照明器具及びそれを用いた照明システム
【課題】有機EL素子を光源とする照明器具を薄型化及び狭額縁化する。
【解決手段】照明器具1は、有機EL素子を光源とする発光パネル2と、発光パネル2に駆動電圧を供給する点灯装置3と、点灯装置3を収納する収納部4と、を備える。発光パネル2は、その下辺S1を介して収納部4に取り付けられる。点灯装置3及び収納部4は、下辺S1と平行に伸びる長尺形状とされる。点灯装置3の長手方向長さL2は、下辺S1の長さL1よりも長く構成されている。このようにすることで、従来の点灯装置と比較して点灯装置3の表面積や点灯装置3に搭載可能な回路部品32の数を減らすことなく、収納部4の奥行きDを短くすると共に収納部4の高さHを低くして、照明器具1を薄型化及び狭額縁化することができる。
【解決手段】照明器具1は、有機EL素子を光源とする発光パネル2と、発光パネル2に駆動電圧を供給する点灯装置3と、点灯装置3を収納する収納部4と、を備える。発光パネル2は、その下辺S1を介して収納部4に取り付けられる。点灯装置3及び収納部4は、下辺S1と平行に伸びる長尺形状とされる。点灯装置3の長手方向長さL2は、下辺S1の長さL1よりも長く構成されている。このようにすることで、従来の点灯装置と比較して点灯装置3の表面積や点灯装置3に搭載可能な回路部品32の数を減らすことなく、収納部4の奥行きDを短くすると共に収納部4の高さHを低くして、照明器具1を薄型化及び狭額縁化することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機EL素子を光源とする照明器具及びそれを用いた照明システムに関する。
【背景技術】
【0002】
有機EL素子は、低電圧で高輝度の発光が可能であり、含有する有機化合物の種類によって様々な発光色が得られ、また、平板状の発光パネルとしての製造が容易であるので、近年、照明器具の光源として用いることが注目されている。
【0003】
図16に示すように、この種の照明器具101は、発光パネル102と、発光パネル102の発光面102aに対して側方に配置される点灯装置103と、点灯装置103を収納する収納部104と、を備える(例えば、特許文献1参照)。点灯装置103は、配電線105により発光パネル102と電気的に接続され、発光パネル102に駆動電圧を供給する。発光パネル102は、その発光面102aが収納部104の発光面102a側の面104aと略面一となるように、収納部104の背面104bから一定の距離を置いて収納部104の支持部104cにより支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−149465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したような照明器具101では、点灯装置103が発光パネル102よりも分厚いので、照明器具101を薄型化することができない。また、照明器具101をその発光面102a側から見たときに、発光パネル102の点灯装置103が配置されている側の縁が大きくなってしまう。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するものであって、有機EL素子を光源とする発光パネルを有する照明器具において、薄型化及び発光パネルの縁を狭くすること(狭額縁化)が可能な照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の照明器具は、有機EL素子を光源とする平板状の発光パネルと、この発光パネルに駆動電圧を供給する点灯装置と、この点灯装置を収納する収納部と、を備え、前記発光パネルは、その外周線の一辺が前記収納部に取り付けられた状態で前記点灯装置と電気的に接続され、前記点灯装置及び収納部は、前記発光パネルの一辺と平行に伸びる長尺形状とされ、前記点灯装置の長手方向長さの合計は、前記発光パネルの前記収納部に取り付けられている一辺の長さよりも長く、前記発光パネルは、前記収納部の長手方向の一方側に偏って配置されていることを特徴とする。
【0008】
前記点灯装置は平板形状の回路基板を備え、該回路基板はその一面に回路部品が載置される部品載置面を有し、他面に回路グランドが配線されるグランド面を有し、このグランド面が前記発光パネルの発光面に直交した状態で該発光パネルに相対していることが好ましい。
【0009】
前記点灯装置は複数に分割され、分割された点灯装置の各々は配電線により互いに電気的に接続されていることが好ましい。
【0010】
前記点灯装置の長手方向長さの合計は、前記発光パネルの前記収納部に取り付けられている辺の長さの2倍となっていることが好ましい。
【0011】
前記収納部は、前記発光パネルが取り付けられていない部分を屈曲可能とする可動部を有することが好ましい。
【0012】
本発明の照明システムは、上記照明器具を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、発光パネルが収納部に取り付けられ、かつ収納部及び点灯装置が発光パネルの一辺と平行な方向に伸びる長尺形状とされる。そのため、従来の点灯装置と比較して点灯装置の表面積や点灯装置に搭載可能な回路部品数を減らすことなく、収納部及び点灯装置の前記方向に直交する方向の長さ(厚み)を小さくすることができる。これにより、照明器具を薄型化及び狭額縁化することができる。また、発光パネルが収納部の長手方向の一方側に偏って配置されているので、複数の照明器具を各々の収納部を介して連結した場合に、それぞれの発光パネルを互いに近接させて大きな発光面を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係る照明器具の分解斜視図。
【図2】他の実施形態に係る照明器具の分解斜視図。
【図3】上記照明器具を2つ組み合わせる場合の構成を示す斜視図。
【図4】更に他の実施形態に係る照明器具の分解斜視図。
【図5】(a)乃至(c)は、それぞれ上記照明器具を複数組み合わせた場合を示す平面図。
【図6】上記の第1の変形例に係る照明器具の分解斜視図。
【図7】(a)(b)は、それぞれ第2の変形例に係る照明器具の平面図。
【図8】更に他の実施形態に係る照明器具の分解斜視図。
【図9】上記の変形例に係る照明器具の分解斜視図。
【図10】更に他の実施形態に係る照明器具の斜視図。
【図11】更に他の実施形態に係る照明器具の分解斜視図。
【図12】(a)(b)は、それぞれ更に他の実施形態に係る照明器具の構成を示す平面図。
【図13】更に他の実施形態に係る照明器具の斜視図。
【図14】上記の変形例に係る照明器具の斜視図。
【図15】上記実施形態に係る照明器具を用いた照明システムの分解斜視図。
【図16】従来の照明器具の側断面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態に係る照明器具について、図1を参照して説明する。照明器具1は、平板状の発光パネル2と、発光パネル2に駆動電圧を供給する点灯装置3と、点灯装置3を収納する収納部4と、を備える。発光パネル2は、その発光面2Aの外周線に4つの辺を有する矩形状とされ、その下辺S1の長さをL1とする。なお、発光パネル2は、少なくともその一辺が直線辺であればよい。点灯装置3は、長尺かつ平板形状の回路基板31を備え、回路基板31の長手方向長さをL2とする。L2は、L1よりも長く構成されている。回路基板31は、その一面に発光パネル2の点灯、調光及び消灯を制御する回路部品32が載置された部品載置面3Aを有し、他面に回路グランドが配線されたグランド面3Bを有する。点灯装置3は、回路基板31の部品載置面3Aが発光パネル2の発光面2Aに直交した状態で収納部4に収納されている。収納部4は、長尺な箱型形状とされ、その長手方向長さ(幅)をWとする。収納部4は、その一面に長手方向に沿って伸びる溝41を有する。溝41は、その長手方向長さがL1とほぼ同じとされ、収納部4の長手方向の一方側に偏って配置されている。発光パネル2は、その下辺S1に相当する部分が溝41に嵌め込まれることで収納部4に取り付けられると共に、点灯装置3と電気的に接続される。これにより、点灯装置3及び収納部4は、発光パネル2の下辺S1と平行に伸びることになる。
【0016】
発光パネル2は、一般的な有機EL発光パネルにより構成される。有機EL発光パネルは、発光面2A側から順に透光性基板と、有機EL素子を光源とする発光部と、発光部を封止する封止缶と、を有する。発光部は、透光性基板側から順に、透明導電膜から成る正電極と、発光性有機材料を含む発光層と、光反射性を持つ負電極と、を有する。これら正電極及び負電極は、共に点灯装置3と電気的に接続される。なお、発光パネル2と点灯装置3との電気的接続は、発光パネル2に設けた入力端子を収納部4に設けたコネクタに差し込み、このコネクタと点灯装置3とを電気的に接続することで成されてもよい。封止缶は、例えば、ガラス、金属、セラミック、又はプラスチックにより構成され、発光部を外気、特に水分及び酸素から隔離して発光部の劣化を防ぐ。
【0017】
点灯装置3の回路基板31は、ガラス繊維布にエポキシ樹脂等を含侵させることで硬化させたガラス繊維板、例えば、FR−4等の難燃性と低導電率とを両立した基材により構成される。点灯装置3は、電源コード33を介して外部の交流電源に接続されている。点灯装置3は、AC/DCコンバータを有し、この交流電源から得た交流電流を直流電流に変換してから発光パネル2に供給する。
【0018】
収納部4は、所定の剛性を有する材料、例えば、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂等のプラスチック材料や、表面に絶縁処理が施されたアルミニウム等の金属材料により構成される。
【0019】
本実施形態の照明器具1によれば、発光パネル2が収納部4に取り付けられ、かつ収納部4及び点灯装置3が発光パネル2の下辺S1と平行な方向に伸びる長尺形状とされる。そのため、従来の点灯装置と比較して点灯装置3の表面積や点灯装置3に搭載可能な回路部品32の数を減らすことなく、収納部4の奥行きDを短くして、照明器具1を薄型化することができる。また、回路基板31が平板形状とされ、かつその部品載置面3Aが発光パネル2の発光面2Aに直交した状態で収納部4に収納されているので、収納部4の高さHを低くすることができる。これにより、照明器具1の縁を狭くして、照明器具1を狭額縁化することができる。このように、点灯装置3を長尺かつ平板形状とすることで、将来的に発光パネル2の高出力化が進んで点灯装置3が大きくなったとしても、照明器具1を薄型化及び狭額縁化することができる。また、発光パネル2が収納部4の長手方向の一方側に偏って配置されているので、複数の照明器具1を各々の収納部4を介して連結した場合に、それぞれの発光パネル2を互いに近接させて大きな発光面2Aを形成することができる(後述する図5(a)(b)参照)。
【0020】
次に、本発明の他の実施形態に係る照明器具について図2及び図3を参照して説明する。図2に示すように、本実施形態においては、図1に示す照明器具1に比べて、点灯装置3がより長く構成されている。点灯装置3の長手方向長さL2は、発光パネル2の下辺S1の長さL1の略2倍とされる。また、収納部4には、発光パネル2が嵌め込まれる溝41に加えて、空の溝42が設けられている。空の溝42は、溝41と同じ大きさとされ、溝41に隣接して収納部4の長手方向に沿って配置される。収納部4の長手方向一端部から溝41までの距離d1は、収納部4の長手方向他端部から溝42までの距離d2と等しい。図3に示すように、このような構造を有する2つの照明器具1は、それぞれの発光パネル2の溝41に嵌め込まれている側とは反対側の端部を他方の照明器具1の空の溝42に嵌め込むことで互いに連結される。
【0021】
本実施形態によれば、点灯装置3の長手方向長さL2がL1の略2倍とされているので、図1に示す照明器具1に比べて、更に収納部4の奥行きDを短くして、より照明器具1を薄型化することができる。また、照明器具1を2つ組み合わせることで、互いに隣接した2つの発光パネル2から成る大きな発光面2Aを有する照明器具を得ることができる。このような照明器具1では、各々の収納部4の長手方向に沿って2つの発光パネル2が隣接して配置されているので、収納部4の長手方向長さの余剰分を感じ難くなる。また、発光パネル2が複数ある場合であっても、図1に示す照明器具1と同様に、照明器具1を薄型化及び狭額縁化することができる。更に、1つの点灯装置3で2つの発光パネル2に駆動電圧を供給できるようにしておけば、一方の点灯装置3が故障したとしても、他方の点灯装置3をバックアップとして用いることができる。但し、この場合は、1つの点灯装置3が1つの発光パネル2に駆動電圧を供給する場合に比べて、各々の発光パネル2に供給する電力を半分又は半分以下にする必要がある。
【0022】
次に、本発明の更に他の実施形態に係る照明器具について図4及び図5を参照して説明する。図4に示すように、本実施形態においては、点灯装置3が点灯装置3a、3bの2つに分割されている。これら点灯装置3a、3bは、フレキシブルフラットケーブルやビニール被覆線等の可撓性を有する配電線5により互いに電気的に接続される。点灯装置3aは、発光パネル2の下辺S1と平行に配置される。点灯装置3bは、下辺S1と直交する辺S2と平行に配置される。すなわち、点灯装置3a、3bは、互いに直交している。点灯装置3aの長手方向長さL2a及び点灯装置3bの長手方向長さL2bは、共にL1よりも短いが、L2aとL2bとの合計長さはL1よりも長く構成されている。収納部4は、点灯装置3aを収納する部分と、点灯装置3bを収納する部分と、により構成されるL字型形状とされる。収納部4は、点灯装置3aを収納する部分の発光パネル2と相対する面4Aに溝41を有する。溝41は、面4Aにおいて収納部4の長手方向端部4Bの方に偏って設けられる。そのため、発光パネル2は、収納部4の端部4B側に偏って配置される。
【0023】
本実施形態によれば、点灯装置3の長手方向長さの合計L2a+L2bがL1よりも長く構成されているので、図1に示す照明器具1と同様に、照明器具1を薄型化及び狭額縁化することができる。また、点灯装置3が可撓性を有する配電線5により互いに接続されているので、照明器具1の組み立てがやり易くなると共に、点灯装置3のデザイン自由度が高くなる。これにより、例えば、本実施形態のように点灯装置3及び収納部4をL字型形状として、発光パネル2と一体化したデザインとすることができる。更に、点灯装置3が複数に分割されているので、点灯装置3が分割されていない場合に比べて、点灯装置3の表面積が増大して点灯装置3の放熱効果が高まる。
【0024】
図5(a)乃至(c)に示すように、本実施形態においては、照明器具1を様々な配置パターンで収納部4を介して互いに連結することができる。この連結は、例えば、一方の収納部4に凹部を設け、他方の収納部4に凸部を設け、これら凹部と凸部とを嵌合させることで成される。また、2つの収納部4をネジ止めすることで互いに連結してもよい。図5(a)では、2つの照明器具1が、収納部4の端部4B同士を接合させた状態で互いに連結されている。このとき、各々の照明器具1において発光パネル2は端部4B側に偏って配置されているので、2つの発光パネル2は互いに近接して大きな発光面を形成する。図5(b)では、図5(a)に示す照明器具が2つ組み合わされて、4つの発光パネル2から構成された発光面を有する照明器具が形成されている。図5(c)では、3つの照明器具1が、各々の発光パネル2が互いに斜めに連なるように収納部4を介して連結されている。このように、収納部4がL字型形状とされていれば、収納部4同士を種々の配置パターンで互いに連結して、種々の形態の照明器具を得ることができる。このとき、各々の発光パネル2は、すべて同一方向に光を照射するように配置されてもよいし、互いに異なる方向に光を照射するように配置されてもよい。また、各々の照明器具1は、それぞれ別個に外部交流電源に接続されてもよいし、収納部4の連結部分を介して送り配線を行って一括に外部交流電源に接続されてもよい。
【0025】
次に、本実施形態の第1の変形例に係る照明器具について図6を参照して説明する。本変形例においては、点灯装置3a、3bが互いに重ね合わされて、共に発光パネル2の下辺S1と平行に配置されている。点灯装置3a、3bの長手方向長さL2はL1よりも短いが、長手方向長さの合計L2+L2はL1よりも長く構成されている。また、収納部4の幅Wは、L1よりも短く構成されている。
【0026】
本変形例によれば、点灯装置3a、3bの長手方向長さの合計L2+L2がL1よりも長く構成されているので、収納部4の奥行きDを小さくして照明器具1を薄型化することができる。また、収納部4の幅WがL1よりも短く構成されているので、発光パネル2に対して収納部4が小さくなって収納部4が目立ち難い。なお、本変形例においては、点灯装置3は1回だけ折り返されて重ね合わされているが、2回以上折り返されて重ね合わされてもよい。これにより、更に収納部4の幅Wを小さくすることができ、照明器具1のデザイン自由度が高まる。
【0027】
次に、本実施形態の第2の変形例に係る照明器具について図7(a)(b)を参照して説明する。図7(a)に示す照明器具1では、点灯装置3aは発光パネル2の下辺S1と平行に配置され、点灯装置3bは下辺S1と直交する辺S2と平行に配置されている。点灯装置3a、3bは、各々のグランド面3Bが発光パネル2に相対した状態で収納部4に収納されている。一方、図7(b)に示す照明器具1では、点灯装置3a、3bは、互いに重ね合わされて、共に発光パネル2の下辺S1と平行に配置されている。発光パネル2に近い点灯装置3aのグランド面3Bは、発光パネル2に相対している。発光パネル2から遠い点灯装置3bのグランド面3Bは、照明器具1の外側に相対している。
【0028】
図7(a)に示す照明器具1によれば、点灯装置3の回路部品32において発生したノイズが発光パネル2側に伝達され難くなるので、発光パネル2へのノイズの影響を低減して発光パネル2の動作を安定化することができる。この効果は、グランド配線の面積が大きいほど高く、かつ点灯装置3が発光パネル2から離れているほど高い。一方、図7(b)に示す照明器具1によれば、点灯装置3aから発光パネル2の方向へ発せられるノイズが低減されると共に、点灯装置3bから照明器具1の外部方向へ発せられるノイズも低減される。
【0029】
次に、本発明の更に他の実施形態に係る照明器具について図8を参照して説明する。本実施形態においては、点灯装置3が平板形状、かつL字型形状となっている。点灯装置3は、発光パネル2の下辺S1に平行な部分(長手方向長さL2a)と、下辺S1に直交する辺S2に平行な部分(長手方向長さL2b)と、を有する。長手方向長さL2a、L2bは、共にL1よりも短いが、長手方向長さの合計L2a+L2bはL1よりも長く構成されている。点灯装置3は、その部品載置面3Aが発光パネル2の発光面2Aと平行になった状態で収納部4に収納される。部品載置面3Aには、回路部品32に加えて、照度センサ34及びリモコン受光部35が設けられる。収納部4の照度センサ34及びリモコン受光部35に対応する位置には、透光部43が設けられる。
【0030】
本実施形態によれば、点灯装置3の長手方向長さの合計L2a+L2bがL1よりも長く構成されているので、収納部4の高さHを低くして、照明器具1を狭額縁化することができる。また、点灯装置3が平板形状とされているので、収納部4の奥行きDを短くして、照明器具1を薄型化することができる。また、1つの点灯装置3でL字型形状を形成しているので、図4に示す照明器具1のように2つに分割された点灯装置3a、3bでL字型形状を形成する場合に比べて、点灯装置3を構成する部材数をより少なくすることができる。また、発光パネル2の発光面2Aと平行に配置された部品載置面3Aに照度センサ34が設けられているので、発光面2Aの周辺照度を正確に検知して、その周辺照度に応じて照明器具1の照度を調節するフィードバック制御を適切に行うことができる。また、照明器具1が発光パネル2の発光面2A側からリモコンで遠隔操作される場合には、リモコン受光部35が発光面2Aと平行に設けられているので、リモコンからの信号を効率良く受信することができる。
【0031】
次に、本実施形態の変形例に係る照明器具について図9を参照して説明する。本変形例においては、図8に示す照明器具1に、更に別の点灯装置6と、点灯装置6を収納する収納部7と、が設けられている。点灯装置6は、点灯装置3に配電線5を介してバッテリ36を接続したものである。バッテリ36は、充電池により構成され、外部交流電源からの電力が利用可能な定常時には充電され、外部交流電源からの電力供給が途絶えた停電等の異常時には充電された電力を用いて点灯装置6に電力を供給する。バッテリ36は、収納部7の内部に設置される。収納部7は、収納部4と同一のL字型形状とされ、発光パネル2の上辺S3及び側辺S4を覆うように配置される。収納部7は、発光パネル2の上辺S3に相対する面に溝71を有し、この溝部71には発光パネル2の上辺S3に相当する部分が嵌め込まれる。これにより、発光パネル2は、その四辺S1乃至S4が収納部4、7により覆われた状態となる。
【0032】
本変形例によれば、外部交流電源からの電力供給が途絶えた停電等の異常時であっても、バッテリ36に充電された電力を利用して発光パネル2を発光させることができる。このような照明器具1は、非常灯として有益に用いることができる。
【0033】
次に、本発明の更に他の実施形態に係る照明器具について図10を参照して説明する。本実施形態においては、発光パネル2が、その発光面2A側から見たときに正六角形状とされる。点灯装置3は、配電線5により互いに接続された2つの点灯装置3a、3bにより構成される。点灯装置3aは発光パネル2の下辺S1と平行に配置され、点灯装置3bは下辺S1に隣接する辺と平行に配置される。点灯装置3a、3bの長手方向長さL2は、L1よりも長く構成されている。
【0034】
本実施形態によれば、点灯装置3a、3bの長手方向長さL2がL1よりも長く構成されているので、照明器具1を薄型化及び狭額縁化することができる。このように、発光パネル2が平面視矩形状以外の形状とされても、上記実施形態と同様に、照明器具1を薄型化及び狭額縁化することができる。
【0035】
次に、本発明の更に他の実施形態に係る照明器具について図11を参照して説明する。本実施形態においては、図1に示した照明器具1に、DC/DCコンバータを有する平板形状の点灯装置8が付加される。点灯装置8は、発光パネル2の発光面2Aとは反対側の面(背面)に取り付けられ、照度センサ81及び温度センサ82を有する。点灯装置3、8の長手方向長さは、それぞれL2a、L2bとされ、長手方向長さの合計L2a+L2bはL1よりも長く構成されている。点灯装置8は、外部交流電源→点灯装置3→点灯装置8→発光パネル2の経路で電力が供給されるように、点灯装置3及び発光パネル2と電気的に接続されている。点灯装置3は外部から絶縁された回路を有し、点灯装置8は高周波スイッチングを利用した回路を有する。
【0036】
本実施形態によれば、点灯装置8が平板形状とされているので、照明器具1の厚みを大幅に増大させることなく、点灯装置8(DC/DCコンバータ)を発光パネル2の背面に配置することができる。また、発光パネル2の直近に配置された点灯装置8に照度センサ81及び温度センサ82が設けられているので、発光パネル2の照度や温度を正確に測定することができる。また、外部交流電源に接続された点灯装置3は絶縁され、かつ収納部4に隔離されているので、例えば、発光パネル2を交換する場合に、ユーザが点灯装置3に触れて感電する危険がない。点灯装置3、8による制御は、具体的には、例えば、点灯装置3により外部交流電源からの交流100Vを直流電圧に変換すると共に数10Vまで降圧し、次いで、点灯装置8により適切な駆動電圧へと変換することで成される。
【0037】
次に、本発明の更に他の実施形態に係る照明器具について図12(a)(b)を参照して説明する。本実施形態においては、収納部4は、可動領域4aと固定領域4bとに分割される。これら可動領域4a及び固定領域4bは、可動領域4aが固定領域4bに対して屈曲可能となるように可動部44を介して互いに連結されている。発光パネル2は、固定領域4bに取り付けられる。点灯装置3は、固定領域4bに収納される。図12(a)では、可動領域4aと固定領域4bとが一直線状に連なっている。この状態から、可動領域4aを発光パネル2の方向に90度回転させると、図12(b)に示すように、可動領域4aと固定領域4bとが互いに直交したL字型形状の収納部4が得られる。
【0038】
本実施形態によれば、収納部4に可動部44が設けられているので、1つの収納部4が複数の形態をとることができる。これにより、部材数を増加させることなく複数の器具形態に対応することが可能となるので、MT(Manufacturing Technology)化に有利である。なお、可動部44は、1つの収納部4に対して複数設けられてもよい。また、点灯装置3は、可動領域4aに収納される点灯装置と、固定領域4bに収納される点灯装置と、により構成され、これら点灯装置が可撓性を有する配電線により互いに接続されていてもよい。
【0039】
次に、本発明の更に他の実施形態に係る照明器具について図13を参照して説明する。本実施形態においては、図1に示した2つの照明器具1が各々の収納部4の長手方向を一致させた状態で互いに隣接して配置され、互いに近接した収納部4の長手方向端部同士が連結部45により連結されている。連結部45は、円筒形状とされ、一方の照明器具1に対して他方の照明器具1が長手方向を軸に回転可能となるように両照明器具1を連結する。両照明器具1の収納部4は連結部45を介して空間的に繋がっており、各々の点灯装置3は連結部45を通って両点灯装置3を結ぶ配電線5により互いに電気的に接続される。
【0040】
本実施形態によれば、各々の照明器具1が長手方向を軸に回転可能となっているので、照明器具1を回転させて任意の方向に光を照射することができる。なお、本変形例では、各々の照明器具1の点灯装置3が並列に接続されているが、各点灯装置3がそれぞれ独立に外部交流電源に接続されてもよい。
【0041】
次に、本実施形態の変形例に係る照明器具について図14を参照して説明する。本変形例においては、連結部45がフレキシブルコネクタにより構成されている。本変形例によれば、照明器具1を任意の方向に配向させることができるので、照明器具1の光照射範囲を広くすることができる。
【0042】
次に、上述の照明器具1を備えた照明システムについて図15を参照して説明する。照明システム11は、図3に示した2つの照明器具1と、照明器具1の発光面2A側を覆う筐体9と、を備える。筐体9は、所定の剛性を有する材料、例えば、アルミニウム等の金属やポリエチレンテレフタラート(PET)等の樹脂により構成される。照明システム11によれば、薄型化及び狭額縁化された照明器具1の特徴を生かして、薄くてスタイリッシュ、かつ発光面面積割合の高い平板状の照明システムを提供することができる。このような照明システム11は、例えば、天井や壁面等、様々な場所に設置可能である。
【0043】
なお、本発明の実施形態及びその変形例に係る照明器具及び照明システムは、上記のものに限定されず、種々の変形が可能である。例えば、点灯装置は、必ずしも平板形状である必要はなく、例えば、角柱形状とされてもよい。また、発光パネルの辺は、必ずしも直線辺である必要はなく、曲線辺であってもよい。また、点灯装置の形状は、I字型状やL字型形状に限定されず、例えば、C字型形状や発光パネルを取り囲む形状とされてもよい。更に、発光パネル2の形状は、平面視矩形状や六角形状に限定されず、例えば、平面視正八角形状や星形状であってもよい。
【符号の説明】
【0044】
1 照明器具
11 照明システム
2 発光パネル
2A 発光面
3、3a、3b 点灯装置
31 回路基板
32 回路部品
3A 部品載置面
3B グランド面
4 収納部
44 可動部
5 配電線
S1 発光パネルの収納部に取り付けられている一辺
S2、S3、S4 発光パネルの一辺
L1 発光パネルの収納部に取り付けられている一辺の長さ
L2、L2a、L2b 点灯装置の長手方向長さ
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機EL素子を光源とする照明器具及びそれを用いた照明システムに関する。
【背景技術】
【0002】
有機EL素子は、低電圧で高輝度の発光が可能であり、含有する有機化合物の種類によって様々な発光色が得られ、また、平板状の発光パネルとしての製造が容易であるので、近年、照明器具の光源として用いることが注目されている。
【0003】
図16に示すように、この種の照明器具101は、発光パネル102と、発光パネル102の発光面102aに対して側方に配置される点灯装置103と、点灯装置103を収納する収納部104と、を備える(例えば、特許文献1参照)。点灯装置103は、配電線105により発光パネル102と電気的に接続され、発光パネル102に駆動電圧を供給する。発光パネル102は、その発光面102aが収納部104の発光面102a側の面104aと略面一となるように、収納部104の背面104bから一定の距離を置いて収納部104の支持部104cにより支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−149465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したような照明器具101では、点灯装置103が発光パネル102よりも分厚いので、照明器具101を薄型化することができない。また、照明器具101をその発光面102a側から見たときに、発光パネル102の点灯装置103が配置されている側の縁が大きくなってしまう。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するものであって、有機EL素子を光源とする発光パネルを有する照明器具において、薄型化及び発光パネルの縁を狭くすること(狭額縁化)が可能な照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の照明器具は、有機EL素子を光源とする平板状の発光パネルと、この発光パネルに駆動電圧を供給する点灯装置と、この点灯装置を収納する収納部と、を備え、前記発光パネルは、その外周線の一辺が前記収納部に取り付けられた状態で前記点灯装置と電気的に接続され、前記点灯装置及び収納部は、前記発光パネルの一辺と平行に伸びる長尺形状とされ、前記点灯装置の長手方向長さの合計は、前記発光パネルの前記収納部に取り付けられている一辺の長さよりも長く、前記発光パネルは、前記収納部の長手方向の一方側に偏って配置されていることを特徴とする。
【0008】
前記点灯装置は平板形状の回路基板を備え、該回路基板はその一面に回路部品が載置される部品載置面を有し、他面に回路グランドが配線されるグランド面を有し、このグランド面が前記発光パネルの発光面に直交した状態で該発光パネルに相対していることが好ましい。
【0009】
前記点灯装置は複数に分割され、分割された点灯装置の各々は配電線により互いに電気的に接続されていることが好ましい。
【0010】
前記点灯装置の長手方向長さの合計は、前記発光パネルの前記収納部に取り付けられている辺の長さの2倍となっていることが好ましい。
【0011】
前記収納部は、前記発光パネルが取り付けられていない部分を屈曲可能とする可動部を有することが好ましい。
【0012】
本発明の照明システムは、上記照明器具を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、発光パネルが収納部に取り付けられ、かつ収納部及び点灯装置が発光パネルの一辺と平行な方向に伸びる長尺形状とされる。そのため、従来の点灯装置と比較して点灯装置の表面積や点灯装置に搭載可能な回路部品数を減らすことなく、収納部及び点灯装置の前記方向に直交する方向の長さ(厚み)を小さくすることができる。これにより、照明器具を薄型化及び狭額縁化することができる。また、発光パネルが収納部の長手方向の一方側に偏って配置されているので、複数の照明器具を各々の収納部を介して連結した場合に、それぞれの発光パネルを互いに近接させて大きな発光面を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係る照明器具の分解斜視図。
【図2】他の実施形態に係る照明器具の分解斜視図。
【図3】上記照明器具を2つ組み合わせる場合の構成を示す斜視図。
【図4】更に他の実施形態に係る照明器具の分解斜視図。
【図5】(a)乃至(c)は、それぞれ上記照明器具を複数組み合わせた場合を示す平面図。
【図6】上記の第1の変形例に係る照明器具の分解斜視図。
【図7】(a)(b)は、それぞれ第2の変形例に係る照明器具の平面図。
【図8】更に他の実施形態に係る照明器具の分解斜視図。
【図9】上記の変形例に係る照明器具の分解斜視図。
【図10】更に他の実施形態に係る照明器具の斜視図。
【図11】更に他の実施形態に係る照明器具の分解斜視図。
【図12】(a)(b)は、それぞれ更に他の実施形態に係る照明器具の構成を示す平面図。
【図13】更に他の実施形態に係る照明器具の斜視図。
【図14】上記の変形例に係る照明器具の斜視図。
【図15】上記実施形態に係る照明器具を用いた照明システムの分解斜視図。
【図16】従来の照明器具の側断面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態に係る照明器具について、図1を参照して説明する。照明器具1は、平板状の発光パネル2と、発光パネル2に駆動電圧を供給する点灯装置3と、点灯装置3を収納する収納部4と、を備える。発光パネル2は、その発光面2Aの外周線に4つの辺を有する矩形状とされ、その下辺S1の長さをL1とする。なお、発光パネル2は、少なくともその一辺が直線辺であればよい。点灯装置3は、長尺かつ平板形状の回路基板31を備え、回路基板31の長手方向長さをL2とする。L2は、L1よりも長く構成されている。回路基板31は、その一面に発光パネル2の点灯、調光及び消灯を制御する回路部品32が載置された部品載置面3Aを有し、他面に回路グランドが配線されたグランド面3Bを有する。点灯装置3は、回路基板31の部品載置面3Aが発光パネル2の発光面2Aに直交した状態で収納部4に収納されている。収納部4は、長尺な箱型形状とされ、その長手方向長さ(幅)をWとする。収納部4は、その一面に長手方向に沿って伸びる溝41を有する。溝41は、その長手方向長さがL1とほぼ同じとされ、収納部4の長手方向の一方側に偏って配置されている。発光パネル2は、その下辺S1に相当する部分が溝41に嵌め込まれることで収納部4に取り付けられると共に、点灯装置3と電気的に接続される。これにより、点灯装置3及び収納部4は、発光パネル2の下辺S1と平行に伸びることになる。
【0016】
発光パネル2は、一般的な有機EL発光パネルにより構成される。有機EL発光パネルは、発光面2A側から順に透光性基板と、有機EL素子を光源とする発光部と、発光部を封止する封止缶と、を有する。発光部は、透光性基板側から順に、透明導電膜から成る正電極と、発光性有機材料を含む発光層と、光反射性を持つ負電極と、を有する。これら正電極及び負電極は、共に点灯装置3と電気的に接続される。なお、発光パネル2と点灯装置3との電気的接続は、発光パネル2に設けた入力端子を収納部4に設けたコネクタに差し込み、このコネクタと点灯装置3とを電気的に接続することで成されてもよい。封止缶は、例えば、ガラス、金属、セラミック、又はプラスチックにより構成され、発光部を外気、特に水分及び酸素から隔離して発光部の劣化を防ぐ。
【0017】
点灯装置3の回路基板31は、ガラス繊維布にエポキシ樹脂等を含侵させることで硬化させたガラス繊維板、例えば、FR−4等の難燃性と低導電率とを両立した基材により構成される。点灯装置3は、電源コード33を介して外部の交流電源に接続されている。点灯装置3は、AC/DCコンバータを有し、この交流電源から得た交流電流を直流電流に変換してから発光パネル2に供給する。
【0018】
収納部4は、所定の剛性を有する材料、例えば、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂等のプラスチック材料や、表面に絶縁処理が施されたアルミニウム等の金属材料により構成される。
【0019】
本実施形態の照明器具1によれば、発光パネル2が収納部4に取り付けられ、かつ収納部4及び点灯装置3が発光パネル2の下辺S1と平行な方向に伸びる長尺形状とされる。そのため、従来の点灯装置と比較して点灯装置3の表面積や点灯装置3に搭載可能な回路部品32の数を減らすことなく、収納部4の奥行きDを短くして、照明器具1を薄型化することができる。また、回路基板31が平板形状とされ、かつその部品載置面3Aが発光パネル2の発光面2Aに直交した状態で収納部4に収納されているので、収納部4の高さHを低くすることができる。これにより、照明器具1の縁を狭くして、照明器具1を狭額縁化することができる。このように、点灯装置3を長尺かつ平板形状とすることで、将来的に発光パネル2の高出力化が進んで点灯装置3が大きくなったとしても、照明器具1を薄型化及び狭額縁化することができる。また、発光パネル2が収納部4の長手方向の一方側に偏って配置されているので、複数の照明器具1を各々の収納部4を介して連結した場合に、それぞれの発光パネル2を互いに近接させて大きな発光面2Aを形成することができる(後述する図5(a)(b)参照)。
【0020】
次に、本発明の他の実施形態に係る照明器具について図2及び図3を参照して説明する。図2に示すように、本実施形態においては、図1に示す照明器具1に比べて、点灯装置3がより長く構成されている。点灯装置3の長手方向長さL2は、発光パネル2の下辺S1の長さL1の略2倍とされる。また、収納部4には、発光パネル2が嵌め込まれる溝41に加えて、空の溝42が設けられている。空の溝42は、溝41と同じ大きさとされ、溝41に隣接して収納部4の長手方向に沿って配置される。収納部4の長手方向一端部から溝41までの距離d1は、収納部4の長手方向他端部から溝42までの距離d2と等しい。図3に示すように、このような構造を有する2つの照明器具1は、それぞれの発光パネル2の溝41に嵌め込まれている側とは反対側の端部を他方の照明器具1の空の溝42に嵌め込むことで互いに連結される。
【0021】
本実施形態によれば、点灯装置3の長手方向長さL2がL1の略2倍とされているので、図1に示す照明器具1に比べて、更に収納部4の奥行きDを短くして、より照明器具1を薄型化することができる。また、照明器具1を2つ組み合わせることで、互いに隣接した2つの発光パネル2から成る大きな発光面2Aを有する照明器具を得ることができる。このような照明器具1では、各々の収納部4の長手方向に沿って2つの発光パネル2が隣接して配置されているので、収納部4の長手方向長さの余剰分を感じ難くなる。また、発光パネル2が複数ある場合であっても、図1に示す照明器具1と同様に、照明器具1を薄型化及び狭額縁化することができる。更に、1つの点灯装置3で2つの発光パネル2に駆動電圧を供給できるようにしておけば、一方の点灯装置3が故障したとしても、他方の点灯装置3をバックアップとして用いることができる。但し、この場合は、1つの点灯装置3が1つの発光パネル2に駆動電圧を供給する場合に比べて、各々の発光パネル2に供給する電力を半分又は半分以下にする必要がある。
【0022】
次に、本発明の更に他の実施形態に係る照明器具について図4及び図5を参照して説明する。図4に示すように、本実施形態においては、点灯装置3が点灯装置3a、3bの2つに分割されている。これら点灯装置3a、3bは、フレキシブルフラットケーブルやビニール被覆線等の可撓性を有する配電線5により互いに電気的に接続される。点灯装置3aは、発光パネル2の下辺S1と平行に配置される。点灯装置3bは、下辺S1と直交する辺S2と平行に配置される。すなわち、点灯装置3a、3bは、互いに直交している。点灯装置3aの長手方向長さL2a及び点灯装置3bの長手方向長さL2bは、共にL1よりも短いが、L2aとL2bとの合計長さはL1よりも長く構成されている。収納部4は、点灯装置3aを収納する部分と、点灯装置3bを収納する部分と、により構成されるL字型形状とされる。収納部4は、点灯装置3aを収納する部分の発光パネル2と相対する面4Aに溝41を有する。溝41は、面4Aにおいて収納部4の長手方向端部4Bの方に偏って設けられる。そのため、発光パネル2は、収納部4の端部4B側に偏って配置される。
【0023】
本実施形態によれば、点灯装置3の長手方向長さの合計L2a+L2bがL1よりも長く構成されているので、図1に示す照明器具1と同様に、照明器具1を薄型化及び狭額縁化することができる。また、点灯装置3が可撓性を有する配電線5により互いに接続されているので、照明器具1の組み立てがやり易くなると共に、点灯装置3のデザイン自由度が高くなる。これにより、例えば、本実施形態のように点灯装置3及び収納部4をL字型形状として、発光パネル2と一体化したデザインとすることができる。更に、点灯装置3が複数に分割されているので、点灯装置3が分割されていない場合に比べて、点灯装置3の表面積が増大して点灯装置3の放熱効果が高まる。
【0024】
図5(a)乃至(c)に示すように、本実施形態においては、照明器具1を様々な配置パターンで収納部4を介して互いに連結することができる。この連結は、例えば、一方の収納部4に凹部を設け、他方の収納部4に凸部を設け、これら凹部と凸部とを嵌合させることで成される。また、2つの収納部4をネジ止めすることで互いに連結してもよい。図5(a)では、2つの照明器具1が、収納部4の端部4B同士を接合させた状態で互いに連結されている。このとき、各々の照明器具1において発光パネル2は端部4B側に偏って配置されているので、2つの発光パネル2は互いに近接して大きな発光面を形成する。図5(b)では、図5(a)に示す照明器具が2つ組み合わされて、4つの発光パネル2から構成された発光面を有する照明器具が形成されている。図5(c)では、3つの照明器具1が、各々の発光パネル2が互いに斜めに連なるように収納部4を介して連結されている。このように、収納部4がL字型形状とされていれば、収納部4同士を種々の配置パターンで互いに連結して、種々の形態の照明器具を得ることができる。このとき、各々の発光パネル2は、すべて同一方向に光を照射するように配置されてもよいし、互いに異なる方向に光を照射するように配置されてもよい。また、各々の照明器具1は、それぞれ別個に外部交流電源に接続されてもよいし、収納部4の連結部分を介して送り配線を行って一括に外部交流電源に接続されてもよい。
【0025】
次に、本実施形態の第1の変形例に係る照明器具について図6を参照して説明する。本変形例においては、点灯装置3a、3bが互いに重ね合わされて、共に発光パネル2の下辺S1と平行に配置されている。点灯装置3a、3bの長手方向長さL2はL1よりも短いが、長手方向長さの合計L2+L2はL1よりも長く構成されている。また、収納部4の幅Wは、L1よりも短く構成されている。
【0026】
本変形例によれば、点灯装置3a、3bの長手方向長さの合計L2+L2がL1よりも長く構成されているので、収納部4の奥行きDを小さくして照明器具1を薄型化することができる。また、収納部4の幅WがL1よりも短く構成されているので、発光パネル2に対して収納部4が小さくなって収納部4が目立ち難い。なお、本変形例においては、点灯装置3は1回だけ折り返されて重ね合わされているが、2回以上折り返されて重ね合わされてもよい。これにより、更に収納部4の幅Wを小さくすることができ、照明器具1のデザイン自由度が高まる。
【0027】
次に、本実施形態の第2の変形例に係る照明器具について図7(a)(b)を参照して説明する。図7(a)に示す照明器具1では、点灯装置3aは発光パネル2の下辺S1と平行に配置され、点灯装置3bは下辺S1と直交する辺S2と平行に配置されている。点灯装置3a、3bは、各々のグランド面3Bが発光パネル2に相対した状態で収納部4に収納されている。一方、図7(b)に示す照明器具1では、点灯装置3a、3bは、互いに重ね合わされて、共に発光パネル2の下辺S1と平行に配置されている。発光パネル2に近い点灯装置3aのグランド面3Bは、発光パネル2に相対している。発光パネル2から遠い点灯装置3bのグランド面3Bは、照明器具1の外側に相対している。
【0028】
図7(a)に示す照明器具1によれば、点灯装置3の回路部品32において発生したノイズが発光パネル2側に伝達され難くなるので、発光パネル2へのノイズの影響を低減して発光パネル2の動作を安定化することができる。この効果は、グランド配線の面積が大きいほど高く、かつ点灯装置3が発光パネル2から離れているほど高い。一方、図7(b)に示す照明器具1によれば、点灯装置3aから発光パネル2の方向へ発せられるノイズが低減されると共に、点灯装置3bから照明器具1の外部方向へ発せられるノイズも低減される。
【0029】
次に、本発明の更に他の実施形態に係る照明器具について図8を参照して説明する。本実施形態においては、点灯装置3が平板形状、かつL字型形状となっている。点灯装置3は、発光パネル2の下辺S1に平行な部分(長手方向長さL2a)と、下辺S1に直交する辺S2に平行な部分(長手方向長さL2b)と、を有する。長手方向長さL2a、L2bは、共にL1よりも短いが、長手方向長さの合計L2a+L2bはL1よりも長く構成されている。点灯装置3は、その部品載置面3Aが発光パネル2の発光面2Aと平行になった状態で収納部4に収納される。部品載置面3Aには、回路部品32に加えて、照度センサ34及びリモコン受光部35が設けられる。収納部4の照度センサ34及びリモコン受光部35に対応する位置には、透光部43が設けられる。
【0030】
本実施形態によれば、点灯装置3の長手方向長さの合計L2a+L2bがL1よりも長く構成されているので、収納部4の高さHを低くして、照明器具1を狭額縁化することができる。また、点灯装置3が平板形状とされているので、収納部4の奥行きDを短くして、照明器具1を薄型化することができる。また、1つの点灯装置3でL字型形状を形成しているので、図4に示す照明器具1のように2つに分割された点灯装置3a、3bでL字型形状を形成する場合に比べて、点灯装置3を構成する部材数をより少なくすることができる。また、発光パネル2の発光面2Aと平行に配置された部品載置面3Aに照度センサ34が設けられているので、発光面2Aの周辺照度を正確に検知して、その周辺照度に応じて照明器具1の照度を調節するフィードバック制御を適切に行うことができる。また、照明器具1が発光パネル2の発光面2A側からリモコンで遠隔操作される場合には、リモコン受光部35が発光面2Aと平行に設けられているので、リモコンからの信号を効率良く受信することができる。
【0031】
次に、本実施形態の変形例に係る照明器具について図9を参照して説明する。本変形例においては、図8に示す照明器具1に、更に別の点灯装置6と、点灯装置6を収納する収納部7と、が設けられている。点灯装置6は、点灯装置3に配電線5を介してバッテリ36を接続したものである。バッテリ36は、充電池により構成され、外部交流電源からの電力が利用可能な定常時には充電され、外部交流電源からの電力供給が途絶えた停電等の異常時には充電された電力を用いて点灯装置6に電力を供給する。バッテリ36は、収納部7の内部に設置される。収納部7は、収納部4と同一のL字型形状とされ、発光パネル2の上辺S3及び側辺S4を覆うように配置される。収納部7は、発光パネル2の上辺S3に相対する面に溝71を有し、この溝部71には発光パネル2の上辺S3に相当する部分が嵌め込まれる。これにより、発光パネル2は、その四辺S1乃至S4が収納部4、7により覆われた状態となる。
【0032】
本変形例によれば、外部交流電源からの電力供給が途絶えた停電等の異常時であっても、バッテリ36に充電された電力を利用して発光パネル2を発光させることができる。このような照明器具1は、非常灯として有益に用いることができる。
【0033】
次に、本発明の更に他の実施形態に係る照明器具について図10を参照して説明する。本実施形態においては、発光パネル2が、その発光面2A側から見たときに正六角形状とされる。点灯装置3は、配電線5により互いに接続された2つの点灯装置3a、3bにより構成される。点灯装置3aは発光パネル2の下辺S1と平行に配置され、点灯装置3bは下辺S1に隣接する辺と平行に配置される。点灯装置3a、3bの長手方向長さL2は、L1よりも長く構成されている。
【0034】
本実施形態によれば、点灯装置3a、3bの長手方向長さL2がL1よりも長く構成されているので、照明器具1を薄型化及び狭額縁化することができる。このように、発光パネル2が平面視矩形状以外の形状とされても、上記実施形態と同様に、照明器具1を薄型化及び狭額縁化することができる。
【0035】
次に、本発明の更に他の実施形態に係る照明器具について図11を参照して説明する。本実施形態においては、図1に示した照明器具1に、DC/DCコンバータを有する平板形状の点灯装置8が付加される。点灯装置8は、発光パネル2の発光面2Aとは反対側の面(背面)に取り付けられ、照度センサ81及び温度センサ82を有する。点灯装置3、8の長手方向長さは、それぞれL2a、L2bとされ、長手方向長さの合計L2a+L2bはL1よりも長く構成されている。点灯装置8は、外部交流電源→点灯装置3→点灯装置8→発光パネル2の経路で電力が供給されるように、点灯装置3及び発光パネル2と電気的に接続されている。点灯装置3は外部から絶縁された回路を有し、点灯装置8は高周波スイッチングを利用した回路を有する。
【0036】
本実施形態によれば、点灯装置8が平板形状とされているので、照明器具1の厚みを大幅に増大させることなく、点灯装置8(DC/DCコンバータ)を発光パネル2の背面に配置することができる。また、発光パネル2の直近に配置された点灯装置8に照度センサ81及び温度センサ82が設けられているので、発光パネル2の照度や温度を正確に測定することができる。また、外部交流電源に接続された点灯装置3は絶縁され、かつ収納部4に隔離されているので、例えば、発光パネル2を交換する場合に、ユーザが点灯装置3に触れて感電する危険がない。点灯装置3、8による制御は、具体的には、例えば、点灯装置3により外部交流電源からの交流100Vを直流電圧に変換すると共に数10Vまで降圧し、次いで、点灯装置8により適切な駆動電圧へと変換することで成される。
【0037】
次に、本発明の更に他の実施形態に係る照明器具について図12(a)(b)を参照して説明する。本実施形態においては、収納部4は、可動領域4aと固定領域4bとに分割される。これら可動領域4a及び固定領域4bは、可動領域4aが固定領域4bに対して屈曲可能となるように可動部44を介して互いに連結されている。発光パネル2は、固定領域4bに取り付けられる。点灯装置3は、固定領域4bに収納される。図12(a)では、可動領域4aと固定領域4bとが一直線状に連なっている。この状態から、可動領域4aを発光パネル2の方向に90度回転させると、図12(b)に示すように、可動領域4aと固定領域4bとが互いに直交したL字型形状の収納部4が得られる。
【0038】
本実施形態によれば、収納部4に可動部44が設けられているので、1つの収納部4が複数の形態をとることができる。これにより、部材数を増加させることなく複数の器具形態に対応することが可能となるので、MT(Manufacturing Technology)化に有利である。なお、可動部44は、1つの収納部4に対して複数設けられてもよい。また、点灯装置3は、可動領域4aに収納される点灯装置と、固定領域4bに収納される点灯装置と、により構成され、これら点灯装置が可撓性を有する配電線により互いに接続されていてもよい。
【0039】
次に、本発明の更に他の実施形態に係る照明器具について図13を参照して説明する。本実施形態においては、図1に示した2つの照明器具1が各々の収納部4の長手方向を一致させた状態で互いに隣接して配置され、互いに近接した収納部4の長手方向端部同士が連結部45により連結されている。連結部45は、円筒形状とされ、一方の照明器具1に対して他方の照明器具1が長手方向を軸に回転可能となるように両照明器具1を連結する。両照明器具1の収納部4は連結部45を介して空間的に繋がっており、各々の点灯装置3は連結部45を通って両点灯装置3を結ぶ配電線5により互いに電気的に接続される。
【0040】
本実施形態によれば、各々の照明器具1が長手方向を軸に回転可能となっているので、照明器具1を回転させて任意の方向に光を照射することができる。なお、本変形例では、各々の照明器具1の点灯装置3が並列に接続されているが、各点灯装置3がそれぞれ独立に外部交流電源に接続されてもよい。
【0041】
次に、本実施形態の変形例に係る照明器具について図14を参照して説明する。本変形例においては、連結部45がフレキシブルコネクタにより構成されている。本変形例によれば、照明器具1を任意の方向に配向させることができるので、照明器具1の光照射範囲を広くすることができる。
【0042】
次に、上述の照明器具1を備えた照明システムについて図15を参照して説明する。照明システム11は、図3に示した2つの照明器具1と、照明器具1の発光面2A側を覆う筐体9と、を備える。筐体9は、所定の剛性を有する材料、例えば、アルミニウム等の金属やポリエチレンテレフタラート(PET)等の樹脂により構成される。照明システム11によれば、薄型化及び狭額縁化された照明器具1の特徴を生かして、薄くてスタイリッシュ、かつ発光面面積割合の高い平板状の照明システムを提供することができる。このような照明システム11は、例えば、天井や壁面等、様々な場所に設置可能である。
【0043】
なお、本発明の実施形態及びその変形例に係る照明器具及び照明システムは、上記のものに限定されず、種々の変形が可能である。例えば、点灯装置は、必ずしも平板形状である必要はなく、例えば、角柱形状とされてもよい。また、発光パネルの辺は、必ずしも直線辺である必要はなく、曲線辺であってもよい。また、点灯装置の形状は、I字型状やL字型形状に限定されず、例えば、C字型形状や発光パネルを取り囲む形状とされてもよい。更に、発光パネル2の形状は、平面視矩形状や六角形状に限定されず、例えば、平面視正八角形状や星形状であってもよい。
【符号の説明】
【0044】
1 照明器具
11 照明システム
2 発光パネル
2A 発光面
3、3a、3b 点灯装置
31 回路基板
32 回路部品
3A 部品載置面
3B グランド面
4 収納部
44 可動部
5 配電線
S1 発光パネルの収納部に取り付けられている一辺
S2、S3、S4 発光パネルの一辺
L1 発光パネルの収納部に取り付けられている一辺の長さ
L2、L2a、L2b 点灯装置の長手方向長さ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機EL素子を光源とする平板状の発光パネルと、この発光パネルに駆動電圧を供給する点灯装置と、この点灯装置を収納する収納部と、を備えた照明器具であって、
前記発光パネルは、その外周線の一辺が前記収納部に取り付けられた状態で前記点灯装置と電気的に接続され、
前記点灯装置及び収納部は、前記発光パネルの一辺と平行に伸びる長尺形状とされ、
前記点灯装置の長手方向長さの合計は、前記発光パネルの前記収納部に取り付けられている一辺の長さよりも長く、
前記発光パネルは、前記収納部の長手方向の一方側に偏って配置されていることを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記点灯装置は平板形状の回路基板を備え、該回路基板はその一面に回路部品が載置される部品載置面を有し、他面に回路グランドが配線されるグランド面を有し、このグランド面が前記発光パネルの発光面に直交した状態で該発光パネルに相対していることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記点灯装置は複数に分割され、分割された点灯装置の各々は配電線により互いに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明器具。
【請求項4】
前記点灯装置の長手方向長さの合計は、前記発光パネルの前記収納部に取り付けられている辺の長さの2倍となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の照明器具。
【請求項5】
前記収納部は、前記発光パネルが取り付けられていない部分を屈曲可能とする可動部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の照明器具。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の照明器具を備えたことを特徴とする照明システム。
【請求項1】
有機EL素子を光源とする平板状の発光パネルと、この発光パネルに駆動電圧を供給する点灯装置と、この点灯装置を収納する収納部と、を備えた照明器具であって、
前記発光パネルは、その外周線の一辺が前記収納部に取り付けられた状態で前記点灯装置と電気的に接続され、
前記点灯装置及び収納部は、前記発光パネルの一辺と平行に伸びる長尺形状とされ、
前記点灯装置の長手方向長さの合計は、前記発光パネルの前記収納部に取り付けられている一辺の長さよりも長く、
前記発光パネルは、前記収納部の長手方向の一方側に偏って配置されていることを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記点灯装置は平板形状の回路基板を備え、該回路基板はその一面に回路部品が載置される部品載置面を有し、他面に回路グランドが配線されるグランド面を有し、このグランド面が前記発光パネルの発光面に直交した状態で該発光パネルに相対していることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記点灯装置は複数に分割され、分割された点灯装置の各々は配電線により互いに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明器具。
【請求項4】
前記点灯装置の長手方向長さの合計は、前記発光パネルの前記収納部に取り付けられている辺の長さの2倍となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の照明器具。
【請求項5】
前記収納部は、前記発光パネルが取り付けられていない部分を屈曲可能とする可動部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の照明器具。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の照明器具を備えたことを特徴とする照明システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2013−109973(P2013−109973A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−254423(P2011−254423)
【出願日】平成23年11月21日(2011.11.21)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年11月21日(2011.11.21)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]