燃料残量警告装置
【課題】 燃料タンク内の燃料残量が所定値以下となったときに運転者に警告を行う燃料残量警告装置に関し、コスト上昇を抑制することが可能な燃料残量警告装置を提供する。
【解決手段】 燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料センサ１と、この燃料センサ１で検出された燃料残量が所定値以下である場合、警告手段４を駆動する制御部２とを備えた燃料残量警告装置において、制御部２は、ガソリンスタンドでの燃料給油時における過去複数回の燃料残量に基づいて、所定値を設定する制御を行うものである。
【解決手段】 燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料センサ１と、この燃料センサ１で検出された燃料残量が所定値以下である場合、警告手段４を駆動する制御部２とを備えた燃料残量警告装置において、制御部２は、ガソリンスタンドでの燃料給油時における過去複数回の燃料残量に基づいて、所定値を設定する制御を行うものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、燃料タンク内の燃料残量が所定値以下となったときに運転者に警告を行う燃料残量警告装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、この種の燃料残量警告装置にあっては、例えば下記特許文献１に記載されているものが知られている。この特許文献１に記載の燃料残量警告装置は、燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料センサ（検出手段）と、この燃料センサで検出された燃料残量信号に基づいて回動する指針にて燃料残量を指示する燃料残量指示手段（アナログ式燃料計）と、給油マーク等からなる表示部（インジケータ）とこの表示部の背後に位置する光源とを有し、燃料残量が所定値以下であることを運転者に警告する警告手段と、所定値の設定を行うために使用される操作手段と、前記燃料残量信号に応じてアナログ式燃料計を駆動・制御するとともに燃料残量が操作手段の操作によって設定された値（前記所定値）以下である場合に前記光源を駆動するマイクロコンピュータからなる制御部とを備えてなる。
【０００３】
この場合、前述した操作手段は、運転者が操作可能な押釦スイッチからなり、アナログ式燃料計の周囲適宜箇所に搭載されており、運転者が押圧操作することにより前記表示部を発光表示させたい燃料残量の値を任意の値に設定できるよう構成され、この操作手段の操作によって設定された値（前記所定値）は制御部に記憶される構成となっている。
【特許文献１】特開２００１−２４６９４７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の燃料残量警告装置の場合、前記インジケータである表示部を発光表示させるべき燃料残量の値（前記所定値）を設定するのに専用の押釦スイッチ（前記操作手段）が別途、搭載されていることで、燃料残量警告装置を構成する部品点数が多くなるため部品費や組付費が嵩み、コストアップの原因となっていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、コスト上昇を抑制することが可能な燃料残量警告装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、燃料タンク内の燃料残量を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記燃料残量が所定値以下である場合、所定の警告手段を駆動する制御部とを備えた燃料残量警告装置において、前記制御部は、燃料給油時における過去の燃料残量に基づいて、前記所定値を設定する制御を行うことを特徴とする。
【０００６】
また本発明は、前記制御部は、複数の前記過去の燃料残量を平均化した値として前記所定値を設定する制御を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、初期の目的を達成でき、コスト上昇を抑制することが可能な燃料残量警告装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【０００９】
図１は、本実施形態における燃料残量警告装置の電気的構成を示すブロック図である。図１において、燃料残量警告装置は、燃料センサ（検出手段）１と、制御部２と、燃料残量指示手段３と、警告手段４とを備えてなる。
【００１０】
燃料センサ１は、燃料タンク内に浮遊するフロートに連動して動作する摺動子が、印刷形成等によって形成される抵抗体上を摺動し、前記燃料タンク内の燃料残量を抵抗値変化として検出する周知の燃料残量検出手段からなる。この燃料センサ１で検出された燃料残量は、燃料残量信号として制御部２に供給される。
【００１１】
制御部２は、処理動作のプログラムが記憶されたＲＯＭや演算値を一時的に記憶する後述するＲＡＭ、前記プログラムを実行するためのＣＰＵ等を有するマイクロコンピュータからなる。
【００１２】
かかる制御手段２は、燃料センサ１からの前記燃料残量信号の入力に基づいて出力処理を行い、前記燃料残量信号に応じて燃料残量指示手段３を制御する第１の制御信号を燃料残量指示手段３に供給してなるとともに、燃料センサ１で検出された燃料残量が所定値以下である場合、警告手段４に備えられる後述する光源を点灯動作させるべく、前記光源に第２の制御信号を供給するものである。なお、２ａは、前記所定値を記憶しておくための前記ＲＡＭ（記憶部）である。また、記憶部２ａは、本例では前記ＲＡＭとしたが、例えばＥＥＰＲＯＭであってもよい。
【００１３】
燃料残量指示手段３は、例えば予め定められた指示角度範囲（つまり、燃料が十分満たされていることを示すＦ点位置から燃料残量が微量であることを示すＥ点位置に至る範囲）にわたって文字板上を回動する指針と、前記文字板に形成された貫通孔を貫通するように指針と連結される回転軸を有する指針駆動装置とを備えた周知のアナログ式燃料計からなる。なお、指針駆動装置としては、例えば可動磁石式計器やステッピングモータを適用できる。また、本例では燃料残量指示手段３をアナログ式燃料計としたが、例えば燃料残量指示手段３は、液晶表示パネル等を用いたデジタル式燃料計であってもよい。
【００１４】
警告手段４は、詳細図示は省略するが、本例では前記文字板の所定箇所に形成された給油マーク等からなる意匠部（表示部）と、この表示部の背後に配置されたＬＥＤ（光源）とを備えてなる。
【００１５】
以上の各部により燃料残量警告装置が構成される。次に、本実施形態における燃料残量警告装置の動作について説明する。
【００１６】
制御手段２は、燃料センサ１からの前記燃料残量信号の入力に基づいて出力処理を行い、前記燃料残量信号に応じて燃料残量指示手段３に備えられる前記指針駆動装置を駆動・制御すべく前記第１の制御信号を供給し、この第１の制御信号により前記回転軸が駆動され、前記回転軸に装着された前記指針を前記文字板上に回動動作させる。また制御手段２は、燃料センサ１で検出された燃料残量が所定値以下である場合、前記光源に前記第２の制御信号を供給し、この第２の制御信号により前記光源が点灯駆動される。そして、前記光源の点灯に伴い、給油マーク等からなる前記表示部が発光表示され、これにより運転者は、燃料タンク内の燃料残量が前記所定値以下となっていることを把握することが可能となる。
【００１７】
ところで、本発明の特徴点は、制御部２が、ガソリンスタンドでの過去複数回の燃料給油時における燃料タンク内の燃料残量に基づいて前記所定値を設定する制御を行っている点にある。例えば、ガソリンスタンドでの過去５回の燃料給油時における燃料タンク内の燃料残量が、３リットル、１２リットル、１５リットル、７リットル、１１リットルである場合、制御部２は、３リットル、１２リットル、１５リットル、７リットル、１１リットルなる５つの値（燃料残量値）を平均化した値である９．６リットルとして前記所定値を設定する。そして、この９．６リットルなる前記所定値は、記憶部２ａに記憶される。
【００１８】
かかる実施形態によれば、制御部２が、燃料給油時におけるの過去、複数回（複数）の燃料残量に基づいて、前記所定値を設定する制御を行うことから、前記所定値を設定するのに従来、用いられていた押釦スイッチ（操作手段）が不要となるため、燃料残量警告装置を構成する部品点数が削減可能となりコスト上昇を抑制することができる。また、このように前記所定値が、ガソリンスタンドでの過去複数回の燃料給油時における燃料タンク内の燃料残量に基づいて設定されることで、警告手段４による残燃料警告を、運転者の過去の燃料給油パターンを考慮（加味）して予測し、発生させることが可能となる。
【００１９】
また本実施形態では、制御部２が、ガソリンスタンドでの過去、複数の燃料給油時における燃料タンク内の燃料残量に基づいて前記所定値を設定し、この所定値を記憶部２ａに記憶する例について説明したが、例えば前記所定値を記憶部２ａに記憶させるだけでなく、前記文字板に設けた開口窓部に表示器を臨ませ、この表示器に前記所定値をデジタル表示させる構成としてもよい。
【００２０】
また本実施形態では、制御部２が、ガソリンスタンドでの過去５回の燃料タンク内の燃料残量の平均値として前記所定値を設定する例について説明したが、例えば本実施例のごとく、ガソリンスタンドでの過去５回の燃料タンク内の燃料残量値が、３リットル、１２リットル、１５リットル、７リットル、１１リットルである場合、これら５個の燃料残量値のうち最大値、最小値を除いた３個の燃料残量値（つまり１２リットル、７リットル、１１リットル）の平均値（１０リットル）として前記所定値を設定する構成としてもよい。
【００２１】
また本実施形態では、制御部２が、燃料センサ１からの前記燃料残量信号を入力する構成となっているが、例えばＣＡＮ（Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）通信ケーブルを通じて前記燃料残量信号を制御部２に入力する構成としてもよい。
【００２２】
なお本実施形態では、警告手段４が、給油マーク等からなる前記表示部と、前記表示部を照明する光源とからなる例について説明したが、燃料残量を警告することが可能であれば警告手段４の構成はあらゆる構成を採用することができ、例えば表示意匠である前記表示部を廃止し、前記光源のみで警告手段４を構成してもよいし、あるいは警告手段４としてスピーカ等からなる吹鳴手段を採用し、制御部２が前記吹鳴手段を駆動させる制御を行う構成（換言すれば前記表示意匠の発光表示に代えて、前記スピーカから発せられる吹鳴音を用いて燃料残量の警告を行う構成）としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【００２３】
【図１】本発明の実施形態による燃料残量警告装置の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【００２４】
１ 燃料センサ（検出手段）
２ 制御部
２ａ 記憶部
３ 燃料残量指示手段
４ 警告手段
【技術分野】
【０００１】
本発明は、燃料タンク内の燃料残量が所定値以下となったときに運転者に警告を行う燃料残量警告装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、この種の燃料残量警告装置にあっては、例えば下記特許文献１に記載されているものが知られている。この特許文献１に記載の燃料残量警告装置は、燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料センサ（検出手段）と、この燃料センサで検出された燃料残量信号に基づいて回動する指針にて燃料残量を指示する燃料残量指示手段（アナログ式燃料計）と、給油マーク等からなる表示部（インジケータ）とこの表示部の背後に位置する光源とを有し、燃料残量が所定値以下であることを運転者に警告する警告手段と、所定値の設定を行うために使用される操作手段と、前記燃料残量信号に応じてアナログ式燃料計を駆動・制御するとともに燃料残量が操作手段の操作によって設定された値（前記所定値）以下である場合に前記光源を駆動するマイクロコンピュータからなる制御部とを備えてなる。
【０００３】
この場合、前述した操作手段は、運転者が操作可能な押釦スイッチからなり、アナログ式燃料計の周囲適宜箇所に搭載されており、運転者が押圧操作することにより前記表示部を発光表示させたい燃料残量の値を任意の値に設定できるよう構成され、この操作手段の操作によって設定された値（前記所定値）は制御部に記憶される構成となっている。
【特許文献１】特開２００１−２４６９４７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の燃料残量警告装置の場合、前記インジケータである表示部を発光表示させるべき燃料残量の値（前記所定値）を設定するのに専用の押釦スイッチ（前記操作手段）が別途、搭載されていることで、燃料残量警告装置を構成する部品点数が多くなるため部品費や組付費が嵩み、コストアップの原因となっていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、コスト上昇を抑制することが可能な燃料残量警告装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、燃料タンク内の燃料残量を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記燃料残量が所定値以下である場合、所定の警告手段を駆動する制御部とを備えた燃料残量警告装置において、前記制御部は、燃料給油時における過去の燃料残量に基づいて、前記所定値を設定する制御を行うことを特徴とする。
【０００６】
また本発明は、前記制御部は、複数の前記過去の燃料残量を平均化した値として前記所定値を設定する制御を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、初期の目的を達成でき、コスト上昇を抑制することが可能な燃料残量警告装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【０００９】
図１は、本実施形態における燃料残量警告装置の電気的構成を示すブロック図である。図１において、燃料残量警告装置は、燃料センサ（検出手段）１と、制御部２と、燃料残量指示手段３と、警告手段４とを備えてなる。
【００１０】
燃料センサ１は、燃料タンク内に浮遊するフロートに連動して動作する摺動子が、印刷形成等によって形成される抵抗体上を摺動し、前記燃料タンク内の燃料残量を抵抗値変化として検出する周知の燃料残量検出手段からなる。この燃料センサ１で検出された燃料残量は、燃料残量信号として制御部２に供給される。
【００１１】
制御部２は、処理動作のプログラムが記憶されたＲＯＭや演算値を一時的に記憶する後述するＲＡＭ、前記プログラムを実行するためのＣＰＵ等を有するマイクロコンピュータからなる。
【００１２】
かかる制御手段２は、燃料センサ１からの前記燃料残量信号の入力に基づいて出力処理を行い、前記燃料残量信号に応じて燃料残量指示手段３を制御する第１の制御信号を燃料残量指示手段３に供給してなるとともに、燃料センサ１で検出された燃料残量が所定値以下である場合、警告手段４に備えられる後述する光源を点灯動作させるべく、前記光源に第２の制御信号を供給するものである。なお、２ａは、前記所定値を記憶しておくための前記ＲＡＭ（記憶部）である。また、記憶部２ａは、本例では前記ＲＡＭとしたが、例えばＥＥＰＲＯＭであってもよい。
【００１３】
燃料残量指示手段３は、例えば予め定められた指示角度範囲（つまり、燃料が十分満たされていることを示すＦ点位置から燃料残量が微量であることを示すＥ点位置に至る範囲）にわたって文字板上を回動する指針と、前記文字板に形成された貫通孔を貫通するように指針と連結される回転軸を有する指針駆動装置とを備えた周知のアナログ式燃料計からなる。なお、指針駆動装置としては、例えば可動磁石式計器やステッピングモータを適用できる。また、本例では燃料残量指示手段３をアナログ式燃料計としたが、例えば燃料残量指示手段３は、液晶表示パネル等を用いたデジタル式燃料計であってもよい。
【００１４】
警告手段４は、詳細図示は省略するが、本例では前記文字板の所定箇所に形成された給油マーク等からなる意匠部（表示部）と、この表示部の背後に配置されたＬＥＤ（光源）とを備えてなる。
【００１５】
以上の各部により燃料残量警告装置が構成される。次に、本実施形態における燃料残量警告装置の動作について説明する。
【００１６】
制御手段２は、燃料センサ１からの前記燃料残量信号の入力に基づいて出力処理を行い、前記燃料残量信号に応じて燃料残量指示手段３に備えられる前記指針駆動装置を駆動・制御すべく前記第１の制御信号を供給し、この第１の制御信号により前記回転軸が駆動され、前記回転軸に装着された前記指針を前記文字板上に回動動作させる。また制御手段２は、燃料センサ１で検出された燃料残量が所定値以下である場合、前記光源に前記第２の制御信号を供給し、この第２の制御信号により前記光源が点灯駆動される。そして、前記光源の点灯に伴い、給油マーク等からなる前記表示部が発光表示され、これにより運転者は、燃料タンク内の燃料残量が前記所定値以下となっていることを把握することが可能となる。
【００１７】
ところで、本発明の特徴点は、制御部２が、ガソリンスタンドでの過去複数回の燃料給油時における燃料タンク内の燃料残量に基づいて前記所定値を設定する制御を行っている点にある。例えば、ガソリンスタンドでの過去５回の燃料給油時における燃料タンク内の燃料残量が、３リットル、１２リットル、１５リットル、７リットル、１１リットルである場合、制御部２は、３リットル、１２リットル、１５リットル、７リットル、１１リットルなる５つの値（燃料残量値）を平均化した値である９．６リットルとして前記所定値を設定する。そして、この９．６リットルなる前記所定値は、記憶部２ａに記憶される。
【００１８】
かかる実施形態によれば、制御部２が、燃料給油時におけるの過去、複数回（複数）の燃料残量に基づいて、前記所定値を設定する制御を行うことから、前記所定値を設定するのに従来、用いられていた押釦スイッチ（操作手段）が不要となるため、燃料残量警告装置を構成する部品点数が削減可能となりコスト上昇を抑制することができる。また、このように前記所定値が、ガソリンスタンドでの過去複数回の燃料給油時における燃料タンク内の燃料残量に基づいて設定されることで、警告手段４による残燃料警告を、運転者の過去の燃料給油パターンを考慮（加味）して予測し、発生させることが可能となる。
【００１９】
また本実施形態では、制御部２が、ガソリンスタンドでの過去、複数の燃料給油時における燃料タンク内の燃料残量に基づいて前記所定値を設定し、この所定値を記憶部２ａに記憶する例について説明したが、例えば前記所定値を記憶部２ａに記憶させるだけでなく、前記文字板に設けた開口窓部に表示器を臨ませ、この表示器に前記所定値をデジタル表示させる構成としてもよい。
【００２０】
また本実施形態では、制御部２が、ガソリンスタンドでの過去５回の燃料タンク内の燃料残量の平均値として前記所定値を設定する例について説明したが、例えば本実施例のごとく、ガソリンスタンドでの過去５回の燃料タンク内の燃料残量値が、３リットル、１２リットル、１５リットル、７リットル、１１リットルである場合、これら５個の燃料残量値のうち最大値、最小値を除いた３個の燃料残量値（つまり１２リットル、７リットル、１１リットル）の平均値（１０リットル）として前記所定値を設定する構成としてもよい。
【００２１】
また本実施形態では、制御部２が、燃料センサ１からの前記燃料残量信号を入力する構成となっているが、例えばＣＡＮ（Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）通信ケーブルを通じて前記燃料残量信号を制御部２に入力する構成としてもよい。
【００２２】
なお本実施形態では、警告手段４が、給油マーク等からなる前記表示部と、前記表示部を照明する光源とからなる例について説明したが、燃料残量を警告することが可能であれば警告手段４の構成はあらゆる構成を採用することができ、例えば表示意匠である前記表示部を廃止し、前記光源のみで警告手段４を構成してもよいし、あるいは警告手段４としてスピーカ等からなる吹鳴手段を採用し、制御部２が前記吹鳴手段を駆動させる制御を行う構成（換言すれば前記表示意匠の発光表示に代えて、前記スピーカから発せられる吹鳴音を用いて燃料残量の警告を行う構成）としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【００２３】
【図１】本発明の実施形態による燃料残量警告装置の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【００２４】
１ 燃料センサ（検出手段）
２ 制御部
２ａ 記憶部
３ 燃料残量指示手段
４ 警告手段
【特許請求の範囲】
【請求項１】
燃料タンク内の燃料残量を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記燃料残量が所定値以下である場合、所定の警告手段を駆動する制御部とを備えた燃料残量警告装置において、
前記制御部は、燃料給油時における過去の燃料残量に基づいて、前記所定値を設定する制御を行うことを特徴とする燃料残量警告装置。
【請求項２】
前記制御部は、複数の前記過去の燃料残量を平均化した値として前記所定値を設定する制御を行うことを特徴とする請求項１記載の燃料残量警告装置。
【請求項１】
燃料タンク内の燃料残量を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記燃料残量が所定値以下である場合、所定の警告手段を駆動する制御部とを備えた燃料残量警告装置において、
前記制御部は、燃料給油時における過去の燃料残量に基づいて、前記所定値を設定する制御を行うことを特徴とする燃料残量警告装置。
【請求項２】
前記制御部は、複数の前記過去の燃料残量を平均化した値として前記所定値を設定する制御を行うことを特徴とする請求項１記載の燃料残量警告装置。
【図１】
【公開番号】特開２０１０−３２２７９（Ｐ２０１０−３２２７９Ａ）
【公開日】平成２２年２月１２日（２０１０．２．１２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−１９２９７０（Ｐ２００８−１９２９７０）
【出願日】平成２０年７月２８日（２００８．７．２８）
【出願人】（０００２３１５１２）日本精機株式会社 (1,561)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年２月１２日（２０１０．２．１２）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年７月２８日（２００８．７．２８）
【出願人】（０００２３１５１２）日本精機株式会社 (1,561)
【Ｆターム（参考）】
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