説明

照明システム、照明装置及びベース部材

本発明は、少なくとも1つのベース部材15a、15b、37、57、79、91と少なくとも1つの照明装置とを有する照明システム27、27'、75、89であって、前記照明装置は、前記ベース部材によって少なくとも1つの支持構造59、77、93と機能的に接続されることができ、前記ベース部材は、少なくとも1つの第1の接続部材19a、19b、47、49、51を有し、前記照明装置は、第1の接続部材19a、19b、47、49、51と機能的に接続されることができる少なくとも1つの第2の接続部材5、67a、67bを有し、引力の磁力は、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材との間に生成されることができる、照明システムと、照明装置と、ベース部材とに関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも1つのベース部材及び少なくとも1つの照明装置を有する照明システムであって、前記照明装置は、前記ベース部材によって少なくとも1つの支持構造に機能的に接続される(brought into functional connection)ことができ、前記ベース部材は、少なくとも1つの第1の接続部材を有しており、前記照明装置は、前記第1の接続部材と機械的に接続されることができる少なくとも1つの第2の接続部材を有している、照明システムと、前記照明システム内で使用されることができるベース部材と、前記前記照明システム内で使用されることができる照明装置とに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術から知られているのは、ベース部材が支持構造(例えば、部屋の壁又は天井)に固定される照明システムであり、照明装置は、機械的にかつエネルギを供給されることを可能にするように両方のために適切な接続部材によって前記ベース部材と機能的に接続するように配されることができる。このようにして、米国特許第6,939,179号は、例えば、モジュラプラグイン電気的配線システムを開示している。第1の汎用電気モジュールが、ネジ接続による部屋の天井のような、支持構造上に配されることが提案されている。前記第1のモジュラーユニットは、電気接続部材を有しており、第2のモジュラーユニットは、照明装置(特に、ランプ)の一部であり、前記第1のモジュラーユニット内に挿入される場合に電気的接続がなされるような仕方において、前記第1の汎用電気モジュラーユニット内に挿入されることができる。前記第2のモジュラーユニットが前記第1のモジュラーユニットに固定されるのを可能にするために、これら2つのユニットは、ネジによって一緒に接続される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このシステムは、仮にそうである場合、前記照明システムは、ユーザによって所望の照明の状況に適応化されることができ、特に、2つの前記汎用ユニットの相対的な位置の変化が存在する場合、前記ネジ接続は、異なる相対的な位置が前記汎用ユニット間で設定されるのを可能にするように、外されなければならないという専ら複雑な仕方におけるものであるという不利な点を、有する。
【0004】
従って、本発明の目的は、特にモジュラ構造であることにより、従来技術の不利な点が克服されると共に当該照明システムが所望の照明状況に容易に適応化されることを可能にする照明システムが提供されるような仕方において、一般的な種類の照明システムを更に開発することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この技術的な目的は、引力の磁力が前記第1の接続部材と前記第2の接続部材との間に生成されることができるという事実によって達成される。
【0006】
機械的(特に、摩擦及び/又は明確に相互係合された(positively interengaged))接続及び/又は電気的接続が、前記ベース部材と前記照明装置との間でなされることができるように、前記第1の接続部材及び前記第2の接続部材が、機能的に接続されることができるような場合において、提供されることができる。
【0007】
上述の実施例において特に好ましいのは、前記ベース部材が第1のエネルギ源を有すること及び/又は前記第1のベース部材が少なくとも1つの第2のエネルギ源に電気的に接続されることができ、前記ベース部材は、好ましくは、少なくとも1つの第3の接続部材及び前記第2のエネルギ源を有し、及び/又は少なくとも1つの電気的リード部材は、好ましくは、少なくとも1つの第4の接続部材を有し、引力の磁力は、特に、前記第3の接続部材と前記第4の接続部材との間に生成されることができ、及び/又は前記第1のエネルギ源及び/又は前記第2のエネルギ源は、少なくとも1つの非再充電可能電池、少なくとも1つの蓄電池及び/又は電気供給ネットワークへの接続を有する。
【0008】
本発明が更に提案するものは、前記第1の接続部材、前記第2の接続部材、前記第3の接続部材及び/又は前記第4の接続部材が、少なくとも1つの磁石を有し、前記磁石は、特に少なくとも1つの永久磁石及び/若しくは少なくとも1つの電磁的手段を有し、引力の磁力が、前記磁石によって(特に、前記第1の接続部材が少なくとも1つの第1の磁石を有する、前記第2の接続部材が少なくとも1つの第2の磁石を有する、前記第3の接続部材が少なくとも1つの第3の磁石を有する並びに/又は前記第4の接続部材が少なくとも1つの第4の磁石を有して)前記第1の接続部材と前記第2の接続部材との間に及び/若しくは前記第3の接続部材と前記第4の接続部材との間に生成されることができる。
【0009】
更に好まれるのは、前記第1の接続部材が、少なくとも1つ又は複数の領域において、前記第2の磁石によって生成される磁場によって引きつけられることができる少なくとも1つの第1の材料を有し、前記第2の接続部材が、少なくとも1つ又は複数の領域において、前記第1の磁石によって生成される磁場によって引きつけられることができる少なくとも1つの第2の材料を有し、前記第3の接続部材が、少なくとも1つ又は複数の領域において前記第4の磁石によって生成される磁場によって引きつけられることができる少なくとも1つの第3の材料を有し、前記第4の接続部材が、少なくとも1つ又は複数の領域において、前記第3の磁石によって生成される磁場によって引きつけられることができる少なくとも1つの第4の材料を有し、及び/又は前記第1の接続部材が前記第1の磁石を有し、前記第2の接続部材が前記第2の磁石を有し、及び/又は前記第3の接続部材が前記第3の磁石を有し、前記第4の接続部材が前記第4の磁石を有する場合である。
【0010】
本発明は、更に、第1の接続部材及び/若しくは前記第3の接続部材が、一方において、少なくとも1つの第1のコンタクト部材を有し、前記第2の接続部材及び/若しくは前記第4の接続部材が、他方において、前記第1のコンタクト部材と電気的に接続されることができる少なくとも1つの第2のコンタクト部材を有し、前記第1のコンタクト部材及び前記第2のコンタクト部材は、好ましくは、このように設計され、特に、このように前記第1の接続部材、前記第2の接続部材、前記第3の接続部材及び/又は前記第4の接続部材の表面上に配されており、一方での前記第1の接続部材と他方での前記第2の接続部材との間、及び/又は一方での前記第3の接続部材と他方での前記第4の接続部材との間の相対的な位置の少なくとも2つ、好ましくは複数において、電気的接続が、一方での前記第1の接続部材と他方での前記第2の接続部材との間、及び/又は、一方での前記第3の接続部材と他方での前記第4の接続部材との間でなされることができることを提案する。
【0011】
前記第1の接続部材及び/若しくは前記第3の接続部材が、少なくとも1つの第1のコンタクト表面を有し、前記第2の接続部材及び/若しくは前記第4の接続部材が、前記第1のコンタクト表面と相補的な第2のコンタクト表面を有し、引力の磁力が、特に、前記第1のコンタクト表面と前記第2のコンタクト表面との間で生成されることができる、並びに/又は前記第1のコンタクト表面が、少なくとも1つの第1の対称中心、少なくとも1つの第1の対称軸及び/若しくは少なくとも1つの第1の対称平面を有する、並びに/又は前記第2のコンタクト表面が、少なくとも1つの第2の対称中心、少なくとも1つの第2の対称軸及び/若しくは少なくとも1つの第2の対称平面を有するのも好ましい。
【0012】
上述の照明システムは、更に、
− 前記第1のコンタクト部材と、特に、前記第1のコンタクト部材が有する少なくとも1つの、好ましくは複数の第1のコンタクト手段とが、特に、第1の対称点、第1の対称軸及び/若しくは第1の対称平面に関して、対称である(特に、回転対称である、鏡像対称である及び/若しくは点対称である)形態のものであることを特徴とする、
− 前記第2のコンタクト部材と、特に、前記第2のコンタクト部材が有する少なくとも1つの、好ましくは複数の第2のコンタクト手段とが、特に、第2の対称点、第2の対称軸及び/若しくは第2の対称平面に関して対称である(特に、回転対称である、鏡像対称である及び/若しくは点対称である)形態のものであることを特徴とすること、並びに/又は
− 前記第1の対称平面及び前記第2の対称平面、前記第1の対称軸及び前記第2の対称軸、及び/若しくは前記第1の対称点及び前記第2の対称点は、少なくとも前記第1の接続部材が前記引力の磁力によって第2の接続部材に接続される場合に、一致することを特徴とすることもできる。
【0013】
前記ベース部材が、特に、前記ベース部材の異なる表面上に配される複数の第1の接続部材を有し、特に、前記ベース部材が、前記支持構造に隣接する第1の表面を有し、前記第1の表面とは異なる少なくとも2つの第2の表面が少なくとも1つの第1の接続部材を有し、前記第1の表面及び前記第2の表面は、好ましくは、特に前記ベース部材によって形成される通常の多面体、立方形、立方体、ピラミッド及び/又は斜方形の表面によって形成されていることも、好ましい。
【0014】
本発明によれば、前記支持構造が、少なくとも1つの部屋の壁、少なくとも1つの部屋の天井及び/若しくは少なくとも1つの家具(例えば、テーブル及び/又は椅子)を含んでおり、前記ベース部材が、少なくとも1つのケーブルシステムに接続されることができる少なくとも1つの支持部材、少なくとも1つの自由スイング手段、少なくとも1つのランプの足及び/又は少なくとも1つの壁取り付けを有することも、提案される。
【0015】
前記照明装置が、少なくとも1つの発光部材であって、好ましくは、少なくとも1つの第1の接合手段によって前記第2の接続部材に接続されている及び/若しくは前記第2の接続部材に対して移動されることができる発光部材を有する、並びに/又は前記照明装置が、少なくとも2つの、特に、複数の発光部材であって、少なくとも1つの第2の接合手段によって一緒に接続されている又は互いに対して移動されることができる発光部材を有し、前記第1の接合手段及び/若しくは前記第2の接合手段は、特に、自動ロック式である及び/又は無断階に移動可能であると共に、少なくとも1つの摺動接合、少なくとも1つの回転接合、少なくとも1つのネジ接合、少なくとも1つの摺動及び回転接合、少なくとも1つの自在継手及び/若しくは少なくとも1つのヒンジを有しており、並びに/又は前記発光部材は、少なくとも1つの発光ダイオード(LED)及び/若しくは少なくとも1つの有機発光ダイオード(OLED)を有することも、好ましい。
【0016】
本発明による照明システムは、更に、前記発光部材、前記第1の接続部材、前記第2の接続部材及び/又は前記ベース部材が有する少なくとも1つの制御及び/又は調整手段によって特徴付けられることもでき、当該照明装置の少なくとも1つの動作パラメータ(特に、発光スペクトル、放出の少なくとも1つの輝度、及び/若しくは照明及び/若しくは動作の少なくとも1つの期間)が、前記制御及び/若しくは調整手段によって制御及び/若しくは調整されることができ、前記照明装置が、好ましくは、前記制御及び/若しくは調整手段によってスイッチをオン・オフされる及び/若しくは調光されることができる。
【0017】
最後に、本発明による照明システムに関して、前記第3の接続部材は少なくとも1つの出力ストリップを有する、前記第4の接続部材は前記出力ストリップ上にプラグ接続されることができる少なくとも1つのプラグ部材を有する、前記第3の接続部材は前記第4の接続部材が有する少なくとも1つの雄型の接続部材に対する少なくとも1つの雌型の受け口を有する、及び/又は前記第4の接続部材は、前記第3の接続部材が有する少なくとも1つの雄型の接続部材に対する少なくとも1つの雌型の受け口を有することが、提案される。
【0018】
このことと同様に、本発明は、更に、本発明による照明システムにおいて使用されることができるベース部材を提供する。
【0019】
更に、本発明は、本発明による照明システムにおいて使用されることができる照明装置を提供する。
【0020】
本発明は、第1のベース部材が有する接続部材と照明装置が有する第2の接続部材との間に磁気的接続を設けることによって、前記照明システムが、ユーザによって所望の照明状況に適するように容易に調整されることができるという驚くべき発見に基づいている。このようにして、前記ユーザは、当該磁力に打ち勝つことによって前記ベース部材から前記照明装置を容易に分離することができ、次いで、前記照明装置と前記ベース部材との間の変更された相対位置において再び前記照明装置を容易に接続することができる。摩擦及び/又は明確に係合された接続と同様に、前記第1の接続部材及び前記第2の接続部材の接続は、好ましくは、前記照明装置へのエネルギの供給が提供されること保証するために、前記ベース部材と前記照明装置との間の電気的接続をなす。このようにして、前記ベース部材は、例えば、ストリップ(壁に固定されることができる)という形態をとることができ、前記ストリップ上に、少なくとも1つの照明装置(好ましくは複数の照明装置)が位置決めされることができる。この場合、複数の前記照明装置は、互いからの何らかの所望の距離において、かつ、前記ストリップに対する何らかの所望の位置において前記ストリップ上に配される、即ち前記ストリップに接続されることができる。如何なる付加的な手段も、このようにして前記照明装置を前記ベース部材に固定するのに必要とされない。前記照明装置が前記ベース部材から所定の距離に配されるとすぐに、引力が、前記ベース部材と前記照明と間に作用するからである。
【0021】
しかしながら、引力の磁力は、前記照明装置と前記ベース部材との間の接続に限定されるものではなく、前記ベース部材が、磁力によって、第4の接続部材(特に、電気リード上のプラグ)との機能的に相互作用をするようにされることができる第3の接続部材を有することも、提案されることができる。特に、前記照明システムがテーブルランプという形態をとっている場合、この接続は、例えば、前記ベース部材に対する前記電気リード上のジャークが設けられている場合に、前記テーブルランプが落下するのを防止する。このようにして、前記第3の接続部材と前記第4の接続部材との間の接続は、前記接続リード上のジャークの形態における牽引がない場合、自動的に解除され、従って、前記テーブルランプの残部に対する力の伝達が回避されて、前記テーブルランプは、支持面上で、安全かつ確実に立つことができる。
【0022】
この上、前記第3の接続部材は、電気ガイドストリップという形態もとることもでき、前記電気ガイドストリップ上で、前記第4の接続部材(例えば、プラグの形態をとることができる)は、特に、前記プラグが、このようにして前記ベース部材にできるだけ満足に位置決めされることを可能にする、特に、電気的接続のリードが、限定された長さのみである場合、前記プラグに接続されるのを可能にするために、自由に置き換えされることができる。
【0023】
前記照明装置は、自動ロック式の第1の接合手段によって、特に、前記第1の接続部材に接続されている有機発光ダイオード(OLED)の形態における発光部材を、特に有している。前記第1の接合手段によってとられる形態は、前記発光部材が前記支持構造に対して何らかの角度において位置合わせされ、前記発光部材が、前記第1の接合手段の自動ロック特性の結果として、この位置に安定して留まることを可能にする。
【0024】
従って、前記照明装置は、2つのメイン部分に分割される照明要素、即ち、好ましくは、前記発光部材と供給及び制御部材として振る舞う前記第1の接続部材とに分割される照明要素に基づいている。前記第1の接続部材は、好ましくは、例えば、これにより前記発光要素に電力が供給されることが保証される中央に配されたプラグの形態における第1のコンタクト手段を有している第1のコンタクト部材を有している。
【0025】
特に前記第1の接続部材内に配されている制御及び/若しくは調整手段によって、前記発光部材は無断階に調光されることができ、特に、前記発光部材からの光の色が変化されることができる。
【0026】
この場合において、前記制御及び/若しくは調整手段が、ベース部材の上面に配されている押ボタンを有し、このスイッチの切り替えられている状態に依存して光を発する又は発しない光間隙を有することが提供されることもできる。
【0027】
特定の実施例において、前記ベース部材が独自のエネルギ源を有する、又はエネルギが、外部電源によって前記ベース部材に供給されることができることが、可能にされることもできる。特に、この場合において、前記ベース部材が、ケーブルシステムに接続されることができ、この場合、前記ケーブルシステムは、電気伝導ケーブルの使用に限定されるものではなく、比較的固い電気伝導バール部材又は棒体部材を有することもできる。
【0028】
前記照明装置が、第2の接合手段によって一緒に接続される少なくとも2つの発光部材を有することも提供されることができる。このことは、個々の前記発光要素によって照明される立体角が、所望の照明状況が得られるような仕方において選択されることを可能にする。
【0029】
本発明の更なる特徴及び効果は、以下の記述から見られることができる。本発明の好ましい実施例は、添付図面を参照することで詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1a】本発明による照明システムにおいて使用されることができる照明装置の第1実施例の斜視図である。
【図1b】本発明による照明システムにおいて使用されることができる照明装置の第1実施例の斜視図である。
【図1c】本発明による照明システムにおいて使用されることができる照明装置の第1実施例の斜視図である。
【図2a】本発明による照明装置において使用されることができるベース部材の第1の実施例及び第2の実施例を示している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのベース部材及び少なくとも1つの照明装置を有する照明システムであって、前記照明装置は、前記ベース部材によって少なくとも1つの支持構造に機能的に接続されることができ、前記ベース部材は、少なくとも1つの第1の接続部材を有しており、前記照明装置は、前記第1の接続部材と機械的に接続されることができる少なくとも1つの第2の接続部材を有している、照明システムにおいて、引力の磁力が前記第1の接続部材と前記第2の接続部材との間に生成されることができることを特徴とする、照明システム。
【請求項2】
前記第1の接続部材及び前記第2の接続部材は、機械的な接続、特に摩擦及び/若しくは明確に相互係合されている接続、及び/若しくは電気的接続が、前記ベース部材と前記照明装置との間でなされることを可能にするために、機能的に接続されることができることを特徴とする、請求項1に記載の照明システム。
【請求項3】
前記ベース部材が第1のエネルギ源を有すること及び/又は前記第1のベース部材が少なくとも1つの第2のエネルギ源に電気的に接続されることができ、前記ベース部材は、好ましくは、少なくとも1つの第3の接続部材及び前記第2のエネルギ源を有し、及び/又は少なくとも1つの電気的リード部材は、少なくとも1つの第4の接続部材を有し、引力の磁力は、特に、前記第3の接続部材と前記第4の接続部材との間に生成されることができ、及び/又は前記第1のエネルギ源及び/又は前記第2のエネルギ源は、少なくとも1つの非再充電可能電池、少なくとも1つの蓄電池及び/又は電気供給ネットワークへの接続を有することを特徴とする、請求項2に記載の照明システム。
【請求項4】
前記第1の接続部材、前記第2の接続部材、前記第3の接続部材及び/又は前記第4の接続部材が、少なくとも1つの磁石を有し、前記磁石は、特に、少なくとも1つの永久磁石及び/若しくは少なくとも1つの電磁的手段を有し、引力の磁力が、前記磁石によって、特に、前記第1の接続部材が少なくとも1つの第1の磁石を有し、前記第2の接続部材が少なくとも1つの第2の磁石を有し、前記第3の接続部材が少なくとも1つの第3の磁石を有し並びに/又は前記第4の接続部材が少なくとも1つの第4の磁石を有して、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材との間に及び/若しくは前記第3の接続部材と前記第4の接続部材との間に生成されることができることを特徴とする、請求項1乃至3の何れか一項に記載の照明システム。
【請求項5】
前記第1の接続部材が、少なくとも1つ又は複数の領域において、前記第2の磁石によって生成される磁場によって引きつけられることができる少なくとも1つの第1の材料を有し、前記第2の接続部材が、少なくとも1つ又は複数の領域において、前記第1の磁石によって生成される磁場によって引きつけられることができる少なくとも1つの第2の材料を有し、前記第3の接続部材が、少なくとも1つ又は複数の領域において、前記第4の磁石によって生成される磁場によって引きつけられることができる少なくとも1つの第3の材料を有し、前記第4の接続部材が、少なくとも1つ又は複数の領域において、前記第3の磁石によって生成される磁場によって引きつけられることができる少なくとも1つの第4の材料を有し、及び/又は前記第1の接続部材が前記第1の磁石を有し、前記第2の接続部材が前記第2の磁石を有し、及び/又は前記第3の接続部材が前記第3の磁石を有し、前記第4の接続部材が前記第4の磁石を有することを特徴とする、請求項4に記載の照明システム。
【請求項6】
第1の接続部材及び/若しくは前記第3の接続部材が、一方において、少なくとも1つの第1のコンタクト部材を有し、前記第2の接続部材及び/若しくは前記第4の接続部材が、他方において、前記第1のコンタクト部材と電気的に接続されることができる少なくとも1つの第2のコンタクト部材を有し、前記第1のコンタクト部材及び前記第2のコンタクト部材は、好ましくは、このように設計され、特に、このように前記第1の接続部材、前記第2の接続部材、前記第3の接続部材及び/又は前記第4の接続部材の表面上に配されており、一方での前記第1の接続部材と他方での前記第2の接続部材との間、及び/又は一方での前記第3の接続部材と他方での前記第4の接続部材との間の相対的な位置の少なくとも2つ、好ましくは複数において、電気的接続が、一方での前記第1の接続部材と他方での前記第2の接続部材との間、及び/又は、一方での前記第3の接続部材と他方での前記第4の接続部材との間でなされることができることを特徴とする、請求項2乃至5の何れか一項に記載の照明システム。
【請求項7】
前記第1の接続部材及び/若しくは前記第3の接続部材が、少なくとも1つの第1のコンタクト表面を有し、前記第2の接続部材及び/若しくは前記第4の接続部材が、前記第1のコンタクト表面と相補的な第2のコンタクト表面を有し、引力の磁力が、特に、前記第1のコンタクト表面と前記第2のコンタクト表面との間で生成されることができる、並びに/又は前記第1のコンタクト表面が、少なくとも1つの第1の対称中心、少なくとも1つの第1の対称軸及び/若しくは少なくとも1つの第1の対称平面を有する、並びに/又は前記第2のコンタクト表面が、少なくとも1つの第2の対称中心、少なくとも1つの第2の対称軸及び/若しくは少なくとも1つの第2の対称平面を有することを特徴とする、請求項1乃至6の何れか一項に記載の照明システム。
【請求項8】
前記第1のコンタクト部材と、特に、前記第1のコンタクト部材が有する少なくとも1つの、好ましくは複数の第1のコンタクト手段とが、特に、第1の対称点、第1の対称軸及び/若しくは第1の対称平面に関して、対称である、特に、回転対称である、鏡像対称である及び/若しくは点対称である形態のものであること、
前記第2のコンタクト部材と、特に、前記第2のコンタクト部材が有する少なくとも1つの、好ましくは複数の第2のコンタクト手段とが、特に、第2の対称点、第2の対称軸及び/若しくは第2の対称平面に関して対称である、特に、回転対称である、鏡像対称である及び/若しくは点対称である形態のものであること、並びに/又は
前記第1の対称平面及び前記第2の対称平面、前記第1の対称軸及び前記第2の対称軸、及び/若しくは前記第1の対称点及び前記第2の対称点は、少なくとも前記第1の接続部材が前記引力の磁力によって第2の接続部材に接続される場合に、一致すること
を特徴とする、請求項7に記載の照明システム。
【請求項9】
前記ベース部材が、特に、前記ベース部材の異なる表面上に配される複数の第1の接続部材を有し、特に、前記ベース部材が、前記支持構造に隣接する第1の表面を有し、前記第1の表面とは異なる少なくとも2つの第2の表面が少なくとも1つの第1の接続部材を有し、前記第1の表面及び前記第2の表面は、好ましくは、特に前記ベース部材によって形成される通常の多面体、立方形、立方体、ピラミッド及び/又は斜方形の表面によって形成されていることを特徴とする、請求項1乃至8の何れか一項に記載の照明システム。
【請求項10】
前記支持構造が、少なくとも1つの部屋の壁、少なくとも1つの部屋の天井、並びに/又はテーブル及び/若しくは椅子のような少なくとも1つの家具を含んでおり、前記ベース部材が、少なくとも1つのケーブルシステムに接続されることができる少なくとも1つの支持部材、少なくとも1つの自由スイング手段、少なくとも1つのランプの足及び/又は少なくとも1つの壁取り付けを有することを特徴とする、請求項1乃至9の何れか一項に記載の照明システム。
【請求項11】
前記照明装置が、少なくとも1つの発光部材であって、好ましくは、少なくとも1つの第1の接合手段によって前記第2の接続部材に接続されている及び/若しくは前記第2の接続部材に対して移動されることができる発光部材を有する、並びに/又は前記照明装置が、少なくとも2つの、特に、複数の発光部材であって、少なくとも1つの第2の接合手段によって一緒に接続されている又は互いに対して移動されることができる発光部材を有し、前記第1の接合手段及び/若しくは前記第2の接合手段は、特に、自動ロック式である及び/又は無断階に移動可能であると共に、少なくとも1つの摺動接合、少なくとも1つの回転接合、少なくとも1つのネジ接合、少なくとも1つの摺動及び回転接合、少なくとも1つの自在継手及び/若しくは少なくとも1つのヒンジを有しており、並びに/又は前記発光部材は、少なくとも1つの発光ダイオード(LED)及び/若しくは少なくとも1つの有機発光ダイオード(OLED)を有することを特徴とする、請求項1乃至10の何れか一項に記載の照明システム。
【請求項12】
前記発光部材、前記第1の接続部材、前記第2の接続部材及び/又は前記ベース部材が有する少なくとも1つの制御及び/又は調整手段によって特徴付けられ、当該照明装置の少なくとも1つの動作パラメータ、特に、発光スペクトル、放出の少なくとも1つの輝度及び/若しくは照明及び/若しくは動作の少なくとも1つの期間が、前記制御及び/若しくは調整手段によって制御及び/若しくは調整されることができ、前記照明装置が、好ましくは、前記制御及び/若しくは調整手段によってスイッチをオン・オフされる及び/若しくは調光されることができる、請求項1乃至11の何れか一項に記載の照明システム。
【請求項13】
前記第3の接続部材は少なくとも1つの出力ストリップを有する、前記第4の接続部材は前記出力ストリップ上にプラグ接続されることができる少なくとも1つのプラグ部材を有する、前記第3の接続部材は前記第4の接続部材が有する少なくとも1つの雄型の接続部材に対する少なくとも1つの雌型の受け口を有する、及び/又は前記第4の接続部材は、前記第3の接続部材が有する少なくとも1つの雄型の接続部材に対する少なくとも1つの雌型の受け口を有することを特徴とする、請求項2乃至12の何れか一項に記載の照明システム。
【請求項14】
請求項1乃至13の何れか一項に記載の照明システムにおいて使用されることができることを特徴とするベース部材。
【請求項15】
請求項1乃至13の何れか一項に記載の照明システムにおいて使用されることができることを特徴とする照明装置。

【図2a】本発明による照明装置において使用されることができるベース部材の第1の実施例及び第2の実施例を示している。
【図3】図1a乃至1cに示されている照明装置と図2aに示されているベース部材とを有する本発明による照明システムの第1実施例の斜視図である。
【図4】図2aに示されている前記ベース部材の分解斜視図である。
【図5a】図1a乃至1cに示されている照明装置と図2bに示されているベース部材とを有する本発明による照明システムの第2の実施例の斜視図であり、或る動作位置における当該照明システムを示している。
【図5b】図1a乃至1cに示されている照明装置と図2bに示されているベース部材とを有する本発明による照明システムの第2の実施例の斜視図であり、他の動作位置における当該照明システムを示している。
【図5c】図1a乃至1cに示されている照明装置と図2bに示されているベース部材とを有する本発明による照明システムの第2の実施例の斜視図であり、更に他の動作位置における当該照明システムを示している。
【図6】本発明による照明システムにおいて使用されることができるベース部材の第3の実施例の斜視図である。
【図7a】或る配置における、図1a乃至1cに示されている照明装置と図6に示されているベース部材とを有する本発明による照明システムの第3の実施例の斜視図を示している。
【図7b】他の配置における、図1a乃至1cに示されている照明装置と図6に示されているベース部材とを有する本発明による照明システムの第3の実施例の斜視図を示している。
【図8】2つの照明装置及び第4の実施例のベース部材を有する本照明による照明システムの第4の実施例の斜視図である。
【図9】図8に示されている照明システムの詳細の斜視図である。
【図10】照明装置の第2実施例とベース部材の第5の実施例とを有する本発明による照明システムの第5の実施例の斜視図である。
【図11】図10に示されている照明システムの詳細の斜視図である。
【図12】図10に示されている照明システムの詳細の斜視図である。
【図13】図1a乃至1cに示されている照明装置と第6の実施例のベース部材とを有する本発明による照明システムの第6の実施例の斜視図である。
【図14】図13に示されている照明システムの詳細の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
図1a乃至1cは、本発明による照明システムにおいて使用されることができる照明装置1の第1実施例の斜視図である。図1a及び1bは、照明装置1の正面図であるのに対し、図1cは、照明装置1の後方の図である。照明装置1は、有機発光部材又は有機発光ダイオード(OLED)部材3の形態における発光部材を有している。後の時点で説明されるベース部材によって、照明装置1は、更に、照明システムを形成するように組み合わされることもできる。この目的のために、前記ベース部材は、第1の接続部材を有しており、照明装置1は、第2の接続部材5を有している。第2の接続部材5によって、一方では、照明装置1とベース部材との間で機械的な接続がなされ、他方では、発光ダイオード部材3にエネルギを供給するための電気的接続がなされることができる。この目的のために、前記ベース部材(ベース部材の様々な実施例は後述される)は、第1のコンタクト表面と少なくとも1つの第1のコンタクト部材とを有し、これに対して、第2の接続部材5は、相補的な第2のコンタクト表面7と相補的な第2のコンタクト部材9とを有する。後述されるように、第1のコンタクト部材は、前記第2のコンタクト部材の第2のコンタクト手段へ電気的に接続するための1つ以上の第1のコンタクト手段を有することができる。第2のコンタクト部材9は、例えば、コンタクトピン11の形態における第2のコンタクトを有する。
【0032】
発光ダイオード部材3は第2の接続部材5に、第2の接続部材5に対して移動可能であるような仕方において、自動ロック式ヒンジ13の形態における第1の接合手段によって、接続されている。
【0033】
図2a及び2bに示されているのは、ベース部材15a(図2a)の第1実施例の斜視図、及びベース部材15b(図2b)の第2実施例の斜視図であり、両方とも、本発明による照明システムにおいて使用されることができる。ベース部材15aは、ベース部材15aが(特に、非再充電可能な電池及び/又は蓄電池を含む)第1のエネルギ源(図示略)を有する点において、ベース部材15bと異なるのに対し、ベース部材15bは、電力供給ネットワークの形態において第2のエネルギ源に接続されており、リード17の形態における電気的リード部材によって、電気エネルギを供給されることができる。
【0034】
ベース部材15a及び15bは、それぞれ、第1のコンタクト面21a、21b及び第1のコンタクト部材23a、23bを持つ第1の接続部材19a、19bを有する。コンタクト部材23a、23bは、この場合において、照明装置1のコンタクトピン11のための受け口25a、25bを有している。
【0035】
図3に示されているのは、本発明による照明システム27の第1実施例の斜視図である。照明システム27は、特に、ベース部材15aと照明装置1とを有している。本発明によれば、第1の接続部材19aが第2の接続部材5と一緒にされる場合、引力の磁力が、第1の接続部材19aと第2の接続部材5との間に生成される。この目的のために、第1の接続部材19aは、コンタクト表面21aの領域に永久磁石を有しており、第2の接続部材5は、前記永久磁石によって生成される磁場によって引きつけられる材料を有している。ベース部材15aと照明装置1との間の機械的な接続は、このようにして固定される。接続は、更なる手段を必要とすることなく当該照明システムのユーザによって解除されることができ、ユーザがしなければならないのは、照明装置1とベース部材15aとの間の引力の磁力に打ち勝つように照明装置1を引っ張る力をかけることのみである。
【0036】
図3からも分かるように、第1のコンタクト表面21a及び第2のコンタクト表面7が、相補的な外形及びプロファイリングを有しており、これらが正方形の外形であることにより、領域のこれらの対応する中心の領域に関して鏡像対称性を有するように構成される。第1のコンタクト部材23a(又はより厳密には、受け口25a)と第2のコンタクト部材9(又はより厳密には、コンタクトピン11)とは、領域の前記対応する中心に関して対称であるように配されている。コンタクト部材9、23aのこの配置は、照明装置1(即ち第2の接続部材5)が、コンタクト表面7の平面において、第1の接続部材19a(即ちベース部材15a)に対して如何なる所望の角度においても領域の中心に関して回転されることを可能にし、この場合、如何なる位置においてもコンタクトピン11と受け口25aとの間の電気的接続が設けられることが信頼されることができる。しかしながら、コンタクト表面21a及び7の外形のために、機械的な接続のみが、約90°の回転の増大の各々において保証される。
【0037】
図4に示されているのは、ベース部材15aの分解斜視図である。ベース部材15aは、包囲カバー29を有している。更に示されているように、ベース部材15aは、照明装置1をオン/オフに切り替えるスイッチ31も有する。スイッチ31は、スイッチ31が位置されることを可能にするために、特に照明装置1がオフに切り替えられている場合に光を発する光間隙33によって囲まれている。スイッチ31は、制御及び/又は調整手段34形成することを可能にするように適切な回路構成要素を有するプリント回路基板上に配されている。この制御及び/又は調整手段34は、照明装置1の様々な動作パラメータが設定されることを可能にし、特に、例えば、かなり長い期間において押圧されるスイッチ31によって調光されることがでる、及び/又は発光ダイオード部材3の発光スペクトルが変更されることができる。
【0038】
図5a〜5cに示されているのは、照明システム27'の第2の実施例である。照明システム27'は、単に、ベース部材15aというよりもむしろ、照明装置1に接続されているのがベース部材15bであるという点において、照明システム27と異なる。図5a乃至5cから分かるように、ベース部材15bは、壁取り付けを構成し、部屋の壁の形態において支持構造に接続されており、従って、照明システム27'に壁ランプを形成させる。自動ロック式ヒンジ13のために、発光ダイオード部材3は、接続部材5に、従って前記部屋の壁に、様々な角度において位置合わせされることができる。このようにして、これは、本質的に、図5aに示されている位置において照明されることができる部屋の壁に対して垂直な方向であるのに対し、図5cに示されている位置において、前記壁に対して下方の方向が照明され、照明システム27は、例えば、読書灯として使用されることができる。前記ベース部材から照明装置1を解放し、第1の接続部材19bと第2の接続部材5との間の引力の磁力に打ち勝ち、照明装置1を引き離し、照明装置1を前記部屋の壁に対して垂直に又はむしろコンタクト表面21bに対して垂直に延在する回転軸上で特に、90°、180°又は270°にわたって回転させ、次いで、照明装置1を第1の接続部材19bと第2の接続部材5との間の引力の磁力によって再びベース部材15bに接続することによって、照明装置1は、示されていない構成に変更されることができる。このことは、左側、右側又は上方への照明も、図5a乃至5cにおいて得られることを可能にする。
【0039】
このベース部材15bは、リード17上の(雄型)プラグ35の形態における第4の接続部材のための、(雌型)受け口の形態における、第3の接続部材も有している。前記受け口内にプラグ35を固定するために、引力の磁力が前記第3の接続部材(即ち前記受け口)と前記第4の接続部材(即ち前記プラグ)との間にも生成される。(例えば、固締された、クリップされた又はラッチ係合の接続の形態における)如何なる他の機械的な接続も、設けられない。このことは、ジャークの形態における力がリード17上に印加されている場合、リード17とベース部材15bとの間の接続は、結果として、ベース部材15bが部屋の壁から分離され得る極端に大きい力をベース部材15bに印加することなく、解除されることができる。
【0040】
図6に示されているのは、同様に壁取り付けとして使用されることができるベース部材37の第3の実施例である。ベース部材37は、ベース部材37がほぼ立方体の幾何学的配置であるという点において、ベース部材15bとは本質的に異なる。ベース部材37の様々な構成要素は、側面39、41、43、44(図7aも参照)のうちの対応するもの上に配される。スイッチ45は、側部面39に配されるのに対し、第1の接続部材47、49、51(図7aも参照)は、それぞれ、前記立方体の側部面41、43及び前記立方体の側部面43から反対の側部面44上に配される(図7aも参照)。第1の接続部材47、49、51は、第1の接続部材19bに対して設計において類似のものである。ベース部材37に関して記載されている設計は、第2の接続部材5をそれぞれの接続部材47、49、51に接続することによって、照明装置1が側面41、43、44のうちの適切な1つの上に配されることを可能にし、このようにして、照明の所望の方向が照明装置1に対して設定されるのを可能にする。
【0041】
図7a及び7bに示されているのは、本発明による照明システム53の第3の実施例である。照明システム53は、特に、ベース部材37と照明装置1とを有している。図7aに示されているのは、照明装置1が、側部面43上の接続部材49に接続されている、照明システム53の構成であるのに対し、図7bに示されているのは、照明装置1が側部面44上の接続部材51に接続されている、照明システム53の構成である。
【0042】
図8に示されているのは、本発明による照明システム55の第4の実施例の斜視図である。照明システム55は、ベース部材を形成すると共に部屋の壁59の形態において支持構造上に取り付けられるストリップ57を有している。照明システム55は、2つの照明装置61a、61bも有している。照明装置61a、61bは、ヒンジ65a、65bによって第2の接続部材67a、67bに接続されるそれぞれのOLED部材63a、63bを有している。ストリップ57の表面は、照明システム55の第1の接続部材を形成すると共に、磁気材料を有する。前記磁気材料は、引力の磁力が接続部材67a、67b上に印加されるようにし、このようにして自身をストリップ57に接続されるようにする。しかしながら、上述の実施例とは対照的に、如何なる電気的接触も、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材との間になく、この代わりに電気エネルギが、ストリップ57から(この場合、照明システム55の)照明装置61a、61bまで誘導的に伝達される。エネルギは、リード69によってストリップ57に供給される。
【0043】
図9に示されているのは、ストリップ57の後部の詳細の斜視図である。図9から分かるように、ストリップ57は、第3の接続部材を構成する出力ストリップ71を有する。リード69上のプラグ73の形態における第4の接続部材は、前記出力ストリップに接続されることができる。この接続は、プラグ73と出力ストリップ71との間の引力の磁力によってなされ、この場合、特に、プラグ73は、永久磁石を有し、出力ストリップ71は、前記永久磁石によって生成される磁場によって引き付けられる材料を有する。
【0044】
図10に示されているのは、テーブルランプ75の形態における本発明による照明システムの第5の実施例である。テーブルランプ75の詳細の斜視図は、図11及び12に示されている。テーブルランプ75は、テーブルの表面77の形態における支持構造上に配されて、ランプの足79の形態における第1のベース部材を有している。照明装置81は、接続部材5及び19a又は19bに実質的に対応している対応する接続部材によって、ランプの足79に接続されている。しかしながら、照明装置1とは異なり、照明装置81は、2つのOLED部材83a、83bを有する。2つのOLED部材83a、83bは、図11から分かるように、ヒンジ85の形態における第2の接合手段を介して互いに対して移動可能であるような仕方において一緒に接続されている。OLED部材83a、83bを互いに対して位置合わせすることによって、テーブルの表面77に対して所与の場合におけるOLED部材83bに関して望まれる如何なる照明の角度も、設定することができる。OLED部材3に対する類似の仕方において、OLED部材83aは、所望のとおり、ヒンジにより、ランプの足79に固締するための第2の接続部材に接続されることができ、又は第2の接続部材に堅く接続されることができる。エネルギは、リード87を介してテーブルランプ75に供給され、リード87は、リード17に対するのと同様の仕方において(即ち、磁気相互作用によって)ランプの足79に接続されることができる。このことは、リード87に対して大きい引っ張り力が作用する場合、ランプの足79に対する接続が解除され、このようにして、テーブルランプ75は、テーブルの表面77上でシフトする又はテーブルの表面77から落下するのを防止されることを保証する。
【0045】
最後に、図13及び14は、本発明による照明システム89の第6の実施例を示している。照明システム89は、複数の第1の照明装置1と対応するベース部材91とを有している。ベース部材91は、ケーブルシステム93の形態における支持構造95に接続されている。ケーブルシステム93は、ワイヤケーブル又はロープの形態をとる支持部材95を有している。前記支持部材は、棒体という形態をとるように設けられることもできる。ベース部材91は、接続部材19a及び19bに類似の設計である接続部材(図示略)を有しており、磁気接続が、特に、ベース部材91と照明装置1の第2の接続部材5との間でなされることができる。それぞれの照明装置1は、図13において、ベース部材91と照明装置1との相対的な位置を比較することによって分かるように、ベース部材91に対して、即ち接続部材5に対して、様々な位置において配されることもできる。
【0046】
本明細書、添付請求項及び添付図面において開示されているフィーチャは、個々において及び所望の組み合わせにおいての両方において、本発明の異なる実施例における本発明に対して本質的なものであることができるものである。
【符号の説明】
【0047】
1 照明装置
3 発光ダイオード部材
5 接続部材
7 コンタクト表面
9 コンタクト部材
11 コンタクトピン
13 ヒンジ
15a、15b ベース部材
17 リード
19a、19b 接続部材
21a、21b コンタクト表面
23a、23b コンタクト部材
25a、25b 受け口
27、27' 照明システム
29 遮蔽カバー
31 スイッチ
33 光間隙
34 制御及び/又は調整手段
35 プラグ
37 ベース部材
39 側部面
41 側部面
43 側部面
44 側部面
45 スイッチ
47 接続部材
49 接続部材
51 接続部材
53 照明システム
55 照明システム
57 ストリップ
59 部屋の壁
61a、61b 照明装置
63a、63b OLED部材
65a、65b ヒンジ
67a、67b 接続部材
69 リード
71 出力ストリップ
73 プラグ
75 テーブルランプ
77 テーブルの表面
79 ランプの足
81 照明装置
83a、83b OLED部材
85 ヒンジ
87 リード
89 照明システム
91 ベース部材
93 ケーブルシステム
95 支持部材
【図1a】
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【図1b】
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【図1c】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3】
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【図4】
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【図5a】
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【図5b】
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【図5c】
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【図6】
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【図7a】
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【図7b】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2012−527723(P2012−527723A)
【公表日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−511382(P2012−511382)
【出願日】平成22年5月12日(2010.5.12)
【国際出願番号】PCT/IB2010/052097
【国際公開番号】WO2010/134002
【国際公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】