説明

温度変化により標的の図柄が変化する男子小用時用の防水標的

【課題】 従来の男子小用時用標的は、位置の指示はあるものの、持続して意識を集中できないという問題があった。これは、小水がその標的に当たっても何も変化しないためである。
【解決手段】 温度により変化する図柄を防水被膜し、縦方向からの流水により多く変化するよう土手状の溝をシールに設け、男子小用便器に貼り付ける。これにより、シールを標的とした使用者の意識を、変化する図案のシールの標的に続的に引き止め、もって、飛散防止を実現することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、男子小用時に、飛散防止のため意識集中を促す標的に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の男子小用時に標的とされていたものでは、防水してあるシールを男子便器に貼るものがある。
また、便器に直接、標的となる図柄を印刷または焼き付けた標的もある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以上にのべた標的では、場所を特定しただけであって、小用している時間中、ずっと、その場所に意識の集中を促すには、退屈なものであった。
【0004】
本発明は、このような従来の標的が有していた問題を解決しようとするものであり、小用中の意識の持続的な集中を促し、もって、男子小用の飛散防止を実現することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そして、本発明は、上記目的を達成するために、温度変化に伴って変化する感温インク、または、素材を使用して印刷された図柄を防水加工、または、防水シールで覆い、裏面に塗りつけた接着剤で男子便器の、標的にもっとも適した場所に貼り付けて、男子の小用時の標的とするものである。
【0006】
標的の図柄を変化させることの難度を高めて、もって、小水の出終わる最後まで、標的を狙い続けるゲーム性を高め、標的を狙う意識の集中を続かせるために、被覆防水シールの形状を、より多く流入すればより多く変化するよに、土手のような盛り上がりを縦方向につけたり、さらには、小水が通過するような縦方向のトンネルを設けたものである。
【発明の効果】
【0007】
上述したように、本発明の男子小用標的は、小用の小水飛散の防止に役立つ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図1に基づいて説明する。
【0009】
図において、1は、温度により色や形が変化する図柄を紙またはプラスチック板に印刷したもの。図の例は昆虫の絵であるが、花の絵でも、他でもよい。2は、1をラミネート加工などにより、透明防水皮膜したもの。3は、土手のような形状をつけることによって、上部から流入する小水が側部から流入するそれより多くなるようにしたもの。シール裏面4には、簡便に、便器に貼り付けることができるように接着剤が塗ってある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】 本発明の実施形態を示す男子小用標的の外観図
【符号の説明】
【0011】
1 温度変化により変化する感温インクで印刷した図柄(例は、蜂の絵)
2 透明防水被膜シール
3 土手状の盛り上がった左右の山
4 シール裏面の接着剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
温度変化により色や図柄が変化する防水被覆された、男子小用時の標的とする粘着糊付きシール。
【請求項2】
特定方向からの流水に反応しやすくした、温度変化により色や図柄が変化する防水された、男子小用時の標的とする粘着糊付きシール。
【請求項3】
温度変化により色や図柄が変化する標的を、感温インクまたは上薬を使用して、便器製作時に、便器個体に印刷または焼付けた男子用便器。

【図1】
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【公開番号】特開2007−71006(P2007−71006A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−294136(P2005−294136)
【出願日】平成17年9月8日(2005.9.8)
【出願人】(505357591)
【Fターム(参考)】