説明

照明器具

【課題】器具の高さをより低くすることができる照明器具を提供することを目的とする。
【解決手段】照明器具100は、一面を有する本体40と、LED70を点灯させる点灯回路基板30であって中央から周縁まで片側に所定の幅で開口する基板開口部を有する馬蹄形の点灯回路基板300を有し、点灯回路基板30が本体40の一面に対して平行に配置される点灯装置20と、点灯装置20と電源線を介して接続されるとともに、基板開口部に配置される電源端子台60と、点灯装置20に電気的に接続されるとともに、点灯回路基板30に対して平行に配置される平板状の二次電池10とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具に関するものであり、特に、電池を搭載して天井面に取り付けられる照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、天井面に取り付けられる照明器具として、二次電池を搭載し通常時には一般電源等からの電力で二次電池を充電し、一般電源の停電等の非常時には充電した二次電池の電力で光源を点灯させる非常用照明器具がある。このような照明器具において、照明器具の高さの低減、あるいは照明器具の着脱作業性等の向上を図る技術が開示されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−185841号公報
【特許文献2】特開平4−147502号公報
【特許文献3】実願昭55−098550号(実開昭57−022170号)のマイクロフィルム
【特許文献4】特開2005−003709号公報
【特許文献5】特開平5−190007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の特許文献1あるいは特許文献2のような照明器具では、二次電池の高さにより器具の高さがほぼ決まってしまい、照明器具の高さの低減化を図るのに限界があるという課題がある。また、照明器具に内蔵される部品間を連結する電線等の配線経路確保のために、部品の配置が制限され、照明器具の高さを低減することができないという課題もある。
【0005】
本発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、照明器具の高さをより低くして、天井面からの出っ張りを少なくした天井面と一体感のある照明器具を提供することを目的とする。さらには、照明器具の高さを低減しつつ、照明器具の着脱作業性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る照明器具は、光源を点灯する照明器具において、一面を有する本体と、前記光源を点灯させる点灯回路基板であって中央から周縁まで片側に所定の幅で開口する基板開口部を有する馬蹄形の点灯回路基板を有し、前記点灯回路基板が、前記本体の前記一面に対して平行に配置される点灯装置と、前記点灯装置と電源線を介して接続されるとともに、前記基板開口部に配置される電源端子台と、前記点灯装置に電気的に接続されるとともに、前記点灯回路基板に対して平行に配置される平板状の電池とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る照明器具は、光源を点灯する照明器具において、一面を有する本体と、前記光源を点灯させる点灯回路基板であって中央から周縁まで片側に所定の幅で開口する基板開口部を有する馬蹄形の点灯回路基板を有し、前記点灯回路基板が、前記本体の前記一面に対して平行に配置される点灯装置と、前記点灯装置と電源線を介して接続されるとともに、前記基板開口部に配置される電源端子台と、前記点灯装置に電気的に接続されるとともに、前記点灯回路基板に対して平行に配置される平板状の電池とを備えるので、器具の高さをより低くすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施の形態1に係る照明器具100の点灯回路基板30と二次電池10との位置関係を示す構成図である。
【図2】実施の形態1に係る照明器具100の分解斜視図である。
【図3】実施の形態1に係るユニットケース50の部分拡大図である。
【図4】実施の形態1に係る照明器具100の断面図である。
【図5】実施の形態1に係る点灯装置20の部分拡大図である。
【図6】点灯回路基板30の実装面33を上向きに配置した場合の点灯装置20の構成を示す図である。
【図7】(a)基板装着部58を示す部分断面視図、(b)基板装着部58付近(E−F間)の部分平面図、(c)基板装着部58付近(E−F間)の部分斜視図である。
【図8】点灯装置20を取り付けた本体40を取付面200側から見た平面図である。
【図9】(a)は、二次電池10の正面図、(b)は、二次電池10を2枚重ねた場合のA方向側面図である。
【図10】(a)は、比較例としての照明器具の断面図、(b)は、実施の形態2に係る照明器具900の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明器具100の点灯回路基板30と二次電池10(平板状の電池の一例)との位置関係を示す構成図である。図2は、実施の形態1に係る照明器具100の分解斜視図である。図3は、実施の形態1に係るユニットケース50の部分拡大図である。図4は、実施の形態1に係る照明器具100の断面図である。図5は、実施の形態1に係る点灯装置20の部分拡大図である。図6は、点灯回路基板30の実装面33を上向きに配置した場合の点灯装置20の構成を示す図である。図7(a)は、基板装着部58を示す部分断面視図、図7(b)は、基板装着部58付近(E−F間)の部分平面図、図7(c)は、基板装着部58付近(E−F間)の部分斜視図である。
【0011】
本実施の形態に係る照明器具100は、図1に示すように、天井などの取付面200に取り付けられ、平板状の二次電池10(平板上の電池の一例)を搭載し、二次電池10の電力により光源を点灯させる点灯回路基板30を有する点灯装置20を備えるものである。照明器具100は、取付面200に取り付けられる場合に、二次電池10と点灯回路基板30とが取付面200に略平行になるように配置されることを特徴としている。そのため、照明器具100の高さHをより低くすることができ、天井面からの出っ張りを少なくした天井面と一体感のある照明器具を提供することができる。
【0012】
照明器具100は、例えば、取付面200の一例としての天井面に取り付けられる照明器具100であって、二次電池10を搭載し、通常時には点灯装置20が商用電源等の外部電源からの電力で二次電池10を充電し、商用電源の停電等の非常時には、点灯装置20が充電した二次電池10の電力で光源を点灯させる非常用照明器具である。
【0013】
図2〜図7を用いて、本実施の形態に係る照明器具100の構成について説明する。
【0014】
点灯装置20は、ユニットケース50を備えており、ユニットケース50に点灯装置20を構成する部品等を装着している。
【0015】
ユニットケース50は、点灯回路基板30と電源端子台60とLED70(光源の一例)とLED70を覆うレンズ71と二次電池10とを各々装着する複数の装着部と、本体に取り付けるための爪部(本体取付部54)とを有している。
【0016】
すなわち、実施の形態1に係る照明器具100は、ユニットケース50に点灯装置20を構成する部品等(点灯回路基板30と電源端子台60とLED70(光源の一例)とLED70を覆うレンズ71)を各々に対応する複数の装着部によって一体に装着し、点灯装置20を構成する部品等を一体に装着したユニットケース50を本体取付部54によって本体40に取り付け、点灯装置20と本体40とが一体化した状態のままで、取付面200に取り付けることができる照明器具100である。さらに、実施の形態1に係る照明器具100は、点灯装置20と一体化した本体40を取付面200に取り付けた後、二次電池10とカバー80とを容易に取り付けることができる各々の装着部をも備えている。
【0017】
以下に、点灯装置20を構成する部品等(点灯回路基板30と電源端子台60とLED70(光源の一例)とLED70を覆うレンズ71)と二次電池10とカバー80とを、ユニットケース50に装着するための複数の装着部について説明する。
【0018】
<光源取付部52>
ユニットケース50は、取付面200側が開口している筒状であって、取付面200側とは反対側の面であるケース光源面51の略中心部にLED70とレンズ71とを取り付けるための光源取付部52(装着部の一例)を備えている。
【0019】
ユニットケース50には、光源取付部52からケース光源面51の周縁部に向かって所定の幅で開口するケース切り欠き部55が形成されている。さらに、ユニットケース50には、ケース切り欠き部55の開口の入り口部分であってケース光源面51の周縁部の端部55a,55b(図3参照)から、端部55aから端部55bまでの距離の幅で、垂直上方(ケース光源面51から取付面200方向)に、ユニットケース50の側面を縦に開口した側面開口部535が形成されている。側面における側面開口部535の開口の両側の縁部(縁辺部)は、略平行となっている。側面開口部535は、端部55aから端部55bまでの距離の幅で、ケース光源面51から取付面200側の開口までのユニットケース50の側面をすべて開口してもよい。ケース光源面51の平面形状は、馬蹄形、U字状、コ字状となり、後述する二次電池10の平面形状と略同一となる。
【0020】
また、所定の位置まで開口し、ユニットケース50の側面の上部は開口していなくてもよい。この場合、ユニットケース50は、円筒形になる。
【0021】
ケース切り欠き部55には、後述する電源端子台60を挿入して配置するため、作業性を考慮して、ケース切り欠き部55の幅は電源端子台60の長手方向の幅よりもやや広くして、ケース切り欠き部55の両縁部と電源端子台60との間に隙間を設けることが望ましい。ただし、照明器具のコンパクト化を考慮すると、上記隙間はできるだけせまい方が好ましい。
【0022】
また、ユニットケース50は、点灯装置20を構成する部品等を複数の装着部によって一体に装着した後、本体取付部54によって本体40に取り付けられた状態のままで、本体40の器具取付穴42からネジを通して取付面200にネジ止めすることができるように、ねじ回し具等を挿入するためのケース孔501をケース光源面51に設けている。したがって、ケース孔501は、ユニットケース50を本体40に取り付けた状態で、器具取付穴42aと器具取付穴42bとに対応する位置(器具取付穴42a,42bの垂直軸とケース光源面51との交点)に設けられる。
【0023】
LED70は、LED基台701に設置され、点灯回路基板30に接続するためのLED接続線702とLED接続端子703とを備えている。レンズ71は、底部にLEDを配置するための開口を形成したお椀型のレンズである。レンズ71は、LED70を配置した底部から、底部とは反対側の開口部の周縁部(レンズ縁部711)にわたっての側面に、LED70の光を反射させるための反射体を備えていてもよい。
【0024】
光源取付部52は、ケース光源面51の略中心部に筒状に突出して形成され、ケース光源面51側の反対側の面は、LED70を挿入するために開口している。したがって、光源取付部52の内径は、作業性を考慮して、LED基台701の径よりもやや大きい内径となっているのがよい。光源取付部52の開口の周縁部には、少なくとも2カ所に内側に突出した爪部521を設けている(図3参照)。さらに、光源取付部52の側面のケース切り欠き部55側には、光源取付部52の側面を縦に開口するスリット部522を設けている(図3参照)。
【0025】
LED70を光源取付部52に取り付ける(すなわち、ユニットケース50に装着する)場合は、まず、LED70を設置したLED基台701を筒状の光源取付部52の開口から挿入し、LED接続線702をスリット部522に通して光源取付部52の外側に引き出し、LED接続線702の端部のLED接続端子703はケース切り欠き部55を通して後述する点灯回路基板30に接続する。図4に示すように、レンズ71は、LED70がレンズ71の底部に配置されるようにレンズ71の底部から光源取付部52の開口に挿入して、レンズ71の底部でLED基台701を押し付けるように密着させて押し込み、レンズ縁部711を光源取付部52の爪部521に引っ掛けることによりレンズ71を光源取付部52の内部に係止する。
【0026】
<電池収容部53>
ユニットケース50は、二次電池10の片面をケース光源面51に当接させて収容する電池収容部53(装着部の一例)を備えている。図2、図3を用いて電池収容部53について詳しく説明する。
【0027】
電池収容部53は、二次電池10を収容したときに二次電池10の周囲の側面(側壁12)の一部を覆う側壁部532と二次電池10の下面の周縁部の一部を支えて係止するための電池係止部531とから構成される。側壁部532は、ユニットケース50の側面の一部をケース光源面方向に延設して形成される。側壁部532の下端部には、側壁部532の下端部を内側に略直角に折り曲げて、折り曲げた内面に二次電池10の下面の周縁部を載置して支えることにより二次電池10を係止する電池係止部531が形成される。電池収容部53は、ユニットケース50の周縁部であってケース切り欠き部55の両側の端部55a,55b(ケース切り欠き部55の開口の入り口の両側の端部)から、ユニットケース50の周縁部に沿って両側に略対称に形成される。両側の電池収容部53の側壁部532の側壁終端部(532a、532b)は、532aと532bとを結ぶ線が、ケース光源面51の略2等分する位置となり、電池収容部53の電池挿入口534となる。
【0028】
ここで、二次電池10の形状について説明する。二次電池10は、平板状であって、片側に所定の幅で開口する電池開口部11を形成した馬蹄形(U字状、コ字状)である。例えば、ドーナツ形(環状形)の一部を欠いた形状である。二次電池10の電池開口部11の全面を塞いだと仮定した場合の二次電池10の形状は、ドーナツ状、円状、輪状、環状になり、その外形は、ケース光源面51と略同一の形状であることが好ましい。したがって、二次電池10の形状は、ケース光源面51と略同一形状であって片側に所定の幅で開口する電池開口部11を形成した形状であるといえる。
【0029】
電池開口部11は、二次電池10の略中心部に所定の径の長さで開口する中心開口部13(電池開口部11の終端部)を形成し、中心開口部13から連結して片側に所定の幅で開口している。二次電池10が電池収容部53に収容された場合には、中心開口部13には光源取付部52が収まるので、中心開口部13の径は作業性を考慮して光源取付部52の径よりやや大きいことが望ましい。また、二次電池10が電池収容部53に収容された場合には、電池開口部11とユニットケース50のケース切り欠き部55とが略重なって、開口を形成し、その開口には、後述する電源端子台60が挿入されて配置される。そのため、電池開口部11の幅は、ケース切り欠き部の幅と略同一であることが好ましい。電池開口部11の幅も上述したケース切り欠き部55の幅と同様に、電源端子台60を挿入するため、作業性を考慮して、電源端子台60の長手方向の幅よりもやや広くして、電池開口部11の両縁部と電源端子台60との間に隙間を設けることが望ましい。ただし、照明器具のコンパクト化を考慮すると、上記隙間はできるだけ短い方が好適である。
【0030】
二次電池10を電池収容部53に収容する(すなわち、ユニットケース50に装着する)場合は、二次電池10の電池開口部11に光源取付部52を嵌めるようにしながら二次電池10の片面をケース光源面51に当接させつつ、二次電池10を電池挿入部534から挿入してケース切り欠き部55の方向へスライドさせて収容する。中心開口部13(電池開口部11の終端部12)に光源取付部52が位置するまで二次電池10をスライドさせて収容する。
【0031】
このとき、二次電池10の高さMと光源取付部52の高さNは、略等しい(M≒N)。また、電池収容部53の側壁部532の高さLは、二次電池の高さMと略等しいことが好ましいが、作業性を考慮すると、側壁部532の長さLを二次電池の高さMよりやや長くしてケース光源面51と当接する二次電池10の面とにクリアランス(隙間)があった方が好ましい(L≧M)。ただし、照明器具の高さHの低減化を考慮すると、ケース光源面51と当接する二次電池10の面とのクリアランスはできるだけ小さくするのが好適である(L−M≒0)。
【0032】
<基板装着部58>
点灯回路基板30は、上述したように二次電池10の電力によりLED70の点灯を制御するための基板である。本実施の形態では、点灯回路基板30は、二次電池10と略同一の形状(馬蹄形、U字状、コ字状)をしており、電池開口部11に対応する部分には同様に基板開口部33を設けている。なお、点灯回路基板30は、二次電池10と略同一形状でなくてもよく、矩形でもよい。
【0033】
点灯回路基板30は、電子部品を取り付ける実装面33と実装面33の反対側の面(裏面)であるはんだ面34とを有し、はんだ面34には電気を絶縁するための絶縁シート35を備えている。図2〜図4に示すように、本実施の形態では、点灯回路基板30の実装面33が下向きに、点灯回路基板30のはんだ面34が本体40と対向するように配置されている。しかし、この配置に限られるわけではなく、図6に示すように、実装面33を上向きに、はんだ面34をユニットケース50のケース光源面51側に向けて配置してもよい。
【0034】
また、点灯回路基板30は、点灯装置20を構成する部品等(点灯回路基板30と電源端子台60とLED70(光源の一例)とLED70を覆うレンズ71)を、各々に対応する複数の装着部によって一体に装着して本体40に取り付けた状態のままで、本体40の器具取付穴42にネジを通して取付面200に本体40をネジ止めすることができるように、ねじ回し具等を挿入するための基板孔32を設けている。基板孔32の位置は、ケース孔501の位置と同様に、点灯回路基板30を装着したユニットケース50を本体40に取り付けた状態で、器具取付穴42aと器具取付穴42bとに対応する位置(器具取付穴42a,42bの垂直軸と点灯回路基板30との交わる位置)に設ける。すなわち、作業者は、ユニットケース50のケース孔501からねじ回し具等を挿入して、さらに基板孔32を通過して、本体40の器具取付穴42にねじ回し具等を到達させて作業することができる。
【0035】
次に、図5及び図7を用いて、基板装着部58(装着部の一例)について説明する。ユニットケース50の内側面には少なくとも2カ所以上に基板装着部58を備えている。基板装着部58は、基板爪部58aと基板係止台58bとから構成されている。
【0036】
図7(a)は、図5のC−D断面をFからEの方向に見た図である。図7(b)は、ユニットケース50のE−F間付近を上から(取付面200側から)見た図である。図7(c)は、ユニットケース50のE−F間付近の部分斜視図である。基板係止台58bは、図7(a)〜(c)に示すように、ユニットケース50の内側面に板状に突出している。また、基板爪部58aは、図7(a)〜(c)に示すように、ユニットケース50の内側面の基板係止台58bより上側の位置に爪状(断面が略直角三角形状)に突出して設けられている。ユニットケース50を上から見た場合(図7(b)参照)、基板爪部58aと基板係止台58bの円周方向(E−F方向)の位置関係は、作業性を考慮すると、所定の距離(図7(b)の距離K)ずれた位置関係にある方が好ましい。
【0037】
図7(a)に示すように、基板係止台58bの上面581と基板爪部58aの底面部583の間の隙間Iは、点灯回路基板30を嵌めるための基板嵌合部59となっている。また、点灯回路基板30を基板装着部58に嵌めるときの作業性を考えて、基板爪部58aにはテーパー582を設けている。
【0038】
点灯回路基板30をユニットケース50に取り付ける場合は、ユニットケース50の上部(取付面200側)の開口から、点灯回路基板30を、ケース光源面51に略平行で、基板開口部33がケース切り欠き部55及び電池開口部11に略重なる位置になるように挿入して、点灯回路基板30を押し込むことにより、点灯回路基板30がユニットケース50の基板係止台58bの上面581と基板爪部58aの底面部583の間の基板嵌合部59に嵌められる。このとき、図5に示すように、点灯回路基板30の側壁部の基板爪部58aに対応する部分に基板溝部31を設けておくと、点灯回路基板30を基板装着部58に嵌めやすい。また、基板溝部31を設けておくことで、点灯回路基板30の装着時の位置決めにも利用することができる。ただし、基板溝部31の奥行きの距離(長さ)は、基板爪部58aの底面部583の突出長(ユニットケース50の側面から突出している距離)よりも短くする必要がある。また、基板溝部31はなくても構わない。
【0039】
以下に、基板装着部58の他の例について説明する。例えば、点灯回路基板30の側壁面に、少なくとも2カ所以上に、ユニットケース50に装着するための爪を設ける。基板装着部58は、例えば、ユニットケース50の内側面に設けられた溝部であり、点灯回路基板30をケース光源面51に対して略平行で、基板開口部33がケース切り欠き部55及び電池開口部11に略重なる位置になるように装着した場合に、複数の上記爪と対応する場所に設けられる。ユニットケース50の上部(取付面200側)の開口から、点灯回路基板30を、ケース光源面51に略平行で、基板開口部33がケース切り欠き部55及び電池開口部11に略重なる位置になるように挿入して、点灯回路基板30を押し込むことにより、点灯回路基板30の上記爪がユニットケース50の基板装着部58の溝に嵌って、点灯回路基板30がユニットケース50に装着される。
【0040】
<端子台係止部56>
電源端子台60は、商用電源等の外部電源と接続される電源端子62を備えている。電源端子台60は、ユニットケース50にネジ止めにより設置されるため、ネジを通す孔64a,64bを有する電源端子台取付金具61を装着する。
【0041】
ユニットケース50は、電源端子台60をネジ止めして係止するための端子台係止部56a,56b(装着部の一例)を備えている。端子台係止部56は、ネジを通す孔である。
【0042】
電源端子台60は、長方体の箱形である。電源端子台60は、電源端子台60の電源端子62を備えた面を取付面200側に向けて、二次電池10の電池開口部11とユニットケース50のケース切り欠き部55と基板開口部33とが略重なって形成される開口に挿入され固定される。図4に示すように、電源端子台60の最下部(最も取付面200から離れた部分)となる端子台最下部63は、光源取付部52の開口部の位置(光源取付部52の最下部529)と略同一の位置(並列の位置関係)になることが望ましい。あるいは、端子台最下部63が光源取付部52の最下部529より、やや上部にあっても構わない。
【0043】
電源端子台60は、取付面200に対して垂直な状態よりも、やや傾斜して配置される。すなわち、取付面200側に向けた電源端子62の面を、ケース光源面51の中心から周に向かう方向(図4におけるB方向)に傾斜させて、端子台最下部63が光源取付部52の最下部と略同一の位置(並列の位置関係)になるように調整する。電源端子台60を上述したように調整した位置に配置して、電源端子台60が装着する電源端子台取付金具61の孔64a,64bと、ユニットケース50の備える孔である端子台係止部56a,56bとを重ねてネジ止めする。電源端子台60は、取付面200に対して略垂直な状態で配置しても構わない。
【0044】
LED70及びレンズ71は、照明器具100の略中心部に位置するので、電源端子台60を照明器具100の略中心部からずらして、LED70及びレンズ71と電源端子台60とを略並列の位置関係に配置することにより、同じ高さの空間に複数の部品(例えば、LED70とレンズ71と二次電池10と電源端子台60等)を配置することができ、照明器具の高さが部品の高さによって累積的に増加するのを防ぐことができる。すなわち、電源端子台60は、取付面200に設置される本体40の略中心部から所定の距離ずれた位置に配置される。
【0045】
<本体取付部54>
本体40は、照明器具100を取付面200に取り付けるための取付具である。本体40は、平板状であり、その周縁部にフランジを有する帽子状である。本体40は、少なくとも本体40の略対角線上の2カ所のフランジ部に点灯装置取付部43である孔を設けている。点灯装置取付部43(孔)の位置は、ユニットケース50が備える本体取付部54(爪部)と対応する位置である。ユニットケース50の本体取付部54は爪部であり、本体取付部54の爪部を点灯装置取付部43の孔に押し込むように挿入して、爪部を孔の縁部に引っ掛けることにより、本体40にユニットケース50を係止する。このようにして、本体40と、点灯装置20を構成する部品等(点灯回路基板30と電源端子台60とLED70(光源の一例)とLED70を覆うレンズ71)を装着したユニットケース50とを一体にすることができる。
【0046】
また、本体40は、本体40の略中心部から所定の距離ずれた位置であって、電源端子台60が配置された位置と重なる位置に、外部電源と電源端子62とを接続する電線を通すための電源穴41(貫通孔の一例)を設けている。
【0047】
また、本体40は、取付面200に本体40をネジ止めするための器具取付穴42a、42bを備えている。本体40は、本体40と点灯装置20とが一体に取り付けられた状態のままで、本体40の器具取付穴42にネジを通して取付面200にネジ止めすることができる構造となっている。本体40の器具取付穴42a、42bの垂直軸上に、基板孔32とケース孔501が位置するので、作業者は、本体40に点灯装置20を取り付けた状態のままで、ユニットケース50のケース孔501からねじ回し具等を挿入して、さらに基板孔32を通過して、本体40の器具取付穴42にねじ回し具等を到達させて本体40を取付面200にネジ止めすることができる。
【0048】
<カバー係止部57>
照明器具100は、点灯装置を構成する部品等と二次電池10とを一体に装着したユニットケース50を覆うカバー80を備えている。カバー80は、取付面200側が開口する有底の筒状であり、ユニットケース50に点灯装置20を構成する部品等と二次電池10とを一体に装着した後に、点灯装置の全体を覆うようにして、ユニットケース50に係止される。カバー80の取付面200側とは反対側のカバー光源面82(カバーの底面)には、LED70に対応する部分に、光源の光を通すための光源孔83を設けている。カバー80の内側面には、ユニットケース50に装着したときに、ユニットケース50のカバー係止部57に対応する箇所に、カバー爪部81を備えている。カバー爪部81は、少なくともカバーの内側面の略対角線上の2カ所に備えることが好ましい。
【0049】
カバー80を、ユニットケース50のケース光源面51側から、二次電池10とユニットケース50とを覆うようにかぶせて、カバー爪部81をユニットケース50のカバー係止部57に嵌め込んで、カバー80をユニットケース50に係止させる。カバー80は、二次電池10が水平方向にスライドしてユニットケース50から抜けてしまうことを防止する。
【0050】
以上のように、本実施の形態に係る照明器具100は、ユニットケース50に点灯装置20を構成する部品等(点灯回路基板30と電源端子台60とLED70(光源の一例)とLED70を覆うレンズ71)を、各々に対応する複数の装着部によって一体に装着し、点灯装置20を構成する部品等を一体に装着したユニットケース50を本体40に取り付けることができる。さらに、点灯装置20と本体40とが一体化した状態のままで、本体40を取付面200に取り付けることができる。さらに、その後、作業者は、取付面200に取り付けられたユニットケース50の電池収容部53に、二次電池10をスライドさせることで容易に二次電池10を取り付けることができる。さらに、その後、作業者は、カバー80を、ユニットケース50のケース光源面51側からかぶせるようにして押し込んで、カバー爪部81をカバー係止部57に嵌め込むことにより、容易にカバー80を取り付けることができる。
【0051】
図8は、点灯装置20を取り付けた本体40を取付面200側から見た平面図である。図4、図8を用いて、本体40の電源穴41の形状と配置について説明する。
【0052】
図4に示すように、電源端子台60は、照明器具の略中心部Q(すなわち、本体40の略中心部Q)から所定の距離ずれた位置であってユニットケース50のケース切り欠き部55と二次電池10の電池開口部11との位置に設置される。これは、二次電池10、LED70及びレンズ71、電源端子台60等の部品を並列な位置関係で配置することにより、照明器具100の高さの低減化を図るための、本実施の形態に係る照明器具100の特徴点のひとつである。
【0053】
したがって、本実施の形態では、外部電源等と電源端子台60が備える電源端子62とを接続する電線65を通すために、本体40の電源穴41(貫通項の一例)を、本体40の略中心部からずれた位置であってユニットケース50のケース切り欠き部55と二次電池10の電池開口部11との位置、すなわち、電源端子台60の電源端子62の位置と重なる位置に形成する。
【0054】
図8に示すように、電源穴41は、本体40の略中心部から電源端子台60の位置と重なる位置まで連結して開口する長円となっている。これによって、本体40の略中心部から所定の距離ずれた位置に配置された電源端子台60にも、電線65を容易に接続することができる。また、電源穴41は、上述した長円に限られることなく、本体40の略中心部から電源端子台60の位置と重なる位置であって二次電池10の電池開口部11の位置まで連続して開口する形状であれば、長方形、楕円形、円形、矩形、菱形でも構わない。また、本体40の略中心部から電源端子台60の位置と重なる位置まで連結して開口していなくてもよい。すなわち、略円形でも略4角形でも略3角形でもよく、この場合は、本体40と電源端子台60が重なる位置に、略円形(あるいは、略4角形、略3角形等)の電源穴41を設けることによって、電源端子62と電線65を接続することができる。したがって、電源穴41は、本体40と電源端子台60(電源端子台60の電源端子62)の位置とが重なる位置に開口があればよく、どのような形状でも構わない。
【0055】
図9(a)は、二次電池10の正面図、図9(b)は、二次電池10を2枚重ねた場合のA方向側面図である。
【0056】
次に、図9を用いて、二次電池10の形状と構成についてさらに詳しく説明する。
【0057】
本実施の形態に係る二次電池10は、リチウムポリマー電池である。リチウムポリマー電池は、例えば、電池の電解質として、ポリマーに電解液(例えば、リチウムイオン等)を含ませてゲル化した電解質を用いた二次電池である。電解質が準固体状態であるため液漏れしにくく、また、形状の柔軟性が高い。したがって、図9(a)に示すように、二次電池10を上述したような形状(馬蹄形、U字状、コ字状)に形成することができる。
【0058】
また、リチウムポリマー電池は、電池の容量を面積によって変更することができる。例えば、照明器具100に対応する電池の最大容量から、二次電池10として用いるリチウムポリマー電池の最大面積を割り出し、最大面積に対応する二次電池用ケースを作成して、その中にリチウムポリマー電池を必要容量分(必要枚数分)収容して、照明器具100の二次電池10として用いることができる。そのとき、上記二次電池用ケースの形状は、正面図は図9(a)の形状となるように作成し、高さは最大容量(面積)に対応するリチウムポリマー電池の枚数分の高さの二次電池用ケースを作成するとよい。図9(b)に示すように、リチウムポリマー電池による二次電池10は、薄さ約5mmで形成することができ、2枚重ねても約10mmである。このように、リチウムポリマー電池による二次電池10を用いることにより、より照明器具100の高さを低くすることができる。
【0059】
また、図9に示す馬蹄形の外形を持つ電池ケース(図示せず)を作成し、電池ケース内に1枚または2枚の二次電池を収容してもよい。1枚の二次電池を収容する場合は、他の1枚分のスペースが空くことになるが、外形を変更せず、仕様に応じて1枚または2枚の二次電池を搭載することができる。
【0060】
二次電池10は、リチウムポリマー電池に限られず、ユニットケース50に装着することができる平板状の二次電池ならばよい。
【0061】
また、電力を充電することができる二次電池(蓄電池)でなくても構わない。この場合は、点灯装置20に充電機能は必要なくなる。通常の電池であれば、随時電池交換の必要があるが、本実施の形態に係る照明器具100であれば、上述したように電池交換も容易に行うことができる。
【0062】
また、本実施の形態では、光源としてLEDを使用した場合について説明したが、これに限られるわけではなく、例えば、光源としてミニハロゲンランプを用いてもよい。光源にミニハロゲンランプを用いた場合は、光源取付部52はミニハロゲンランプを装着するためのランプソケットを備える。
【0063】
以上のように、本実施の形態によれば、器具の高さをより低くして、天井面からの出っ張りを少なくした天井面との一体感のある照明器具100を提供することができる。さらには、器具の高さを低減しつつ、照明器具100の着脱作業性を向上させることができるという効果を奏する。
【0064】
実施の形態2.
実施の形態2では、取付面200(例えば、天井面)に取り付けられ、光源としてハロゲンランプ90を使用する照明器具900について説明する。特に、ハロゲンランプ90と反射鏡91と電源端子台60との位置関係について説明する。
【0065】
図10(a)は、比較例としての照明器具の断面図であり、図10(b)は、実施の形態2に係る照明器具900の断面図である。
【0066】
図10(a)に示す比較例としての照明器具では、本体と電源端子台とハロゲンランプとが直列の位置関係に接続されている。外部電源と照明器具を接続する電線は、外部電源から本体の略中心部に設けられた電源穴を通って、照明器具の略中心部に配置された電源端子台の電源端子に接続される。そのため、照明器具の高さは電源端子台の高さにハロゲンランプの高さが加わって、約68.4mmとなる。
【0067】
図10(b)に示すように、実施の形態2に係る照明器具900は、電源端子台60が照明器具900の略中心部(すなわち、本体40の略中心部)から所定の距離ずれた位置に配置されている。つまり、電源端子台60とハロゲンランプ90とは、並列の位置関係に配置されている。照明器具900の本体40は実施の形態1で説明したものと同一であり、本体40の電源穴41は、長円になっていて電源端子台60が配置される位置と重なる位置が開口している。外部電源と照明器具900とを接続する電線は、外部電源から電源穴41を通って、照明器具900の略中心部(すなわち、本体40の略中心部)から所定の距離ずれた位置に配置されている電源端子台60の電源端子62に接続される。このように、ハロゲンランプ90と電源端子台60は並列の位置関係に配置することができるので器具の高さは48.4mmとなり、図10(a)に示す比較例としての照明器具の器具の高さを20mm短くすることができる。
【0068】
以上のように、ハロゲンランプ90を用いた場合であっても、照明器具の低減化を図ることができる。また、本実施の形態と実施の形態1とを組み合わせた照明器具を提供することもできる。
【0069】
上述した実施の形態に係る照明器具は、取付面に取り付けられる照明器具であって、平板状の電池であって、中央から周縁まで片側に所定の幅で開口する電池開口部を有する馬蹄形の電池と、前記電池を装着する点灯装置であって、前記電池から供給される電力により光源を点灯させる点灯回路基板であって、中央から周縁まで片側に所定の幅で開口する基板開口部を有する馬蹄形の点灯回路基板を有する点灯装置とを備え、前記電池と前記点灯回路基板とは、前記取付面に対して平行に配置されるとともに、前記電池開口部と前記基板開口部とが重なるように配置されることを特徴とする。
【0070】
前記照明器具は、さらに、商用電源に接続され、前記商用電源の電力を前記点灯回路基板に供給する電源端子台を備え、前記電池は、前記商用電源が停止した場合に前記点灯回路基板に電力を供給し、前記電源端子台は、前記電池開口部と前記基板開口部とが重なることにより形成される開口に配置されることを特徴とする。
【0071】
前記照明器具は、さらに、前記取付面側に開口面を備える筒状のユニットケースであって、前記開口面の反対側の面の外面であるケース光源面と、前記ケース光源面から連続して形成される側面と、前記ケース光源面の中央に設けられ、前記光源を取り付ける光源取付部と、前記光源取付部から前記側面まで所定の幅で開口するケース切り欠き部とを備えるユニットケースを備え、前記点灯回路基板は、前記ユニットケースの前記開口面から挿入され、前記基板開口部と前記ケース切り欠き部とが重なるように前記ユニットケースに取り付けられ、前記電池は、前記光源取付部に前記電池開口部の終端部が位置するとともに前記電池開口部と前記ケース切り欠き部とが重なるように前記ユニットケースに取り付けられることを特徴とする。
【0072】
前記ユニットケースは、前記電池の片面を前記ケース光源面に当接させて収容する電池収容部を備えることを特徴とする。
【0073】
前記ケース切り欠き部は、前記基板開口部と前記電池開口部とから形成された前記開口と重なり、前記ユニットケースは、前記電源端子台を係止するための端子台係止部を前記ケース切り欠き部の周縁に備えることを特徴とする。
【符号の説明】
【0074】
10 二次電池、11 電池開口部、12 側壁、13 中心開口部、20 点灯装置、30 点灯回路基板、31 基板溝部、32 基板孔、33 基板開口部、33 実装面、34 はんだ面、35 絶縁シート、40 本体、41 電源穴、42 器具取付穴、42a 器具取付穴、42b 器具取付穴、43 点灯装置取付部、50 ユニットケース、51 ケース光源面、52 光源取付部、53 電池収容部、54 本体取付部、55 ケース切り欠き部、56,56a,56b 端子台係止部、58 基板装着部、58a 基板爪部、58b 基板係止台、59 基板嵌合部、60 電源端子台、61 電源端子台取付金具、62 電源端子、63 端子台最下部、64a,64b 孔、65 電線、70 LED、71 レンズ、80 カバー、81 カバー爪部、82 カバー光源面、83 光源孔、90 ハロゲンランプ、91 反射鏡、100 照明器具、501 ケース孔、521 爪部、522 スリット部、531 電池係止部、532 側壁部、532a,532b 終端部、534 電池挿入口、535 側面開口部、701 LED基台、702 LED接続線、703 LED接続端子、900 照明器具。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源を点灯する照明器具において、
一面を有する本体と、
前記光源を点灯させる点灯回路基板であって中央から周縁まで片側に所定の幅で開口する基板開口部を有する馬蹄形の点灯回路基板を有し、前記点灯回路基板が、前記本体の前記一面に対して平行に配置される点灯装置と、
前記点灯装置と電源線を介して接続されるとともに、前記基板開口部に配置される電源端子台と、
前記点灯装置に電気的に接続されるとともに、前記点灯回路基板に対して平行に配置される平板状の電池と
を備えることを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記本体は、中心部に、外部電源と前記電源端子台とを接続する電線を通す電源穴を備え、
前記電源端子台は、前記本体の中心部からずれた位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記照明器具は、さらに、
一端面と他端面と側面とを有する筒状であり、一端面が前記本体の前記一面に取り付けられるユニットケースであって、他端面であるケース光源面と、前記ケース光源面の中央に設けられ、前記光源を取り付ける光源取付部と、前記光源取付部から前記側面まで所定の幅で前記ケース光源面が切り欠かれたケース切り欠き部とを具備するユニットケースを備え、
前記点灯回路基板は、
前記基板開口部と前記ケース切り欠き部とが重なるように、前記ユニットケースの筒状の内部に取り付けられ、
前記電源端子台は、
前記基板開口部と前記ケース切り欠き部とが重なることにより形成された開口に配置されるとともに、前記ケース切り欠き部を形成する縁部に係止されることを特徴とする請求項2に記載の照明器具。
【請求項4】
前記電源端子台は、電源端子を備える端子面を有し、前記端子面は前記ユニットケースの前記一端面より前記ケース光源面側に位置することを特徴とする請求項3に記載の照明器具。
【請求項5】
前記端子面は、前記本体の前記一面に対して傾斜するように前記縁部に係止されることを特徴とする請求項4に記載の照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−109281(P2012−109281A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−54855(P2012−54855)
【出願日】平成24年3月12日(2012.3.12)
【分割の表示】特願2007−102294(P2007−102294)の分割
【原出願日】平成19年4月10日(2007.4.10)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】