説明

照明装置

【課題】スイッチが操作しやすく、且つ、腕部を必要以上に太くしないようにすることができる照明装置を提供すること。
【解決手段】腕部3の先端に灯具4を有する照明装置としての電気スタンド1であって、前記腕部3を構成する支柱部5に、前後方向に貫通した孔部8を形成すると共に、この孔部8の内周面8Aにスイッチとしてのタッチセンサ9を設けたことで、前記孔部8前方の開口部8Bから指を挿入し、前記孔部8内の前記タッチセンサ9に触れることで、前記灯具4の光源を点灯又は消灯させることができる。そして、前記タッチセンサ9が前記孔部8の内周面8Aに沿って設けられていることで、指の腹で自然に前記タッチセンサ9に触れることができる。更に、前記タッチセンサ9が前記孔部8に設けられているため、前記タッチセンサ9が正面を向かない構造でありながら、前記支柱部5が必要以上に太くならないようにすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置に関するものであり、特に、机上等で用いられる電気スタンド等の照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の照明装置としては、基部と、この基部の後部に立設された支柱部(本発明の腕部に相当する)と、この支柱部の上部に設けられた屈曲部(本発明の腕部に相当する)と、この屈曲部の先端に設けられた灯具とを有して構成され、前記支柱部の正面にスイッチが設けられた電気スタンドが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、本体とセード(本発明の灯具に相当する)とを有し、これらをフレキカバー(本発明の腕部に相当する)によって連結すると共に、前記本体に電源スイッチ(本発明のスイッチに相当する)が設けられたタスク照明装置も知られている(例えば、特許文献2参照。)。更に、スタンド取付部(本発明の腕部に相当する)と、このスタンド取付部に一端が回動可能に取り付けられたアーム部材(本発明の腕部に相当する)と、このアーム部材の他端に取り付けられたセード(本発明の灯具に相当する)とを具備し、前記スタンド取付部の上部にスイッチを斜めに傾斜させて設けた電気スタンドも知られている(例えば、特許文献3参照。)。
【特許文献1】特開2006−120581号公報
【特許文献2】特開平11−283412号公報
【特許文献3】特開2001−067927号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1のような照明装置では、前記スイッチを操作するために使用者が照明装置に向かって指を伸ばすと、使用者の指の爪先が前記スイッチに当たることになる。前記スイッチに触れたり前記スイッチを押したりする場合、指の腹で前記スイッチに触れる方が操作しやすいので、照明装置の近くで手首を捻って指の腹が前記スイッチに触れるようにしなければならず、スイッチの操作がやや行いにくいという問題があった。一方、特許文献2のような照明装置では、前記スイッチが前記本体に上向きに設けられているため、指の腹で前記スイッチを自然に操作することができるものの、前記本体とセードが電気的に接続されることで、前記本体とフレキカバーとが分離できない。このため、梱包サイズが大きくなってしまうという問題があった。また、特許文献3のような照明装置でも、前記スイッチが前記スタンド取付部に斜め上を向いて設けられているため、指の腹で前記スイッチを自然に操作することができるものの、前記スタンド取付部が前方に大きく膨らんでしまうので、外観上好ましくないという問題もあった。
【0004】
本発明は以上の問題点を解決し、スイッチが操作しやすく、且つ、腕部を必要以上に太くしないようにすることができる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に記載の照明装置は、腕部と、この腕部の先端に設けられた灯具と、前記腕部に設けられたスイッチとを有する照明装置において、前記腕部に、少なくとも前方が開放した孔部を形成すると共に、この孔部の内周面に前記スイッチを設けたものである。
【0006】
また、本発明の請求項2に記載の照明装置は、請求項1において、前記腕部に、前記孔部を前後方向に貫通させて形成したものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の請求項1に記載の照明装置は、以上のように構成することにより、腕部前方の開口部から孔部内に指を挿入し、前記孔部内のスイッチを操作することで、前記灯具の光源が点灯又は消灯する。そして、前記スイッチが前記孔部の内周面に設けられていることによって、指の腹で自然に前記スイッチの操作を行うことができる。また、前記スイッチが前記腕部に形成された孔部に設けられているため、前記スイッチが正面を向かないような構造にしたとしても、前記腕部が必要以上に太くならないようにすることができる。
【0008】
また、前記孔部を前記腕部の前後方向に貫通させて形成したことにより、指を前記孔部に挿入する際、爪先が当たらないようにすることができるので、スイッチ操作をより行いやすくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の第一の実施形態について、図1及び図2に基づいて説明する。1は照明装置としての電気スタンドである。この電気スタンド1は、厚い平板状の鋼板によって形成された基部2と、腕部3と、この腕部3の先端に設けられた灯具4とを有して構成されている。なお、前記腕部3は、前記基部2の後部に立設された支柱部5と、この支柱部5の上部に設けられた屈曲部6と、この屈曲部6の先端に設けられた首部7とを有して構成されている。そして、前記支柱部5には、後述する蛍光灯13を点灯させるための図示しない点灯回路が収容されている。また、前記支柱部5には、孔部8が前後方向に貫通して形成されていると共に、この孔部8の内周面8Aには、前記点灯回路のためのスイッチである環状のタッチセンサ9が設けられている。なお、前記孔部8は、その中央よりも前方の開口部8B側が広くなるように構成されている。ここで言う「前方」の定義は、前記電気スタンド1の正面側であるが、使用時に使用者と対向する側と定義しても良い。また、前記タッチセンサ9は、合成樹脂製の環状部材の表面に金属メッキを施して構成されている。更に、前記屈曲部6は、蛇腹体10の内部に図示しないフレキシブルシャフトを内蔵して構成されている。そして、このフレキシブルシャフトが自在に屈曲することで、前記屈曲部6は自在に屈曲する。
【0010】
前記灯具6は、下方が開放したセード11と、このセード11に設けられたソケット12に対して着脱自在に取り付けられる蛍光灯13とを有して構成されている。なお、前記蛍光灯13としては、例えばFPL型の蛍光灯等が用いられる。前記セード11は、下方が開放したセード本体14と、このセード本体14の左端側に設けられると共に前記ソケット12を収容する収容部15とで構成されている。そして、前記収容部15は、前記首部7に対して取り付けられている。また、セード本体14には、反射板16が取り付けられていると共に、この反射板16の下方に、前記蛍光灯13の先端側を保持するための保持金具17が設けられている。
【0011】
次に、本実施形態の作用について説明する。まず、使用者は前記電気スタンド1を机上等の任意の位置に置き、図示しない電源プラグを図示しないコンセントに差し込む。そして、前記開口部8B側から前記孔部8内に任意の指を挿入し、前記タッチセンサ9に触れることで、図示しない点灯回路によって、前記ソケット12に接続された蛍光灯13が点灯又は消灯する。この蛍光灯13を点灯させると、この蛍光灯13から放射された光によって、机上等が照らされる。具体的には、前記蛍光灯13から下方に放射された光によって、机上等が直接照らされると共に、前記蛍光灯13から上方に放射された光が前記反射板16で下方に反射されて机上等が照らされる。
【0012】
なお、前述したように、前記孔部8の中央よりも前方の開口部8B側が広くなるように、前記孔部8が構成されていることで、多少斜めからでも使用者の指を前記孔部8に挿入できるので、前記タッチセンサ9に触れやすくなっている。また、前述したように、前記孔部8の内周面8Aに沿うように、環状の前記タッチセンサ9が設けられていることで、このタッチセンサ9のうち、自然な姿勢で指の腹が触れやすい部分に触れることができるので、前記蛍光灯13の点灯又は消灯を容易に行うことができる。また、前記タッチセンサ9が前記支柱部5に形成された孔部8に設けられているので、前記タッチセンサ9が正面を向かない構造であるにも拘わらず、前記支柱部5が必要以上に太くならないようにすることができる。また、前記タッチセンサ9が前記支柱部5に形成された孔部8の内周面8Aに沿って設けられているので、不用意に前記タッチセンサ9に触れることで、意図せず前記蛍光灯13を点灯又は消灯させてしまわないようにすることができる。更に、前記孔部8を前記支柱部5の前後方向に貫通させて形成したことにより、指を前記孔部8に挿入する際、無造作に指先を前記孔部8に挿入したとしても、爪先が前記孔部8の奥に当たらないので、点灯又は消灯をより容易に行うことができる。
【0013】
次に、本発明の第二の実施形態について、図3及び図4に基づいて説明する。21は照明装置としての電気スタンドである。この電気スタンド21は、厚い平板状の鋼板によって形成された基部2と、腕部23と、この腕部23の先端に設けられた灯具4とを有して構成されている。なお、前記腕部23は、前記基部2の後部に立設された支柱部25と、この支柱部25の上部に設けられた屈曲部6と、この屈曲部6の先端に設けられた首部7とを有して構成されている。そして、前記支柱部25には、後述する蛍光灯13を点灯させるための図示しない点灯回路が収容されている。また、前記支柱部25には、孔部28が形成されていると共に、この孔部28の内周面28Aには、前記点灯回路のためのスイッチである環状のタッチセンサ29が設けられている。なお、前記孔部28は、前方の開口部28B側が広くなるように構成されている。ここで言う「前方」の定義は、前記電気スタンド21の正面側であるが、使用時に使用者と対向する側と定義しても良い。また、前記タッチセンサ29は、合成樹脂製の環状部材の表面に金属メッキを施して構成されている。更に、前記屈曲部6は、蛇腹体10の内部に図示しないフレキシブルシャフトを内蔵して構成されている。そして、このフレキシブルシャフトが自在に屈曲することで、前記屈曲部6は自在に屈曲する。
【0014】
前記灯具6は、下方が開放したセード11と、このセード11に設けられたソケット12に対して着脱自在に取り付けられる蛍光灯13とを有して構成されている。なお、前記蛍光灯13としては、例えばFPL型の蛍光灯等が用いられる。前記セード11は、下方が開放したセード本体14と、このセード本体14の左端側に設けられると共に前記ソケット12を収容する収容部15とで構成されている。そして、前記収容部15は、前記首部7に対して取り付けられている。また、セード本体14には、反射板16が取り付けられていると共に、この反射板16の下方に、前記蛍光灯13の先端側を保持するための保持金具17が設けられている。
【0015】
次に、本実施形態の作用について説明する。まず、使用者は前記電気スタンド21を机上等の任意の位置に置き、図示しない電源プラグを図示しないコンセントに差し込む。そして、前記開口部28Bから前記孔部28内に任意の指を挿入し、前記タッチセンサ29に触れることで、図示しない点灯回路によって、前記ソケット12に接続された蛍光灯13が点灯又は消灯する。この蛍光灯13を点灯させると、この蛍光灯13から放射された光によって、机上等が照らされる。具体的には、前記蛍光灯13から下方に放射された光によって、机上等が直接照らされると共に、前記蛍光灯13から上方に放射された光が前記反射板16で下方に反射されて机上等が照らされる。
【0016】
なお、前述したように、前記孔部28の奥よりも開口部28Bが広くなるように、前記孔部28が構成されていることで、多少斜めからでも使用者の指を前記孔部28に挿入できるので、前記タッチセンサ29に触れやすくなっている。また、前述したように、前記孔部28の内周面28Aに沿うように、環状の前記タッチセンサ29が設けられていることで、このタッチセンサ29のうち、自然な姿勢で指の腹が触れやすい部分に触れることができるので、前記蛍光灯13の点灯又は消灯を容易に行うことができる。また、前記タッチセンサ29が前記支柱部25に形成された孔部8に設けられているので、前記タッチセンサ29が正面を向かない構造であるにも拘わらず、前記支柱部25が必要以上に太くならないようにすることができる。更に、前記タッチセンサ29が前記支柱部25に形成された孔部28の内周面28Aに沿って設けられているので、不用意に前記タッチセンサ29に触れることで、意図せず前記蛍光灯13を点灯又は消灯させてしまわないようにすることができる。
【0017】
次に、本発明の第三の実施形態について、図5及び図6に基づいて説明する。31は照明装置としての電気スタンドである。この電気スタンド31は、厚い平板状の鋼板によって形成された基部2と、腕部33と、この腕部33の先端に設けられた灯具4とを有して構成されている。なお、前記腕部33は、前記基部2の後部に立設された支柱部35と、この支柱部35の上部に設けられた屈曲部6と、この屈曲部6の先端に設けられた首部7とを有して構成されている。そして、前記支柱部35には、後述する蛍光灯13を点灯させるための図示しない点灯回路が収容されている。また、前記支柱部35には、孔部38が前後方向に貫通して形成されていると共に、この孔部38の内周面38Aの下部には、前記点灯回路のためのプッシュスイッチ39が設けられている。ここで言う「前方」の定義は、前記電気スタンド31の正面側であるが、使用時に使用者と対向する側と定義しても良い。なお、前記屈曲部6は、蛇腹体10の内部に図示しないフレキシブルシャフトを内蔵して構成されている。そして、このフレキシブルシャフトが自在に屈曲することで、前記屈曲部6は自在に屈曲する。
【0018】
前記灯具6は、下方が開放したセード11と、このセード11に設けられたソケット12に対して着脱自在に取り付けられる蛍光灯13とを有して構成されている。なお、前記蛍光灯13としては、例えばFPL型の蛍光灯等が用いられる。前記セード11は、下方が開放したセード本体14と、このセード本体14の左端側に設けられると共に前記ソケット12を収容する収容部15とで構成されている。そして、前記収容部15は、前記首部7に対して取り付けられている。また、セード本体14には、反射板16が取り付けられていると共に、この反射板16の下方に、前記蛍光灯13の先端側を保持するための保持金具17が設けられている。
【0019】
次に、本実施形態の作用について説明する。まず、使用者は前記電気スタンド31を机上等の任意の位置に置き、図示しない電源プラグを図示しないコンセントに差し込む。そして、前記開口部38B側から前記孔部38内に指を挿入し、前記プッシュスイッチ39を押すことで、図示しない点灯回路によって、前記ソケット12に接続された蛍光灯13が点灯又は消灯する。この蛍光灯13を点灯させると、この蛍光灯13から放射された光によって、机上等が照らされる。具体的には、前記蛍光灯13から下方に放射された光によって、机上等が直接照らされると共に、前記蛍光灯13から上方に放射された光が前記反射板16で下方に反射されて机上等が照らされる。
【0020】
なお、前記プッシュスイッチ39が前記支柱部35に形成された孔部38の内周面38Aに設けられているので、前記プッシュスイッチ39が正面を向かない構造であるにも拘わらず、前記支柱部35が必要以上に太くならないようにすることができる。また、前記プッシュスイッチ39が前記支柱部35に形成された孔部38の内周面38Aに設けられているので、不用意に前記プッシュスイッチ39に触れることで、意図せず前記蛍光灯13を点灯又は消灯させてしまわないようにすることができる。更に、前記孔部38を前記支柱部35の前後方向に貫通させて形成したことにより、指を前記孔部38に挿入する際、無造作に指先を前記孔部38に挿入したとしても、爪先が前記孔部38の奥に当たらないので、点灯又は消灯をより容易に行うことができる。
【0021】
次に、本発明の第四の実施形態について、図7及び図8に基づいて説明する。41は照明装置としての電気スタンドである。この電気スタンド41は、厚い平板状の鋼板によって形成された基部2と、腕部43と、この腕部43の先端に設けられた灯具4とを有して構成されている。なお、前記腕部43は、前記基部2の後部に立設された支柱部45と、この支柱部5の上部に設けられた屈曲部6と、この屈曲部6の先端に設けられた首部7とを有して構成されている。そして、前記支柱部45には、後述する蛍光灯13を点灯させるための図示しない点灯回路が収容されている。また、前記支柱部45には、孔部48が前後方向に貫通して形成されている。ここで言う「前方」の定義は、前記電気スタンド41の正面側であるが、使用時に使用者と対向する側と定義しても良い。また、前記孔部48の内周面48Aの上部及び下部には、それぞれ貫通孔48C,48Dが形成されており、これらの貫通孔48C,48Dに対応して、前記支柱部45内に、発光素子49A及び受光素子49Bが設けられている。そして、これらの発光素子49A及び受光素子49Bによって、前記点灯回路のためのスイッチである光学センサユニット49が設けられている。なお、前記孔部48は、その中央よりも前方の開口部48B側及び後方の開口部48E側が広くなるように構成されている。また、前記屈曲部6は、蛇腹体10の内部に図示しないフレキシブルシャフトを内蔵して構成されている。そして、このフレキシブルシャフトが自在に屈曲することで、前記屈曲部6は自在に屈曲する。
【0022】
前記灯具6は、下方が開放したセード11と、このセード11に設けられたソケット12に対して着脱自在に取り付けられる蛍光灯13とを有して構成されている。なお、前記蛍光灯13としては、例えばFPL型の蛍光灯等が用いられる。前記セード11は、下方が開放したセード本体14と、このセード本体14の左端側に設けられると共に前記ソケット12を収容する収容部15とで構成されている。そして、前記収容部15は、前記首部7に対して取り付けられている。また、セード本体14には、反射板16が取り付けられていると共に、この反射板16の下方に、前記蛍光灯13の先端側を保持するための保持金具17が設けられている。
【0023】
次に、本実施形態の作用について説明する。まず、使用者は前記電気スタンド41を机上等の任意の位置に置き、図示しない電源プラグを図示しないコンセントに差し込む。すると、前記発光素子49Aから放射された光が、前記受光素子49Bに入る。そして、前記開口部48B側から前記孔部48内に任意の指を挿入し、前記発光素子49Aから放射された光を遮って前記受光素子49Bに入るのを妨げることで、図示しない点灯回路によって、前記ソケット12に接続された蛍光灯13が点灯又は消灯する。この蛍光灯13を点灯させると、この蛍光灯13から放射された光によって、机上等が照らされる。具体的には、前記蛍光灯13から下方に放射された光によって、机上等が直接照らされると共に、前記蛍光灯13から上方に放射された光が前記反射板16で下方に反射されて机上等が照らされる。
【0024】
なお、前述したように、前記孔部48が、その中央よりも前方の開口部48B側及び後方の開口部48E側が広くなるように構成されていることで、多少斜めからでも使用者の指を前記孔部48に挿入することができる。また、前記発光素子49Aから放射された光が使用者の指で反射した後、更に前記内周面48Aで反射したとしても、この反射光は前記孔部48から出る方向に反射することになる。このため、前記発光素子49Aと受光素子49Bとの間に指を入れることで、確実に光を遮断し、前記蛍光灯13を確実に点灯又は消灯させることができる。また、前記光学センサユニット49が前記支柱部45に形成された孔部48内に設けられているので、不用意に前記発光素子49Aからの光を遮断することで、意図せず前記蛍光灯13を点灯又は消灯させてしまわないようにすることができる。更に、前記孔部48を前記支柱部45の前後方向に貫通させて形成したことにより、指を前記孔部48に挿入する際、無造作に指先を前記孔部48に挿入したとしても、爪先が前記孔部48の奥に当たらないので、点灯又は消灯をより容易に行うことができる。
【0025】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記各実施形態では、灯具の光源として蛍光灯を用いたが、これ以外の光源、例えば白熱電球や発光ダイオード等を用いても良い。また、上記第一及び第二の実施形態において、前記タッチセンサは、合成樹脂製の環状部材の表面に金属メッキを施して構成されているが、前記タッチセンサを金属によって環状に形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す照明装置の外観図であり、(a)は全体の正面図、(b)は灯具の底面図である。
【図2】同上、要部のA−A拡大断面図である。
【図3】本発明の第二の実施形態を示す照明装置の外観図であり、(a)は全体の正面図、(b)は灯具の底面図である。
【図4】同上、要部のB−B拡大断面図である。
【図5】本発明の第三の実施形態を示す照明装置の外観図であり、(a)は全体の正面図、(b)は灯具の底面図である。
【図6】同上、要部のC−C拡大断面図である。
【図7】本発明の第四の実施形態を示す照明装置の外観図であり、(a)は全体の正面図、(b)は灯具の底面図である。
【図8】同上、要部のD−D拡大断面図である。
【符号の説明】
【0027】
1,21,31,41 電気スタンド(照明装置)
3,23,33,43 腕部
4 灯具
5,25,35,45 支柱部(腕部)
8,28,38,48 孔部
8A,28A,38A,48A 内周面
8B,28B,38B,48B 開口部
9,29 タッチセンサ(スイッチ)
39 プッシュスイッチ(スイッチ)
49 光学センサユニット(スイッチ)
49A 発光素子(スイッチ)
49B 受光素子(スイッチ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
腕部と、この腕部の先端に設けられた灯具と、前記腕部に設けられたスイッチとを有する照明装置において、
前記腕部に、少なくとも前方が開放した孔部を形成すると共に、この孔部の内周面に前記スイッチを設けたことを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記腕部に、前記孔部を前後方向に貫通させて形成したことを特徴とする請求項1記載の照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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