説明

浄水自動給水機のネットワークシステム

【課題】災害時における国民の安全保護を実行あらしめるシステムを提供すること。
【解決手段】所定の域内に災害時の給水基地局として複数設置され、それぞれがコンピューターを搭載して通信手段で結ばれている浄水自動給水機100のネットワークシステムであって、上記浄水自動給水機100には、雨水、河川水、池の水、海水等の原水の貯水槽500を受け入れる災害時の導水ライン160と、水道局から供給される上水道600を受け入れる水道ライン170を備え、かつこの災害時の前記導水ラインと平常時の水道ラインとの切り替え手段180を備えており、前記浄水自動給水機100が、浄水フィルタを少なくとも有する浄水装置110と、殺菌装置120を有するとともに、浄水装置によって製造された浄水を自動計量する給水装置130と、バッテリー装置140を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、災害時における国民の安全保護を実行あらしめる浄水自動給水機のネットワークシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、平常時は、水道局から供給される上水道や、ミネラルウォーターボトルの自動販売機から、自由に水を入手することができる。また近時では飲料水ディスペンサも提供されている(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開平11−314699
【0004】
しかし、地震など災害時においては、水道局から供給される上水道が破壊或いは汚染されたり、送電が停電される場合が多い。一方、水は人の生命及び安全においてライフラインとして必要不可欠であることはいうまでもない。
また、災害時は、災害の域内において居住する老人、子供を含む地域住民の安全を確保するだけでなく、同地域に居住する地域住民の安否情報などの情報を的確に把握し提供することは災害時における国民の安全保護の見地から重要であることはいうまでもない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、災害時における国民の安全保護を実行あらしめるシステムを提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を鋭意検討した結果、本発明は、所定の域内に災害時の給水基地局として複数設置され、それぞれがコンピューターを搭載して通信手段で結ばれている浄水自動給水機のネットワークシステムを採用した。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、上記のとおりであるので、給水基地局を軸にして給水のネットワークをコンピューターによるネットワークとともに確保し、これにより、給水基地局において人の生命及び安全において必要不可欠な水を災害時においても常時確保でき、あわせて、水の取得情報を軸にして災害時における地域住民に関する安否を含む情報を収集確保可能にするようにした。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の実施形態としては、上記浄水自動給水機には、雨水、河川水、池の水、海水等の原水を受け入れる災害時の導水ラインを備えている。そして前記災害時の導水ラインが、原水の貯水槽に連結されていることが好ましい。
【0009】
前記浄水自動給水機は、災害時専用の浄水自動給水機とすることもできるが、平常時においても使用可能な給水機とすることが好ましい。例えば、水道局から供給される水道を受け入れる水道ラインを備えている浄水自動給水機である。
【0010】
この場合は、災害時の前記導水ラインと、平常時の水道ラインとの切り替え手段を備えていることが望ましい。
【0011】
前記浄水自動給水機として、災害時において適用できる装置でなければならない。かかる見地から、浄水フィルタを少なくとも有する浄水装置と、殺菌装置を有するとともに、浄水装置によって製造された浄水を自動計量する給水装置と、を備えている浄水自動給水機を提供することができる。特に、停電の状態も想定して、バッテリー装置、無停電装置を備えることが好ましく、更に前記バッテリー装置の電力源になることのできる発電モータを備えていることがより好ましい。
【0012】
また、各給水基地局の浄水自動給水機が、本局との間で双方向の通信手段によって結ばれている浄水自動給水機のネットワークシステムとすることにより、本局において特定地域内の給水状況を掌握することが可能となる。また給水状況を分析し、水が足りないことが分かった地域に設置してある浄水自動給水機については、本局の指令により、個人認証カード等の提示がない場合でも無料で水を配給させるようにすることもできる。また、このような本局の指令が無いか、若しくは通信障害が発生した場合でも、自動発電装置または無停電装置が組み込まれた浄水自動給水機においては、前記装置の作動開始を災害発生とみなして、無料で水を配給させるようにすることもできる。
特に、前記浄水自動給水機内のコンピューターにおいて、メモリーに格納された所定の域内に居住する個人の特定情報と、入力される給水取得の個人の特定情報との一致を認識処理し、特定個人の給水取得情報を蓄積する。そして、前記特定個人の給水取得情報が通信手段により本局のコンピューターに送信することにより、老人、子供はもちろん、地域住民の安否情報を経時的ないし経日的に本局において把握できる。
【0013】
本局のメモリーに格納された特定情報の本人が、前記浄水自動給水機において操作を行っているかどうかを確認する手段として、指紋照合システムを導入することもできる。すなわち、本局の個人の特定情報の一つに個人の指紋が含まれており、かつ前記浄水自動給水機には、指紋照合機構が設けられるものである。これによって、前記本局に蓄えられた指紋情報と前記指紋照合機構により採取された指紋との一致または不一致によって、前記浄水自動給水機で操作を行っているものが、確かに該個人本人かどうかを確認することができる。
【0014】
前記通信手段は、災害等で破壊される場合も想定し、専用回線、衛星通信網、携帯電話網及びPHS網の群のうちいずれかの手段、または予備的手段を含めた複数の手段を用いることが好ましい。
【0015】
前記給水取得の個人の特定情報を得るためには、個人認証カード内のメモリーに該情報が格納される。個人認証カードのメモリーには、特定個人の給水取得情報が蓄積される。
【0016】
なお、このシステムを平常時においても用いる場合は、個人認証カードのメモリーには、給水取得に関するポイント情報又はエコマネー情報を蓄積することができる。このポイント情報又はエコマネー情報を給水取得のためのマネー情報としてもよい。
【0017】
また前記給水取得の個人の特定情報を得る手段としては、前記個人認証カード以外に、各個人が所有する携帯電話のメモリーを利用することもできる。
【0018】
また、前記浄水自動給水機にはディスプレーなどの特定情報表示手段が備えることができる。そして、特定情報として、災害情報、保安情報、捜索人情報、安否情報、広告情報、企業・商店情報、地域情報が含ませることにより、ライフラインの給水基地を中心に、災害時のみならず、平常時における各種の情報を提供することが可能となる。
【0019】
前記各浄水自動給水機に監視カメラが備えることが可能である。これにより、監視カメラで撮影した情報が通信手段によって本局に送信することができる。
【0020】
なお、前記浄水自動給水機としては、平常時に水道局から供給される水道を受け入れる水道ラインを備え、かつポイント情報又はマネー情報が蓄積された個人の特定カードを読み取り、前記浄水自動給水機内のコンピューターにその情報を送信するカードリーダー及び又はポイント情報又はマネー情報が蓄積された外部のコンピューターとの間の通信手段を利用した支払装置を備えており、前記水道ラインから供給され、浄水装置で浄水された水を、この支払装置によって読み取られた給水量にて給水装置で自動計量して浄水を給水する浄水自動給水機のネットワークシステムが好ましい。
【0021】
そして前記浄水自動給水機には、前記ポイント情報又はマネー情報が蓄積された個人の特定カードを読み取り、前記浄水の給水に代え又は浄水の給水と共に、コンピューターに蓄積されたゲームプログラムを含むソフトウェアを作動させて特定情報表示手段に表示させることもできる。
また、前記コンピューターが、当たりとハズレの選択的構成要素を統計的処理によって確定する前記ゲームプログラムを含み、
当たりの要素をカウントしたときに、個人の特定カードに前記ポイント情報又はマネー情報が加算して蓄積され、又は、前記浄水自動給水機に搭載された商品券、コイン、プリントシート、スタンプ等の換価媒体出力装置に動作信号を出力して、当該装置から前記商品券、コイン、プリントシート、スタンプ等の換価媒体を出力する浄水自動給水機のネットワークシステムを採用することもできる。
【0022】
このような災害時の浄水自動給水機の浄水フィルタは、雨水、河川水、池の水、海水等の原水を飲料水に簡単に変換できる必要がある。これに最も好ましい浄水フィルタとしては、前記浄水装置の浄水フィルタが、第1の重合不織布フィルタと、
前記第1の重合不織布フィルタの下流に配置された第1の活性炭フィルタと、
前記第1の活性炭フィルタの下流に配置された膜フィルタと、
前記膜フィルタの下流に配置された第2の活性炭フィルタと、
を備えている浄水自動給水機である。
【0023】
また前記膜フィルタとしては、中空紙膜、スパイラル膜及び平板膜の群から選ばれる膜が災害時の原水を飲料水にするためには好ましい。特に、第1の活性炭フィルタと膜フィルタの間に第2の重合不織布フィルタが設けられていること、より好ましくは第2の活性炭フィルタの下流に陰イオン交換フィルタまたは陰イオン交換フィルタの少なくともいずれかが設けられている構成が好ましい。なお、第2の活性炭フィルタには、化石サンゴ、造礁サンゴ、帆立等の貝類、セラミック、天然石及び人工石の群から選ばれる濾過材のうち、少なくとも一種類の濾過材が含まれていることが好ましい。なお、本浄水自動給水機は、自動発電装置を備えていることが好ましい。
【0024】
図1は本発明のネットワークシステムの一実施形態を示す概略全体図である。一方、図2は本発明のネットワークシステムの概念図である。
図において、100は所定の域内200の特定場所(例えば役所、学校)に設置された浄水自動給水機である。この浄水自動給水機100は、所定の域内200に災害時の給水基地局として複数設置され、それぞれがコンピューターを搭載して通信手段で結ばれている。また500は貯水槽、600は水道局の上水道、700は原水の例として河川を示す。
【0025】
この実施形態の浄水自動給水機100は、雨水、河川水、池の水、海水等の原水を受け入れる災害時の導水ライン160を備え、この導水ラインが原水の貯水槽500に連結されている。またこの浄水自動給水機100は、水道局の上水道600から供給される水道を受け入れる水道ライン170を備えており、前記浄水自動給水機100が、災害時の前記導水ライン160と、平常時の水道ライン170との切り替え手段180を備えている。この浄水自動給水機100は、浄水フィルタを少なくとも有する浄水装置110と、殺菌装置120を有するとともに、浄水装置によって製造された浄水を自動計量する給水装置130と、バッテリー装置140を備えている。
【0026】
この浄水自動給水機100は逆浸透膜を前記浄水フィルタとして用い、その浄水装置の浄水フィルタが、第1の重合不織布フィルタと、
前記第1の重合不織布フィルタの下流に配置された第1の活性炭フィルタと、
前記第1の活性炭フィルタの下流に配置された膜フィルタと、
前記膜フィルタの下流に配置された第2の活性炭フィルタと、
を備えている。
【0027】
この各給水基地局の浄水自動給水機100は、本局300との間で双方向の通信手段によって結ばれており、前記浄水自動給水機内のコンピューターは、メモリーに格納された所定の域内に居住する個人の特定情報と、入力される給水取得の個人の特定情報との一致を認識処理し、特定個人の給水取得情報を蓄積している。従って、前記特定個人の給水取得情報が通信手段により本局のコンピューターに送信され、本局において給水取得情報を通じて安否情報が収集される。
【0028】
なお、前記通信手段はこの実施形態では専用回線、衛星通信網、携帯電話網及びPHS網の群のうち、少なくともいずれかを用いる。なおまた、前記給水取得の個人の特定情報を個人認証カード内のメモリーに格納することにより、個人認証カード400内において安否情報が蓄積されるものである。そして、前記個人認証カード400のメモリーには、特定個人の給水取得情報が経時的又は経日的に蓄積される。
【0029】
またこの浄水自動給水機は、平常時に水道局から供給される水道を受け入れる水道ライン170を備えているが、さらにポイント情報又はマネー情報が蓄積された個人の特定カード(個人認証カード400)を読み取り、前記浄水自動給水機内のコンピューターにその情報を送信するカードリーダー及び又はポイント情報又はマネー情報が蓄積された外部のコンピューターとの間の通信手段を利用した支払装置を備えており、平常時には、前記水道ラインから供給され、浄水装置で浄水された水を、この支払装置によって読み取られた給水量にて給水装置で自動計量して浄水を給水する。なお個人認証カードは、非接触認証型のカードとすることもできる。
【0030】
前記個人認証カードのメモリーには、給水取得に関するポイント情報又はエコマネー情報が蓄積されており、また前記浄水自動給水機には特定情報表示手段101が備えられており、インターネットを含む通信手段を通じて外部のコンピューターに接続されており、外部のコンピューターから広告などの情報が表示される。
【0031】
なお、本実施形態の浄水自動給水機は、図1に示すように、浄水自動給水機に搭載したカードリーダーを用いてポイントカードを利用することができ、平常時においても有効活用されるシステムである。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明は、災害時における国民の安全保護を実行あらしめる浄水自動給水機として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明のネットワークシステムの一実施形態を示す概略全体図である。
【図2】本発明のネットワークシステムの概念図である。
【符号の説明】
【0034】
100 浄水自動給水機
101 特定情報表示手段
110 浄水装置
120 殺菌装置
130 給水装置
140 バッテリー装置
150 監視カメラ
160 導水ライン
170 水道ライン
180 切り替え手段
200 域内
300 本局
400 個人認証カード
500 貯水槽
600 上水道
700 河川

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の域内に災害時の給水基地局として複数設置され、それぞれがコンピューターを搭載して通信手段で結ばれている浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項2】
上記浄水自動給水機には、雨水、河川水、池の水、海水等の原水を受け入れる災害時の導水ラインを備えた請求項1記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項3】
前記災害時の導水ラインが、原水の貯水槽に連結されている請求項2記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項4】
前記浄水自動給水機が、水道局から供給される水道を受け入れる水道ラインを備えている請求項1〜3のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項5】
前記浄水自動給水機が、災害時の前記導水ラインと、平常時の水道ラインとの切り替え手段を備えている請求項4記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項6】
前記浄水自動給水機が、浄水フィルタを少なくとも有する浄水装置と、殺菌装置を有するとともに、浄水装置によって製造された浄水を自動計量する給水装置と、バッテリー装置を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項7】
各給水基地局の浄水自動給水機が、本局との間で双方向の通信手段によって結ばれている請求項1〜6のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項8】
前記浄水自動給水機内のコンピューターは、メモリーに格納された所定の域内に居住する個人の特定情報と、入力される給水取得の個人の特定情報との一致を認識処理し、特定個人の給水取得情報を蓄積している請求項7記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項9】
前記特定個人の給水取得情報が通信手段により本局のコンピューターに送信する請求項8に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項10】
前記通信手段が、専用回線、衛星通信網、携帯電話網及びPHS網の群のうち、少なくともいずれかを用いる請求項8又は9記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項11】
前記給水取得の個人の特定情報が、個人認証カード内のメモリーに格納されている請求項8〜10のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項12】
前記個人認証カードのメモリーには、特定個人の給水取得情報が蓄積されている請求項11記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項13】
前記個人認証カードのメモリーには、給水取得に関するポイント情報又はエコマネー情報が蓄積されている請求項12記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項14】
前記浄水自動給水機に特定情報表示手段が備えられている、請求項1〜13のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項15】
特定情報が、災害情報、保安情報、捜索人情報、安否情報、広告情報、企業・商店情報、地域情報が含まれる請求項14記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項16】
前記各浄水自動給水機に監視カメラが備えられている、請求項1〜15のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項17】
前記監視カメラの映像が通信手段によって本局に送信される請求項16記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項18】
前記浄水自動給水機が、平常時に水道局から供給される水道を受け入れる水道ラインを備え、かつポイント情報又はマネー情報が蓄積された個人の特定カードを読み取り、前記浄水自動給水機内のコンピューターにその情報を送信するカードリーダー及び又はポイント情報又はマネー情報が蓄積された外部のコンピューターとの間の通信手段を利用した支払装置を備えており、前記水道ラインから供給され、浄水装置で浄水された水を、この支払装置によって読み取られた給水量にて給水装置で自動計量して浄水を給水する請求項6〜17のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項19】
前記浄水自動給水機には、前記ポイント情報又はマネー情報が蓄積された個人の特定カードを読み取り、前記浄水の給水に代え又は浄水の給水と共に、コンピューターに蓄積されたゲームプログラムを含むソフトウェアを作動させて特定情報表示手段に表示する請求項18記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項20】
前記コンピューターが、当たりとハズレの選択的構成要素を統計的処理によって確定する前記ゲームプログラムを含み、
当たりの要素をカウントしたときに、個人の特定カードに前記ポイント情報又はマネー情報が加算して蓄積され、又は、前記浄水自動給水機に搭載された商品券、コイン、プリントシート、スタンプ等の換価媒体出力装置に動作信号を出力して、当該装置から前記商品券、コイン、プリントシート、スタンプ等の換価媒体を出力する請求項18記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項21】
前記浄水装置の浄水フィルタが、第1の重合不織布フィルタと、
前記第1の重合不織布フィルタの下流に配置された第1の活性炭フィルタと、
前記第1の活性炭フィルタの下流に配置された膜フィルタと、
前記膜フィルタの下流に配置された第2の活性炭フィルタと、
を備えている、請求項1〜20のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項22】
前記膜フィルタが、中空紙膜、スパイラル膜及び平板膜の群から選ばれる膜である請求項21記載のネットワークシステム。
【請求項23】
第1の活性炭フィルタと膜フィルタの間に第2の重合不織布フィルタが設けられている請求項21又は22記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項24】
第2の活性炭フィルタの下流に陰イオン交換フィルタまたは陽イオン交換フィルタの少なくともいずれかが設けられている請求項21〜23のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項25】
第2の活性炭フィルタに、化石サンゴ、造礁サンゴ、帆立等の貝類、セラミック、天然石及び人工石の群から選ばれる濾過材のうち、少なくとも一種類の濾過材が含まれている請求項21〜24のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項26】
前記浄水自動給水機が、自動発電装置及び無停電装置を備える請求項1〜25のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項27】
前記浄水自動給水機が、自動発電装置及び無停電装置を備える請求項1〜25のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項28】
前記個人の特定情報に個人の指紋が含まれており、前記浄水自動給水機には、指紋照合機構が設けられ、前記本局に蓄えられた指紋情報と前記指紋照合機構により採取された指紋との一致または不一致によって個人を特定する手段を有する請求項7記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項29】
前記本局の指令により、無料で水を配給させるようにすることができる浄水自動給水機水を備える請求項9または10記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項30】
前記自動発電装置または前記無停電装置の作動開始により、無料で水を配給させるようにすることができる浄水自動給水機水を備える請求項27記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項31】
前記給水取得の個人の特定情報が、個人所有の携帯電話のメモリーに格納されている請求項8〜10のいずれかの項に記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。
【請求項32】
前記浄水自動給水機の前記バッテリー装置に電力源となる発電モータを備えた請求項6記載の浄水自動給水機のネットワークシステム。

【図2】
image rotate

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2006−307635(P2006−307635A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−89734(P2006−89734)
【出願日】平成18年3月29日(2006.3.29)
【出願人】(399097432)ニューメディカ・テック株式会社 (1)
【出願人】(000252506)和田金属工業株式会社 (6)