照明付器具
【課題】配光を制御することで、化粧時における作業性を向上させ、使用者が明るさに満足しながら省エネルギーとなる照明付器具を提供することである。
【解決手段】被写体4を映す鏡部2と、その鏡部2の左右両側に設けた照明装置3と、を備えた照明付器具1であって、照明装置3は、鏡部2前の被写体4を照射し、上側照明部5は、鏡部2の上側領域6に映る被写体4を照射し、下側照明部7は、鏡部2の下側領域8に映る被写体4を照射し、上側照明部5の方が、下側照明部7より照度が高い。
【解決手段】被写体4を映す鏡部2と、その鏡部2の左右両側に設けた照明装置3と、を備えた照明付器具1であって、照明装置3は、鏡部2前の被写体4を照射し、上側照明部5は、鏡部2の上側領域6に映る被写体4を照射し、下側照明部7は、鏡部2の下側領域8に映る被写体4を照射し、上側照明部5の方が、下側照明部7より照度が高い。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鏡に照明が備えられた照明付器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、洗面化粧台は、図19のような、鏡部50の上部に照明器具51を設置した形態が多く、この形態の洗面化粧台の照明配光は、鏡部50に映る使用者が効率良く明るく照射されるように発明されている。(特許文献1)
しかしながら、特許文献1に示される洗面化粧台は、使用者の化粧時等において、照明器具51によって照射された使用者の手の影が使用者自身の顔に映るため、鏡部50に映し出された使用者の顔にも影が映り、化粧等の作業性が悪化するという問題点がある。
【0003】
そこで、図20に示すような、洗面化粧台も知られている。(特許文献2)この洗面化粧台においては、鏡部52の表面の左右両側に照明器具53を設置することで、化粧時等において、照明器具53によって照射された使用者の手の影が使用者自身の顔に映るため、鏡部52に映し出された使用者の顔にも影が映り、化粧等の作業性が悪化する、というような問題点が改善された。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−77328号公報
【特許文献2】特開平5−91938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、光が左右から照射されるため、化粧行為時の作業者の手による影は生じさせ難いが、顔面全体に必要以上の照明がなされ、無駄なエネルギーを消費している。また、図21に示すような住宅内を想定した空間において、全般照明54と、連続調光機能付タスクライト55と、卓上鏡56と、を机57に設置し、椅子に被験者58を着座させた状態で所望の照度となるように調光して化粧を行ってもらい、被験者58の顔面鉛直面照度を測定したところ、表1に示すような結果が得られた。
【0006】
【表1】
マスカラやアイシャドウといった目を含む顔面上半部と、口紅といった口を含む顔面下半分と、では、化粧の際に必要な照度が異なり、使用者が顔面下半分より顔面上半分により高い照度を求めることがわかった。
【0007】
本発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたもので、その課題は、配光を制御することで、化粧時における作業性を向上させ、使用者が明るさに満足しながら省エネルギーとなる照明付器具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明の照明付器具では、被写体を映す鏡部と、その鏡部の左右両側に設けた照明装置と、を備えた照明付器具であって、照明装置は、鏡部前の被写体を照射し、上側照明部は、鏡部の上側領域に映る被写体を照射し、下側照明部は、鏡部の下側領域に映る被写体を照射し、上側照明部の方が、下側照明部より照度が高いことを特徴とする。
また、この照明付器具において、上側照明部が被写体を照射する位置の高さは、左右両側の照明装置において同じ高さであり、下側照明部が被写体を照射する位置の高さは、左右両側の照明装置において同じ高さであることが好ましい。
また、この照明付器具において、上側照明部が被写体を照射する照度は、左右両側の照明装置において同じ照度であり、下側照明部が被写体を照射する照度は、左右両側の照明装置において同じ照度であることが好ましい。
【0009】
また、この照明付器具において、被写体の鉛直面照度を測定する照度センサと、
照度センサの結果に応じて上側照明部および下側照明部の照度を変更する照度調整制御部と、を設けたことが好ましい。
【0010】
また、この照明付器具において、被写体の身長を検知する身長センサと、身長センサの検知結果に応じて照明装置の高さを変更する照射位置高さ調整制御部と、を設けたことが好ましい。
【0011】
また、この照明付器具において、上側照明部が被写体を照射する照度と、下側照明部が被写体を照射する照度と、の比は、1.1対1.0から5.0対1.0であることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の照明付器具において、上側照明部が、下側照明部より照度が高いことより、照明付器具は、被写体となる人物が鏡部前で化粧等の作業する際、作業する手によって生じる影を低減しながら、被写体の鉛直面照度を確保することで、従来よりも作用性を向上させ、省エネルギー化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態1に係る照明付器具の概略図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る照明付器具を洗面化粧台に用いた概略図である。
【図3】本発明の実施形態2に係る照明付器具の概略図である。
【図4】本発明の実施形態3に係る照明付器具の概略図である。
【図5】本発明の実施形態4に係る照明付器具の概略図である。
【図6】本発明の実施形態5に係る照明付器具の概略図である。
【図7】本発明の実施形態6に係る照明付器具の概略図である。
【図8】本発明の実施形態7に係る照明付器具の概略図である。
【図9】本発明の実施形態7に係る照明付器具を洗面化粧台に用いた概略図である。
【図10】本発明の実施形態8に係る照明付器具の概略図である。
【図11】本発明の実施形態8に係る照明付器具を洗面化粧台に用いた概略図である。
【図12】本発明の実施形態9に係る照明付器具の概略図である。
【図13】本発明の実施形態9に係る照明付器具を洗面化粧台に用いた概略図である。
【図14】実施形態9における身長センサ30の構成図である。
【図15】本発明の実施形態10、11に係る照明付器具の概略図である。
【図16】本発明の実施形態10、11に係る照明付器具を洗面化粧台に用いた概略図である。
【図17】実施形態10における身長センサ30の構成図である。
【図18】実施形態11における身長センサ30の構成図である。
【図19】従来1の化粧台に用いられる照明器具の正面図である。
【図20】従来2の化粧台に用いられる照明器具の斜視図である。
【図21】住宅内を想定した空間における実験条件下を示した上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1である照明付器具1を示している。照明付器具1は、被写体4を映す鏡部2と、その鏡部2の左右両側に設けた照明装置3と、を備えている。照明装置3は、鏡部2前の被写体4を照射し、上側照明部5は、鏡部2の上側領域6に映る被写体4を照射し、下側照明部7は、鏡部2の下側領域8に映る被写体4を照射する。また、上側照明部5の方が、下側照明部7より照度が高い。また。上側照明部5が被写体4を照射する位置の高さは、左右両側の照明装置3において同じ高さであり、下側照明部7が被写体4を照射する位置の高さは、左右両側の照明装置3において同じ高さである。そして、上側照明部5が被写体4を照射する照度は、左右両側の照明装置3において同じ照度であり、下側照明部7が被写体4を照射する照度は、左右両側の照明装置において同じ照度である。また、上側照明部5が被写体4を照射する照度と、下側照明部7が被写体4を照射する照度と、の比は、1.1対1.0から5.0対1.0である。
以下、本実施形態における照明付器具1について具体的詳細に説明する。
【0015】
本実施形態の照明付器具1は、図1に示されるように、鏡部2は、左右両側に照明装置3を備えている。照明装置3の上側を上側照明部5とし、下側を下側照明部7とすると、上側照明部5は、鏡部2の上側領域6に映る被写体4を照射し、下側照明部7は、鏡部2の下側領域8に映る被写体4を照射する。これは、被写体4の顔9が鏡部2に全て映り込むように顔の中心を鏡部2の中心Xと合わせた時、鏡部2の上側領域6は、被写体4の顔9における目元付近10を映し、鏡部2の下側領域8は、被写体4の顔9における口元付近11を映す。また、上側照明部5の照射範囲は、目元付近10を含み、下側照明部7の照射範囲は、口元付近11を含む。
また、照明装置3には、左右それぞれに光源Aを備えていて、この光源Aとしては、白熱電球やLED等を用いるが、特にこれらに限定されない。また、上側照明部5が、下側照明部7より照度が高くなることを実現するために、例えば、上側照明部5には、高出力な光源Aを備え、下側照明部7には、低出力な光源Aを備えることや、調光制御可能な光源Aを備えること、が挙げられる。下側照明部7より上側照明部5の照度が高くなることを実現すれば、照明方法が大きく異ならない限り、光源Aの配置については、上記の手段に限定されない。
また、光源Aの数においても同様に、特に規定しない。
【0016】
また、上側照明部5が被写体4を照射する位置高さは、左右両側に備えた照明装置3において同じである。同様に、下側照明部7が被写体4を照射する位置高さも、左右両側の照明装置3において同じである。
【0017】
そして、上側照明部5における左右両側の照度は同等であり、下側照明部7においても左右両側の照度は同等である。
また、被写体4の顔9が鏡部2に全て映り込むように顔の中心を鏡部2の中心Xと合わせた時、鏡部2の上側領域6に映り込む目元付近10を照らす鉛直面照度の方が、鏡部2の下側領域8に映り込む口元付近11を照らす鉛直面照度より高くしている。上側照明部5が被写体4を照射する照度と、下側照明部7が被写体4を照射する照度と、の比は、1.1対1.0から5.0対1.0である。
表2の1には、表1の結果より、目元付近10の照度が口元付近11の照度より高いことを好む各被験者のデータ平均が示されている。また、表2の2には、口元付近11の照度が目元付近10の照度より高いことを好む各被験者のデータ平均が示されている。これより、目元付近10を照らす鉛直面照度が1747lx、口元付近11を照らす鉛直面照度が1028lxである場合、多くの使用者が作業を行いやすいと感じていることがわかる。これより、目元付近10を照らす鉛直面照度が口元付近11を照らす鉛直面照度の約1.5倍となることが好ましく、目元付近10を照らす鉛直面照度が1500lx程度、口元付近11を照らす鉛直面照度が1000lx程度になることが好ましい。
【0018】
【表2】
また、照明付器具1は、図2に示すような化粧台12に備えて使用することもできる。この化粧台12は、キャビネット13と鏡部2とを組み合わせて構成している。キャビネット13は収納部14を備え、その上部には天板15が備えられている。キャビネット13の前方には、使用者の脚部が収まるような脚部収容部16が設けられている。また、天板15の後方から立ち上がり部17が上方に向けて突出していて、この立ち上がり部17の前面に照明付器具1を設置している。
【0019】
以上のように本実施形態によれば、照明付器具1は、被写体4を映す鏡部2と、その鏡部2の左右両側に設けた照明装置3と、を備え、鏡部2の上側領域6の方が、鏡部2の下側領域8より照度が高くなる。これより、使用者となる被写体4が鏡部2前で化粧等の作業する際、目元付近10の化粧と口元付近11の化粧とで異なる、必要な照度に対応することができる。また、被写体4が化粧等の作業をする手によって生じる影を低減しながら、被写体4の鉛直面照度を確保することで、従来よりも作用性を向上させ、省エネルギー化を図ることができる。
また、照明装置3が、光源Aを調光制御することによって、鏡部2の上側領域6の方が、鏡部2の下側領域8より照度が高くなる場合には、照明装置3として、出力の異なる光源Aを要せず、使用者の好みに応じて明るさを調節することができる。
(実施形態2)
図3は、本発明の実施形態2である照明付器具1を示す。
【0020】
実施形態1と重複する構成についての、詳しい説明は省略する。実施形態2が実施形態1と異なる部分は、照明装置3が光源カバー20を備えていることであり、その詳細を以下に説明する。
【0021】
照明装置3は、上側照明部5が、下側照明部7より照度が高くなることを実現するために、光源カバー20を備えている。光源カバー20としては、ルーバーや拡散パネルが挙げられ、ルーバーでは、羽根板の角度によって調光し、拡散パネルでは、上側照明部5付近と下側照明部7付近の透光率を変えることで調光する。また、上側照明部5が、下側照明部7より照度が高くなることを実現すれば、光源Aの配置については、照明方法が大きく異ならない限り制約はない。また、光源Aの数においても同様に、特に規定しない。また、実施形態1と同様に、本実施形態の照明付器具1を化粧台12に備えて使用してもよい。
【0022】
以上のように、本実施形態によれば、照明装置3が光源カバー20を備えることによって、鏡部2の上側領域6の方が、鏡部2の下側領域8より照度が高くなる。これより、調光機能を有する光源Aの制御を要せず、コストダウンを図ることができる。
【0023】
(実施形態3)
図4は、本発明の実施形態3である照明付器具1を示す。
【0024】
実施形態1と重複する構成についての、詳しい説明は省略する。実施形態3が実施形態1と異なる部分は、上側照明部5が、下側照明部7よりも多くの光源Aを備えていることである。その詳細を以下に説明する。
【0025】
照明装置3は、上側照明部5が、下側照明部7より照度が高くなることを実現するために、上側照明部5に、下側照明部7よりも多くの光源Aを備えている。上側照明部5が、下側照明部7より照度が高くなることを実現すれば、光源Aの配置については、照明方法が大きく異ならない限り制約はない。また、光源Aの数も規定しない。また、上側照明部5は、左右両側において、光源Aの数は同等である。また、下側照明部7においても、同様に、光源Aの数は左右両側において、同等である。また、実施形態1と同様に、本実施形態の照明付器具1を化粧台12に備えて使用してもよい。
【0026】
以上のように、本実施形態によれば、上側照明部5が、下側照明部7よりも多くの光源Aを備えていることにより、鏡部2の上側領域6の方が、鏡部2の下側領域8より照度が高くなる。これより、拡散パネルやルーバー等を要さず、照度を調整することができるので、拡散パネル等にかかる費用、設置およびメンテナンス作業を低減することができる。
【0027】
(実施形態4)
図5は、本発明の実施形態4である照明付器具1を示す。
【0028】
実施形態1と重複する構成についての、詳しい説明は省略する。実施形態4が実施形態1と異なる部分は、上側照明部5のみに光源A設置していることである。その詳細を以下に説明する。
【0029】
照明装置3は、上側照明部5に光源Aを少なくとも二個設置し、下側照明部7には光源Aを設置しない。このとき、照明装置3が拡散パネルのような光源カバーを有し、光源Aを有さない下側照明部7が上側照明部5に設置した光源Aの拡散光を照射する。また、上側照明部5に設置した光源Aは、光軸を傾けることで、下側照明部7の照度を調整してもよい。なお、光源Aは、二個以上であれば、光源Aの数は規定しない。また光源Aの配置については、照明手法が大きく異ならない限り、制約はない。また、実施形態1と同様に、本実施形態の照明付器具1を化粧台12に備えて使用してもよい。
【0030】
以上のように、本実施形態によれば、上側照明部5にのみに光源Aを有することで、光色の不一致、複数光源設置の不安定さを軽減することができる。
【0031】
(実施形態5)
図6は、本発明の実施形態5である照明付器具1を示す。
【0032】
実施形態1と重複する構成についての、詳しい説明は省略する。実施形態5が実施形態1と異なる部分は、鏡部2の鉛直面照度を測定する照度センサ21と、照度センサ21の結果に応じて上側照明部5および下側照明部7の照度を変更する照度調整制御部22と、を設けていることである。その詳細を以下に説明する。
【0033】
照明付器具1において、照度センサ21は、鏡部2から被写体4に向けて、照度センサ21を支持する支持棒18が設置され、その先端には、照度センサ21が設けられている。この照度センサ21は、被写体4に向けて設置され、被写体4の鉛直面照度を測定する。そして、その測定した結果は、照度調整制御伝達線23を通して照度調整制御部22に伝えられ、そこから照射装置制御伝達線24を通して、上側照明部5および下側照明部7に伝えられる。上側照明部5および下側照明部7の照度は、その結果に応じて、被写体4の周辺の明るさに適合するように調整される。
なお、照度センサ21の設置位置に関しては、被写体4の鉛直面照度を測定できる範囲であれば限定されない。また、照度センサ21が被写体4の鉛直面照度を推定する機能を有している場合、被写体4の鉛直面照度が測定できない時でも、被写体4がいる場所の周囲環境の明るさを測定し、鉛直面照度を推定する機能を有していれば、光源Aの照度調整を行うことができ、照度センサ21の設置位置に制約はない。また、実施形態1と同様に、本実施形態の照明付器具1を化粧台12に備えて使用してもよい。
【0034】
以上のように、本実施形態によれば、照明装置3が照度センサ21と照度調整制御部22とを設けることで、被写体4や周辺環境の明るさが変わった場合でも、光源Aの照度を設定する作業を軽減することができる。
【0035】
(実施形態6)
図7は、本発明の実施形態6である照明付器具1を示す。
実施形態5と重複する構成についての、詳しい説明は省略する。実施形態6が実施形態5と異なる部分は、照度センサ21が、鏡部2に埋め込まれていることである。その詳細を以下に説明する。
【0036】
照明付器具1において、照度センサ21は、鏡部2の上側領域6に埋め込まれ、鏡部2に向かった被写体4の鉛直面照度を測定する。その測定した結果は、照度調整制御伝達線23を通して照度調整制御部22に伝えられ、そこから照射装置制御伝達線24を通して、上側照明部5および下側照明部7に伝えられる。上側照明部5および下側照明部7の照度は、その結果に応じて、被写体4の周辺の明るさに適合するように調整される。なお、照度センサ21、照度調整制御部22の位置に関しては、使用者の作業の妨げにならない位置であれば、制約はない。また、実施形態1と同様に、本実施形態の照明付器具1を化粧台12に備えて使用してもよい。
【0037】
以上のように、本実施形態によれば照度センサ21が鏡部2の上側領域6に埋め込まれていることで、照度センサ21のスペースを低減することができる。
【0038】
(実施形態7)
図8、9は、本発明の実施形態7である照明付器具1を示す。
実施形態1と重複する構成についての、詳しい説明は省略する。実施形態7が実施形態1と異なる部分は、身長を入力する身長入力部25を備えていることである。その詳細を以下に説明する。
【0039】
図8に示すように、照明付器具1において、被写体4となる使用者の身長を入力する身長入力部25を備え、上側照明部5および下側照明部7が被写体4を照射する照射位置高さは、身長入力部25に入力された結果に応じて変更される。この被写体4を照射する照射位置高さは、身長入力部25に入力された値が照射位置高さ調整制御伝達線26を通じて、照射位置高さ制御部27に伝えられる。そこから、照射位置高さ制御伝達線28を通じて、照明装置3が被写体4を照射する高さが調整される。例えば、本実施形態の照明付器具1が化粧台12に用いられた場合、図9に示すようになる。立ち上がり部17の前面に走行受部29が配されていて、この走行受部29は、照明付器具1の背部に設けられた走行部(図示せず)と係合する。これより、照明付器具1は、モーター等の駆動機構を備え、自動でスライド移動し、一定位置へ移動することができる。
【0040】
以上のように、本実施形態によれば、身長入力部25と照射位置高さ制御部27を備えることで、使用者となる被写体4に合わせて、的確な照射を行うことができる。
【0041】
(実施形態8)
図10、11は、本発明の実施形態8である照明付器具1を示す。
上記実施形態7と重複する構成についての詳しい説明は省略する。実施形態8が実施形態7と異なる部分は、鏡部2は固定されていて、その両側に備えられた照明装置3が移動することである。
【0042】
図10に示すように、照明付器具1において、鏡部2の両側に備えられた照明装置3は、鏡部2の高さ範囲内で移動することができる。例えば、図11に示すように、化粧台12として、照明付器具1が用いられた場合、鏡部2の側面に走行受部29が配されていて、この走行受部29は、照明装置3の側部に設けられた走行部(図示せず)と係合する。これより、照明装置3は、モーター等の駆動機構を備え、スライド移動し、鏡部2の高さの範囲内で一定位置へ移動することができる。
【0043】
以上のように、本実施形態によれば、身長入力部25に入力された被写体4の身長に応じて、照明装置3の高さのみを変更することができるので、照明装置3における照度を簡易に変更することができる。
【0044】
(実施形態9)
図12、13は、本発明の実施形態9である照明付器具1を示す。
【0045】
上記実施形態7と重複する構成についての詳しい説明は省略する。実施形態9が実施形態7と異なる部分は、身長センサ30の検知結果が、照射位置高さ制御部27に入力され、照明付器具1が移動することである。
【0046】
照明付器具1において、鏡部2の上側領域6に身長センサ30が埋め込まれ、その検知結果は、照射位置高さ制御部27に入力される。身長センサ30は、アクティブセンサであり、このアクティブセンサの構成は図14に示す。決められた立ち位置内において、センサの検知範囲内に被写体4となる使用者がいる場合、人検知部32で被写体4を検知し、身長センサ30から発射された媒体が被写体の頭部31に反射した反射波を受光部33によって受光し、測距センサ34にて被写体4の頭部までの距離を検出することで、被写体4の身長を測定する。そして、測定した検知結果は、照射位置高さ調整制御伝達線26を通して、照射位置高さ制御部27に伝えられる。そこから、照射位置高さ制御伝達線28を通して、上側照明部5および下側照明部7に伝えられ、上側照明部5および下側照明部7が被写体4を照射する高さは、検知結果によって調整される。なお、身長センサ30の位置に関しては、使用者の作業の妨げにならない位置であれば、制約はない。
身長センサ30の種類には、超音波や、赤外線、可視光通信、電波などが挙げられるが、身長が測定でき、かつ、使用者の作業の妨げや照明装置3の不具合を生じさせない限り、身長センサ30の種類に規定はない。また、身長センサ30の設置位置に関しては、使用者の作業の妨げにならない位置であれば、制約はないが、決められた立ち位置内を照射できる設置位置であることとする。
また、本実施形態の照明付器具1が化粧台12に用いられた場合、図13に示すようになる。立ち上がり部17の前面に走行受部29が配されていて、この走行受部29は、照明付器具1の背部に設けられた走行部(図示せず)と係合する。これより、照明装置3は、モーター等の駆動機構を備え、スライド移動し、一定位置へ移動することができる。
【0047】
以上のように、本実施形態によれば、被写体4の身長が自動的に身長センサ30で感知されるため、被写体4となる使用者が身長を入力する作業を省くことができる。
【0048】
(実施形態10)
図15、16は、本発明の実施形態10である照明付器具1を示す。
上記実施形態9と重複する構成についての詳しい説明は省略する。実施形態10が実施形態9と異なる部分は、一方の身長センサ30は、アクティブセンサで、他方の身長センサ30は、パッシブセンサであることである。
照明付器具1において、鏡部2は、身長センサ30を備え、その検知結果は、照射位置高さ制御部27に入力される。二つの身長センサ30は、図17に示すように、一方は、アクティブセンサで、他方は、パッシブセンサである。
センサの検知範囲内に使用者がいる場合、アクティブセンサは、人検知部32で被写体4を検知し、身長センサ30から発射された媒体が被写体の頭部31に反射した反射波を受光部33によって受光し、測距センサ34にて被写体4の頭部までの距離を検出することで、被写体4の身長を測定する。
パッシブセンサは、人検知部32で被写体4を検知し、画像センサ35より被写体4の画像情報を取得し、取得された画像データから、被写体4の頭部31を抽出することによって、被写体4の頭部31までの距離と、頭部31が存在する方向と、から被写体4の身長を測定する。
これらのセンサから測定した検知結果は、照射位置高さ調整制御伝達線26を通して、照射位置高さ制御部27に伝えられる。そこから、検知結果は、照射位置高さ制御伝達線28を通して、上側照明部5および下側照明部7に伝えられ、上側照明部5および下側照明部7が被写体4を照射する高さは、検知結果によって調整される。身長センサ30の種類には、超音波や、赤外線、可視光通信、電波などが挙げられる。また、身長センサ30の設置位置に関しては、使用者の作業の妨げにならない位置であれば、制約はないが、決められた立ち位置内を照射できる設置位置であることとする。
また、本実施形態の照明付器具1が化粧台12に用いられた場合、図16に示すようになる。立ち上がり部17の前面に走行受部29が配されていて、この走行受部29は、照明付器具1の背部に設けられた走行部(図示せず)と係合する。これより、照明付器具1は、モーター等の駆動機構を備え、スライド移動し、一定位置へ移動することができる。
以上のように、本実施形態によれば、身長センサ30は、アクティブセンサに加え、さらにパッシブセンサを備えることで、被写体4の立ち位置をより正確に把握することができる。
(実施形態11)
図18は、本発明の実施形態11である照明付器具1を示す。
上記実施形態10と重複する構成についての詳しい説明は省略するが、図15、図16に示す通りである。実施形態11が実施形態10と異なる部分は、二つ身長センサ30は、それぞれパッシブセンサで構成されていることである。
照明付器具1において、鏡部2は、身長センサ30を備え、その検知結果は、照射位置高さ制御部27に入力される。二つの身長センサ30は、図18に示すように、二つのパッシブセンサから構成される。パッシブセンサは、人検知部32で被写体4を検知し、画像センサ35より被写体4の画像情報を取得し、取得された画像データから、被写体4の頭部31を抽出することによって、被写体4の頭部31までの距離と、頭部31が存在する方向と、から被写体4の身長を測定する。この検知結果は、照射位置高さ調整制御伝達線26を通して、照射位置高さ制御部27に伝えられる。身長センサ30の種類には、超音波や、赤外線、可視光通信、電波などが挙げられるが、身長が測定でき、かつ、使用者の作業の妨げや照明装置3の不具合を生じさせない限り、身長センサ30の種類に規定はない。また、身長センサ30の位置に関しては、使用者の作業の妨げにならない位置であれば、制約はないが、決められた立ち位置内を照射できる設置位置であることとする。
また、本実施形態の照明付器具1が化粧台12に用いられた場合、図16に示すようになる。立ち上がり部17の前面に走行受部29が配されていて、この走行受部29は、照明付器具1の背部に設けられた走行部と係合する。これより、照明装置3は、モーター等の駆動機構を備え、スライド移動し、一定位置へ移動することができる。
以上のように、本実施形態によれば、身長センサ30は、アクティブセンサを必要としないことから、使用エネルギーの低減を図ることができる。
【符号の説明】
【0049】
1 照明付器具
2 鏡部
3 照明装置
4 被写体
5 上側照明部
6 上側領域
7 下側照明部
8 下側領域
9 顔
10 目元付近
11 口元付近
A 光源
X 中心
【技術分野】
【0001】
本発明は、鏡に照明が備えられた照明付器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、洗面化粧台は、図19のような、鏡部50の上部に照明器具51を設置した形態が多く、この形態の洗面化粧台の照明配光は、鏡部50に映る使用者が効率良く明るく照射されるように発明されている。(特許文献1)
しかしながら、特許文献1に示される洗面化粧台は、使用者の化粧時等において、照明器具51によって照射された使用者の手の影が使用者自身の顔に映るため、鏡部50に映し出された使用者の顔にも影が映り、化粧等の作業性が悪化するという問題点がある。
【0003】
そこで、図20に示すような、洗面化粧台も知られている。(特許文献2)この洗面化粧台においては、鏡部52の表面の左右両側に照明器具53を設置することで、化粧時等において、照明器具53によって照射された使用者の手の影が使用者自身の顔に映るため、鏡部52に映し出された使用者の顔にも影が映り、化粧等の作業性が悪化する、というような問題点が改善された。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−77328号公報
【特許文献2】特開平5−91938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、光が左右から照射されるため、化粧行為時の作業者の手による影は生じさせ難いが、顔面全体に必要以上の照明がなされ、無駄なエネルギーを消費している。また、図21に示すような住宅内を想定した空間において、全般照明54と、連続調光機能付タスクライト55と、卓上鏡56と、を机57に設置し、椅子に被験者58を着座させた状態で所望の照度となるように調光して化粧を行ってもらい、被験者58の顔面鉛直面照度を測定したところ、表1に示すような結果が得られた。
【0006】
【表1】
マスカラやアイシャドウといった目を含む顔面上半部と、口紅といった口を含む顔面下半分と、では、化粧の際に必要な照度が異なり、使用者が顔面下半分より顔面上半分により高い照度を求めることがわかった。
【0007】
本発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたもので、その課題は、配光を制御することで、化粧時における作業性を向上させ、使用者が明るさに満足しながら省エネルギーとなる照明付器具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明の照明付器具では、被写体を映す鏡部と、その鏡部の左右両側に設けた照明装置と、を備えた照明付器具であって、照明装置は、鏡部前の被写体を照射し、上側照明部は、鏡部の上側領域に映る被写体を照射し、下側照明部は、鏡部の下側領域に映る被写体を照射し、上側照明部の方が、下側照明部より照度が高いことを特徴とする。
また、この照明付器具において、上側照明部が被写体を照射する位置の高さは、左右両側の照明装置において同じ高さであり、下側照明部が被写体を照射する位置の高さは、左右両側の照明装置において同じ高さであることが好ましい。
また、この照明付器具において、上側照明部が被写体を照射する照度は、左右両側の照明装置において同じ照度であり、下側照明部が被写体を照射する照度は、左右両側の照明装置において同じ照度であることが好ましい。
【0009】
また、この照明付器具において、被写体の鉛直面照度を測定する照度センサと、
照度センサの結果に応じて上側照明部および下側照明部の照度を変更する照度調整制御部と、を設けたことが好ましい。
【0010】
また、この照明付器具において、被写体の身長を検知する身長センサと、身長センサの検知結果に応じて照明装置の高さを変更する照射位置高さ調整制御部と、を設けたことが好ましい。
【0011】
また、この照明付器具において、上側照明部が被写体を照射する照度と、下側照明部が被写体を照射する照度と、の比は、1.1対1.0から5.0対1.0であることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の照明付器具において、上側照明部が、下側照明部より照度が高いことより、照明付器具は、被写体となる人物が鏡部前で化粧等の作業する際、作業する手によって生じる影を低減しながら、被写体の鉛直面照度を確保することで、従来よりも作用性を向上させ、省エネルギー化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態1に係る照明付器具の概略図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る照明付器具を洗面化粧台に用いた概略図である。
【図3】本発明の実施形態2に係る照明付器具の概略図である。
【図4】本発明の実施形態3に係る照明付器具の概略図である。
【図5】本発明の実施形態4に係る照明付器具の概略図である。
【図6】本発明の実施形態5に係る照明付器具の概略図である。
【図7】本発明の実施形態6に係る照明付器具の概略図である。
【図8】本発明の実施形態7に係る照明付器具の概略図である。
【図9】本発明の実施形態7に係る照明付器具を洗面化粧台に用いた概略図である。
【図10】本発明の実施形態8に係る照明付器具の概略図である。
【図11】本発明の実施形態8に係る照明付器具を洗面化粧台に用いた概略図である。
【図12】本発明の実施形態9に係る照明付器具の概略図である。
【図13】本発明の実施形態9に係る照明付器具を洗面化粧台に用いた概略図である。
【図14】実施形態9における身長センサ30の構成図である。
【図15】本発明の実施形態10、11に係る照明付器具の概略図である。
【図16】本発明の実施形態10、11に係る照明付器具を洗面化粧台に用いた概略図である。
【図17】実施形態10における身長センサ30の構成図である。
【図18】実施形態11における身長センサ30の構成図である。
【図19】従来1の化粧台に用いられる照明器具の正面図である。
【図20】従来2の化粧台に用いられる照明器具の斜視図である。
【図21】住宅内を想定した空間における実験条件下を示した上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1である照明付器具1を示している。照明付器具1は、被写体4を映す鏡部2と、その鏡部2の左右両側に設けた照明装置3と、を備えている。照明装置3は、鏡部2前の被写体4を照射し、上側照明部5は、鏡部2の上側領域6に映る被写体4を照射し、下側照明部7は、鏡部2の下側領域8に映る被写体4を照射する。また、上側照明部5の方が、下側照明部7より照度が高い。また。上側照明部5が被写体4を照射する位置の高さは、左右両側の照明装置3において同じ高さであり、下側照明部7が被写体4を照射する位置の高さは、左右両側の照明装置3において同じ高さである。そして、上側照明部5が被写体4を照射する照度は、左右両側の照明装置3において同じ照度であり、下側照明部7が被写体4を照射する照度は、左右両側の照明装置において同じ照度である。また、上側照明部5が被写体4を照射する照度と、下側照明部7が被写体4を照射する照度と、の比は、1.1対1.0から5.0対1.0である。
以下、本実施形態における照明付器具1について具体的詳細に説明する。
【0015】
本実施形態の照明付器具1は、図1に示されるように、鏡部2は、左右両側に照明装置3を備えている。照明装置3の上側を上側照明部5とし、下側を下側照明部7とすると、上側照明部5は、鏡部2の上側領域6に映る被写体4を照射し、下側照明部7は、鏡部2の下側領域8に映る被写体4を照射する。これは、被写体4の顔9が鏡部2に全て映り込むように顔の中心を鏡部2の中心Xと合わせた時、鏡部2の上側領域6は、被写体4の顔9における目元付近10を映し、鏡部2の下側領域8は、被写体4の顔9における口元付近11を映す。また、上側照明部5の照射範囲は、目元付近10を含み、下側照明部7の照射範囲は、口元付近11を含む。
また、照明装置3には、左右それぞれに光源Aを備えていて、この光源Aとしては、白熱電球やLED等を用いるが、特にこれらに限定されない。また、上側照明部5が、下側照明部7より照度が高くなることを実現するために、例えば、上側照明部5には、高出力な光源Aを備え、下側照明部7には、低出力な光源Aを備えることや、調光制御可能な光源Aを備えること、が挙げられる。下側照明部7より上側照明部5の照度が高くなることを実現すれば、照明方法が大きく異ならない限り、光源Aの配置については、上記の手段に限定されない。
また、光源Aの数においても同様に、特に規定しない。
【0016】
また、上側照明部5が被写体4を照射する位置高さは、左右両側に備えた照明装置3において同じである。同様に、下側照明部7が被写体4を照射する位置高さも、左右両側の照明装置3において同じである。
【0017】
そして、上側照明部5における左右両側の照度は同等であり、下側照明部7においても左右両側の照度は同等である。
また、被写体4の顔9が鏡部2に全て映り込むように顔の中心を鏡部2の中心Xと合わせた時、鏡部2の上側領域6に映り込む目元付近10を照らす鉛直面照度の方が、鏡部2の下側領域8に映り込む口元付近11を照らす鉛直面照度より高くしている。上側照明部5が被写体4を照射する照度と、下側照明部7が被写体4を照射する照度と、の比は、1.1対1.0から5.0対1.0である。
表2の1には、表1の結果より、目元付近10の照度が口元付近11の照度より高いことを好む各被験者のデータ平均が示されている。また、表2の2には、口元付近11の照度が目元付近10の照度より高いことを好む各被験者のデータ平均が示されている。これより、目元付近10を照らす鉛直面照度が1747lx、口元付近11を照らす鉛直面照度が1028lxである場合、多くの使用者が作業を行いやすいと感じていることがわかる。これより、目元付近10を照らす鉛直面照度が口元付近11を照らす鉛直面照度の約1.5倍となることが好ましく、目元付近10を照らす鉛直面照度が1500lx程度、口元付近11を照らす鉛直面照度が1000lx程度になることが好ましい。
【0018】
【表2】
また、照明付器具1は、図2に示すような化粧台12に備えて使用することもできる。この化粧台12は、キャビネット13と鏡部2とを組み合わせて構成している。キャビネット13は収納部14を備え、その上部には天板15が備えられている。キャビネット13の前方には、使用者の脚部が収まるような脚部収容部16が設けられている。また、天板15の後方から立ち上がり部17が上方に向けて突出していて、この立ち上がり部17の前面に照明付器具1を設置している。
【0019】
以上のように本実施形態によれば、照明付器具1は、被写体4を映す鏡部2と、その鏡部2の左右両側に設けた照明装置3と、を備え、鏡部2の上側領域6の方が、鏡部2の下側領域8より照度が高くなる。これより、使用者となる被写体4が鏡部2前で化粧等の作業する際、目元付近10の化粧と口元付近11の化粧とで異なる、必要な照度に対応することができる。また、被写体4が化粧等の作業をする手によって生じる影を低減しながら、被写体4の鉛直面照度を確保することで、従来よりも作用性を向上させ、省エネルギー化を図ることができる。
また、照明装置3が、光源Aを調光制御することによって、鏡部2の上側領域6の方が、鏡部2の下側領域8より照度が高くなる場合には、照明装置3として、出力の異なる光源Aを要せず、使用者の好みに応じて明るさを調節することができる。
(実施形態2)
図3は、本発明の実施形態2である照明付器具1を示す。
【0020】
実施形態1と重複する構成についての、詳しい説明は省略する。実施形態2が実施形態1と異なる部分は、照明装置3が光源カバー20を備えていることであり、その詳細を以下に説明する。
【0021】
照明装置3は、上側照明部5が、下側照明部7より照度が高くなることを実現するために、光源カバー20を備えている。光源カバー20としては、ルーバーや拡散パネルが挙げられ、ルーバーでは、羽根板の角度によって調光し、拡散パネルでは、上側照明部5付近と下側照明部7付近の透光率を変えることで調光する。また、上側照明部5が、下側照明部7より照度が高くなることを実現すれば、光源Aの配置については、照明方法が大きく異ならない限り制約はない。また、光源Aの数においても同様に、特に規定しない。また、実施形態1と同様に、本実施形態の照明付器具1を化粧台12に備えて使用してもよい。
【0022】
以上のように、本実施形態によれば、照明装置3が光源カバー20を備えることによって、鏡部2の上側領域6の方が、鏡部2の下側領域8より照度が高くなる。これより、調光機能を有する光源Aの制御を要せず、コストダウンを図ることができる。
【0023】
(実施形態3)
図4は、本発明の実施形態3である照明付器具1を示す。
【0024】
実施形態1と重複する構成についての、詳しい説明は省略する。実施形態3が実施形態1と異なる部分は、上側照明部5が、下側照明部7よりも多くの光源Aを備えていることである。その詳細を以下に説明する。
【0025】
照明装置3は、上側照明部5が、下側照明部7より照度が高くなることを実現するために、上側照明部5に、下側照明部7よりも多くの光源Aを備えている。上側照明部5が、下側照明部7より照度が高くなることを実現すれば、光源Aの配置については、照明方法が大きく異ならない限り制約はない。また、光源Aの数も規定しない。また、上側照明部5は、左右両側において、光源Aの数は同等である。また、下側照明部7においても、同様に、光源Aの数は左右両側において、同等である。また、実施形態1と同様に、本実施形態の照明付器具1を化粧台12に備えて使用してもよい。
【0026】
以上のように、本実施形態によれば、上側照明部5が、下側照明部7よりも多くの光源Aを備えていることにより、鏡部2の上側領域6の方が、鏡部2の下側領域8より照度が高くなる。これより、拡散パネルやルーバー等を要さず、照度を調整することができるので、拡散パネル等にかかる費用、設置およびメンテナンス作業を低減することができる。
【0027】
(実施形態4)
図5は、本発明の実施形態4である照明付器具1を示す。
【0028】
実施形態1と重複する構成についての、詳しい説明は省略する。実施形態4が実施形態1と異なる部分は、上側照明部5のみに光源A設置していることである。その詳細を以下に説明する。
【0029】
照明装置3は、上側照明部5に光源Aを少なくとも二個設置し、下側照明部7には光源Aを設置しない。このとき、照明装置3が拡散パネルのような光源カバーを有し、光源Aを有さない下側照明部7が上側照明部5に設置した光源Aの拡散光を照射する。また、上側照明部5に設置した光源Aは、光軸を傾けることで、下側照明部7の照度を調整してもよい。なお、光源Aは、二個以上であれば、光源Aの数は規定しない。また光源Aの配置については、照明手法が大きく異ならない限り、制約はない。また、実施形態1と同様に、本実施形態の照明付器具1を化粧台12に備えて使用してもよい。
【0030】
以上のように、本実施形態によれば、上側照明部5にのみに光源Aを有することで、光色の不一致、複数光源設置の不安定さを軽減することができる。
【0031】
(実施形態5)
図6は、本発明の実施形態5である照明付器具1を示す。
【0032】
実施形態1と重複する構成についての、詳しい説明は省略する。実施形態5が実施形態1と異なる部分は、鏡部2の鉛直面照度を測定する照度センサ21と、照度センサ21の結果に応じて上側照明部5および下側照明部7の照度を変更する照度調整制御部22と、を設けていることである。その詳細を以下に説明する。
【0033】
照明付器具1において、照度センサ21は、鏡部2から被写体4に向けて、照度センサ21を支持する支持棒18が設置され、その先端には、照度センサ21が設けられている。この照度センサ21は、被写体4に向けて設置され、被写体4の鉛直面照度を測定する。そして、その測定した結果は、照度調整制御伝達線23を通して照度調整制御部22に伝えられ、そこから照射装置制御伝達線24を通して、上側照明部5および下側照明部7に伝えられる。上側照明部5および下側照明部7の照度は、その結果に応じて、被写体4の周辺の明るさに適合するように調整される。
なお、照度センサ21の設置位置に関しては、被写体4の鉛直面照度を測定できる範囲であれば限定されない。また、照度センサ21が被写体4の鉛直面照度を推定する機能を有している場合、被写体4の鉛直面照度が測定できない時でも、被写体4がいる場所の周囲環境の明るさを測定し、鉛直面照度を推定する機能を有していれば、光源Aの照度調整を行うことができ、照度センサ21の設置位置に制約はない。また、実施形態1と同様に、本実施形態の照明付器具1を化粧台12に備えて使用してもよい。
【0034】
以上のように、本実施形態によれば、照明装置3が照度センサ21と照度調整制御部22とを設けることで、被写体4や周辺環境の明るさが変わった場合でも、光源Aの照度を設定する作業を軽減することができる。
【0035】
(実施形態6)
図7は、本発明の実施形態6である照明付器具1を示す。
実施形態5と重複する構成についての、詳しい説明は省略する。実施形態6が実施形態5と異なる部分は、照度センサ21が、鏡部2に埋め込まれていることである。その詳細を以下に説明する。
【0036】
照明付器具1において、照度センサ21は、鏡部2の上側領域6に埋め込まれ、鏡部2に向かった被写体4の鉛直面照度を測定する。その測定した結果は、照度調整制御伝達線23を通して照度調整制御部22に伝えられ、そこから照射装置制御伝達線24を通して、上側照明部5および下側照明部7に伝えられる。上側照明部5および下側照明部7の照度は、その結果に応じて、被写体4の周辺の明るさに適合するように調整される。なお、照度センサ21、照度調整制御部22の位置に関しては、使用者の作業の妨げにならない位置であれば、制約はない。また、実施形態1と同様に、本実施形態の照明付器具1を化粧台12に備えて使用してもよい。
【0037】
以上のように、本実施形態によれば照度センサ21が鏡部2の上側領域6に埋め込まれていることで、照度センサ21のスペースを低減することができる。
【0038】
(実施形態7)
図8、9は、本発明の実施形態7である照明付器具1を示す。
実施形態1と重複する構成についての、詳しい説明は省略する。実施形態7が実施形態1と異なる部分は、身長を入力する身長入力部25を備えていることである。その詳細を以下に説明する。
【0039】
図8に示すように、照明付器具1において、被写体4となる使用者の身長を入力する身長入力部25を備え、上側照明部5および下側照明部7が被写体4を照射する照射位置高さは、身長入力部25に入力された結果に応じて変更される。この被写体4を照射する照射位置高さは、身長入力部25に入力された値が照射位置高さ調整制御伝達線26を通じて、照射位置高さ制御部27に伝えられる。そこから、照射位置高さ制御伝達線28を通じて、照明装置3が被写体4を照射する高さが調整される。例えば、本実施形態の照明付器具1が化粧台12に用いられた場合、図9に示すようになる。立ち上がり部17の前面に走行受部29が配されていて、この走行受部29は、照明付器具1の背部に設けられた走行部(図示せず)と係合する。これより、照明付器具1は、モーター等の駆動機構を備え、自動でスライド移動し、一定位置へ移動することができる。
【0040】
以上のように、本実施形態によれば、身長入力部25と照射位置高さ制御部27を備えることで、使用者となる被写体4に合わせて、的確な照射を行うことができる。
【0041】
(実施形態8)
図10、11は、本発明の実施形態8である照明付器具1を示す。
上記実施形態7と重複する構成についての詳しい説明は省略する。実施形態8が実施形態7と異なる部分は、鏡部2は固定されていて、その両側に備えられた照明装置3が移動することである。
【0042】
図10に示すように、照明付器具1において、鏡部2の両側に備えられた照明装置3は、鏡部2の高さ範囲内で移動することができる。例えば、図11に示すように、化粧台12として、照明付器具1が用いられた場合、鏡部2の側面に走行受部29が配されていて、この走行受部29は、照明装置3の側部に設けられた走行部(図示せず)と係合する。これより、照明装置3は、モーター等の駆動機構を備え、スライド移動し、鏡部2の高さの範囲内で一定位置へ移動することができる。
【0043】
以上のように、本実施形態によれば、身長入力部25に入力された被写体4の身長に応じて、照明装置3の高さのみを変更することができるので、照明装置3における照度を簡易に変更することができる。
【0044】
(実施形態9)
図12、13は、本発明の実施形態9である照明付器具1を示す。
【0045】
上記実施形態7と重複する構成についての詳しい説明は省略する。実施形態9が実施形態7と異なる部分は、身長センサ30の検知結果が、照射位置高さ制御部27に入力され、照明付器具1が移動することである。
【0046】
照明付器具1において、鏡部2の上側領域6に身長センサ30が埋め込まれ、その検知結果は、照射位置高さ制御部27に入力される。身長センサ30は、アクティブセンサであり、このアクティブセンサの構成は図14に示す。決められた立ち位置内において、センサの検知範囲内に被写体4となる使用者がいる場合、人検知部32で被写体4を検知し、身長センサ30から発射された媒体が被写体の頭部31に反射した反射波を受光部33によって受光し、測距センサ34にて被写体4の頭部までの距離を検出することで、被写体4の身長を測定する。そして、測定した検知結果は、照射位置高さ調整制御伝達線26を通して、照射位置高さ制御部27に伝えられる。そこから、照射位置高さ制御伝達線28を通して、上側照明部5および下側照明部7に伝えられ、上側照明部5および下側照明部7が被写体4を照射する高さは、検知結果によって調整される。なお、身長センサ30の位置に関しては、使用者の作業の妨げにならない位置であれば、制約はない。
身長センサ30の種類には、超音波や、赤外線、可視光通信、電波などが挙げられるが、身長が測定でき、かつ、使用者の作業の妨げや照明装置3の不具合を生じさせない限り、身長センサ30の種類に規定はない。また、身長センサ30の設置位置に関しては、使用者の作業の妨げにならない位置であれば、制約はないが、決められた立ち位置内を照射できる設置位置であることとする。
また、本実施形態の照明付器具1が化粧台12に用いられた場合、図13に示すようになる。立ち上がり部17の前面に走行受部29が配されていて、この走行受部29は、照明付器具1の背部に設けられた走行部(図示せず)と係合する。これより、照明装置3は、モーター等の駆動機構を備え、スライド移動し、一定位置へ移動することができる。
【0047】
以上のように、本実施形態によれば、被写体4の身長が自動的に身長センサ30で感知されるため、被写体4となる使用者が身長を入力する作業を省くことができる。
【0048】
(実施形態10)
図15、16は、本発明の実施形態10である照明付器具1を示す。
上記実施形態9と重複する構成についての詳しい説明は省略する。実施形態10が実施形態9と異なる部分は、一方の身長センサ30は、アクティブセンサで、他方の身長センサ30は、パッシブセンサであることである。
照明付器具1において、鏡部2は、身長センサ30を備え、その検知結果は、照射位置高さ制御部27に入力される。二つの身長センサ30は、図17に示すように、一方は、アクティブセンサで、他方は、パッシブセンサである。
センサの検知範囲内に使用者がいる場合、アクティブセンサは、人検知部32で被写体4を検知し、身長センサ30から発射された媒体が被写体の頭部31に反射した反射波を受光部33によって受光し、測距センサ34にて被写体4の頭部までの距離を検出することで、被写体4の身長を測定する。
パッシブセンサは、人検知部32で被写体4を検知し、画像センサ35より被写体4の画像情報を取得し、取得された画像データから、被写体4の頭部31を抽出することによって、被写体4の頭部31までの距離と、頭部31が存在する方向と、から被写体4の身長を測定する。
これらのセンサから測定した検知結果は、照射位置高さ調整制御伝達線26を通して、照射位置高さ制御部27に伝えられる。そこから、検知結果は、照射位置高さ制御伝達線28を通して、上側照明部5および下側照明部7に伝えられ、上側照明部5および下側照明部7が被写体4を照射する高さは、検知結果によって調整される。身長センサ30の種類には、超音波や、赤外線、可視光通信、電波などが挙げられる。また、身長センサ30の設置位置に関しては、使用者の作業の妨げにならない位置であれば、制約はないが、決められた立ち位置内を照射できる設置位置であることとする。
また、本実施形態の照明付器具1が化粧台12に用いられた場合、図16に示すようになる。立ち上がり部17の前面に走行受部29が配されていて、この走行受部29は、照明付器具1の背部に設けられた走行部(図示せず)と係合する。これより、照明付器具1は、モーター等の駆動機構を備え、スライド移動し、一定位置へ移動することができる。
以上のように、本実施形態によれば、身長センサ30は、アクティブセンサに加え、さらにパッシブセンサを備えることで、被写体4の立ち位置をより正確に把握することができる。
(実施形態11)
図18は、本発明の実施形態11である照明付器具1を示す。
上記実施形態10と重複する構成についての詳しい説明は省略するが、図15、図16に示す通りである。実施形態11が実施形態10と異なる部分は、二つ身長センサ30は、それぞれパッシブセンサで構成されていることである。
照明付器具1において、鏡部2は、身長センサ30を備え、その検知結果は、照射位置高さ制御部27に入力される。二つの身長センサ30は、図18に示すように、二つのパッシブセンサから構成される。パッシブセンサは、人検知部32で被写体4を検知し、画像センサ35より被写体4の画像情報を取得し、取得された画像データから、被写体4の頭部31を抽出することによって、被写体4の頭部31までの距離と、頭部31が存在する方向と、から被写体4の身長を測定する。この検知結果は、照射位置高さ調整制御伝達線26を通して、照射位置高さ制御部27に伝えられる。身長センサ30の種類には、超音波や、赤外線、可視光通信、電波などが挙げられるが、身長が測定でき、かつ、使用者の作業の妨げや照明装置3の不具合を生じさせない限り、身長センサ30の種類に規定はない。また、身長センサ30の位置に関しては、使用者の作業の妨げにならない位置であれば、制約はないが、決められた立ち位置内を照射できる設置位置であることとする。
また、本実施形態の照明付器具1が化粧台12に用いられた場合、図16に示すようになる。立ち上がり部17の前面に走行受部29が配されていて、この走行受部29は、照明付器具1の背部に設けられた走行部と係合する。これより、照明装置3は、モーター等の駆動機構を備え、スライド移動し、一定位置へ移動することができる。
以上のように、本実施形態によれば、身長センサ30は、アクティブセンサを必要としないことから、使用エネルギーの低減を図ることができる。
【符号の説明】
【0049】
1 照明付器具
2 鏡部
3 照明装置
4 被写体
5 上側照明部
6 上側領域
7 下側照明部
8 下側領域
9 顔
10 目元付近
11 口元付近
A 光源
X 中心
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を映す鏡部と、その鏡部の左右両側に設けた照明装置と、を備えた照明付器具であって、
前記照明装置は、前記鏡部前の前記被写体を照射し、
上側照明部は、前記鏡部の上側領域に映る前記被写体を照射し、
下側照明部は、前記鏡部の下側領域に映る前記被写体を照射し、
前記上側照明部が、前記下側照明部より照度が高いことを特徴とする照明付器具。
【請求項2】
前記上側照明部が前記被写体を照射する位置の高さは、左右両側の前記照明装置において同じ高さであり、
前記下側照明部が前記被写体を照射する位置の高さは、左右両側の前記照明装置において同じ高さであることを特徴とする請求項1に記載の照明付器具。
【請求項3】
前記上側照明部が前記被写体を照射する照度は、左右両側の照明装置において同じ照度であり、
前記下側照明部が前記被写体を照射する照度は、左右両側の照明装置において同じ照度であることを特徴とする請求項1また2に記載の照明付器具。
【請求項4】
前記被写体の鉛直面照度を測定する照度センサと、
前記照度センサの結果に応じて前記上側照明部および前記下側照明部の照度を変更する照度調整制御部と、を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の照明付器具。
【請求項5】
前記被写体の身長を検知する身長センサと、
前記身長センサの検知結果に応じて前記照明装置の高さを変更する照射位置高さ調整制御部と、を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の照明付器具。
【請求項6】
前記上側照明部が前記被写体を照射する照度と、前記下側照明部が前記被写体を照射する照度と、の比は、1.1対1.0から5.0対1.0であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の照明付器具。
【請求項1】
被写体を映す鏡部と、その鏡部の左右両側に設けた照明装置と、を備えた照明付器具であって、
前記照明装置は、前記鏡部前の前記被写体を照射し、
上側照明部は、前記鏡部の上側領域に映る前記被写体を照射し、
下側照明部は、前記鏡部の下側領域に映る前記被写体を照射し、
前記上側照明部が、前記下側照明部より照度が高いことを特徴とする照明付器具。
【請求項2】
前記上側照明部が前記被写体を照射する位置の高さは、左右両側の前記照明装置において同じ高さであり、
前記下側照明部が前記被写体を照射する位置の高さは、左右両側の前記照明装置において同じ高さであることを特徴とする請求項1に記載の照明付器具。
【請求項3】
前記上側照明部が前記被写体を照射する照度は、左右両側の照明装置において同じ照度であり、
前記下側照明部が前記被写体を照射する照度は、左右両側の照明装置において同じ照度であることを特徴とする請求項1また2に記載の照明付器具。
【請求項4】
前記被写体の鉛直面照度を測定する照度センサと、
前記照度センサの結果に応じて前記上側照明部および前記下側照明部の照度を変更する照度調整制御部と、を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の照明付器具。
【請求項5】
前記被写体の身長を検知する身長センサと、
前記身長センサの検知結果に応じて前記照明装置の高さを変更する照射位置高さ調整制御部と、を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の照明付器具。
【請求項6】
前記上側照明部が前記被写体を照射する照度と、前記下側照明部が前記被写体を照射する照度と、の比は、1.1対1.0から5.0対1.0であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の照明付器具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【公開番号】特開2012−134051(P2012−134051A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−286186(P2010−286186)
【出願日】平成22年12月22日(2010.12.22)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月22日(2010.12.22)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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