説明

照明装置及び電気光学装置、並びに電子機器

【課題】照明装置の構造を工夫することにより、落下などの衝撃が加わった場合に電気光学パネル等に割れ等が生じることを抑制する。
【解決手段】照明装置は、保持部材と、その上に重ねて配置された導光板を備える。導光板は、光源から発せられた光を導入するための入光部を有する。導光板の入光部側及び保持部材には相互に係り合う係合部が設けられる。その両者の係合部は、導光板の入光部側において係合している。これにより、導光板の入光部側と、導光板の入光部側に位置する保持部材の部分との一体性が増し、それらの結合力の向上が図れる。よって、この照明装置を適用した電気光学装置に対し衝撃が加わった場合には、導光板の入光部側と当該保持部材の部分とを同一の方向に一体的に移動させることができる。その結果、電気光学パネルの第1の基板と導光板とが衝突し合うのを抑制でき、第1の基板に対して割れ、ひび、欠け等が生じるのを抑制できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気光学装置に好適に用いられる照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、携帯電話機、携帯情報端末機等といった各種の電子機器において、画像情報を表示するために電気光学装置が用いられている。
【0003】
このような電気光学装置では、いわゆる透過型表示を行う為に、その観察側と逆側の背面側に照明装置が配置される(例えば、特許文献1乃至3を参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2007−42338号公報
【特許文献2】特開2003−255309号公報
【特許文献3】WO2004/055430号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した特許文献1に記載の電気光学装置では、枠形状の蓋板を箱形状の金枠に取り付けることにより、矩形状の平面形状を有する導光板が金枠に固定される。しかし、この電気光学装置では、蓋板の枠部分の幅が短いので、蓋板及び金枠に対する導光板の結合力はそれ程強いとは言えない。
【0006】
そのため、この電気光学装置に対し落下などによる衝撃が加わった場合、電気光学パネルが導光板に押されて撓み、これにより電気光学パネルに対し撓ませるような曲げ応力が作用して、或いは導光板と電気光学パネルとが相互に衝突し合うことにより、電気光学パネルを構成する下側基板に対して割れ、ひび、欠け等が生じてしまうといった課題がある。
【0007】
また、上記の特許文献2に記載の光学ユニット(以下、便宜上「照明装置」と呼ぶ)は、対向する辺の2箇所に固定用凸部が設けられた矩形状の導光板と、固定用凸部と嵌合する固定用凹部の設けられたモールドフレームと、を備えており、固定用凸部及び固定用凹部が嵌合するようにモールドフレームに導光板を収容することで、導光板がモールドフレームに固定される。そして、導光板とモールドフレームとの対向する辺の間であって、固定用凸部及び固定用凹部の存在しない位置には光源が配置されている。
【0008】
また、上記の特許文献3に記載のライトユニット(以下、便宜上「照明装置」と呼ぶ)では、矩形の導光板の入光面及び反入光面を除く各側面に凸部が形成され、この凸部がフレームの凹部に嵌り込むことによって、導光板がフレームに固定されている。
【0009】
これらの特許文献2及び3に記載の照明装置では、いずれも導光板の入光面(入光部)側において、導光板の凸部(又は固定用凸部)と、フレームの凹部(又はモールドフレームの固定用凹部)とが嵌合していない。このため、これらの照明装置に対して、落下などの衝撃が加わった場合には、導光板の入光部側と、その入光部側に位置するフレーム又はモールドフレームの箇所とが相反する方向に撓んでしまい、上記した特許文献1と同様の課題が生じ得る。
【0010】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、導光板の入光部側における、導光板とそれを保持する保持部材との一体性を高めることで、落下などの衝撃が加わった場合に、電気光学パネル等の割れ等を抑制することが可能な照明装置及びそれを用いた電気光学装置並びに電子機器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の1つの観点では、照明装置は、保持部材と、前記保持部材の上に重ねて配置され、光源より発光された光を導入するための入光部を有する導光板と、を備え、前記導光板と前記保持部材との各々は、少なくとも前記導光板の前記入光部側で固定されている。
【0012】
上記の照明装置は、保持部材と、保持部材の上に重ねて配置された導光板とを備える。導光板は光源より発光された光を導入するための入光部を有する。そして、導光板と保持部材との各々は、少なくとも導光板の入光部側で固定されている。これにより、少なくとも導光板の入光部側において、導光板と保持部材との結合力の向上を図ることができる。よって、この照明装置に対し落下などによる衝撃が加わった場合に、少なくとも導光板の入光部側において、導光板と保持部材とを同一の方向に一体的に移動させることができる。
【0013】
上記の照明装置の一つの態様では、前記導光板の前記入光部側と前記保持部材との前記導光板の前記入光部側に対応する箇所の各々には相互に係り合う少なくとも一つの係合部が設けられ、前記導光板の前記係合部と前記フレームの前記係合部とは、前記導光板の前記入光部側において係着している。
【0014】
上記の照明装置は、導光板の入光部側と保持部材との導光板の入光部側に対応する箇所の各々には相互に係り合う少なくとも一つの係合部(例えば嵌り合う少なくとも1つの嵌合部)が設けられる。導光板の係合部と保持部材の係合部とは、導光板の入光部側において係着、係合又は嵌合している。これにより、導光板の入光部側と、導光板の入光部側に対応する保持部材の箇所との一体性が増し、それらの結合力の向上を図ることができる。よって、この照明装置に対し落下などによる衝撃が加わった場合に、導光板の入光部側と当該保持部材の箇所とを同一の方向に一体的に移動させることができる。
【0015】
好適な例では、かかる照明装置を、ガラス素材などにより形成された一対の基板間に電気光学物質を挟持してなる電気光学パネルを備える電気光学装置に適用することができる。この場合、一対の基板のうち一方の基板側に照明装置が配置される。これにより、この電気光学装置に対し落下などによる衝撃が加わった場合、導光板の入光部側と当該保持部材の箇所とを同一の方向に一体的に移動させることができる。その結果、一方の基板と導光板とが衝突し合うことを抑制することができるので、一方の基板に対して割れ、ひび、欠けなどが生じることを抑制できる。
【0016】
上記の照明装置の他の態様では、前記導光板の前記係合部と前記保持部材の前記係合部との各々は、前記導光板の厚さ方向における前記導光板の移動を規制する形状を有する。
好適な例では、前記導光板の前記係合部は段差形状を有すると共に、前記保持部材の前記係合部は前記段差形状と係着又は係合する鉤形状又は爪形状を有する。これにより、この照明装置に対し落下などによる衝撃が加わった場合に、導光板の入光部側と、導光板の入光部側に対応するする保持部材の箇所とが同一の方向に一体的に移動する際の移動量を小さくすることができる。よって、かかる照明装置を上記の電気光学装置に適用すれば、一方の基板に対して撓ませるような応力が作用し難くなり、一方の基板に対して割れ、ひび、欠けなどが生じることを抑制できる。
【0017】
上記の照明装置の他の態様では、前記導光板の前記係合部と前記保持部材の前記係合部とは、前記導光板の前記入光部側の辺と前記導光板の前記入光部側の辺以外の少なくとも1辺において係着、係合又は嵌合している。これにより、導光板の入光部側の辺及び導光板の入光部側の辺以外の少なくとも1辺の各々に位置する係合部と、それらの各辺に対応する保持部材の係合部との一体性が増し、それらの結合力の向上を図ることができる。よって、この照明装置に対し落下などによる衝撃が加わった場合に、導光板の入光部側の辺に位置する導光板の部分と、導光板の入光部側の辺に対応する保持部材の部分とを同一の方向に一体的に移動させることができると共に、導光板の入光部側の辺以外の少なくとも1辺に位置する導光板の部分と、導光板の入光部側の辺以外の少なくとも1辺に対応する保持部材の部分とを同一の方向に一体的に移動させることができる。
【0018】
上記の照明装置の他の態様では、前記導光板の前記入光部に対面する位置には少なくとも1つの光源が配置されており、前記導光板の前記係合部と前記保持部材の前記係合部との各々は、前記少なくとも1つの光源より出射される光の出射範囲外に設けられている。これにより、少なくとも1つの光源より発光された光が、導光板の係合部及び保持部材の係合部によって遮光されることを防止でき、その結果、少なくとも1つの光源から導光板内に導入される光の量が低減することを防止できる。
【0019】
上記の照明装置の他の態様では、前記導光板の前記入光部は、前記導光板の外形辺の延在方向に適宜の間隔をおいて設けられており、前記導光板の前記入光部の各々に対面する位置には光源が各々配置されており、前記光源の各々の両側に対応する位置には、前記光源の各々より出射される光の出射範囲外の領域が各々形成されており、前記導光板の前記係合部と前記保持部材の前記係合部との各々は、複数の前記出射範囲外の領域のうち少なくとも1つの領域に設けられている。これにより、各光源より発光された光が、導光板の各係合部及び保持部材の各係合部によって遮光されることを防止でき、その結果、各光源から導光板内に導入される光の量が低減することを防止できる。また、これに加え、導光板の各係合部と保持部材の各係合部が複数の出射範囲外の領域のうち全ての領域に設けられている構成であれば、導光板の各係合部と保持部材の各係合部が複数の出射範囲外の領域のうちいずれかの領域に設けられている構成と比較して、より一層、導光板の入光部側と保持部材との結合力の向上を図ることができる。
【0020】
上記の照明装置の他の態様では、前記保持部材の前記係合部の近傍には開口が形成されており、前記導光板の前記係合部の一部は前記保持部材の前記開口に入り込んでおり、相互に係り合う前記導光板の前記係合部及び前記保持部材の前記係合部における厚さは、前記導光板の厚さと前記保持部材の厚さとを合わせた厚さと略同一である。これにより、照明装置の厚さが厚くなることを防止できる。よって、かかる照明装置を上記の電気光学装置に適用すれば、その電気光学装置の薄型化に貢献し得る。
【0021】
上記の照明装置の他の態様では、前記保持部材は金属素材にて形成されている。これにより、保持部材の剛性を向上させることができる。よって、照明装置に対し衝撃が加わった場合に、導光板の入光部側と、導光板の入光部側に対応する保持部材の箇所とが同一の方向に一体的に移動する際の移動量を小さくすることができる。よって、かかる照明装置を上記の電気光学装置に適用すれば、一方の基板に対して撓ませるような応力が作用し難くなり、一方の基板に対して割れ、ひび、欠けなどが生じることを抑制できる。
【0022】
本発明の他の観点では、電気光学装置は、上記の照明装置と、その照明装置と対面する位置に配置された電気光学パネルと、を備え、前記導光板は前記電気光学パネルに取り付けられている。これによれば、電気光学装置に対し落下などによる衝撃が加わった場合、導光板の入光部側と、導光板の入光部側に対応する保持部材の箇所と、電気光学パネルの部分とを同一の方向に一体的に移動させることができる。その結果、電気光学パネルと導光板とが衝突し合うことを抑制することができるので、電気光学パネルに対し割れ、ひび、欠けなどが生じることを抑制できる。
【0023】
上記の電気光学装置の一つの態様では、前記電気光学パネルは一対の基板間に電気光学物質を挟持してなり、前記一対の基板のうち一方の基板は、他方の基板の一端から外側に張り出しており、前記導光板の前記係合部と前記保持部材の前記係合部との各々は、前記一方の基板と前記他方の基板との境界部分と重なる領域に配置されている。これにより、電気光学装置の当該境界部分の強度向上を図ることができる。よって、電気光学装置に対し落下などによる衝撃が加わった場合に、当該境界部分において、一方の基板と導光板と保持部材とを同一の方向に一体的に移動させることができる。よって、当該境界部分に位置する一方の基板の部分に対して、割れ、ひび、欠けなどが生じるのを抑制することができる。
【0024】
上記の電気光学装置の他の態様では、前記電気光学パネルは一対の基板間に電気光学物質を挟持してなり、前記一対の基板のうち一方の基板は、他方の基板の一端から外側に張り出す張り出し領域を有すると共に、前記張り出し領域の上には、前記電気光学物質を駆動する駆動回路が実装されており、前記導光板の前記係合部と前記保持部材の前記係合部との各々は、前記駆動回路と重なる領域に配置されている。これにより、駆動回路(例えば、ドライバIC)と重なる領域に位置する電気光学装置の強度向上を図ることができる。よって、電気光学装置に衝撃が加わった場合に、駆動回路と重なる領域において、一方の基板と導光板と保持部材とを同一の方向に一体的に移動させることができる。これにより、駆動回路に対して撓ませるような応力が作用することを抑制できるので、駆動回路に対して割れ、ひび、欠けなどが生じるのを抑制することができる。
【0025】
本発明の更に他の観点では、上記の電気光学装置を表示部として備える電子機器を構成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
【0027】
[第1実施形態]
(液晶装置の構成)
以下、図1乃至図3を参照して、本発明の第1実施形態に係る電気光学装置の一例としての液晶装置100の構成について説明する。
【0028】
図1は、観察側から見た液晶装置100の斜視図を示す。図2は、液晶装置100の分解斜視図を示す。図3は、図1の切断線A−A’に沿った液晶装置100の断面図であり、特に、光源8を通る位置で切断した液晶装置100の断面構成を示す。なお、図1乃至図3において、液晶表示パネル50における二点鎖線にて示す領域は、文字、図形などの画像が表示される有効表示領域V1である。また、図2では、便宜上、図3に示す遮光テープ15の図示を省略している。
【0029】
液晶装置100は、主に、第1の保持部材11と、電気光学パネルの一例としての液晶表示パネル50と、第2の保持部材12を有する照明装置51と、を備える。
【0030】
第1の保持部材11は、第2の保持部材12に対する蓋体としての機能を有し、第2の保持部材12と共に導光板9及び液晶表示パネル50を夫々収容する役割を果たす。第1の保持部材11は、液晶表示パネル50の有効表示領域V1に対応する位置に設けられ、当該有効表示領域V1と略同一の大きさを有する開口11aを備えている。
【0031】
液晶表示パネル50は、ガラスなどの透光性材料により形成された第1の基板1と、第1の基板1と同様の材料により形成された第2の基板2とを枠状のシール材3を介して貼り合わせ、その枠状のシール材3で区画される領域に電気光学物質の一例としての液晶層4を挟持してなる。液晶表示パネル50の液晶層4側の内面上には、例えば、ブラックマトリクス、カラーフィルタ、電極その他の多くの構成要素がマトリクス状(格子状)又はストライプ状(線状)に形成されるが、図1乃至図3では図示を省略している。また、第1の基板1は、第2の基板2の一端から外側へ張り出す張り出し領域1hを有する。張り出し領域1hの第2の基板2側の面上には、液晶を駆動するためのドライバIC(駆動回路)5及びFPC(Flexible Printed Circuit)6が夫々実装されている。FPC6の一端側は、張り出し領域1h上に実装されている一方、FPC6の他端側は、張り出し領域1hの第2の基板2側とは逆側に折り返され、さらに光を遮光する遮光テープ(遮光性を有する両面テープ)15を通じて第1の基板1に接合されている。FPC6の他端側の面上には、例えばLED(Light Emitting Diode)などの、複数の光源8が適宜の間隔をおいて配置されている。なお、本発明では、液晶表示パネル50は、特定の構成に限定されず、周知の種々の構成を採り得る。
【0032】
照明装置51は、第2の保持部材12と、導光板9と、を有する。
【0033】
第2の保持部材12は、例えば金属素材にて形成され、導光板9を収容する箱状の形状を有する。その他、第2の保持部材12の詳細な構成については後述する。
【0034】
導光板9は、例えば略矩形状の平面形状を有する。導光板9は、例えば透明樹脂などの透光性素材にて形成され、第2の保持部材12の上に重ねて配置される。導光板9の第2の保持部材12側とは逆側の面の各外辺付近は、第1の基板1の第2の基板2側とは逆側の面に対し枠状の遮光テープ15を介して取り付けられている。また、導光板9の外端面9a側には、その外端面9aから内側に窪む凹部9bが複数形成されている。各凹部9aには各光源8が配置され、各光源8と対面する各凹部9aの面は各光源8より発光された光Lを導光板9の内部へ導入するための入光部として機能する。そこで、以下では、各光源8と対面する各凹部9aの面を「入光部9ba」と称する。その他、導光板9の詳細な構成については後述する。
【0035】
なお、上記の照明装置51では、プリズムシート、拡散シート及び反射シートなどの各種の光学シートが設けられていないが、本発明では、これに限定されず、照明装置51に対して各種の光学シートを設けることとしても良い。
【0036】
以上の構成を有する液晶装置100では、FPC6側から供給される駆動電流によって各光源8が発光し、その発光した光Lが、導光板9の入光部9baを通じて導光板9の内部へ入射する。導光板9の内部に入射した光Lは、導光板9の下面9dと上面(出光面)9uとの間で反射を繰り返し、その出光面9uと光Lのなす角が臨界角を超えると、光Lは、当該出光面9uを透過して液晶表示パネル50側へ出光する。そして、その出光された光Lが液晶表示パネル50を透過する際に液晶層4内の液晶分子の配向が制御され、所望の表示画像が観察者によって視認される。
【0037】
次に、本発明の第1実施形態に係る第2の保持部材12に対する導光板9の取付構造について説明する。なお、以下では、まず、導光板9の構成について詳述し、続いて、第2の保持部材12の構成について詳述し、その後、第2の保持部材12に対する導光板9の取付構造について説明する。
【0038】
(導光板の構成)
まず、図4(a)及び(c)を参照して、導光板9の構成について詳述する。
【0039】
図4(a)は、図3の観察側から見た導光板9の平面図を示す。なお、図4(a)では、導光板9の各入光部9baと各光源8との相対的な位置関係についても分かるように、各光源8を図示することにしている。図4(a)において、各光源8から導光板9内に向けて斜めに延びる破線は、各光源8から導光板9に向けて放射状に発光される光Lの外縁部分を示す。図4(c)は、図4(a)の切断線B−B’に沿った導光板9の要部断面図であり、特に、導光板9の係合部9cの断面構成を示す。
【0040】
導光板9の基本的な構成は上述した通りである。特に、導光板9の入光部9ba側又は外端面9a側には、後述する第2の保持部材12の係合部12cと係り合う係合部9cが設けられている。本例では、導光板9の係合部9cは、第2の保持部材12の係合部12cと嵌り合う嵌合部として構成されている。導光板9の係合部9cは、第2の保持部材12の係合部12cと係合することで、第2の保持部材12に対する、導光板9の厚さ方向及び当該厚さ方向と直交する方向(即ち導光板9の平面方向)における当該導光板9の移動を規制する形状を有する。本例では、導光板9の係合部9cは、導光板9の出光面9uから下面9dにかけて段差をなす段差形状又は階段形状を有する。また、導光板9の係合部9cは複数設けられ、各係合部9cは、各入光部9baの両側であって、且つ各光源8より出射される光の出射範囲外の領域A1〜A6に対応する位置に設けられている。
【0041】
(第2の保持部材の構成)
次に、図4(b)及び(d)を参照して、第2の保持部材12の構成について詳述する。
【0042】
図4(b)は、図3の観察側から見た第2の保持部材12の平面図を示す。図4(d)は、図4(b)の切断線C−C’に沿った第2の保持部材12の要部断面図であり、特に、第2の保持部材12の係合部12cの断面構成を示す。
【0043】
第2の保持部材12の基本的な構成は上述した通りである。特に、第2の保持部材12は、その一端(外端面)12a側の近傍に設けられ、導光板9の係合部9cと係り合う係合部12cを有する。本例では、第2の保持部材12の係合部12cは、導光板9の係合部9cと嵌り合う嵌合部として構成されている。第2の保持部材12の各係合部12cは、例えば段差形状又は階段形状を有する導光板9の各係合部9cと係合する鉤形状又は爪形状を有する。また、第2の保持部材12の各係合部12cの近傍には、導光板9の各係合部9cの一部が入り込む開口12bが形成されている。
【0044】
(第2の保持部材に対する導光板の取付構造)
次に、図2、図5及び図6(a)を参照して、第2の保持部材12に対する導光板9の取付構造について説明する。
【0045】
図5(a)は、第1実施形態に係る第2の保持部材12に対する導光板9の取付構造の要部平面図を示す。図5(b)は、図5(a)の切断線D−D’に沿った導光板9及び第2の保持部材12の要部断面図であり、特に、導光板9の係合部9cと第2の保持部材12の係合部12cの係合構造を示す。図6(a)は、相互に係り合う導光板9の係合部9c及び第2の保持部材12の係合部12cを通る位置で切断した液晶装置100の断面図を示す。
【0046】
第1実施形態では、導光板9は遮光テープ15を通じて第2の保持部材12の上に重ねて取り付けられ、導光板9の各係合部9cと第2の保持部材12の各係合部12cとが、導光板9の入光部9ba側において係合、係着又は嵌合している。
【0047】
これにより、導光板9の入光部9ba側と、導光板9の入光部9ba側に位置する第2の保持部材12の部分(箇所)との一体性が増し、それらの結合力の向上を図ることができる。よって、この液晶装置100に対し落下などによる衝撃が加わった場合、導光板9の入光部9ba側と、導光板9の入光部9ba側に位置する第2の保持部材12の部分と、導光板9の入光部9ba側に位置する第1の基板1の部分とを同一の方向に一体的に移動させることができる。これにより、第1の基板1と導光板9とが衝突し合うことを抑制することができる。その結果、第1の基板1に対して割れ、ひび、欠けなどが生じることを抑制できる。
【0048】
また、第1実施形態では、導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cは、導光板9の厚さ方向における導光板9の移動を規制する形状を有する。これにより、この液晶装置100に対し落下などによる衝撃が加わった場合に、導光板9の入光部9baと、導光板9の入光部9baに位置する第2の保持部材12の部分とが同一の方向に一体的に移動する際の移動量を小さくすることができる。これにより、第1の基板1に対して撓ませるような応力が作用し難くなり、第1の基板1に対して割れ、ひび、欠けなどが生じることを抑制できる。
【0049】
また、第1実施形態では、導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cは、導光板9の厚さ方向と直交する、当該導光板9の平面方向の移動を規制する形状を有する。具体的には、図5(a)に示すように、導光板9及び第2の保持部材12の中心線L1(導光板9の入光部9baを二等分する線)に対して、導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cは左右対称の形状を有する。例えば、導光板9の領域A1〜A3では、光源8の両側に形成された導光板9の突起部の右側に係合部9cが形成されている一方、導光板9の領域A4〜A6では導光板9の突起部の左側に係合部9cが形成されている。
【0050】
これによって、第2の保持部材12の係合部12cは、図2等を参照して分かるように、光源8の配列方向における導光板9の係合部9cの側壁と当接することになるので、第2の保持部材12に対する導光板9の、入光部9baの辺に沿う方向(図5(a)の紙面左右方向)の動きが規制される。また、導光板9の各係合部9cの一部は、図5(b)に示すように、第2の保持部材12の各開口12bに入り込んでいるため、第2の保持部材12に対する導光板9の、入光部9ba側とそれに対向する辺側の方向(図5(a)の紙面上下方向)の動きが規制される。これにより、この液晶装置100に対し落下などによる衝撃が加わった場合に、第2の保持部材12に対して、導光板9の厚さ方向と直交する、当該導光板9の平面方向の移動をも規制することができる。
【0051】
なお、第1実施形態では、導光板9の係合部9c及び第2の保持部材12の係合部12cを複数設けることとしているが、これに限定されず、本発明では、導光板9の係合部9c及び第2の保持部材12の係合部12cを1つだけ設けても、第2の保持部材12に対する、導光板9の厚さ方向及び当該厚さ方向と直交する方向(即ち導光板9の平面方向)における当該導光板9の移動を規制することが可能である。例えば、ここで、図5(a)において、領域A3に位置する導光板9の突起部に、当該突起部の大きさより若干小さい係合部(導光板9の係合部9c及び第2の保持部材12の係合部12cであり、図5(a)の破線領域E1に相当)を1つだけ設けた構成を想定する。
【0052】
この構成において、導光板9の係合部9cと第2の保持部材12の係合部12cが係合し又は嵌合した場合に、第2の保持部材12に対する、導光板9の厚さ方向への移動を規制できるのは勿論のこと、第2の保持部材12の係合部12cは、光源8の配列方向における導光板9の係合部9cの側壁と当接することになるので、第2の保持部材12に対する導光板9の、入光部9baの辺に沿う方向(図5(a)の紙面左右方向)の動きをも規制することができる。また、この構成の下でも、図5(b)に示すように、破線領域E1に位置する導光板9の係合部9cの一部は、破線領域E1に位置する第2の保持部材12の各開口12bに入り込むため、第2の保持部材12に対する導光板9の、入光部9ba側とそれに対向する辺側の方向(図5(a)の紙面上下方向)の移動も規制される。
【0053】
また、第1実施形態では、導光板9の入光部9baは、外端面(外形辺)9aの延在方向に適宜の間隔をおいて設けられていると共に、導光板9の各入光部9baに対面する位置には光源8が配置されており、各光源8の両側に対応する位置には、各光源より出射される光の出射範囲外の領域A1〜A6が形成されており、導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cは、当該領域A1〜A6の各々に対応して設けられている。これにより、各光源8から発光された光Lが、導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cによって遮光されることを防止でき、その結果、各光源8から導光板9内に導入される光Lの量が低減することを防止できる。また、これに加え、導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cは、当該領域A1〜A6の全ての領域に設けられているので、各係合部9c及び各係合部12cが当該領域A1〜A6のうちいずれかの領域に設けられている構成と比較して、より一層、導光板9の入光部9ba側と第2の保持部材12との結合力の向上を図ることができる。但し、これに限定されず、本発明では、導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cは、当該領域A1〜A6のうち少なくとも1つの領域に設けられていればよい。
【0054】
また、第1実施形態では、導光板9の各係合部9cの一部は第2の保持部材12の各開口12bに入り込んでおり、相互に係り合う導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cにおける厚さd3は、図5(b)に示すように、導光板9の厚さd1と第2の保持部材12の厚さd2とを合わせた厚さと略同一である。これにより、照明装置51の厚さが厚くなることを防止でき、液晶装置100の薄型化に貢献し得る。
【0055】
また、第1実施形態では、第2の保持部材12は金属素材にて形成されている。これにより、第2の保持部材12の剛性を向上させることができる。よって、液晶装置100に対し衝撃が加わった場合に、導光板9の入光部9ba側と、導光板9の入光部9ba側に位置する第2の保持部材12の部分と、導光板9の入光部9ba側に位置する第1の基板1の部分とが同一の方向に一体的に移動する際の移動量を小さくすることができる。その結果、第1の基板1に対して撓ませるような応力が作用し難くなり、第1の基板1に対して割れ、ひび、欠けなどを生じることを抑制できる。
【0056】
また、第1実施形態では、導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cの位置を液晶表示パネル50の所定の位置に配置することとしている。このため、以下に想定する比較例と比較して、次のような有利な効果を得ることができる。
【0057】
即ち、比較例として、第1の基板と第2の基板との間に液晶層を挟持してなり、さらに第1の基板が第2の基板の一端から外側に張り出す張り出し領域を有する液晶表示パネルを想定する。このような構成を有する液晶表示パネルに対し落下などによる衝撃が加わった場合、第1の基板と第2の基板との境界部分を基点として、第1の基板が観察側及び観察側と逆側へと撓み、これに起因してその境界部分にひび、割れ、欠けなどが生じる虞がある。
【0058】
これに対して、第1実施形態では、導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cを、衝撃時に最も割れなどが生じ易い、第1の基板1と第2の基板2との境界部分(図6(a)の破線領域A30に相当する部分)と重なる領域に配置することにしている。これにより、液晶装置100の境界部分A30の強度向上を図ることができる。よって、液晶装置100に対し落下などによる衝撃が加わった場合に、当該境界部分A30において、第1の基板1と導光板9と第2の保持部材12とを同一の方向に一体的に移動させることができる。その結果、当該境界部分A30に位置する第1の基板1の部分に対して割れ、ひび、欠けなどが生じるのを抑制することができる。
【0059】
[第2実施形態]
次に、図6(b)を参照して、本発明の第2実施形態に係る液晶装置200における、第2の保持部材12xに対する導光板9xの取付構造について説明する。なお、以下では、第1実施形態と同一の要素については同一の符号を付し、その説明は適宜省略する。
【0060】
図6(b)は、相互に係り合う導光板9xの係合部9c及び第2の保持部材12xの係合部12cを通る位置で切断した液晶装置200の断面図を示す。
【0061】
第1実施形態と第2実施形態とを比較した場合、第1実施形態では、照明装置50において導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cは、第1の基板1と第2の基板2との境界部分A30と重なる領域に配置されていたのに対して、第2実施形態では、照明装置51xにおいて導光板9xの各係合部9c及び第2の保持部材12xの各係合部12cが、駆動回路の一例としてのドライバIC5と重なる領域(図6(b)の破線領域A31に相当する部分)に配置されており、両者はこの点が構成上異なり、それ以外は同様である。
【0062】
これにより、ドライバIC5と重なる領域A2に位置する液晶装置200の強度向上を図ることができる。よって、液晶装置200に衝撃が加わった場合に、ドライバIC5と重なる領域A31において、第1の基板1と導光板9xと第2の保持部材12xとを同一の方向に一体的に移動させることができる。これにより、ドライバIC5に対し撓ませるような応力が作用することを抑制できるので、ドライバIC5に対して割れ、ひび、欠けなどが生じるのを抑制することができる。
【0063】
[変形例]
上記の第1及び第2実施形態に代えて、本発明では、導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cの各形状を大きくすることにより、当該導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cを、第1の基板1と第2の基板2との境界部分A30及びドライバIC5と重なる領域A31と重なる領域に配置することとしてもよい。これにより、この変形例に係る液晶装置に対し落下などによる衝撃が加わった場合に、当該境界部分A30及び当該領域A31において、第1の基板1と導光板9と第2の保持部材12とを同一の方向に一体的に移動させることができる。その結果、当該境界部分A30に位置する第1の基板1の部分及び当該領域A31に位置するドライバIC5に対して割れ、ひび、欠けなどが生じるのを抑制することができる。
【0064】
或いは、本発明では、導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cの各形状を第1及び第2実施形態と同一の大きさにしつつ、当該導光板9の各係合部9c及び第2の保持部材12の各係合部12cのうち、少なくとも1つを第1の基板1と第2の基板2との境界部分A30と重なる領域に配置すると共に、他の少なくとも1つをドライバIC5と重なる領域A31と重なる領域に配置することとしてもよい。これにより、上記した変形例と同様の作用効果を得ることができる。
【0065】
また、上記の第1及び第2実施形態では、導光板9の各係合部9cと第2の保持部材12の各係合部12cとは、導光板9の入光部9ba側の辺において係着、嵌合又は係合していた。これに限らず、本発明では、導光板9の各係合部9cと第2の保持部材12の各係合部12cとは、導光板9の入光部9ba側の辺と導光板9の入光部9ba側の辺以外の少なくとも1辺において係着、嵌合又は係合していてもよい。
【0066】
これにより、導光板9の入光部9ba側の辺及び導光板9の入光部9ba側の辺以外の少なくとも1辺に位置する係合部9cと、その辺に対応する第2の保持部材12の係合部12cとの一体性が増し、それらの結合力の向上を図ることができる。よって、かかる照明装置に対し落下などによる衝撃が加わった場合に、導光板9の入光部9ba側の辺に位置する導光板9の部分と、導光板9の入光部9ba側の辺に対応する第2の保持部材12の部分とを同一の方向に一体的に移動させることができると共に、導光板9の入光部9ba側の辺以外の少なくとも1辺に位置する導光板9の部分と、導光板9の入光部9ba側の辺以外の少なくとも1辺に対応する第2の保持部材12の部分とを同一の方向に一体的に移動させることができる。
【0067】
その他、本発明では、導光板9と第2の保持部材12との各々は、少なくとも導光板9の入光部9ba側で固定されている構成であれば、どのような構成(例えば係合、係着又は嵌合構造)を採用しても構わない。
【0068】
[電子機器]
次に、上記の第1、第2実施形態又は変形例に係る液晶装置100又は200等(以下、代表して「液晶装置1000」と称する)を備える電子機器の具体例について図7を参照して説明する。
【0069】
まず、本発明に係る液晶装置1000を、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の表示部に適用した例について説明する。図7(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ710は、キーボード711を備えた本体部712と、本発明に係る液晶装置1000を適用した表示部713とを備えている。
【0070】
続いて、本発明に係る液晶装置1000を、携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図7(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機720は、複数の操作ボタン721のほか、受話口722、送話口723とともに、本発明に係る液晶装置1000を適用した表示部724を備える。
【0071】
なお、本発明に係る液晶装置1000を適用可能な電子機器としては、図7(a)に示したパーソナルコンピュータや図7(b)に示した携帯電話機の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本発明の第1実施形態に係る液晶装置の斜視図。
【図2】第1実施形態に係る液晶装置の分解斜視図。
【図3】図1の切断線A−A’に沿った液晶装置の断面図。
【図4】第1実施形態に係る導光板及び第2の保持部材の各平面図、並びに導光板及び第2の保持部材の各係合部付近の要部断面図。
【図5】第1実施形態に係る導光板の係合部及び第2の保持部材の係合部の係合構造を示す要部平面図及び要部断面図
【図6】第1又は第2実施形態に係る導光板及び第2の保持部材の各係合部と液晶表示パネルとの位置関係を示す断面図。
【図7】本発明の液晶装置を備える電子機器の斜視図。
【符号の説明】
【0073】
1 第1の基板、 1h 張り出し領域、 2 第2の基板、 5 ドライバIC(駆動回路)、 9 導光板、 9ba 入光部、 9c 係合部、 12 第2の保持部材、 12b 開口、 12c 係合部、 8 光源、 50 液晶表示パネル、 100、200、1000 液晶装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
保持部材と、
前記保持部材の上に重ねて配置され、光源より発光された光を導入するための入光部を有する導光板と、を備え、
前記導光板と前記保持部材との各々は、少なくとも前記導光板の前記入光部側で固定されていることを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記導光板の前記入光部側と前記保持部材との前記導光板の前記入光部側に対応する箇所の各々には相互に係り合う少なくとも一つの係合部が設けられ、
前記導光板の前記係合部と前記保持部材の前記係合部とは、前記導光板の前記入光部側において係着していることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記導光板の前記係合部と前記保持部材の前記係合部との各々は、前記導光板の厚さ方向における前記導光板の移動を規制する形状を有することを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記導光板の前記係合部は段差形状を有すると共に、前記保持部材の前記係合部は前記段差形状と係着する鉤形状を有することを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記導光板の前記係合部と前記保持部材の前記係合部とは、前記導光板の前記入光部側の辺と前記導光板の前記入光部側の辺以外の少なくとも1辺において係着していることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記導光板の前記入光部に対面する位置には少なくとも1つの光源が配置されており、
前記導光板の前記係合部と前記保持部材の前記係合部との各々は、前記少なくとも1つの光源より出射される光の出射範囲外に設けられていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項7】
前記保持部材の前記係合部の近傍には開口が形成されており、
前記導光板の前記係合部の一部は前記保持部材の前記開口に入り込んでおり、
相互に係り合う前記導光板の前記係合部及び前記保持部材の前記係合部における厚さは、前記導光板の厚さと前記保持部材の厚さとを合わせた厚さと略同一であることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の照明装置と、前記照明装置と対面する位置に配置された電気光学パネルと、を備え、
前記導光板は前記電気光学パネルに取り付けられていることを特徴とする電気光学装置。
【請求項9】
前記電気光学パネルは一対の基板間に電気光学物質を挟持してなり、
前記一対の基板のうち一方の基板は、他方の基板の一端から外側に張り出しており、
前記導光板の前記係合部と前記保持部材の前記係合部との各々は、前記一方の基板と前記他方の基板との境界部分と重なる領域に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の電気光学装置。
【請求項10】
前記電気光学パネルは一対の基板間に電気光学物質を挟持してなり、
前記一対の基板のうち一方の基板は、他方の基板の一端から外側に張り出す張り出し領域を有すると共に、前記張り出し領域の上には、前記電気光学物質を駆動する駆動回路が実装されており、
前記導光板の前記係合部と前記保持部材の前記係合部との各々は、前記駆動回路と重なる領域に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の電気光学装置。
【請求項11】
請求項8乃至10のいずれか一項に記載の電気光学装置を表示部として備えることを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−193678(P2009−193678A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−30016(P2008−30016)
【出願日】平成20年2月12日(2008.2.12)
【出願人】(304053854)エプソンイメージングデバイス株式会社 (2,386)
【Fターム(参考)】