説明

炭素を含有する原材料からCO2変換により熱力学的エネルギー源を生成する方法およびシステム

本発明は、炭素を含有する原材料からCO変換により発電するための方法およびシステムに関する。本発明は、炭素を含有する原材料を、実質的にCOを含有するガス流によりガス化する工程、ガス化後に得たガス流を酸素担体により酸化する工程、このように得られた、非活性化酸素担体を酸化する工程を含む。この方法は、AC発電機などの発電システムを供給するために全体のこれらの工程により生成された全エネルギーの回収を可能にする。本発明はまた、この方法を実施するためのシステムにも関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、炭素を含有する原材料から(電気などに)変換可能な熱力学的エネルギーを生成するプロセスに関する。本発明はまた、このようなプロセスを実施するシステムに関する。
【0002】
本発明の分野は、炭素を含有する原材料、より具体的には石炭および/または乾燥バイオマスからの発電である。
【背景技術】
【0003】
炭素を含有する燃料原材料を燃焼することによって得られる熱エネルギーからの二重生成(同時生成)による発電は、当業者に周知のプロセスである。
【0004】
このプロセスは、その多くの一般的バージョンにおいて、ターボ交流発電機などの電気を同時生成するためのシステムにおいて後で使用される流体を加熱するためにバイオマス燃焼物の熱を用いることからなる。
【0005】
しかしながら、炭素原材料から発電するプロセスおよびシステムは不都合にも、可能な限り燃焼により生成される、より多くの熱量ポテンシャルを移動させるように材料の燃焼を実施することを必要とする。全ての燃焼において、以下の結果として生じる収率が存在する:前記炭素材料の湿潤性の質および度合いに関連する燃焼の収率および熱発生器と比較した全体の熱収率、熱発生器の構成、熱発生器の燃焼収率(および熱発生器の熱交換の収率が徐々および迅速に減少する、多かれ少なかれ完全な燃焼により生じる結果としての堆積物の発生(非燃焼材料の堆積))。
【0006】
既存のシステムにおいて、燃焼のために最も広範囲に使用されている方法は、酸化雰囲気下で実施することである。すなわち、前記炭素を含有する原材料の燃料は周囲空気下にある。使用される炭素を含有する材料の前記熱発生器の全体の収率は約85%PCI(より低い熱エネルギー)であり、ここで、メンテナンスの必要性が前記炭素原材料の質および湿潤性の割合に対して存在する。
【0007】
この種のシステムは、多かれ少なかれ粉塵、COV(揮発性有機化合物)、NO、複合汚染分子(メタン、二酸化炭素、ダイオキシン、PCBなど)および前記炭素を含有する原材料に含有されている炭素の燃焼に対するCOが負荷されている燃焼ガス(煙)を生成する。前記炭素原材料の少なくとも15%のPCIは、煙により分散し、不燃性物質を生成する。野菜および/または動物バイオマスを参照する場合、前記炭素原材料のPCIは、その相対湿度に応じて2から5.2kWh/kgの間で変化する(すなわち、1.7から4.4kWh/kgの転移される全体の熱収率);あるいは化石炭素を参照する場合、その炭素濃度に応じて6から8kWh/kg(すなわち、5.1から6.8kWh/kgの転移される全体の熱収率)。現在のシステムの煙に含有されるCOの割合は、10から18%/煙のnMであり、最終的な保存および/隔離のためのその濃度は、複雑かつ高価なプロセスを必要とする。
【0008】
過去数年において、新規システムおよびプロセスが、燃焼の収率および煙中のCO濃度を最適化するために実施されていた:それは主に酸素が豊富な酸化剤を示し、純粋な酸素燃焼システムである。これらのシステムおよびプロセスは全体の熱収率をかなり増加させ、煙を環境にほとんど有害でないようにする。なぜならそれらは実質的にCOからなり、容易に捕捉され得るからである。しかしながら、これらのシステムおよびプロセスは酸素の連続供給に依存し、したがってその製造は高価であり、環境に対する影響がないわけではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は上述の不都合な点を回避することである。
【0010】
本発明の別の目的は、炭素を含有するバイオマスから発電するためのプロセスおよびシステムを提供することである。上述の炭素バイオマスが、その調査のために十分な炭素を含有する化石(炭素および/または植物および/または動物バイオマスおよび/または残渣/生ゴミ)であろうとなかろうと、それは水素分子を含有してもよい。この条件下で、以下に開示する反応は同一であり、炭素と水素との間のモル質量の差(1モルのC=12g、1モルのH=2.016g)に関連する最終結果だけが変化する。反応連鎖におけるその水素の酸化により、以下に開示するように前記反応連鎖において濃縮され、回収される水蒸気および得られる固有の熱が生成する。炭素を含有する原材料が水素を含有するか、含有しないかに関わらず、本発明の目的:発電またはその全体の収率に実質的な影響はない。したがって、本発明の開示は、実質的に炭素(有機バイオマスの熱分解由来の化石石炭、植物石炭、石炭など)からなる材料を考慮するが、調整され乾燥されるべきである、植物および/または動物バイオマスおよび/または炭素残渣を排除しない。上述の炭素材料の調製は破砕/粉砕(熱分解反応の収率を最適化する)および必要な場合、乾燥することからなる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、炭素原材料(MPC)、およびより具体的には炭素バイオマス(BC)から発電するプロセスであって、そのプロセスは、以下の処理サイクルから構成される工程:
高温にてCOを含有するガス化のガス流を用いて炭素を含有する原材料のいわゆる第1のガス化リアクタにおけるガス化であって、前記ガス化は、一酸化炭素分子(CO)を実質的に含有する第1のガス流を供給する、ガス化、
酸化物状態の酸素保有物質によるいわゆる第2の「酸化」リアクタにおける酸化であって、前記一酸化炭素分子(CO)が前記第1のガス流に存在し、前記酸化は、高温にてCOおよび還元状態の酸素保有物質(Me)を含有する第2のガス流を供給する、酸化、
酸素元素を含有するいわゆる「活性化」のガス流を用いて還元状態の前記酸素保有物質のいわゆる第3の「活性化」リアクタにおける活性化であって、前記酸化が、高温にて酸化物状態の酸素保有物質および酸素の少ない活性化のガス流を供給する、活性化、
例えば蒸気を電気に変換するための蒸気発生器/熱交換器システムおよびターボ交流発電機による高温における前記酸素の少ない活性化のガス流の熱エネルギーの少なくとも一部の電気への変換、
の少なくとも反復を含む、プロセスにより上述の目的を達成することができる。
【0012】
本発明のプロセスは、現在のプロセスおよびシステムより高収率で炭素を含有する原材料からエネルギーへの価値を与えることができる。
【0013】
酸素保有物質はNiO、Fe、MgO、CaOなどを含んでもよい。
【0014】
本発明のプロセスは、バイオマスの燃焼を実施せずに炭素を含有する原材料から発電することができる。実際に、バイオマスに含まれるそのエネルギーは、バイオマスガス化、ガスCO流により回収される(熱化学反応が、炭素元素によりCO分子を2つの一酸化炭素分子(CO)に変換する)。
【0015】
本発明のプロセスは、価値を与える工程の前に、ガス化の間に生成される熱エネルギーの一部の、酸素の少ない活性化のガス流への移動を含んでもよい。
【0016】
したがって、活性化のガス流は、MPCから本発明のプロセスによる熱エネルギーのために予熱される。すなわち、外部エネルギーを供給する必要がない。
【0017】
有益には、高温下で酸素の少ない活性化のガス流の熱エネルギーへの価値を与えるプロセスは、前記酸素の少ない活性化のガス流からの熱エネルギーの少なくとも一部を、発電のためのコンバータ装置に供給されるいわゆる発電流体に移動する工程をさらに含んでもよい。
【0018】
一方で、本発明のプロセスは、前記酸素の少ない活性化のガス流からの残留熱エネルギーの回収であって、前記残留熱エネルギーの少なくとも一部が、後の処理サイクルに使用されるガス化のガス流に送られる、回収を含んでもよい。
【0019】
したがって、本発明のプロセスは、ガス化のガス流を予熱するという残留エネルギーに対する価値を与えることができるので、外部電源の使用を回避できる。
【0020】
本発明のプロセスは、有益には、高温下の第2のガス流の熱エネルギーの少なくとも一部の、前記原材料への移動によって、ガス化の前に炭素を含有する原材料の温度を増加させる工程を含んでもよい。
【0021】
したがって、その第2のガス流の熱エネルギーは本発明のプロセスにおいて等しい価値が与えられる。
【0022】
本発明のプロセスは、前記ガス化のガス流を構成するために第2のガス流のCOの少なくとも一部の閉じた回路(ループ)において再利用する工程をさらに含んでもよい。
【0023】
本発明のプロセスは、そのCO流の一部を新たな処理サイクルに再利用できる。したがって、環境に対する本発明のプロセスの影響が制限される。
【0024】
有益には、本発明の処理は、酸素保有物質の活性化の工程の前に、発電流体の残留エネルギーを用いて活性化のガス流を予熱する工程を含んでもよい。
【0025】
本発明のプロセスの特定のバージョンによれば、有益には、微細藻類を含有するバイオリアクタへの第2のガス流の一部の供給を含んでもよい。上述の前記第2のガス流の一部の冷却後、前記微細藻類は、上述の前記第2のガス流に存在するCOを光合成し、前記バイオリアクタに、一方の側で、酸素のガス流を供給し、他方の側で、炭素を含有するバイオマスを供給する。
【0026】
このバージョンにおいて、本発明のプロセスは環境に対して影響を与えない。他方で、この特定のバージョンにおいて、本発明のプロセスは、システムにおいてガス化される、炭素を含有する原材料の少なくとも一部を生成する。
【0027】
さらに本発明のプロセスのこのバージョンにおいて、酸素のガス流は微細藻類により生成される。その酸素のガス流は、例えば本発明のプロセスの工程のいずれかについて電気または熱エネルギーを生成するという本発明のプロセスにおいて価値を受けることができる。
【0028】
一例として、本発明のプロセスは、微細藻類により生成される酸素の流れの少なくとも一部の回収および炭素を含有する原材料のガス化を完了するためにガス化リアクタにおける前記酸素の流れの少なくとも一部の注入を含んでもよい。
【0029】
他方で、本発明のプロセスは、ガス化リアクタにおける前記バイオマスのガス化に起因して、バイオリアクタにより供給される炭素を含有するバイオマスの回収および処理を含んでもよい。
【0030】
本発明の別の目的は、炭素を含有する原材料から発電するシステムであって、
高温にてCOを含有するガス化のガス流を用いて炭素を含有する原材料をガス化するガス化リアクタであって、前記ガス化リアクタは、一酸化炭素分子(CO)を含有する第1のガス流を供給する、ガス化リアクタ、
酸化物状態の酸素保有物質により酸化する酸化リアクタであって、前記一酸化炭素分子(CO)は第1のガス流に存在し、前記酸化リアクタは、高温下でCOおよび還元状態の酸素保有物質を含有する第2のガス流を供給する、酸化リアクタ、
酸素元素を含む第2のガス流を用いて還元状態の前記酸素保有物質を活性化する活性化リアクタであって、前記活性化リアクタは、酸化物状態の酸素保有物質および過剰な熱エネルギーを供給する、活性化リアクタ、
前記活性化からの前記過剰な熱エネルギーの少なくとも一部から発電する発電装置、
を含む、システムを提案することである。
【0031】
本発明のシステムは、有益には、酸化リアクタから活性化リアクタまでおよび/または活性化リアクタから酸化リアクタまで酸素保有物質を輸送する機械的手段を含んでもよい。
【0032】
他方で、本発明のシステムは、ガス化のガス流として使用される第2のガス流に存在するCOの一部のループ再利用回路を含んでもよい。
【0033】
発電装置はターボ交流発電機または任意の同等の装置を備えてもよい。
【0034】
有益には、本発明のシステムは、COの一部が第2のガス流に存在する、微細藻類を含有するバイオリアクタを備えてもよく、前記微細藻類は前記COを光合成し、前記リアクタは、一方で、酸素のガス流を供給し、他方で、炭素を含有するバイオマスを供給する。
【0035】
他の利点および特徴は、非限定的な実施形態および添付の図面の詳細な説明の分析から明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明のシステムの実施形態の第1の方法の概略図である。
【図2】本発明のシステムのアセンブリの第2の方法の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
システム100は、ガス化リアクタ102、酸化リアクタ104および酸素保有物質のための活性化リアクタ106を備える。
【0038】
ガス化リアクタは、2つの連通し、付随する部分:
−空気の侵入を回避し、システムの気密性を保証するためにCOの制御下で機械化した供給バルブ(図示せず)を備える、乾燥した炭素を含有する材料のための供給チャンバ(sas)108、および
−適切に規定された炭素を含有する原材料に対するCOコンバータ110
から構成される。
【0039】
供給チャンバ108において、炭素を含有する乾燥材料は図においてCとして示し、COの高温ガス流による接触、変換および浸透により予熱されている。このCOのガス流はシステム100により生成され、予熱されることがさらに以下に示される。このCOのガス流は、炭素(C)を含有する乾燥材料と交差し、それらの熱容量を炭素(C)を含有する乾燥材料に移動させる。この区域におけるその導入過程において、機械化された供給バルブを介して、減圧下で注入される場合、気密がCOにより保証され、炭素を含有する材料はCOの顕熱を吸収する。前記炭素を含有する原材料は所定の順序により導入される。
【0040】
続いて、炭素(C)を含有する乾燥原材料が、それらの速度を減少させる管状格子(図示せず)によってコンバータ110において重力により流れる。
【0041】
高温下で実質的に反応性COからなるガス化のガス流FGGがガス化リアクタ102に導入される。反応性COは900/1000℃またはそれ以上の温度である。それは、減速させる管状格子内を循環した後、炭素(C)を含有する材料の流れと対向した流れでガス化リアクタに注入される。前記管状格子は、炭素を含有する材料についての熱交換器の役割を実施し、多くの熱補完を付与し、変換に有用であり、ガス化リアクタにおける原材料についての流れ遅延の役割を有する。
【0042】
この工程において、導入されるCOは炭素(C)を含有する乾燥材料と会合し、900/1000℃付近の温度に到達する。会合するこの反応によりCOがCOに変換するので、エネルギー状態にある。このエネルギーは、炭素(C)を含有する材料の熱量ポテンシャルを、システム100における以下の反応区域に完全に移す。
【0043】
COからCOへの変換リアクタ(I)は以下の反応に従って吸熱性である:
CO−1/2O=CO+O+283kJ/モル
C+1/2O(CO由来)=CO−111kJ/モル
【0044】
CによるCOへのCO変換の172kJ/モルの熱損失を考慮する。得られる2分子のCOの各々は、283kJ/モル、すなわち合計で566kJの熱エネルギーを有し、一方、C(一次反応エネルギーを有する炭素を含有する材料)の熱エネルギーは394kJ/モルである。したがって、これらの条件下で、主な目的は、この熱量ポテンシャルに起因しない手段によりまたはこのような収率を妥協するために別の熱量を導入することによる外部熱手段により変換反応から172kJを供給することである。本発明のシステムがこの目的をどのように達成するかは以下の開示に見られるだろう。
【0045】
ガス化リアクタ102の排出口において、第1のガス流PFGは900℃を超える温度にて実質的にCOを含む。したがって、この第1のガス流PFGは顕著に高い熱量および反応性である。炭素を含有する原材料のポテンシャルエネルギーの酸化リアクタ104への転移が可能となる。したがって、炭素を含有する原材料が酸化リアクタ104に導入され、酸化または活性状態の酸素保有材料MeOとの接触により酸化される。
【0046】
活性酸素保有物質MeOは酸化リアクタ104の上側部分のレベルにて酸化リアクタ104に導入され、この流れを減速させる管状格子(図示せず)を通して流れる。
【0047】
COを実質的に含むガス化リアクタ102からの第1のガス流は900℃を超える温度である。それは酸素保有物質MeOの流れと対向した流れで酸化リアクタ104の下側部分のレベルで酸化リアクタ104に導入される。酸化(または活性)状態の酸素保有物質MeOと第1のガス流との会合により、以下が生じる:
−一酸化炭素分子COの二酸化炭素COへの酸化;この反応は発熱性であり、283kJ/モルを放出する;および
−活性酸素保有物質MeOの還元;この反応は吸熱性であり、244.3kJ/モルを吸収する。
【0048】
したがって、全体の反応(II)は発熱性である:
2MeO−2 1/2O+2CO+2 1/2O=2CO+2Me
+488.60kJ−566kJ=−77.4kJ。
【0049】
したがって酸化リアクタ104は、モル当量のCOにより77.4kJの発熱性であり、これは、上記の反応IIによりガス化リアクタ102内で生じる反応に供給される172kJから差し引かれるだろう。
【0050】
前記酸化リアクタは、高温にてCOを実質的に含む第2のガス流DFGおよび還元状態(脱活性化)の酸素保有物質Meを供給する。
【0051】
酸化リアクタ104は、第2のガス流DFG1のおかげで正確な温度レベル(1000℃以下)に維持され(第2のガス流DFGの一部が再利用され、前記第2の流れDFGがその熱容量を変化させた後、種々の熱交換に沿って、前記酸化リアクタ104の排出口においてその酸化リアクタ104を冷却する)、前記酸化リアクタ104の温度を調節し、新たな反復のためにその有用な熱容量に起因して過剰な熱を受け取る。
【0052】
酸化リアクタ104から出て行く前記第2のガス流DFGは、炭素を含有する乾燥材料の供給チャンバ108を通過する。したがって、この第2のガス流DFGは、炭素(C)を含有する乾燥原材料を予熱するために使用され、その顕熱を(接触、変換または浸透することにより)前記乾燥原材料Cと交換する。
【0053】
供給チャンバ108の排出口において、第2のガス流DFGは、炭素(C)を含有する乾燥原材料の侵入温度に冷やされ、その温度でその実質的な熱容量が転移される。それは機械的手段(抽出装置/ファン、図示せず)によりチャンバ108から抽出され、減圧下に全システムを維持する。
【0054】
還元状態の酸素保有物質Meは活性化リアクタ106に導入される。酸化リアクタ104から活性化リアクタ106までの酸素保有物質の移動は、リアクタの構成により、機械的手段または重力によって実施される。
【0055】
非活性化酸素保有物質Meは依然として約800℃の高温であり、高い反応性である。それらは流れを減速させる管状格子ネット(図示せず)により重力によって活性化リアクタ106に流れる。管状ネットは熱交換器の役割を果たし、ここで、ガス流DFG1は循環し(第2のガス流DFGの一部は再循環する)、ガス化のガス流FGGの熱容量を獲得する。
【0056】
リアクタ106において、Meは活性化のガス流FAの酸素(それは本発明の例において対向する流れ周囲空気の流れ由来である)により再活性化される。
【0057】
空気と接触する酸素保有物質Meの酸化は発熱性であり、供給されるエネルギーは244.30kJ/モルのMe、すなわち連鎖反応の開示における酸素保有物質の参照選択によればNiの両方のモルについて488.60kJである。
【0058】
この反応は、排出口において、1100℃以下の温度にて非常に高温の酸素の少ない活性化のガス流FAAおよび同じ温度にて活性化した酸素保有物質MeOを供給する。
【0059】
MeOの反応した酸素保有物質は、リアクタの構成により機械的手段または重力によって酸化リアクタ104に移動される。
【0060】
活性化リアクタ106の排出口にて得られる非常に高温の酸素の少ない活性化のガス流FAAは、ガス化リアクタ102を通して、交換器の役割を実施しおよび前記ガス化リアクタ102において減速格子の役割を実施する管状ネットを通して、交換器112の方へ向かう。この軌道により、過熱した酸素の少ないガス流FAAの熱容量を過負荷せずに、Cに対するCOの変換反応に有用な高温の維持が可能となる。
【0061】
ガス化リアクタ102の排出口において、過熱した酸素の少ないガス流FAAは交換器112に移動され、ここで、そのガス流FAAのその熱の実質的な部分を発電流体FGEと交換する。
【0062】
次いでその発電流体はターボ交流発電機114に供給され、ここで、熱エネルギーが電気に変換される。
【0063】
ターボ交流発電機114の排出口において、発電流体FGEは残留熱エネルギーを有する。ターボ交流発電機114の排出口において、その流体FGEは別の熱交換器116に注入され、ここで、発電流体FGEの残留エネルギーは、活性化リアクタ106において酸素保有物質を活性化するために後のサイクルの処理に使用される活性化のガス流FAに移される。したがって、活性化のガス流FAは、外部電源を必要としない本発明のシステムにより直接供給される熱エネルギーのおかげで予熱される後のサイクルの処理において使用される。
【0064】
第2の交換器の排出口において、発電流体FGEは新たなサイクルを開始するために第1の熱交換器112に再度注入される。
【0065】
したがって、発電流体FGEは、第1の熱交換器112、ターボ交流発電機114、および第2の熱交換器116と相互接続する閉じた回路118内で循環する。
【0066】
ガス化リアクタの供給チャンバ108から抽出される第2の冷却したガス流DFGの一部のDFG1は再利用され、以下のサイクルのためのガス化のガス流として使用される。第2のガス流の他の部分のDFG2は大気下で保存されるかまたは排出される。
【0067】
しかしながら、この流れのDFG1は低温であり、ガス化のガス流としての使用のために加熱されるべきである。
【0068】
発電流体FGEと共にその熱エネルギーのほとんどが移動した後、第1の熱交換器112から出て行く酸素の少ないガス流FAAは、熱交換器120におけるガス流DFG1に移動される残留エネルギーを含有する。
【0069】
続いてこの流れDFG1は、その熱容量の一部を得、同時に1000℃未満の値に酸化リアクタ104の温度を調節するために、酸化リアクタ104内に配置される(MeOの流れを減速させるための管状格子および熱交換器の役割を果たす)管状ネット内を移動する。酸化リアクタ104からの熱エネルギーの一部のこの転移のおかげで、第2のガス流DFGはその熱容量の一部を移動させ、その後、それをガス化リアクタ102の供給チャンバ108に導入する。したがって、前記酸化リアクタ104の排出口において、第2のガス流DFGの再利用される一部のDFG1から構成されるガス化のガス流FGGが得られる。酸化リアクタ104の排出口において得られるガス化のガス流FGGは、次いで、活性化リアクタ106の管状格子のネット(熱交換器の役割を果たす)に注入される。次いでそれは、炭素を含有する材料に対してCO変換のための全作用能力を獲得し、活性化リアクタの温度を1000℃以下に常に維持し、放出された過剰なエネルギーを吸収する。活性化リアクタ106の排出口において、得られるガス化のガス流FGGはコンバータ110に注入されて後のサイクルを実施する。
【0070】
酸化リアクタ104における酸化反応によって生成されるCOを実質的に含む第2のガス流DFGは2モルから構成され、その熱容量は101.331kJであり、反応の発熱エネルギーから77.40kJが加えられるべきである。すなわち、178.731kJであり、1000℃における石炭のCp(1000℃における石炭の熱容量)および再利用されるガス化からのCOのモルのCpおよび変換エネルギーを排除すべきではない。すなわち、
− 1000℃における炭素の熱容量−14kJ/モル(1モルのC/1モルのCO)、および
− 再利用されるガス化からのCOのモルのエンタルピー=50.67kJ/モル。
変換エネルギー=172kJ/1モルのCO、すなわち、全体で:
14+50.67+172kJ−236.67kJ/1モルの炭素により変換した1モルのCO(ガス化に必要なエネルギー)。
【0071】
プロセスエネルギーの回収のこの工程において、熱損失は減少する:178.731kJ−236.67=57.939kJ/1モルの炭素により変換された1モルCO。57.939kJ/1モルのCOのこの熱損失は、熱力学的エネルギーの生成プロセスおよびその電気への変換の前に活性化リアクタ106に供給される熱エネルギーに取られる。
【0072】
反応のセットにより消費される場合、236.67/変換された1モルのCOの熱エネルギーはシステムの開始時に供給されるべきである。次いで、炭素供給を除いてこのシステムは熱的に自発性である。
【0073】
実際に、我々が単に開示している場合、本発明のシステムは、炭素を含有する原材料および異なるガス流の温度を増加させ、種々の反応を実施するのに必要とされるエネルギーを生成/回収/再利用可能であり、後のサイクルに沿って236.67kJから57.939kJ/変換された1モルのCO(発電するために使用される1モルの炭素当たり)まで要求される初期の熱を減少させる。
【0074】
本発明のプロセスのこの段階において、1モルの炭素の100%のエネルギー(MPC−炭素を含有する原材料)は電気(または熱力学的エネルギー/水蒸気)を生成するために反応連鎖に移動され、その完全な酸化により生成されたCOは純粋であり、プロセスの他の形態を用いずに捕捉可能であり、変換COが再利用される。
【0075】
したがって、COを実質的に含む第2のガス流DFGはほぼ純粋である(それは古典的なフィルタにより保持される塵粒子を含有する場合もある)。そのガス流は酸化リアクタ102の供給チャンバ108の排出口における登録(registration)セットにより2容量に分離される。少なくとも50%が次のサイクルの処理のためのガス化のガス流を構成するようにシステムに再利用される。
【0076】
残りの容積のDFG2は、「いかなるプロセスも用いずに」回収されて種々の用途において保存されるかまたは再利用される。各サイクルについて、この容積は、ガス化リアクタに導入される炭素材料の化学生成物に含有される炭素に対応することが強調されるべきである。これらの炭素についての連鎖反応、変換およびエネルギー移動のみが純粋なCOを生成し、他のプロセスおよび/またはシステムは有用ではない。この工程は実際に完全に、非常に高価なCOの回収を目的とする全ての現在の処理を除外する。
【0077】
本発明のプロセスのこの工程において、(炭素を含有する材料から発電するための従来の設備の)マイナスの環境への影響に関する解決策が提供され、本発明のプロセスのこの工程において、熱平衡は不平衡になり、57.939kJ/変換された1モルのCO/1モルの炭素が欠損し、本発明のプロセスのこの工程において、連鎖反応は、電気に変換するための流体FGEに移動される活性化リアクタ106において生成される2モルのMeの酸化エネルギーを有する。
【0078】
要約すると、熱平衡は以下の通りである。
2モルのMeの酸化=2モルのMeO=488.60kJ未満
酸化リアクタにおける熱損失=57.939kJ/変換された1モルのCO/1モルの炭素、すなわち合計で:
488.60kJ−57.939=430.661kJ/1モルの炭素。
【0079】
本発明のプロセス反応からの前記57.939kJの熱損失の補完は以下により保証される:
ガス化リアクタ102に配置される熱交換器によるガス化反応に対する空気FAAの過熱流の前記57.939kJの熱損失の熱移動、および/または
活性化リアクタ106に供給されるエネルギーから取られる前記エネルギーについての加熱保有物質である機能をするCOの補完的再利用(57.939kJを供給するための1.15モルの有用なCO)。
【0080】
これは以下の関係を可能にする:現在のシステムにおいて、炭素(炭素を含有する原材料)の燃焼は、エネルギーポテンシャル(特に煙中の熱損失)を分解し、その低下は燃焼収率により規定され、発電機における交換に関連する損失により残留エネルギーが低下する。これらの低下のセットは、我々にPCS(煙に含有される水蒸気の凝結からエネルギーを回収する場合)またはPCI(最も一般的なデータ)を超える合計収率を与える。効果的な発電機に関して、この全体の収率はPCIを超えてほぼ85%である。
【0081】
現在の設備の電気への変換の最大収率はPCIの35%であり、種々の交換器を通過する、燃焼からターボ発電機までの全ての分解の合計を考慮に入れる。
【0082】
本発明のシステムはまた、反応熱を水蒸気(発電流体FGE)に交換する(この水蒸気は電気に変換するためのタービン発電機に導入される)。両方のプロセスに含まれる場合、基準点として蒸発器を考慮する場合、従来の燃焼システムおよび本発明のシステムのこの点は、電気に変換される実際の収率を規定している。
【0083】
両方のプロセスに関して、導入される炭素(MPCS)についての同じ熱エネルギー、すなわちPCI394kJ/1モルのCが保存される。
【0084】
燃焼プロセスにおいて、発電機における全体の収率は85%、すなわち残留熱の335kJ/1モルのCが蒸発器において利用可能である。これらのシステムにおいて、電気への変換の収率は35%PCI、すなわち394×0.35=138kJelect/1モルのCであり、蒸発器における関係を考慮すれば、したがってこの目的のために利用可能なエネルギーの電気への変換の実際の収率は138×100/335=41%である。
【0085】
本発明のプロセスは、利用可能なエネルギーに分解しない熱化学反応を生じる。同じ基準点において、次いで以前に規定した反応において430.661kJ/1モルの炭素を有し、次いで電気への変換は430.661×41%=176.571kJ/elect、すなわち38.571kJelectの増加、「導入される同じ量の炭素について」27.95%より電気になる
【0086】
両方のプロセスは1モルのCOを生成する1モルの炭素を使用する。
【0087】
従来のシステムにおいて、このモルのCOは、(14から18%のCO/Nmの割合で)煙中で希釈され、その回収は重要な手段を必要とする。
【0088】
本発明のシステムおよびプロセスにおいて、この同じモルのCOは希釈されず、98%以上の割合の排出容積を有し、直接回収され得る。このモルのCOは保存および/または再利用するために回収され得る。
【0089】
図2は本発明のシステムのアセンブリの第2の方法の概略図である。
【0090】
図2により示されるこのシステム200は図1により示されるシステム100の全ての要素を備える。
【0091】
このシステム200はまた、微細藻類を含有するバイオリアクタを備える。
【0092】
ガス化リアクタ102の供給チャンバ108の排出口において得られる第2の冷却したガス流の一部のDFG2はバイオリアクタ202に注入される。藻類培養バイオリアクタ202において、二酸化炭素COが微細藻類により行われる光合成に使用される。一方で、光合成は炭素バイオマスBCを生成し、他方で、炭素元素<<C>>を二酸素分子<<O>>と分離することにより酸素のガス流FOを生成する。
【0093】
得られる炭素バイオマスBCは、
−高い脂質含量を有する微細藻類ならびに薬物および/または炭化水素で使用される供給薬剤分子から精油を抽出するシステム。その抽出の最後において、約30%のバイオマスが石炭の形態で残り、それはガス化装置102に戻され得る。
−または例えばガス化リアクタ102に導入される前に調整される乾燥システム
であり得る、バイオマス調整システム204に供給される。
【0094】
酸素のガス流FOは、ガス化リアクタ102における炭素を含有する材料のガス化を補完するために例えばガス化リアクタ102のレベルで本発明のシステムに供給され得る。
【0095】
有益には、実施形態の第2の方法における炭素を含有するバイオマスの生成は、基準蒸発器において熱収率を促進させ、(バイオマスにおいて再利用される元素Cの)394kJを「送達する」;次いで電気への変換は430.661+394=824.661×41%=338.111kJelectric、すなわち「導入される同じモルの炭素により」2.45の発電の増加係数である。
【0096】
この例において、炭素はO分子により酸化されるので、同じ方法で再利用されるCOを再度生成する。大気への排出または浄化についての必要性はない。
【0097】
本発明は開示される例に限定されるわけではない。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
炭素(C)を含有する原材料から発電するプロセスであって、前記プロセスは、以下の処理サイクルから構成される工程:
いわゆる第1のガス化リアクタ(102)において、高温にてCOを含むガス化のガス流(FGG)を用いて炭素(C)を含有する乾燥原材料をガス化する工程であって、前記ガス化は一酸化炭素分子(CO)を実質的に含む第1のガス流(PFG)を供給する、工程と、
いわゆる第2の酸化リアクタ(104)において、酸化物状態の酸素保有物質(MeO)によって、前記第1のガス流(PFG)に存在する前記一酸化炭素分子(CO)を酸化する工程であって、前記酸化は、高温にてCOおよび還元状態の水保有物質(Me)を含有する第2のガス流(DFG)を供給する、工程と、
いわゆる第3の活性化リアクタ(106)において、酸素元素(O)を含むいわゆる活性化のガス流(FA)を用いて還元状態の前記酸素保有物質(Me)を活性化する工程であって、前記酸化は、高温にて酸化物状態の酸素保有物質(MeO)および酸素の少ない活性化のガス流(FAA)を供給する、工程と、
高温の前記酸素の少ない活性化のガス流(FAA)の熱エネルギーの少なくとも一部を電気に変換する工程と、
の少なくとも1つの反復を含むことを特徴とする、プロセス。
【請求項2】
価値を与える工程の前に、ガス化の間に生成される熱エネルギーの一部が、酸素の少ない活性化のガス流れ(FAA)に移動されることを特徴とする、請求項1に記載のプロセス。
【請求項3】
前記価値を与える工程は、前記酸素の少ない活性化のガス流(FAA)の熱エネルギーの少なくとも一部を、発電のためのコンバータ装置に供給されるいわゆる発電流体(FGE)に移動させる工程を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のプロセス。
【請求項4】
前記酸素の少ない活性化のガス流(FAA)からの残留熱エネルギーの回収さらに含み、前記残留熱エネルギーの少なくとも一部は、次の処理サイクルに使用されるガス化のガス流(FGG)に移動されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項5】
高温の第2のガス流(DFG)の熱エネルギーの少なくとも一部を、前記炭素(C)を含有する原材料へ移動することによって、前記ガス化の前に、炭素(C)を含有する原材料の温度を増加させる工程を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項6】
前記ガス化のガス流(FGG)を構成するための第2のガス流(DFG)からCOの少なくとも一部(DFG1)を再利用する閉じた回路を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項7】
前記活性化する工程の前に、発電流体(FGE)の残留エネルギーを用いて活性化のガス流(FA)を予熱する工程を含むことを特徴とする、請求項3〜6のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項8】
前記第2のガス流(DFG)の一部(DFG2)の冷却後、前記第2のガス流(DFG)の一部(DFG2)を、微細藻類を含有するバイオリアクタ(202)に供給することを含み、前記微細藻類は、前記第2のガス流(DFG)の一部(DFG2)に存在するCOを光合成し、前記バイオリアクタ(202)に酸素のガス流(FO)の一部および炭素バイオマス(BC)の別の一部を供給することを特徴とする、請求項6または7に記載のプロセス。
【請求項9】
前記バイオリアクタ(202)に供給される炭素バイオマス(BC)の回収および処理を含み、前記ガス化リアクタ(102)における前記バイオマス(BC)のガス化を行うことを特徴とする、請求項8に記載のプロセス。
【請求項10】
微細藻類により生成される酸素のガス流(FO)の少なくとも一部の回収および炭素(C)を含有する原材料のガス化を補完するために前記ガス化リアクタ(102)に前記酸素のガス流(FO)の少なくとも一部を注入することを含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項11】
炭素(C)の乾燥原材料から発電するシステム(100、200)であって、前記システムは、
高温にてCOを含むガス化のガス流(FGG)を用いて炭素(C)を含有する原材料をガス化するガス化リアクタ(102)であって、前記ガス化リアクタ(102)は、一酸化炭素分子(CO)を含む第1のガス流(PFG)を供給する、ガス化リアクタ(102)と、
酸化物状態の酸素保有物質(MeO)によって、前記第1のガス流(PFG)に存在する前記一酸化炭素分子(CO)を酸化する酸化リアクタ(104)であって、前記酸化リアクタは、高温にてCOおよび還元状態の酸素保有物質(Me)を含む第2のガス流(DFG)を供給する、酸化リアクタ(104)と、
酸素元素(O)を含むガス流(FA)を用いて還元状態の前記酸素保有物質(Me)を活性化する活性化リアクタ(106)であって、前記活性化リアクタ(106)は酸化物状態の酸素保有物質(MeO)および過剰な熱エネルギーを供給する、活性化リアクタ(106)と、
前記活性化からの前記過剰な熱の少なくとも一部から発電する発電装置(114)と、
を含むことを特徴とする、システム(100、200)。
【請求項12】
前記酸化リアクタから前記活性化リアクタへおよび/または前記活性化リアクタから前記酸化リアクタへ前記酸素保有物質を輸送する機械的手段を備えることを特徴とする、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
ガス化のガス流(FGG)として前記第2のガス流(DFG)に存在するCOの一部(DFG1)の閉じた回路の再利用回路を含むことを特徴とする、請求項11または12に記載のシステム。
【請求項14】
前記発電装置がターボ交流発電機(114)を備えることを特徴とする、請求項11〜13のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項15】
第2のガス流(DFG)に存在するCOの一部(DFG2)が供給される、微細藻類を含有するバイオリアクタ(202)を備え、前記微細藻類は前記COを光合成し、前記バイオリアクタ(202)に一方で酸素のガス流(FO)、および他方で炭素バイオマス(BC)を供給することを特徴とする、請求項11〜14のいずれか一項に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2013−518150(P2013−518150A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−550270(P2012−550270)
【出願日】平成22年8月8日(2010.8.8)
【国際出願番号】PCT/BR2010/000339
【国際公開番号】WO2011/091489
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(512200284)シー ― ソルコエス エネルギア イ メイオアンビエンテ リミターダ (4)
【Fターム(参考)】