説明

点眼補助具つき目薬容器

【課題】 本発明は、目薬を点眼するときに片手で行える点眼補助の役割を果たす目薬本体と一体化できる点眼補助具と、その点眼補助具に対応し、目薬本体を取り替え式の目薬で、目薬の蓋を、従来のようなネジ式の回転させることで開閉する蓋ではなく、片手で開閉できる蓋とすることで、目薬を点眼する際に片手ですばやく点眼でき、点眼補助具と一体型にした点眼補助具つき目薬容器を提供する。
【解決手段】 押圧部(1a)、但し書き用シール部(1b)、キャップ部(1c)、突出部(1d)、注出口(1e)からなる目薬容器(1)に、凸部(3a)、キャップ部側面接触部(3b)、回転部(3c)、開時固定部(3d)、閉時固定部(3e)からなる蓋(3)を設け、目薬容器(1)に、目薬容器固定位置(2a)、接眼ガイド部(2b)からなる点眼補助具(2)を設けたことを特徴とする点眼補助具つき目薬容器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、目薬の点眼するときに片手で行える点眼補助の役割を果たす目薬本体と一体化できる点眼補助具と、その点眼補助具に対応し、目薬本体を取り替え式の目薬で、目薬の蓋を、従来のようなネジ式の回転させることで開閉する蓋ではなく、片手で開閉できる蓋とすることで、目薬を点眼する際に片手ですばやく点眼でき、点眼補助具と一体型にした点眼補助具つき目薬容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、点眼補助具単体のみで販売されているものはあったが、目薬とは別々で売られているため、目薬とは別で携帯しなければならなかった。
また、セットすることに手間がかかり、点眼を行うのに時間がかかっていた(特許文献1、特許文献2参照)。
点眼補助具と目薬容器がセットになっているものもあったが、使用する度に、点眼補助具と目薬を一体化させなければならず、手間がかかっていた(特許文献3、特許文献4参照)。
また、点眼補助具と目薬容器が、すぐに使用できる形のものもあるが、蓋のことまで考慮されておらず、蓋を回転させて完全にはずして使用する従来のネジ式の蓋であった。(特許文献5、特許文献6参照)。
【0003】
【特許文献1】 特開2007−275539号公報
【特許文献2】 特開2000−24080号公報
【特許文献3】 特開平11−276548号公報
【特許文献4】 登録実用新案3099980号公報
【特許文献5】 実願平3−74856号公報
【特許文献6】 特開2004−329602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記のような、従来の点眼補助具、目薬であると、点眼するまでに手間と時間がかかり、スムーズに点眼できなかった。
また、急いでいるときなど、蓋を本体から完全にはずすのに時間がかかり、早く目薬をさしたいときに不便であった。
蓋をはずし、本体を使用している最中に蓋をなくすことがあった。
点眼補助具と目薬が別々になっていると、携帯し忘れることがあった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
押圧部(1a)、但し書き用シール部(1b)、キャップ部(1c)、突出部(1d)、注出口(1e)からなる目薬容器(1)に、凸部(3a)、キャップ部側面接触部(3b)、回転部(3c)、開時固定部(3d)、閉時固定部(3e)からなる蓋(3)を設け、目薬容器(1)に、目薬容器固定位置(2a)、接眼ガイド部(2b)からなる点眼補助具(2)を設けたことを特徴とする点眼補助具つき目薬容器。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、点眼補助具と目薬を常に共に携帯することができる。
よって、点眼補助具を忘れることや、目薬を注す度に取り付ける手間が省ける。
蓋を目薬容器に取り付けたため、ワンタッチで開閉できる。
また、蓋がワンタッチで開閉できるため、片手で瞬時に目薬を注すことが可能になる。
さらに、蓋が目薬容器とつながっているので、蓋をなくすことがなくなる。
目の周りを覆い、固定できるサイズの、シリコンやゴムのような柔らかく、本来の形を保てる素材で作成された点眼補助具(2)と、それに収まり一体化することが可能で、かつ、取り替えが可能な目薬(1)。
また、目薬(1)に付属する蓋(3)が片手で開閉できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】 本発明の点眼補助具と目薬を一体化したときの側面図である。
【図2】 本発明の点眼補助具の側面図である。
【図3】 本発明の目薬の側面図である。
【図4】 本発明の使用状態を示した側面図である。
【図5】 本発明の点眼補助具と目薬を一体化したときの斜視図である。
【図6】 本発明の点眼補助具の斜視図である。
【図7】 本発明の点眼補助具と目薬を一体化したときの底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
押圧部(1a)、但し書き用シール部(1b)、キャップ部(1c)、突出部(1d)、注出口(1e)からなる目薬容器(1)に、凸部(3a)、キャップ部側面接触部(3b)、回転部(3c)、開時固定部(3d)、閉時固定部(3e)からなる蓋(3)を設ける。
目薬容器(1)に、目薬容器固定位置(2a)、接眼ガイド部(2b)からなる点眼補助具(2)を設ける。
以上のように構成された点眼補助具つき目薬容器である。
本発明の使い方を説明する。
本発明は、点眼補助具と一体型にして携帯できる目薬、かつ、目薬本体を取り替えることが可能である。
目薬を点眼する際に、片手ですばやく点眼できるワンタッチで蓋が開閉する蓋に関する。
【0007】
目薬容器(1)の上面にくる押圧部(1a)を薄く成形することで液体を押し出しやすくする。
目薬容器(1)とキャップ部(1c)を一体化しており、注出口(1e)を蓋(3)で覆う。
シリコンや、ゴムのような柔らかい素材で成形した、目の周りを覆う形の点眼補助具(2)の目薬容器固定位置(2a)に目薬容器(1)をはめ込み、点眼補助具(2)と目薬容器(1)を一体化させる。
点眼補助具(2)の4カ所でている接眼ガイド部(2b)を顔面部に押しあて固定させ、注出位置を決める。
蓋(3)は、蓋回転部(3c)を軸にしてワンタッチで開閉できるものとする。
使用するとき、蓋の凸部(3a)に指を引っかけて開け、蓋開時固定部(3d)が目薬容器(1)の突出部(1d)と接することと、キャップ部側面接触部(3b)が目薬容器キャップ部(1c)と接することで、蓋(3)が開いた状態で固定される。
使ったあと、開時固定部(3d)が、閉時蓋固定部(3e)と接することで、蓋を閉めることができる。
目薬容器(1)の上面部にロゴなどを入れることができる。
また、但し書きシール部(1b)に、但し書きを入れることができる。
【符号の説明】
【0008】
1 目薬容器
1a 押圧部
1b 但し書き用シール部
1c キャップ部
1d 突出部
1e 注出口
2 点眼補助具
2a 目薬容器固定位置
2b 接眼ガイド部
3 蓋
3a 凸部
3b キャップ部側面接触部
3c 回転部
3d 開時固定部
3e 閉時固定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
押圧部(1a)、但し書き用シール部(1b)、キャップ部(1c)、突出部(1d)、注出口(1e)からなる目薬容器(1)に、凸部(3a)、キャップ部側面接触部(3b)、回転部(3c)、開時固定部(3d)、閉時固定部(3e)からなる蓋(3)を設け、目薬容器(1)に、目薬容器固定位置(2a)、接眼ガイド部(2b)からなる点眼補助具(2)を設けたことを特徴とする点眼補助具つき目薬容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−135596(P2012−135596A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−294859(P2010−294859)
【出願日】平成22年12月27日(2010.12.27)
【出願人】(508330179)有限会社ティーツー (6)
【Fターム(参考)】