説明

温度リミッタ及びビスカス・カップリング

【課題】温度変化による破壊を、加工工数を抑制した簡単な構造により防止することを可能とする。
【解決手段】ハウジング3及びハブ・シャフト5間にXリング11,13により密閉形成されシリコーン・オイルが封入された作動室15と、作動室15内のアウター・プレート23及びインナー・プレート25間の差動回転によるシリコーン・オイルの剪断抵抗によりハウジング3及びハブ・シャフト5間にトルクを発生させ得るビスカス・カップリング1であって、ハウジング3に設けられシリコーン・オイルを作動室15内へ充填するために用いる孔41と、孔41に組み付けられたスチール・ボール45とを備え、孔41及びスチール・ボール45間の締め代がハウジング3及びスチール・ボール45の熱膨張係数の差によりゼロとなる温度を作動室15のXリング11,13による密閉形成が破壊される限界温度400℃より低い380℃に設定したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部圧力が変化するハウジングの温度リミッタ、自動車などの動力伝達装置等に用いられるビスカス・カップリングに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、圧力リミッタを備えたビスカス・カップリングとしてとして特許文献1に記載のものがある。
【0003】
このビスカス・カップリングは、ハウジングに圧力リリーフ・バルブを設けたものである。
【0004】
この圧力リリーフ・バルブは、ハウジングに固定される筒状ボディと、固定状態でハウジングの内部、即ち圧力発生側に対応する端部に設けられたプッシュ・ナットと、その中心部に設けた挿通孔に圧入されるシャフトと、筒状ボディの他端にOリングによって抜け出し可能に設けられたシャフトガイドとを備えたものである。
【0005】
プッシュ・ナットとシャフトとの間には圧入により摩擦抵抗が生じ、この摩擦抵抗はシャフトが抜け出る際の抜け荷重になる。圧力容器内の圧力が上昇すると、プッシュ・ナットとともにシャフトが付勢され、シャフトがプッシュ・ナットから抜け出てシャフト・ガイドを押動し、シャフト・ガイドが筒状ボディから抜け出し、圧力が容器外に逃げて容器損傷を防止することができる。
【0006】
しかし、この圧力リリーフ・バルブは、ハウジング内にシリコーン・オイルを充填するために用いる孔とは別個のネジ溝に取り付けるものであるため、加工工数が多くなり、コスト低減に限界があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2004−286040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
解決しようとする問題点は、加工工数が多くなり、コスト低減に限界があった点である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、温度変化による破壊を、加工工数を抑制した簡単な構造により防止することを可能とするために、内部に流体が封入され温度変化に応じて内部圧力が変化するハウジングに設けられ、前記内部圧力を設定温度で圧抜きする温度リミッタであって、 前記ハウジングに設けられ前記流体を内部へ充填するために用いる孔と、前記孔に設定された締め代で組み付けられた閉止体と、前記締め代が前記外側回転部材及び閉止体の熱膨張係数の差によりゼロとなる温度を前記作動室の密閉形成が破壊される限界温度より低く設定したことを温度リミッタの特徴とする。
【0010】
相対回転可能な外側回転部材及び内側回転部材と、前記外側回転部材及び内側回転部材間に密閉形成され粘性液体が封入された作動室と、前記作動室内で回転軸芯方向に交互に配置され前記外側回転部材の内周に結合されたアウター・プレート及び前記内側回転部材の外周に結合されたインナー・プレートと、前記アウター・プレート及びインナー・プレート間の差動回転による前記粘性液体の剪断抵抗により前記外側回転部材及び内側回転部材間にトルクを発生させ得るビスカス・カップリングであって、前記外側回転部材に設けられ前記粘性液体を前記作動室内へ充填するために用いる孔と、前記孔に設定された締め代で組み付けられた閉止体とを備え、前記締め代が前記外側回転部材及び閉止体の熱膨張係数の差によりゼロとなる温度を前記作動室の密閉形成が破壊される限界温度より低く設定したことをビスカス・カップリングの特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明では、内部に流体が封入され温度変化に応じて内部圧力が変化するハウジングに設けられ、前記内部圧力を設定温度で圧抜きする温度リミッタであって、前記ハウジングに設けられ前記流体を内部へ充填するために用いる孔と、前記孔に設定された締め代で組み付けられた閉止体と、前記締め代が前記外側回転部材及び閉止体の熱膨張係数の差によりゼロとなる温度を前記作動室の密閉形成が破壊される限界温度より低く設定した。
【0012】
このため、温度リミッタ取り付けのために用いる孔を不要とし、加工工数を抑制して簡単な構造により温度変化による破壊を防止することができる。加工工数を抑制して簡単な構造によりコスト低減を図ることができる。
【0013】
相対回転可能な外側回転部材及び内側回転部材と、前記外側回転部材及び内側回転部材間に密閉形成され粘性液体が封入された作動室と、前記作動室内で回転軸芯方向に交互に配置され前記外側回転部材の内周に結合されたアウター・プレート及び前記内側回転部材の外周に結合されたインナー・プレートと、前記アウター・プレート及びインナー・プレート間の差動回転による前記粘性液体の剪断抵抗により前記外側回転部材及び内側回転部材間にトルクを発生させ得るビスカス・カップリングであって、前記外側回転部材に設けられ前記粘性液体を前記作動室内へ充填するために用いる孔と、前記孔に設定された締め代で組み付けられた閉止体とを備え、前記締め代が前記外側回転部材及び閉止体の熱膨張係数の差によりゼロとなる温度を前記作動室の密閉形成が破壊される限界温度より低く設定した。
【0014】
このため、温度リミッタ取り付けのために用いる孔を不要とし、加工工数を抑制して簡単な構造により温度変化による破壊を防止することができる。加工工数を抑制して簡単な構造によりコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】ビスカス・カップリングの断面図である。(実施例1)
【図2】カバーの側面図である。(実施例1)
【図3】図1のA部拡大断面図である。(実施例1)
【図4】温度変化と寸法変化との関係を示すグラフである。(実施例1)
【図5】温度変化と締め代との関係を示すグラフである。(実施例1)
【図6】(a)は、図3と同位置の要部拡大断面図、(b)は、孔の正面図である。(実施例2)
【図7】図3と同位置の要部拡大断面図である。(実施例3)
【図8】図3と同位置の要部拡大断面図である。(実施例4)
【発明を実施するための形態】
【0016】
温度変化による破壊を、加工工数を抑制した簡単な構造により防止するという目的を、孔に設定された締め代で組み付けられた閉止体と、締め代が外側回転部材及び閉止体の熱膨張係数の差によりゼロとなる温度を作動室の密閉形成が破壊される限界温度より低く設定することにより実現した。
【実施例1】
【0017】
図1は、ビスカス・カップリングの断面図、図2は、カバーの側面図、図3は、要部拡大断面図である。
【0018】
図1のように、ビスカス・カップリング1は、外側回転部材であるハウジング3及び内側回転部材であるハブ・シャフト5を備えている。ハウジング3及びハブ・シャフト5は、ブッシュ7,9を介して相対回転自在となっている。ハウジング3側には、Xリング11,13が支持され、このXリング11,13がハブ・シャフト5に密接して作動室15が密閉形成され、作動室15内に粘性液体として、例えばシリコーン・オイルが封入されている。
【0019】
ハウジング3の内周及びハブ・シャフト5の外周には、作動室15内においてインナー・スプライン17,スプライン19が形成されている。ハブ・シャフト5には、入出力用のスプライン21が形成されている。
【0020】
作動室15内には、複数枚のアウター・プレート23及びインナー・プレート25が回転軸芯方向に交互に配置されている。なお、図1では、アウター・プレート23及びインナー・プレート25は、各複数枚の一部を示している。
【0021】
アウター・プレート23は、インナー・スプライン17にスプライン係合し、このアウター・プレート23には、スぺーサー・リング27が介設されている。インナー・プレート25は、スプライン19にスプライン係合している。
【0022】
ハウジング3には、一側内周に軸支持用のボール・ベアリング29が設けられ、他側に摺動リング31及びダスト・カバー33が取り付けられている。摺動リング31には、図示外のオイル・シールのリップが摺接し、ダスト・カバー33は、オイル・シールを塵埃等から保護するものである。
【0023】
ハウジング3は、例えばアルミ合金で鍛造形成され、本体部35及びカバー部37からなり、この本体部35及びカバー部37は、溶着部39おいて溶接結合されている。
【0024】
図1,図2のように、カバー部37には、シリコーン・オイルを内部の作動室15へ充填するために用いる一対の孔41,43が形成されている。孔41,43は、一方からシリコーン・オイルを注入し、他方から作動室15内の空気抜きをする。
【0025】
孔41,43には、閉止体としてスチール・ボール45が圧入により組み付けられ、例えば、一方の孔41へのスチール・ボール45の圧入は、温度リミッタ47を構成する。なお、孔43側についても温度リミッタを構成するように設定することもできる。
【0026】
温度リミッタ47は、内部にシリコーン・オイルが封入され温度変化に応じて内部圧力が変化するハウジング3に前記のように設けられ、内部圧力を設定温度で圧抜きするものである。
【0027】
孔41へのスチール・ボール45の圧入による組み付けは、ハウジング3の弾性変形内で設定された締め代で行われている。本実施例において、図3のように孔41のドリルによる成形寸法は、D=4.25mm、スチール・ボール45の直径は、d=4.5mmとしている。
【0028】
そして、アルミ合金のハウジング3及びスチール・ボール45の熱膨張係数の差により孔41及びスチール・ボール45間の締め代がゼロとなる温度を、作動室15の密閉形成が破壊される限界温度より低く設定した。
【0029】
作動室15の密閉形成が破壊される限界温度は、作動室15内の圧力上昇によりXリング11,13が機能しなくなる温度であり、本実施例では例えば400℃としている。
【0030】
図4は、温度変化と寸法変化との関係を示すグラフ、図5は、温度変化と締め代との関係を示すグラフである。
【0031】
図4は、横軸が温度変化、縦軸が寸法変化を示し、孔41の寸法変化曲線49及びスチール・ボール45の寸法変化曲線51が示されている。図5は、横軸が温度変化、縦軸が締め代を示し、締め代変化曲線53が示されている。
【0032】
図4,図5のように、限界温度400℃に対し、締め代ゼロとなる温度を約380℃としている。
【0033】
かかるビスカス・カップリング1は、ハウジング3とハブ・シャフト5とが相対回転するとアウター・プレート23とインナー・プレート25とが連動して相対回転し、シリコーン・オイルを剪断する。この剪断によりシリコーン・オイルがアウター・プレート23とインナー・プレート25との間に剪断抵抗を与え、アウター・プレート23とインナー・プレート25とを介してハウジング3とハブ・シャフト5との間にトルクを発生する。
【0034】
このトルク発生時にビスカス・カップリング1の温度が高くなり、孔41、スチール・ボール45の寸法が、図4の寸法変化曲線49,51のように変化し、図5の締め代変化曲線53のように孔41及びスチール・ボール45間の締め代が変化する。
【0035】
そして、作動室15の内圧上昇によりXリング11,13が機能しなくなる前に締め代がゼロとなり、作動室15の圧抜きをすることができる。
【0036】
[実施例1の効果]
本発明実施例1は、相対回転可能なハウジング3及びハブ・シャフト5と、ハウジング3及びハブ・シャフト5間にXリング11,13により密閉形成されシリコーン・オイルが封入された作動室15と、作動室15内で回転軸芯方向に交互に配置されハウジング3の内周のインナー・スプライン17に結合されたアウター・プレート23及びハブ・シャフト5の外周のスプライン19に結合されたインナー・プレート25と、アウター・プレート23及びインナー・プレート25間の差動回転によるシリコーン・オイルの剪断抵抗によりハウジング3及びハブ・シャフト5間にトルクを発生させ得るビスカス・カップリング1であって、ハウジング3に設けられシリコーン・オイルを作動室15内へ充填するために用いる孔41と、孔41に設定された締め代で組み付けられたスチール・ボール45とを備え、孔41及びスチール・ボール45間の締め代がハウジング3及びスチール・ボール45の熱膨張係数の差によりゼロとなる温度を作動室15のXリング11,13による密閉形成が破壊される限界温度400℃より低い380℃に設定した。
【0037】
このように、シリコーン・オイルを作動室15内へ充填するために用いる孔41を温度リミッタ47取り付けのために用いる孔として利用するから、温度リミッタ47用の特別な孔を不要にすることができる。
【0038】
このため、加工工数を抑制して簡単な構造により温度変化による破壊を防止することができる。加工工数を抑制して簡単な構造によりコスト低減を図ることができる。
【実施例2】
【0039】
図6は、本発明の実施例2に係り、(a)は、図3と同位置の要部拡大断面図、(b)は、孔の正面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にAを付し、重複した説明は省略する。
【0040】
図6のように、本実施例の温度リミッタ47Aでは、孔41の外縁部を、かしめたものである。かしめ55は、孔41の周方向で3箇所に形成されている。
【0041】
したがって、本実施例では、孔41及びスチール・ボール45間の締め代がゼロとなり作動室15の圧抜きが行われるとき、かしめ55によりスチール・ボール45の脱落を確実に防止することができる。
【0042】
その他、本実施例でも、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
【実施例3】
【0043】
図7は、本発明の実施例3に係り、図3と同位置の要部拡大断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にBを付し、重複した説明は省略する。
【0044】
図7のように、本実施例の温度リミッタ47Bでは、孔41の孔の外端に、ダスト・カバー33Bを臨ませたものである。ダスト・カバー33Bは、閉止壁部33Ba、内周壁部33Bb、外周壁部33Bcからなり、閉止壁部33Ba及び内周壁部33Bb、閉止壁部33Ba及び外周壁部33Bc間は、アール33Bd,33Beを有している。
【0045】
カバー部37Bには、孔41の外端において凹部57が周回形状に形成され、凹部57の内周側面57aにダスト・カバー33Bの内周壁部33Bbが圧入により固定されている。この固定により、ダスト・カバー33Bの閉止壁部33Baが孔41の外端に臨み、孔41の径方向で半分以上を閉止する。
【0046】
したがって、本実施例では、孔41及びスチール・ボール45間の締め代がゼロとなり作動室15の圧抜きが行われるとき、ダスト・カバー33Bによりスチール・ボール45の脱落を確実に防止することができる。
【0047】
圧抜きが行われるとき、シリコーン・オイルが孔41から漏れても、ダスト・カバー33Bのアール33Beにガイドされて径方向外側へ斜めに飛散し、且つ凹部57の外周側面57bに衝突するなどして、拡散が規制される。
【0048】
その他、本実施例でも、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
【実施例4】
【0049】
図8は、本発明の実施例4に係り、図3と同位置の要部拡大断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にCを付し、重複した説明は省略する。
【0050】
図8のように、本実施例の温度リミッタ47Cでは、孔41Cの外端に、プラグ59を取り付けたものである。孔41Cの外端には、テーパ雌ねじ部61が形成され、プラグ59のテーパねじ部59aが螺合して取り付けられている。プラグ59には、孔41C内外を貫通する穴59bが形成されている。
【0051】
したがって、本実施例では、孔41C及びスチール・ボール45間の締め代がゼロとなり作動室15の圧抜きが行われるとき、プラグ59によりスチール・ボール45の脱落を確実に防止することができる。
【0052】
圧抜きはプラグ59の穴59bから行われる。
【0053】
その他、本実施例でも、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
[その他]
上記各実施例では、ビスカス・カップリングに用いる温度リミッタとして説明したが、内部に流体が封入され温度変化に応じて内部圧力が変化するハウジングに設けられ、内部圧力を設定温度で圧抜きする温度リミッタとして広く適用することができる。
【0054】
スチール・ボールに代えて、円筒材、円錐材、その他孔41を閉止でき、温度上昇時に締め代をゼロにすることができれば、その形状設定は自由である。
【0055】
ハウジング3の材質には、アルミ合金の他、樹脂材等を適用することができ、スチール・ボール等の閉止体の材質は、クロム材、チタン等を適用することができる。
【符号の説明】
【0056】
1 ビスカス・カップリング
3 ハウジング
5 ハブ・シャフト
11,13 Xリング
15 作動室
17 インナー・スプライン
19 スプライン
23 アウター・プレート
25 インナー・プレート
33B ダスト・カバー
41 孔
45 スチール・ボール(閉止体)
55 かしめ
59 プラグ
59b 穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に流体が封入され温度変化に応じて内部圧力が変化するハウジングに設けられ、前記内部圧力を設定温度で圧抜きする温度リミッタであって、
前記ハウジングに設けられ前記流体を内部へ充填するために用いる孔と、
前記孔に設定された締め代で組み付けられた閉止体とを備え、
前記締め代が前記外側回転部材及び閉止体の熱膨張係数の差によりゼロとなる温度を前記作動室の密閉形成が破壊される限界温度より低く設定した、
ことを特徴とする温度リミッタ。
【請求項2】
相対回転可能な外側回転部材及び内側回転部材と、
前記外側回転部材及び内側回転部材間に密閉形成され粘性液体が封入された作動室と、
前記作動室内で回転軸芯方向に交互に配置され前記外側回転部材の内周に結合されたアウター・プレート及び前記内側回転部材の外周に結合されたインナー・プレートと、
前記アウター・プレート及びインナー・プレート間の差動回転による前記粘性液体の剪断抵抗により前記外側回転部材及び内側回転部材間にトルクを発生させ得るビスカス・カップリングであって、
前記外側回転部材に設けられ前記粘性液体を前記作動室内へ充填するために用いる孔と、
前記孔に設定された締め代で組み付けられた閉止体とを備え、
前記締め代が前記外側回転部材及び閉止体の熱膨張係数の差によりゼロとなる温度を前記作動室の密閉形成が破壊される限界温度より低く設定した、
ことを特徴とするビスカス・カップリング。
【請求項3】
請求項2記載のビスカス・カップリングであって、
前記締め代は、前記外側回転部材の弾性変形内である、
ことを特徴とするビスカス・カップリング。
【請求項4】
請求項2記載のビスカス・カップリングであって、
前記孔の外縁部を、かしめた、
ことを特徴とするビスカス・カップリング。
【請求項5】
請求項2記載のビスカス・カップリングであって、
前記孔の外端に、ダストカバーを臨ませた、
ことを特徴とするビスカス・カップリング。
【請求項6】
請求項2記載のビスカス・カップリングであって、
前記孔の外端に、孔内外を貫通する穴を有するプラグを取り付けた、
ことを特徴とするビスカス・カップリング。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−149479(P2011−149479A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−10487(P2010−10487)
【出願日】平成22年1月20日(2010.1.20)
【出願人】(000225050)GKNドライブラインジャパン株式会社 (409)