説明

洗濯物用プレス装置及び方法

【解決手段】
洗濯物品から流体を押圧する方法及び装置であって、流体で濡れた物品のバッチを収容する収容容器が用いられる。繊維物品はプレス機で押圧されて、物品から流体が排出される。プレス機は、流体で加圧されることができるダイヤフラムを含む。ダイヤフラムは可撓性を有し、繊維物品のバッチの上表面部に従う。繊維物品の流体が押圧された後、ダイヤフラムはプレス機と共に上昇して回転される。ダイヤフラムが下方位置から上方位置へ移動すると、特別に構成されたリンケージがダイヤフラムとプレス機を回転させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<発明者>
ポイ,ラッセル エイチ.:アメリカ合衆国民、アメリカ合衆国 70113 ルイジアナ,ニューオーリンズ,バロンヌ ストリート 601,ナンバー 3ビー
アンタリカナンダ,サンティ:アメリカ合衆国民、アメリカ合衆国 70056 ルイジアナ,グレトナ,レイク アスペン ドライブ 3636
<譲受人>
ペレリン ミルナー コーポレイション:アメリカ合衆国ルイジアナ州法人、アメリカ合衆国 70063 ルイジアナ,ケナー,ジャクソン ストリート 700, ピー.オー.ボックス 400
<関連出願の記載>
2009年6月10日に出願された米国仮特許出願第61/185,699号の優先権を主張し、該出願は引用を以って本願に組み込まれる。
<連邦政府による資金提供を受けた研究開発の記載>
適用なし
<マイクロフィッシュアペンディックスの引用>
適用なし
【0002】
<発明の背景>
1.発明の分野
本発明は、繊維物品(例えば、洗濯物)から流体(例えば、すすぎ水)を押圧する(press)方法及び装置に関する。とりわけ、本発明は洗濯物から流体を押圧する方法及び装置に関し、プレス機に含まれるダイヤフラムは圧力(例えば、流体圧)を受けると、ダイヤフラムは撓んで洗濯物つまり繊維物品のバッチの上表面部に従うが、洗濯物つまり繊維物品の各バッチが押圧されると、プレス機が上方に移動し、ダイヤフラムは繊維物品から離れて回転する。
【背景技術】
【0003】
2.発明の全体背景
業務用の洗濯物プレス機でしばしば用いられるプレスは、流体で押圧されるダイヤフラムを有する。該ダイヤフラムは撓んで、押圧される繊維物品つまり洗濯物の上表面部に従うため、繊維物品に含まれる流体は洗濯物から絞り出されることができる。
【0004】
このようなダイヤフラム式プレス装置には、問題点がある。衣類がトンネル式洗濯機や他の業務用の洗濯機から排出されるとき、それら衣類はランダムな向きに上下不同に積み重なることがしばしばであある。その結果、ダイヤフラムの一部分が他の領域に比べて大きな圧力を受け、摩耗する。
【0005】
一般的に洗濯物用プレス機又はそれに類する装置に関する特許として次のものがある。
・米国特許第1359745号:アイロン機、1920年11月23日発行。
・米国特許第1893190号:アイロン機、1933年1月3日発行。
・米国特許第2142202号:アイロン及びプレス機、1939年1月3日発行。
・米国特許第2531890号:インデックス及びロック機構、1950年11月28日発行。
・米国特許第RE24257号:洗濯及び絞り乾燥複合機、1956年12月18日発行。
・米国特許第3071878号:アイロン機、1963年1月8日発行。
・米国特許第3908413号:液体圧力抽出用押圧装置、1975年9月30日発行。
・米国特許第3924425号:洗濯用プレス機、1975年12月9日発行。
・米国特許第4180995号:洗濯物等押圧用プレス装置、1980年1月1日発行。
・米国特許第4452056号:液体抽出装置、1984年6月5日発行。
・米国特許第4471637号:洗い済洗濯物脱水装置、1984年9月18日発行。
・米国特許第4525935号:洗い済洗濯物脱水方法、1985年7月2日発行。
・米国特許第4574599号:繊維製品から液体を押圧する装置、1986年11月3日発行。
・米国特許第4676079号:洗い済洗濯物脱水器具、1987年6月30日発行。
・米国特許第4753089号:テキスタイル用水分除去プレス機、1988年6月28日発行。
・米国特許第5001911号:押圧中物品から液体を絞り出すラム・プレス機、1991年3月26日発行。
・米国特許第5065535号:回転式衣類プレス用インデックスシステム、1991年11月19日発行。
・米国特許第5331755号:水平回転式押圧部材付きアイロンプレス機、1994年7月26日発行。
・米国特許第5970637号:真空システムを具えた自動シャツプレス装置及び関連方法、1999年10月26日発行。
【発明の概要】
【0006】
<発明の要旨>
本発明は、洗濯物つまり繊維物品(fabric articles)から流体を押圧する方法及び装置を提供するものである。本発明の方法は、収容容器(receiving vessel)、受容器(receptacle)又は“缶(can)”の中に、濡れた繊維物品つまり洗濯物を一バッチ分を装入する工程を含む。これらの物品は、業務用洗濯サイクルの一部として、すすぎ水などの流体で濡れている。
【0007】
繊維物品は、プレス機で押圧され、流体(例えば、すすぎ水)は、該繊維物品から排出される。プレス機はダイヤフラムを含んでおり、該ダイヤフラムは可撓性を有し、繊維物品のバッチの上表面部に倣う。ダイヤフラムは、加圧される。ダイヤフラムに水圧が加わると、洗濯物のバッチに大きな力が作用し、洗濯物からすすぎ水が放出される。
【0008】
繊維物品から水を押圧した後、ダイヤフラムは上方位置に上昇する。ダイヤフラムは、洗濯物のバッチから離間した後、回転させられる。この回転には、特別に構成されたリンケージを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
<各図の簡単な説明>
本発明の性質、目的、利点の更なる理解を得るために、以下の詳細な説明を、図面と共に参照することができる。なお、同様な要素については同じ引用符号を用いている。
【0010】
【図1】図1は、本発明の装置の好適な実施例の部分斜視図である。
【0011】
【図2】図2は、本発明の装置の好適な実施例の斜視図であり、上方位置にあるプレス機を示す図である。
【0012】
【図3】図3は、本発明の装置の好適な実施例の斜視図であり、下方位置にあるプレス機を示す図である。
【0013】
【図4】図4は、本発明の装置の好適な実施例の部分正面図であり、下方位置にあるプレス機とダイヤフラムを示す図である。
【0014】
【図5】図5は、本発明の装置の好適な実施例の部分正面図であり、上方位置にあるダイヤフラムとプレス機を示す図である。
【0015】
【図6】図6は、本発明の装置の好適な実施例の部分正面図である。
【0016】
【図7】図7は、本発明の装置の好適な実施例の、他の部分正面図である。
【0017】
【図8】図8は、本発明の装置の好適な実施例の部分正面図である。
【0018】
【図9】図9は、本発明の装置の好適な実施例の正面断面図である。
【0019】
【図10】図10は、本発明の装置の好適な実施例の正面断面図であり、下方位置にあるプレス機とダイヤフラムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
<発明の詳細な説明>
図1乃至図9は、本発明の装置の好適な実施例を示し、全体が符号(10)で表される。洗濯物用プレス装置(10)は、フレーム(11)を用いている。フレーム(11)は、強化コンクリート床又は他の支持表面上に設置することができる。フレーム(11)は、下にある支持表面つまり床に係合する複数の脚(12)を具えている。フレーム(11)は、押圧される洗濯物バッチが入れられた受容器又は缶(13)を支持する。フレーム(11)は、例えば溶接されたスチール構造の水平ベース(14)を具えることができる。
【0021】
ベース(14)は、繊維物品、衣服などの洗濯物が押圧されて液体が除去されたときに、液体を排出することができる穴あき部又はグレーティング(15)を有している。受容器/缶(13)は、内部(17)を囲む側壁(16)を有する。上部開口(29)は、押圧される繊維物品等の洗濯物の一バッチ分を収容可能である。
【0022】
複数の支持体(支柱)(18)により、水平部材(19)は上方位置にて支持又は保持される(図9乃至図10を参照)。ラム(20)は、図示されるように上部支持体/水平部材(19)に配備される。ラム(20)は、シリンダー(21)と押し棒(22)を具えている。押し棒(22)の下端部には、ヘッド(23)が取り付けられている。
【0023】
ヘッド(23)は、可撓性ダイヤフラム(24)を担持する。ダイヤフラム(24)の上部表面には、空所(cavity)(25)が設けられる。空所(25)は、衣服或いは繊維物品が押圧される際に加圧される場所である。空所(25)には、圧力下で流体が入れられる。一般的に、流体圧と該流体圧で膨張するダイヤフラムを用いて洗濯物から過剰な水分を除去する液体抽出装置は知られている。このような液体抽出装置は、米国特許第4452056号(William C. Filesに付与され、本願の譲受人であるPellerin Milnor Corporationに譲渡された)に開示されている。特許第'056号は、引用を以て本願に組み込まれる。
【0024】
取付具(fitting)(26)(例えば、環状取付具又は環状フランジ)は、図10に示すように、ラム(20)を上部支持体/水平部材(19)に接続する。使用中、ヘッド(23)は缶(13)内の洗濯物のバッチに接触するまで、図10の矢印(27)で示されるように下向きに移動する。缶又は受容器(13)の上部開口(29)は、ヘッド(23)を収容可能である。ヘッド(23)の下方位置は、図10に示される。アクチュエータ又はリンケージ(30)は、缶又は受容器(13)に入れられた衣類バッチが押圧された後、ヘッド(23)を回転させて、ダイヤフラム(24)を回転させるのに用いられる。ダイヤフラム(24)のこの回転は、ダイヤフラム(24)の経時的摩耗を防ぐ作用もある。アクチュエータ/リンケージ(30)は、ラム(20)のサイクル毎に、ヘッド(23)、押し棒(22)及びダイヤフラム(24)を数度ずつ回転させる。取付プレート(31)は、フレーム(11)に取り付けられる。取付プレート(31)は、図3に示すように、例えば取付具(26)に取り付けられることができる。取付プレート(31)は、水平フランジ又は水平部(37)と、垂直フランジ又は垂直部(38)とを含むことができる。
【0025】
アクチュエータ/リンケージ(30)は、アーム(32)を用いる。アーム(32)の端部は、取付プレート(31)及びラグ(lug)プレート(35)に回動可能に取り付けられる。回動接続(pivotal connection)(33)により、アーム(32)は取付プレート(31)の垂直フランジ(38)に取り付けられる。回動接続(34)により、アーム(32)はラグプレート(35)に取り付けられる。
【0026】
ラグ(36)は、ラグプレート(35)から下方に延びる。ラグ(36)は、放射状スプロケット又は屈曲プレート部(39)の開口(40)と連結できる大きさ及び形状である。図面中、矢印XXa、XXb、XXcは、それぞれ、第1、第2、第3の開口(40)を示しており、それら開口はラグプレート(35)のラグ(36)によって順番に係合される。図1において、開口(40)の数は、例えば36である。この態様では、ダイヤフラム(24)、ヘッド(23)及び押し棒(22)の各々は、プレス機(20)のサイクル毎に10°ずつ移動する。各開口(40)は、ラグ(36)よりも僅かに大きいため、幾らかの遊びが設けられる。
【0027】
プレス機(20)の“サイクル”は以下のようにして行われる。図10の矢印(27)で示されるように、ヘッド(23)は上方位置(図2及び図9に示す)から下向きに移動する。ヘッド(23)、より具体的にはダイヤフラム(24)は、押圧される湿潤洗濯物バッチに接触する。ヘッド(23)とそのダイヤフラム(24)が洗濯物のバッチに接触する下方位置は、図3及び図10に示されている。空間(25)内の流体圧により、ダイヤフラム(24)は下向きに押圧され、洗濯物バッチから流体を絞り出す。この流体は、図3の矢印(41)で示されるように、洗濯物バッチから排出される。ヘッド(23)は次に、リンケージ(30)に向けて上昇する(図5を参照)。
【0028】
図5において、ヘッド(23)はリンケージ(30)に接触する。ラグ(36)は次に、屈曲プレート部(39)の開口(40)に係合して連結される。ヘッド(23)が引き続き上方に移動すると、アーム(32)は図6の位置から図7の位置まで回転し、ヘッド(23)、ダイヤフラム(24)及び押し棒(22)を少しだけ回転させる(例えば、10°)。アーム(32)は、図8の矢印(28)で示される鋭角の回転をする。図8を参照すると、ラム(20)がそのヘッド(23)を下方に送ることで、洗濯物の次のバッチに接触して押圧する別サイクルの開始を示している。
【0029】
夫々の缶又は受容器(13)には、ラム(20)への移送又はラム(20)からの移送のための吊上げ用輪(lifting eyes)(42)を設けることができる。例えば、第1サイクルで、ラグ(36)はXXa位置にある開口(40)内に係合される。第2サイクルで、ラグ(36)はXXb位置にある開口(40)内に係合される。第3サイクルで、ラグ(36)はXXcにある開口(40)内に係合される。
【0030】
以下に、本発明における使用に適した部品と材料のリストを記載する。
<部品リスト>
(10) 洗濯物用プレス装置
(11) フレーム
(12) 脚
(13) 収容容器/受容器/缶
(14) ベース
(15) グレーティング/穴あき部
(16) 側壁
(17) 内部
(18) 支柱/支持体
(19) 上部支持体/水平部材
(20) ラム/プレス機
(21) シリンダー
(22) 押し棒
(23) ヘッド
(24) ダイヤフラム
(25) 空所
(26) 取付具
(27) 矢印
(28) 矢印
(29) 上部開口
(30) アクチュエータ/リンケージ
(31) 取付プレート
(32) アーム
(33) 回動接続
(34) 回動接続
(35) ラグプレート
(36) ラグ
(37) 水平フランジ
(38) 垂直フランジ
(39) 放射状スプロケット/屈曲プレート部
(40) 開口/ソケット
(41) 矢印
(42) 吊上げ用輪
(XXa) 位置
(XXb) 位置
(XXc) 位置
【0031】
ここに開示した全ての測定値は、特に指定しない限り、標準温度及び海面気圧での値である。人間に対して使用されるか又は使用されることを企図した全ての材料は、特に指定しない限り、生体適合性である。
前述の実施例は、例示のみを目的として提供されるものであり、本発明の範囲は以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
繊維洗濯物品から流体を押圧する方法であって、
a)流体で濡れた繊維洗濯物品の第1バッチを収容容器に装入するステップ、
b)繊維洗濯物品をプレス機で押圧し、前記物品から流体を排出するステップ、
c)ステップbにおいて、プレス機は、可撓性を有してステップaの第1バッチの上面部に従うことができるダイアフラムを含んでおり、
d)ステップbの後、ダイヤフラムを、プレス機の放射状スプロケットのソケットと係合するラグを有するアームで回転させるステップ、
e)ステップfの前に、ダイヤフラムとプレス機の高さを変化させるステップ、
f)前記物品の第1バッチを収容容器から排出するステップ、
g)収容容器に前記物品の第2バッチを装入するステップ、及び
h)ステップd乃至ステップgの後、前記物品の第2バッチを押圧するステップ、
を含んでいる方法。
【請求項2】
プレス機は、押圧する位置と押圧しない位置との間を移動可能である押し棒を含んでいる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
プレス機は、押圧しない上方位置と押圧する下方位置との間を移動する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
プレス機は、押圧しない上方位置と押圧する下方位置との間を移動し、ダイヤフラムは押圧しない上方位置の近傍で回転される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
アームは鋭角の範囲で回動する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
プレス機は、周方向に間隔を有する複数の受容器を有しており、アームは、ステップdの間、受容器と係合し、受容器と受容器の間隔は約30°より小さい、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
受容器と受容器の間隔は約10°である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
プレス機はディスクを含み、受容器は該ディスクの周りで屈曲した経路に配置される、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
ディスクは略円形であり、受容器は該ディスクの周りで屈曲した経路に配置される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
繊維物品の複数のバッチを押圧して、該繊維物品から過剰な流体を除去するプレス機であって、
a)繊維物品のバッチを収容できる形状につくられた内部を有する容器と、
b)ラムと、該ラムの下端部で支持されたディスクとを有するプレス機とを具え、
c)前記ディスクはダイヤフラムを支持する下面を有しており、
d)前記ダイヤフラムは、容器内部に収容された物品のバッチの上表面部に接触するように配置され、
e)前記ラム及びディスクは上方位置と下方位置との間を移動可能であり、前記下方位置はダイヤフラムを繊維物品に接触させて押圧する押圧位置であり、及び
f)ラム及びディスクが上方位置へ上昇するとき、ダイヤフラムを回転させるローテータと、を具えているプレス機。
【請求項11】
前記ダイヤフラムは圧力媒体の作用を受ける、請求項10に記載のプレス機。
【請求項12】
ディスクは前記容器内に入り、前記物品のバッチを押圧し乾燥させる、請求項10に記載のプレス機。
【請求項13】
洗濯物品から流体を押圧する方法であって、
a)流体で濡れた繊維物品の第1バッチを収容容器に装入するステップ、
b)繊維物品をプレス機で押圧し、前記物品から流体を排出するステップ、
c)ステップbにおいて、プレス機は、可撓性を有してステップaの第1バッチの上面部に従うことができるダイアフラムを含んでおり、
d)ステップbの後のダイヤフラムを、放射状スプロケットを含み、プレス機の高さに応じてダイヤフラムを回転させることができるリンケージで回転させるステップ、
e)ステップfの前に、ダイヤフラムとプレス機の高さを変化させるステップ、
f)前記物品の第1バッチを収容容器から排出するステップ、
g)収容容器に前記物品の第2バッチを装入するステップ、及び
h)ステップd乃至ステップgの後、前記物品の第2バッチを押圧するステップ、
を含んでいる方法。
【請求項14】
プレス機は、押圧する位置と押圧しない位置との間を移動可能である押し棒を含んでいる、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
プレス機は、押圧しない上方位置と押圧する下方位置との間を移動する、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
プレス機は、押圧しない上方位置と押圧する下方位置との間を移動し、ダイヤフラムは押圧しない上方位置の近傍で回転される、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
プレス機は、ダイヤフラムを担持するディスクを含み、ステップdの間、押し棒はプレス機が押圧しない上方位置に近づくと該プレス機に係合し、ディスクが上方へ移動すると該ディスクを係合して回転させる、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
ディスクは複数の受容器が設けられた上表面を有し、ステップdの間、押し棒は受容器と係合する、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
ディスクは複数の開口が設けられた上表面を有し、ステップdの間、押し棒は開口と係合する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
ディスクは略円形であり、受容器は該ディスク周りで屈曲した経路に配置される、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
ディスクは略円形であり、開口は該ディスクの周りで屈曲した経路に配置される、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
繊維物品の複数のバッチを押圧して、該繊維物品から過剰な流体を除去するプレス機であって、
a)繊維物品のバッチを収容できる形状につくられた内部を有する容器と、
b)ラムと、該ラムの下端部で支持されたディスクとを有するプレス機とを具え、
c)前記ディスクはダイヤフラムを支持する下面を有しており、
d)前記ダイヤフラムは、容器内部に収容された物品のバッチの上表面部に接触するように配置され、
e)前記ラム及びディスクは上方位置と下方位置との間を移動可能であり、前記下方位置はダイヤフラムを繊維物品に接触させて押圧する押圧位置であり、及び
f)ラム及びディスクが上方位置へ上昇するとき、ダイヤフラムを回転させるローテータと、を具えているプレス機。
【請求項23】
前記ダイヤフラムは圧力媒体の作用を受ける、請求項22に記載のプレス機。
【請求項24】
ディスクは前記容器内に入り、前記物品のバッチを押圧し乾燥させる、請求項22に記載のプレス機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2012−529925(P2012−529925A)
【公表日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−515143(P2012−515143)
【出願日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際出願番号】PCT/US2010/038190
【国際公開番号】WO2010/144715
【国際公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【出願人】(504060687)ペレリン ミルナー コーポレイション (4)
【氏名又は名称原語表記】PELLERIN MILNOR CORPORATION
【Fターム(参考)】