説明

点灯・発光ダイオード使用の回転発光装置

【課題】 魅惑的な回転発光装置を、電磁モータ並びにジャイロモーメント・モータ、更には発光ダイオード素子を使用しての提供。
【解決手段】
新しい回転発光装置の考案、特に逆方向への二重回転体の回転発光装置を考案した。これにより楽しい癒しの回転発光装置が具現化される。
即ち、新しい装飾用回転発光装置を目標とし、例えば、家庭内用、クリスマス用、テーブル/デスク上用、の光るグッズを想定している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
光を発する回転装置はすでに沢山存在するが、本発明はその新しい発光回転装置に関する。即ち、本発明では,発光体を外部に設置し,その光を回転体に照射し,回転体は更にその光を反射・透過させる装置である.換言すれば,癒しとしての光,あるいは室内装飾としてのハッショナブルな光グッズを目的とする玩具に属する。
【背景技術】
【0002】
発光し回転する装置はこれまでいくつか存在するが,発光素子は回転体に取り付ける構成であった.したがって,手に持つ様な小型な装置が主で、本発明のように外部に設置するダイナミックな構成の装置は存在していなかった.即ち,魅惑的な装置では無かった。特に、回転体は一方向のみの回転動作だけであった。
一方、発光装置を外部に設置する装置としては従来技術のミラーボールがある。しかし、これは劇場やホール用であり発光ダイオード仕様とは別物であると見なされる。
更に、これも回転体は一方向のみの動作である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
新しい回転発光装置を実現し、美しい、癒しの回転発光装置として活用できる装置・提供が課題である。
具体的には、家庭用、クリスマス用、ショウウィンドウ用、テーブル/デスク用の新しいファッショナブルな回転発光装置・創造が目的である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
新しい回転発光装置の考案、特に逆方向への二重回転体の回転発光装置を考案した。
これにより楽しい癒しの回転発光装置を具現化する手段とした。
即ち、新しい装飾用回転発光装置を目標とし、例えば、家庭内用、クリスマス用、テーブル/デスク上用、の光るグッズを想定しての手段である
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
(1)本発明の基本的構成を図1に示す。ここに、
1)構造体は 回転体1、発光ダイオード(LEDと略記)による発光素子の2a〜2d、光反射装置3a〜3d、光反射装置あるいは光透過装置4a〜4dからなり、
2)更に、回転体と回転駆動源からなっている。これは図1の下部に装置されるので、図示では省略されている。
3)図2は図1で省略されている部分に注目した構成図で、駆動源として先ずは電磁モータなどが使用される。
【0006】
(2)図3は図1の構成のうち、図2の電磁モータの回転駆動源を本発明者によって開発されたジャイロモーメント・モータ(非特許文献参照)で置換した別の実施例である。
【非特許文献】 富川義朗、日下部千春他;“ジャイロモーメント・モータ その出会いと原理原則の可能性−“、超音波TECHNO、2008 1−2、Vol.20.No.1、日本工業出版社 pp.37−43(2008−01).
【0007】
(3)図4は図3を更に変形構成した実施例である。図3のジャイロモーメント・モータを駆動源とした場合、図3の回転体中心シャフト6は回転体8とは逆方向に回転する。13a,13bはその回転方向の一例を示したもので、互いに回転方向が逆になることを表示している。従って、図4に示した中心シャフトの上に被せた2重回転体12も中心シャフトの先端と同方向13aの回転となる。即ち、図4の構成では下部回転体8と上部回転体12は互いに回転方向が異なる2重の回転体が得られる。即ち、玩具としては興味ある回転運動となる。当然、この回転体8の上にも図1の3a〜3d,ならびに4a〜4dの光反射装置を図1のように置くことが出来る。また、2重回転体12の上に図1の透過型反射体を付加する事により、互いに逆の2重回転発光装置が構成され、本発明の効果がより発揮できることになる。
また、回転体8全体をジンバル機構上に搭載したものも、本発明の一部をなすものである。図5はその実施励を示す概念図である。図1の回転発光装置全体15をジンバル機構台14a〜14cに取り付けている様子を示す。車や列車など揺れている移動体中にこれら全体を設置しても、図1の発光回転装置全体15はいつも水平に保たれ、その装置は十分機能する事になる。
【実施例】
【0008】
(1)図1においてその動作を説明する。
玩具としての動作は単純である。電磁モータやジャイロモーメント・モータによる回転駆動装置によって、回転体1は回転する。ゆっくりとも早くとも回転する事になる。
(2)この際発光ダイオード2a〜2dは電池などの別電源によって、入力励起され美しく発光する。当然発光素子2a〜2dは色を変えカラフルに設定され、回転体の上部の光反射装置の3a〜3d,4a〜4d、更には回転装置5に照射する。
(3)回転体1はこの照射光を周辺に分散・照射する事になり、美しい、癒しの、デコレーシオン用の光玩具(グッズ)となる。
(4)この回転し動く「光る動作」は本発明の根幹とするものである。
【0009】
尚、LEDの点灯消灯のタイミングと回転駆動装置の回転のタイミングの設定を所望の状態に設定することにより、回転駆動装置の回転方向と逆方向の光の出射光跡をうることが可能となる。図6はその実施励を示す概念図である。回転体に合わせてLEDの周期的点灯消灯により、更に魅惑的な発光回転装置が構成される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】点灯・発光ダイオード使用の回転体発光装置
【図2】回転駆動源モータ
【図3】二重回転・ジャイロモーメント・モータの回転体への適用
【図4】回転駆動源並びに回転体をジャイロモーメント・モータで構成した実施例
【図5】ジンバル機構台への回転発光装置全体の設置
【図6】発光ダイオードの点灯消灯のタイミングと回転体装置ロータとのストロボ的な動作駆動の概念図
【符号の説明】
【0011】
1 回転体
2a,2b,2c,2d 発光素子(発光ダイオード)
3a,3b,3c,3d 花弁を想定した突起形状の光反射装置並びに光透過装置
4a,4b,4c,4d 花弁を想定した突起形状の光反射装置並びに光透過装置
5 光透過型の正8面体や12面体あるいは球体の合体した構造の回転装置
6 回転体中心シャフト
7 回転駆動源モータ
8 回転体並びにジャイロモーメント・モータのロータ
9a,9b,9c,9d ジャイロモーメント・モータの電磁変換子型駆動源
10 ジャイロモーメント・モータの支持台
11 ジャイロモーメント・回転体モータ8の下面半球部
12 二重回転体
13a,13b 回転方向の表示
14a,14b,14c ジンバル機能台
15 図1の回転発光装置設置の概念図
16 回転体ロータの回転動作・検出センサ
17 発光ダイオードの回転タイミング点灯消灯回路部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの光透過装置ならびに光反射装置と、該光透過装置ならびに光反射装置を回転させるべく少なくとも1つの回転駆動装置と、その周辺に配置された少なくとも1つの発光装置とからなり、前記発光装置の出射光ビームを、前記光透過装置を通過ならびに前記光反射装置で反射すべく手段を有することを特徴とする回転発光装置(発光回転装置)
【請求項2】
1項記載の1つの回転駆動装置の回転軸に1項記載の光透過装置ならびに光反射装置のセットを少なくともその2セットを同軸状に配置し、互いに逆方向に回転させることを特徴とする1項記載の回転発光装置(同軸逆回転動作)
【請求項3】
回転駆動装置を、ジンバル機構上に配したことを特徴とする1項、2項記載の回転発光装置(ジンバル機構の構成)
【請求項4】
光透過装置ならびに光反射装置の回転と、発光装置の点灯消灯のタイミング(時間的相関関係)を実質的に一致ならびに適度に相違制御させたことを特徴とする1項乃至3項記載の回転発光装置(ストロボ機構特性の付与)
【請求項5】
少なくとも2つの面を有するプリズムなどの光透過装置ならびに光反射装置を含むことを特徴とする1項記載の回転発光装置(プリズム機構の構成)

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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