説明

洗濯機のキッチン(又は洗面)キャビネットへ収納構造

【課題】 既存のキッチンまたは洗面所のキャビネットに収容するため、洗濯機の小型化と、洗濯機収納可能なキャビネット構造を提供する。
【解決手段】 既存キャビネットの中に給水および排水配管を配置すると共に、巾450MM、高さ710MM、奥行き450MM以下の小型洗濯機を載置し、前後に引き出しまた収納するため複数のキャスタ又はロールを平均的に配置した洗濯機パンをキャビネット内に設置する。このため、障害となる既存キャビネットの巾木や戸当たりを除去し、さらに既存キャビネットの傷や汚れを補修する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は住宅又はホテルの室内に洗濯機置場を設けずに、既存のキッチン(又は洗面)キャビネットの中へ収納してしまうキャビネット構造に関する
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
従来のワンルームの賃貸住宅は専有面積が少ないため洗濯機は外廊下やベランダなど室外に設置することが多かった。そのため風雨の日は洗濯出来ず、夜間音をたてて洗濯して近隣から大変嫌われて来た。その上外観上にも問題があった。
又ホテルの宿泊客にとっては、汗に汚れた下着や靴下など洗濯機さえあれば簡単に洗濯出来歓迎されるに違いない
しかし洗濯機を室内に新たに設置するにはかなりのスペースが必要とするため着手出来ず、問題を残したまま放置されてきた
【課題を解決するための手段】
【0003】
キャビネットの中に収納し得る様洗濯機を小型化して、キャビネットの中に収納し洗濯物の投入時及び洗濯完了後の洗濯物の取り出し時のみ、洗濯機をキャビネットから手前に引き出して使用する。その際洗濯機を簡単にいどうえしめる為の防水パン及び給排水構造
【発明の効果】
【0004】
洗濯機は洗濯物の投入時及び取り出し以外は、休止中は勿論運転時もキャビネット内に収納されて、居住スペースが拡大するほか室内意匠面からもすっきりして著しく居住性を高めることに貢献する
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
既存キャビネットの洗濯機を収納しようとするスペースが内法で巾が450m/m以上高さが710m/m以上且つ奥行きが450m/m以上であればいずれの場合も実施出来る
【0006】
既存キャビネットが[0005]に規定する寸法にいずれか一辺でも小さければ収納することが出来ず、新たに[0005]の規定を満足させるキャビネットを準備しなければならない
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】キャビネット内工作図
【図2】防水パン工作図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キッチン(又は洗面)キャビネットの中に小型洗濯機を収納して、従来の如く排水パンを含む洗濯機置場の設置による室内美観上の欠点を防ぐと共に居住スペースの削減を防止する洗濯機設置構造
【請求項2】
キャビネット内の仕切板に給水管及び排水管の通る穴をそれぞれあけ既存の給水管に洗濯機の給水管を接続すると共に、洗濯機の排水管を臭気防止のためのトラップを設けて既存排水管に接続する給排水接続工法
【請求項3】
キャビネット下部の巾木の一部を切断除去して、キャビネットに収納した洗濯機に洗濯物を投入したり取り出す等に、洗濯機をキャビネットから手前に引き出して自由に操作出来る様に、洗濯機を乗せる防水パンの底部に数個のキャスター又はロールを平均的に配置して、キャビネットから洗濯機を引き出す際に容易に円滑に移動可能ならしめるキャビネット改造工法
【請求項4】
キャビネットの表面を汚れや傷を補修した後あたかもキャビネットを新品に更新した如き外観に、美麗に仕上る化粧工法

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−160050(P2007−160050A)
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−381017(P2005−381017)
【出願日】平成17年12月16日(2005.12.16)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 平成17年12月2日、3日 株式会社全国賃貸住宅新聞社主催の「賃貸住宅フェア2005in東京」に出品
【出願人】(501114291)株式会社ビラハウジング (7)
【Fターム(参考)】