説明

無給油チェーン

【課題】チェーン外部からの異物侵入を完全に防止するとともにブシュと連結ピンとの間の潤滑油を外部漏出することなく長期に亙って維持し、チェーン組立時におけるチェーン幅方向の組立精度を向上させる無給油チェーンを提供すること。
【解決手段】連結ピン122とブシュ112との間に潤滑油が充填されているとともに、外プレート121のプレート表面が内プレート111の外側面から一部突出したブシュ112のブシュ突出端部112aに対向して当接するブシュ当接部121bと連結ピン122を圧入するピン圧入孔の内周部とを除いてインサート成形による樹脂層140で被覆されている無給油チェーン100。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、伝動チェーン、搬送コンベヤチェーンなどに用いる無給油チェーンに係るものであって、特に、前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクとブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結され、連結ピンとブシュとの間に少なくとも潤滑油を充填してなる無給油チェーンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、連結ピンとブシュとの間に潤滑油をOリングで封入することで連結ピンとブシュとの間の摺動摩耗を抑えチェーン寿命を改善した無給油チェーンやブシュとローラとの間に潤滑油をOリングで封入することでブシュとローラとの摺動摩耗を抑えチェーン寿命を改善した無給油チェーンやブシュを含油焼結金属で製作して連結ピンとブシュとの摺動部、ブシュとローラとの摺動部を潤滑する無給油チェーンが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−170493号公報(特許請求の範囲、図2)
【特許文献2】特開2004−196487号公報(特許請求の範囲、図3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のような連結ピンとブシュとの間に潤滑油をOリングで封入した無給油チェーンでは、連結ピンとブシュとの間の摺動摩耗によるチェーンの伸びを抑えてチェーン寿命を改善しているが、ブシュとローラとの間は初期潤滑が消耗すると無給油状態となり摩耗が急速に進行し寿命に至るという問題があった。
【0005】
また、従来のブシュとローラとの間に潤滑油をOリングで封入した無給油チェーンでは、大径ローラが組み込まれる大型のチェーンに限られ、小径ローラが組み込まれる小型のチェーンには使用できないという問題があった。
【0006】
また、従来の連結ピンとブシュとの間、あるいは、ブシュとローラとの間に潤滑油をOリングで封入する無給油チェーンでは、Oリングの取り付けが困難で部品点数が増え製造コストが高くなるという問題があった。
【0007】
また、従来のブシュを含油焼結金属で製作して連結ピンとブシュとの摺動部、ブシュとローラとの摺動部を潤滑する無給油チェーンでは、ブシュに含浸される潤滑油の含油量が僅少であり、有効な潤滑油の保持機能がないためチェーン寿命改善には限界があるという問題があった。
【0008】
さらに、従来の無給油チェーンでは、連結ピンとブシュとの摺動部、ブシュとローラとの摺動部への異物侵入を防ぐ有効な手段がないという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、従来の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、チェーン外部からの異物侵入を完全に防止するとともにブシュと連結ピンとの間の潤滑油を外部漏出することなく長期に亙って維持し、チェーン組立時におけるチェーン幅方向の組立精度を向上させる無給油チェーンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に係る本発明は、前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクと前記ブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結され、連結ピンとブシュとの間に潤滑油を充填してなる無給油チェーンにおいて、前記外プレートのプレート表面が、前記内プレートの外側面から一部突出したブシュのブシュ突出端部に対向して当接するブシュ当接部と前記連結ピンを圧入するピン圧入孔の内周部とを除いてインサート成形による樹脂層で被覆されていることにより、前述した課題を解決したものである。
【0011】
請求項2に係る本発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記ブシュのブシュ突出端部が、前記外プレートの内側面に形成された樹脂層を貫通して前記外プレートのブシュ当接部に対向して当接していることにより、前述した課題を解決したものである。
【0012】
請求項3に係る本発明は、請求項1または請求項2に記載の構成に加えて、前記外プレートの内側でチェーン長手方向の前後に配列する内プレートの半円状プレート端部を囲繞する肉厚突出部が、前記外プレートの内側面を被覆する樹脂層に一体成形されていることにより、前述した課題を解決したものである。
【0013】
請求項4に係る本発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の構成に加えて、前記樹脂層が、インサート成形に加圧成形を併用して造形されていることにより、前述した課題を解決したものである。
【発明の効果】
【0014】
そこで、本発明の無給油チェーンは、前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクと前記ブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結され、連結ピンとブシュとの間に潤滑油を充填して構成されていることにより、連結ピンとブシュとが相互に潤滑油を介して円滑に摺動して外リンクと内リンクとが相対的に屈曲回動して本来のチェーン機能を発揮するばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0015】
本請求項1に係る発明によれば、外プレートのプレート表面が、内プレートの外側面から一部突出したブシュのブシュ突出端部に対向して当接するブシュ当接部と連結ピンを圧入するピン圧入孔の内周部とを除いてインサート成形による樹脂層で被覆されていることにより、外プレートの内側面に被覆された樹脂層が外プレートの内側面と内プレートの外側面との間に介在して樹脂本来の自己潤滑作用を発揮するため、外リンクと内リンクとの相対的な屈曲回動を円滑に達成することができるばかりでなく、外プレートの内側面に被覆された樹脂層がブシュ突出端部の外周面および内プレートの外側面との間にそれぞれ形成される極めて狭小の対向間隙によって迷路の如きラビリンス構造を呈するため、チェーン外部からの異物侵入を完全に防止するとともにブシュと連結ピンとの間に確保される潤滑油を外部漏出することなく長期に亙って維持することができる。
【0016】
しかも、外プレートのプレート表面がインサート成形による樹脂層で被覆されていることにより、外プレート、内プレートが従来のような帯鋼の内抜きプレス加工で製作されてプレート厚みのバラツキやプレート変形を生じていても、このようなプレート厚みのバラツキやプレート変形を樹脂層により吸収して外プレートの厚み寸法の精度を高めて誤差を解消するため、チェーン組立時におけるチェーン幅方向の組立精度を向上させることができる。
【0017】
そして、請求項2に係る本発明の無給油チェーンによれば、請求項1に記載された無給油チェーンが奏する効果に加えて、ブシュのブシュ突出端部が外プレートの内側面に形成された樹脂層を貫通するとともに外プレートのブシュ当接部に当接していることにより、チェーン駆動時に内リンクが外リンクのチェーン幅方向の左右いずれかへ偏ってブシュと連結ピンとの間に保留している潤滑油が偏った方のブシュのブシュ突出端部と外プレートの内側面との間隙から外部漏出しようとしても、ブシュのブシュ突出端部が外プレートの樹脂層で被覆されていないブシュ当接部に当接して潤滑油の外部漏出を遮断するため、ブシュと連結ピンとの間に潤滑油を充分に確保することができる。
【0018】
そして、請求項3に係る本発明の無給油チェーンによれば、請求項1または請求項2に記載された無給油チェーンが奏する効果に加えて、外プレートの内側でチェーン長手方向の前後に配列する内プレートの半円状プレート端部を囲繞する肉厚突出部が外プレートの内側面を被覆する樹脂層に一体成形されていることにより、外プレートの内側面を被覆する樹脂層に一体成形された肉厚突出部が、内プレートの半円状プレート端部との間に形成される極めて狭小の対向間隙によって迷路の如きラビリンス構造を呈するため、このような外プレート側の肉厚突出部と内プレートの半円状プレート端部との間に形成されるラビリンス構造が外プレートの内側でブシュ突出端部の外周面および内プレートの外側面との間にそれぞれ形成されるラビリンス構造と相俟ってブシュと連結ピンとの間に確保される潤滑油を外部漏出することなく完全に封止することができる。
【0019】
さらに、請求項4に係る発明の無給油チェーンによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の無給油チェーンが奏する効果に加えて、樹脂層がインサート成形に加圧成形を併用して造形されていることにより、外プレートのピン圧入孔をパイロット孔とした金型で加圧成形を併用して連結ピンに対する外プレートの内側面および外側面の直角度と寸法精度が正確に確保されるため、チェーン組立時におけるチェーン幅方向の組立精度をさらに一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施例である無給油チェーンの概要図。
【図2】図1に示す無給油チェーンをX−X方向から見た断面図。
【図3】図1に示す無給油チェーンの組み立て分解図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明は、前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクと前記ブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結され、連結ピンとブシュとの間に潤滑油を充填してなる無給油チェーンにおいて、外プレートのプレート表面が内プレートの外側面から一部突出したブシュのブシュ突出端部に対向して当接するブシュ当接部と連結ピンを圧入するピン圧入孔の内周部とを除いてインサート成形による樹脂層で被覆され、チェーン外部からの異物侵入を完全に防止するとともにブシュと連結ピンとの間の潤滑油を外部漏出することなく長期に亙って維持し、チェーン組立時におけるチェーン幅方向の組立精度を向上させるものであれば、その具体的な実施の形態は、如何なるものであっても何ら構わない。
【0022】
すなわち、本発明の無給油チェーンは、連結ピンとブシュとの間に潤滑油を充填してなるチェーンであれば良く、たとえば、外プレート、内プレート、連結ピン、ブシュで構成されるブシュチェーン、もしくは、外プレート、内プレート、連結ピン、ブシュ、ローラで構成されるローラチェーンのいずれであっても良い。
【0023】
外プレート、内プレート、連結ピン、ブシュ、ローラ等は、従来のチェーン本体を構成する部品をそのまま利用することができ、外プレート、内プレートは、従来の帯鋼をプレス加工したプレートを利用し、これらをピン圧入孔をパイロット孔として金型に配置しインサート成形により樹脂材が射出圧縮されることで、内側面および外側面と連結ピンとの直角度が確保され寸法精度の高い樹脂層で覆われた外プレート、内プレートを得るようにしても良い。
【実施例】
【0024】
以下、本発明の実施例である無給油チェーンを図面に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の一実施例である無給油チェーンの概要図であり、図2は、図1に示す無給油チェーンをX−X方向から見た断面図であり、図3は、図1に示す無給油チェーンの組み立て分解図である。
【0025】
まず、本発明の実施例である無給油チェーン100は、図1に乃至図3に示すように、ローラ130が遊嵌された前後一対のブシュ112、112の両端を左右一対の内プレート111、111のブシュ圧入孔111a、111aに圧入嵌合されることで内リンク110を構成している。
【0026】
また、ブシュ112内には、それぞれ連結ピン122が貫通されていて、連結ピン122の両端を左右一対の外プレート121、121のピン圧入孔121a、121aに圧入嵌合されることで外リンク120を構成している。
そして、内リンク110と外リンク120とがチェーン長手方向に交互に連結され、連結ピン122とブシュ112との間、ブシュ112とローラ130との間には、潤滑油が充填されている。
【0027】
さらに、鋼材からなる外プレート121のプレート表面は、内プレート111の外側面から一部突出したブシュ112のブシュ突出端部112aに対向して当接するブシュ当接部121bと連結ピン122を圧入するピン圧入孔121aの内周部とを除いてインサート成形によるポリアセタール樹脂からなる樹脂層140で被覆されている。
これにより、外プレート121の内側面に被覆された樹脂層140が、外プレート121の内側面と内プレート111の外側面との間に介在して樹脂本来の自己潤滑作用を発揮するとともに、ブシュ突出端部112aの外周面および内プレート111の外側面との間にそれぞれ形成される極めて狭小の対向間隙によって迷路の如きラビリンス構造を呈している。
【0028】
そして、外プレート121のプレート表面がインサート成形による樹脂層140で被覆されていることにより、外プレート121が従来のような帯鋼の内抜きプレス加工で製作されてプレート厚みのバラツキやプレート変形を生じていても、このようなプレート厚みのバラツキやプレート変形を樹脂層140により吸収して外プレート121の厚み寸法の精度を高めて誤差を解消している。
【0029】
さらに、ブシュ112のブシュ突出端部112aは、外プレート121の内側面に形成された樹脂層140を貫通するとともに外プレート121のブシュ当接部121bに当接している。
これにより、チェーン駆動時に内リンク110が外リンク120のチェーン幅方向の左右いずれかへ偏ってブシュ112と連結ピン122との間に保留している潤滑油が偏った方のブシュ112のブシュ突出端部112aと外プレート121の内側面との間隙から外部漏出しようとしても、ブシュ112のブシュ突出端部112aが外プレート121の樹脂層140で被覆されていないブシュ当接部121bに当接して潤滑油の外部漏出を遮断している。
【0030】
そして、外プレート121の内側でチェーン長手方向の前後に配列する内プレート111の半円状プレート端部111bを囲繞する肉厚突出部141が外プレート121の内側面を被覆する樹脂層140に一体成形されている。
これにより、外プレート121の内側面を被覆する樹脂層140に一体成形された肉厚突出部141が、内プレート111の半円状プレート端部111bとの間に形成される極めて狭小の対向間隙によって迷路の如きラビリンス構造を呈している。
【0031】
また、前述した樹脂層140は、インサート成形に金型を用いた加圧成形を併用して造形されている。
これにより、外プレート121のピン圧入孔121aをパイロット孔とした金型で加圧成形を併用して連結ピン122に対する外プレート121の内側面および外側面の直角度と寸法精度が正確に確保されている。
【0032】
以上のようにして得られた本実施例の無給油チェーン100は、外プレート121のプレート表面が、内プレート111の外側面から一部突出したブシュ112のブシュ突出端部112aに対向して当接するブシュ当接部121bと連結ピン122を圧入するピン圧入孔の内周部とを除いてインサート成形に加圧成形を併用して造形された樹脂層140で被覆され、ブシュ112のブシュ突出端部112aが外プレート121の内側面に形成された樹脂層140を貫通するとともに外プレート121のブシュ当接部121bに当接していることにより、チェーン外部からの異物侵入を完全に防止するとともにブシュ112と連結ピン122との間に潤滑油を充分に確保して外部漏出することなく長期に亙って維持して、チェーン組立時におけるチェーン幅方向の組立精度を向上させることができる。
【0033】
そして、外プレート121の内側でチェーン長手方向の前後に配列する内プレート111の半円状プレート端部111bを囲繞する肉厚突出部141が外プレート121の内側面を被覆する樹脂層140に一体成形されていることにより、外プレート121側の肉厚突出部141と内プレート111の半円状プレート端部111bとの間に形成されるラビリンス構造が外プレート121の内側でブシュ突出端部112aの外周面および内プレート111の外側面との間にそれぞれ形成されるラビリンス構造と相俟ってブシュ112と連結ピン122との間に確保される潤滑油を外部漏出することなく完全に封止することができるなど、その効果は甚大である。
【符号の説明】
【0034】
100 ・・・ 無給油チェーン
110 ・・・ 内リンク
111 ・・・ 内プレート
111a・・・ ブシュ圧入孔
111b・・・ 半円状プレート端部
112 ・・・ ブシュ
112a・・・ ブシュ突出端部
120 ・・・ 外リンク
121 ・・・ 外プレート
121a・・・ ピン圧入孔
121b・・・ ブシュ当接部
122 ・・・ 連結ピン
130 ・・・ ローラ
140 ・・・ 樹脂層
141 ・・・ 肉厚突出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後一対のブシュの両端部を左右一対の内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合してなる内リンクと前記ブシュ内にそれぞれ貫通する前後一対の連結ピンの両端部を左右一対の外プレートのピン圧入孔に圧入嵌合してなる外リンクとがチェーン長手方向に交互に連結され、連結ピンとブシュとの間に潤滑油を充填してなる無給油チェーンにおいて、
前記外プレートのプレート表面が、前記内プレートの外側面から一部突出したブシュのブシュ突出端部に対向して当接するブシュ当接部と前記連結ピンを圧入するピン圧入孔の内周部とを除いてインサート成形による樹脂層で被覆されていることを特徴とする無給油チェーン。
【請求項2】
前記ブシュのブシュ突出端部が、前記外プレートの内側面に形成された樹脂層を貫通して前記外プレートのブシュ当接部に当接していることを特徴とする請求項1に記載の無給油チェーン。
【請求項3】
前記外プレートの内側でチェーン長手方向の前後に配列する内プレートの半円状プレート端部を囲繞する肉厚突出部が、前記外プレートの内側面を被覆する樹脂層に一体成形されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無給油チェーン。
【請求項4】
前記樹脂層が、インサート成形に加圧成形を併用して造形されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の無給油チェーン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−247395(P2011−247395A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−124219(P2010−124219)
【出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(000003355)株式会社椿本チエイン (861)