説明

添加物と共に包装した絶縁体

ガラス又は鉱物繊維、又はセルロース絶縁体のような多量の繊維状絶縁体が提供される。添加物の量とガラス又は鉱物繊維、又はセルロース絶縁体との間にあらかじめ定めた割合である多量の添加物を含む少なくとも1のカプセルが提供される。ガラス又は鉱物繊維、又はセルロース絶縁体のような繊維状絶縁体及び少なくとも1のカプセルが共通の包装に包まれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に建築物絶縁体製品、及び更に詳しくは、然し限定されるものではないが、緩く充填された(loose-fill)絶縁体製品及び緩く充填された絶縁体製品の製造及び設置方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ガラス繊維吹き込みウール又は緩く充填された絶縁体は良く知られており、容易かつ迅速に新旧の建築物に容易かつ迅速に適用されかつ相対的に低コスト材料であるので、多くの契約者に好まれる。緩く充填された絶縁体は、非結合ガラス繊維マットを形成し、及びこのマットを砕くことによって製造される。添加物の適用後、繊維を圧縮し、かつ袋内に包装する。絶縁体(insulation)は、緩い絶縁体を所望の領域に噴出す気圧送風機のホッパーに緩く絶縁体を添加することによって設置する。緩く充填された絶縁体は大きな水平面と同様に完全接近ができない空洞に気圧によって適用できる。
【0003】
緩く充填された絶縁体の設置者は、製品の老化、静電荷の回収及び塵によるこの分野の問題を経験してきた。例えば、静電気問題は文献にされてきた。しばしば、適用ノズルを通る吹込み羊毛の分布及び空気は繊維表面に静電荷を作り出す。静電荷は、送風機とホースを通ってガラス繊維が動くので、乾燥し又は風の強い気候条件下で発生する。これらの電荷は、互いに反発して小繊維粒子が広がって「塵の雲」を生じる。また、静電荷は、ガラス繊維絶縁体が設置機及び屋根裏面に付着を生じ、所定量のガラス繊維の期待被覆量の減少を生じる。
【0004】
若干のシステムでは、シリコーンのような疎水剤を紡糸機の下のスプレイガンによって繊維に適用して均一に適用した。次いで繊維は粉砕され、帯電防止剤を繊維上に射出した。処理したガラス繊維材料は次いで包装しかつ貯蔵できる状態であった。
【0005】
他のアプローチは、カップ又は噴霧瓶によってホッパーに手で水(単独で又は植物油又は不凍剤のような他の液体と組合せて)を加えた。このアプローチは、静電剤を減少するが設置者による手の介入を必要とし、かつ生産性を減少させ得る。また、過剰の水が加えられると、設備の所定量(重量)により提供されるカバレージを減少させ得る。
【0006】
米国特許第4,555,447号は、引用によってここに導入するが、吹出し羊毛絶縁体の製造における帯電防止剤の使用を開示する。帯電防止剤は水性溶液から適用される第4級アンモンニウム塩である。帯電防止剤は小繊維粒子が空気利用の間に分配する傾向を減少する。第4級アンモニウム塩帯電防止剤を羊毛に用いると、塵減少特性は6週間後でも存在した。
【0007】
米国特許第5,683,810号は、更に緩い充填絶縁製品の製造は繊維を切断、粉砕、又はチョップする前又は後に塵抑制又は帯電防止剤の不規則形繊維の表面への適用工程を含み得ることを教示する。
【0008】
米国特許第6,732,960号は、引用によってここに導入するが、緩い充填送風機及び排出ホースを含む緩い充填絶縁体の送風システムを教示する。イオナイザーを排出ホースを通して絶縁体の流路に配置した。静電荷の水準は測定又は感じ、かつ放電の前に絶縁体に発展する静電荷をイオナイザーは減少させる。絶縁体は放電して静電荷を減少させるが絶縁体の流路で絶縁体はイオン化する。
【0009】
多くの場合に、包装した絶縁体は、適用された添加物を伴って、添加剤の適用後90日以上貯蔵した。シリコーンのような添加物及び帯電防止剤は、このような長い期間後の終りには有効でなかった。その結果、絶縁体が90日間以上貯蔵しておくと、絶縁体の包装で提供される適用範囲は、製造直後に用いると同量の絶縁体の包装で提供されるより少ない。
【0010】
緩い充填絶縁体を不要にする静電気問題に対処する改良法が望まれている。
【0011】
繊維絶縁体製品の他の形態は絶縁体のマット又はバット(batt)又は板又はボードでさえある。このような製品は、より詳しくは、ガラスウール、又はストーンウールのような鉱物ウール絶縁体は、繊維が実質的に平ら及び平行な配置又はよりランダムな配置を有し得る結び付けた繊維マットを形成し、かつ各種の大きさ及び密度のマットを形成して、屈曲性又は堅い生成物をそれぞれ製造できる。繊維状絶縁体製品、特に鉱物ウール製品は、一般に圧縮状態で包装されて、貯蔵及び移送費用を低下させるが、包装物を移動する際に目的の大きさ、特に厚みを実質的に回復する。マットは、一般に圧縮ロールの形態にするが、絶縁体のマットはむしろ単に重ねるかバッグ内に挿入する。板又はボードは、包装材料を積重ねる前又は共に、積重ね及び圧縮できる。
【0012】
更に、このような包装製品は、設置場所に達する前にかなり長い間一般的に貯蔵され、処理及び設置の容易さ及び熱的及び音響的絶縁の特性を提供することが求められる建物内に置かれる。一般にバインダーに配合された油のような添加物で繊維を処理する製造工程に沿って湿分又は凝縮のような使用における周囲条件に対して製品の可能な露出に対して十分な注意が払われる。
【0013】
従って、長時間の貯蔵の影響、又は製品の不適当な取扱いによる損害を制限するため、又は設置の間又は後に生じる他の現象に応答するため繊維絶縁体製品を改良することは望ましいことである。
【発明の開示】
【0014】
発明の概要
若干の態様では、包装製品は、ガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体のような多量の繊維状絶縁体、添加物とガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体との間の予め定めた割合の多量の添加物を含む少なくとも1のカプセル及びガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体及び少なくとも1のカプセルを含む共通包装を包含する。
【0015】
この態様の利点は、含まれる添加物とカプセルの外側との間の交換を制御された態様で許容するように設計できることである。例えば、機械的歪み又はカプセルの破壊又はカプセルを取巻く雰囲気(湿分含量、揮発性化合物含量)カプセル皮の透過性を変更する変化のような外部からの刺激によって添加物が解放され、又は添加物は時間につれて解放され、又はカプセルは絶縁製品の特性又はより一般的に絶縁製品を含むシステムの品質を損なう刺激に応答するために、揮発性化合物のような物質が貫通し得る。
【0016】
若干の態様では、ガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体のような、多量の繊維状絶縁体、多量の添加物を含む少なくとも1のカプセル及びガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体及び少なくとも1のカプセルを包含する包装製品を用いる方法を提供する。添加物の量とガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体との間には所定の割合がある。多量のガラス又は鉱物繊維、又はセルロース絶縁体と少なくとも1のカプセルは設置場所で一緒に粉砕して、少なくとも1のカプセルを開き、及び添加物をガラス又は鉱物繊維、又はセルロース絶縁体の間に添加物を分配する。ガラス又は鉱物繊維、又はセルロース絶縁体は設置場所の空洞に分配する。
【0017】
若干の態様では、方法は、多量のガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体のような繊維状絶縁体を提供し;多量の添加物を含む少なくとも1のカプセルを提供して、添加物の量とガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体との間に予め定めた割合があるようにし;かつガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体のような繊維状絶縁体の量と少なくとも1のカプセルを共通の包装に包む工程を包含する。
【0018】
詳細な説明
この例示的態様の記載は、添付図面との関連で読むことを意図したものである。説明において、「低い」、「上の」、「水平」、「垂直」、「上の」、「下の」、「上」、「下」、「頂」、及び「底」及びその誘導体(例えば、「水平に」、「下に」、「上に」、等)のような相対的用語は、記載した又は議論されている図に示した方向をいうと考えるべきである。これらの相対的用語は、記述の便宜のためであって、装置が特定の方位にあるとか操業されるとか考えるべきではない。
【0019】
図1は、包装製品100のダイアグラムで、多量(重量で測定)のガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体のような繊維状絶縁体102、多量の添加物を含む少なくとも1のカプセル104、及びガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体102及び少なくとも1のカプセル104を含む共通包装106を包含する。生成物における添加物の量とガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体のような繊維状絶縁体102の量との間には予め定めた割合があり、同一の添加物が絶縁体中に均一にブレンドされた製品の絶縁用添加物の所望の割合にほぼ等しいことが好ましい。この割合は用いる添加物のタイプ及び用いる絶縁のタイプによって変化する。
【0020】
繊維状絶縁体102は緩い充填絶縁体、特にガラス繊維又はセルロース絶縁体であり得る。用い得る他のタイプの繊維状絶縁体は、耐火繊維又は鉱物ウール材料を含む。絶縁体はチョップド又はカット繊維、繊維のルーズタフト、又は引用によってここに挿入する米国特許第5,683,810号に記載されたような不規則形状の3次元形態繊維のような他の小繊維外形であり得る。
【0021】
繊維状絶縁体102はマット又はバットの形態、場合によって板又はボード又は他の所望の形態、特に管状又は他の成形形態の形態であり得る。次の記載は、特に記載しない限り一般的に絶縁体の絶縁体に適用される。
【0022】
ここに用いるように、「カプセル」の語は各種の相対的に小さいケース又は容器をカバーする。「カプセル」の語は通常の円筒形に限らないが、図1に示しように球状、楕円形、枕形、ほぼ矩形、又は他の形状であり得、及び封をしたバッグ又は封をした小包をも含み得る。若干の態様では、カプセルは固定形を堅く保持しない軟らかな柔軟な壁材料を有し得る。
【0023】
キャリヤー(即ちカプセル壁)は、親水性及び疎水性材料を含み、かつ圧力解放性及び時間解放性材料、セルロース又は親水性多孔性有機又は無機粒子又は各種の重合体のような多孔性キャリヤーで作られ得る。カプセル用のキャリヤービヒクルの選定は添加物のタイプ及び設置法による。例えば、包装106の内容がチョップされ又は粉砕されるときには、圧力解放カプセルが用い得る。若干の態様では、全体が記載されたように引用によって導入される米国特許第4,690,825号に記載された材料のような時間解放カプセル壁材料が用いられる。時間解放材料は、セルロース又は親水性多孔性有機又は無機粒子のような半透過性又は多孔性材料を含み得る。カプセル壁はカプセルの外部から入る種が通過できるように選定された種が透過性の材料でも作り得る。
【0024】
好ましくは、時間解放性カプセル又はマイクロカプセルが用いられる場合は、包装は液体及び/又は蒸気形態に有効量の水を含んで親水性壁材料の十分な量を溶解して数週間以上にわたって添加物を解放し、製品のシェルライフが包装前に絶縁体に添加物を噴霧することによって達成される貯蔵寿命を十分に超えて延長できる。例えば、カプセル又はマイクロカプセルが約6週又はそれ以上を越えて解放されると、帯電防止剤を伴った製品の貯蔵寿命は米国特許第4,555,447号の記載に対して2倍になり得る。当業者は、この結果を達成するためにカプセル壁材料及び所定の包装に含まれる容量の湿分の対応量を容易に定めることができる。カプセルは、カプセルの外側から来る水又は液体及び/又は蒸気形態の有効量によって変更するように設計でき、所定のレベルの水又は他の化合物がカプセルを取巻く雰囲気を達成する場合に添加物を解放するようにする。
【0025】
図1に示すように、単一カプセル態様では、緩い充填に特に好ましく、圧力解放カプセルが有利であり、添加物は設置の間によく分散され、貯蔵中に絶縁体の単一塊を小部分に解放することを許容しない。圧力解放タイプのカプセル104は、絶縁体102を設置する準備ができるまでそのままであり、その時に添加物は緩い充填絶縁体と実質的にブレンドしてほぼ均一の濃度を達成できる。
【0026】
カプセルサイズは、大きさの順にマイクロカプセル(図3)から約4〜9オンス(約0.12リットル)又はそれ以上の添加物を貯蔵できるかなり大きなコンテナー104(図1)の間で変り得る。図2に示すような、約0.25”〜約0.5”(6〜12ミリメータ)のオーダーの中間のカプセルサイズも用い得る。より小さい大きさ(1ミリメータ未満)も、1ミクロン未満の小さいサイズを有し得るマイクロカプセルで利用できる。
【0027】
添加物は、1以上の帯電防止剤、油及び/又は疎水剤を含み得る。絶縁体の適用を改良する剤のような他の添加剤を用いることができる。例示的帯電防止剤はエトキシレート脂肪酸エステルの混合物、及び第4級アンモニウムメタンスルフォネートである。この添加物とガラス繊維緩やか充填絶縁体についての帯電防止剤と絶縁体量との例示的割合は、ガラス繊維1ポンド当り帯電防止剤0.001ガロン(3.8立方センチメータ)〜0.003ガロン(11.4立方センチメータ)である。解放後には時間につれて帯電防止の有効性の寄生的損失があることが知られているので、絶縁体の包装当りの帯電防止剤の量は、所望の有効性を損なうことなく包装が保存できる時間の長さに応じて調整できる。従って、過剰の帯電防止剤を有する包装は、安価な包装より貯蔵寿命が長いので上位で販売できる。同様のことが油含有包装(ダストコントロール)又はシリコン含有のもの(撥水性及び長期保存時間でのより良好なカバレージ成果)についても正しい。
【0028】
添加物は、他の種の化合物、繊維状絶縁体(繊維、バインダー、触媒のようにバインダーで送られ又は送られない添加物)又は絶縁体製品が設置される雰囲気(湿分又は凝縮水、又は有機揮発物)から来る成分と反応するような、特に反応性種の化合物を含み得る。このような反応体は、重合体前駆体(特に単量体又は重合体と反応して絶縁体製品のバインダーを形成するもの又は絶縁製品に含まれる触媒のような添加物と反応するもの)又は損傷の場合、特に機械的損傷の場合に繊維状絶縁体の構造を改良する繊維の表面と反応できるグラフト化合物、又は空気品質を損なう種(例えば木構造によって解放されるフォルムアルデヒド)を捕らえるスカベンジャーから選択できる。
【0029】
包装106は、好ましくは、液体水及び水蒸気の通過に特に抵抗性の重合体フィルムから形成されるのが好ましい。例示的重合体材料は、限定されるものではないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、及びエチレン酢酸ビニルを含む。
【0030】
絶縁の各包装ごとに油の1以上のカプセルを含ませることによって、塵の問題は減少又は解消する。絶縁体の各包装に帯電防止剤の1以上のカプセルを含むことによって、静電気の問題は減少又は解消できる。絶縁体の各包装ごとに疎水性剤1以上のカプセルを含むことによって、湿分の進入は減少し、かつ貯蔵寿命(製造と絶縁の設置との間の時間)は延長できる。包装100は予め測定した量の絶縁体102及び適当な予め定めた割合の添加物104を含み、労力(例えば、測定)及びこの分野における可能な誤差を減少できる。設置者は包装106の全内容を単に空にして、絶縁体102及び添加物を含むカプセル104を有する絶縁体吹込み機400のホッパー401(図4)内に移す。重要なのは、揮発性添加物の場合には、添加物を別個にカプセル化することによって、添加物の絶縁体への解放を所定の期間延長できるか(時間解放カプセルの場合)、又は設置が準備されるまで不特定期間延長できる(圧力解放カプセルの場合)。若干の添加剤(例えば、帯電防止剤)の利益的効果が限られた期間(例えば、屈曲後約6週間)しか続かないので、この方法は、包装が作成された後、延長された又は不特定の期間は包装100が貯蔵できる。
【0031】
図1は、単一の包装104のみを示し、2以上の添加物が包装に含まれるが、各添加物は別個のカプセルに含まれ得る。或いは、2種の異なる添加物が互いに反応することなく混合できる場合には、2以上の添加物は単一のカプセルに貯蔵できる。
【0032】
図2は包装した生成物200の他の例を示し、多量のガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体のような繊維状絶縁体202、多量の添加物を含む複数のカプセル204、及びガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体202を含む共通の包装206及び複数のカプセル204を包含する。カプセル204の大きさは約0.25”〜約0.5”(6〜12ミリメータ)のオーダーであるが、より大きくても小さくても良い。複数のカプセル204は共通の包装206内で緩い繊維絶縁体の間に分散する。好ましくは、カプセル204はほぼ均一に絶縁体204の間に分散する。これは絶縁製品のいずれかの部分に衝撃を与え得る未知の事情(機械的歪み、割れ、湿潤)に添加物が応答する重要な利点である。全ての複数のカプセルの204及びガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体202の間の予め定めた割合、添加物が絶縁体に均一にブレンドした製品における絶縁体の添加物の所望の割合に等しいがある。
【0033】
若干の態様では、カプセル204は、全て同一タイプの添加物を含む。他の態様では、複数のカプセルはそれぞれ異なる添加物を含む2以上の同一タイプのカプセルを含み得る。単一の単一添加剤カプセル104(図1)の代りにカプセル204の使用は、添加物の均一な分布を容易にする。更に、時間放出カプセル204を用い、かつ添加物が包装200が開かれる前に部分的又は完全に放出される場合には、単一の単一カプセルを有する包装100に比べて、添加物は包装200が開かれたときに既に均一に分配される。緩やか充填絶縁体の場合に単一の一体カプセル104に比べて小さいカプセル204の他の利点は、小さいカプセルは粉砕機404、吹込み機406、又は送風機400の導管408の詰り又は故障を生じる危険性が少ないことである(図4に示す)。
【0034】
図2のカプセルの壁に適した材料は、限定されるものではないが、基体としてゲル化カプセル及びゼラチン含有カプセルを含み、純粋な(ゲル化カプセルに対して)又は軟らかいカプセルの場合には異なる物質、グリセリン、ソルビトール等との組合せを含む。ゲル化特性又はプソイドコロイド溶液形成性の他の適当な物質、澱粉、セルロース、及びアルギネート、ペクチン、キサンタンガムのようなハイドロコロイド、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース副産物が試験された。
【0035】
用い得るセルロース誘導体には、水酸基の一部又は全体が低級アルキル基及び/又はヒドロキシ低級アルキル基で置換されたセルロースエーテルが含まれる。セルロース誘導体の例には、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース等が含まれる。上記セルロース誘導体と共に用いられるゲル化剤の例には、カラゲーナン(carrageenan)、タマリンド種のポリサッカリド、ペクチン、クルドラン、フルセララン、カンテン等が含まれ得る。
【0036】
各種のポリサッカリドが用い得る。ゲラン(gellan)、キサンタン(xantan)ガム、及びガラクトマンナン及び/又はグルコマンナンガムの組合せは、弾性的ゲルを作るために用い得る。低級アセチルゲランガムとキサンタンガムのブレンド、及びロカスト(locust)ガム、コンジャック(konjak)、タラ(tara)又はカシア(cassia)ガムはゲラン食品製品の脆さを修正するのに有用である。ゲラン、カラゲーナン、及びマンナンガムからなる重合体組成物も、マンナンガムがガラクトマンナン又はグルコマンナンから選ばれた場合に用い得る。
【0037】
カラゲーナンは、マンナン、ガラクトマンナン、カンテン等のような他のゲル化剤の1〜2%のオーダーのかなり低濃度での組合せ用い得る。例には、イオタ、カッパ、ラムダ、ミュー及びニューカラゲーナンが含まれる。より詳しくは、例には、ポリサッカリド、多少はサルフェートであるガラクトースの重合体が含まれる。各種の藻からの抽出物も用い得る:コンドラス クリスプス(Chondrus crispus)、ギガルチナ ステラタ(Gigartina stellata)、ギガルチナ アシキュラリス(Gigartina acicularis)、ギガルチナ スコットベルギイ(Gigartina skottsbergii)、ギガルチナ ピスチラタ(Gigartina pistillata)、ギガルチナ シャミッソイ(Gigartina chamissoi)、イリデア(Iridea)、ユウシュマ コットニ(Eucheuma cottoni)、ユシュマ スピノスム(Eucheuma spinosum)。用いられた抽出法は、基礎フレームがアルファ(1−3)で及びベータ(1−4)で交互に結合したD−ガラクトースの鎖である各種のカラゲーナンを導く。前述の例の使用は米国特許第6,331,205号に教示されており、その全体をここに引用して導入する。
【0038】
他の有機重合体材料、又は鉱物材料は、カプセルに望ましい機能を条件として、用い得る。
【0039】
図3は、包装した製品300の他の例を示し、多量のガラス又は鉱物繊維、又はセルロース絶縁体302、多量の添加物を含有する複数のマイクロカプセル304、ガラス又は鉱物繊維、又はセルロース絶縁体302を含有する共通包装306及び複数のマイクロカプセル304を包含する。複数のマイクロカプセル304は繊維絶縁体、特に緩かな繊維絶縁体の間に共通包装306内に分布している。好ましくは、マイクロカプセル304は絶縁体302の間でほぼ均一に分配されている。全ての複数のマイクロカプセル304内の添加物の全量とガラス又は鉱物繊維、又はセルロース絶縁体302との間の予め定めた割合があり、添加物が絶縁体内に均一にブレンドされる製品のための絶縁体への添加物の所望の割合に等しい。若干の態様では、複数のマイクロカプセルは2以上の異なるタイプのそれぞれ異なる添加物を含むマイクロカプセルを含み得る。
【0040】
親水性、半透性又は多孔性壁を有するマイクロカプセル304は、時間放出運搬体が望ましい場合には有利な運搬体である。そのサイズが小さいため、マイクロカプセル304は、例えば水の存在によって溶解することによって時間放出を容易にするより薄いキャリヤー壁を有することができる。
【0041】
添加物の制御された放出を提供するために選択できる数種の既知のタイプのカプセル化がある。例えば、2の適当なタイプのカプセル化は、次のものを含む。(a)接触圧力によって破れ、又は貯蔵中に包装106内の水に部分的又は完全に溶解して、包装製品100が製造された後若干の時間で添加物が解放されるマイクロカプセル、(b)多孔性マイクロカプセルのような、破れることなく添加物を連続的に流出させるマイクロカプセル、(c)液体透過性水不溶性カプセル壁内に水溶性重合体活性を含む、例えばAnderson et al.,の米国特許第3,909,444号に開示されているような多相カプセル、該特許は引用によってここに導入する。
【0042】
マイクロカプセルの被覆材料は、ロウ状材料及び重合体状被覆材料の混合物を包含できる。これらの材料は大きいカプセルの壁にも用い得る。例えば、若干の適当な被覆材料は水溶性及び水不溶性材料の両者を含み、典型的にはパラフィンワックス、ミクロクリスタリンワックス、動物ワックス、植物ワックス、飽和脂肪酸及びアルキル鎖内に12〜40炭素原子を有する脂肪アルコール、及び脂肪酸トリグリセライドのような脂肪酸エステル、ソルビタンの脂肪酸エステル及び脂肪アルコールの脂肪酸エステル、又は水不溶性及び水溶性重合体の両者からのロウ状材料を含み得る。典型的に特に適したロウ状被覆材料は、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、及びベヘン酸、ステアリル及びベヘニルアルコール、ミクロクリスタリンワックス、蜂のワックス、鯨ワックス、キャンデリア(candelilla) ワックス、ソルビタン トリステアレート、ソルビタン テトララウレート、トリパルミチン、トリミリスチン及びオクタコサンが含まれる。他の例示的ロウ状材料はココナッツ脂肪酸である。
【0043】
マイクロカプセルの被覆に用い得る重合体材料の例には、エチル、プロピル、又はブチルセルロースのようなセルロースエーテル;セルロースアセテート、プロピオネート、ブチレート、又はアセタートブチレートのようなセルロースエステル;エチレン−酢酸ビニル共重合体;エチレン、プロピレン、テトラメチレングリコールのようなポリアルキレングリコール;尿素−ホルムアルデヒド樹脂;ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、スチレン、ポリプロピレン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリメチルメタクリレート及びナイロンがある。これらの材料及びその均等物は、合成有機プラスチックの任意の通常のハンドブック、例えばMcGraw-Hill社、ニューヨーク、N.Y.(1985年10月)が発行したModern Plastics Encyclopedia62巻10A(1985−1986用)768−787ページに詳細に記載されており、引用によってここに導入する。他の例示的重合体材料はエチルセルロースである。重合体被覆材料は、フタレート、アジペート及びセバケートエステル、ポリオール(例えばエチレングリコール)、トリクレジルフォスフェート、ひまし油及び樟脳のような可塑剤で可塑化できる。
【0044】
これらの重合体状被覆は優れた保護を提供する。
【0045】
また、他の有機重合体材料又は鉱物材料は、カプセルに望ましい機能を条件として用いることができる。
【0046】
図4では、送風機400は、通常のタイプ又は将来開発されるタイプのものであり得るが、絶縁体を粉砕又は破壊する機能を行いかつ絶縁体を導管を通して吹出して絶縁体を分配する。
【0047】
送風機400では、絶縁体102及び1以上の添加物を含むカプセル104をシステム内に供給するためにホッパーが備えられている。若干の態様では、カプセル104の壁は手作業で切断され、及びキャリヤーなしで(全体的、一体的、分解に抵抗しかつ容易に切断されないかなり強靭なキャリヤーで導管を閉鎖するのを避けるために)ホッパー内に添加物を注ぐ。他の態様(特にカプセル204又はマイクロカプセル304を有する態様)では、包装200又は300の全内容を空にしてホッパー内にし、かつカプセル204又は304のキャリヤーから除く又は濾別する必要がない。
【0048】
送風機400は緩やかに満たされた絶縁体102の大きな塊から切断又は破壊することができる粉砕機404を有する。圧力解放カプセル104については、カプセルのキャリヤー材料は粉砕機404の粉砕作用がカプセルのキャリヤー壁をも破るように選択する。時間解放カプセル204又はマイクロカプセル304については、キャリヤー材料及び厚みは粉砕機404の粉砕作用は、設置のときに添加物が解放されず、未溶解カプセル(又はマイクロカプセル)を破断するのに十分なように選定する。
【0049】
送風機406は、緩やかに充填した絶縁体102を導管408を通して空隙410内に押込むために、通常のタイプ又は将来開発されるタイプのものであり得る。
【0050】
導管408は、米国特許第6,206,050号、第6,648,022号、第6,082,639号、米国特許出願第2001/0010235号、又は第2003/0057142号に記載されているような緩やかに充填した絶縁体を処理するのに適した任意のタイプのものであり得る。これらの特許及び特許出願の開示は引用によってその全体をここに挿入する。
【0051】
若干の態様では、水源412は、ホッパー401の絶縁体202、302及びカプセル204、304を場合によって備え得る。例えば、若干の態様では、カプセルは、包装200、300内の水が用いられて所定の期間(例えば6週間)を超えて添加物を解放するために用いられる時間解放キャリヤーを有する。設置者が予め定めた期間の満了前に(添加物の解放が完了する前に)製品を用いることを望む場合には、カプセルの溶解を促進するために水をホッパー401に加え、かつ粉砕機404のカプセル壁の破壊を容易にする。先行技術における水の使用に関して上記の理由のために、絶縁体に加える水の量を最少にすることが望ましい。従って、カプセルから添加物の解放を容易にするため絶縁体が包装されているので時間の長さに基づいて水の量は減少できる。水源412は図4では象徴的にコックとして示されているが、水を加えるべき場合には、水は任意の水供給パイプ、導管又はホースによってノズルに供給できる。
【0052】
図5は、図1−3の包装した絶縁体製品を製造し、貯蔵し、使用する方法のフローチャートダイアグラムである。
【0053】
工程500で、緩やかに充填されたガラス繊維のような多量の絶縁体を準備する。任意の量が用い得る。例えば、量は、深さが6から10インチの屋根裏スペースの約56平方フィートをカバーすることを意図する通常の緩やかに充填するガラス繊維絶縁体包装用と同一であり得る。
【0054】
工程502で、添加物の量とガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体の量との間の予め定めた割合であるような添加物の量を含む少なくとも1のカプセルを加える。複数の小カプセル204又はマイクロカプセル304が用いられる場合には、そのときは絶縁体202、302を通してカプセル204又はマイクロカプセル304に分配することが望ましい。好ましくは、カプセルは繊維が冷却され及び切断された後に混合される。若干の態様では、繊維はフィブリライザーから出た後に切断され冷却される。カプセルは、カプセルを破裂又は損傷する加熱工程又は切断又はチョップ工程を受けないように最終及び最終切断工程が完了した後に加えられる。好ましくは、混合は最終切断及び冷却工程の後オンラインで行われる。
【0055】
例えば、若干の態様では、切断場所を離れるコンベヤーは絶縁材料及びカプセルを材料ブレンダー(示さない)に供給し、そこで共に混合する。ブレンダー内で混合した材料は、次いで包装内に送る。他の態様では、絶縁材料及びカプセルは、別個の供給源から包装100内に同時に供給して、絶縁材料間のカプセルの分布が別個のブレンド工程なしで包装内に起こるようにする。材料ブレンダーを設置しかつ維持する負担をして、ブレンド工程が絶縁体を包装内に供給する前に加えられると、一層均一の分布が達成されることは当業者が理解できるであろう。
【0056】
工程504では、ガラス又は鉱物繊維、又はセルロース絶縁体102、202、302及び少なくとも1のカプセル104、204、304は共通包装106、206、306内に包む。絶縁体及びカプセルが材料ブレンダー内で既に混合されている場合には、次いで組合せが包装内に供給される。絶縁体及びカプセルが予め混合されていない場合には、次いで包装内に同時に供給される。
【0057】
圧力解放カプセルを含む場合のような若干の態様では、絶縁材料及びカプセルは包装106、206、306が封をされる前に乾燥に保たれ、かつ余分の水は導入されない。空気の一部を包装から取り出して容積及び包装の湿分含量を低下させることができ、包装106、206、306の重合体材料はヒートシールされる。
【0058】
湿分に曝されることによって時間につれて溶解するキャリヤーで時間解放カプセルを含むもののような他の態様では、シールする前に少量の湿分が包装内に導入され得るので、添加物は予め定めた貯蔵窓の端によって開放される。
【0059】
工程506では、製品が貯蔵される。製品100、200、300は時間解放キャリヤー壁を有するカプセルを含むので、製品を限られた時間の間(及び製品が包装された日は包装の外側に表示し得る)保存することが望ましい。製品が、圧力解放キャリヤー壁を有するカプセルを含む場合には、包装100、200、300は延長された期間に亘って貯蔵できる。
【0060】
工程508では、包装した製品100、200、300は設置場所に多分分配者及び/又はリテイラーを通して配布される。
【0061】
工程510では、多量のガラス又は鉱物繊維、又はセルロース絶縁体102、202、302及び少なくとも1のカプセル104、204、304を含む内容物は共通包装106、206、306から移される。
【0062】
工程512では、カプセルが圧力解放カプセルである場合には、工程514が実施される。カプセルが圧力解放カプセルでない場合には、工程516が実施される。
【0063】
工程514では、絶縁体102、202、302及びカプセル104、204、304は絶縁場所のブローワ内で破壊又は粉砕して、少なくとも1のカプセルを開きかつ鉱物繊維又はセルロース絶縁体の間に添加物を分配する。
【0064】
工程516では、カプセルが時間解放カプセルであり、かつカプセルが包装200、300内の添加物を溶解又は開放する貯蔵時間が敷居時間(threshold)より短い場合には、工程518を実施する。貯蔵時間が敷居時間を超えたかカプセルが時間解放カプセルでない場合には、工程520を実施する。
【0065】
工程518では、水をホッパーに噴霧してカプセル又はマイクロカプセルから絶縁体への添加物の開放を促進する。
【0066】
工程520では、絶縁体は導管又はホース408を通して吹出され、屋根裏又は壁の空所に鉱物繊維又はセルロース絶縁体を施す。
【0067】
工程522では、壁又は屋根裏の空所を処理した緩い充填絶縁で満たす。
【0068】
製品が結合したマットとして製造され、それによって繊維が一般に熱的に硬化し又は乾燥したバインダー組成物で提供され、続く変形で(圧縮、ローリング)、製造パラメータ及びカプセル材料は添加物の早過ぎる破壊又は解放無しでの処理にカプセルが抵抗するように選ばれる。
【0069】
本発明は例示的態様によって説明してきたが、それに限られるものではない。むしろ、添付する請求の範囲は、本発明の範囲及び均等の範囲を外れる当業者がなし得る本発明の態様及び他の変形を含むように広く解釈すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の例示的態様に従った包装した製品を示す図。
【図2】本発明の例示的態様に従った第2の包装した製品を示す図。
【図3】本発明の例示的態様に従った第3の包装した製品を示す図。
【図4】図1〜3に示した絶縁製品を分配する装置を示す図。
【図5】図1〜3に示した製品を製造し、貯蔵し及び分配する方法のフローチャートを示す図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体のような多量の繊維状絶縁体、
添加物の量とガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体の量との間に予め定めた割合があるような多量の添加物を含む少なくとも1のカプセル、
ガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体のような繊維状絶縁体、及び
ガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体のような繊維状絶縁体及び少なくとも1のカプセルを含む共通包装を包含する包装製品。
【請求項2】
添加物が、帯電防止剤、油及び疎水性剤からなる群から選ばれた少なくとも1を含む請求項1に記載の製品。
【請求項3】
添加物が、重合体前駆体、グラフト化合物及びスキャベンジャー材料のような少なくとも1の化学反応体を含む請求項1又は2に記載の製品。
【請求項4】
少なくとも1のカプセルが、含まれる添加物とカプセルの外部との間で制御された態様での交換を許容するように設計された先の請求項のいずれかに記載の製品。
【請求項5】
少なくとも1のカプセルが1のカプセルであり単一カプセルである先の請求項のいずれかに記載の製品。
【請求項6】
繊維状絶縁体、特にガラス又は鉱物繊維絶縁体が緩やかな繊維絶縁体である先行請求項のいずれかに記載の製品。
【請求項7】
少なくとも1のカプセルが共通包装内に緩やかな繊維絶縁体の間で分配された複数のカプセルを含む請求項6に記載の製品。
【請求項8】
繊維状絶縁体が結合マット、特にロール、バット、板又はボードの形態である請求項1〜5のいずれかに記載の製品。
【請求項9】
少なくとも1のカプセルが共通包装内に含まれるマットの繊維を通して分配された複数のカプセルを含む請求項8に記載の製品。
【請求項10】
少なくとも1のカプセルが圧力解放カプセル又はマイクロカプセル及び時間解放カプセル又はマイクロカプセルから選ばれる先行請求項のいずれかに記載の製品。
【請求項11】
時間解放カプセルが親水性壁材料及び半透過性又は多孔性壁材料から選ばれる壁材料を包含する請求項10に記載の製品。
【請求項12】
繊維状絶縁体は緩やかなガラス繊維絶縁体であり、
少なくとも1のカプセルは共通包装内で緩やかな繊維絶縁体の間に分配された複数の圧力解放カプセル又はマイクロカプセルを含み、
少なくとも若干のカプセル又はマイクロカプセルが帯電防止剤を含み、
少なくとも若干のカプセル又はマイクロカプセルが油を含み、及び
少なくとも若干のカプセル又はマイクロカプセルが疎水性剤を含む請求項1に記載の製品。
【請求項13】
共通包装からガラス又は鉱物繊維、又はセルロース絶縁体のような多量の繊維状絶縁体及び少なくとも1のカプセルを除き、
多量の繊維状絶縁体及び少なくとも1のカプセルを設置場所で共に粉砕して少なくとも1のカプセルを開き、かつ添加物を繊維状絶縁体の間に添加物を分配し、及び
繊維状絶縁体を設置場所の空所に配布することを包含する先行請求項のいずれかに記載の製品の使用法。
【請求項14】
粉砕工程を絶縁体送風機で行う請求項13に記載の方法。
【請求項15】
分配工程は粉砕工程を行うために用いると同一の絶縁体送風機を用いて行う請求項14に記載の方法。
【請求項16】
共通包装から多量のガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体及び複数のカプセルを除き、
ガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体を設置場所の空所に分配する請求項6の製品を使用する方法。
【請求項17】
時間解放マイクロカプセルが親水性壁材料を包含する場合において、
共通包装から多量の繊維状絶縁体及び複数のカプセルを除き、
包装と絶縁体の使用時間との間の期間が敷居期間よりより短い場合には、繊維状絶縁体及び時間解放マイクロカプセルに液状水を噴霧又は注いで絶縁体にマイクロカプセルから添加物の解放を促進し、及び
ガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体を設置場所の空所に分配することを包含する請求項11に記載の製品の使用方法。
【請求項18】
ガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体のような多量の繊維状絶縁体を準備し、
添加物の量とガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体の量との間に予め定めた割合であるような量の添加物を含む少なくとも1のカプセルを準備し、
ガラス又は鉱物繊維又はセルロース絶縁体及び少なくとも1のカプセルを共通の包装内に包む工程を包含する請求項1〜12に記載の製品を製造する方法。
請求項1〜12のいずれかの製品の製造法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−507725(P2009−507725A)
【公表日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−525586(P2008−525586)
【出願日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際出願番号】PCT/EP2006/065225
【国際公開番号】WO2007/017525
【国際公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【出願人】(501085706)サン−ゴバン・イソベール (46)
【出願人】(305063177)サートゥンティード・コーポレイション (5)
【Fターム(参考)】