説明

液状化粧品容器

【課題】化粧ブラシを備えたチュウーブ形容器の溶液の吐出及び使用を容易にする。
【解決手段】本発明は液状の化粧品溶液を貯えるチューブ形容器(10)の上部に化粧ブラシ(30)を備えて、化粧品溶液を吐出・密閉する構造の吐出口(20)を結合させるとともに、チューブ形容器(10)の上部一側に逆止バルブ(40)を形成し、支持キャップ(50)及び蓋(60)を嵌着した液状化粧品容器に関するもので、使用時にチューブ形容器(10)を押圧して必要な量だけの化粧品溶液が吐出口(20)を通じて吐出され、チューブ形容器(10)の一側に形成された逆止バルブ(40)によってチューブ形容器(10)に加えられている力をによって、逆止バルブ(40)に形成されたバルブ穴(41)が開閉されながらチューブ形容器(10)の内部に空気が流入及び遮断されるようにしてチューブ形容器(10)の収縮と復元が容易になるようにしてチューブ形容器(10)からの化粧品溶液の吐出操作を容易にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液状の化粧品溶液を貯えるチューブ形容器の上部に化粧ブラシを備えて、化粧品溶液を吐き出し密閉する構造の吐出口を結合させると同時に、チューブ形容器上部一側に逆止バルブを形成させて蓋を覆着した液状化粧品容器に関するもので、使用時にチューブ形容器を加圧して押えることで必要な量だけの化粧品溶液が吐出口を通じて吐出されて容易に使え、チューブ形容器の一側に形成された逆止バルブを設けることによりチューブ形容器に加圧された力を解除させる時、逆止バルブを通じてチューブ形容器の内部に空気が流入されるようにしてチューブ形容器の復元が容易になるようにする事で、チューブ形容器の反復連続的な加圧動作が便利であり化粧品溶液の吐出及び使用を容易にする事ができる様に提案されたものである。
【背景技術】
【0002】
従来の液状化粧品容器はチューブ形容器の上部に開口部を形成し単純に化粧用ブラシを固定させて構成し、チューブ形容器を加圧及び解除することでチューブ形容器の内部に貯蔵された化粧品溶液を直接化粧ブラシに吐出含浸させて化粧をする事が出来る様にしている。ところが、上記のような液状化粧品容器は不注意にチューブ形容器を押え付けられて不必要に化粧品溶液が漏出される場合が頻繁にあり、携帯、保管が容易で花井という欠点があった。
【0003】
また、上記のような欠点を解消するために、溶液を貯えるチューブ形容器の上部に形成された開口部の内側に化粧ブラシが備えられ、溶液案内路と吐出孔が形成された吐出口を結合構成させる事で、チューブ形容器を加圧した時には吐出口が上昇しながら溶液案内路と吐出孔を通じて化粧品溶液が化粧ブラシ側に吐出されて化粧をすることができ、チューブ形容器に加圧した手を解除するようになると、化粧ブラシが備えられた吐出口が下降をしながら加圧されていたチューブ形容器の内部に空気を流入させて元の状態に復元されるようにして、この加圧及び解除を繰り返す事によって開口部に結合された吐出口が昇降しながら開口部を開閉してチューブ形容器の内部に貯蔵された化粧品溶液が必要な量だけ吐出口を通じて化粧ブラシ側に吐出されて使えるようにした化粧品容器が使用されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記のように構成された液状化粧品容器は、チューブ形容器を加圧して吐出口に形成された溶液案内路と吐出孔を通じて液状化粧品を吐出させる動作を繰り返して使用しておれば、液状化粧品が溶液案内路と吐出孔にくっ付いて塞ぐようになり、チューブ形容器の内部に空気を流入させる通路を塞ぐようになって、加圧されて収縮されたチューブ形容器が元の状態に復元出来なくて液状化粧品を吐出させる加圧及び解除の反復連続動作が円滑に出来なくなり、チューブ形容器を使用するに於いて不便が伴った欠点があった。
【0005】
本発明は従来の諸般欠点を解決するために、チューブ形容器の中央上部に形成される開口部に化粧ブラシを備たた吐出口を結合させると同時に、チューブ形容器の上部一側に逆止バルブを形成し、蓋を覆着させて構成する事で、使用時にチューブ形容器を加圧して押えることで必要な量だけの化粧品溶液が吐出口を通じて吐出されて容易に使用できると同時に、チューブ形容器の一側に逆止バルブを形成することにより、チューブ形容器に加圧された力を解除させた時、その逆止バルブを通じてチューブ形容器の内部に空気が流入及び遮断されるようにして、チューブ形容器の復元を容易にする事で、チューブ形容器の反復連続的な加圧動作を便利になる様にして化粧品溶液の吐出及び使用を容易にする事に目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
図1は本発明の斜視図、図2は本発明の分離斜視図、図3は本発明のA−A線断面図、図4は本発明のチューブ形容器を押止した状態のB−B線断面図、図5は本発明のチューブ形容器を押止した状態の逆止バルブを抜粋した断面図、図6は本発明のチューブの形容器に加えられた圧力を解止した状態の逆止バルブを抜粋した断面図を表したもので、本発明はチューブ形容器(10)の中央上部に形成される開口部(12)に化粧ブラシ(30)を備えた吐出口(20)を結合させると同時に、チューブ形容器(10)の上部一側に逆止バルブ(40)を形成し、支持キャップ(50)及び蓋(60)を覆着させて構成する事で、化粧品溶液が吐出口(20)を通じて吐出されて容易に使えると同時にチューブ形容器(10)の一側に形成された逆止バルブ(40)によってチューブ形容器(10)の加圧及び復元が容易になるようにしたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、チューブ形容器の中央上部に形成される開口部に化粧ブラシを備えた吐出口を結合させると同時にチューブ形容器の上部一側に逆止バルブを形成させて蓋を覆着して構成して、使用時にチューブ形容器を加圧して押え得る事により必要な量だけの化粧品溶液が吐出口を通じて吐出し、チューブ形容器のー側に逆止バルブを形成することでチューブ形容器に作用していた加圧力を解除した時、逆止バルブに形成されたバルブ穴が開閉されながらチューブ形容器の内部に空気が流入及び遮断されるようにしてチューブ形容器の復元が容易になるようにしてあるので、チューブ形容器の反復連続的な加圧動作を便利にして化粧品溶液の吐出及び使用を容易にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、添付された図面を参考して本発明をより詳しく説明すれば次の様である。
図1及び図2に示した様に、本発明はチューブ形容器(10)の中央上部に内側に内向係止輪(14)が備えられた開口部(12)が形成されて、上記開口部(12)の内側に化粧ブラシ(30)と固定部材(36)が嵌め込み結合された吐出口(20)が結合構成されている。
【0009】
上記吐出口(20)は下端部に滑開口(22)が形成されて、中央部に溶液案内路(23)を横に貫通させて中心部の上部に貫通させた吐出孔(24)と連通させ、上部には短顎輪(26)が形成された固定板(25)が形成される。
【0010】
また、上記吐出口(20)の周り部上部から上、下部凹入溝(27a)(27b)を形成させて上、下部密閉Oリング(28a)(28b)が介在される。
【0011】
また、上記の短顎輪(26)が形成された固定板(25)の上部には化粧ブラシ(30)が備えられた化粧ブラシ板(32)が密接に結合されいる。また、上記吐出口(20)の下部は外向突出輪(37)が形成され下部に内側環短顎(38)が形成された固定部材(36)の内側に嵌め込まれて貫通させてその株に突出されるようにしてあり、その突出された吐出口(20)の下端部にスプリング(29)を嵌め込んで固定してある。
【0012】
この様に上部に化粧ブラシ(30)が備えられ下部に固定部材(36)が嵌め込み結合された吐出口(20)を、上記チューブ形容器(10)の上部に形成された開口部(12)の内側に嵌め込み結合させる事で、上記吐出口(20)はその下部周り部に嵌め込み結合された固定部材(36)の外側周り部に形成された外向突出輪(37)が上記開口部(12)の内周壁上段に形成した内向係止輪(14)に係止されて支障となることなしに安全に嵌め込み結合される。
【0013】
一方、上記チューブ形容器(10)の上部一側には嵌め込み孔(16)が形成されてボール(42)とスプリング(44)によってバルブ穴(41)を開閉する逆止バルブ(40)が嵌め込み結合される。
【0014】
この様に吐出口(20)と化粧ブラシ(30)及び逆止バルブ(40)が嵌め込み結合されたチューブの形容器(10)の上部には支持キャップ(50)が結合構成される。容器形チューブ(10)の開口部(12)に嵌め込み結合された吐出口(20)の上部に、中央部に化粧ブラシ(30)が貫通されて突出する中央ホール(52)が形成され、かつ上記中央ホール(52)の下端部に係止顎輪(54)が形成された支持キャップ(50)が結合構成される。図3に示した様に上記支持キャップ(50)の中央下端部に形成された係止顎輪(54)が上記の化粧ブラシ板(32)と固定板(25)が密接な状態にして上記の固定板(25)周りに形成された係止顎輪(26)が係止されるようにして吐出口(20)と支持キャップ(50)を一体化に結合構成するもので、上記の支持キャップ(50)の上部に蓋(60)を結合させる事で、液状化粧品容器が構成されるのである。
【0015】
上記の様に結合構成された液状化粧品容器は図4に示した様に、チューブ形容器(10)を手で掴んで圧迫する事で、チューブ形容器(10)の内部に貯蔵された化粧品溶液の発散圧力によって吐出口(20)が上昇される事に従い、内側環短顎(38)が開放されながらチューブ形容器(10)の内部は吐出口(20)を形成する滑開口(22)と溶液案内路(23)及び吐出孔(24)が連通されてチューブ形容器(10)の内部に貯蔵された化粧品溶液が吐出孔(24)に吐出されて化粧ブラシ(30)に含浸されるようになる。
【0016】
この時、チューブ形容器(10)の加圧で吐出口(20)の上昇時に滑開口(22)の周り部に嵌め込み形成されたスプリング(29)は吐出口(20)の過剰の上昇を阻止する。
【0017】
上記の様にチューブ形容器(10)を抑止する事に従い吐出される化粧品溶液が化粧ブラシ(30)に含浸される状態で使った後に押圧している手を緩めて押圧を解除すると、吐出口(20)の下端部に嵌め込み形成されたスプリング(29)の弾発作用によって化粧ブラシ(30)が備えられた吐出口(20)が下降することになり、図3に示した様に下部密閉Oリング(28b)が内側環短顎(38)を密閉して、吐出口(20)の滑開口(22)と溶液案内路(23)及び吐出孔(24)が閉鎖される。
【0018】
また、上記吐出口(20)周り部の上部凹入溝(27a)に介在された上部密閉Oリング(28a)は、チューブの形容器(10)の押圧によって吐出口(20)が上昇されるに従がい内側環短顎(38)が開放されながら滑開口(22)を通じることで化粧品溶液が溶液案内路(23)及び吐出孔(24)に吐出される時に、化粧品溶液が固定部材(36)を通じて外部に漏出されるのを防止する。
【0019】
この様に上記吐出口(20)周り部の上、下部凹入溝(27a)(27b)に介在された上、下部密閉Oリング(28a)(28b)は固定部材(36)の内側を密閉してチューブ形容器(10)の内部に貯蔵された化粧品溶液が漏出されることなしに安全に携帯保管する。
【0020】
一方、チューブ形容器(10)の上部一側には嵌め込みホール(16)が形成されおり、ボール(42)とスプリング(44)によってバルブ穴(41)を開閉する逆止バルブ(40)がこのはめ込みホール(16)に嵌め込み結合されている。この逆止バルブ(40)はチューブ形容器(10)を加圧するときには図5に示した様にボール(42)が上昇してバルブ穴(41)を閉鎖し、チューブ形容器(10)に加圧された力を解除させるときには図6に示した様にチューブの形容器(10)の膨張力で吸引される吸引力によってボール(42)が下降しながら逆止バルブ(40)に形成されたバルブ穴(41)が開放されてチューブ形容器(10)の内部に空気が流入されるようにしてチューブ形容器(10)の復元が容易になるようにする。
【0021】
上記のようにチューブ形容器(10)の上部一側に形成された逆止バルブ(40)によってチューブ形容器(10)の反復連続的な加圧動作にもチューブ形容器(10)の収縮と復元が容易になるようにしてチューブ形容器(10)の加圧動作を便利にして化粧品溶液の吐出及び使用を容易にする事が出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の斜視図である
【図2】本発明の分離斜視図である。
【図3】本発明のA−A線断面図である。
【図4】本発明のチューブ形容器を押止した状態のB−B線断面図である。
【図5】本発明のチューブ形容器を押止した状態の逆止バルブを抜粋した断面図である。
【図6】本発明のチューブ形容器に加えられた圧力を解止した状態の逆止バルブを抜粋した断面図である。
【符号の説明】
【0023】
10 チューブ形容器、
12 開口部、
14 内向係止輪、
16 嵌込ホール、
20 吐出口、
22 割開口、
23 溶液案内路、
24 吐出孔、
25 固定板、
26 段顎輪、
27a、27b 凹入溝、
28a、28b 密閉Oリング、
29 スプリング、
30 化粧ブラシ、
32 化粧ブラシ板、
36 固定部材、
37 外向き突出輪、
38 内側環段顎、
40 逆止バルブ、
41 バルブ穴、
42 孔、
44 スプリング、
50 支持キャップ、
52 中央ホール、
54 係止顎輪、
60 蓋。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
チューブ形容器(10)の上部に形成される開口部(12)に化粧ブラシ(30)を備えた吐出口(20)を結合させて蓋(60)を覆着してなる液状化粧品容器であって、上記チューブ形容器(10)の上部中央に内向係止輪(14)を備えた開口部(12)を形成するとともに、上記チューブ形容器(10)の一側に嵌め込みホール(16)を形成し、上部に化粧ブラシ(30)が結合され、下部に固定部材(36)が結合された吐出口(20)を上記開口部(12)に嵌め込み結合するとともに、上記嵌め込みホール(16)に逆止バルブ(40)が嵌め込み結合し、チューブ形容器(10)の上部に支持キャップ(50)及び蓋(60)を覆着したことを特徴とする液状化粧品容器。
【請求項2】
上記吐出口(20)は、その下部に滑開口(22)が形成されるとともに、中央部に溶液案内路(23)を横に貫いて中心部の上部で貫いた吐出孔(24)と連通し、吐出口(20)の周り部の上下部に上下部密閉Oリング(28a)(28b)を嵌着する上下部凹入溝(27a)(27b)を形成し、上部に短顎輪(26)を形成された固定板(25)で構成され、外向突出輪(37)が形成されて下部に内側環短顎(38)が形成されている固定部材(36)の内側を嵌め込み貫いて突出されるようにして、その下端部でスプリング(29)を挟んで据え付けている請求項1に記載した液状化粧品容器。
【請求項3】
上記チューブ形容器(10)の上部一側に形成されている嵌め込みホール(16)に嵌め込み結合される逆止バルブ(40)は、ボール(42)とスプリング(44)で構成されてバルブ穴(41)を開閉するようにした請求項1に記載した液状化粧品容器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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