説明

燃焼エンジン用可燃性混合燃料の点火方法

本発明は、燃焼エンジンの燃焼室(2)内で、該エンジンの燃焼室内に突き出すように配置されたスパークプラグ(3)を用いて、酸化剤と燃料の混合燃料(1)に点火する方法に関し、該方法は、1MHz以上の周波数の第1交流電気信号(4)を用いて該スパークプラグに電力供給する第1ステップからなる。該方法は、また、1MHz以上の周波数の第2交流電気信号(5)を用いてスパークプラグに電力供給する第2ステップを有し、この第2ステップは、第1ステップの後ある間隔時間を空けて行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、燃焼エンジンの点火方法に関する。
【背景技術】
【0002】
燃焼エンジンの点火方法の分野において、例えば、米国特許公報US6,085,733または米国特許公開公報US2002/0144672に見られる従来のスパークプラグを用いる方法が知られている。こうした従来のプラグは、プラグの電極間に延びる直線的なスパークを発生させることができる。
【0003】
直線的なスパークのみを発生させることができる従来のプラグによって発生する点火の欠陥の問題に対処するために、電極の先端から分岐したスパークを発生させることに適した無線周波数スパークプラグが提案されている。直線的なスパークのみを発生させることができる従来のプラグと異なり、こうした無線周波数スパークプラグは、1MHz以上の周波数の交流電気信号によってこの電極に電力が供給されるとき、特にその形状と電極の配置によって、分岐したスパークを発生させることに適している。
【0004】
無線周波数プラグを用いて作り出された分岐したスパークは、従来のプラグの直線的なスパークより、酸化剤と燃料の混合燃料に点火する機会が多い。何故なら、分岐したスパークは、従来のプラグによって作られた直線的スパークが伸びる領域より大きな容積を持つ領域に広がるからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許公報US6,085,733
【特許文献2】米国特許公開公報US2002/0144672
【特許文献3】フランス特許公開公報FR2913297
【発明の概要】
【0006】
本発明は、従って、特に、電極の先端から分岐したスパークを発生させる無線周波数スパークプラグを用いて、燃焼エンジンの燃焼室内の酸化剤と燃料の混合燃料に点火する方法に関し、前記プラグはエンジンの前記燃焼室内に突き出すように配置され、1MHz以上の周波数の第1交流電気信号を用いて前記プラグに電力を供給する第1ステップを有する。
【0007】
フランス特許公開公報FR2913297は、各一連のパルスが、例えば、5から10μsといった極めて短時間のパルスを有する一連の多数パルスの形の制御信号によって、点火期間、共振回路が制御される無線周波数スパークプラグを用いた点火方法を提案している。この制御は多数点火を実現させるためにある。
【0008】
本発明の理解を助けるために下記に記載の「プラグへの電力の供給」という語句は、1MHz以上の周波数の交流電気信号を用いて、先端を装備したプラグの電極に電力供給することであり、この場合、前記語句は、以下の本文では、第1および第2交流電気信号と呼ぶ交流電気信号によって尖った電極に電力を供給することを意味する。
【0009】
1MHz以上の周波数の交流電気信号を用いて少なくとも1つのプラグに電力を供給することによって行なわれるこのタイプの点火方法は、無線周波数点火方法として既知である。
【0010】
本発明によって追求される1つの目的は、プラグの電力供給に関わらず、点火された混合燃料の容積を改善し、かつ、混合燃料の点火の失敗を減少させることである。
【0011】
この目的のために、さらに、上記に定義された前文において付与された包括的定義にあわせて、本発明の点火方法は、1MHz以上の周波数を持つ第2交流電気信号を用いて前記プラグへ電力を供給する第2ステップを有することに基本的な特徴を有し、この第2ステップは第1ステップに後続し、第1ステップからある間隔時間が空けられる。
【0012】
プラグによって作られたスパークは、1MHz以上の周波数の電気信号によってプラグに電力が与えられる時、混合燃料中で分岐した形状を持ち、通常複数の分岐を有する。
該スパークは複数の部分を有し、該複数部分の直径はスパークの原点(即ちスパークが開始する場所)からその終点(スパークの広がりが終了する場所)に向かって離れるに従って、減少する。スパークの温度は、スパークに沿って変化し、スパークの前記複数部分の直径の減少によって低下することが確認されている。
【0013】
混合燃料の点火が、混合燃料の最高温度の場所、即ち、最大の直径を持つスパークの部分で開始する。2つのスパークが連続して開始し、混合燃料の点火前に、第2スパークが第1スパークとほぼ同じ場所で、分岐は少ない状態で起こることも確認されている。それ故、混合燃料は第1ステップによって作られたスパークの周辺で余熱され、第2のステップによって、分岐の少ないスパークが作られ、その後、第1ステップによって得られた温度を超えて温度が上昇し、該温度上昇は燃焼が開始するまで起こる。第2ステップによって引き起こされた燃焼が開始する混合燃料の容積は、従って、第1ステップのみで点火された混合燃料の容積より大きい。
【0014】
それ故、それぞれ少なくとも2つの無線周波数スパークを発生する1MHz以上のそれぞれの周波数を持つ少なくとも2つの別個の信号によって、燃焼室内にある混合燃料の点火が開始される。
【0015】
本発明によって、点火が電気信号1つのみによって開始されると仮定した場合より、点火された混合燃料の容積はより大きい。本発明は、従って、不発点火の回数や燃焼しない混合燃料の容積を減少させ、一方、燃焼室内の炎の伝播速度を上昇させることができる。
【0016】
前記第1と第2のステップの間の間隔時間は、第1ステップの持続期間の10倍以下、そして好ましくは、第1ステップの持続期間の5倍以下にすることが可能である。
【0017】
この特徴は、第1スパークによって予熱された混合燃料の冷却の危険性を最少にするように、プラグへの電力の供給をする2つの信号間の間隔時間を制限し、このことが、点火された混合燃料の容積の大きさを改善する条件である。
【0018】
また、第1と第2ステップの間の間隔時間を第1ステップの持続時間より長くすることも可能である。
【0019】
前記2つのステップ/スパークの間の間隔を最少にする条件によって、第1スパークに比較して第2スパークの分岐の数を減少させることがでることが確認されている。それ故、スパークの分岐を長くし、第1スパークと比較して、第2スパークの分岐の平均直径を増大させることができる。この平均直径は、与えられたスパークの分岐の長さ全体に亘って計算されている。
【0020】
第1と第2ステップの間の間隔時間が第1ステップの持続時間の1から5倍の間であるように設定することも可能である。
【0021】
そうした第1と第2ステップの間隔時間によって、点火された混合燃料の最大容積が得られ、このことは、多かれ少なかれ豊富な種々の酸化剤/混合燃料に当てはまることが確認されている。
【0022】
前記第1と第2信号は、好ましくは1MHz以上の周波数をそれぞれ持つように設定することも可能である。
【0023】
そうした周波数のレベルとすると、プラグに電力を供給する全持続時間に渡って、スパークを容易に維持することができ、第1電力供給ステップによって混合燃料を最適に加熱でき、その後、プラグへの電力供給の第2ステップによって相当量の混合燃料を点火することを可能にする。その後、プラグへの電力供給の第2ステップによって発生したフィラメント状のスパークから火炎前面は、プラグが突設している燃焼室の壁面の方向に伝播する。
【0024】
前記第1および第2電気信号は、信号の電圧振幅U、交流電気信号の周波数F、信号の合計持続時間Dといった特定のパラメータを持ち、前記第1および第2信号の少なくとも1つのパラメータのうち少なくとも1つは、前記第1と第2ステップの前のステップにおいて、燃焼を決定するパラメータによって決定され、これら燃焼を決めるパラメータが測定するおよび/または推定され、燃焼室内部の少なくとも1つの圧力P、燃焼室内の温度を代表する1つの温度T、燃料と酸化剤の混合燃料の豊富さ、および混合燃料中の燃焼されたガスの割合からなるように設定することも可能である。
【0025】
燃焼エンジンの操作特性による第1および第2信号のうち少なくとも1つのパラメータ(圧力、温度、燃料の豊富さ)を決定することは、点火条件を最適化できる燃焼室内での制御条件によって、第1ステップおよび/または第2ステップの際、作られるスパークの性質を適正化できる。
【0026】
さらに、第1ステップの持続時間を150から250μsの間とし、第2ステップの持続時間を150から250μsの間とし、第1と第2ステップの間隔時間を250から750μsの間とするように設定することも可能である。
【0027】
第1と第2電力供給ステップの持続時間を150から250μsの間とし、これらステップ間の間隔時間を250から750μsの間として、1MHz以上の周波数でプラグに電力を供給するための信号の組み合わせは、驚くべきことに、第2電力供給ステップの際、発生する分岐したスパークの平均的長さを増長させ、それ故、点火欠陥の数を著しく減少させる。
【0028】
本発明の理解のために、第1信号は第1ステップ全体を通して、そして該第1ステップの期間においてのみ発信される。同様に、第2信号は第2ステップ全体を通して、そして該第2ステップの期間においてのみ発信される。
【0029】
第1および第2ステップの持続時間および第1と第2ステップの間の間隔時間の持続時間で、燃焼室内に火炎前面の中核を形成する時間は、約2000μsであり、この時間は極めて迅速であり、そして、このことは、点火の成功の割合を増加させることが確認されている。
【0030】
本発明は、燃焼エンジンのため酸化剤と燃料との混合燃料に点火するシステムにも関連している。このシステムは、一つの定電流源と該定電流源に接続された少なくとも1つのスパークプラグとを有し、該定電流源は1MHz以上の周波数を持つ第1交流電気信号および1MHz以上の周波数を持つ第2交流電気信号を発生させるのに適している。本発明のシステムは、該定電流源が、第1と第2交流電気信号をある間隔時間で時間を空けることに適しており、本発明による方法への応用に適していることを特徴としている。
【0031】
定電流源によって発生した第1と第2信号は、電力が供給されたプラグを経由して、互いに所定の間隔時間で間隔をあけたスパークを発生せる。従って、本発明のシステムは、本発明の方法に関連して記載した事項と同じ利点を示す。
【0032】
本発明は、また、一つの燃焼室と上述の点火システムを有する燃焼エンジンに関する。
【0033】
本発明のその他の特徴および利点は、添付した図面を参照した説明および本発明を限定しない以下に示す記述から明示される。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1は、本発明によるシステムのプラグの先端図を示し、この先端は、本発明による方法に適用可能である。領域「a」と「b」はそれぞれ、本発明の方法を持たない点火領域(領域「a」)と、本発明の方法を持つ点火領域(領域「b」、領域「b」は領域「a」より大きい)である。
【0035】
図2は、プラグへの電力供給の時間グラフであり、横座標には時間を、縦座標には、プラグへの供給信号の強度を示し、プラグへの電力供給のための前記第1と第2信号とこれら信号の間隔時間が図2に示され、図2は、本発明の方法に適用するために必要な信号の位相を示している。
【0036】
図3は、図2に示した信号のうちの1つの信号の詳細を示し、この信号は、第1と第2信号のいずれでも良い。何故なら、この特定の実施形態においては、これらの信号は同一だからである。
【0037】
図4aは、プラグが、1MHz以上、この場合は5MHzであるが、の高周波数の第1供給信号を受信した時、放出されるスパークを示す。
【0038】
図4bは、プラグが、1MHz以上、この場合は5MHzであるが、の高周波数の第2供給信号を受信した時、放出されるスパークを示す。図4bのこのスパークは、図4aのスパークより分岐が少なく、スパークの分岐の振幅および幅が、図4aに示すスパークよりも大きい。
【0039】
図5aは、先行技術の場合(図4a)の単独の無線周波数RFスパークによって開始された点火領域を示す。
【0040】
図5bは、互いに時間的に間隔を空けた2つの連続した無線周波数のRFスパーク(図4b)を発生させる本発明による方法によって開始された点火領域を示し、図5bの点火領域は図5aの点火領域よりもはるかに広大であることが確認される。
【発明を実施するための形態】
【0041】
上述の通り、本発明は、プラグと、適用すべき本発明による方法を実行する点火システム10とこのシステムを含むエンジンを活用して、燃焼室内の酸化剤と燃料との混合燃料を点火する方法に関する。
【0042】
図1は、1MHz以上またはそれに等しい周波数をもつ第1と第2交流電気信号4、5を少なくとも150μsの持続時間供給するに適した定電流源Gに接続されたスパークプラグ3を示し、これら第1と第2信号は、互いに200から600μsの間の時間6で間隔が空けられている。これらの信号の位相は、第1ステップ4の持続時間中放出されるプラグ3への第1供給信号4の後に、信号なしの時間6が続き、該位相自身の後に第2ステップ5の持続時間中放出される第2信号5が続くのが見られる図2に示される。
【0043】
図1で確認されるように、
−曲線Aは、プラグ3が、第1信号4のみによって電力を供給された時のスパークの温度を表し、
−曲線Bは、プラグ3が、第1信号4の後に所定の信号の間隔時間6を空けて第2信号5によって電力が供給された時のスパークの温度を表す。燃焼エンジンの動作特性によってシステムを調整する時、作られるスパークの性質を点火条件の最適化を可能にする燃焼室での制御条件に適合させるために信号の間隔時間を調整しなければならない。
【0044】
第1信号と第2信号の間の間隔時間6は、第1信号の持続時間(即ち、第1ステップの持続時間)よりも、少なくとも1倍以上の持続時間が選択され、この場合、間隔時間6の持続時間は1500μs、あるいは第1信号4の持続時間(即ち、150μs)より3.3倍長い。
【0045】
図1の水平の点線は、点火に必要な最小温度閾値を示す。従って、混合燃料が燃焼するために、この混合燃料は、スパークによって点火最小温度閾値以上の温度に加熱されなければならない。
【0046】
従って、プラグが第1信号を経由して電力が供給された場合、可能点火領域は最大長さ「a」を持つが、この長さは、第1信号の後に、第2信号でプラグが電力を供給された時、可能点火領域を画成する長さ「b」よりかなり短い。
【0047】
従って、第2信号の持続時間の点火領域は、第1信号の持続時間の点火領域より遙かに大きく、これによって、燃焼室中の火炎の伝播速度を加速させ、不完全燃焼物及び点火欠陥を減少させることができる。
【0048】
この潜在的な点火領域の増大は、
−第2ステップ5のスパーク9(第1ステップ4の時に発生した図4aのスパークの後の500μsの後に開始した図4bに見られる)は、第1ステップ4のスパーク7より長く、分岐が少ないという事実と、
−第2ステップ5(図4b)のスパーク9が、第1ステップ4(図4a)のスパーク7の分岐の平均直径より大きい分岐の平均直径を持つという事実と、
−第2ステップ5のスパーク領域の温度Tは、第1ステップ4のスパーク領域の温度Tより高いという事実から得られた結果である。
【0049】
従って、前記図5aおよび図5bより確認されるように、混合燃料の点火領域8(「8」は点火された混合燃料の容量を表す)は、燃焼室2において、連続的な高周波のプラグへ二つの電力供給信号で、互いに所定の最小限の間隔時間(図5b)を空ける本発明による方法を用いると、単独の信号(図5a)から得られる結果の点火領域よりもより広範囲に広がる。
【0050】
最後に、図3に示すように、所定の信号(第1または第2ステップ4、5の期間放出される第1または第2信号)は、プラグ先端(周波数Fを持つ)の交流電圧Uを持ち、この電圧の振幅は、プラグへの電力供給ステップの最初から、それが最大電圧に達するまで増大する。この第1電圧Uの振幅の増加部分Xは、スパークフィラメントの形成部に相当する。その後、最大電圧Uに達した後、ある所定の閾値に安定するまで、電圧Uは減少するし、この信号の第2部分Yは、スパークのフィラメントの温度における上昇期間に相当する。該信号は、プラグ3への電力供給ステップの期間に相当する期間Dの間中放出される。
【0051】
本発明による方法を改良するために、第1および/または第2信号のそれぞれの信号のパラメータU、FおよびDは、圧力Pおよび/または燃焼室2の温度Tおよび/または点火された混合燃料8の豊富さといったエンジンの動作パラメータによって予め決定される。
【図1】

【図2】

【図3】

【図4a】

【図4b】

【図5a】

【図5b】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
電極の先端から分岐したスパークを発生させる無線周波数スパークプラグ(3)を用いて燃焼エンジンの燃焼室内(2)で酸化剤と燃料の混合燃料(1)に点火する方法であって、前記プラグはエンジンの燃焼室内(2)に突設するように配置され、該方法は、1MHz以上の周波数の第1交流電気信号(4)を用いて、前記プラグへの電力を供給する第1ステップを有し、1MHz(5)以上の周波数の第2交流電気信号を用いて、前期プラグへの電力を供給する第2ステップを有し、該第2ステップは第1ステップに続いて、第1ステップに対してある間隔時間(6)で間隔を空けることを特徴とする点火方法。
【請求項2】
前記第1ステップと第2ステップの間の間隔時間(6)は、第1ステップの持続時間の10倍以下で、好ましくは、第1ステップの持続時間の5倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第1ステップと第2ステップの間の間隔時間(6)は、第1ステップの持続時間より大きいことを特徴とする請求項1から2のいずれか1つに記載の方法。
【請求項4】
第1ステップと第2ステップの間の間隔時間(6)は、第1ステップの持続時間の1から5倍の間であることを特徴とする請求項2及び3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1および第2信号(4、5)は、それぞれ、好ましくは1MHz以上の周波数を持つことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の方法。
【請求項6】
前記第1および第2の各電気信号(4、5)は、信号の電圧振幅(U)、交流電気信号の周波数(F)および信号の合計持続時間(D)といった特定のパラメータを持ち、前記第1および第2信号(4、5)の少なくとも一方の信号の少なくとも1つのパラメータは、燃焼を決めるパラメータによって前記第1および第2ステップの前のステップで決められ、燃焼を決める該パラメータは測定および/または推定され、該パラメータは、燃焼室内の圧力(P)、燃焼室内部の温度を代表する1つの温度(T)、酸化剤および燃料の混合燃料の豊富さ、および混合燃料中にある燃焼したガスの比率を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の方法。
【請求項7】
第1ステップの持続時間は150から250μsの間であり、また、第2ステップの持続時間は150から250μsの間であり、第1と第2のステップの間の前記間隔時間は、250から750μsの間であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の方法。
【請求項8】
燃焼エンジン用に酸化剤と燃料の混合燃料に点火するシステム(10)であって、
定電流源(G)と、前記定電流源(G)に接続されたスパークプラグ(3)とを有し、該定電流源(G)は、1MHz以上の周波数の第1交流電気信号(4)および1MHz以上の周波数の第2交流電気信号(5)を発生するに適合し、
前記定電流源(G)は、前記第1および第2交流電気信号(4、5)をある間隔時間で時間的に間隔を空けることに適合し、請求項1から7のいずれか1つに記載の方法に適用するのに好適であることを特徴とする点火システム。
【請求項9】
燃焼室と請求項8に記載の点火システム(10)を有する燃焼エンジン。

【公表番号】特表2012−521517(P2012−521517A)
【公表日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−501357(P2012−501357)
【出願日】平成22年3月24日(2010.3.24)
【国際出願番号】PCT/FR2010/050535
【国際公開番号】WO2010/109137
【国際公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(507308902)ルノー・エス・アー・エス (281)
【Fターム(参考)】