説明

温水・蒸気暖房装置

本発明は温水・蒸気暖房装置に関し、該装置では、加熱器が原水を受け入れ、加熱して温水と蒸気を発生させ、温水と蒸気の混合体は、その発生させた蒸気の膨張力によって加熱管内で自動的に循環する。本発明の暖房装置によれば、前記加熱器は原水の供給を受け、その原水を加熱して温水と蒸気を発生させ、発生させた温水と蒸気は前記加熱管内を温水と蒸気の混合状態で自動的に循環することから、温水と蒸気を循環させるための別個の循環手段が不要である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温水・蒸気暖房装置に関し、より具体的には、本発明は、加熱器が原水を受け入れ、加熱して温水と蒸気を発生させ、その発生させた蒸気の膨張力によって温水と蒸気の混合体を加熱管内で自動的に循環させる温水・蒸気暖房装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、暖房用マットなどに使用される暖房装置は暖房水を貯蔵する暖房水タンク、暖房水を加熱して温水を発生させる加熱器、その温水を循環させる循環ポンプ、および暖房用マット内に配設される加熱管を含む。
【0003】
この従来の暖房装置では、前記暖房水タンク内に貯蔵された暖房水は前記加熱器に供給され、前記加熱器はその暖房水を加熱して温水を発生させ、前記循環ポンプはその温水を前記加熱管内で循環させるように動作する。
【0004】
しかしながら、前記従来の暖房装置は前記循環ポンプを用いて温水を循環させるように構成されていることから、ノイズと電磁波が循環ポンプの動作によって発生し、さらに、前記循環ポンプの故障が前記暖房装置の寿命短縮につながるという問題がある。
【0005】
これに関連して、従来技術として2001年12月28日に発行された韓国特許第10−0312643号では液体循環型暖房装置が開示されており、この暖房装置は、熱放射部材と、前記熱放射部材内に配設される循環管と、前記循環管内に収容された液体を加熱する前記循環管に連結される加熱手段と、前記加熱手段の動作で膨張した液体を緩衝し、それによってその液体の循環を可能にする圧力緩衝手段と、前記加熱手段と前記圧力緩衝手段の間に取り付けられる第1逆流防止手段と、前記第1逆流防止手段に対向して取り付けられる第2逆流防止手段と、を含む。この暖房装置は、前記熱放射部材内の循環管を流れる液体が熱伝導で加熱され、前記液体の膨張力を利用して液体を自動的に循環させる際に前記循環管内で発生させた圧力を吸収できるように構成されている。
【0006】
しかしながら、上記の液体循環型暖房装置は液体を加熱することで発生させた膨張力でその液体を循環させるので、前記循環管内で高圧力を発生させてしまう。従って、別個の圧力緩衝手段が、その高圧力を緩衝するために必要となる。
【0007】
加えて、高い内圧に耐えるために肉厚の循環管が必要となることから、前記暖房装置の全重量を増加させてしまう。また、内圧による前記循環管の爆発を防止するために、前記循環管の周りを織物構造で包む必要があることから、製造コストが増加し、熱伝導効率も低下させてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、従来技術で発生する前述の問題点解決をするためになされたものであり、本発明の主要目的は、加熱器が原水を受け入れ、加熱して、温水と蒸気を発生させ、温水と蒸気の混合体を、その発生させた蒸気の膨張力によって加熱管内で自動的に循環させる温水・蒸気暖房装置を提供することにある。
【0009】
本発明の別の目的は、温水と蒸気の循環によって発生するノイズと電磁波を回避することができる温水・蒸気暖房装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記本発明の目的を達成するため、本発明によれば、温水・蒸気暖房装置が提供され、前記装置は暖房に使用される原水を貯蔵する原水槽を具備し、前記原水槽は入口ポートと出口ポートを有し、第1逆止弁が、前記出口ポートに接続されて原水の前記原水槽への逆流を防止し、加熱器が、前記第1逆止弁に接続されて原水を加熱し、加熱管が、前記加熱器と前記原水槽の入口ポートとを相互接続し、第2逆止弁が、前記加熱器と前記原水槽の入口ポートとの間に取り付けられ、前記第2逆止弁は前記加熱管内を循環する原水の逆流を防止し、前記加熱器は内部的に貫通し、その中に形成されたヒーター挿通部を有し、前記ヒーター挿通部の一側は前記第1逆止弁に接続され、前記ヒーター挿通部の他側は前記加熱管に接続されるので、前記第1逆止弁を介して供給された原水は加熱されて温水と蒸気となり、直水式で前記加熱管に供給される。温度センサーが、前記加熱管の一側に連結されていて前記加熱管の温度を測定し、温度制御器が、前記温度センサーに接続されていて前記加熱器の動作を前記温度センサーの測定値に応じて制御し、ケースが、前記原水槽、前記第1および第2逆止弁、および前記加熱器を収容している。前記加熱器で発生させた温水と蒸気は混合状態で自動的に循環する。
【0011】
好ましくは、前記加熱器は正温度係数(PTC)加熱器を含む。
【0012】
好ましくは、前記温度制御器は、外部電源を取り込む電源入力部と; 前記温度センサーの測定値を取り込む前記温度センサーに連結された信号入力部と; 前記温度センサーの測定値を表示する温度インジケーターと; 加熱温度を設定する温度設定部と; 前記加熱器に電源を供給する電源出力部と; 前記信号入力部に入力された温度値を前記温度設定部で設定された温度値と比較し、前記電源出力部を介して前記加熱器に供給される電源を制御する制御部と、を含む。
【0013】
好ましくは、前記ケース内に前記原水槽、前記第1および第2逆止弁、および前記加熱器を収容後に残った前記ケースの余剰空間内には蓄熱材が充填される。
【0014】
好ましくは、前記蓄熱材は陶磁器質セラミックまたはゲルマニウムとする。
【発明の効果】
【0015】
本発明の上記構成によれば、前記加熱器は原水の供給を受け、その原水を加熱して温水と蒸気を発生させ、発生させた温水と蒸気は前記加熱管内を温水と蒸気の混合状態で自動的に循環することから、温水と蒸気を循環させるための別個の循環手段が不要である。
【0016】
加えて、本発明によれば、温水と蒸気の循環によって発生するノイズと電磁波を回避することができ、前記加熱管内に圧力が生じないので、軽量装置を提供することができ、内圧による破壊や爆発を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は、添付図面と併せて本発明の好適実施形態の以下の詳細な説明からより明らかになるであろう。
【図1】本発明に係る暖房装置を示す平面図である。
【図2】本発明に係る暖房装置の動作を説明する部分的な拡大図である。
【図3】本発明に係る温度制御器を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る暖房装置の例示的な応用形態を示す平面図である。さらに、
【図5】本発明に係る暖房装置の別の例示的な応用形態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面を参照して詳しく説明する。
【0019】
図1は本発明に係る暖房装置を示す平面図であり、図2は本発明に係る暖房装置の動作を説明する部分的な拡大図であり、図3は本発明に係る温度制御器を示すブロック図であり、図4は本発明に係る暖房装置の例示的な応用形態を示す平面図であり、図5は本発明に係る暖房装置の別の例示的な応用形態を示す平面図である。
【0020】
図1に例示するように、本発明に係る暖房装置100は、原水を貯蔵し、それを介して前記原水が前記原水槽10に流入・流出する入口ポート12と出口ポート11とを有する原水槽10と、前記出口ポート11に接続される第1逆止弁20と、その原水を加熱して温水と蒸気を発生させる加熱器30と、前記加熱器30と前記原水槽10とを相互接続する加熱管40と、前記加熱器30と前記原水槽10の間に介装される第2逆止弁21と、上記要素を収容するケースと、前記加熱管40の温度を測定する温度センサー50と、温度制御器60と、を含む。
【0021】
前記原水槽10は暖房に使用される原水を一定の水位まで貯蔵し、前記原水槽10は、原水がそれを介して前記原水槽10に流入・流出する前記入口ポート12と前記出口ポート11とをなして形成され、さらに、原水を噴射する水噴射ポートを前記原水槽10内に形成することもできる。この時点で、前記出口ポート11を前記入口ポート12よりも低い位置に取り付けることもでき、原水は、前記原水槽10内に最大で前記槽容量の約3分の1まで充填することが好ましい。
【0022】
前記第1逆止弁20は、前記原水槽10から流出する原水の逆流を防止するように前記原水槽10の出口ポート11と接続される。
【0023】
図2に例示するように、前記加熱器30は前記第1逆止弁20を介して供給される原水を加熱し、前記加熱器30は矩形状の本体を有し、ヒーター挿通部31は前記加熱器本体の中央部にその長手方向に形成される。
【0024】
この時点で、前記第1逆止弁20は前記ヒーター挿通部31の一端に接続され、前記加熱管40は前記ヒーター挿通部31の他端に接続され、前記第1逆止弁20を介して供給される原水は前記ヒーター挿通部31内で加熱されて温水と蒸気を発生し、その発生した蒸気の膨張力によって、その温水と蒸気は混合状態で前記加熱管40に供給される。従って、前記加熱器30内で発生する一連のプロセス、すなわち原水供給プロセス、原水加熱プロセス、および加熱された原水の放出プロセスは直水式で行われる。
【0025】
上記加熱器30には電気コイルやセラミックヒーターなどの通常加熱手段を採用することもでき、好ましくは、正温度係数(PTC)加熱器を使用することができる。かくして、一種のセラミックヒーターであるPTC加熱器を用いて人間の健康に有害な電磁波の発生を回避することができる。
【0026】
ここで、前記PTC加熱器は、チタン酸バリウム(BaTiC3)と微量(約0.1〜1.5%)のグループ(I)カリウムまたはトリウムまたはグループ(III)イットリウムなどの酸化物を混合し、その混合物を焼結することで形成される。このPTC加熱器は低温で相対的に低い抵抗値を有し、その温度が一定のレベルに達すると、その抵抗値は急激に増加するため、一定の温度レベルで加熱を停止して過熱を防止する。かくして、過熱を防止する別途の手段が不要で、その製造工程も簡素であることから、コスト削減につながる。
【0027】
ケース70は本発明の上記要素を収容し、その内部に収容空間を有する中空構造体から構成され、前記ケース内に前記要素のすべてを取り付け後に残った前記ケースの余剰空間には蓄熱材(図示せず)を充填することができる。この時点で、前記蓄熱材は陶磁器質セラミックまたはゲルマニウムの1つであってもよく、この蓄熱材が前記ケース70の内部に充填される場合、温水の熱の前記システム外部への放出は防止され、人間の健康に有用な遠赤外線を照射する。
【0028】
前記加熱管40は、前記加熱器30を前記原水槽10の入口ポート12と接続し、床暖房用ストーンマット、床暖房用フロアマット、個人用小型マット、椅子などに取り付けて加熱することができ、前記加熱管40は、例えばポリエチレン、銅、ステンレス鋼、シリコンまたは「テフロン」(登録商標)で形成することもできる。
【0029】
前記第2逆止弁21は前記加熱器30と前記原水槽10の入口ポート12の間に取り付けることもでき、前記第2逆止弁21は前記加熱管40を循環する原水の逆流を防止し、好ましくは、前記第2逆止弁21は前記原水槽10の入口ポート12に近接して取り付けられる。
【0030】
前記温度センサー50は前記加熱管40の一側に連結され、前記加熱管40の温度を測定し、この時点で、前記温度センサー50は、好ましくは前記第2逆止弁21に近接して取り付けられ、その測定温度値は、それに電気的に接続されている前記温度制御器60に伝達される。以下、前記温度制御器60の詳細を説明する。
【0031】
図3に例示するように、前記温度制御器60は、電源入力部61と、前記温度センサーで測定された値を取り込む前記温度センサー50に接続された信号入力部62と、前記温度センサー50の測定値を表示する温度インジケーター63と、加熱温度を設定する温度設定部64と、前記加熱器に電源を供給する電源出力部65と、前記信号入力部62に入力する温度値を前記温度設定部64で設定される温度値と比較し、前記電源出力部65を介して前記加熱器30に供給される電源を制御する制御部66と、を含む。ここで、前記電源出力部65は外部電源を直流に変換してから前記PTCに供給することもできる。
【0032】
図3では、上記で説明していない参照符号68は、外部電源を前記温度制御器60に供給するか、または外部電源の前記温度制御器60への供給を遮断する電源スイッチを示す。
【0033】
図4および図5に例示するように、上記の構成を有する前記暖房装置は暖房マット80、床暖房用フロアマット81などに適用することもできる。
【0034】
図4に例示するように、前記暖房装置を前記暖房用マット80に適用する場合、前記加熱管40は前記暖房用マット80内の全体にわたってジグザグ式に配設され、さらに、前記原水槽、前記逆止弁、および前記加熱器と前記第2逆止弁とを収容する前記ケース70は、前記暖房用マットのフレーム内側に取り付けられ、前記温度制御器60は前記装置外側の使用者の頭部を載置することができる位置に取り付けられる。
【0035】
例示していないが、前記ケース70と前記温度制御器60とは前記暖房マット80の下部、すなわち使用者の足を載置することができる位置に取り付けることもできる。
【0036】
その一方、図5に例示するように、前記暖房装置を床暖房用フロアマット81に適用する場合、前記加熱管40は前記床暖房用フロアマット81内の全体にわたってジグザグ式に配設され、さらに、前記ケース70と前記温度制御器60とは前記床暖房用フロアマット81の外側に取り付けることもできる。この時点で、前記ケース70は前記床暖房用フロアマット81の一側に連結され、前記温度制御器60は前記ケース70の一側に連結される。
【0037】
本明細書では説明していないが、本発明に係る暖房装置は、暖房ベッド、クレイベッド、個人用の小マット、椅子などの暖房を必要とするいかなる場所にでも適用することができる。
【0038】
以下、本発明に係る温水・蒸気暖房装置の操作を説明する。
【0039】
本発明に係る暖房装置100の操作では、まず、前記電源スイッチ69をオンに切り替えて外部電源を前記温度制御器60の電源入力部61に接続する。前記制御部66は前記温度設定部64での温度設定値を、前記信号入力部62を介して入力される前記温度センサー50で測定された温度値と比較する。前記温度設定部64での温度設定値がその測定値よりも大きい場合、前記電源出力部65は電源を前記加熱器30に供給する。この時点で、前記温度設定部64での温度設定値は前記温度表示部(インジケータ)63に表示される。
【0040】
上記のように、前記加熱器30が電源供給を受ける場合、前記加熱器30のヒーター挿通部31内の原水は加熱されて温水を一定量の蒸気とともに発生させる。
【0041】
前記ヒーター挿通部31内で発生した温水と蒸気は、温水と蒸気の混合体中の蒸気の膨張力によって前記加熱管40内に押し入れられる。この時点で、前記原水槽10への温水と蒸気の逆流は前記第1逆止弁20によって防止される。よって、その温水と蒸気は前記加熱管40に向かって流れるようになる。
【0042】
前記加熱管40内を循環する温水と蒸気は前記第2逆止弁21経由で前記入口ポート12を介して前記原水槽10に流れ込む。この時点で、蒸気は熱エネルギーを失い、液化した状態で前記原水槽10に流れ込む。加えて、前記入口ポート12を介して流入する原水の前記加熱管40への逆流は前記第2逆止弁21によって防止される。
【0043】
かくして、前記加熱された原水と蒸気が前記加熱管40に押し入れられる場合、前記原水槽10内に貯蔵された原水は前記第1逆止弁20を介して前記加熱器30のヒーター挿通部31に供給される。よって、その循環は、前記原水槽10、前記第1逆止弁20、前記加熱器30、前記加熱管40、および前記第2逆止弁21によって形成されている閉ループに沿って継続する。
【0044】
従って、前記暖房装置100は別個の循環手段を使用せずに温水の循環を可能にする。かくして、循環手段の動作に起因するノイズを回避することができ、電磁波も発生することがなく、さらに、循環ポンプの故障や限界のある寿命に関する不安を回避することができる。
【0045】
その一方、前記ケース内に前記原水槽10、前記第1および第2逆止弁20,21、および前記加熱器30を収容後、前記ケースの余剰空間は、遠赤外線を照射することができる陶磁器質セラミックやゲルマニウムなどの蓄熱材で充填され、それによって前記加熱器30などによって発生させた熱を維持することができる。さらに、前記蓄熱材から発生する遠赤外線の照射は人間の健康に有用である。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明の上記構成によれば、前記加熱器は原水の供給を受け、その原水を加熱して温水と蒸気を発生させ、発生させた温水と蒸気は前記加熱管内を温水と蒸気の混合状態で自動的に循環することから、温水と蒸気を循環させるための別個の循環手段が不要である。
【0047】
加えて、本発明によれば、温水と蒸気の循環によって発生するノイズと電磁波を回避することができ、前記加熱管内に圧力が生じないので、軽量装置を提供することができ、内圧による破壊や爆発を防止することができる。
【0048】
本発明を特定の例示的な実施形態を参照して説明したが、本発明は実施形態によって限定されるものではなく、添付請求項のみによって制限されるものとする。当業者であれば本発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく実施形態の変更または修正を行い得ることは理解されるであろう。






【特許請求の範囲】
【請求項1】
温水・蒸気暖房装置において、
暖房に使用される原水を貯蔵し、かつ、入口ポートと出口ポートとを有する原水槽と;
原水の前記原水槽への逆流を防止する前記出口ポートに接続された第1逆止弁と;
原水を加熱するため、前記第1逆止弁に接続された加熱器と;
前記加熱器と前記原水槽の入口ポートとを相互接続する加熱管と;
前記加熱器と前記原水槽の入口ポートとの間に取り付けられ、前記加熱管内を循環する原水の逆流を防止し、そこでは、前記加熱器は内部的に貫通し、その中に形成された通孔部を有し、前記ヒーター挿通部は、その一側で前記第1逆止弁に接続され、その他側では、前記第1逆止弁を介して供給された原水が加熱されて温水と蒸気となり、直水式で前記加熱管に供給されるように前記加熱管に接続される第2逆止弁と;
前記加熱管の一側に連結されて前記加熱管の温度を測定する温度センサーと;
前記温度センサーでの測定値に応じて前記加熱器の動作を制御する前記温度センサーに接続される温度制御器と;
前記原水槽、前記第1および第2逆止弁、および前記加熱器を収容し、そこでは、前記加熱器で発生させた温水と蒸気とが混合状態で自動的に循環するようになっているケースと、
を具備することを特徴とする温水・蒸気暖房装置。
【請求項2】
請求項1に記載の暖房装置において、前記加熱器は正温度係数(PTC)加熱器を具備することを特徴とする暖房装置。
【請求項3】
請求項1に記載の暖房装置において、前記温度制御器は、外部電源を取り込む電源入力部と;
前記温度センサーの測定値を取り込む前記温度センサーに連結された信号入力部と;
前記温度センサーの測定値を表示する温度インジケーターと;
加熱温度を設定する温度設定部と;
前記加熱器に電源を供給する電源出力部と;
前記信号入力部に入力された温度値を前記温度設定部で設定された温度値と比較し、前記電源出力部を介して前記加熱器に供給される電源を制御する制御部と、を具備することを特徴とする暖房装置。
【請求項4】
請求項1に記載の暖房装置において、蓄熱材が、前記ケース内に前記原水槽、前記第1および第2逆止弁、および前記加熱器を収容後に残った前記ケースの余剰空間内に充填されることを特徴とする暖房装置。
【請求項5】
請求項4に記載の暖房装置において、前記蓄熱材は陶磁器質セラミックまたはゲルマニウムであることを特徴とする暖房装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−534818(P2010−534818A)
【公表日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−518116(P2010−518116)
【出願日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際出願番号】PCT/KR2008/004327
【国際公開番号】WO2009/014386
【国際公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【出願人】(510022934)
【Fターム(参考)】