説明

洗濯機

【課題】被洗濯物の偏荷重の有無を脱水の初期に判断し、被洗濯物の偏荷重補正に必要な時間を短縮して、脱水に要する時間を短くする。
【解決手段】洗濯機外枠30に弾性支持された外槽33と、回転軸34aを前上がりに傾斜させて外槽33内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽34と、洗濯兼脱水槽34を回転させる駆動手段35と、外槽33の振動を検出する振動検出手段41と、振動検出手段41によって検出された外槽33の振動レベルに応じて駆動手段35を制御する回転制御部39aとを備え、振動検出手段41は振動の検出方向42を洗濯兼脱水槽34の回転軸34aと略平行に構成したものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯機本体内に弾性的に支持した外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽内で洗濯物の洗濯、すすぎ、脱水を行う洗濯機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の洗濯機は、衣類の偏心荷重による脱水時の外槽の振動を抑えるために外槽の振動量を弾性支持部で検出して衣類の偏心荷重を補正していた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図10は、特許文献1に記載された従来の洗濯機の全体構成を示すものである。図10に示すように、脱水時の水を受けるための外槽1の底部に動力伝達機構2が固着されており、この動力伝達機構2は外槽1の底部に固着されたモータ3とベルトで連結されている。動力伝達機構2の内側の撹拌翼軸4には撹拌翼5が固定され、外側の軸6には外槽1内に位置して脱水槽7が固定されている。脱水槽7の上部には流体バランサー8が具備されている。外槽1は外枠9の上端よりサスペンション10を介して弾性的に吊り下げ支持されている。
【0004】
11は外槽1の振動の揺れを検知する検出装置で可動部と固定部とで構成する。12は検出装置の信号処理及びモータ3等を制御する制御回路である。13は可動部として磁性材料であるフェライトを用いている。フェライトは円筒状を成し、受け皿14と押さえ板15の間に挟まれている。固定部は、コイルを巻くコア材料として、E形の形状の磁性材料16とこれに巻かれたコイル17から構成される。
【0005】
この構成により、外槽1の横揺れはサスペンション10を介してフェライト13の左右の動きとして捉える。そして、この左右の動き量は、フェライト13とコア16の距離に対応して変化するコイル17のインダクタンス量の変化として検出している。この検出装置11のコイル17のインダクタンス量の変化により発振周波数の変化として検出し、その変動度により外槽1の揺れ具合を判断して運転制御を行うものであった。
【特許文献1】特開平8−98988号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記従来の構成では、外槽1の横揺れをサスペンション10を介したフェライト13の左右の動きとして捉え、この左右の動き量をフェライト13と相対するコイル17のインダクタンス量の変化として検出しているため、外槽1の揺れが大きくてもフェライト13の変位は少なく、変位検出の感度が小さいという問題があった。
【0007】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、外槽の変位量を直接検出することによって検出感度を上げ、被洗濯物の偏荷重の有無を脱水の初期に判断し、被洗濯物の偏荷重補正に必要な時間を短縮して、脱水に要する時間を短くすることができる洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯機外枠に弾性支持された外槽と、回転軸を前上がりに傾斜させて外槽内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽を回転させる駆動手段と、外槽の振動を検出する振動検出手段と、振動検出手段によって検出された外槽の振動レベルに応じて駆動手段を制御する回転制御部とを備え、振動検出手段は振動の検出方向を洗濯兼脱水槽の回転軸と略平行に構成したものである。
【0009】
これによって、被洗濯物の偏荷重による脱水初期の外槽の横揺れを早期に検出して補正工程に移行できるので補正までの時間を短縮することができ、脱水に要する時間を短くすることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の洗濯機は、補正工程に移行する時間を短縮することができ、脱水に要する時間を短くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
第1の発明は、洗濯機外枠に弾性支持された外槽と、回転軸を前上がりに傾斜させて前記外槽内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽と、 前記洗濯兼脱水槽を回転させる駆動手段と、前記外槽の振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段によって検出された前記外槽の振動レベルに応じて前記駆動手段を制御する回転制御部とを備え、前記振動検出手段は振動の検出方向を前記洗濯兼脱水槽の回転軸と略平行に設定したことにより、外槽の横揺れを直接検出するので検出感度が高く、それにより被洗濯物の偏荷重の有無を脱水の初期に判断できるので、補正工程に移行する時間を短縮することができ、脱水に要する時間を短くすることができる。
【0012】
第2の発明は、特に、第1の発明の振動検出手段は、外槽後部と前記外槽後部に対向する洗濯機外枠との間に配設されることにより、脱水初期のより早い段階で被洗濯物の偏荷重の有無を判断することができ、脱水に要する時間を更に短くすることができる。
【0013】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の振動検出手段は、その一端を外槽後部の下端近傍に取り付けたことにより、外槽のより早く振動が大きくなる位置で振動を検出することになり、脱水初期のより早い段階で被洗濯物の偏荷重の有無を判断することができ、脱水に要する時間を更に短くすることができる。
【0014】
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の振動検出手段は、その一端を外槽に他端を洗濯機外枠に枢着し、前記外槽の上下方向の変位に対応して可動自在としたことにより、被洗濯物や洗濯水の量で外槽の静止位置が上下方向に移動しても振動検出姿勢を維持することができる。
【0015】
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明の振動検出手段は、被洗濯物と所定量の洗濯水を入れた状態で回転軸と略平行となるように設定したことにより、被洗濯物や所定量の洗濯水で外槽の静止位置が下方向に移動した実使用状態で最適な振動検出姿勢を得ることができる。
【0016】
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の振動検出手段は、外槽が最下位置に変位したときの傾斜角度を回転軸の略平行の範囲内としたことにより、被洗濯物や洗濯水の量で外槽の静止位置が最下位置に移動しても良好な振動検出姿勢を維持することができる。
【0017】
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1つの発明の振動検出手段は、コイルと前記コイルのインダクタンスを変化させる磁性体を有し、前記コイルまたは前記磁性体のいずれか一方を外槽に取り付けたことにより、外槽の変位量を検出することになり、加速度の小さい脱水初期においても確実に外槽の振動を検出することができる。
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0019】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の断面図、図2は、同洗濯機の外槽の脱水振動レベルを示すグラフである。図1において、洗濯機外枠30は、1本の引張りばね31と、2本のダンパ32と圧縮ばね32aにより外槽33を弾性支持している。洗濯兼脱水槽34は、外槽33内に回転自在に配設しており、回転軸34aが前上がりに傾斜している。傾斜角度は操作性を考慮して20〜30°に設定されており、引張りばね31により傾斜角度が維持されている。モータ(駆動手段)35は、ブラシレス直流モータから成っており、インバータ制御され、回転速度が自在に変化されるようになっている。そして直接洗濯兼脱水槽34を駆動する。
【0020】
給水手段36は洗濯兼脱水槽34内に給水するものである。水位検知手段37は、外糟33内の洗濯水位を検知する。排水手段38は、外槽33内の洗濯水を排水するものである。制御装置39は、洗濯機外枠30の前面下部に設けられており、回転制御部39aを内包している。制御装置39は、洗濯機外枠30の前面上部に設けられた操作表示手段40により入力された設定内容に基づいて洗い、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するもので、パワースイッチング手段(図示せず)を介してモータ35、給水手段36、排水手段38などを逐次制御する。
【0021】
振動検出手段41は、外槽後部33aと洗濯機外枠背面30aの間に固定されている。振動検出手段41は、マーカ41aとセンサ41bから構成されている。マーカ41aとセンサ41bは両者の相対変位を測定できるものならばどのようなものでもよく、例えばレーザ変位計等が使用可能である。マーカ41aは外槽後部33aに取り付けられ、センサ41bは洗濯機外枠背面30aに取り付けられており、両者の取り付け位置関係は、回転軸34aと略平行になるようにしている。この時の略平行の範囲は、振動の検出方向42を基準に−15°〜+15°である。
【0022】
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。まず、洗濯兼脱水槽34内に被洗濯物と洗剤を投入後、操作表示手段40を操作して運転を開始する。これによって、給水手段36が動作し、洗濯兼脱水槽34内に洗濯水が供給されると共に洗濯兼脱水槽34も回転を開始する。規定量の洗濯水が供給されると給水手段36は給水を停止する。洗濯兼脱水槽34の回転によって、洗剤は洗濯水に溶かされ、洗濯液となって衣類に浸透する。洗濯兼脱水槽34は、30r/min程度の低速で回転して、被洗濯物を持ち上げては落とすというたたき洗いを規定時間行う。
【0023】
洗濯終了後、排水手段38が作動し、汚れを溶かし込んだ洗濯液は、外槽33の外に排水される。排水終了後、洗濯兼脱水槽34の回転は徐々に速くなる。被洗濯物の偏荷重が大きい時、洗濯兼脱水槽34の回転が180r/minになると水平方向の共振点に近づくので、外槽33は水平方向に大きく振動する。洗濯兼脱水槽34の回転軸34aは前上がりに傾斜しているので、被洗濯物の偏荷重による遠心力は外槽33の前後方向にも作用するので、外槽33は前後に大きく振動するようになる。
【0024】
その振動によりマーカ41aとセンサ41bの相対変位の変化量も大きくなる。相対変位の変化量はセンサ41bで電気信号に変換され、回転制御部39aに伝達され、モータ35の回転数が下げられて被洗濯物の偏荷重の補正工程へ移行し補正終了後、再度モータ35の回転数を規定値まで上げて脱水工程を終了する。この時、被洗濯物の偏荷重は補正されているので、脱水の起動から定常まで振動がなくスムーズに脱水工程を進行させることができる。
【0025】
図2に示すように、外槽33の振動の共振点は、180r/minで水平方向、300r/minで垂直方向になっている。外槽33の水平方向の共振点は外槽33、洗濯兼脱水槽34とモータ35の合計質量と引張りばね31で形成される振動系の固有振動数で表される。また、外槽33の振動の垂直方向の共振点は、外槽33、洗濯兼脱水槽34とモータ35の合計質量と引張りばね31と圧縮ばね32aで形成される振動系の固有振動数で表される。外槽33の姿勢を維持するための引張りばね31と外槽33、洗濯兼脱水槽34とモータ35の重量物を支える圧縮ばね32aの強さを比較すると圧縮ばね32aの方が約2.8倍強くなる。これを固有振動数で言うと、約1.7倍高くなることになり、水平方向の180r/minに対して垂直方向が300r/minになる。したがって、振動検出手段41を洗濯兼脱水槽34の回転軸34aに対して略平行に設けることで外槽33の水平方向の振動を効率よく検出し、脱水工程の初期で被洗濯物の偏過重の有無を精度よく判断できることになる。
【0026】
以上のように本実施の形態においては、振動検出手段41の振動の検出方向を洗濯兼脱水槽の回転軸34aと略平行に設定したことにより、外槽33の横揺れを精度よく検出し、それにより被洗濯物の偏荷重の有無を脱水工程の初期に判断して、補正工程に移行する時間を短縮することができ、脱水に要する時間を短くすることができる。
【0027】
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における洗濯機の断面図を示すものである。図3において、振動検出手段41は、外槽後部33aと外槽後部33aに対向する洗濯機外枠30bとの間に配設されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
【0028】
これにより、脱水初期のより早い段階で被洗濯物の偏荷重の有無を判断することができ、脱水に要する時間を更に短くすることができる。
【0029】
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態における洗濯機の断面図を示すものである。図4において、振動検出手段41は、その一端41cを外槽後部33aの下端近傍33bに取り付けている。その他の構成は実施の形態1または2と同様である。外槽33の振動は、水平方向の振動と吊部の重心43を中心にする回転振動の合成になる。ここで吊部とは外槽33、洗濯兼脱水槽34、モータ35のユニットを指す。前記の回転振動がより大きく現れる外槽後部33aの下端近傍33bで振動を検出することになり、脱水初期のより早い段階で被洗濯物の偏荷重の有無を判断することができ、脱水に要する時間を更に短くすることができる。
【0030】
(実施の形態4)
図5は、本発明の第4の実施の形態における洗濯機の要部の軽量時の側面図、図6は、同洗濯機の要部の重量時の側面図を示すものである。図5、図6において、振動検出手段41は、その両端を外槽33と洗濯機外枠30に枢着し、外槽33の上下方向の変位に対応して可動自在としている。接続部44は外槽33と洗濯機外枠30に設けられており、半球状の凹部44aを有している。振動検出手段41のマーカ41aとセンサ41bには一端に取り付け部45が設けられている。取り付け部45は球状に形成されており、凹部44aにはめ込まれ、回転可能に保持されている。この構造により、振動検出手段41は外槽33の上下方向の変位に対応して可動自在となる。その他の構成は実施の形態1〜3と同様である。
【0031】
この構成により、被洗濯物や洗濯水の量で外槽33の静止位置が上下方向に移動しても振動検出姿勢を維持することができる。
【0032】
(実施の形態5)
図7は、本発明の第5の実施の形態における洗濯機の要部の側面図を示すものである。図7において、振動検出手段41は、被洗濯物と所定量の洗濯水を入れた状態で回転軸34aと略平行となるように設定されている。その他の構成は実施の形態1〜4と同様である。
【0033】
この構成により、被洗濯物や所定量の洗濯水で外槽33の静止位置が下方向に移動した実使用状態で最適な振動検出姿勢を得ることができる。
【0034】
(実施の形態6)
図8は、本発明の第6の実施の形態における洗濯機の要部の側面図を示すものである。図8において、振動検出手段41は、外槽33が最下位置に変位したときの傾斜角度41dを回転軸34aの略平行の範囲内に設定している。その他の構成は実施の形態1〜5と同様である。
【0035】
この構成により、被洗濯物や洗濯水の量で外槽33の静止位置が最下位置に移動しても良好な振動検出姿勢を維持することができる。
【0036】
(実施の形態7)
図9は、本発明の第7の実施の形態における洗濯機の要部の側面図を示すものである。図9において、振動検出手段41は、コイル46とコイル46のインダクタンスを変化させる磁性体47を有している。コイル46を洗濯機外枠背面30aに取り付け、磁性体47を外槽後部33aに取り付けている。その他の構成は実施の形態1〜6と同様である。
【0037】
この構成により、外槽33の変位量をコイル46のインダクタンスの変化量として検出することになり、加速度の小さい脱水初期においても確実に外槽33の振動を検出することができる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
以上のように、本発明に関わる洗濯機は、低速回転から高速回転まで広い範囲の回転数に対応して振動量を簡単に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施の形態1における洗濯機の断面図
【図2】同洗濯機の外槽の脱水振動レベルを示すグラフ
【図3】本発明の実施の形態2における洗濯機の断面図
【図4】本発明の実施の形態3における洗濯機の断面図
【図5】本発明の実施の形態4における洗濯機の要部の軽量時の側面図
【図6】同洗濯機の要部の重量時の側面図
【図7】本発明の実施の形態5における洗濯機の要部の側面図
【図8】本発明の実施の形態6における洗濯機の要部の側面図
【図9】本発明の実施の形態7における洗濯機の要部の側面図
【図10】従来の洗濯機の断面図
【符号の説明】
【0040】
30 洗濯機外枠
30b 対向する洗濯機外枠
33 外槽
33a 外槽後部
33b 下端近傍
34 洗濯兼脱水槽
34a 回転軸
35 駆動手段
39a 回転制御部
41 振動検出手段
41c 振動検出手段の一端
41d 傾斜角度
42 振動の検出方向
46 コイル
47 磁性体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗濯機外枠に弾性支持された外槽と、回転軸を前上がりに傾斜させて前記外槽内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転させる駆動手段と、前記外槽の振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段によって検出された前記外槽の振動レベルに応じて前記駆動手段を制御する回転制御部とを備え、前記振動検出手段は振動の検出方向を前記洗濯兼脱水槽の回転軸と略平行に設定した洗濯機。
【請求項2】
振動検出手段は、外槽後部と前記外槽後部に対向する洗濯機外枠との間に配設された請求項1記載の洗濯機。
【請求項3】
振動検出手段は、その一端を外槽後部の下端近傍に取り付けた請求項1または2記載の洗濯機。
【請求項4】
振動検出手段は、その一端を外槽に他端を洗濯機外枠に枢着し、前記外槽の上下方向の変位に対応して可動自在とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
【請求項5】
振動検出手段は、被洗濯物と所定量の洗濯水を入れた状態で回転軸と略平行となるように設定した請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。
【請求項6】
振動検出手段は、外槽が最下位置に変位したときの傾斜角度を回転軸の略平行の範囲内とした請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
【請求項7】
振動検出手段は、コイルと前記コイルのインダクタンスを変化させる磁性体を有し、前記コイルまたは前記磁性体のいずれか一方を外槽に取り付けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−212118(P2006−212118A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−26054(P2005−26054)
【出願日】平成17年2月2日(2005.2.2)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】