説明

洗濯機

【課題】除菌・消臭機能を有する洗濯機において、大型の送風手段を用いることなく、洗濯槽の回転により生じる気流や負圧を利用することにより、洗濯槽内に供給される改質空気の供給量を増大させることにより、改質空気を万遍なく洗濯槽内に行き渡らせる。
【解決手段】一端に開口部1aを有する洗濯槽1と、前記洗濯槽1を収納し、前記洗濯槽1に対して洗濯物を出し入れするための筐体開口部2aを有する筐体2と、前記筐体2に設けられ、前記筐体開口部2aを開閉する蓋体3と、前記洗濯槽1の外部に設けられ、前記洗濯槽1の内部に改質空気を供給するための吹き出し口42bを有する改質空気供給装置4とを備え、前記吹き出し口42bが、前記洗濯槽1の開口部1aを形成する側壁11よりも前記洗濯槽1の回転中心側に位置するとともに、前記改質空気が、前記吹き出し口42bから前記洗濯槽1の回転方向に沿った方向に供給される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、除菌・消臭機能を有する洗濯機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、衣類等の洗濯物を洗濯する基本機能に加えて、除菌・消臭作用を有するイオンやオゾン等の活性種を洗濯物を収容した洗濯槽内に供給して、洗濯物又は洗濯槽の除菌・消臭を行う除菌・消臭機能を付加した洗濯機が提案されている。
【0003】
この洗濯機としては、例えば特許文献1に示すように、OHラジカルを空気中に発生させるOHラジカル発生手段と、当該OHラジカル発生手段により発生したOHラジカルを回転可能に設けられた洗濯槽(特許文献1では「脱水槽」に対応)内に送風する送風ファン及び送風ダクトからなる送風手段とを有するものがある。この洗濯機は、一連の洗濯工程の所定の段階でOHラジカル発生手段及び送風手段を駆動してOHラジカルを洗濯槽内に供給することにより、洗濯物や洗濯槽及び当該洗濯槽を収容する水受槽(特許文献1では「洗濯槽」に対応)の除菌・脱臭を行うものである。
【0004】
しかしながら、上記洗濯機は、OHラジカル発生手段により発生したOHラジカルを送風ファンにより強制的に洗濯槽内に供給するものであり、洗濯槽内にOHラジカルを万遍なく行き渡らせるためには、大風量型の送風ファンを用いる必要があり、これにより大型の送風ダクトを用いる必要がある。そうすると、洗濯機の消費電力及びコストが増大するだけでなく、送風手段を設置するための設置スペースを確保するために洗濯機も大型化してしまうという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−192901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決すべくなされたものであり、除菌・消臭機能を有する洗濯機において、大型の送風手段を用いることなく、洗濯槽の回転により生じる気流や負圧を利用することにより、洗濯槽内に供給される改質空気の供給量を増大させることにより、改質空気を万遍なく洗濯槽内に行き渡らせることを主たる所期課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち本発明に係る洗濯機は、一端に開口部を有する有底円筒状をなす洗濯槽と、前記洗濯槽を収納し、前記洗濯槽に対して洗濯物を出し入れするための筐体開口部を有する筐体と、前記筐体に設けられ、前記筐体開口部を開閉する蓋体と、前記洗濯槽の外部に設けられ、前記洗濯槽の内部に改質空気を供給するための吹き出し口を有する改質空気供給装置とを備え、前記吹き出し口が、前記洗濯槽の開口部を形成する側壁よりも前記洗濯槽の回転中心側に位置するとともに、前記改質空気が、前記吹き出し口から前記洗濯槽の回転方向に沿った方向に供給されることを特徴とする。
【0008】
このようなものであれば、改質空気供給装置における改質空気供給用の吹き出し口が、洗濯槽の開口部を形成する側壁よりも回転中心側に位置するとともに、改質空気が吹き出し口から洗濯槽の回転方向に沿った方向に供給されるので、洗濯槽の回転により生じるその回転方向に向かって流れる気流に改質空気を乗せやすくすることができる。このように気流に改質空気を乗せることにより、その改質空気を洗濯槽内に万遍なく行き渡たらせることができる。ここで、改質空気が吹き出し口から洗濯槽の回転方向に沿った方向に供給されるので、吹き出し口の前方が負圧となり、吹き出し口から改質空気が前方に引き出されるので、送風ファンを大型化することなく、改質空気の供給量を増大することができる。また、吹き出し口が洗濯槽の開口部を形成する側壁よりも回転中心側に位置しているので、洗濯槽の側壁近傍に生じる上昇気流によって吹き出し口から出る改質空気の洗濯槽内への供給量の損失を可及的に低減することができる。したがって、大型の送風ファンや送風ダクトを用いずに送風ファンや送風ダクトを小型化しながらも改質空気を洗濯槽内に満遍なく行き渡らせることができ、省スペース、省電力及び低コストで洗濯物又は洗濯槽の除菌・脱臭を行うことができる。
【0009】
改質空気を吹き出し口から洗濯槽の回転方向に沿った方向に供給するための具体的な実施の態様としては、前記吹き出し口の開口方向が、前記洗濯槽の回転方向に沿った方向を向いていることが望ましい。これならば、改質空気供給装置の構成を簡単にすることができる。例えば改質空気供給装置の洗濯機への取付方向を調節することにより行うことが考えられる。
【0010】
その他、前記吹き出し口から出る改質空気の吹き出し方向を、前記洗濯槽の回転軸に沿って調節する第1のルーバーを有しており、前記吹き出し口から出る改質空気が、前記第1のルーバーにより前記洗濯槽の底面側に向かって供給されることが望ましい。これならば、第1のルーバーの羽根板の角度を調節することで、改質空気の洗濯槽の底面側を向く供給方向を調節することができる。
【0011】
洗濯槽の側壁近傍には上昇気流が生じるが、洗濯槽の中心部には下降気流が生じている。この下降気流に改質空気を乗せやすくするためには、前記吹き出し口の開口方向が、前記洗濯槽の底面側を向いていることが望ましい。
【0012】
その他、改質空気を吹き出し口から洗濯槽の回転方向に沿った方向に供給するための具体的な実施の態様としては、前記吹き出し口から出る改質空気の吹き出し方向を、前記洗濯槽の回転軸に直交する平面内において調節する第2のルーバーを有しており、前記吹き出し口から出る改質空気が、前記第2のルーバーにより前記洗濯槽の回転方向に沿った方向とされていることが望ましい。これならば、第2のルーバーの羽根板の角度を調節することで、改質空気の供給方向を調節することができる。
【発明の効果】
【0013】
このように構成した本発明によれば、大型の送風ファンや送風ダクトを用いずに送風ファンや送風ダクトを小型化しながらも改質空気を洗濯槽内に満遍なく行き渡らせることができ、省スペース、省電力及び低コストで洗濯物又は洗濯槽の除菌・脱臭を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本実施形態に係る洗濯機の構成を示す概略端面図。
【図2】同実施形態に係る洗濯機の構成を示す概略平面図。
【図3】同実施形態に係る洗濯機における改質空気供給装置の構成を示す概略断面図。
【図4】変形実施形態に係る洗濯機における改質空気供給装置の構成を示す概略断面図。
【図5】変形実施形態に係る洗濯機における改質空気供給装置の構成を示す概略断面図。
【図6】変形実施形態に係る改質空気供給装置の構成を示す概略平面図。
【図7】変形実施形態に係る改質空気供給装置の構成を示す概略平面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に本発明に係る洗濯機の実施形態について図面を参照して説明する。
【0016】
本実施形態に係る洗濯機100は、例えば縦型ドラム式洗濯機であり、図1に示すように、一端に洗濯槽開口部1aを有する有底円筒状をなす洗濯槽1と、この洗濯槽1を収納し、洗濯槽1に対して洗濯物を出し入れするための筐体開口部2aを有する筐体2と、この筐体2に設けられ、前記筐体開口部2aを開閉する蓋体3と、前記洗濯槽1の外部に設けられ、前記洗濯槽1の内部に改質空気を供給するための吹き出し口42bを有する改質空気供給装置4とを備えている。
【0017】
洗濯槽1は、上部に洗濯槽開口部1aを有する有底円筒状をなし、この洗濯槽1の回転軸Cは、略鉛直方向である。なお、洗濯槽1は、洗濯槽1の下部に設けられたモーター5によって回転する。また、洗濯槽1は、洗濯物を洗濯するための水を受ける水受槽6に収納されている。
【0018】
筐体2は、上部に筐体開口部2aを有しており、この筐体開口部2aが洗濯物の投入口としての機能を果たす。そして、筐体2の内部には、洗濯槽1、水受槽6、モーター5及び改質空気供給装置4が収納されている。なお、筐体2の上面には、前記蓋体3が、例えばヒンジ等により筐体開口部2aが開閉可能となるように取り付けられている。
【0019】
改質空気供給装置4は、図1に示すように、筐体2における洗濯槽1の上部に設けられており、図3に示すように、イオンやラジカル等の活性種又はオゾン等の改質空気を生成する改質空気発生器41と、当該改質空気発生器41を収容し、外気を吸い込む吸い込み口42a及び改質空気を吹き出す吹き出し口42bを有する概略筒状をなすケーシング42と、このケーシング42内に設けられて前記吸い込み口42aから外気を吸入するための送風ファン43とを有する。この送風ファン43は、例えばシロッコファン又はプロペラファン等であり、ケーシング42内において、改質空気発生器41及び吸い込み口42aの間に設けられている。また、送風ファン43を駆動するモーター等の駆動部については図示しない。なお、送風ファン43は、改質空気発生器41及び吹き出し口42bの間でも良く、特に限定されない。
【0020】
そして、この改質空気供給装置4の吹き出し口42bは、図1及び図3に示すように、洗濯槽1の洗濯槽開口部1aを形成する側壁11よりも洗濯槽1の回転中心(回転軸C)側に位置している。つまり、この吹き出し口42bにより、改質空気は、洗濯槽1の開口部1aの中央部に供給されることになる。そして、吹き出し口42bを側壁11よりも回転中心側に位置させることで、洗濯槽1の回転により生じる側壁11近傍の上昇気流が吹き出し口42bに当たらないようにしている。
【0021】
また、吹き出し口42bは、その改質空気の吹き出し方向が洗濯槽1の回転方向に沿った方向となるように構成されている。具体的には、図2に示すように、吹き出し口42bの開口方向が、洗濯槽1の回転方向に沿った方向とされている。このとき、吹き出し口42bの開口方向が、洗濯槽1の回転方向の接線方向と一致することが好ましい。
【0022】
さらに、吹き出し口42bは、その改質空気の吹き出し方向が洗濯槽1の底面側を向く方向となるように構成されている。具体的には、図1及び図3に示すように、吹き出し口42bの開口方向が、洗濯槽1の底面側を向いている。これにより、洗濯槽1の回転中心付近の下降気流との間に生じる圧力差を大きくすることができ、吹き出し口42bから改質空気の引き出し易くすることができる。
【0023】
なお、本実施形態では、吹き出し口42bに、その改質空気の吹き出し方向を、洗濯槽1の回転軸に沿って上下方向に調節する複数の羽根板からなる第1のルーバー44が設けられている。この第1のルーバー44により、前記吹き出し口42bから出る改質空気をより一層底面側に向かい易くすることができる。
【0024】
次に、本実施形態の洗濯機100の除菌・消臭運転について説明する。
【0025】
洗濯槽1が高速回転する場合、例えば脱水工程において毎分300回転以上するような場合には、洗濯槽1の側壁11の近傍では、洗濯槽1の回転方向に沿って上向きの気流が発生し、洗濯槽1の回転中心付近では当該洗濯槽1の回転方向に沿って回転しながら下方に向かう気流が発生する。
【0026】
この状態において、改質空気供給装置4の吹き出し口42bから、洗濯槽1の開口部1a上部に改質空気を供給すると、洗濯槽1の内部において回転しながら下方に向かう気流に乗って洗濯槽1の底面側に流れる。このとき、吹き出し口42bの圧力と洗濯槽1の開口部1a上部の圧力との間には圧力差があり、洗濯槽1の回転により生じる気流の方が圧力が低いため、洗濯槽1内に供給される改質空気の流速が、送風ファン43による流速よりも速くなり、結果として、洗濯槽1内に供給される改質空気の供給量を増大することができる。
【0027】
そして、改質空気は底面に到達すると径方向外側へ拡散し、上向きの気流に乗って洗濯槽1の側壁近傍に沿って上方に向かう。このようにして、改質空気供給装置4により洗濯槽1内に供給された改質空気を洗濯槽1内に万遍なく行き渡らせることができる。
【0028】
このように構成した洗濯機100によれば、改質空気供給装置4における改質空気供給用の吹き出し口42bが、洗濯槽1の開口部1aを形成する側壁11よりも回転中心側に位置するとともに、改質空気が吹き出し口42bから洗濯槽1の回転方向に沿った方向に供給されるので、洗濯槽1の回転により生じるその回転方向に向かって流れる気流に改質空気を乗せやすくすることができる。このように気流に改質空気を乗せることにより、その改質空気を洗濯槽1内に万遍なく行き渡らせることができる。
【0029】
ここで、吹き出し口42bが洗濯槽1の開口部1aを形成する側壁11よりも回転中心側に位置しているので、吹き出し口42bの前方が負圧となり、吹き出し口42bから改質空気が前方に引き出される。これにより、送風ファン43は、外気をケーシング42に吸入するとともに、改質空気発生器41で発生した改質空気を洗濯槽1の開口部1aの上方に供給する能力があれば十分であり、送風ファン43を大型化することなく、改質空気の供給量を増大することができる。
【0030】
また、吹き出し口42bが洗濯槽1の開口部1aを形成する側壁11よりも回転中心側に位置しているので、洗濯槽1の側壁11近傍に生じる上昇気流によって吹き出し口42bから出る改質空気の洗濯槽1内への供給量の損失を可及的に低減することができる。
【0031】
以上から、本実施形態の洗濯機100によれば、大型の送風ファンや送風ダクトを用いずに送風ファン43やケーシング42を小型化しながらも改質空気を洗濯槽1内に満遍なく行き渡らせることができ、省スペース、省電力及び低コストで洗濯物又は洗濯槽1の除菌・脱臭を行うことができる。
【0032】
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。例えば、前記実施形態では、第1のルーバー44を有するものであったが、図4に示すように、第1のルーバー44を有さず、吹き出し口42bが底面側を向くように構成したものであっても良い。このとき、図5に示すように、ケーシング42の吹き出し口42bを有する端部が底面側に湾曲又は屈曲したものとすれば、改質空気を効果的に洗濯槽1内に導入することができる。
【0033】
また、改質空気供給装置4が、図6に示すように、吹き出し口42bに、その改質空気の吹き出し方向を、洗濯槽1の回転軸に直交する平面内において左右方向に調節する複数の羽根板からなる第2のルーバー45を有するものであっても良い。この第2のルーバー45により、前記吹き出し口42bから出る空気の吹き出し方向を洗濯槽1の回転方向に合わせて調節することができる。
【0034】
この場合、図7に示すように、回転槽1の回転方向が切り替わる場合には、その回転方向に合わせて、第2のルーバー45の羽根板の向きを自動的に切り換えるように構成しても良い。
【0035】
その他、改質空気供給装置4自体を筐体に対して回転させることにより、吹き出し口42bの開口方向を調節するように構成しても良い。
【0036】
また、第1のルーバー又は第2のルーバーの羽根板の角度を洗濯槽の回転数に応じて変化することにより、改質空気を効率良く気流に乗せるように構成しても良い。
【0037】
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
【符号の説明】
【0038】
100・・・洗濯機
1 ・・・洗濯槽
1a ・・・洗濯槽開口部
11 ・・・側壁
2 ・・・筐体
2a ・・・筐体開口部
3 ・・・蓋体
4 ・・・改質空気供給装置
41 ・・・改質空気発生器
42 ・・・ケーシング
42a・・・吸い込み口
42b・・・吹き出し口
43 ・・・送風ファン
44 ・・・ルーバー(第1のルーバー)
45 ・・・ルーバー(第2のルーバー)
5 ・・・モーター
6 ・・・水受槽

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端に開口部を有する有底円筒状をなす洗濯槽と、
前記洗濯槽を収納し、前記洗濯槽に対して洗濯物を出し入れするための筐体開口部を有する筐体と、
前記筐体に設けられ、前記筐体開口部を開閉する蓋体と、
前記洗濯槽の外部に設けられ、前記洗濯槽の内部に改質空気を供給するための吹き出し口を有する改質空気供給装置とを備え、
前記吹き出し口が、前記洗濯槽の開口部を形成する側壁よりも前記洗濯槽の回転中心側に位置するとともに、
前記改質空気が、前記吹き出し口から前記洗濯槽の回転方向に沿った方向に供給される洗濯機。
【請求項2】
前記吹き出し口の開口方向が、前記洗濯槽の回転方向に沿った方向を向いている請求項1記載の洗濯機。
【請求項3】
前記吹き出し口の開口方向が、前記洗濯槽の底面側を向いている請求項1又は2記載の洗濯機。
【請求項4】
前記吹き出し口から出る改質空気の吹き出し方向を、前記洗濯槽の回転軸に沿って調節する第1のルーバーを有しており、
前記吹き出し口から出る改質空気が、前記第1のルーバーにより前記洗濯槽の底面側に向かって供給される請求項1、2又は3記載の洗濯機。
【請求項5】
前記吹き出し口から出る改質空気の吹き出し方向を、前記洗濯槽の回転軸に直交する平面内において調節する第2のルーバーを有しており、
前記吹き出し口から出る改質空気が、前記第2のルーバーにより前記洗濯槽の回転方向に沿った方向とされている請求項1、2、3又は4記載の洗濯機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−111140(P2013−111140A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−258495(P2011−258495)
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【出願人】(598045058)株式会社サムスン横浜研究所 (294)
【Fターム(参考)】