄装置の至所にある四つの棚の上に放たれる。ホルダー/クリップの中の汚れ検査装置は参照番号1−3、5−6にて示され、洗浄装置内の棚の上に直接置かれた汚れ検査装置は参照番号4、7−12で表される。全ての汚れ検査装置のインジケーターは汚れ検査装置2,5と6を除き、洗い落とされたことが分かる。試料12も汚れ検査装置がホッチキスで留められる区域の上に残される。この様に、これは洗浄装置のこの場所は他よりもより大きい洗浄効率を持つということを使用者に確かに表示する。洗浄装置の全区域内の外科的及び内科的器具は適切に洗浄されることを知ることは重要であることが分かる。
【0065】
第二の例で、洗浄工程は繰り返されるが、洗剤はリットルあたり5-10mlの量で40℃での主洗浄の中で加えられる。洗浄装置は一般的に水15リットルを保持し、ここで洗剤100mlがその工程内で使用される。全汚れ検査装置はホルダー内に位置し、図5のその側面の洗浄装置内に置かれ、ホルダーの網の目又は穴は洗浄装置のチャンバー壁に対面する。チャンバー壁向かい合う荷重がかかる区域は直接、吹きつけアーム又は噴出口に対面する荷重区域より洗浄するのがもっと難しいことが一般的に分かる。
【0066】
試料2,3及び4は洗浄工程後、インジケーター残留物を持ち、試料5と6は少量のインジケーター残留物を持つ。試料1はインジケーター残留物がない。これらの結果はこの特定の機械の洗浄性能の予想に一致している。
【0067】
第三例で洗浄工程は以下の段階で繰り返される。
・60℃の湯水での2分間の予備洗浄
・排水
・60℃での3分間の主洗浄
・排水
・暖水での1分間のすすぎ
・排水
・暖水での1分間のすすぎ
・排水
【0068】
洗剤は第二例のように同量で洗浄工程の中で使用される。60℃の予備洗浄の後で湯水の欠如によりその湯水の温度は30℃まで下がり、その水は主洗浄段階が開始する前に約3.5分間で60℃にゆっくり上昇する。汚れ検査装置はもう一度ホルダー内に入れられ、図6に伴う洗浄装置のチャンバー壁に対面して置かれる。
【0069】
第三洗浄工程の結果は全インジケーターはまだ存在し、汚れ検査装置上に見られるということを示す。
【0070】
したがって、本発明の装置は異なる洗浄状態の洗浄装置内で、及び洗浄装置内の異なる場所で、実施される洗浄のレベルと程度についての信頼できる試験を行うために使用されることが見られる。異なる含有物が異なる温度で洗浄することを求めるので、これは非常に重要であり、蛋白質のように、35℃より低い温度で洗浄されなければ、変質し極端に動かしづらくなる。
【0071】
図8a-8eを参照すると、本発明の実施例中の部材の半製品302が表されている。半製品302は格子フォーマット近接端306に並べられる穴304の第一配列と格子フォーマットに並べられる穴308の第二配列を含む。縁は穴の各配列の周りにある。穴308は穴304から距離を置いて位置し、穴310は端部312にある。半製品は曲げ等による従来技術により必要な形状にされる。穴は窒素レーザー切断により切断されるが他の従来技術が使用されても良い。
【0072】
図8b-8eは形成される部材を表し、端部306は穴304が穴308に対して実質的に直角になるように曲げられる。更に、概ね同一部材302’(図9a-9e同様な特徴は ’により表す)は図10のようなバネ金属又は金属クリップ318の一部等の付属品により部材302に取り付けられ、それはその部材のひとつに取り付けられて、穴310と310’を通りその部材のもうひとつに取り付く。必要とされれば、このクリップ又は一部は押圧手段としても動作する。スロット又は凹み314はその中にバネ金属又はクリップの一端を置く。組み合わされる場合、一般的に部材302は外側部材を形成し、一般的に部材302’は内側部位材を形成する。
【0073】
図9a-9eは図8a-8eに表された異なる配列に従って形成される更なる部材302’の色々な外観を示している。この配列にて、端部312’はハンドル部を形成する端部306’の曲げに加えて穴308’付きの部材302’の表面に関連して曲げられる。最終配列において、端部312’は端部306’に対する部材の内側に向く。旋回軸点又は支点314’は部材302’が部材302に対して旋回させるための橋又は突起部の形状である。
【0074】
部材302と302’は第一閉位置で組み合わされた時、実質的に重なり合う配列になり、穴304と穴308は一列に配列されお互い隣り合う。部分316’は部分316から距離を置かれ、それにより部分316’が使用時に使用者により掴まれるようにさせ、316に向かって動かされる。クリップ318組合せ部材302と302’は部材302’が部材302から旋回して離れるようにさせ、それにより汚れ検査装置がその間に入る及び/又は除去されるようにさせる。
【0075】
本発明に従うホルダーは求められればどのような形状、及び/又はサイズ、デザインでもよく、求められれば、数、方向の異なる様々な表面を持つことができ、それにより従来技術装置より浄化工程のためにより厳しく検査をする。本発明における汚れ検査装置は洗浄装置内でパターンの噴射に関する表示が求められれば、只それだけで使用される。汚れ検査装置は低超音速活動との区別をさせるために超音速洗浄器の中に吊るされる。更に、その汚れ検査装置が形成されるシート材の柔軟性は、チューブ内に置くために概ね円筒形状に巻かれること、又はチューブ内及び内腔、又は溝含有機器の洗浄の程度を反映する。チューブ内にインジケーターシート材を巻く利点はインジケーターシート材がその工程の後で結果的に巻かれないかもしれないということである。これは従来手段により普通可能ではない狭いボア又は内腔の内面の目視での検査をさせることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1a】開位置における本発明の一実施例におけるホルダー手段の概要図
【図1b】閉位置における本発明の一実施例におけるホルダー手段の概要図
【図2a】閉位置における保持手段と汚れ検査装置の側面図
【図2b】開位置における保持手段と汚れ検査装置の側面図
【図2c】図1aから図2bにおける保持装置の正面図
【図3】図2bの中の装置に使用される汚れ検査装置。
【図4】相違する3例中の洗浄装置内の洗浄検査装置の位置
【図5】相違する3例中の洗浄装置内の洗浄検査装置の位置
【図6】相違する3例中の洗浄装置内の洗浄検査装置の位置
【図7a】本発明による保持装置の別の実施例
【図7b】本発明による保持装置の別の実施例
【図7c】本発明による保持装置の別の実施例
【図7d】本発明による保持装置の別の実施例
【図8a】一つの実施例におけるホルダー手段を形成する外側部材の半製品
【図8b】組立て時の図8aの部材の側面図
【図8c】組立て時の図8aの部材の正面図
【図8d】組立て時の図8aの部材の端面図
【図8e】組立て時の図8aの部材の斜視図
【図9a】図8aの外側部材に取り付く内側部材の外観
【図9b】図8aの外側部材に取り付く内側部材の外観
【図9c】図8aの外側部材に取り付く内側部材の外観
【図9d】図8aの外側部材に取り付く内側部材の外観
【図9e】図9cの上面縁の拡大図
【図10】閉位置で組み合わせた図8と図9の上面縁の斜視図
【技術分野】
【0001】
本発明は洗浄効率検査装置、特に、しかし限定する必要ないが、臨床及び/又は実験室使用の洗浄効率検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
臨床又は研究目的の外科用器具と他の内科用器具は、使い捨てでなければ、感染や交差汚染を防止するために、使用後に再処理又は浄化されなければならない。浄化工程は一般的に3段階を含んでいる。器具及び/又は装置からの血液、蛋白質、及び/又は他の体の汚染物質を除去するための洗浄段階、次に梱包に先立つ装置/器具の安全な扱いと検査を行なう消毒段階、そして最終消毒段階。装置/器具が効果的な洗浄又は消毒をしないで殺菌されたら、殺菌は効果的でない。
【0003】
洗浄消毒段階は浄化工程で二つの全く別の段階があるが、異なるプログラム可能なサイクルを使用する続いて起こる方法で同様な洗浄装置(洗浄消毒器)の中で実施される。
消毒段階(加熱工程)の効率は温度測定にて実証されるが、洗浄段階の効率は簡単にパラメーターで測定されない。この様に、「汚れ検査(test soil)」として既知の試験物質は洗浄装置の中でチャレンジ(challenge)として使用され、通常の使用時の外科器具と内科装置の典型的な汚れを想定するように設計された所定の汚染物質レベルを含んでいる。「汚れ検査」は外科用器具及び/又は内科用装置の選択の上に上塗りされ、一定時間、乾かされる。それから、その器具及び/又は装置は洗浄段階の効率を検査するため、洗浄装置又は洗浄消毒器を通して処理される。器具又は装置から「検査汚れ」の除去は、殆どの検査汚れはそれらを見えるようにするための血液又は染料を含んでいるので、目視により決定される。あるいは、ニンヒドリン(1,2,3-インダントリオン 一水化物)のような化学検出方法が使用される。ニンヒドリンの方法は高度な色彩の合成を作り出すためのニンヒドリンを伴うアミノ酸、ペプチド及び蛋白質の反応を利用する。器具の選択は水を拭き取られ、それからめんぼうはニンヒドリンで処理される。蛋白質が器具上に現れた場合、例えば器具が清浄でなければめんぼうは紫色に変色する。
【0004】
一般的に、従来型検査汚れは動物の血液又は卵や卵の一片のような他の動物の産物を含む。しかしながら、検査汚れ成分の自然の変化は検査汚れはバッチからバッチまで一貫していないことを意味する。更に、検査汚れは器具の範囲の上に上塗りされることが必要で、洗浄に先立ち30分から2時間までで乾燥させられる。これは時間の消費で、一般的に、忙しい病院業務上、大変不都合である。新鮮な検査汚れ成分の入手可能を伴う問題があり、上述したような問題のために、検査は通常、例えば、まれに年四回行なわれるような期間の規準に伴い行なわれる。このように、洗浄工程に伴って起こりうる問題は、たまにしか特定されない。更に、血液製品を使用することに伴う既知の危険性のために、上記のような同様な方法を使用することは望ましくない。
【0005】
洗浄消毒装置の洗浄効率の調査に使用される汚れ検査装置の一つの例は、小型ステンレス鋼板上に20mgの量で置かれる標準化検査汚れ物質を含む。その検査汚れ成分は凝固された人の血液にともない95%の水溶成分と5%の非水溶性フィブリン繊維から成る。
【0006】
これらの従来型検査装置に伴う問題は、概して一方向性で、一方向のみの洗浄に曝されることである。しかしながら、洗浄工程の効率は例えば、使用実施サイクル、水の温度と圧力、洗浄装置内の検査装置の場所、洗浄装置の荷重、検査装置が洗浄装置内で水/液体の噴射に隣り合うかどうかのような要素によるので、只、検査装置の単一表面だけがその上に置かれる検査汚れ物質を持っているとすると、洗浄装置の浄効率は正確な表示を表さない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、検査汚れ物質付きの上塗り器具の必要性を取り除く洗浄検査装置を提供することが本発明の目的である。
【0008】
使用が迅速で簡単な洗浄検査装置を提供し、それによりその装置の一般的使用を確実にすることが本発明の更なる目的である。
【0009】
洗浄装置の洗浄効率を代表する、より正確で多方向性のチャレンジを与える洗浄検査装置を提供することが、又更なる目的である。
【0010】
汚れ検査装置と共に使用するホルダー手段を提供することが、本発明の一つの目的である。
【0011】
ホルダー手段と共に使用する汚れ検査装置を提供することが本発明の一つの更なる目的である。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の第一態様によれば、洗浄検査装置において、その装置はホルダー手段と、洗浄工程が検査されることを可能にするそのホルダー手段と一緒に位置する一つ以上の汚れ検査装置とを含み、そのホルダー手段は、少なくともその第一及び/又は第二部材の一部がその一つ以上の汚れ検査装置をその間に置くことを可能にするような相対的動作をすることができるというように特徴付けられた第一及び第二部材を含む洗浄検査装置。
【0013】
一実施例において、少なくとも一つの第一及び第二部材は所定の小さい距離をおき、汚れ検査装置は使用時にその部材の間に位置する。求められれば、その装置が簡単に取り除けるようにその間にある時、汚れ検査装置は一般的にその部材から突き出ている。
【0014】
好ましくは、第一及び第二部材はお互いに相対的に旋回軸上に動き、例えば、第一及び第二部材は蝶番又は旋回軸点によって一緒に組み合わさる。
【0015】
第一及び第二部材は、それらの部材はお互い平行で実質的に隣り合う第一の閉位置と少なくとも一部のそれらの部材は検査装置がその間に挿入され、又、そこから除去されることを可能にするように十分にお互い距離を置かれる第二の開位置の間で可動である。その検査装置は使用時、閉位置でそれらの部材の中間に置かれ、それらの部材はその検査装置がその閉位置の間で落ちることができないというように配列される。
【0016】
一実施例において、第一及び第二部材はハンドル部と検査汚れ保持部を含んでいる。一般的に、汚れ検査装置保持部はその開閉位置の間で移動する。一般的に、ハンドル部は使用者により握られ、使用者がその開閉位置の間で検査汚れ保持部を動かすことを可能にする。
【0017】
好ましくは、その第一及び/又は第二部材の一つ以上の汚れ検査装置保持部はそこへの一つ以上の汚れ検査装置を取り付けさせる二つ以上の表面を含んでいる。二つ以上の異なる角度で一般的に配置され、異なる方向を向き、それにより、多方向洗浄検査装置を形成する。更に、これらの異なる角度つき表面は第一及び第二部材の間に汚れ検査装置を固定することを補助する。
【0018】
あるいは、検査汚れ保持部は実質的に一直線の形状である。
【0019】
一実施例において、二つ以上の表面は汚れ検査装置保持部の向かい合う表面を含む。(すなわち、第一及び第二部材の表面)。
【0020】
別の実施例において、二つ以上の表面は第一及び/又は第二部材の上で、お互い相対的に一つの角度の表面を含む。例えば、一実施例で二つ以上の表面は実質上、お互いの部材上で直角である。
【0021】
好ましくは、汚れ検査装置が取り付けられる又はその間に汚れ検査装置が取り付けられる少なくとも検査汚れ保持部は、洗浄装置内の洗浄液に汚れ検査装置の露出が増加するようにその中に一つ以上の穴を持つ。
【0022】
一実施例において、穴は格子の様な配列にされる。
【0023】
別の実施例において、穴は網の形状である。
【0024】
どちらの実施例でも、穴と、穴の輪郭を示す保持装置の壁は開いた表面を作り、洗浄工程の効率を検査する限定された表面を作る。これは、外科又は内科装置、その器具の接合部内に閉じ込められる汚染菌を洗浄するのが非常に難しいはさみや柑子のような蝶番器具の典型的項目の良い表示を与える。
【0025】
好ましくは、第一及び第二部材は弾力性がありその閉位置に押圧される。その押圧力は少なくとも部分的に、その閉位置の中の部材間に汚れ検査装置を固定するのに十分である。
【0026】
更に、好ましくは、その部材のハンドル部はその閉位置に弾力を持ち押圧される。この位置で、部材のハンドル部は離れて位置し、検査汚れ保持部はお互い平行であり隣り合う。
【0027】
バネ、バネ金属/プラスチック又は他の押圧手段はその閉位置にその部材/ハンドルを押圧するためにある。
【0028】
押圧手段は第一及び第二部材がそれによりお互いにくっつく手段である。
【0029】
一実施例において、保持手段及び/又は検査汚れ保持部は概して円形の、概して円筒状の、概して半円状の、及び/又は他のいかなる要求される形状である。
【0030】
第一及び第二部材及び/又は汚れ検査装置保持部は求められれば先細でもよい。
【0031】
ホルダー手段が円筒状の一実施例において、第一及び第二部材も概ね円筒状で、第一の外側部材は第二の内側部材より僅かに寸法は大きい。すなわち、第二部材は第一部材の円筒壁により形成される溝内に位置する。汚れ検査装置は第一及び第二部材の間に位置し、必要とされれば、一つ以上の穴が第一及び第二部材の壁内に空けられる。
【0032】
好ましくは、一つ以上の汚れ検査装置はその上に検査汚れ物質の付いたシート材の形状である。
【0033】
好ましくは、汚れ検査装置の上の検査汚れ物質又はインジケーターはシート材の表面にプリントされ、その上、好ましくは検査汚れ物質又はインジケーターはシート材の両方の表面にプリントされる。
【0034】
コーティングされた器具又は内科装置よりも、むしろシート材の上に検査汚れ物質を与えることで、検査汚れは取り扱いがより簡単で安全になる。汚れ検査装置は一般的に前もって準備され、それにより、使用者が洗浄装置内での検査を準備するのに必要な時間を短縮する。加えて、汚れ検査装置は取外し可能でホルダーに取り付くので、検査のために容易に外せ、使用時に洗浄装置内で求められる方向で維持される。
【0035】
好ましくは、シート材料は実質上可撓性であり、汚れ検査装置が曲がった第一及び/又は、第二部材の回りに曲げられ、巻かれて、適当な洗浄を確実にするために内科又は外科器具の溝又は内腔の中に置かれることを可能にする。
【0036】
好ましくは、シート材はポリプロピレンのようなプラスチック材料より作り出される。
【0037】
検査汚れ物質又はインジケーターは血液又は血液関連生成物を含まないが、蛋白質、脂質及び/又は多糖類の(一般的に最少二つの)合成物を含むことができる。インジケーターの各合成品は洗浄工程に対して独特なチャレンジを表す。例えば、蛋白質は35℃より低い温度の洗浄を必要とし、ここで、脂質は好ましくは界面活性剤の存在中に、より高温を必要とする。
【0038】
インジケーターはその上の汚染菌の存在に関して、染料や他の手段により明確な目視表示を与えるように色が付いている。残留物が洗浄後検査装置の上に見られたら、検査は適当な洗浄工程を与えることに失敗したということを意味する。残留物が洗浄後検査装置の上に見られなければ、その検査は洗浄工程が洗浄のために要求される基準に適合していることを示す。シート材は簡単にインジケーターを認識するために透明か半透明であってもよい。
【0039】
インジケーターの成分がシート材の表面に付着する程度は求められれば変えられ、異なった時間、器具の上で乾かされる通常の汚染菌を除去する能力を反映する。
【0040】
本発明の第二の独立した態様によれば、汚れ検査装置はホルダー手段と共に使用される。
【0041】
求められれば、汚れ検査装置はホルダー手段から独立して使用されてもよい。
【0042】
本発明の更なる独立した様態によれば、ホルダー手段は汚れ検査装置と共に使用される。
【0043】
このように、本発明の長所は汚れ検査装置は取り扱いが簡単で安全という事である。加えて、その工程は成功したということを確実にするために、洗浄工程後の装置を目視で素早く検査でき、簡単である。保持手段は汚れ検査装置が、その装置の全ての地点で洗浄状態の正確な表示を示すために洗浄装置の中の異なる位置に簡単に置かれ、異なる角度に維持させることを可能にする。
【0044】
本発明の実施例はこの中で付属の図に関連して記述される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0045】
図を参照にして、ホルダー4と汚れ検査装置6を含む洗浄検査装置2を示す。
【0046】
ホルダー4は旋回軸12でお互い接続している第一及び第二部材8,10を含む。各々第一部材及び第二部材8,10はハンドル部14、16と汚れ検査装置保持部18,20を有する。
【0047】
バネ22は図1bに見られる閉位置に傾くハンドル部14,16の反対側表面24,26に取り付く。この位置の中で、ハンドル部はお互い離れており、ハンドル部18、20はお互い隣り合い平行である。
【0048】
第一及び第二部材8,10はハンドル部14、16握り、お互いに動かし、それによりバネ22を圧縮し、保持部18、20を旋回軸12の回りに動かし離すことにより図1bに見られる閉位置と図1aに見られる開位置の間で移動可能である。
【0049】
保持部18、20はサブ保持部18X、18Yと20X、20Yを含み、各保持部内のサブ保持部はお互いに直角である。サブ保持部18Xと20Xはその閉位置でお互いに平行で隣り合い、サブ部20Xと20Yはその閉位置で実質的にお互い平行で隣り合う。サブ部が異なる角度であると、ホルダーが洗浄工程の間、要求される位置に来ることを容易にし、多方向洗浄試験を可能にする。
【0050】
サブ部18X、18Y、20X、20Yは格子状に配列された複数の穴28,30を備えている。第一及び第二部材8,10が閉位置であり、お互いに平行で接触しており、又は少なくとも隣接している時、第一部材の穴28は実質的に第二部材の穴30と一列である。しかし、必要に応じて、穴28と30は一列に並ばなくても良い。
【0051】
汚れ検査装置6は上面32と下面(図示せず)を持つシート材を含む。インジケーター34は印刷工程により所定のパターンで上下両面の表面に備えられ、シート材の上で乾かされる。インジケーター34は容易な確認のためシート部材の色から目立つ色にされる。
【0052】
インジケーターは脂質、多糖類及び二つ以上の蛋白質を含み、臨床又は研究室での使用後の内科又は外科用器具の上に典型的物質を現す。
【0053】
洗浄検査装置の使用中に、ホルダー4の保持部18、20はハンドル部14,16に圧縮力を加える事により開位置に移動する。汚れ検査装置6は保持部18,20の間に挿入され、ホルダー4はハンドル部上の圧縮力を取り除き、それによりハンドル部と保持部18、20を閉位置に押圧する事により閉じる。装置6はサブ部18Xと18Y又は20X、20Yの合成長より僅かに短い。何故なら、ホルダー4が閉位置に移動すれば、装置6はサブ部18X、18Y、20X、20Yを限定する隣接する角36、38により折り込まれ、図2bに見られるように18X、18Y、20X、20Yの(この例は実質的に平面である)輪郭に従う。必要とされれば、別々の汚れ検査装置がサブ部18X、18Y、20X、20Yに隣接して配置されることが注目される。
【0054】
インジケーター34は縁が装置6の周辺に形成されるように、実質的にシート材の中央部に置かれる。この縁は穴28、30のない保持部18,20の周辺角に対応する。
【0055】
ホルダー4の保持部18,20の間に位置する汚れ検査装置6にて、シート材の両面上のインジケーター部34は穴28,30を通過して水と他の洗剤又は物質を入手しやすい。特に、異なった方向を向いていて、異なる向きに位置する四つの表面18X、18Y、20X、20Yはこの例のように洗浄のために与えられ、それにより、従来型の一方向装置より洗浄工程の効果を正確に表示する。
【0056】
必要とされれば、ホルダーは洗浄装置の中の全ての要求される位置に置かれる。異なる角度表面を持たせることはホルダーを従来の装置より容易に求められる位置に置かせ、バランスさせる。
【0057】
ホルダーは外科器具や他の内科器具の典型的、特定な熱容量を想定し、そして、極端な洗浄環境又は洗剤使用の結果としての損傷の危険性を減少させるために、ステンレス鋼から作られる。
【0058】
洗浄工程が実施されると、使用者は開位置にホルダーを動かすことによりホルダー4から汚れ検査装置を素早く簡単に取り除ける。洗浄工程が成功すれば、インジケーター34はその装置から除去される。洗浄工程が成功しなければ、インジケーターは依然としてその装置に現れる。
【0059】
本発明に従うホルダー手段の更なる事例は図7aから7dに示される。図7aと図7bの中で、実質的に円筒状のホルダー手段202が与えられ、第一の外側円筒状部材204と第二の内側円筒部材206を含む。第二部材206は図7aのように実質的に第一部材204により囲まれている第一の位置と、(図7bは部分的に第一部材204から取り出された部材206を示す)部材206が第一部材204の溝208から全体又は部分的に取り出される第二の位置の間の第一部材204の壁210により限定される溝208の中に滑り可能に置かれる。汚れ検査装置212は図7aの様に第一の位置にある時第一部材204、第二部材206の間に置かれ固定される。必要とされれば、穴214は内側部材206と外側部材204の両方にある。本実施例に従うホルダー手段は洗浄効率が360度の周囲で試験される。必要であれば第一及び第二部材は先細であっても良い。明瞭にするためにハンドル又はグリップ部は示されていないが、必要であればホルダー手段はハンドル又はグリップ部を含んでも良い。
【0060】
図7dは実質的に全方向の洗浄効率が試験される中空の周辺ホルダー手段216を示している。この例の中で、第一及び第二部材は半球状であり、少なくともそれの外面の弧に沿って蝶番がついており取外し可能に取り付けられ、汚れ検査装置は球面216の中に位置する。又は、第一部材は外側の球状の形状であり、第二部材は使用時に外側球面の内側に位置する内側の球面の形状である。典型的な第一部材は第二部材を内側に入れる球面の別の部分を持っている。例の中の汚れ検査装置は外側と内側球面の間に位置している。
【0061】
図7Cを参照すると、ホルダー手段218はその中に実質的に半円状である第一及び第二部材222,224の汚れ検査装置保持部220を持つ。汚れ検査装置は普通の状態では第一部材と第二部材の間に位置する。
【0062】
洗浄工程中での洗浄検査装置の使用例は図4の参照の中で述べられる。洗浄装置は各々がその装置の中へ洗浄液を吹き付けるためのスプレーアームを持つ四つの棚102、104、106、108から成る洗浄殺菌装置の形状である。
【0063】
第一例で使用される洗浄サイクルは以下の段階を含む
・2分間の冷水予備洗浄
・排水
・60℃での3分間の主洗浄
・排水
・暖水での1分間のすすぎ
・排水
・暖水での1分間のすすぎ
・排水
【0064】
複数の汚れ検査装置はホルダー中に位置し、洗浄装置の至所にある四つの棚の上に放たれる。ホルダー/クリップの中の汚れ検査装置は参照番号1−3、5−6にて示され、洗浄装置内の棚の上に直接置かれた汚れ検査装置は参照番号4、7−12で表される。全ての汚れ検査装置のインジケーターは汚れ検査装置2,5と6を除き、洗い落とされたことが分かる。試料12も汚れ検査装置がホッチキスで留められる区域の上に残される。この様に、これは洗浄装置のこの場所は他よりもより大きい洗浄効率を持つということを使用者に確かに表示する。洗浄装置の全区域内の外科的及び内科的器具は適切に洗浄されることを知ることは重要であることが分かる。
【0065】
第二の例で、洗浄工程は繰り返されるが、洗剤はリットルあたり5-10mlの量で40℃での主洗浄の中で加えられる。洗浄装置は一般的に水15リットルを保持し、ここで洗剤100mlがその工程内で使用される。全汚れ検査装置はホルダー内に位置し、図5のその側面の洗浄装置内に置かれ、ホルダーの網の目又は穴は洗浄装置のチャンバー壁に対面する。チャンバー壁向かい合う荷重がかかる区域は直接、吹きつけアーム又は噴出口に対面する荷重区域より洗浄するのがもっと難しいことが一般的に分かる。
【0066】
試料2,3及び4は洗浄工程後、インジケーター残留物を持ち、試料5と6は少量のインジケーター残留物を持つ。試料1はインジケーター残留物がない。これらの結果はこの特定の機械の洗浄性能の予想に一致している。
【0067】
第三例で洗浄工程は以下の段階で繰り返される。
・60℃の湯水での2分間の予備洗浄
・排水
・60℃での3分間の主洗浄
・排水
・暖水での1分間のすすぎ
・排水
・暖水での1分間のすすぎ
・排水
【0068】
洗剤は第二例のように同量で洗浄工程の中で使用される。60℃の予備洗浄の後で湯水の欠如によりその湯水の温度は30℃まで下がり、その水は主洗浄段階が開始する前に約3.5分間で60℃にゆっくり上昇する。汚れ検査装置はもう一度ホルダー内に入れられ、図6に伴う洗浄装置のチャンバー壁に対面して置かれる。
【0069】
第三洗浄工程の結果は全インジケーターはまだ存在し、汚れ検査装置上に見られるということを示す。
【0070】
したがって、本発明の装置は異なる洗浄状態の洗浄装置内で、及び洗浄装置内の異なる場所で、実施される洗浄のレベルと程度についての信頼できる試験を行うために使用されることが見られる。異なる含有物が異なる温度で洗浄することを求めるので、これは非常に重要であり、蛋白質のように、35℃より低い温度で洗浄されなければ、変質し極端に動かしづらくなる。
【0071】
図8a-8eを参照すると、本発明の実施例中の部材の半製品302が表されている。半製品302は格子フォーマット近接端306に並べられる穴304の第一配列と格子フォーマットに並べられる穴308の第二配列を含む。縁は穴の各配列の周りにある。穴308は穴304から距離を置いて位置し、穴310は端部312にある。半製品は曲げ等による従来技術により必要な形状にされる。穴は窒素レーザー切断により切断されるが他の従来技術が使用されても良い。
【0072】
図8b-8eは形成される部材を表し、端部306は穴304が穴308に対して実質的に直角になるように曲げられる。更に、概ね同一部材302’(図9a-9e同様な特徴は ’により表す)は図10のようなバネ金属又は金属クリップ318の一部等の付属品により部材302に取り付けられ、それはその部材のひとつに取り付けられて、穴310と310’を通りその部材のもうひとつに取り付く。必要とされれば、このクリップ又は一部は押圧手段としても動作する。スロット又は凹み314はその中にバネ金属又はクリップの一端を置く。組み合わされる場合、一般的に部材302は外側部材を形成し、一般的に部材302’は内側部位材を形成する。
【0073】
図9a-9eは図8a-8eに表された異なる配列に従って形成される更なる部材302’の色々な外観を示している。この配列にて、端部312’はハンドル部を形成する端部306’の曲げに加えて穴308’付きの部材302’の表面に関連して曲げられる。最終配列において、端部312’は端部306’に対する部材の内側に向く。旋回軸点又は支点314’は部材302’が部材302に対して旋回させるための橋又は突起部の形状である。
【0074】
部材302と302’は第一閉位置で組み合わされた時、実質的に重なり合う配列になり、穴304と穴308は一列に配列されお互い隣り合う。部分316’は部分316から距離を置かれ、それにより部分316’が使用時に使用者により掴まれるようにさせ、316に向かって動かされる。クリップ318組合せ部材302と302’は部材302’が部材302から旋回して離れるようにさせ、それにより汚れ検査装置がその間に入る及び/又は除去されるようにさせる。
【0075】
本発明に従うホルダーは求められればどのような形状、及び/又はサイズ、デザインでもよく、求められれば、数、方向の異なる様々な表面を持つことができ、それにより従来技術装置より浄化工程のためにより厳しく検査をする。本発明における汚れ検査装置は洗浄装置内でパターンの噴射に関する表示が求められれば、只それだけで使用される。汚れ検査装置は低超音速活動との区別をさせるために超音速洗浄器の中に吊るされる。更に、その汚れ検査装置が形成されるシート材の柔軟性は、チューブ内に置くために概ね円筒形状に巻かれること、又はチューブ内及び内腔、又は溝含有機器の洗浄の程度を反映する。チューブ内にインジケーターシート材を巻く利点はインジケーターシート材がその工程の後で結果的に巻かれないかもしれないということである。これは従来手段により普通可能ではない狭いボア又は内腔の内面の目視での検査をさせることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1a】開位置における本発明の一実施例におけるホルダー手段の概要図
【図1b】閉位置における本発明の一実施例におけるホルダー手段の概要図
【図2a】閉位置における保持手段と汚れ検査装置の側面図
【図2b】開位置における保持手段と汚れ検査装置の側面図
【図2c】図1aから図2bにおける保持装置の正面図
【図3】図2bの中の装置に使用される汚れ検査装置。
【図4】相違する3例中の洗浄装置内の洗浄検査装置の位置
【図5】相違する3例中の洗浄装置内の洗浄検査装置の位置
【図6】相違する3例中の洗浄装置内の洗浄検査装置の位置
【図7a】本発明による保持装置の別の実施例
【図7b】本発明による保持装置の別の実施例
【図7c】本発明による保持装置の別の実施例
【図7d】本発明による保持装置の別の実施例
【図8a】一つの実施例におけるホルダー手段を形成する外側部材の半製品
【図8b】組立て時の図8aの部材の側面図
【図8c】組立て時の図8aの部材の正面図
【図8d】組立て時の図8aの部材の端面図
【図8e】組立て時の図8aの部材の斜視図
【図9a】図8aの外側部材に取り付く内側部材の外観
【図9b】図8aの外側部材に取り付く内側部材の外観
【図9c】図8aの外側部材に取り付く内側部材の外観
【図9d】図8aの外側部材に取り付く内側部材の外観
【図9e】図9cの上面縁の拡大図
【図10】閉位置で組み合わせた図8と図9の上面縁の斜視図
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホルダー手段と、洗浄工程の検査を可能にするように前記ホルダー手段と一緒に位置する一つ以上の汚れ検査装置とを含み、前記ホルダー手段が第一及び/又は第二部材(8,10)を有する洗浄検査装置において、前記第一及び/又は第二部材(8,10)の少なくとも一部は、前記一つ以上の汚れ検査装置(6)をその間に置かせるような相対的動作ができることを特徴とする洗浄検査装置。
【請求項2】
前記第一及び/又は第二部材(8,10)の少なくとも一部は、前記部材(8,10)は実質的にお互い平行で隣接する第一の閉位置、部材(8,10)の少なくとも一部は距離をおかれる第二の開位置の間で動くことができることを特徴とする請求項1の装置。
【請求項3】
前記第一及び/又は第二部材(8,10)はお互い関連して旋回軸上で動作できる請求項1の装置。
【請求項4】
前記第一及び第二部材(8,10)は蝶番により組み合わされる請求項1の装置。
【請求項5】
第一及び/又は第二部材(8,10)はハンドル部 (14,16)及び汚れ検査装置保持部(18,20)を含む請求項1の装置。
【請求項6】
前記部材の前記汚れ装置保持部(18,20)は開位置と閉位置の間で動作可能である請求項5による装置。
【請求項7】
前記第一及び/又は第二部材の一つ又は両方の前記汚れ検査装置保持部(18,20)は使用中に前記一つ以上の汚れ検査装置(6)に対する二つ以上の表面を含む請求項5による装置。
【請求項8】
前記二つ以上の表面は第一及び第二部材の反対側の表面(24,26)を含む請求項7による装置。
【請求項9】
前記二つ以上の表面はお互いに相対的に異なる角度と方向性を持つ表面を含む請求項7による装置。
【請求項10】
各々の前記第一及び第二部材の前記汚れ検査保持部は実質上、そこに対して直角である第一表面及び第二表面を持つ請求項7による装置。
【請求項11】
少なくとも前記第一及び/又は第二の前記汚れ検査保持部(8,10)はその中に一つ以上の穴(28,30)を持つ請求項5による装置。
【請求項12】
前記第一及び第二部材の前記穴は実質上、一列に並ぶ請求項11による装置。
【請求項13】
前記穴(28,30)は格子状の配列である請求項11による装置。
【請求項14】
前記穴(28,30)は網の形状である請求項11による装置。
【請求項15】
前記第一及び第二部材(8,10)は押圧装置で閉位置に弾性的に押圧される請求項2による装置。
【請求項16】
前記第一及び/又は第二部材(8,10)の前記ハンドル部(14,16)は押圧手段により、前記閉位置に弾性的に押圧される請求項5及び15による装置。
【請求項17】
前記押圧手段は第一及び第二部材(8,10)を一緒にくっつけるための手段でもある請求項15による装置。
【請求項18】
前記押圧手段はバネ(22)又はバネ材を含む請求項15、16又は17による装置。
【請求項19】
前記汚れ検査装置保持部(18,20,220)は実質的に丸い、実質的に円筒状又は実質的に半円形状のいずれか又はいずれかの組合せである請求項5による装置。
【請求項20】
前記汚れ検査装置保持部(18,20,220)は先細形状である請求項5による装置。
【請求項21】
前記第一及び第二部材(204,206)は実質的に円筒状で、前記第一部材(204)は前記第二内側部材(206)より僅かに大きい寸法で外側に位置し、前記汚れ検査装置(212)はその間に位置する請求項5による装置。
【請求項22】
前記第一及び/又は第二部材は実質的に円形状、実質的に円筒状又は実質的に半円形状のいずれか又はいずれかの組合せである請求項1による装置。
【請求項23】
前記一つ以上の前記汚れ検査装置(6)はその上にある検査汚れ物質(34)付きのシート材の形状である請求項1による装置。
【請求項24】
前記汚れ検査装置(6,212,226)の上にある前記検査汚れ物質(34)はその表面にプリントされる請求項1による装置。
【請求項25】
前記検査汚れ物質(34)は蛋白質、脂質及び/又は多糖類のいずれか又はいずれかの化合物を含む請求項23による装置。
【請求項26】
前記検査汚れ物質(34)は、その上の汚染菌の存在によって明確な視覚的表示を可能にする染料又は他の手段で色彩で表される請求項23による装置。
【請求項27】
前記汚れ検査装置は実質的に可撓性である請求項1による装置。
【請求項28】
前記汚れ検査装置はプラスチック材から成る請求項1による装置。
【請求項29】
前記汚れ検査装置は実質的に透明である請求項1による装置。
【請求項30】
前記汚れ検査装置は半透明である請求項1による装置。
【請求項31】
前記汚れ検査装置(6)の一部は使用中、所定の位置で前記第一及び/又は第二部材(8,10)の中間から突起している請求項1による装置。
【請求項32】
洗浄検査装置と共に使用される請求項1記載の汚れ検査装置。
【請求項33】
洗浄検査装置と共に使用される請求項1記載のホルダー手段。
【請求項34】
検査汚れ物質を伴ったシート材の形状の汚れ検査装置である洗浄工程の効果を試験するための保持手段と共に使用される汚れ検査装置。
【請求項35】
洗浄工程の効果を試験するための汚れ検査装置と共に使用されるホルダー手段において、前記ホルダー手段(8,10)の少なくとも第一及び/又は第二部材(8,10)の一部は一つ以上の汚れ検査装置(6)をその間に置かせるような関連動作ができることを特徴とするホルダー手段。
【請求項1】
ホルダー手段と、洗浄工程の検査を可能にするように前記ホルダー手段と一緒に位置する一つ以上の汚れ検査装置とを含み、前記ホルダー手段が第一及び/又は第二部材(8,10)を有する洗浄検査装置において、前記第一及び/又は第二部材(8,10)の少なくとも一部は、前記一つ以上の汚れ検査装置(6)をその間に置かせるような相対的動作ができることを特徴とする洗浄検査装置。
【請求項2】
前記第一及び/又は第二部材(8,10)の少なくとも一部は、前記部材(8,10)は実質的にお互い平行で隣接する第一の閉位置、部材(8,10)の少なくとも一部は距離をおかれる第二の開位置の間で動くことができることを特徴とする請求項1の装置。
【請求項3】
前記第一及び/又は第二部材(8,10)はお互い関連して旋回軸上で動作できる請求項1の装置。
【請求項4】
前記第一及び第二部材(8,10)は蝶番により組み合わされる請求項1の装置。
【請求項5】
第一及び/又は第二部材(8,10)はハンドル部 (14,16)及び汚れ検査装置保持部(18,20)を含む請求項1の装置。
【請求項6】
前記部材の前記汚れ装置保持部(18,20)は開位置と閉位置の間で動作可能である請求項5による装置。
【請求項7】
前記第一及び/又は第二部材の一つ又は両方の前記汚れ検査装置保持部(18,20)は使用中に前記一つ以上の汚れ検査装置(6)に対する二つ以上の表面を含む請求項5による装置。
【請求項8】
前記二つ以上の表面は第一及び第二部材の反対側の表面(24,26)を含む請求項7による装置。
【請求項9】
前記二つ以上の表面はお互いに相対的に異なる角度と方向性を持つ表面を含む請求項7による装置。
【請求項10】
各々の前記第一及び第二部材の前記汚れ検査保持部は実質上、そこに対して直角である第一表面及び第二表面を持つ請求項7による装置。
【請求項11】
少なくとも前記第一及び/又は第二の前記汚れ検査保持部(8,10)はその中に一つ以上の穴(28,30)を持つ請求項5による装置。
【請求項12】
前記第一及び第二部材の前記穴は実質上、一列に並ぶ請求項11による装置。
【請求項13】
前記穴(28,30)は格子状の配列である請求項11による装置。
【請求項14】
前記穴(28,30)は網の形状である請求項11による装置。
【請求項15】
前記第一及び第二部材(8,10)は押圧装置で閉位置に弾性的に押圧される請求項2による装置。
【請求項16】
前記第一及び/又は第二部材(8,10)の前記ハンドル部(14,16)は押圧手段により、前記閉位置に弾性的に押圧される請求項5及び15による装置。
【請求項17】
前記押圧手段は第一及び第二部材(8,10)を一緒にくっつけるための手段でもある請求項15による装置。
【請求項18】
前記押圧手段はバネ(22)又はバネ材を含む請求項15、16又は17による装置。
【請求項19】
前記汚れ検査装置保持部(18,20,220)は実質的に丸い、実質的に円筒状又は実質的に半円形状のいずれか又はいずれかの組合せである請求項5による装置。
【請求項20】
前記汚れ検査装置保持部(18,20,220)は先細形状である請求項5による装置。
【請求項21】
前記第一及び第二部材(204,206)は実質的に円筒状で、前記第一部材(204)は前記第二内側部材(206)より僅かに大きい寸法で外側に位置し、前記汚れ検査装置(212)はその間に位置する請求項5による装置。
【請求項22】
前記第一及び/又は第二部材は実質的に円形状、実質的に円筒状又は実質的に半円形状のいずれか又はいずれかの組合せである請求項1による装置。
【請求項23】
前記一つ以上の前記汚れ検査装置(6)はその上にある検査汚れ物質(34)付きのシート材の形状である請求項1による装置。
【請求項24】
前記汚れ検査装置(6,212,226)の上にある前記検査汚れ物質(34)はその表面にプリントされる請求項1による装置。
【請求項25】
前記検査汚れ物質(34)は蛋白質、脂質及び/又は多糖類のいずれか又はいずれかの化合物を含む請求項23による装置。
【請求項26】
前記検査汚れ物質(34)は、その上の汚染菌の存在によって明確な視覚的表示を可能にする染料又は他の手段で色彩で表される請求項23による装置。
【請求項27】
前記汚れ検査装置は実質的に可撓性である請求項1による装置。
【請求項28】
前記汚れ検査装置はプラスチック材から成る請求項1による装置。
【請求項29】
前記汚れ検査装置は実質的に透明である請求項1による装置。
【請求項30】
前記汚れ検査装置は半透明である請求項1による装置。
【請求項31】
前記汚れ検査装置(6)の一部は使用中、所定の位置で前記第一及び/又は第二部材(8,10)の中間から突起している請求項1による装置。
【請求項32】
洗浄検査装置と共に使用される請求項1記載の汚れ検査装置。
【請求項33】
洗浄検査装置と共に使用される請求項1記載のホルダー手段。
【請求項34】
検査汚れ物質を伴ったシート材の形状の汚れ検査装置である洗浄工程の効果を試験するための保持手段と共に使用される汚れ検査装置。
【請求項35】
洗浄工程の効果を試験するための汚れ検査装置と共に使用されるホルダー手段において、前記ホルダー手段(8,10)の少なくとも第一及び/又は第二部材(8,10)の一部は一つ以上の汚れ検査装置(6)をその間に置かせるような関連動作ができることを特徴とするホルダー手段。
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図10】
【図4】
【図5】
【図6】
【図10】
【公表番号】特表2006−525059(P2006−525059A)
【公表日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−506207(P2006−506207)
【出願日】平成16年4月30日(2004.4.30)
【国際出願番号】PCT/GB2004/001875
【国際公開番号】WO2004/098429
【国際公開日】平成16年11月18日(2004.11.18)
【出願人】(505409063)アルバート ブラウン リミテッド (3)
【公表日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年4月30日(2004.4.30)
【国際出願番号】PCT/GB2004/001875
【国際公開番号】WO2004/098429
【国際公開日】平成16年11月18日(2004.11.18)
【出願人】(505409063)アルバート ブラウン リミテッド (3)
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