説明

燃料燃焼型エンジン

【課題】回転が滑らかで、燃料効率を高く取れるエンジンを提供する。
【解決手段】ローター2の外円をギア状にしてローターケース1に供給した燃料の爆発燃焼の力が直接ローター2の円周に作用し、燃料効率を高くすることができる。更にローター2の円周全部をギア状にし、燃料送入口と廃気排出口12を連通しない構造を用い、爆発燃焼と廃気排出を別々に連続的に行うことにより、連続爆発運転型エンジンを得ることができ安定した運転と高効率を同時に実現することが可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料を燃焼させ機械的な動力を作り出すエンジンの構造及び回転方法、特に液体又は気体燃料の燃焼により回転力を発生させるエンジンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、燃料の燃焼爆発によりピストンの往復を作り出し、更にこの往復運動を回転運動に変え、機械的な回転力を作り出す方法を利用したエンジンが主流であった。このエンジンは往復運動から回転力を作るため、効率が低いのが現状である。更に効率を高めるには機械的な構造由来の制限で限界がある。
【0003】
ピストン型以外のエンジンもあるものの、陸上又は水上に移動する移動体に対してはまだ応用には難点がある。従って、構造的に高効率のエンジンの開発が望まれている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、高効率のエンジンを提供することを目的とする。
【発明が解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、ローターの円周外側の全部又はその一部をギア状にして、ローターケースに燃料と空気を送入し、燃焼爆発してローターを回転させ、機械的な動力を作り出すことを特徴とする燃料燃焼型エンジンである。燃料の爆発燃焼により発生した膨張力は直接ローターの外円のギア部分に作用するため、機械的な回転力に変える効率を高めることが可能になる。図1に一例で示したようにローターケース1の中にローター2を装備し、ローターの円周外側の一部をギア状の構造4にし、ローターケースの一部に燃焼空間5を作り、燃料7は燃料入口バルブ6を通り、空気9は燃焼用空気入口バルブ8を通り燃焼空間5に入り、爆発燃焼し、ギア4に作用力を与えて、ローターの回転軸3を中心に10の方向で回転して回転軸3より回転運動を作り出す。
【0006】
請求項2に記載の発明は、燃料と空気を送入して燃焼爆発する燃焼爆発工程と、爆発工程において発生した廃気を排出する排気工程とを交互に行うことを特徴とする請求項1に記載の燃料燃焼型エンジンである。爆発工程と排気工程との交互作用により燃焼過程で発生した廃気を排出できるため、次の爆発工程に条件を整うことになり、次のサイクルに入り連続運動が可能になる。図1に示したように、爆発燃焼で発生した廃気は爆発工程には閉じた排気バルブ11を開き、同じく空気9により追い出す。廃気を追い出してからバルブ11がまた閉じる。次の爆発燃焼工程に入り、次のサイクルになる。
【0007】
請求項3に記載の発明は、燃料と空気を送入して燃焼爆発する燃焼爆発工程と、爆発工程において発生した廃気を排出する排気工程とを交互に行うに際して、ローターケースの一部に空間を設け、当該空間のローターケースに排気バルブを設置し、燃焼爆発工程では当該バルブが閉じるが、排気工程では当該バルブを開いて排気する構造を有する請求項1及び請求項2に記載のエンジンである。図1に示したように燃料と空気を燃料送入口と空気送入口に送入し、燃焼爆発する工程では排気バルブは閉じて、爆発工程が終了したら、排気バルブが開き、真空による吸い込みで廃気を吸い取り、除去する方法を用いるか、又は空気供給口から空気で追い出す方法を用いるのか、又は専用の空気を用いるのかのいずれかの方法で廃気を除去する。空気供給口は爆発用空気でもよいし、専用の空気でもよい。図2に示したようにローターの両側に別々に入口と排出口を設置してもよい。例えば廃気追い出し用の空気入口8bと廃気排出口12bはローターの両側に設置した構造は、廃気をもっと容易に追い出すことができる。
【0008】
請求項4に記載の発明は、円周外側の全部又はその一部をギア状にしたローターを有するエンジンのローターケースの中に燃料と空気を送入する燃焼用送入口部分と、燃料を燃焼した廃気を排出する廃気排出口部分とをローターケースの異なる位置にそれぞれ設置し当該二つの部分はローターケースにおいて連通構造を有しないことを特徴とする請求項1に記載の燃料燃焼型エンジンである。図3に示したようにローターケースには殆ど空間を設けずに爆発燃焼はローターのギア状の空間において行った後に、発生した廃気は廃気排出部分に回った位置で空気を用いて追い出す。即ち、廃気追い出し用の空気入口8aと廃気排出口12aの位置に回ったら廃気を排出する。
【0009】
請求項5に記載の発明は、燃焼廃気を排出する廃気排出口部分は廃気の追い出し用の圧縮空気送入口と廃気排出口とをそれぞれ設けることを特徴とする請求項3及び請求項4に記載の燃料燃焼型エンジンである。図3に示したように廃気の追い出し用の圧縮空気送入口9aと廃気排出口12aをそれぞれローターの回転円周に設置してもよいし、図4に示したように廃気の追い出し用の圧縮空気送入口8cと廃気排出口12cをそれぞれローターの両側に設置する方式を取ることもできる。
【0010】
請求項6に記載の発明は、ローターの円周の全部又は一部をギア状にし、燃料と空気を別々に又は混合してからローターケースにある燃料送入口から送入し、爆発燃焼して、ローターを回転させた後に、燃焼工程で発生した廃気はローターケースに設置した廃気排出区域にローターのギアが回ると、圧縮空気を吹きこみ、廃気を追い出し、当該廃気が廃気排出口から排出され、次の爆発燃焼に条件を備えることを一つのサイクルで、爆発燃焼と廃気排出とを連続的に行うことができるエンジンの運転方法である。連続爆発運転により、安定した運転と高効率を同時に実現することが可能になる。ここに所謂連続爆発は廃気を排出する排気工程の影響を受けずに行うことができることを指す。即ち、一つの爆発燃焼が終えたら次の爆発を行ってもよいというサイクル上の連続である。
【0011】
請求項7に記載の発明は、円周の全部又は一部をギア状にしたローターと、ローターの回転軸と、ローターケースと、ローターケース上に燃料と空気を別々に又は燃料と空気の混合物を送入する燃料送入口と、廃気を排出する廃気排出口と、廃気追い出し用の空気送入口とを備え、当該燃料送入口と廃気排出との間および、燃料送入口と廃気追い出し用の空気送入口との間に、ローターケースにおいて連通構造を有しないことを特徴とする請求項1および請求項6に記載の燃料燃焼型エンジンである。図5及び図6にこのエンジン構造の一例を示した。ローターの全部をギア状にし、燃料と空気を混合した混合物14をエンジンの燃料送入口から送り込み、爆発燃焼し、ローター2を回転させ、回転軸3を通じて回転動力を作り出す。ローターのギア状空間に残った廃気はこのギアが廃気排出空間まで回ると、廃気追い出し用空気送入口8aから廃気追い出し用の空気を吹き込み、空気通路15を通り、廃気通路16を通り、廃気排出口12aから排出する。ローターが周り、爆発燃焼と廃気排出は別々に行い、サイクル的にいえば連続爆発燃焼が実現できる。
【0012】
請求項8に記載の発明は、ローターにあるギア状機構について、ローターの回転方向に沿って、突出頂点から回転軸の中心までの距離は後方がその前方より短いことを特徴とする請求項1から請求項5まで、並びに請求項7に記載の燃料燃焼型エンジンである。図7に示したようにrはrより小さい。ローターの回転方向に沿って、後方のギアが短ければ爆発燃焼のガスは容易に前方のギアに伝わることができるため、ローターが効率よく回転できる。
【0013】
請求項9に記載の発明は、ローターにあるギア状機構について、ローターの回転方向に沿って、同じ突出頂点を構成した両辺の角度はその後方がその前方より大きいことを特徴とする請求項1から請求項5まで、並びに請求項7および請求項8に記載の燃料燃焼型エンジンである。ローターにあるギアの形状については爆発の力を受けて回転できればよいので、形は問わない.例えば三角形もよいし台型でもよい。両辺が等しいものでもよいし、等しくなくてもよい。一般にいえば爆発の作用を強く受け入れることができる形が望まれる.例えば、図8に示したようにαがβより大きいことが望まれる。また、ローター円周のギア状の山は換気扇の羽根のような型でも構わない。
【0014】
請求項10に記載の発明は、円周外側の全部又はその一部をギア状にした構造を有するローターを複数に配置したことを特徴とする請求項1から請求項5まで、並びに請求項7から請求項9までに記載の燃料燃焼型エンジンである。前記エンジンはエンジンユニットとして表現したが、そのままエンジンとして使用しても機能できるが、このエンジンユニットを複数に重ねて一つの回転軸につなげて回転させれば出力を高めることができる。
【0015】
請求項11に記載の発明は、エンジンに供給する燃料と空気はエンジンに送入する前に両方とも又は片方を加熱して温度を高めることを特徴とする請求項1から請求項10までに記載の燃料燃焼型エンジンである。加熱は専用熱源で加熱してもよいが、排気ガスと熱交換して、廃熱を利用した加熱方法は省エネルギーにつなげる。又は、初期起動の時は専用熱源で加熱し、排気ガスが発生したら廃熱で加熱に切り替える。又は初期起動の時に無加熱で起動し、排気ガスが発生したら廃熱で加熱に切り替える。燃焼排気ガスの排熱を用いた空気と燃料の加熱によりエンジンに送入する空気と燃料の温度を高くし、着火しやすく、燃焼したガスの膨張力も高くすることができる。
【0016】
請求項12に記載の発明は、空気を加圧してローターケースに送入し、当該加圧装置はエンジンと独立したコンプレッサー又はエンジンローターの脇に設置し、ローターの回転動力を利用した構造を有する装置か、又はエンジンに燃料を噴射するに際して燃料の噴射力を用いて空気を吸い込み、燃料と空気を同時に供給する装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項11までに記載の燃料燃焼型エンジンである。加圧空気の供給により送入空気の密度が高められるため、エンジンの効率を大幅に高めることができる。独立型コンプレッサーは配置上自由になることが利点であるが、専用動力が必要になる。一方でエンジンのローターの回転力を利用した構造は別に専用動力を用意しなくても済むが空間的には自由でない場合があるので、エンジンを利用する運動機関の情況に応じて選択すればよい。燃料と空気の送入方法はエンジンを利用する運動機関に応じ選択すればよい。
【0017】
本発明に記述した連通とは構造的に設計した連通経路を設けたことを指し、ローターとローターケースの間にある回転に必要な隙間とは連通経路とされない。また、各図に示した燃料入口の位置と角度は厳密な機械製図ではなく原理的に示したものである。また、本発明に記載したローターは円周の外側の形状には制限がない。例えば、円周の外側点から回転軸の中心までの垂直距離が等しくてもよいし、等しくなくても構わない。エンジンのローターを重くしたり、軽くしたりして応用対象に応じて調整しても構わない。本発明に記載の燃料は液体でも気体でもよい。廃気追い出し用空気と燃料燃焼用の空気の圧力には特別に制限がなく、エンジンの使用条件に合わせて最適化すればよい。燃料を燃焼させ燃焼爆発を利用して回転動力を作り出す場合では点火プラグなどの点火器が必要な装置になることが言うまでもないから、本発明では強調しなかった。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、ローターの外円をギア状にしてローターケースに供給した燃料の爆発燃焼の力が直接ローターの円周に作用し、燃料効率を高くすることができる。更にローターの円周全部をギア状にし、燃料送入口と廃気排出口を連通しない構造を用い、爆発燃焼と廃気排出を別々に連続的に行うことにより、連続爆発運転型エンジンを得ることができ安定した運転と高効率を同時に実現することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を実施例により説明するが、かかる実施例によって本発明が制限されるものではない。
【実施例1】
【0020】
ローターをギア状にし、ローターケースにも燃焼空間を設けたエンジンの場合である。図1に示したエンジンにガソリンを燃料ポンプで、0.6MPaの空気をコンプレッサーでそれぞれエンジンのローターケース空間に送入し、爆発燃焼した後に、排気バルブを開き、特別用意した0.1MPaの空気を吹き込んで、廃気を排出する。
【実施例2】
【0021】
図2に示したエンジン構造に燃料と空気をそれぞれ燃料送入口と空気送入口から送入して爆発燃焼し、ローターを回転させる。燃焼が終わると、廃気追い出し用空気(0.06MPa)を廃気追い出し用空気送入口8bから吹き込んで、廃気を廃気排出口12bから排出する。
【実施例3】
【0022】
図3に示したエンジン構造に燃料と空気をそれぞれ燃料送入口と空気送入口から送入して爆発燃焼し、ローターを回転させ、ローターは廃気排出区域に入ると、用意した0.05MPaの空気を廃気追い出し用空気送入口8aから吹き込んで、廃気を排出する。
【実施例4】
【0023】
図5に示したローターの円周全部をギア状にした構造のエンジンを用いて、燃料と空気を混合した混合物14を燃料供給口から送入し、爆発燃焼し、ローター2を回転させ、回転軸3を通じて回転動力を作り出す。ローターのギア状空間に残った廃気はこのギアが廃気排出空間まで回ると、廃気追い出し用空気送入口8aから0.05MPaの空気を吹き込み、空気通路15を通った後に、廃気通路16を通り、廃気排出口12aから排出する。ローターが周り、爆発燃焼と廃気排出は別々に行い、サイクル的にいえば連続爆発燃焼が行われる。
【実施例5】
【0024】
図6に示した構造のエンジンを用いて、廃気の廃熱と空気とを熱交換して空気を加熱した後に、エンジンを冷却する時に加熱された空気と混合してエンジンに送入し、エンジンの運転を行う。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】エンジンの爆発燃焼室に廃気排出口が連通した例を示す図である。
【図2】エンジンの燃焼用空気と廃気追い出し空気を別々用いる例を示す図である。
【図3】エンジンの爆発燃焼と廃気排出とが異なる位置で行い、廃気追い出し空気送入口と廃気排出口とをローターケースの円周上に設置した例を示す図である。
【図4】エンジンの爆発燃焼と廃気排出とを異なる位置で行い、廃気追い出し空気送入口と廃気排出口をローターケースの両側に設置した例を示す図である。
【図5】ローターの全部をギア状にし、爆発と廃気排出が連続的に行われるエンジンを示す図である。
【図6】ローターの全部をギア状にし、爆発と廃気排出が連続的に行われるエンジンの側面を示す図である
【図7】ローターのギアの頂点の長さを示す図である。
【図8】ローターのギア状の角度を示す図である。
【符号の説明】
【0026】
1 ローターケース
2 ローター
3 ローターの回転軸
4 ローターのギア部分
5 ローターケースの燃料爆発燃焼空間
6 燃料送入バルブ
7 燃料
8 空気送入バルブ
8a、8b、8c 廃気追い出し用空気送入口
9 燃焼用空気
9a 廃気追い出し用空気
10 ローター回転方向
11 廃気排出バルブ
12 廃気排出口
12a、12b、12c 専用廃気追い出し用空気を用いた廃気排出口
13 排出された廃気
14 燃料空気混合物
15 廃気追い出し用空気通路
16 廃気排出通路
回転方向における後方のギアの突出頂点から回転軸中心までの距離
回転方向における前方のギアの突出頂点から回転軸中心までの距離
α ローターにあるギアの頂点を構成した回転方向の後方辺の角度
β ローターにあるギアの頂点を構成した回転方向の前方辺の角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローターの円周外側の全部又はその一部をギア状にして、ローターケースに燃料と空気を送入し、燃焼爆発してローターを回転させ、機械的な動力を作り出すことを特徴とする燃料燃焼型エンジン。
【請求項2】
燃料と空気を送入して燃焼爆発する燃焼爆発工程と、爆発工程において発生した廃気を排出する排気工程とを交互に行うことを特徴とする請求項1に記載の燃料燃焼型エンジン。
【請求項3】
燃料と空気を送入して燃焼爆発する燃焼爆発工程と、爆発工程において発生した廃気を排出する排気工程とを交互に行うに際して、ローターケースの一部に空間を設け、当該空間のローターケースに排気バルブを設置し、燃焼爆発工程では当該バルブが閉じるが、排気工程では当該バルブを開いて排気する構造を有する請求項1及び請求項2に記載のエンジン。
【請求項4】
円周外側の全部又はその一部をギア状にしたローターを有するエンジンのローターケースの中に燃料と空気を送入する燃焼用送入口部分と、燃料を燃焼した廃気を排出する廃気排出口部分とをローターケースの異なる位置にそれぞれ設置し、当該二つの部分はローターケースにおいて連通構造を有しないことを特徴とする請求項1に記載の燃料燃焼型エンジン。
【請求項5】
燃焼廃気を排出する廃気排出口部分は廃気の追い出し用の圧縮空気送入口と廃気排出口とをそれぞれ設けることを特徴とする請求項3及び請求項4に記載の燃料燃焼型エンジン。
【請求項6】
ローターの円周の全部又は一部をギア状にし、燃料と空気を別々に又は混合してからローターケースにある燃料送入口から送入し、爆発燃焼して、ローターを回転させた後に、燃焼工程で発生した廃気はローターケースに設置した廃気排出区域にローターのギアが回ると、圧縮空気を吹きこみ、廃気を追い出し、当該廃気が廃気排出口から排出され、次の爆発燃焼に条件を備えることを一つのサイクルで、爆発燃焼と廃気排出とを連続的に行うことができるエンジンの運転方法。
【請求項7】
円周の全部又は一部をギア状にしたローターと、ローターの回転軸と、ローターケースと、ローターケース上に燃料と空気を別々に又は燃料と空気の混合物を送入する燃料送入口と、廃気を排出する廃気排出口と、廃気追い出し用の空気送入口とを備え、当該燃料送入口と廃気排出との間および、燃料送入口と廃気追い出し用の空気送入口との間に、ローターケースにおいて連通構造を有しないことを特徴とする請求項1及び請求項4から請求項6までに記載の燃料燃焼型エンジン。
【請求項8】
ローターにあるギア状機構について、ローターの回転方向に沿って、突出頂点から回転軸の中心までの距離は後方がその前方より短いことを特徴とする請求項1から請求項5まで、並びに請求項7に記載の燃料燃焼型エンジン。
【請求項9】
ローターにあるギア状機構について、ローターの回転方向に沿って、同じ突出頂点を構成した両辺の角度はその後方がその前方より大きいことを特徴とする請求項1から請求項5まで、並びに請求項7および請求項8に記載の燃料燃焼型エンジン。
【請求項10】
円周外側の全部又はその一部をギア状にした構造を有するローターを複数に配置したことを特徴とする請求項1から請求項5まで、並びに請求項7から請求項9までに記載の燃料燃焼型エンジン。
【請求項11】
エンジンに供給する燃料と空気はエンジンに送入する前に両方とも又は片方を加熱して温度を高めることを特徴とする請求項1から請求項10までに記載の燃料燃焼型エンジン。
【請求項12】
空気を加圧してローターケースに送入し、当該加圧装置はエンジンと独立したコンプレッサー又はエンジンローターの脇に設置し、ローターの回転動力を利用した構造を有する装置を、又はエンジンに燃料を噴射するに際して燃料の噴射力を用いて空気を吸い込み、燃料と空気を同時に供給する装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項11までに記載の燃料燃焼型エンジン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−180870(P2010−180870A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−47064(P2009−47064)
【出願日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【出願人】(509057578)
【出願人】(599107739)