説明

流体分配ヘッド組立用モジュラユニット

【課題】流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットからなる改良された流体分配ヘッド組立体の提供。
【解決手段】他の流体分配ヘッド組立用モジュラユニット10と共に固定される流体分配ヘッド組立用モジュラユニットを具備し、得られた所定大きさの流体分配ヘッド組立体が顧客の分配または付着用途の要求を満たすことができるようにする。各流体分配ヘッド組立用モジュラユニットは、6個、8個、10個のような所定数の分配弁要素30を収容しまたは取付けるように組立てられる。特定の顧客が12個、14個、16個、18個、20個のような数の分配弁30を組込んだ流体分配ヘッド組立体を要求したならば、複数の流体分配ヘッド組立用モジュラユニットが相互に固定され、得られた組立体が所望数の流体分配弁を含むようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に流体分配ヘッド組立体に関し、更に詳細には、複数の流体分配ヘッドを相互に固定し複合流体分配ヘッド組立体の構造を実際に注文に応じて作りそれにより得られた組立体が特別に所望されまたは要求された顧客の用途に特に適合するように最適な大きさに形成されるようにした新規かつ改良された流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば熱溶融接着流体分配ヘッド組立体のような流体分配ヘッド組立体は通常、空気加熱ブロックと、空気加熱ブロックの頂端に取付けられた供給ブロックと、供給ブロックの前面に取付けられた複数の流体分配弁と、供給ブロックの後面に取付けられたろ過ブロックと、供給ブロックの頂端に取付けられ複数の分配弁と共働するよう作用する空気マニホルドと、空気加熱ブロックの後面に取付けられた空気分配ブロックとを具備していることが知られている。また空気加熱ブロックと供給ブロックと空気マニホルドと空気分配ブロックとからなる各構成要素を組立て各構成要素がそれぞれ例えば6個の分配弁を取付けまたは受け入れることのできる幅寸法を有するようにすることもよく知られている。
【0003】
このような流体分配ヘッド組立体は勿論特定の流体付着の用途または要求に従って、多くの流体分配または沈着作用を実施するのに適しまたは十分であるが、他の流体付着の用途が6個の流体分配弁を収容しまたは適合する通常の流体分配ヘッド組立体とは異なる多数の分配弁を受け入れまたは取付けなければならない他の流体分配ヘッド組立体の使用を必要とすることがある。この結果、このような他の流体分配ヘッド組立体は、6個の分配弁を具備する上記の通常の流体分配ヘッド組立体の寸法とは異なった寸法を有していなければならない。従って、このような他の流体分配ヘッド組立体は実際上顧客注文方式で注文生産されまたは組立てられ実質的により多くの数の分配弁を具備するようにしそれによりこの注文どおりに作られたまたは顧客注文方式の流体分配ヘッド組立体が所望の分配または付着作用を行うのに適合するようにしなければならない。しかしこのような他の流体分配ヘッド組立体の注文どおりのまたはオーダーメードの組立ては極めて時間を要し、そのためこの他の流体分配ヘッド組立体の生産は達成するのに非常に多くの時間を要し顧客の注文はこれに応じるのに不都合にも非常に多くの時間を要することとなる。
【0004】
従って、新規かつ改良された流体分配ヘッド組立体、更に詳細には複数の流体分配ヘッドの部品またはモジュラユニットの組立体を所定の数に相互に容易に固定することのできる新規かつ改良された流体分配ヘッド部品またはモジュラユニットの組立体が当該技術において必要となる。このようにして、所定の大きさの流体分配ヘッド組立体が実際に容易に組立てられまたは製造され所望のまたは要求された寸法を有する本来の単一の一体の組立体のような注文で作られまたはオーダーメードの組立体を必要としないで所定の大きさの流体分配ヘッド組立体に対する顧客の要求に容易に応じることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、本発明は新規の改良された流体分配ヘッド組立体を提供することを目的としている。
また、本発明の他の目的は、流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットを具備する新規の改良された流体分配ヘッド組立体を提供することである。
【0006】
更に、本発明の他の目的は、複数のこのような流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットを相互に固定することのできる流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットを具備する新規の改良された流体分配ヘッド組立体を提供することである。
【0007】
本発明の更に他の目的は複数のこのような流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットを相互に固定できるようにし顧客の流体付着または分配用途または作用の要求を容易に満足させる流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットを具備する新規の改良された流体分配ヘッド組立体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、少なくとも1つの他の同様な流体分配ヘッド組立て用モジュラユニットに連結され流体分配ヘッド組立て用モジュラユニットの組立体を形成する流体分配ヘッド組立用モジュラユニットにおいて、分配されるべき材料を内部を通過させて搬送するための供給ブロックと、前記供給ブロックの底面に取付けられ、分配されるべき前記材料と関連して作動する流入空気を加熱するための加熱ブロックであって、内部に複数の加熱コイルを含んで成る加熱ブロックと、前記供給ブロックの前面に取付けられ、前記供給ブロックを通過して搬送された材料を受取り分配する所定数の分配弁と、前記供給ブロックの後面に取付けられたろ過ブロックであって、該ろ過ブロックに流入する前記材料に含まれるごみまたは粒子を除去するためのろ過ブロックと、前記供給ブロックの対向する側面の一方から他方へ延びる貫通穴と、前記供給ブロックの前記貫通穴内に配設され、同様のモジュラユニットの供給ブロックに形成された同様の貫通穴内に延設されて、隣接するモジュラーユニットを相互に固定するよう連結し、前記所定数の倍数に相当する数の分配弁を具備するモジュラユニットの組立体がつくり出されるようにするねじ付きロッドとを具備する流体分配ヘッド組立用モジュラユニットを要旨とする。
【0009】
各流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットが、例えば6個の分配弁、8個の分配弁、または10個の分配弁のような所定の数の分配弁構成要素に適合し、収容し、または取付けるように組立てられる。
【0010】
従って、特定の顧客が、例えば12個、14個、16個、18個、20個または更に多くの流体分配弁を組込んだ流体分配ヘッド組立体を要求する場合には、複数の流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットが相互に固定され、それにより得られた組立体が所望のまたは所要の数の流体分配弁を収容できるようにする。例えば、特定の流体分配ヘッド組立体が特定の流体分配または付着作用または用途を達成するよう12個の流体分配弁を必要としたならば、それぞれが6個の流体分配弁を具備する2つの流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットが相互に固定される。同様に、特定の流体分配ヘッド組立体が例えば他の特定の流体分配または付着作用または用途を達成するため18個の流体分配弁を必要としたならば、それぞれが6個の流体分配弁を具備する3個の流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットが相互に固定される。言いかえれば、実際に、複数の流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットの任意の1つを混ぜ合わし、整合させることにより、予め決定された所望または所要の数の流体分配弁が組込まれた流体分配ヘッド組立体が得られ顧客の注文、必要、および要求を容易かつ迅速に満たすことができるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の原理と教示に従って、構成された新規な改良された流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットの分解図である。
【図2】本発明の教示と原理に従って、構成されまた図1に示される複数の新規な改良された流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットを具備し、それにより得られた流体分配ヘッド組立体がその内部に所定数の流体分配弁を組込み、顧客の用途または付着の必要性もしくは要求を容易かつ迅速に満たすようにした新規な改良された流体分配ヘッド組立体を示す斜面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の種々の他の目的、特徴および付随する利点は、複数の図面にわたって同一符号が同一部分を表わす添付図面に関連していかに説明する本発明の実施形態から更に理解されよう。
【0013】
図面、そしてより詳細には本発明の原理と教示に従って構成され、全体が参照番号10で示されている新規な改良された流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットを示す図1を参照すると、最初に本発明の原理と教示に従って、構成された新規の改良された流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットの第1または主要の構成要素は普通に知られている流体分配ヘッド組立体の対応の構成要素と実質的に同じ、または実際上一致しており、またそのためこのような構成要素は以下に示され簡単に述べられるのみであり、このような構成要素が周知であり本発明の特性または特徴には関係がないために詳細には述べられない。その結果、例えば現存するまたは普通に知られている構成要素に対する変更を含む本発明の新規な特徴は勿論以下に詳細に開示され記載される。
【0014】
更に詳細には、図示のように、新規な改良された流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10は、例えば熱い溶融した接着剤の分配または付着に関連して用いるのに特に適合しているが、しかしこの流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10は例えば化粧用ローション、プラスチック材料、その他のような熱い溶融接着剤以外の流体の分配のために用いられ、または適合されもしくは変更されることができる。従って、このような装置は複数の異なる流体材料のうちの任意の1つを分配しまたは付着するのに用いられるが、以下の記載は熱い溶融接着材料の分配または付着に向けられるものである。従って、図1に見られるように、新規の改良された流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10は関連して作用する空気分配ブロック14を有する空気加熱ブロック12を具備し、加熱ブロック12の内部に複数の中空の空気加熱コイル16が配設され例えば適当な基体の上に分配または付着される熱い溶融接着剤と関連して作動するようはいって来る空気を加熱するようになっている。加熱コイル16はその中に挿入される電気カートリッジヒータ18を有し、また電気コネクタ20がカートリッジヒータ18に電力を供給する。空気加熱ブロックカバープレート22が空気加熱ブロック12の後面に固定されその後側開放面を閉鎖しまたは覆うようになっている。最後に、温度センサー24がカートリッジヒータ18の通電を制御するために設けられはいって来る空気の温度を制御するようにする。はいって来る空気は図示しない適当な空気調整器に流体が通じるよう接続された空気ホースコネクタ26により空気分配ブロック14に供給される。
【0015】
供給ブロック28が空気加熱ブロック12の頂端に取付けられるようになっており、また加熱ブロック28は空気加熱ブロック12と関連して作動されその前面に複数の接着剤分配弁30が取付けられている。図示のように本発明の原理と教示に従って構成された新規の改良された流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10によれば、供給ブロック28の幅寸法はその前面に6個の接着剤分配弁30を収容し、包囲し、または取付けるような寸法であることが分かる。供給ブロック28が所定の幅寸法を有しその前面に6個の接着剤分配弁30を収容し、包囲しまたは取付けることができるようにしている供給ブロック28の構造は、典型例であるにすぎず、供給ブロック28は任意の他の所望の予め決められた幅寸法としそれにより任意の所望の数の分配弁30を、例えば8個、10個その他の分配弁30をその前面に取付けることができるようにすることが認められる。
【0016】
供給ブロック28は更にその前方部分の上に空気マニホルド32が取付けられ空気マニホルド32は流入制御空気を接着剤分配弁30に効率的に送り、運び、または導通し接着剤分配弁30を作動させるようになっている。流入制御空気の空気マニホルド32への導入は適当なソレノイド機構34によって制御される。複数の接着材料ヒータ36が供給ブロック28の上側部分の内部に形成された各穴に取付けられまたは挿入されるようになっており、また温度センサー機構38が接着材料ヒータ36と関連して設けられ所定の検出された温度レベルに従って、接着材料ヒータを適当に作動させるようにする。電気コネクタ40がまた供給ブロック28の上に作動するよう取付けられ接着材料ヒータ36と温度センサー機構38とに電力を供給するようになっている。ヘッドまたは供給ブロックカバープレート42がまた供給ブロック28の上面に取付けられ供給ブロック28の上側部分を閉鎖しシールする。
【0017】
図2に最も良く見られまた理解されるように、空気マニホルド32とヘッドまたは供給ブロックカバープレート42とは供給ブロック28の幅に合致する所定の幅寸法を有しまた供給ブロック28は空気加熱ブロック12の幅と合致する所定の幅寸法を有することが認められる。このようにして、空気マニホルド32とヘッドまたは供給ブロックカバープレート42とが供給ブロック28の上に取付けられまた供給ブロック28が空気加熱ブロック12の上に取付けられた時、全ての構成要素は実質的に同じ幅寸法を有しそれにより特定の流体分配ヘッド組立体部品またはモジュラユニット10の全体の幅寸法が、この流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10に取付けられまたはその内部に組込まれる接着剤分配弁30の所望の数に従って、決定されるようにする。
【0018】
最後に、ろ過ブロック44が供給ブロック28の後面または裏面に取付けられ、そしてろ過ブロック44には、バスケット型のろ過要素46と、ろ過ブロック44の内部に螺着されろ過要素46をその内部に保持するねじ付きプラグまたはナット48とが設けられる。ろ過要素46はろ過ブロック44の後面部分の内部に設けられた図示しない適当な開口を通ってろ過ブロック44の中に導入されるはいって来る接着材料の中に含まれるごみまたは粒子をろ過する作用をする。流体分配ヘッド組立体部品またはモジュラユニット10の末端を図示しない接着剤分配または付着機械に取付けるため、取付けプレートまたはブラケット50が供給ブロック28の側壁52にしっかりと固定されるようになっている。取付けプレートまたはブラケット50はまた流体分配ヘッド組立体部品またはモジュラユニット10の一方の末端を図示しない接着剤分配または付着機械から熱的に絶縁する作用をする。
【0019】
流体分配ヘッド組立体の基本構成要素が記載されまたは更に詳細には内部に用いられるようにした流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10のうちの1つの基本構成要素が記載されることにより、また本発明の原理と教示に従って、本発明の独特の特性または特徴が以下に記載される。更に詳細には本発明の原理と教示によれば、複数の流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10を固定された列に並べて直列に配置し、増大した数の接着材料分配弁30を具備し特定の分配または付着作用または用途に付随する特定の分配または付着に関する要求を満足させる延長した列の流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10を実際に簡単かつ容易に組立てるようにすることが望ましい。従って、更に図2を参照することにより理解されるように、3つの流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10が並んだ列に配置されまた相互に固定されるようになっている。これまでに述べられたように、流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10の各々は例えば6個の熱溶融材料分配弁30を具備するものとして示されているが、本発明の原理と教示とによれば、各流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10はこのほかに例えば8個、10個などの熱溶融材料分配弁30を具備することのできることが認められる。
【0020】
本発明の重要なまたは独特の特徴または特性は、流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10を上記のような並べて列状に直列に配置することにより、熱溶融材料分配弁30の多数の基本セットを流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10の得られた各組立体の内部に設けることができることにある。異なるセットの熱溶融材料分配弁30が混ぜ合わされ整合され特定の分配または付着の要求に合わされまたは満たすようにすることができる。例えば、図2は3つの流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10を開示しており、流体分配ヘッド組立用モジュラユニット10は従って、3つのカセットの熱溶融材料分配弁30を具備し、各セットの熱溶融材料分配弁30は6個の分配弁30を具備している。従って、図2に示される流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10の組立体は18個の分配弁30を具備している。しかしこれに代え、流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットの組立体は流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10の組立体の内部に配置された分配弁30の全数が12個の分配弁30からなっている2つの流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10を具備することができる。更にまた、特定の流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10が8個の分配弁30を具備していたならば、この部品またはモジュラユニット10が6個の分配弁30を具備する部品またはモジュラユニット10に組合されまたは接合された時流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10の組立体に含れる分配弁の全数は14個となる。明らかに、従って、基本の流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10を組立て例えば6個、8個、または10個の分配弁30を具備するようにすることにより、複数の流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10が相互に固定され特定数の分配弁30が組立体の内部に組込まれた流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10の組立体が実際に得られるようにすることができる。
【0021】
従って、並んで固定された列または複数の流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10の配列を達成するため、各流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニット10の供給ブロック28の各々に軸方向に延びる貫通穴54が設けられる。所定の軸方向の長さを有するねじ付きロッド56が各部品またはモジュラユニット10の各供給ブロック28の貫通穴54を通って配置されまたは挿入されるようになっている。隣接する部品またはモジュラユニット10を相互に対して軸方向に正しく整列させるため、一対のだぼピン58が例えば各供給ブロック28の各右側壁52の内部に設けられ例えば各供給ブロック28の各左側壁52の内部に形成された適当な開口の中に配置されるようにする。複数の部品またはモジュラユニット10が整列され相互に近接して当接関係に配置された時、適当のワッシャーおよびナット締結要素60がねじ付きロッド56の両端部に螺着により固定されそれにより複数の部品またはモジュラユニット10が相互に固定してロックされるようにする。
【0022】
本発明の原理と教示によれば、他の部品またはモジュラユニットと共に固定されるようになっている流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットを具備しそれにより得られた所定の大きさの流体分配ヘッド組立体が顧客の分配または付着の用途の要求に合致しまたは満足することのできる新規な改良された流体分配ヘッド組立体が提供されることが分かる。更に詳細には、各流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットが例えば6個、8個、または10個の分配弁のような所定数の分配弁構成要素を収容し、包囲しまたは取付けるよう組立てられる。従って、顧客が例えば12個、14個、16個、18個、20個またはそれより多い流体分配弁を内部に組込んだ流体分配ヘッド組立体を要求したならば、複数の流体分配ヘッド組立用部品またはモジュラユニットが相互に固定されそれにより得られた組立体が所望のまたは所定の数の流体分配弁を包含するようにすることができる。
【0023】
明らかに、本発明の多くの変形と変更が上記の教示に照らし可能である。従って、添付の請求項の記載の範囲で本発明が明細書に詳細に記載されたもの以外にも実施できることが理解されるべきである。
【符号の説明】
【0024】
10 流体分配ヘッド組立用モジュラユニット
12 空気加熱ブロック
14 空気分配ブロック
16 空気加熱コイル
18 電気カートリッジヒータ
20 電気コネクタ
22 空気加熱ブロックカバープレート
24 温度センサー
26 空気ホースコネクタ
28 供給ブロック
30 接着剤分配弁
32 空気マニホルド
34 ソレノイド機構
36 接着材料ヒータ
38 温度センサー機構
40 電気コネクタ
42 供給ブロックカバープレート
44 ろ過ブロック
46 ろ過要素
54 貫通穴
56 ねじ付きロッド
58 だぼピン
60 締結要素

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの他の同様な流体分配ヘッド組立て用モジュラユニットに連結され流体分配ヘッド組立て用モジュラユニットの組立体を形成する流体分配ヘッド組立用モジュラユニットにおいて、
分配されるべき材料を内部を通過させて搬送するための供給ブロックと、
前記供給ブロックの底面に取付けられ、分配されるべき前記材料と関連して作動する流入空気を加熱するための加熱ブロックであって、内部に複数の加熱コイルを含んで成る加熱ブロックと、
前記供給ブロックの前面に取付けられ、前記供給ブロックを通過して搬送された材料を受取り分配する所定数の分配弁と、
前記供給ブロックの後面に取付けられたろ過ブロックであって、該ろ過ブロックに流入する前記材料に含まれるごみまたは粒子を除去するためのろ過ブロックと、
前記供給ブロックの対向する側面の一方から他方へ延びる貫通穴と、
前記供給ブロックの前記貫通穴内に配設され、同様のモジュラユニットの供給ブロックに形成された同様の貫通穴内に延設されて、隣接するモジュラーユニットを相互に固定するよう連結し、前記所定数の倍数に相当する数の分配弁を具備するモジュラユニットの組立体がつくり出されるようにするねじ付きロッドとを具備する流体分配ヘッド組立用モジュラユニット。
【請求項2】
前記所定数の分配弁が6個の分配弁からなる請求項1に記載のモジュラユニット。
【請求項3】
前記所定数の分配弁が6個、8個、および10個の分配弁の群から選択される請求項1に記載のモジュラユニット。
【請求項4】
前記供給ブロックの前記対向する側壁の少なくとも一方に設けられ、他のモジュラユニットの同様の供給ブロックに設けられた開口の中に挿入され、複数のモジュラユニットが、互いに一直線状に横並びに並置されるようにするだぼピンを更に具備する請求項1に記載のモジュラユニット。
【請求項5】
前記分配弁が、熱溶融接着剤分配弁である請求項1に記載のモジュラユニット。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−137186(P2012−137186A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−55999(P2012−55999)
【出願日】平成24年3月13日(2012.3.13)
【分割の表示】特願2001−72775(P2001−72775)の分割
【原出願日】平成13年3月14日(2001.3.14)
【出願人】(591203428)イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド (309)
【Fターム(参考)】