説明

液送流発生装置

【課題】離れた重芯点を持つ物を傾斜面に置く時、他への重芯点への交互の移動で、自らが転がり前進する揺動反転運動を利用し、優用な作用効果を取出して、溶液状の物性体及びその中に固体物が分散又は混在する流動性物を付与する為に、消費する動力消費が非常に少ない、液送流発生装置を提供する。
【解決手段】揺動反転運動体を懸下する二本の伝達軸への回転速度の正確な分配制御の補正管理を、コンパクトで軽量簡便な構造物の必要性により、揺動反転運動構成部材の重量バランスが取れていない部分の部材を、適応する環境液比重に適合させるための配慮補正で荷重負荷を均等化し、従来の機種の問題点を解消し、複合台数を一つの固定架台に一度に搭載する事で、新しい送液能力のある送流機能を持つ液送流発生機の製作方法。

【発明の詳細な説明】
【参考文献特許及特】
特開 2002−513898
スイス 特許 5000
特開 2002−143665
【発明が属する技術分野】
本発明は、特に溶液状の物性体およびその中に固体物が分散または混在する流動性物を取り扱う分野に適応すれば、その目的の流動移動を付与する為に消費する動力消費量は、非常に少ない消費量で目的を達成することに特に貢献できる。
その適応、使用方法は、幅広い分野での、液体状物の入る容器の中で目的を果たすに関する。
【背景技術】
〜《背景技術》
古くは1930年代頃より、一つの体積物の中の異なる位置に複数個以上の重芯点を持つ体積物を、傾斜板の上に置くと、初期の転がりの要因を外部より助けてやれば、以後は自らの異なる重芯点への交互の移動で、前え方向に転がり続ける特性を持つ事が見出された。この様な二つの離れた位置に重芯を持つ、転がり特性物に共通した形態物については、特に数学上の三角関数に従った系統的な関数で表現される事が見出され,幅広い形状物が提起され、OLOIDO体の名称が与えられ類似する形状物の利用法も併せて考案された。
しかし、これ等の提示された形状物を、揺動反転運動体として作動機能を発揮させ様とする時、その運動機構を支持する伝達工作体が、回転と移動を交互に繰り返そうとする機械的構造物の耐久力が悪く、長持しないと言う問題を引き起こし、実用化に到っていない案件物が数多い。
特に、回転運動時と移動伝達時への回転伝達軸への軸周速度の切り替え制御操作時のスムス性の要求特性を満たして居ないと言え、制御機構物の適応し難く、適応機構構造物の占めるサイズ、価格面、適応部品の管理性などの面で問題点を多数が指摘され、全体の技術開発上のバラスが欠けていたと言える。
この様に、作用効果面では優れていても、運転管理面では、数々の大きな問題点を引き起こし、全体的にはユーザーの採用を躊躇させて居る状態では、節かくの有利点も生かされず、沈んでしまっている技術の状態である。
【発明の開示】

【発明が解決するための分野】
特に前記記載の揺動反転回転体内の伝達機構の管理面で、要求される構築構造物の機械的要素材の耐久性を向上する要求を満たし、なを軸駆動伝達変換機構のコンパクト化、更に移動構築物が占める重量面での軽量化が達成されなければ、實質的な採用を決断する要素が欠けてくる。
【発明が解決するための手段】
前記した解決せねばならない主たる項目は、先ず揺動反転運動を構築する要素項目を完全に理解し、達成されねばならない数々の回転軸の周速度の変換操作機構の試作品を、運転で発生するトラブルの解析での、構成する部品の破損状況、磨耗損耗の進行状況の観察で判定した。
その1)論疑の中心の揺動回転、反動移動機構に回転動作を与える伝達動力源の選択に重要な解決策が含まれている。揺動反転運動を、独立した二台の制御性に優れた直流モーターを採用し、互いの駆動軸に直結した源動力モーターに懸かる電流消費量の変動検出により、別とに主に働く誘導軸側を割り出し、移動運動領域=楕円軌道周速度への回転制御信号を駆動伝達軸モーターに送信し、この動作を交互に切り替える。これらの管理は正しい正当な判別制御法ではるが、直流モーターの重量を増し、製作コストとも高価に、なるなど他にも(電気制御向の管理面など)色々と問題点が生じて推奨策ではない。
その2)次に楕円歯車を直角〔90度〕に組み合わせ、伝達軸駆動動力源を、真円軌道で回転する動力モーターを採用し、回転体伝達軸を楕円軌道に変換する楕円歯車を組み合わせて、左右の伝達軸へと、必要とするタイミングにより、真円軌道軌跡の周速度で伝達と楕円軌道の周速度への振り分けることが可能になり、理論的でありコンパクトである。
しかし、運転時間の経過に伴って揺動反転運動伝達機構の関節継手部門の軸受け部門が、楕円より真円軌道に切り替え時の衝撃による軸受け部の変形によるスキマ距離が異なってきて、関節継手が拗れ手回らないトラブルが頻発する事や、内部の楕円ギヤーの噛み込みにも変則的になり、安定した機構運営とは言い難いトラブルとして回転体が停止する事例が頻発した。
その3)次に、上記の楕円歯車同士の組み合わせを、真円軌道プリーと楕円プリーとステピングベルトで結びに代えて、衝撃を和らげギヤーの痛みから来る伝達関節継手部の捩れによるロツクを回避しようとしたが、ベルトの作動機構はベルト伝達軸間隔が大きくなり、変換機構が実用性の無い、大型化になってしまう事が、試作機で判明し実用機への応用は出来なかつた。
その4)次に、真円軌道のモーターよる片軸駆動伝達では、他方軸は常に楕円軌道回転体であり、関節継手類の損耗量ガ特に激しいく移転運動の速度が速くなり、回転体運動への切り替えの衝撃が強く、揺動反転運動体支持機構の腕の関節継手が簡単に短時間で、軸受け部より損耗し、捩れが生じ回転体が出来なくなるトラブルを頻発することとなつた。
その5)従って前記する様に、伝達周速度の変換方法は数々有る事は知られてはいるが、しかし機構構成物のコンパクト性と、軽量性、構成素材のコスト性、伝達動作の信頼性、高湿度環境下の耐久性、を同時に満たす開発が,此れを二本の駆動伝達軸間に挿入する空間に収める事が出来ず要望を満たしていないとされ、この点を改善するこで、新規な活気的な、優用な機能な構造物を導き出した。
【発明を実施するための最良の形態】
その1−1−A)、先ずコンパクト化の達成が出来る最大の要因は、電動伝達源〔減速モーター:図1の説明:符号説明:▲3▼〕入力軸〔真円軌道回転〕が、変換された〔真円軌道から、楕円軌道に〕後の出力軸〔符号の説明:▲1▼−A〕とが、同一位置の軸芯上に位置(符号の説明▲1▼−A)することを可能にする事で伝達軸の追加新設の必要性が無くなり、伝達スペースが少なく、二本の伝達軸の間隔に遊星歯車連動機構(符号の説明:▲2▼−A)を採用設置する事で、可能性が見出され、コンパクト化と軽量化が同時に実現化が見出された。
その1−1−B)この新規な遊星歯車連動機構[符号の説明:▲4▼]は、従来の外輪を固定し、中心太陽歯車群と外輪との歯数比での減速機能を求めるので無く、外側〔内輪〕と中心歯車〔太陽歯車〕との間に挟まる遊星歯車を[中心の太陽歯車=駆動源と連結して、全体への回転の動力源=真円軌道回転で必要によっては楕円状の回転に変換される】と〔外輪=〔あえて、固定するのでなく、遊び動ける状態〕で搭載し〔他軸への伝達の役目を果たす働き〕=他軸とに挟まった〔遊星歯車=〔公転〕と〔自転〕とが選べる星歯車〕の、〔外側=他軸:符号の説明:▲1▼−B駆動伝達軸(右)〕と〔動力源=太陽歯車軸と軸心と同じ位置での出力軸(符号の説明:▲1▼−A駆動伝達軸(左):を取り出される〕との動きを、有効に利用することにある。
その1−1−C)このことで、二駆動伝達軸間に、周速度の違いの要望が発生したら、遊星歯車連動機構が鋏む両方軸[符号の説明:▲1▼−A]に連動した歯車の働き感知し、必要な時間ズレを発生し、その都度の状況を反映した調整をし得る様に幅が広がった。
その1−1−D)また、揺動反転運動体の回転動力源を汎用減速モーター[符号の説明:▲3▼]を採用しても、楕円軌道から真円軌道への切り替える直後の衝撃は、回転体制御だけではなく、揺動反転運動体=翼[符号の説明:▲5▼]が示す浴液との浮力と、伝達支持腕〔符号の説明:▲1▼−A−W、▲1▼−B−W〕の水中で示す重力と揺動反転運動体〔▲1▼−A−Wと▲1▼−B−Wと▲5▼〕との浮力=比重差により回転方向により、その比重差が大きく変わり、回転体伝達軸に伝ったわってくる必要トルク差が大きく異なり、関節継手要部に来るショツクは激しい物がある。。
すなはち、揺動反転運動体構築物の比重のバランスが取れていないと伝動軸の回転位置により、揺動反転回転体〔符号の説明:▲5▼〕と左右の支持腕〔符号の説明:▲1▼−A−Wと▲1▼−B−W〕とでは回転軸の浮力の受ける違いの影響力をまともに受けることなる。
その1−1−E)この状況を改善すべく、構成物の比重を合わせて製作した所ころ,これ等の揺動反転運動体構築物=支持腕材を搭載して液中で回転操作を行うと、回転体動力軸の消費動力量が急激に低下し、回転体領域を越える時に発生する、消費電流の流の山の高さも低下した。
衝激の原因は、回転状況の改善だけではなく、構成する構築物の比重=浮力の影響を十分に配慮しなければ、目的は達成されない。すなはち、気中の回転トルクの変動と、水中の変動を、同じにさせる事は、出来ないガ、特に水中での操作時のトルク差を発生させない無い様に、構造物の構物の比重差に、運動角度により引き出されるベクトルからくる駆動運動トルク量ガ、大きく食い違う場合があり、異常な負荷トルクが掛り、破損をしょうじる。
その1−1)また、別の問題として、揺動反転運動体の回転で発生される水流は、渦流で直進をしているか?、の判定が判り難いもので、複数機を並列に配置[符号の説明:▲6▼][符号説明:▲7▼−a,b,c]し組み合わせると、巨力な水流となって現れ効力を発揮する。
設置方向の制限は、渦巻き水流の様な、混合性の強い水流は、視覚には強い流れとして訴える力が弱いが、混合攪拌力は強く、複数台を円筒状の周辺に、均等配分状に,翼を中心部に向け、手前から奥に水流を発生させ、要望の方向に向けて、強力な、直進性を、格段と増すことが証明されている。
従って、揺動反転運動体の設置方向の制限は、揺動反転運動体の発揮する流動特質を半減させていることを、良く理解して、設置し方向性も併せ水流の効果を考慮せねばならない。
その2−1):揺動反転運動体の翼を構成する骨材は樹脂製で、体積物はシリコン樹脂袋状にシリコンゴムの流し込み成形物とすることで、水中の作動時の比重は1.00前後で水面に少し沈む形で浮遊する。
更に、支持腕物も、樹脂素材を、熱可塑性成型法で供給される成型品又は製板材を必要な形状に削り出し製作して応用する。この様にして作られた物は、適応する液中では強く、沈む事無く、強い力で浮上する事もなく、更に、支持腕に、揺動反転運動体体を着けて水中で回転させても、支持腕材に揺動反転運動体が沈み込まされたり、浮上させられたりすること無く、スムズに水中に浮遊するが如く、回転体が移する事ガ認められた。
これ等の、比重を配慮した構築物を、上記の揺動反転運動体を二本の伝達軸との間転歯車を介して、遊星歯車連動機構を挿入設置し、二軸の先端から懸下装着し、動力源に、真円軌道回転をする電動機を適応し、水中に設置して運転を行った。
翼の長さは20cmで、適応動力は、12volt,0.15アンペアであり、消費電力1.80wattで、消費量は、0.0018wat/m3であり、非常に少名、消費意電力量で、良好な回転であつた。
その2−2):揺動反転運動体の翼を回転させれば、左右に揺れて、その揺れ運動ガ、回転伝達軸に伝わり、駆動伝達軸軸尾も揺さぶる。この揺さぶりを吸収する為に、軸の上下部をシツカリと上下スラスト分散ベアリングを二段に噛まして、金属製の硬い支持板を介して、伝達軸の横揺れ、縦て揺れを吸収し回転軸よりのシルー部よりの液漏れを、回避することガできる様に支持構造を強化する様にした。 その結課、駆動伝達モーターは、独立した駆動伝達軸として、揺動反転運動体駆動伝達軸とは、直接に連結せず、ギヤーを介して、回転を伝達する。
【発明の効果、産業上の利用の可能性】
溶液状の物性を取扱う分野には適応が出来、特に流動移動作業と混合作業での消費電力量(KW/m3)では、格段と削減ガ可能になる。 特に、粘性を帯びた流体、比重の高い液体の移動作業では、従来のせん断方式と比して1/50〜1/100と少ない電力量で同量の液量の搬送、または、攪拌が可能になる。
更に、分散異物が混在しても、分散物を切断することなく共存状態で送液操作が可能であり、更に、高粘物性中に共存状態でも送液操作が可能性があると言える。
【図面の簡単な説明】
添付図: 図1,2、の説明
【図1】二軸間の歯車の組み合わせの概要を示す。
【図2】送流器の配列方法と得られる水流状況を示す。
【符号の説明】
▲1▼−A 駆動伝達軸(右):翼と連結:遊星歯車連動機構付き:駆動源
(真円軌道と楕円軌道との分配機構):減速モーター真円軌跡軌道駆動伝達軸源駆軸と連結
▲1▼−C 駆動伝達軸(中央):反転伝達転換軸
▲1▼−B 駆動伝達軸(左):翼と連結:追随回転軸:
▲1▼−A−W 右伝達腕
▲1▼−B−W 左伝達腕
▲2▼−A 伝達歯車(右)遊星歯車連動機構の外輪に伝達歯車を追加
▲2▼−C 伝達歯車(中央)同調伝達歯車
▲2▼−B 伝達歯車(左)伝達歯
▲3▼ 駆動源減速モーター
▲4▼ 新遊星歯車連動機構
▲5▼ 揺動反転運動体=体積物=翼
▲6▼ 水流器の取り付け円筒
▲7▼−a−b,−c: 均等配分して取り付けられる独立した水流器(3基)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
真円軌道を描き回転する一つのモーターを伝達動力源として用い、二本の配置された回転体伝達軸の相互の先端部より、関節継手を介して懸下された揺動反転回転運動を連続的な回転可能にする伝達機構構造物とするには、片側の回転伝達軸と他方の回転伝達軸との間に、特に固定金具で回転を固定されない、遊動可能な外輪に他伝達軸への連結のための歯車を追加した遊星歯車連動機構の外輪と、中心の太陽歯車に、伝達動力源モーター軸とを連結し他方の伝達軸への回転を伝達する目的の外輪との間に挟まれた遊星歯車は、中心の太陽歯車と外輪より伝達されて回転する二本の相互の出力軸より読み取れるトルクを、二軸の回転っ荷重負荷差より感知して、自転側か、公転側か、のどちらかの必要性で選び、必要なズレ時間帯を生み出し、相互の伝達軸が要望する回転周速度を懸下した揺動反転運動体の相互に求められる異る回転周速度で、自動的に交互に左右の回転伝達軸の回転軸周速度を制御可能とされる連動する新運動伝達機構を採用した液送流発生機の製作方法。
【請求項2】
上記[請求項 1]に記載された揺動反転運動機構構造物[翼構造物]およびその回転体を支持伝達する[腕構造物]を含め、回転動作運動を支える物体が適応される溶液が示す液比重に、出来るだけ近似した値を示す様に適応される材料が持つの比重に選別された構成材料に置き換え調整し、適応溶液中で回転動作時に受ける浮力による関節継手部の振動の影響を回避し、回転に要する動力消費量も、更に継ぎ手の関節類の受ける衝撃損耗量も共に少なくして、懸案事項の機器全体の管理状態が著しく良い方向に改善される事を特徴とする液送流発生機の制作方法。
【請求項3】
上記[請求項 1]、[請求項 2]に記載された揺動反転運動体機構を適応する溶液中で複数台の記載の仕様を満たした液送流発生機の複数台を集合させて設置することを可能にし、発生水流方向を設置方向で束縛をされること無く、任意の要望される方向に、独特な渦流特性を持つ渦巻き水流を発生させ得ることを特徴とした液送流発生機の製作設置方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−149306(P2008−149306A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−357273(P2006−357273)
【出願日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【出願人】(507019396)
【Fターム(参考)】