説明

液晶モジュール

【課題】セルガイドの固定作業のときに、ねじを使い分ける手間を省き製造の手間とコストを低減するとともに、間違った種類のねじをねじ込んでしまう不具合が発生するのを抑制する。
【解決手段】背面部11と、接続部121と、背面部11に対し平行で且つ外方向へ折曲した支持部122とを備えたリヤフレーム1と、ランプフレーム31と、拡散板41及び拡散シート42の外周部を押える長方形枠状のセルガイド43とを有し、リヤフレーム1は一部を切り曲げて形成された固定部14を有しており、ランプフレーム31が固定部14を覆うように配置されるとともに、セルガイド43とランプフレーム31が固定部14に共締めされている液晶モジュールA。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルガイドを安定して固定することができる液晶モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
液晶モジュールは、薄型、軽量、低消費電力であるという特徴を有するものであり、ノートPC、PC用モニタ、TV受像機等の映像を表示する表示装置として広く用いられている。
【0003】
従来の液晶モジュールについて、図面を参照して説明する。図6は従来の液晶モジュールの分解斜視図である。液晶モジュールBは、リヤフレーム91と、反射シート92と、ランプ93と、ランプ93からの光を拡散させる拡散板941及び拡散シート942と、長方形状の枠体であるセルガイド943と、長方形状の一対のガラス基板の間に液晶が充填された液晶セル95と、正面側の支持枠であるベゼル96とを有している。ランプ93はランプフレーム931にて、支持されており、ランプフレーム931はリヤフレーム91に固定されている。
【0004】
拡散板941及び拡散シート942がリヤフレーム91及びランプフレーム931の正面側に配置され、さらに正面側より、セルガイド943で押えられて固定されている。また、液晶セル95がセルガイド943の正面側に配置され、さらに正面側より、ベゼル96で押えることで固定されている(特開2001−174789号公報参照)。
【0005】
ランプフレーム931はねじにてリヤフレーム91にて固定されている。セルガイド943はねじを用いて、リヤフレーム91及びランプフレーム931に固定されている。また、ベゼル96はねじを用いてリヤフレーム91に固定されている。ベゼル96を固定しているねじの一部はセルガイド943を貫通し、セルガイド943を共締めしている。
【0006】
図7は従来のセルガイドとリヤフレームとの固定状態の断面図であり、図8は従来のセルガイドとランプフレームとの固定状態の断面図である。なお、リヤフレーム91は金属板をきりまげて形成されたものであり、ランプフレーム931及びセルガイド943は樹脂の成型品である。
【0007】
図7に示すように、リヤフレーム91は長方形状の背面部911と、背面部911の長辺部より立設された立ち上り部912と、立ち上り部912の先端部を外側に背面部911と平行に折り曲げて形成された支持部913とを有している。拡散板941、拡散シート942は支持部913と接触して配置されており、セルガイド943に押えられて固定されている。支持部913には雌ねじ孔914が形成されているとともに、セルガイド943には貫通孔9431が形成されており、貫通孔9431を貫通したねじが雌ねじ孔914と螺合されることで、セルガイド943がリヤフレーム91に固定されている。
【0008】
図8に示すように、拡散板941、拡散シート942はランプフレーム931に接触配置されており、セルガイド943にて押えられて固定されている。ランプフレーム931には雌ねじ孔932が形成されているとともに、セルガイド943には貫通孔9432が形成されており、貫通孔9432を貫通したねじが雌ねじ孔932と螺合されることで、セルガイド943がリヤフレーム91に固定されている。
【0009】
【特許文献1】特開2001−174789号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、リヤフレーム91が金属板を折り曲げて形成されているものであり、ランプフレーム931が樹脂の成型体であるため、リヤフレーム91と螺合するねじは金属用ものを、ランプフレーム931と螺合するねじは樹脂用のものを用いなくてはならない。すなわち、セルガイド943の取り付けには、金属用ねじと樹脂用ねじとを用意しなくてはならず、部品点数が増える。
【0011】
また、金属用ねじと樹脂用ねじとはねじの大きさ、形状が異なるとともに、締め付けトルクが異なるので、それぞれ異なる締め付け用の工具を用いて締め付けられている場合が多い。この場合、製造者はセルガイド943をリヤフレーム91及びリヤフレーム91に折りつけられたランプフレーム931に固定するのに、異なる種類の工具を持ち替えなくてはならず、それだけ、手間がかかるし、作業が煩雑になる。
【0012】
また、ランプフレーム931に金属用のねじをねじ込んでしまったり、その逆にリヤフレーム91に樹脂用のねじをねじ込んでしまったり、するミスが発生する場合がある。このように間違った種類のねじで螺合した場合、ねじ山がつぶれて、ねじが取れなく(取れにくく)なってしまったり、ねじの締め付けが不十分で、液晶モジュールの使用中にねじが外れてしまったり等の不具合が発生する可能性が高い。
【0013】
そこで本発明は、セルガイドが安定して固定された液晶モジュールを提供することを目的とする。
【0014】
また本発明は、セルガイドの固定作業のときに、ねじを使い分ける手間を省くことを目的とする。
【0015】
さらに本発明は、セルガイドの固定作業のときに、間違った種類のねじをねじ込んでしまう不具合が発生するのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記目的を達成するために本発明は、金属板を切り曲げて形成され、長方形状の背面部と、前記背面部の両方の長辺より斜めに立設された接続部と、前記接続部から前記背面部に対し平行で且つ外方向へ折曲した支持部とを備えたリヤフレームと、背面側でランプを保持するランプフレームと、外周部が前記支持部及び前記ランプフレームと接触配置され、光を拡散させる長方形状の拡散板と、前記拡散板に重ねて配置された光を拡散させる長方形状の拡散シートと、前記拡散板及び拡散シートの外周部を前記支持部及び前記ランプフレームとで挟持する長方形枠状のセルガイドとを有し、前記リヤフレームは一部を切り曲げて形成された固定部を有しており、前記ランプフレームが前記固定部を覆うように配置されるとともに、正面側の前記固定部と重なる位置に貫通孔を有しており、前記セルガイドが前記ランプフレームの貫通孔と重なる位置に係止孔を有しており、前記セルガイドの係止孔と前記ランプフレームの貫通孔とがねじにて貫通され、前記固定部に形成されたねじ孔が前記ねじと螺合されている。
【0017】
この構成によると、前記セルガイドをリヤフレーム及びランプフレームに固定するときに、樹脂用のねじを用いず、金属用のねじを用いることができる。このことは、前記液晶モジュールを組み立てるときに、樹脂用のねじを廃止することができ、これにより、部品の種類を減らすことができる。
【0018】
また、形状、締め付けトルク等の異なる2種以上のねじを用いなくてもよいので、工具を持ち替えなくてもよく、それだけ、製造にかかる手間を省くことができる。また、2種の異なるねじを用いることで、生じる、ねじの取り違えミスを低減することができ、ねじの間違いによる不具合の発生を低減することができる。
【0019】
上記構成において、前記リヤフレームは前記背面の短辺を折り曲げて形成された枠部とを有しており、前記固定部が前記枠部の一部を切り曲げて形成されているものであってもよい。またこのとき、前記ランプフレームは前記枠部と接触するように配置されており、前記枠部と対向する面に、前記固定部が配置された凹部を有していてもよい。
【0020】
上記構成において、前記セルガイドは長辺部の一部を形成する長部と、短辺部の一部を形成する短部とが直交するように形成されたL字状部材を4個連結してなるものであり、
前記共締め用貫通孔が前記各L字状部材の短辺部に少なくとも1個形成されているものであってもよい。
【0021】
上記構成において、前記セルガイドは長部を前記リヤフレームの支持部にねじ止めされることで固定されるものであり、前記長部の前記支持部への固定と前記短部の固定部への固定とが、同一形状のねじを利用して行われるものであってもよい。
【0022】
この構成によると、前記セルガイドを固定するときに用いられるねじは同形状のもの1種だけであるので、ねじを探したり、持ち替えたりする手間が省け、それだけ、製造工程を簡単化することができる。また、製造工程が簡単化されることで、ミスが発生しにくく、短時間で精度のよい製品を製造することが可能である。
【発明の効果】
【0023】
本発明によると、セルガイドの固定に用いられるねじとして、すべて、金属用ねじを用い、セルガイドが安定して固定された液晶モジュールを提供することができる。
【0024】
また本発明によると、セルガイドの固定作業のときに、ねじを使い分ける手間を省くことができ、それだけ、製造の手間とコストを低減することができる。
【0025】
さらに本発明によると、セルガイドの固定作業のときに、間違った種類のねじをねじ込んでしまう不具合が発生するのを抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる液晶モジュールの分解斜視図である。図1に示すように、液晶モジュールAは少なくとも、リヤフレーム1、反射シート2、ランプ3、ランプフレーム31、光拡散部材4、液晶セル5、ベゼル6を有している。
【0027】
リヤフレーム1は金属板を折り曲げて形成されたものであり、長方形状の背面部11と、背面部11の一対の長辺より立設された立ち上り部12と、背面部11の一対の短辺より立設された枠部13とを有している。立ち上り部12は背面部11より立ち上がる接続部121と、接続部121と連結され、液晶パネル4の長辺を支持する支持部122と、支持部122と連結され、接続部121と対抗する外枠部123とを有している。
【0028】
反射シート2はリヤフレーム1の正面側に配置されるものであり、リヤフレーム1の背面部11及び接続部121と密接して取り付けられている。リヤフレーム1の正面側には反射シート2を配置した後、バックライトとして用いられるランプ3が配置される。ランプ3はU字状に形成された陰極管であり、その両端部にはランプホルダ30が取り付けられている。ランプホルダ30は背面部11、接続部121及び枠部13と接触した状態で固定されている。ランプホルダ30には図示を省略した電線が接続されており、この電線よりランプ3を駆動するための電力が供給される。
【0029】
リヤフレーム1の短辺には正面側より取り付けられ、ランプ3のランプホルダ30及び折り返し部を保持するためのランプフレーム31が備えられている。ランプフレーム31は台状に形成されており、リヤフレーム1の背面部11及び接続部121と接触するように配置されている。また、ランプフレーム31はリヤフレーム1の短辺に枠部13と接触して配置された状態でリヤフレーム1の支持部122と同一平面上に配置される支持部311を備えている。
【0030】
光拡散部材4はランプ3より出射された光及び反射シート2で反射された光を拡散するための拡散板41及び拡散シート42と、セルガイド43とを有している。拡散板41はリヤフレーム1の支持部122及びランプフレーム31の支持部311に外周部を支持されており、その上部に2枚の拡散シート42が配置されている。セルガイド43は、拡散板41、拡散シート42の四辺を上面側よりリヤフレーム1の支持部122及びランプフレーム31の支持部311に向けて押える長方形状の枠体である。セルガイド43は、各角部を含む4個のL字状の部材に分割される。
【0031】
セルガイド43の上部に液晶セル5が載置されている。液晶セル5は、液晶パネル51と、液晶パネル51に接続されたソースドライバ52と、ゲートドライバ53とを有している。液晶パネル51は平行に配置された2枚のガラス基板511、512と、ガラス基板511、512の間に充填された液晶層513とを有している。
【0032】
液晶セル5において、ガラス基板511には映像が形成される映像領域に形成された透明電極(共通電極:図示省略)が備えられている。また、ガラス基板512には、画素ごとに独立して形成された透明電極(画素電極:図示省略)が備えられており、画素電極にはスイッチング素子(トランジスタ:図示省略)が取り付けられている。なお、共通電極と画素電極は互いに他方のガラス基板に形成されるようにしてもよい。
【0033】
ベゼル6はリヤフレーム1の支持部122及びランプフレーム31の支持部311の正面側を覆うことができる金属製の枠体である。ベゼル6は正面側に液晶セル5の映像表示部を外部より視認することができる開口60を有している。また、ベゼル6は断面L字状を有するものである。ベゼル6はリヤフレーム1の支持部122及びランプフレーム31の支持部311と対向した正面部61と、リヤフレーム1の外枠部123及び枠部13と当接した側面部62とを有している。ベゼル6はねじ止めにてリヤフレーム1の外枠部123及び枠部13に固定されている。
【0034】
ランプフレーム31及びセルガイド43は一部共通のねじでリヤフレーム1に固定されている。セルガイド43のリヤフレーム1へのねじ止め構造について、以下に図面を参照して説明する。図2は本発明にかかる液晶モジュールのリヤフレームの平面図であり、図3は図2に示すリヤフレームのX−X線断面図である。リヤフレーム1の支持部122には、等間隔でねじ孔124が形成されている。
【0035】
図2、図3に示すように、リヤフレーム1は枠部13の一部を折り曲げて形成された固定部14を有している。図2、図3に示すように、固定部14は、枠部13の内側より、リヤフレーム1の背面部11と平行となるように突設された基部141と、基部141の枠部13と交差する辺のより、背面部11と反対側に突設された長方形状の立ち上り部142と、立ち上り部142の先端より突設された台座部143と、台座部143の内部に形成されたねじ孔144とを有している。図2に示すように、固定部14は一方の枠部13に2個形成されている。
【0036】
光拡散部材4はランプフレーム31が配置されたリヤフレーム1の上に配置される。図4はリヤフレームに光拡散部材を取り付けた状態の平面図であり、図5は図4に示すリヤフレーム及び光拡散部材のY−Y断面図である。
【0037】
図4に示すように、ランプフレーム31がリヤフレーム1の枠部13と接触するように取り付けられている。図5に示すように、ランプフレーム31にはリヤフレーム1に配置されたときに枠部13と対向する面の固定部14と重なる部分に凹溝312が形成されている。また、ランプフレーム31は支持部311の凹溝312と対応する部分に支持部311から凹溝312に貫通する貫通孔313が形成されている。図4に示すように、凹溝312及び貫通孔313はランプフレーム31に2個形成されているが、それに限定されるものではなく、固定部14にあわせて形成されるものである。
【0038】
図4に示すように、セルガイド43は、4つのL字状の部材に分割されるものである。このL字状の部材は、対角線上に配置されるものが同じ形状を有するものである。なお、セルガイド43は2個の第1分割部431と、2個の第2分割部432とを組み合わせて形成されている。図4に示されたセルガイド43は、第1分割部431は図中右上と左下に、第2分割部432は図中左上と右下に配置されている。ここでは、便宜上、液晶セルAの左側の短辺側に固定されている状態に関して説明するが、図中右側の短辺についても同様の構成を有し、同様に固定されている。
【0039】
図4に示すように、第1分割部431は短部4311と長部4312とを有しており、第2分割部432は短部4321と長部4322とを有している。第1分割部431の短部4311及び第2分割部432の短部4321は、係止孔433を有している。係止孔433は短部4311及び短部4321を支持部311に配置したときに、貫通孔313と重なるように形成されている。第1分割部431の長部4312及び第2分割部432の長部4322には係止孔434を有している。係止孔434はリヤフレーム1の支持部122に形成されたねじ孔124と重なるように形成されている。
【0040】
ランプフレーム31は枠部13と接触されるとともに、固定部14が凹溝312内に収納されるようにリヤフレーム1に配置される。このとき、リヤフレーム1には予め反射シート2とランプ3が取り付けられている。拡散板41及び拡散シート42は長辺がリヤフレーム1の支持部122に、短辺がランプフレーム31の支持部311と接触するように配置される。拡散板41及び拡散シート42は、支持部122及び支持部311に形成されている凸部(図示省略)にて位置決めされている。
【0041】
上述したように、第1分割部431と第2分割部432とが組み立てられてセルガイド43が形成される。セルガイド43はリヤフレーム1の支持部122及びランプフレーム31の支持部311と接触するように配置される。セルガイド43が配置された状態で、ねじBtがセルガイド43側から係止孔433及び貫通孔313に貫通され、台座部143のねじ孔144と螺合される。また、同様にねじBtが係止孔434にセルガイド43側から貫通され、ねじ孔124に螺合される。
【0042】
このようにして、セルガイド43が拡散板41及び拡散シート42の周縁部をリヤフレーム1の支持部122及びランプフレーム31の支持部311と挟持しつつ、リヤフレーム1に固定される。このとき、ねじBtは拡散板41及び拡散シート42とは接触しないように、配置されている。
【0043】
このように、ねじBtが螺合されるねじ孔124及びねじ孔144はいずれも、リヤフレーム1に形成されているものである。そのため、少なくとも、セルガイド43をリヤフレーム1に固定するときに、用いられるねじBtは金属用のねじに統一することができる。また、ねじの長さ、ねじの径も統一することが可能であり、ランプホルダ31及びセルガイド43を1種類のねじでリヤフレーム1に固定することが可能である。
【0044】
このことにより、従来のセルガイド43を樹脂にねじで固定するものに比べて、ねじを複数種類用いなくてもよく、それだけ、部品の種類を減らすことができ、コストを低減することができる。また、ねじの使い分けが必要ないので、製造の手間を省くことができる。製造の手間を省くことで、製造にかかる時間を削減し、コストダウンすることができるとともに、間違った種類のねじ(樹脂に金属用のねじを用いる、あるいは、その逆)を行うミスを削減することができるので、ねじ止めが不十分であったり、締めすぎてしまったりして、部材が外れやすかったり、ねじがつぶれて分解ができなくなったりする不具合を抑制することができる。
【0045】
以上、発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、液晶モジュールに採用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明にかかる液晶モジュールの分解斜視図である。
【図2】本発明にかかる液晶モジュールのリヤフレームの平面図である。
【図3】図2に示すリヤフレームのX−X線断面図である。
【図4】リヤフレームに光拡散部材を取り付けた状態の平面図である。
【図5】図4に示すリヤフレーム及び光拡散部材のY−Y断面図である。
【図6】従来の液晶モジュールの分解斜視図である。
【図7】従来のセルガイドとリヤフレームとの固定状態の断面図である。
【図8】従来のセルガイドとランプフレームとの固定状態の断面図である。
【符号の説明】
【0048】
1 リヤフレーム
11 背面部部
12 立ち上り部
121 接続部
122 支持部
123 外枠部
13 枠部
14 固定部
2 反射シート
3 ランプ
31 ランプフレーム
4 光拡散部材
41 セルガイド
42 拡散板
43 拡散シート
5 液晶セル
51 液晶パネル
52 ソースドライバ
53 ゲートドライバ
6 ベゼル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属板を切り曲げて形成され、長方形状の背面部と、前記背面部の両方の長辺より斜めに立設された接続部と、前記接続部から前記背面部に対し平行で且つ外方向へ折曲した支持部とを備えたリヤフレームと、
背面側でランプを保持するランプフレームと、
外周部が前記支持部及び前記ランプフレームと接触配置され、光を拡散させる長方形状の拡散板と、
前記拡散板に重ねて配置された光を拡散させる長方形状の拡散シートと、
前記拡散板及び拡散シートの外周部を前記支持部及び前記ランプフレームとで挟持する長方形枠状のセルガイドとを有し、
前記リヤフレームは一部を切り曲げて形成された固定部を有しており、
前記ランプフレームが前記固定部を覆うように配置されるとともに、正面側の前記固定部と重なる位置に貫通孔を有しており、
前記セルガイドが前記ランプフレームの貫通孔と重なる位置に係止孔を有しており、
前記セルガイドの係止孔と前記ランプフレームの貫通孔とがねじにて貫通され、前記固定部に形成されたねじ孔が前記ねじと螺合されていることを特徴とする液晶モジュール。
【請求項2】
前記リヤフレームは前記背面の短辺を折り曲げて形成された枠部とを有しており、
前記固定部が前記枠部の一部を切り曲げて形成されている請求項1に記載の液晶モジュール。
【請求項3】
前記ランプフレームは前記枠部と接触するように配置されており、前記枠部と対向する面に、前記固定部が配置された凹部が形成されている請求項2に記載の液晶モジュール。
【請求項4】
前記セルガイドは長辺部の一部を形成する長部と、短辺部の一部を形成する短部とが直交するように形成されたL字状部材を4個連結してなるものであり、
前記共締め用貫通孔が前記各L字状部材の短辺部に少なくとも1個形成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の液晶モジュール。
【請求項5】
前記セルガイドは長部を前記リヤフレームの支持部にねじ止めされることで固定されるものであり、
前記長部の前記支持部への固定と前記短部の前記固定部への固定とが、同一形状のねじを利用して行われる請求項4に記載の液晶モジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−36963(P2009−36963A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−200618(P2007−200618)
【出願日】平成19年8月1日(2007.8.1)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】