説明

演奏ゲームのための方法、装置、及び記録媒体

【課題】本発明は演奏ゲームに関し、特に、ユーザが簡単な演出操作だけで、多様な演出効果を提供することができる演奏ゲームのための方法、装置、及び記録媒体に関する。
【解決手段】本発明は、1つの第1演奏音源をバックグラウンド音楽と同期化して設定したり、複数の第2演奏音源をバックグラウンド音楽の1つ以上の区間に各々同期化して設定するサウンド設定部と、演奏入力信号の入力を受ける演奏入力部と、バックグラウンド音楽を再生して出力している間、演奏入力信号が入力されれば、演奏入力信号の入力時点に基づいて第1演奏音源の特定地点から演奏入力信号の入力持続時間の間、第1演奏音源の出力を制御したり、演奏入力信号の入力時点に基づいて複数の第2演奏音源のうち、特定第2演奏音源の特定地点から演奏入力信号の入力持続時間の間、特定第2演奏音源の出力を制御するサウンド出力制御部と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は演奏ゲームに関し、特に、ユーザが簡単な演出操作だけで、多様な演出効果を提供することができる演奏ゲームのための方法、装置、及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の演奏ゲームは、ユーザが演奏操作を通じて音楽を演奏すれば、決まった音とビジュアルなどのクリップが単純に初めの部分から出力されることが一般的な方式である。
【0003】
このような従来の演奏ゲーム方式では、ユーザのゲームに対する欲求を満たすことができず、多数回ゲームをしてみると、ゲームに対する興味が落ちる問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような背景で、本発明の目的は、ユーザが簡単な演出操作だけで、多様な演出効果を提供することができる音楽基盤の演奏ゲームを提供することにある。
【0005】
また、本発明の他の目的は、ユーザが簡単な演出操作だけで、サウンドだけでなく、映像に対する演出を自由に、かつ多様に行うことができる音楽基盤の演奏ゲームを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、一態様によれば、本発明は、1つの第1演奏音源をバックグラウンド音楽と同期化して設定したり、複数の第2演奏音源を上記バックグラウンド音楽の1つ以上の区間に各々同期化して設定するサウンド設定部と、演奏入力信号の入力を受ける演奏入力部と、上記バックグラウンド音楽を再生して出力している間、上記演奏入力信号が入力されれば、上記演奏入力信号の入力時点に基づいて上記第1演奏音源の特定地点から上記演奏入力信号の入力持続時間の間、上記第1演奏音源の出力を制御したり、上記演奏入力信号の入力時点に基づいて上記複数の第2演奏音源のうち、特定第2演奏音源の特定地点から上記演奏入力信号の入力持続時間の間、上記特定第2演奏音源の出力を制御するサウンド出力制御部と、を含む演奏ゲームのための装置を提供する。
【0007】
他の態様によれば、本発明は、1つの第1演奏音源をバックグラウンド音楽と同期化して設定したり、複数の第2演奏音源を上記バックグラウンド音楽の1つ以上の区間に各々同期化して設定するステップと、演奏入力信号の入力を受けるステップと、上記バックグラウンド音楽を再生して出力している間、上記演奏入力信号が入力されれば、上記演奏入力信号の入力時点に基づいて上記第1演奏音源の特定地点から上記演奏入力信号の入力持続時間の間、上記第1演奏音源を出力したり、上記演奏入力信号の入力時点に基づいて上記複数の第2演奏音源のうち、特定第2演奏音源の特定地点から上記演奏入力信号の入力持続時間の間、上記特定第2演奏音源を出力し、上記バックグラウンド音楽の出力を制御するステップと、を含む演奏ゲームのための方法を提供する。
【0008】
更に他の態様によれば、本発明は、演奏ゲームのための方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であって、1つの第1演奏音源をバックグラウンド音楽と同期化して設定したり、複数の第2演奏音源を上記バックグラウンド音楽の1つ以上の区間に各々同期化して設定する機能と、上記バックグラウンド音楽を再生して出力している間、演奏入力信号が入力されれば、上記演奏入力信号の入力時点に基づいて上記第1演奏音源の特定地点から上記演奏入力信号の入力持続時間の間、上記第1演奏音源を出力したり、上記演奏入力信号の入力時点に基づいて上記複数の第2演奏音源のうち、特定第2演奏音源の特定地点から上記演奏入力信号の入力持続時間の間、上記特定第2演奏音源を出力し、上記バックグラウンド音楽の出力を制御する機能を具現するプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0009】
更に他の態様によれば、本発明は、バックグラウンド音楽と、上記バックグラウンド音楽の再生時間と同期化されて予め設定された演奏音源に対するデータを格納する格納装置と、演奏入力信号の入力を受ける入力装置と、上記バックグラウンド音楽を出力している間、上記予め設定された演奏音源のうち、上記演奏入力信号の入力時点に該当する上記バックグラウンドの再生時点に同期化された演奏音源を上記演奏入力信号の入力持続時間に従う時間だけ出力するサウンド出力装置と、を含む演奏ゲームのための装置を提供する。
【0010】
更に他の態様によれば、本発明は、バックグラウンド音楽と、上記バックグラウンド音楽の再生時間と同期化されて予め設定された演奏映像に対するデータを格納する格納装置と、演奏入力信号の入力を受ける入力装置と、上記バックグラウンド音楽が再生されている間、上記予め設定された演奏映像のうち、上記演奏入力信号の入力時点に該当する上記バックグラウンド音楽の再生時点に同期化された演奏映像を上記演奏入力信号の入力持続時間に従う時間だけ出力する映像出力装置と、を含む演奏ゲームのための装置を提供する。
【0011】
更に他の態様によれば、本発明は、演奏入力信号の入力を受ける入力装置と、音楽及び上記音楽と関連した映像のうち、1つ以上が再生されて出力されている間、上記演奏入力信号の入力時点に予め設定された制御信号が存在すれば、上記制御信号に従って上記音楽及び上記映像のうち、1つ以上の出力状態を制御する出力制御装置と、を含む演奏ゲームのための装置を提供する。
【発明の効果】
【0012】
以上、説明したように、本発明によれば、ユーザが簡単な演出操作だけで、多様な演出効果を提供することができる音楽基盤の演奏ゲームを提供する効果がある。
【0013】
また、本発明によれば、ユーザが簡単な演出操作だけで、サウンドだけでなく、映像に対する演出を自由に、かつ多様に行なうことができる音楽基盤の演奏ゲームを提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置に対するブロック図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム画面の例示図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム方式の例示図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲームにおいて、ロング演奏音源の設定と、演奏指示子の表示と、演奏入力信号の入力を例示的に示す図である。
【図5】図5は、図4の例示に従う演奏ゲームにおけるサウンド出力制御を信号グラフで示す図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲームにおいて、ショット演奏音源の設定と、演奏指示子の表示と、演奏入力信号の入力を例示的に示す図である。
【図7】図7は、図6の例示に従う演奏ゲームにおけるサウンド出力制御を信号グラフで示す図である。
【図8】図8は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲームにおいて、ミュート信号の発生と、ロング演奏音源の設定と、演奏指示子の表示と、演奏入力信号の入力を例示的に示す図である。
【図9】図9は、図8の例示に従う演奏ゲームにおけるサウンド出力制御を信号グラフで示す図である。
【図10】図10は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲームにおいて、ミュート信号の発生と、ロング演奏音源の設定と、演奏指示子の表示と、演奏入力信号の入力を例示的に示す図である。
【図11】図11は、図10の例示に従う演奏ゲームにおけるサウンド出力制御を信号グラフで示す図である。
【図12】図12は、音源転換効果のためのショット演奏音源、演奏指示子、及びミュート信号の設定例示図である。
【図13】図13は、図12の例示に従う音源転換効果を示す信号グラフである。
【図14】図14は、音源転換効果のためのショット演奏音源、演奏指示子、及びミュート信号の他の設定例示図である。
【図15】図15は、図14の例示に従う音源転換効果を示す信号グラフである。
【図16】図16は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム方法に対するフローチャートである。
【図17】図17は、本発明の他の実施形態に係る演奏ゲーム装置に対するブロック図である。
【図18】図18は、本発明の更に他の実施形態に係る演奏ゲーム装置に対するブロック図である。
【図19】図19は、本発明の更に他の実施形態に係る演奏ゲーム装置に対するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付された図面を参照しつつ詳細に説明する。まず各図面の構成要素に参照符号を付加するに当たって、同一な構成要素に対してはたとえ他の図面上に表示されても、できる限り同一な符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明を説明するに当たって、関連した公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすることができると判断される場合にはその詳細な説明は省略する。
【0016】
また、本発明の構成要素を説明するに当たって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語により当該構成要素の本質や回順序または順序などが限定されない。どの構成要素が他の構成要素に“連結”、“結合”、または“接続”されると記載された場合、その構成要素はその他の構成要素に直接的に連結、または接続できるが、各構成要素の間に更に他の構成要素が“連結”、“結合”、または“接続”されることもできると理解されるべきである。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲームのための装置100(以下、“演奏ゲーム装置”という)に対するブロック図である。
【0018】
図1に図示された本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100は、バックグラウンド音楽を出力している間、ユーザの演奏演出操作によって該当演奏音源の出力を制御して、ユーザに演奏演出を行なうことができるようにしてくれる演奏ゲームを提供する装置である。
【0019】
このような本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100は、図1に示すように、1つの第1演奏音源をバックグラウンド音楽と同期化して設定したり、複数の第2演奏音源をバックグラウンド音楽の1つ以上の区間に各々同期化して設定するサウンド設定部110と、演奏入力信号の入力を受ける演奏入力部150と、バックグラウンド音楽を再生して出力している間、演奏入力信号が入力されれば、演奏入力信号の入力時点に基づいて第1演奏音源の特定地点から演奏入力信号の入力持続時間の間、第1演奏音源の出力を制御したり、演奏入力信号の入力時点に基づいて複数の第2演奏音源のうち、特定第2演奏音源の特定地点から演奏入力信号の入力持続時間の間、特定第2演奏音源の出力を制御するサウンド出力制御部160などを含む。
【0020】
前述したバックグラウンド音楽(BS:Background Sound)は、演奏ゲームのためにユーザにより選択されて設定されたり、デフォルトまたはゲーム環境設定値によって設定された音楽でありうる。
【0021】
前述した第1演奏音源及び第2演奏音源の各々は、予め設定された1つ以上の演奏音楽、または予め設定された1つ以上の演奏音でありうる。ここで、演奏音楽は歌などのリズムを有する音源であり、演奏音はリズムを有するよりは特定楽器の音や特定効果音を意味する。
【0022】
第1演奏音源はバックグラウンド音楽の全体再生時間と同期化された演奏音源であって、バックグラウンド音楽の全体再生時間と同一またはほぼ同一な全体再生時間を有する演奏音源の一種類である。第2演奏音源は、バックグラウンド音楽の特定再生区間と同期化された演奏音源であって、第1演奏音源に比べて相対的に短い全体再生時間を有する演奏音源の他の一種類である。第1演奏音源は、第2演奏音源に比べて相対的に長い全体再生時間を有するという意味で、第1演奏音源をロング演奏音源(LS:Long Performance Sound Source)といい、第2演奏音源をショット演奏音源(SS:Short Performance Sound Source)という。
【0023】
前述した演奏入力信号(IN:Performance Input Signal)はユーザが入力装置を操作することによって発生した信号であって、この信号はユーザが入力装置を操作し始めた‘入力時点’とユーザが入力装置を持続的に操作した時間である‘入力持続時間’により定義される。入力時点は演奏演出のタイミングに対する演奏判定と出力する演奏音源の選択と関連した情報であり、入力持続時間は演奏演出の持続時間に対する演奏判定と選択された演奏音源の出力持続時間と関連した情報である。演奏入力信号の発生と関連してユーザが操作する入力装置は、ボタン形態またはスティック形態などの別途の入力装置であることもあり、タッチ入力を受け入れるタッチスクリーン、タッチパッド、またはタッチ入力を処理するタッチ入力装置であることもあり、これに制限されず、ユーザ操作が可能な如何なる形態の入力装置でも具現可能である。
【0024】
前述したサウンド設定部110が演奏音源として第1演奏音源をバックグラウンド音楽と同期化して設定しておいた場合、サウンド出力制御部160は、演奏入力信号の入力時点からバックグラウンド音楽の現在再生地点を確認し、バックグラウンド音楽の現在再生地点と同期化された第1演奏音源の特定地点から入力持続時間の間、第1演奏音源をバックグラウンド音楽と共に出力することができる。
【0025】
前述したサウンド設定部110が演奏音源として複数の第2演奏音源をバックグラウンド音楽の1つ以上の区間に同期化して設定しておいた場合、サウンド出力制御部160は、バックグラウンド音楽の1つ以上の区間に各々同期化された複数の第2演奏音源のうち、演奏入力信号の入力時点から確認されたバックグラウンド音楽の現在再生地点が含まれたバックグラウンド音楽の区間と同期化された特定第2演奏音源が存在するかを判断し、判断した結果、特定第2演奏音源が存在すれば、バックグラウンド音楽の現在再生地点と対応する特定第2演奏音源の特定地点から入力持続時間の間、特定第2演奏音源をバックグラウンド音楽と共に出力し、判断した結果、特定第2演奏音源が存在しなければ、バックグラウンド音楽のみ続けて出力する。
【0026】
一方、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100は、図1に示すように、バックグラウンド音楽の特定区間でミュート信号(MS:Mute Signal)を発生させるミュート信号発生部130を更に含むことができる。
【0027】
前述したミュート信号発生部130は、ミュート信号が発生する時間に対する開始及び終了位置を設定情報やユーザ設定によって指定することができる。また、ミュート信号発生部130は、複数のミュート信号を各々異なる、または同一な長さで発生させることもできる。
【0028】
前述したミュート信号発生部130でのミュート信号発生によってバックグラウンド音楽の出力を制御することができる。このために、前述したサウンド出力制御部160は、ミュート信号の発生がある間、演奏入力信号が入力されれば、バックグラウンド音楽のボリュームを減らして出力したり、バックグラウンド音楽を出力しない制御を遂行することができる。仮に、ミュート信号の発生が終了されれば、サウンド出力制御部160はバックグラウンド音楽の減らしていたボリュームを元の状態に復帰させて出力したり、出力されなかったバックグラウンド音楽を再度出力する制御を遂行することができる。
【0029】
また、ミュート信号発生部130は、演奏音源のない部分でミュート信号を発生させることによって、ミュート信号の発生時間にユーザが演奏を行うと、バックグラウンド音楽(及びバックグラウンド映像)が少しの間消えるような演出効果を発生させることもできる。
【0030】
前述したように、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100は、バックグラウンド音楽を出力している間、ユーザの演奏演出操作によって該当演奏音源の出力を制御することは勿論、バックグラウンド音楽の出力も共に制御して、ユーザに幅広い演奏演出を可能にしてくれることができる。
【0031】
一方、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100は、図1に示すように、バックグラウンド音楽と対応したバックグラウンド映像と、第1演奏音源と対応した第1演奏映像、または複数の第2演奏音源と各々対応した第2演奏映像を設定する映像設定部120と、バックグラウンド映像、第1演奏映像、及び第2演奏映像のうち、1つ以上に対する出力を制御する映像出力制御部170を更に含むことができる。
【0032】
前述した映像出力制御部170は、バックグラウンド音楽が再生されている間、バックグラウンド音楽と対応して設定されたバックグラウンド映像を出力し、演奏入力信号が入力されれば、演奏入力信号の入力時点と入力持続時間に基づいて、バックグラウンド映像の出力を制御し、第1演奏音源の特定地点から入力持続時間の間、第1演奏音源と対応した第1演奏映像を出力したり、複数の第2演奏音源のうち、特定第2演奏音源の特定地点から入力持続時間の間、特定第2演奏音源と対応した第2演奏映像を出力することができる。
【0033】
一方、前述したように、ミュート信号発生部130によりミュート信号が発生すれば、バックグラウンド音楽の出力が制御されるが、これと共にバックグラウンド映像の出力も共に制御される。このために、映像出力制御部170は、バックグラウンド音楽の特定区間でミュート(Mute)信号の発生がある間、演奏入力信号が入力されれば、バックグラウンド映像の画面に対する透明度または色相を変更して出力したり、バックグラウンド映像を出力しない制御を遂行することができる。例えば、ミュート信号が存在する間、演奏入力信号が発生すれば、バックグラウンド映像を透明に出力したり、黒い色の色相で出力することができる。また、映像出力制御部170は、ミュート信号の発生が終了されれば、バックグラウンド映像の画面に対する透明度または色相を元の状態に復帰させて出力したり、バックグラウンド映像を再度出力する制御を遂行することができる。
【0034】
前述したように、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100は、バックグラウンド音楽を出力している間、ユーザの演奏演出操作によって該当演奏音源の出力とバックグラウンド音楽の出力を制御する等のサウンド出力制御は勿論、このようなサウンド出力制御と連係した映像出力制御も提供して、ユーザにサウンド及び映像に対する演奏演出を可能にして、演奏ゲームの興味をより高めることができる。
【0035】
前述したバックグラウンド映像、第1演奏映像、及び第2演奏映像の各々は、予め設定された映像、または予め設定されたイメージや写真などでありうる。
【0036】
第1演奏映像はバックグラウンド音楽の全体再生時間と同期化された演奏音源である第1演奏音源(ロング演奏音源)と対応する演奏映像であって、バックグラウンド映像の全体再生時間と同一またはほぼ同一な全体再生時間を有する演奏映像の一種類である。第2演奏映像はバックグラウンド音楽の特定再生区間と同期化された演奏音源である第2演奏音源(ショット演奏音源)と対応する演奏映像であって、第1演奏映像に比べて相対的に短い全体再生時間を有する演奏映像の他の一種類である。第1演奏音源が第2演奏音源に比べて相対的に長い全体再生時間を有するという意味で、第1演奏音源をロング演奏音源といい、第2演奏音源をショット演奏音源というように、第1演奏映像をロング演奏映像といい、第2演奏映像をショット演奏映像ということができる。
【0037】
一方、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100は、図1に示すように、演奏入力信号の入力をユーザに指示してくれるための1つ以上の演奏指示子(PI:Performance Indicate)を画面上に表示する画面表示部140を更に含むことができる。
【0038】
前述した演奏指示子は、画面上に固定されて表示される固定型、またはバックグラウンド音楽の再生流れに従って移動しながら表示される移動型でありうる。
【0039】
前述した画面表示部140は、演奏指示子が固定型の場合、バックグラウンド音楽の再生流れに従って移動しながら表示される移動指示子(MI:Moved Indicate)を更に表示し、演奏指示子が移動型の場合、演奏指示子が移動して到達する位置に固定指示子(FI:Fixed Indicate)を更に表示することができる。
【0040】
前述した演奏指示子は、演奏入力信号の入力(即ち、演奏演出操作時点)をユーザに指示してくれるための機能以外に、第2演奏音源が設定された地点を知らせる機能も有するする。したがって、一般に、第2演奏音源が設定された地点の近くに演奏指示子を表示するようになる。しかしながら、演奏ゲーム方式の多様性と興味誘発のために、第2演奏音源が設定されない個所に演奏指示子を表示することもできる。
【0041】
即ち、画面表示部140は、演奏指示子を第2演奏音源が設定された地点の近く、または第2演奏音源が設定された地点とは関係のない位置に表示することができる。図5の例示図面を参照すると、演奏指示子PI1、PI2、及びPI4の各々は、第2演奏音源SS1、SS2、及びSS4が設定された地点の近くに表示されており、演奏指示子PI3は第2演奏音源とは関係のない位置に表示されている。
【0042】
また、演奏指示子の各々は、演奏入力信号の入力持続時間をユーザに指示してくれるために、同一または相異する長さで表示できる。
【0043】
一方、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100は、図1に示すように、入力された演奏入力信号に従う演奏演出を判定する演奏判定部180を更に含むことができる。
【0044】
このような演奏判定部180は、演奏入力信号が入力されれば、演奏入力信号の入力時点で演奏指示子の位置と他の指示子の位置とを比較して、演奏入力信号の入力に従う演奏演出のタイミングが合うかを判定したり、演奏入力信号の入力持続時間と演奏指示子の長さとを比較して、演奏演出の持続時間が合うかを判定する演奏判定部180を更に含むことができる。ここで、演奏指示子は、画面上に固定されて表示される固定型、またはバックグラウンド音楽の再生流れに従って移動しながら表示される移動型であることがあり、このような演奏指示子と比較される他の指示子は、演奏指示子が固定型の場合、バックグラウンド音楽の再生流れによって移動しながら表示される移動指示子であり、演奏指示子が移動型の場合、演奏指示子が移動して到達する位置に固定された固定指示子でありうる。
【0045】
前述した演奏判定部180による演奏演出のタイミング及び持続時間のうち、1つ以上の判定結果によって、第1演奏音源と、第2演奏音源と、第1演奏音源と対応した第1演奏映像と、第2演奏音源と対応した第2演奏映像のうち、1つ以上の出力時間、または出力するか否かが制御される。
【0046】
判定結果によって演奏音源及び/または演奏映像の出力時間制御に対する例を挙げて説明すれば、次の通りである。
【0047】
前述した演奏判定部180により、演奏入力信号の入力時点で演奏指示子の位置と他の指示子の前部分の位置とが一致して演奏演出のタイミングが合うと判定され、演奏入力信号の入力持続時間と演奏指示子の長さ(時間的長さ)とが一致して演奏演出の持続時間が合うと判定された場合のみに、サウンド出力制御部160を通じて演奏指示子の長さだけの該当第1演奏音源または第2演奏音源が出力され、映像出力制御部170を通じて演奏指示子の長さだけの該当第1演奏映像または該当第2演奏音源が出力される。
【0048】
前述した例のように、演奏演出のタイミングと持続時間が全て一致する場合のみに演奏指示子の長さだけの演奏音源(第1演奏音源/第1演奏映像、または第2演奏音源/第2演奏映像)を出力する厳格な演奏音源/演奏映像出力方式の他にも、ゲーム難易度、ゲーム者レベル、またはゲームオプションなどによって、以下のような緩和された演奏音源/演奏映像出力方式がありうる。
【0049】
緩和された演奏音源/演奏映像出力方式のうちの1つとして、前述した演奏判定部180により、演奏入力信号の入力持続時間と演奏指示子の長さとが一致しないで、演奏演出の持続時間が誤ったものと判定されても、演奏入力信号の入力時点で演奏指示子の位置と他の指示子の前部分の位置とが一致して演奏演出のタイミングが合うと判定された場合、サウンド出力制御部160を通じて演奏指示子の長さだけの該当第1演奏音源または第2演奏音源が出力され、映像出力制御部170を通じて演奏指示子の長さだけの該当第1演奏映像または該当第2演奏音源が出力されることもできる。
【0050】
より緩和された演奏音源/演奏映像出力方式のうちの1つとして、前述した演奏判定部180により、演奏入力信号の入力時点で演奏指示子の位置と他の指示子の前部分の位置とが一致しないで、演奏演出のタイミングが誤ったものと判定され、演奏入力信号の入力持続時間と演奏指示子の長さとが一致しないで、演奏演出の持続時間が誤ったものと判定されても、演奏入力信号の入力時点で演奏指示子の位置が他の指示子の中間部分にあれば、サウンド出力制御部160を通じて演奏指示子の長さだけの該当第1演奏音源または第2演奏音源が出力され、映像出力制御部170を通じて演奏指示子の長さだけの該当第1演奏映像または該当第2演奏音源が出力されることもできる。
【0051】
判定結果によって演奏音源及び/または演奏映像を出力するか否かが制御されることもできるが、仮に、判定結果、演奏指示子に対して演奏が上手でないと判定された場合(即ち、演奏演出のタイミング及び/または持続時間が誤った場合)、該当演奏音源(第1演奏音源/第1演奏映像、または第2演奏音源/第2演奏映像)が出力されないことがある。
【0052】
一方、演奏判定部180による判定結果に基づいて、誤った演奏(即ち、演奏演出のタイミング及び/または持続時間が誤ったものと判定された演奏演出)、または正しい演奏(即ち、演奏演出のタイミング及び/または持続時間が合うものと判定された演奏演出)に対応する効果音、及び効果映像のうちの1つ以上が出力される。
【0053】
例えば、演奏判定結果、演奏指示子に対して演奏が上手でないと判定された場合(即ち、演奏演出のタイミング及び/または持続時間が誤った場合)、該当演奏音源(第1演奏音源、または第2演奏音源)が出力される代わり、該当誤った演奏に対応する効果音及び効果映像のうちの1つ以上が出力される。この際、バックグラウンド音楽及び/またはバックグラウンド映像は重なって出力されることもあり、出力されないこともある。
【0054】
前述した本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100は、娯楽室などで利用できるアーケードゲーム機であることがあり、プレイステーションポータブル(PSP:Play Station Portable)(登録商標)、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Media Player)、スマートフォン、及び移動通信端末機などの携帯型端末機、またはデスクトップやラップトップなどのコンピュータなどでありうる。これに制限されず、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100は、入力装置、メモリ(格納装置)、サウンド出力装置(例:スピーカ等)、映像出力装置(例:ディスプレイ等)などを具備した如何なる機器でも具現可能である。
【0055】
以上、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100について説明した。以下では、演奏ゲーム画面構成の例示を図2を参照して例示的に説明し、図2の演奏ゲーム画面構成の例示に従う演奏ゲーム方式を図3を参照して説明する。また、ユーザが演奏演出を行うことができるようにする各種エレメント(演奏指示子、演奏音源、ミュート信号等)の設定方式と演奏演出の例示に従うサウンド出力の制御を図4乃至図13を参照して例示的に説明する。但し、以下、例示的説明では、第1演奏音源、第2演奏音源、第1演奏映像、及び第2演奏映像を各々ロング演奏音源、ショット演奏音源、ロング演奏映像、及びショット演奏映像と記載する。
【0056】
図2は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム画面に対する例示図である。
【0057】
本発明の一実施形態に係る演奏ゲームのための演奏ゲーム画面には、演奏演出のための操作時点、即ち、演奏入力信号の入力をユーザに指示してくれるための演奏指示子(PI)が移動型または固定型に表示されるが、演奏指示子が固定型の場合の演奏ゲーム画面を例示的に示すものが図2の(a)であり、演奏指示子が移動型の場合の演奏ゲーム画面を例示的に示すものが図2の(b)である。
【0058】
図2の(a)を参照すると、演奏ゲーム画面には、PI1、PI2、PI3、及びPI4を含む4個の固定型演奏指示子が表示される。この場合、演奏ゲーム画面には移動指示子(MI)がバックグラウンド音楽の再生流れに従って上方(矢印方向)へ移動して固定型演奏指示子であるPI1、PI2、PI3、及びPI4を順に過ぎながら表示される。この際、移動指示子(MI)はバックグラウンド音楽(BS)の現在再生地点を指示する役割をすることができ、移動型判定指示子(判定部)ともいうことができる。
【0059】
仮に、移動指示子(MI)がPI1、PI2、PI3、及びPI4のうちの1つの固定型演奏指示子に到達すれば、ユーザは入力装置を操作して該当演奏入力信号を発生させなければならない。この際、ユーザは該当固定型演奏指示子の長さ(時間的長さ)だけ入力装置を持続的に操作して該当演奏入力信号を持続的に発生させることができる。
【0060】
図2の(b)を参照すると、演奏ゲーム画面にはバックグラウンド音楽の再生流れに従って下方(矢印方向)へ移動するPI1、PI2、PI3、及びPI4を含む4個の移動型演奏指示子が表示される。この場合、演奏ゲーム画面には移動型演奏指示子が到達可能な下段に固定指示子(FI)が表示される。このような固定指示子を固定型判定指示子(判定部)ともいうことができる。
【0061】
仮に、PI1、PI2、PI3、及びPI4のうち、1つの移動型演奏指示子が固定指示子(FI)に到達すれば、ユーザは入力装置を操作して該当演奏入力信号を発生させなければならない。この際、ユーザは該当移動型演奏指示子の長さ(時間的長さ)だけ入力装置を持続的に操作して該当演奏入力信号を持続的に発生させることができる。
【0062】
図2の(a)及び(b)での演奏ゲーム画面の構成は、移動可能な指示子(図2の(a)の移動指示子(MI)と図2の(b)の移動型演奏指示子(PI1、PI2、PI3、PI4))が縦方向(上方または下方)に直線経路に沿って移動する形態を有する構成である。
【0063】
演奏ゲーム画面の具現方式やユーザ選択などによっては、移動可能な指示子(図2の(a)の移動指示子(MI)と図2の(b)の移動型演奏指示子(PI1、PI2、PI3、PI4))の移動する方向の面で、演奏ゲーム画面は、図2に示すように、移動可能な指示子が縦方向(上方または下方)へ移動する縦タイプの構成であることもあり、横方向(左方または右方)へ移動する横タイプの構成であることもある。
【0064】
また、移動可能な指示子(図2の(a)の移動指示子(MI)と図2の(b)の移動型演奏指示子(PI1、PI2、PI3、PI4))の移動する経路の面で、演奏ゲーム画面は、図2に示すように、移動可能な指示子が直線経路に沿って移動する直線経路移動タイプの構成であることもあり、曲線経路に沿って移動する曲線経路移動タイプの構成であることもある。
【0065】
図2に例示された演奏ゲーム画面での演奏指示子と、他の指示子(移動指示子及び固定指示子)は、説明の便宜のために例示的に図示したものであり、その形態、色相、個数などは如何なる方式にも変更可能である。また、演奏ゲーム画面で、バックグラウンド音楽の再生流れを指示する如何なる再生バーが更に表示されることもできる。
【0066】
図3は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム方式の例示図である。
【0067】
図3の(a)は図2の(a)の演奏ゲーム画面構成(固定型演奏指示子と移動指示子が表示された演奏ゲーム画面構成)での演奏ゲーム方式を説明するための図であり、図3の(b)は図2の(b)の演奏ゲーム画面構成(移動型演奏指示子と固定指示子が表示された演奏ゲーム画面構成)での演奏ゲーム方式を説明するための図である。
【0068】
演奏ゲームのために、所定の全体再生時間を有するバックグラウンド音楽(BS)がユーザ選択または設定情報などによって決まる。このようなユーザ選択または設定情報などによってバックグラウンド音楽(BS)と同期化される演奏音源が決定されて設定される。図3で、演奏音源は、説明の便宜のために、バックグラウンド音楽(BS)の全体再生時間と同期化されるロング演奏音源(LS、第1演奏音源)であると仮定する。
【0069】
設定されたロング演奏音源(LS)の長さ(全体再生時間)とバックグラウンド音楽(BS)の長さ(全体再生時間)は基本的に同一であるが、相異することもある。仮に、ロング演奏音源(LS)の長さがバックグラウンド音楽(BS)の長さより長くなれば、バックグラウンド音楽(BS)が終わる時点に演奏ゲームのステージが終了されるので、まだ再生されていないロング演奏音源(LS)のデータだけデータ浪費が発生することがある。したがって、バックグラウンド音楽(BS)が設定されれば、設定されたバックグラウンド音楽(BS)の長さと同一な長さを有するロング演奏音源(LS)が設定されるようにすることが好ましく、これをサウンド設定部110で制御することができる。例えば、設定されたバックグラウンド音楽(BS)の長さと同一な長さを有するロング演奏音源のリストのみユーザに画面により知らせて、リストのうちから選択して設定するようにしたり、既に格納されたロング演奏音源のうち、設定されたバックグラウンド音楽(BS)の長さと同一な長さを有するロング演奏音源を検索して自動に設定することもできる。
【0070】
前述したように、演奏ゲームのためのバックグラウンド音楽(BS)とロング演奏音源(LS)が設定されたら、演奏ゲームのためのユーザガイド役割をする指示子を画面上に表示するようになるが、画面上に表示される指示子は、演奏指示子(PI:Performance Indicate)と、これと対応する他の指示子がある。
【0071】
演奏指示子は、図3の(a)のように固定型演奏指示子、または図3の(b)のように移動型演奏指示子でありうる。
【0072】
図3の(a)に示すように、演奏ゲーム画面に固定型演奏指示子(PI1〜PI4)が表示された場合、演奏ゲーム画面には、このような固定型演奏指示子に向けてバックグラウンド音楽(BS)の進行または速度などによって移動する移動指示子(MI)が表示される。この際、移動指示子(MI)の位置はバックグラウンド音楽(BS)の現在再生位置に該当し、移動指示子(MI)の移動方向は、如何なる方向でも可能である。また、固定型演奏指示子の位置は、直線形態に羅列されるか、曲線形態などの他の形態に羅列されることもでき、これによって、移動指示子(MI)の移動形態が変わることがある。
【0073】
また、図3の(b)に示すように、演奏ゲーム画面にバックグラウンド音楽(BS)の進行または速度などによって移動する移動型演奏指示子(PI1〜PI4)が表示された場合、演奏ゲーム画面には、このような移動型演奏指示子がバックグラウンド音楽(BS)の進行または速度などによって移動しながら向けるようになる固定指示子(FI)が表示される。この際、移動型演奏指示子の移動方向は、如何なる方向にも可能である。また、移動型演奏指示子の移動形態は、直線形態に移動したり、曲線形態などの他の形態に移動することもできる。
【0074】
前述したように、バックグラウンド音楽(BS)とロング演奏音源(LS)が設定された以後、バックグラウンド音楽(BS)が再生されて出力され始め、かつ同時に演奏指示子及びそれと対応する他の指示子が表示され、移動可能な指示子が移動しながら演奏ゲームが始まる。以後、演出方式、サウンド出力制御、及び演出判定方式は、図3の(a)と(b)の各々に対して説明する。図3の(a)と(b)の各々での演出方式、サウンド出力制御、及び演出判定方式は、演奏指示子が移動型でも固定型でも基本的に同一である。
【0075】
図3の(a)のような演奏ゲーム画面構成において、演出方式、サウンド出力制御、及び演出判定方式は、次の通りである。
【0076】
図3の(a)を参照すると、移動している移動指示子(MI)が固定型演奏指示子と一致するようになるタイミングに、ユーザは入力装置を固定型演奏指示子の長さまたは希望する時間の間、操作して演奏演出を試みる。演奏ゲーム装置100は、このような演奏演出試みによって入力装置を通じて演奏入力信号の入力を受けて、演奏入力信号の入力時点でのバックグラウンド音楽の再生時点と同期化されたロング演奏音源(LS)の特定地点から演奏入力信号の入力持続時間の間、ロング演奏音源(LS)を出力するサウンド出力制御を行う。この際、ロング演奏音源(LS)と連係した(対応した)ロング演奏映像を出力する映像出力制御を行なうことができる。
【0077】
図3の(a)を参照すると、演奏入力信号の入力時点に、固定型演奏指示子と移動指示子(MI)の位置を比較して演奏判定を行なうことができる。
【0078】
図3の(b)のような演奏ゲーム画面構成において、演出方式、サウンド出力制御、及び演出判定方式は、次の通りである。
【0079】
図3の(b)を参照すると、移動している移動型演奏指示子(PI1〜PI4)が固定指示子(FI)と一致するようになるタイミングに、ユーザは入力装置を移動型演奏指示子の長さ、または希望する時間の間、操作して演奏演出を試みる。演奏ゲーム装置100は、このような演奏演出試みによって入力装置を通じて演奏入力信号の入力を受けて、演奏入力信号の入力時点でのバックグラウンド音楽の再生時点と同期化されたロング演奏音源(LS)の特定地点から演奏入力信号の入力持続時間の間、ロング演奏音源(LS)を出力するサウンド出力制御を行う。この際、ロング演奏音源(LS)と連係した(対応した)ロング演奏映像を出力する映像出力制御を行なうことができる。
【0080】
図3の(b)を参照すると、演奏入力信号の入力時点に、移動型演奏指示子と固定指示子(FI)の位置を比較して演奏判定を行なうことができる。
【0081】
本発明において、演奏判定とサウンド出力制御(及び映像出力制御)とは関係のなくなされることができる。即ち、演奏判定結果に関わらず、演奏入力信号の入力時点と入力持続時間によって該当演奏音源(ロング演奏音源またはショット演奏音源)を出力することができる。勿論、演奏判定結果によって、演奏入力信号の入力時点と入力持続時間によって該当演奏音源(ロング演奏音源またはショット演奏音源)を出力の状態や出力有無を制御することもでき、他の効果音を発生させることもできる。
【0082】
以上、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム画面構成の例示と、それに従う演奏ゲーム方式を例示的に説明した。以下では、図3で前述した演奏ゲーム方式(演奏演出、サウンド出力制御、映像出力制御、演奏判定等)をより詳細に説明し、特に、演奏音源の設定と演奏指示子の表示に対する例示と、ユーザにより入力される演奏入力信号とそれに従うサウンド出力制御などを図4乃至図15を参照して説明する。但し、以下では、演出方式、サウンド出力制御、及び演出判定方式などは、演奏指示子が移動型でも固定型でも基本的に同一であるので、以下に言及される演奏指示子は、移動型演奏指示子であることもあり、固定型演奏指示子であることもある。また、このような演奏指示子と対応する他の指示子(固定指示子、移動指示子)は、説明の便宜のために省略する。
【0083】
図4は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲームにおいて、ロング演奏音源(LS)の設定と、演奏指示子(PI1〜PI4)の表示と、演奏入力信号(IN0〜IN4)の入力を例示的に示す図である。
【0084】
図4の例示図において、ロング演奏音源(LS)はバックグラウンド音楽(BS)の全体再生時間に対して同期化されて設定される。そして、4個の演奏指示子(PI1〜PI4)は、バックグラウンド音楽(BS)の特定区間に特定長さ(時間的長さ)で表示され、固定型指示子に向けてバックグラウンド音楽(BS)の流れに従って移動可能な移動型演奏指示子、またはバックグラウンド音楽(BS)の流れに従って移動可能な移動指示子が向けるようになる固定型演奏指示子でありうる。
【0085】
図4の例示図では、ユーザが入力装置を用いて5回の演奏演出を行ったことと仮定する。これによって、演奏ゲーム装置100は、各々異なる入力時点に5個の演奏入力信号(IN0〜IN4)を入力装置を通じて入力を受ける。演奏入力信号IN0は、S0時点に入力され始めてE0時点まで持続されるので、演奏入力信号IN0の入力時点と入力持続時間は、S0時点とE0−S0時間である。演奏入力信号IN1は、S1時点に入力され始めてE1時点まで持続されるので、演奏入力信号IN1の入力時点と入力持続時間は、S1時点とE1−S1時間である。演奏入力信号IN2は、S2時点に入力され始めてE2時点まで持続されるので、演奏入力信号IN2の入力時点と入力持続時間は、S2時点とE2−S2時間である。演奏入力信号IN3は、S3時点に入力され始めてE3時点まで持続されるので、演奏入力信号IN3の入力時点と入力持続時間は、S3時点とE3−S3時間である。演奏入力信号IN4は、S4時点に入力され始めてE4時点まで持続されるので、演奏入力信号IN4の入力時点と入力持続時間は、S4時点とE4−S4時間である。
【0086】
前述した5個の演奏入力信号(IN0〜IN4)の各々に対し、演奏ゲーム装置100はそれに合うロング演奏音源に対するサウンド出力を制御する。
【0087】
図4のように、バックグラウンド音楽(BS)の全体再生時間と同期化されたロング演奏音源(LS)を演奏音源として使用した場合のサウンド出力制御の結果を図5を参照して信号グラフ形態で説明する。
【0088】
図5は、図4の例示に従う演奏ゲームにおけるサウンド出力制御を信号グラフで示す図である。
【0089】
図5を参照すると、ユーザが演奏ゲームを始める前、S時点からE時点まで再生されるバックグラウンド音楽(BS)が演奏ゲームのための音楽に設定され、図5の(d)に示すように、ロング演奏音源(LS)がバックグラウンド音楽(BS)の全体再生時間(S〜E)に同期化されて設定されたことと仮定する。
【0090】
ユーザが演奏ゲームを始めれば、図5の(a)のように、バックグラウンド音楽(BS)が再生されてS時点から再生されて出力され始めてE時点まで出力される。これによって、画面にはバックグラウンド音楽(BS)の再生流れに合せて移動指示子が移動しながら、図5の(c)のような形態に4個の演奏指示子(PI1〜PI4)を過ぎるようになる。ユーザは移動指示子と演奏指示子の位置が一致する時点に正確に演奏演出を行うために、入力装置を操作するようになれば、その都度、演奏入力信号が入力される。このように、演奏指示子のガイドによって入力された演奏入力信号がIN1、IN2、IN4である。また、ユーザは移動指示子が演奏指示子のない個所を過ぎる時にも演奏演出操作を行なうこともできる。このように、演奏指示子のガイド無しでユーザが自発的に演奏演出操作して入力された演奏入力信号は、IN0とIN3である。または、演奏指示子PI3に対してはユーザが演奏演出操作をできず、その時点に演奏入力信号が入力されなかった。前述したように入力された全ての演奏入力信号IN0〜IN4は、図5の(e)のように表すことができる。
【0091】
演奏ゲーム装置100は、演奏入力信号が入力される度に、それに合うロング演奏音源(LS)を出力するようになる。このようなロング演奏音源(LS)の出力は図5の(b)の通りである。図5の(b)を参照すると、基本的に、演奏入力信号の入力時点に対応するロング演奏音源の地点からロング演奏音源を出力し始めて、演奏入力信号の入力持続時間の間、持続的に出力する。
【0092】
図5の(e)及び(b)を参照すると、入力時点がS0時点であり、入力持続時間がE0−S0時間である演奏入力信号IN0に対しては、ロング演奏音源はS0時点に対応する地点からE0−S0時間の間出力される。入力時点がS1時点であり、入力持続時間がE1−S1時間である演奏入力信号IN1に対しては、ロング演奏音源はS1時点に対応する地点からE1−S1時間の間出力される。入力時点がS2時点であり、入力持続時間がE2−S2時間である演奏入力信号IN2に対しては、ロング演奏音源はS2時点に対応する地点からE2−S2時間の間出力される。入力時点がS3時点であり、入力持続時間がE3−S3時間である演奏入力信号IN3に対しては、ロング演奏音源はS3時点に対応する地点からE3−S3時間の間出力される。入力時点がS4時点であり、入力持続時間がE4−S4時間である演奏入力信号IN4に対しては、ロング演奏音源はS4時点に対応する地点からE4−S4時間の間出力される。
【0093】
図5の(a)のバックグラウンド音楽(BS)の出力と、図5の(b)のロング演奏音源(LS)の出力を見ると、ロング演奏音源(LS)が出力される区間(S0〜E0区間、S1〜E1区間、S2〜E2区間、S3〜E3区間、S4〜E4区間)では、ロング演奏音源(LS)とバックグラウンド音楽(BS)が共に出力され、ロング演奏音源(LS)が出力されない残りの区間ではバックグラウンド音楽(BS)のみ出力されることで、ユーザの演奏演出操作に従う演奏演出効果が感じられる。
【0094】
図6は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲームにおいて、ショット演奏音源の設定と、演奏指示子の表示と、演奏入力信号の入力を例示的に示す図である。
【0095】
図6の例示図において、4個のショット演奏音源(SS1〜SS4)の各々は、バックグラウンド音楽(BS)の特定の再生区間に同期化されて設定される。このように、所定の個数のショット演奏音源(SS)をバックグラウンド音楽(BS)と同期化して設定することは、バックグラウンド音楽(BS)の全体再生時間と同期化されたロング演奏音源(LS)を設定することに比べて、演奏音源のデータ容量を減らすことができる効果も更に発生することができる。
【0096】
また、設定された4個のショット演奏音源(SS1〜SS4)は、全て異なるショット演奏音源であることもあり、演奏音源のデータ容量を減らすために、4個のショット演奏音源(SS1〜SS4)のうちの1つ以上は同一なショット演奏音源であることもある。また、4個のショット演奏音源(SS1〜SS4)のうちの1つ以上のショット演奏音源は、2つ以上のショット演奏音源を組み合わせた形態のショット演奏音源であることもあり、この場合、演奏音源のデータ容量を減らす効果の以外にも、独特の演奏効果を発生させることができる効果を更に得ることができる。
【0097】
そして、図6の例示図において、4個の演奏指示子(PI1〜PI4)はバックグラウンド音楽(BS)の特定再生区間に特定長さ(時間的長さ)で表示される。4個の演奏指示子のうち、PI3はショット演奏音源が設定された地点でない個所に表示されている。このような4個の演奏指示子(PI1〜PI4)は、固定型指示子に向けてバックグラウンド音楽(BS)の流れに従って移動可能な移動型演奏指示子、またはバックグラウンド音楽(BS)の流れに従って移動可能な移動指示子が向けるようになる固定型演奏指示子でありうる。
【0098】
図6の例示図では、ユーザが入力装置を用いて5回の演奏演出を行ったことと仮定する。これによって、演奏ゲーム装置100は、各々異なる入力時点に5個の演奏入力信号(IN0〜IN4)を入力装置を通じて入力を受ける。演奏入力信号IN0は、S0時点に入力され始めてE0時点まで持続されるので、演奏入力信号IN0の入力時点と入力持続時間は、S0時点とE0−S0時間である。演奏入力信号IN1は、S1時点に入力され始めてE1時点まで持続されるので、演奏入力信号IN1の入力時点と入力持続時間は、S1時点とE1−S1時間である。演奏入力信号IN2は、S2時点に入力され始めてE2時点まで持続されるので、演奏入力信号IN2の入力時点と入力持続時間は、S2時点とE2−S2時間である。演奏入力信号IN3は、S3時点に入力され始めてE3時点まで持続されるので、演奏入力信号IN3の入力時点と入力持続時間は、S3時点とE3−S3時間である。演奏入力信号IN4は、S4時点に入力され始めてE4時点まで持続されるので、演奏入力信号IN4の入力時点と入力持続時間は、S4時点とE4−S4時間である。
【0099】
5個の演奏入力信号(IN0〜IN4)のうち、IN0とIN3は演奏指示子が表示されていない地点(時点)にユーザが任意に演奏演出操作して入力された演奏入力信号である。残りの演奏入力信号IN1、IN2、IN4の各々は演奏指示子PI1、PI2、PI4のガイドによってユーザが演奏演出操作して入力された演奏入力信号である。
【0100】
前述した5個の演奏入力信号(IN0〜IN4)の各々に対し、演奏ゲーム装置100はそれに合う4個のショット演奏音源(SS1~SS4)に対するサウンド出力を制御する。
【0101】
図6のように、バックグラウンド音楽(BS)の4個所の区間と各々同期化された4個のショット演奏音源(SS1〜SS4)を演奏音源として使用した場合のサウンド出力制御の結果を図7を参照して信号グラフ形態で説明する。
【0102】
図7は、図6の例示に従う演奏ゲームにおけるサウンド出力制御を信号グラフで示す図である。
【0103】
図7を参照すると、ユーザが演奏ゲームを始める前、S時点からE時点まで再生されるバックグラウンド音楽(BS)が演奏ゲームのための音楽に設定され、図7の(d)に示すように、4個のショット演奏音源(SS1〜SS4)がバックグラウンド音楽(BS)のS1〜E1の近く区間、S2〜E2の近く区間、S3〜E3の近く区間、及びS4〜E4の近く区間に各々同期化されて設定されたことと仮定する。
【0104】
ユーザが演奏ゲームを始めれば、図7の(a)のように、バックグラウンド音楽(BS)が再生されて、S時点から再生されて出力され始めてE時点まで出力される。これによって、画面にはバックグラウンド音楽(BS)の再生流れに合せて移動指示子が移動しながら、図7の(c)のような形態に4個の演奏指示子(PI1〜PI4)を過ぎるようになる。ユーザは、移動指示子と演奏指示子の位置が一致する時点に正確に演奏演出を行うために、入力装置を操作するようになれば、その都度、演奏入力信号が入力される。このように、演奏指示子のガイドによって入力された演奏入力信号がIN1、IN2、及びIN4である。また、ユーザは移動指示子が演奏指示子のない個所を過ぎる時にも演奏演出操作を行なうこともできる。このように、演奏指示子のガイド無しでユーザが自発的に演奏演出操作して入力された演奏入力信号は、IN0とIN3である。または、演奏指示子PI3に対してはユーザが演奏演出操作をできず、その時点に演奏入力信号が入力されなかった。前述したように入力された全ての演奏入力信号IN0〜IN4は、図7の(e)のように表すことができる。
【0105】
演奏ゲーム装置100は、演奏入力信号が入力される度に、それに合うショット演奏音源を出力制御するようになる。このようなショット演奏音源(SS1〜SS4)の出力は、図7の(b)の通りである。図7の(b)を参照すると、基本的に、演奏入力信号の入力時点に対応するロング演奏音源の地点から予め設定された該当ショット演奏音源を出力し始めて、演奏入力信号の入力持続時間の間、持続的に出力する。
【0106】
図7の(b)、(d)、及び(e)を参照すると、演奏ゲーム装置100が入力時点がS0時点であり、入力持続時間がE0−S0時間である演奏入力信号IN0の入力を受ければ、4個のショット演奏音源(SS1〜SS4)のうち、演奏入力信号IN0の入力時点S0と対応するバックグラウンド音楽(BS)の再生時点と関連して同期化されたショット演奏音源が存在するかを把握するようになり、図7の例示では、そのようなショット演奏音源が存在しないため、入力時点がS0時点であり、入力持続時間がE0−S0時間である演奏入力信号IN0に対してはショット演奏音源が出力されない。
【0107】
これに比べて、図7の(b)、(d)、及び(e)を参照すると、入力時点がS1時点であり、入力持続時間がE1−S1時間である演奏入力信号IN1に対しては、該当ショット演奏音源SS1が存在するため、該当ショット演奏音源SS1がS1時点に対応する地点からE1−S1時間の間出力される。また、入力時点がS2時点であり、入力持続時間がE2−S2時間である演奏入力信号IN2に対しては、該当ショット演奏音源SS2が存在するため、該当ショット演奏音源SS2がS2時点に対応する地点からE2−S2時間の間出力される。また、入力時点がS3時点であり、入力持続時間がE3−S3時間である演奏入力信号IN3に対しては、該当ショット演奏音源SS3が存在するため、該当ショット演奏音源SS3がS3時点に対応する地点からE3−S3時間の間出力される。また、入力時点がS4時点であり、入力持続時間がE4−S4時間である演奏入力信号IN4に対しては、該当ショット演奏音源SS4が存在するため、該当ショット演奏音源SS4がS4時点に対応する地点からE4−S4時間の間出力される。このように、5個の演奏入力信号(IN0~IN4)に対する4個のショット演奏音源(SS1〜SS4)の出力は図7の(b)の通りである。
【0108】
図7の(a)のバックグラウンド音楽(BS)の出力と、図7の(b)の4個のショット演奏音源(SS1〜SS4)の出力を見ると、4個のショット演奏音源(SS1〜SS4)が出力される区間(S0〜E0区間、S1〜E1区間、S2〜E2区間、S3〜E3区間、S4〜E4区間)では、該当ショット演奏音源とバックグラウンド音楽(BS)とが共に出力され、4個のショット演奏音源(SS1〜SS4)が出力されない残りの区間では、バックグラウンド音楽(BS)のみ出力されることで、ユーザの演奏演出操作に従う演奏演出効果が感じられる。
【0109】
以上、演奏入力信号に従ってロング演奏音源またはショット演奏音源の出力制御を例示的に説明したが、以下では、演奏入力信号に従うロング演奏音源またはショット演奏音源の出力制御だけでなく、ミュート信号を発生させてバックグラウンド音楽(BS)も共に出力制御することを例示的に説明する。
【0110】
図8は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲームにおいて、ミュート信号(MS)の発生と、ロング演奏音源(LS)の設定と、演奏指示子(PI1〜PI4)の表示と、演奏入力信号(IN0〜IN4)の入力を例示的に示す図である。図8は、図4の例示におけるミュート信号(MS)のみを追加に発生したことを除いては全て同一である。
【0111】
図8に示すように、S2時点からS4〜E4の間の時点までミュート信号(MS)がミュート信号発生部130により発生される。これによって、バックグラウンド音楽(BS)の出力が制御されることは、図9に図示された信号グラフを参照して説明する。
【0112】
図9は、図8の例示に従う演奏ゲームにおけるサウンド出力制御を信号グラフで示す図である。図9は、図5と比較して、図9の(c)でのミュート信号グラフが更に追加されたし、それによって、図9の(a)でのバックグラウンド音楽(BS)の出力グラフのみ変わっただけであり、残りは同一である。
【0113】
図9の(c)に図示されたミュート信号(BS)の発生によって、ミュート信号(BS)が存在する区間で演奏入力信号が発生すれば、出力されていたバックグラウンド音楽(BS)の出力状態を変更することができる。図9の(a)で、バックグラウンド音楽(BS)の出力状態の変更は、ミュート信号(BS)が存在する区間で発生した演奏入力信号IN2の入力によって、バックグラウンド音楽(BS)のボリュームが最小に変更されたものである。このようなバックグラウンド音楽(BS)の出力変更状態は、ミュート信号(MS)が存在する時まで持続されてからミュート信号(MS)が消えれば、以前の状態のボリューム大きさに復帰される。
【0114】
図10は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲームにおいて、ミュート信号の発生と、ロング演奏音源の設定と、演奏指示子の表示と、演奏入力信号の入力を例示的に示す図である。図10は、図6の例示におけるミュート信号(MS)のみを追加に発生したことを除いては全て同一である。
【0115】
図10に示すように、S2時点からS4〜E4の間の時点までミュート信号(MS)がミュート信号発生部130により発生する。これによって、バックグラウンド音楽(BS)の出力が制御されることは、図11に図示された信号グラフを参照して説明する。
【0116】
図11は、図10の例示に従う演奏ゲームにおけるサウンド出力制御を信号グラフで示す図である。図11は、図7と比較して、図11の(c)でのミュート信号グラフが更に追加されたし、それによって、図11の(a)でのバックグラウンド音楽(BS)の出力グラフのみ変わっただけであり、残りは同一である。
【0117】
図11の(c)に図示されたミュート信号(BS)の発生によって、ミュート信号(BS)が存在する区間で演奏入力信号が発生すれば、出力されていたバックグラウンド音楽(BS)の出力状態を変更することができる。図11の(a)で、バックグラウンド音楽(BS)の出力状態変更は、ミュート信号(BS)が存在する区間で発生した演奏入力信号IN2の入力によって、バックグラウンド音楽(BS)のボリュームが最小に変更されたものである。このようなバックグラウンド音楽(BS)の出力変更状態はミュート信号(MS)が存在する時まで持続されてからミュート信号(MS)が消えれば、以前の状態のボリューム大きさに復帰される。
【0118】
図12は、音源転換効果のためのショット演奏音源(SS)、演奏指示子(PI)、及びミュート信号(MS)の設定例示図である。
【0119】
図12を参照すると、ショット演奏音源(SS)の長さ、演奏指示子(PI)の長さ、及びミュート信号(MS)の長さを全て一致させて設定して、ユーザが演奏指示子(PI)の長さだけの入力持続時間の間、演奏演出操作を通じて演奏入力信号(IN)を発生させれば、図13のように、その前に出力されていたバックグラウンド音楽(MS)が該当ショット演奏音源(SS)に変わり、ミュート信号(MS)が消える時点にバックグラウンド音楽(BS)に復帰される音源転換効果を得ることができる。
【0120】
図14は、音源転換効果のために、2つのショット演奏音源(SS1、SS2)、演奏指示子(PI)、及びミュート信号(MS)の他の設定例示図である。
【0121】
図14を参照すると、2つのショット演奏音源(SS1、SS2)の長さの合計、演奏指示子(PI)の長さ、及びミュート信号(MS)の長さを全て一致させて設定して、ユーザが演奏指示子(PI)の長さだけの入力持続時間の間、演奏演出操作を通じて演奏入力信号(IN)を発生させれば、図14のように、バックグラウンド音楽(MS)がショット演奏音源SS1に変わり、ショット演奏音源の設定が変更される時点に、またショット演奏音源SS2に変わり、ミュート信号(MS)が消える時点にバックグラウンド音楽(BS)に復帰される音源転換効果を得ることができる。
【0122】
図16は、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100が提供する演奏ゲーム方法に対するフローチャートである。
【0123】
図16を参照すると、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム装置100が提供する演奏ゲーム方法は、1つのロング演奏音源をバックグラウンド音楽と同期化して設定したり、複数のショット演奏音源をバックグラウンド音楽の1つ以上の区間に各々同期化して設定するステップ(S1600)と、演奏入力信号の入力を受けるステップ(S1602)と、バックグラウンド音楽を再生して出力している間、演奏入力信号が入力されれば、演奏入力信号の入力時点と入力持続時間に基づいて、ロング演奏音源の特定地点から演奏入力信号の入力持続時間の間、ロング演奏音源を出力したり、複数のショット演奏音源のうち、特定ショット演奏音源の特定地点から演奏入力信号の入力持続時間の間、特定ショット演奏音源を出力し、バックグラウンド音楽の出力を制御するステップ(S1604)などを含む。
【0124】
図16を参照すると、前述したステップS1602の以前に、本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム方法は、バックグラウンド音楽と対応したバックグラウンド映像と、ロング演奏音源と対応したロング演奏映像、または複数のショット演奏音源と各々対応したショット演奏映像を設定するステップ(S1601)を更に含むことができ、この場合、前述したステップS1602の以後、バックグラウンド映像、ロング演奏映像、及びショット演奏映像のうち、1つ以上に対する出力を制御するステップ(S1605)を更に含むことができる。
【0125】
以上、前述した本発明の一実施形態に係る演奏ゲームのための方法は、プログラムで具現され、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されることができる。
【0126】
本発明の一実施形態に係る演奏ゲーム方法を具現するための記録媒体に記録されるプログラムは、1つのロング演奏音源をバックグラウンド音楽と同期化して設定したり、複数のショット演奏音源をバックグラウンド音楽の1つ以上の区間に各々同期化して設定する機能と、バックグラウンド音楽を再生して出力している間、演奏入力信号が入力されれば、演奏入力信号の入力時点と入力持続時間に基づいて、ロング演奏音源の特定地点から入力持続時間の間、ロング演奏音源を出力したり、複数のショット演奏音源のうち、特定ショット演奏音源の特定地点から入力持続時間の間、特定ショット演奏音源を出力し、バックグラウンド音楽の出力を制御する機能を具現することができる。
【0127】
コンピュータが読み取り可能な記録媒体の例には、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク(登録商標)、光データ格納装置などがあり、また、キャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた転送)の形態に具現されるものも含む。また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、ネットワークにより連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式によりコンピュータが読み取り可能なコードが格納及び実行されることができる。
【0128】
そして、本発明を具現するための機能的な(Functional)プログラム、コード、及びコードセグメントは、本発明が属する技術分野のプログラマーにより容易に推論できる。
【0129】
図17は、本発明の他の実施形態に係る演奏ゲーム装置1700に対するブロック図である。
【0130】
図17を参照すると、本発明の他の実施形態に係る演奏ゲーム装置1700は、バックグラウンド音楽と、バックグラウンド音楽の再生時間と同期化されて予め設定された演奏音源に対するデータを格納する格納装置1710と、演奏入力信号の入力を受ける入力装置1720と、バックグラウンド音楽を出力している間、予め設定された演奏音源のうち、入力された演奏入力信号の入力時点に該当するバックグラウンドの再生時点に同期化された演奏音源を演奏入力信号の入力持続時間に従う時間だけ出力するサウンド出力装置1730などを含む。
【0131】
前述した入力装置1720は、演奏演出操作のためのユーザ操作道具であって、演奏入力信号の入力を発生させる。このような入力装置1720は、一例として、ボタン形態またはスティック形態などで具現されることもでき、タッチ入力を受け入れるタッチスクリーン、タッチパッド、またはタッチ入力を処理するタッチ入力装置で具現されることもでき、これに制限されず、オン/オフ(On/Off)入力が可能な如何なる入力装置でも具現可能である。
【0132】
前述したサウンド出力装置1730はスピーカーなどの出力手段であって、サウンドコーデックなどを含むサウンド再生装置を含むこともできる。
【0133】
図18は、本発明の更に他の実施形態に係る演奏ゲーム装置1800に対するブロック図である。
【0134】
図18を参照すると、本発明の更に他の実施形態に係る演奏ゲーム装置1800は、バックグラウンド音楽と、バックグラウンド音楽の再生時間と同期化されて予め設定された演奏映像に対するデータを格納する格納装置1810と、演奏入力信号の入力を受ける入力装置1820と、バックグラウンド音楽が再生されている間、予め設定された演奏映像のうち、演奏入力信号の入力時点に該当するバックグラウンド音楽の再生時点に同期化された演奏映像を演奏入力信号の入力持続時間に従う時間だけ出力する映像出力装置1830などを含む。
【0135】
前述した入力装置1820は演奏演出操作のためのユーザ操作道具であって、演奏入力信号の入力を発生させる。このような入力装置1820は、一例として、ボタン形態またはスティック形態などで具現されることもでき、タッチ入力を受け入れるタッチスクリーン、タッチパッド、またはタッチ入力を処理するタッチ入力装置で具現されることもでき、これに制限されず、オン/オフ(On/Off)入力が可能な如何なる入力装置でも具現可能である。
【0136】
前述した映像出力装置1830はディスプレイなどの出力手段であって、ビデオコーデックなどを含むビデオ再生装置などを含むこともできる。
【0137】
図19は、本発明の更に他の実施形態に係る演奏ゲーム装置1900に対するブロック図である。
【0138】
図19を参照すると、本発明の更に他の実施形態に係る演奏ゲーム装置1900は、演奏入力信号の入力を受ける入力装置1910と、音楽及び該音楽と連係した映像のうちの1つ以上が再生されて出力されている間、演奏入力信号の入力時点に予め設定された制御信号が存在すれば、サウンド出力装置1930を通じて出力される音楽及び映像出力装置1940を通じて出力される映像のうち、1つ以上の出力状態を制御信号に従って制御する出力制御装置1920などを含む。
【0139】
前述した制御信号がミュート(Mute)信号の場合、出力制御装置1920は、ミュート信号の存否を確認して、存在すれば、音楽が最小のボリュームで出力されるようにする音楽出力制御と、映像が特定透明度や特定色相に変更されて出力されるようにする映像出力制御のうち、1つ以上を遂行することができる。
【0140】
前述した入力装置1920は演奏演出操作のためのユーザ操作道具であって、演奏入力信号の入力を発生させる。このような入力装置1920は、一例として、ボタン形態またはスティック形態などで具現されることもでき、タッチ入力を受け入れるタッチスクリーン、タッチパッド、またはタッチ入力を処理するタッチ入力装置で具現されることもでき、これに制限されず、オン/オフ(On/Off)入力が可能な如何なる入力装置でも具現可能である。
【0141】
前述した出力制御装置1920は、中央処理処置(CPU:Central Processing Unit)で具現されることができる。
【0142】
以上、説明したように、本発明によれば、ユーザが簡単な演出操作だけで、多様な演出効果を提供することができる音楽基盤の演奏ゲームを提供する効果がある。
【0143】
また、本発明によれば、ユーザが簡単な演出操作だけで、サウンドだけでなく映像に対する演出を自由に、かつ多様に行なうことができる音楽基盤の演奏ゲームを提供する効果がある。
【0144】
以上、本発明の実施形態を構成する全ての構成要素が1つに結合されるか、結合されて動作することと説明されたが、本発明が必ずこのような実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の目的範囲内であれば、その全ての構成要素が1つ以上に選択的に結合して動作することもできる。また、その全ての構成要素が各々1つの独立的なハードウェアで具現されることができるが、各構成要素のその一部または全部が選択的に組み合わせて1つまたは複数個のハードウェアで組み合わせた一部または全部の機能を遂行するプログラムモジュールを有するコンピュータプログラムとして具現されることもできる。そのコンピュータプログラムを構成するコード及びコードセグメントは本発明の技術分野の当業者により容易に推論できるものである。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータが読取可能な格納媒体(Computer Readable Media)に格納されてコンピュータによって読取され、実行されることによって、本発明の実施形態を具現することができる。コンピュータプログラムの格納媒体としては、磁気記録媒体、光記録媒体、キャリアウェーブ媒体などが含まれることができる。
【0145】
また、以上で記載された“含む”、“構成する”、または“有する”などの用語は、特別に反対になる記載がない限り、該当構成要素が内在できることを意味するものであるので、他の構成要素を除外するのでなく、他の構成要素を更に含むことができることと解釈されるべきである。技術的または科学的な用語を含んだ全ての用語は、異に定義されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者により一般的に理解されることと同一な意味を有する。事前に定義された用語のように、一般的に使われる用語は関連技術の文脈上の意味と一致するものと解釈されるべきであり、本発明で明らかに定義しない限り、理想的であるとか、過度に形式的な意味として解釈されない。
【0146】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明に開示された実施形態は本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施形態により本発明の技術思想の範囲が限定されるのではない。本発明の保護範囲は請求範囲により解釈されなければならず、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0147】
100・・・演奏ゲーム装置
110・・・サウンド設定部
120・・・映像設定部
130・・・ミュート信号発生部
140・・・画面表示部
150・・・演奏入力部
160・・・サウンド出力制御部
170・・・映像出力制御部
180・・・演奏判定部
S1600・・・演奏音源設定ステップ
S1601・・・演奏映像設定ステップ
S1602・・・演奏入力信号入力ステップ
S1604・・・サウンド出力制御ステップ
S1605・・・映像出力制御ステップ
1700・・・演奏ゲーム装置
1710・・・格納装置
1720・・・サウンド出力装置
1730・・・入力装置
1800・・・演奏ゲーム装置
1810・・・格納装置
1820・・・入力装置
1830・・・映像出力装置
1900・・・演奏ゲーム装置
1910・・・入力装置
1920・・・出力制御装置
1930・・・サウンド出力装置
1940・・・映像出力装置
PI1〜PI4・・・演奏指示子
MI・・・移動指示子
FI・・・固定指示子
LS・・・ロング演奏音源
BS・・・バックグラウンド音楽
IN0〜IN4・・・演奏入力信号
SS1〜SS4・・・第2演奏音源
MS・・・ミュート信号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つの第1演奏音源をバックグラウンド音楽と同期化して設定したり、複数の第2演奏音源を前記バックグラウンド音楽の1つ以上の区間に各々同期化して設定するサウンド設定部と、
演奏入力信号の入力を受ける演奏入力部と、
前記バックグラウンド音楽を再生して出力している間、前記演奏入力信号が入力されれば、前記演奏入力信号の入力時点に基づいて前記第1演奏音源の特定地点から前記演奏入力信号の入力持続時間の間、前記第1演奏音源の出力を制御したり、前記演奏入力信号の入力時点に基づいて前記複数の第2演奏音源のうち、特定第2演奏音源の特定地点から前記演奏入力信号の入力持続時間の間、前記特定第2演奏音源の出力を制御するサウンド出力制御部と、
を含むことを特徴とする、演奏ゲームのための装置。
【請求項2】
前記サウンド出力制御部は、
前記演奏入力信号の入力時点から前記バックグラウンド音楽の現在再生地点を確認し、前記バックグラウンド音楽の現在再生地点と同期化された前記第1演奏音源の特定地点から前記入力持続時間の間、前記第1演奏音源を前記バックグラウンド音楽と共に出力することを特徴とする、請求項1に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項3】
前記サウンド出力制御部は、
前記バックグラウンド音楽の1つ以上の区間に各々同期化された前記複数の第2演奏音源のうち、前記演奏入力信号の入力時点から確認された現在再生地点が含まれている前記バックグラウンド音楽の区間と同期化された前記特定第2演奏音源が存在するか否かを判断し、
前記特定第2演奏音源が存在すれば、前記バックグラウンド音楽の現在再生地点と対応する前記特定第2演奏音源の特定地点から前記入力持続時間の間、前記特定第2演奏音源を前記バックグラウンド音楽と共に出力し、
前記特定第2演奏音源が存在しなければ、前記バックグラウンド音楽のみ続けて出力することを特徴とする、請求項1に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項4】
前記バックグラウンド音楽の特定区間でミュート(Mute)信号を発生させるミュート信号発生部を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項5】
前記サウンド出力制御部は、
前記ミュート信号の発生がある間、前記演奏入力信号が入力されれば、前記バックグラウンド音楽のボリュームを減らして出力したり、前記バックグラウンド音楽を出力せず、前記ミュート信号の発生が終了されれば、前記バックグラウンド音楽のボリュームを元の状態に復帰させて出力したり、前記バックグラウンド音楽をまた出力することによって、前記バックグラウンド音楽の出力を制御することを特徴とする、請求項4に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項6】
前記バックグラウンド音楽と対応したバックグラウンド映像と、前記第1演奏音源と対応した第1演奏映像、または前記複数の第2演奏音源と各々対応した第2演奏映像を設定する映像設定部と、
前記バックグラウンド映像、前記第1演奏映像、及び前記第2演奏映像のうち、1つ以上に対する出力を制御する映像出力制御部を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項7】
前記映像出力制御部は、
前記バックグラウンド音楽が再生されている間、前記バックグラウンド音楽と対応して前記バックグラウンド映像を出力し、
前記演奏入力信号が入力されれば、前記演奏入力信号の入力時点と入力持続時間に基づいて、前記バックグラウンド映像の出力を制御し、前記第1演奏音源の特定地点から前記入力持続時間の間、前記第1演奏音源と対応した第1演奏映像を出力したり、前記複数の第2演奏音源のうち、特定第2演奏音源の特定地点から前記入力持続時間の間、前記特定第2演奏音源と対応した第2演奏映像を出力することを特徴とする、請求項6に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項8】
前記映像出力制御部は、
前記バックグラウンド音楽の特定区間でミュート(Mute)信号の発生がある間、前記演奏入力信号が入力されれば、前記バックグラウンド映像の画面に対する透明度または色相を変更して出力したり、前記バックグラウンド映像を出力しない制御を遂行し、
前記ミュート信号の発生が終了されれば、前記バックグラウンド映像の画面に対する透明度または色相を元の状態に復帰させて出力したり、前記バックグラウンド映像をまた出力する制御を遂行することを特徴とする、請求項7に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項9】
前記演奏入力信号の入力をユーザに指示してくれるための1つ以上の演奏指示子を画面上に表示する画面表示部を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項10】
前記演奏指示子は、
前記画面上に固定されて表示される固定型、または前記バックグラウンド音楽の再生流れに従って移動しながら表示される移動型であることを特徴とする、請求項9に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項11】
前記画面表示部は、
前記演奏指示子が固定型の場合、前記バックグラウンド音楽の再生流れに従って移動しながら表示される移動指示子を更に表示し、
前記演奏指示子が移動型の場合、前記演奏指示子が移動して到達する位置に固定指示子を更に表示することを特徴とする、請求項10に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項12】
前記画面表示部は、
前記第2演奏音源が設定された地点の近くに前記演奏指示子を表示したり、前記第2演奏音源が設定された地点とは関係のない位置に前記演奏指示子を表示することを特徴とする、請求項9に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項13】
前記演奏指示子の各々は、
前記演奏入力信号の入力持続時間をユーザに指示してくれるために、同一または相異する長さで表示されることを特徴とする、請求項9に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項14】
前記演奏入力信号が入力されれば、
前記演奏入力信号の入力時点で、前記演奏指示子の位置と他の指示子の位置とを比較して、前記演奏入力信号の入力に従う演奏演出のタイミングが合うかを判定したり、
前記演奏入力信号の入力持続時間と前記演奏指示子の長さとを比較して、前記演奏演出の持続時間が合うかを判定する演奏判定部を更に含むことを特徴とする、請求項13に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項15】
前記演奏判定部による前記演奏演出のタイミング及び持続時間のうち、1つ以上の判定結果に従って、前記第1演奏音源と、前記第2演奏音源と、前記第1演奏音源と対応した第1演奏映像と、前記第2演奏音源と対応した第2演奏映像のうち、1つ以上の出力時間または出力するか否かが制御されることを特徴とする、請求項14に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項16】
前記演奏判定部による判定結果に基づいて、誤った演奏または正しい演奏に対応する効果音及び効果映像のうち、1つ以上が出力されることを特徴とする、請求項14に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項17】
前記第1演奏音源及び前記第2演奏音源の各々は、予め設定された1つ以上の演奏音楽、または予め設定された1つ以上の演奏音であり、
前記複数の第2演奏音源は全て異なるか、1つ以上が同一であることを特徴とする、請求項1に記載の演奏ゲームのための装置。
【請求項18】
1つの第1演奏音源をバックグラウンド音楽と同期化して設定したり、複数の第2演奏音源を前記バックグラウンド音楽の1つ以上の区間に各々同期化して設定するステップと、
演奏入力信号の入力を受けるステップと、
前記バックグラウンド音楽を再生して出力している間、前記演奏入力信号が入力されれば、前記演奏入力信号の入力時点に基づいて前記第1演奏音源の特定地点から前記演奏入力信号の入力持続時間の間、前記第1演奏音源を出力したり、前記演奏入力信号の入力時点に基づいて前記複数の第2演奏音源のうち、特定第2演奏音源の特定地点から前記演奏入力信号の入力持続時間の間、前記特定第2演奏音源を出力し、前記バックグラウンド音楽の出力を制御するステップと、
を含むことを特徴とする、演奏ゲームのための方法。
【請求項19】
演奏ゲームのための方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であって、
1つの第1演奏音源をバックグラウンド音楽と同期化して設定したり、複数の第2演奏音源を前記バックグラウンド音楽の1つ以上の区間に各々同期化して設定する機能と、
前記バックグラウンド音楽を再生して出力している間、演奏入力信号が入力されれば、前記演奏入力信号の入力時点に基づいて前記第1演奏音源の特定地点から前記演奏入力信号の入力持続時間の間、前記第1演奏音源を出力したり、前記演奏入力信号の入力時点に基づいて前記複数の第2演奏音源のうち、特定第2演奏音源の特定地点から前記演奏入力信号の入力持続時間の間、前記特定第2演奏音源を出力し、前記バックグラウンド音楽の出力を制御する機能を具現するプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
【請求項20】
バックグラウンド音楽と、前記バックグラウンド音楽の再生時間と同期化されて予め設定された演奏音源に対するデータを格納する格納装置と、
演奏入力信号の入力を受ける入力装置と、
前記バックグラウンド音楽を出力している間、前記予め設定された演奏音源のうち、前記演奏入力信号の入力時点に該当する前記バックグラウンドの再生時点に同期化された演奏音源を前記演奏入力信号の入力持続時間に従う時間だけ出力するサウンド出力装置と、
を含むことを特徴とする、演奏ゲームのための装置。
【請求項21】
バックグラウンド音楽と、前記バックグラウンド音楽の再生時間と同期化されて予め設定された演奏映像に対するデータを格納する格納装置と、
演奏入力信号の入力を受ける入力装置と、
前記バックグラウンド音楽が再生されている間、前記予め設定された演奏映像のうち、前記演奏入力信号の入力時点に該当する前記バックグラウンド音楽の再生時点に同期化された演奏映像を前記演奏入力信号の入力持続時間に従う時間だけ出力する映像出力装置と、
を含むことを特徴とする、演奏ゲームのための装置。
【請求項22】
演奏入力信号の入力を受ける入力装置と、
音楽及び前記音楽と連係した映像のうち、1つ以上が再生されて出力されている間、前記演奏入力信号の入力時点に予め設定された制御信号が存在すれば、前記制御信号に従って前記音楽及び前記映像のうち、1つ以上の出力状態を制御する出力制御装置と、
を含むことを特徴とする、演奏ゲームのための装置。
【請求項23】
前記制御信号がミュート(Mute)信号である場合において、
前記出力制御装置は、
前記ミュート信号が存在すれば、前記音楽が最小のボリュームで出力されるようにする音楽出力制御と、前記映像が特定透明度や特定色相に変更されて出力されるようにする映像出力制御のうち、1つ以上を遂行することを特徴とする、請求項22に記載の演奏ゲームのための装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2011−245307(P2011−245307A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−118628(P2011−118628)
【出願日】平成23年5月27日(2011.5.27)
【出願人】(509144591)ペンタビジョン カンパニー リミテッド (6)
【氏名又は名称原語表記】PENTAVISION CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】4F,192−3 Gumi−dong,Bundang−gu,Seongnam−si,Gyeonggi−do,463−870,KOREA
【Fターム(参考)】