説明

物品仕分け設備

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、物品収納部を備える移動車が、複数種の物品が同一種類毎に区分けされた状態で収納される棚に走行自在に設けられ、前記移動車には、前記物品収納部に対する前記棚からの物品取り出し情報を指示する指示手段と、その指示手段の指示を表示する表示手段とが設けられた物品仕分け設備に関する。
〔従来の技術〕
上記この種の物品仕分け設備において、従来では、例えば、第9図に示すように、複数種の物品が同一種類毎に区分けされた状態で収納される棚(B)の複数個を、それらの間に移動車(A)の走行路が形成されるように設け、移動車の物品収納部には行き先毎に対応する複数個の容器を搭載し、そして、移動車(A)を棚(B)の間に沿って走行させる間に、注文伝票等に基づいて指示される物品取り出し情報に基づいて、複数種の物品をそれが収納された棚(B)から取り出して、各行き先に対応する容器に収納させることにより、複数種の物品の各行き先毎に仕分けるようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来構成によれば、各行き先毎の物品の種類や個数が多い場合には、一回の運用で処理する物品総量が多くなり、仕分け作業を効率良く行えるが、各行き先毎の物品の種類や個数が少ない場合には、一回の運用で処理する物品総量が少なくなり、作業効率が悪くなる不利がある。
そこで、一台の移動車に搭載可能な各行き先に対応する容器数を増やすようにして、作業効率の向上を図ることが考えられるが、移動車に搭載可能な各行き先に対応する容器の個数を多くすると、移動車が大型化する不利がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、各行き先毎の物品の種類や個数が少ない場合にも、効率良く仕分け作業が行えるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による物品仕分け設備は、物品収納部を備える移動車が、複数種の物品が同一種類毎に区分けされた状態で収納される棚に走行自在に設けられ、前記移動車には、前記物品収納部に対する前記棚からの物品取り出し情報を指示する指示手段と、その指示手段の指示を表示する表示手段とが設けられたものであって、その特徴構成は以下の通りである。
すなわち、前記移動車が、前記棚から取り出した物品を複数の行き先毎に仕分ける仕分け部に走行自在に構成され、前記物品収納部は複数個の物品を同一種類毎に区分けされた状態で収納するように構成され、前記指示手段は、前記棚ではそれからの物品取り出し位置及び取り出し総量の情報を同一種類の物品毎に指示し、且つ、前記仕分け部では前記物品収納部に収納された物品の行き先及び各行き先毎の仕分け数量の情報を指示するように構成され、その指示手段の指示に伴って、前記表示手段に、前記物品取り出し位置及び取り出し総量の情報と前記物品の行き先及び各行き先毎の仕分け数量の情報とが切り換え表示される点にある。
〔作 用〕
つまり、複数種の物品が収納される棚と、その棚から取り出した物品の仕分け部とを設けて、移動車が棚に走行するときには、物品取り出し位置及び取り出し総量の情報が同一種類の物品毎に指示手段により指示され、その指示が表示手段に表示される。
一方、仕分け部では、物品収納部に収納された物品の行き先及び行き先毎の仕分け数量の情報が指示手段により指示されると、表示手段の表示が、上記の物品取り出し位置及び取り出し総量の情報の表示から、物品収納部に収納された物品の行き先及び行き先毎の仕分け数量の情報の表示に切り換わる。
要するに、複数の行き先に対する物品を、予め種類毎に区分けして棚から取り出し、次に取り出された物品を各行き先毎に仕分けるようにするのである。
〔発明の効果〕
従って、各行き先毎の物品の種類や個数が少ない場合にも、一回の運用で処理する物品総量を多くして、効率の良い仕分け作業を行えるのである。
しかも、この仕分け作業においては、棚での指示手段による指示及び仕分け部での指示手段による指示の何れもが表示手段に統一的に表示され、更に、それらの指示が切り換え表示されるので、必要な情報が過不足なく統一的に表示されて、作業者が指示手段からの指示を的確に認識でき、作業を効率良く行えると共に、表示手段の大型化をも防止できる。
もって、仕分け作業の作業形態及び仕分け作業における情報の提示形態の両面において仕分け作業効率の向上を図り、各行き先毎の物品の種類や個数が少ない場合に便利に使用できる物品仕分け設備を得るに至った。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、物品仕分け設備には、物品収納部としての収納枠(1)(第5図参照)を備える移動車(A)と、複数種の物品を区分け状態で収納し、且つ、前記移動車(A)の走行路の長手方向に沿わせて並置される複数個の棚(B)と、その棚(B)から取り出した物品を出荷先毎に仕分ける仕分け部(C)とが設けられている。
前記仕分け部(C)には、前記棚(B)から取り出した物品を出荷先毎に仕分けて収納するための仕分け用容器(Z)の複数個が載置され、それら仕分け用容器(Z)の横側面には、出荷先に対応して予め付与された仕分け番号が表示されている。尚、第1図中、(26)は仕分け作業が完了した仕分け用容器(Z)を搬出するための出荷用コンベヤである。
第3図及び第4図に示すように、前記棚(B)は、それらの二個が物品取り出し面同士が互いに向かい合う状態となるように、前記移動車(A)の二台が同時に走行可能な間隔を隔てて左右両側に振り分け配置されている。つまり、互いに対向配置された二個の棚(B)の間が前記移動車(A)の走行路として使用されることになる。
第2図に示すように、前記各棚(B)は、その長手方向に沿って複数個に区画され、区画された各棚部分(2)の夫々に、上下四段の荷載置部が備えられ、そして、各荷載置部の夫々には、横方向に三種類の物品を収納できるようになっている。
尚、第2図中、(3)は前記各棚部分(2)における各荷載置部からの取り出し数量を表示するための取り出し数量表示器、(4)は何れの荷載置部に取り出すべき物品があるかを点灯表示する取り出し位置表示用ランプ、(5)は前記取り出し数量表示器(3)及び前記取り出し位置表示用ランプ(4)の作動チェック用のランプチェックスイッチである。そして、詳しくは後述するが、前記取り出し数量表示器(3)及び前記取り出し位置表示用ランプ(4)は、前記移動車(A)から伝達される情報に基づいて表示作動するように構成されている。又、(6)は前記各棚部分(2)の位置を識別するための情報として前記各棚部分(2)の夫々に対して予め付与された棚番号の情報を前記移動車(A)に伝達すると共に、前記移動車(A)と前記各棚部分(2)との間で各種情報交換するために設けられた光式の通信装置、(7)は前記識別情報や前記移動車(A)との間で授受される各種情報を互いに対向配置された左右両棚部分(2)の間で伝達するための光式通信装置である。
但し、第3図及び第4図に示すように、前記棚側の通信装置(6)は、前記各棚部分(2)に対応して各一個が、棚部分(2)の下方側箇所に設けられ、前記棚間の通信装置(7)は前記棚(B)に対して各一個が設けられている。尚、図中、(8)は前記棚側の通信装置(6)との間で通信するための移動車側の光式通信装置であって、前記移動車(A)の走行方向に対して右側に位置する棚(B)との間でのみ通信できるように、前記移動車(A)の右側にのみ設けられている。そして、前記各通信装置(6),(7),(8)は、同構成のものが使用されることになる。
第5図に示すように、前記移動車(A)は、前後両端部の夫々に左右一対配置される逆転輪(9)と操縦用の把手部(10)とを備え、いわゆる手押し台車式に構成されている。
前記把手部(10)の近くには、物品取り出し情報を指示する設定盤兼用の表示板(11)が設けられている。
前記収納枠(1)は、上下三段の棚部を備え、各棚部には、車体前後方向に物品収納用容器(12)の二個を収納できるようになっている。尚、各容器(12)は前記棚(B)から取り出した物品を同一種類毎に区分けした状態で収納させることになるが、仕分け物品の行き先としての出荷先の夫々に対応する状態で収納させることもできるようになっている。
尚、第5図中、(13)は前記各容器(12)に収納する物品の数量を容器毎に表示する数量表示器であって、前記容器(12)に対して各一個が設けられている。
但し、詳しくは後述するが、前記表示器(13)は、前記棚(B)から物品を取り出すときには、取り出した物品を収納する容器(12)に対応するものに取り出し総量を表示させることになり、前記仕分け部(C)で各行き先毎に仕分けるときには、各容器(12)から取り出す個数つまり仕分け数量を表示させることになる。
前記表示盤(11)について説明すれば、第6図(イ),(ロ),(ハ)に示すように、その表示状態を異なる三状態に切り換え自在な表示部(14)を備えている。
つまり、前記棚(B)のレイアウトに対応した状態で、且つ、物品が収納される棚部分(2)に対応する箇所のみが点灯する状態で、作業番号と全棚部分(2)とを同時に図形表示する棚部分位置表示状態(第6図(イ)参照)と、その棚部分位置表示状態において選択指示された一つの棚部分内で取り出し物品がある荷載置部のみが点灯する状態で、前記作業番号、前記各棚部分(2)に対応して予め付与された棚部分識別用の棚番号、及び、前記荷載置部からの取り出し総量の夫々を表示すると共に、一つの棚部分(2)をその荷載置部のレイアウトに対応した状態で物品取り出し位置を図形表示する物品表示状態(同6図(ロ)参照)と、前記仕分け部(C)において前記物品収納部(1)に収納された各容器(12)に収納された物品の仕分け先のみが点灯する状態で、前記作業番号、及び、前記仕分け先番号を表示すると共に、前記仕分け部(C)のレイアウトに対応した状態で図形表示する仕分け表示状態(第6図(ハ)参照)とに切り換え自在に構成されている。尚、前記表示部(14)はEL素子や液晶等を利用していわゆるフラットパネル状に形成されている。
そして、前記棚部分位置表示状態においては、矢印記号(15)で前記移動車(A)の現在位置及び走行方向を同時に表示すると共に、その矢印記号(15)は表示されている位置の棚部分(2)に収納物品がある場合には、点灯状態にある棚部分(2)に対応する箇所を点灯状態から点滅状態に切り換えて、物品収集作業があることを表示させるようになっている。
又、前記物品表示状態においては、表示された各荷載置部のうちの左上から右下に向かって順次物品取り出し作業を行うように、点灯状態にある荷載置部のうちで最左上に位置する物品取り出し作業が未完了のものを点滅表示させるようにしてある。尚、物品取り出し作業が完了した荷載置部及び棚部分は、夫々点滅状態又は点灯状態から消灯状態に切り換えられることになる。
同様に、前記仕分け表示状態においては、点灯表示された仕分け先のうちの一つが点滅状態に切り換えられて、点滅状態にある仕分け先番号が表示されると共に、仕分けるべき物品が収納された容器(12)夫々の数量表示器(13)に仕分け数量が表示されることになる。
つまり、前記棚部分表示状態において、前記移動車側の通信装置(8)が受信した識別情報が収集物品が収納された棚部分(2)に対応するものである場合には、前記表示部(14)に表示された棚部分(2)のうちの前記識別情報に対応する部分を点灯状態から点滅状態に表示状態を切り換えて、前記移動車(A)が現在位置する箇所の棚部分(2)に収集すべき物品が収納されていることを指示させると共に、前記受信した識別情報に基づいて、前記移動車(A)の現在位置を判別して、前記表示部(14)上の移動車位置を示す矢印記号(15)を、現在位置する棚部分(2)に対応した箇所に移動させるのである。
前記棚部分表示状態における前記矢印記号(15)による前記移動車(A)の走行方向の表示について説明を加えれば、前記移動車側の通信装置(8)によって受信される前記棚番号の情報を利用して、前記棚(B)に対する前記移動車(A)の向きを判別させるようにしている。
つまり、前記移動車側の通信装置(8)は、前記移動車(A)の右側にのみ設けられていることから、例えば、前記棚側の通信装置(6)から送信される前記移動車(A)に対して右側に位置する棚部分(2)の棚番号と、予め記憶された前記棚部分(2)のレイアウト情報とに基づいて前記移動車(A)の棚(B)に対する走行方向を判別させて、前記矢印記号(15)の表示方向を制御することになる。
尚、第6図中、(16)は誤操作時等に警報作動させるブザー(17)(第7図参照)の作動を停止させるための警報解除用押しボタン、(18)は前記表示盤(11)等の各部に作動用電力を供給するバッテリー(図示せず)の電圧が所定値以下に低下するに伴って点灯するバッテリー低下表示用警報ランプ、(19)は各表示灯や前記表示盤(11)が正常に作動するか否かをチェックするための押しボタン式のランプチェックスイッチ、(20)は作業員の休憩等による作業中断を指示するための作業中断スイッチ、(21)は取り出すべき物品が欠品しているような場合にはその荷載置部や棚部分(2)での作業をパスすることを指示するための作業パススイッチ、(22)は作業完了や作業終了を指示するための作業完了スイッチ、(23),(24)は前記移動車(A)に対して左右何れの側に位置する棚部分(2)に物品収集作業があるかを指示するための照光式棚方向指示スイッチであって、矢印状の記号を用いて作業がある棚方向を点灯表示するようになっている。但し、左右両方ともに物品取り出し作業がある場合には、両方とも点灯するようになっている。
従って、作業員は、前記棚方向指示スイッチ(23),(24)の両方が点灯している場合には、何れか先に作業を行う側のスイッチを押し操作して、作業を行う棚方向を選択指示することになる。そして、点灯状態にある前記棚方向指示スイッチ(23),(24)の一方を押し操作するに伴って、前記表示部(14)は棚部分表示状態から物品表示状態に切り換えられることになる。
又、前記表示盤(11)には、前記表示部(14)の表示状態が前記棚部分表示状態又は物品表示状態にあって前記棚(B)からの物品取り出し作業を行う状態にあることを点灯表示するピッキング作業表示灯(38)と、前記表示部(14)の表示状態が前記仕分け表示状態にあって前記仕分け部(C)において仕分け作業を行う状態にあることを点灯表示する仕分け作業表示灯(39)と、それらピッキング作業表示状態と仕分け作業表示状態とを切り換えるための押しボタン式の切り換えスイッチ(40)とが設けられている。
つまり、前記棚(B)における物品取り出し作業がすべて完了して前記切り換えスイッチ(40)を押し操作すると、前記表示部(14)が前記仕分け表示状態に切り換えられて、前記仕分け部(C)における仕分け作業を開始することになる。但し、前記物品取り出し作業が未完了の状態で前記切り換えスイッチ(40)を押し操作した場合には、前記警報ブザー(17)を作動させて、物品取り出し作業が未完了であることを報知させるようにしてある。
次に、前記棚(B)からの物品取り出し作業について説明する。
第1図に示すように、作業員は、空容器積み込み箇所(D)において空の容器(12)を前記移動車(A)の収納枠(1)に積み込んだ後、作業データ受取箇所(F)で前記棚(B)からの物品取り出し情報及び前記仕分け部(C)での仕分け作業情報とからなる作業データを記憶する記憶手段としてのICカード(25)により、前記移動車(A)に作業データを入力することになる。作業データを入力した後は、前記作業データに基づいて前記表示部(11)には取り出し作業のある棚部分(2)が表示されるので、作業員はその表示情報に基づいて前記移動車(A)を前記棚(B)の間に沿って走行させながら、前記表示器(14)に表示される物品取り出し情報の指示情報に基づいて前記棚部分(2)から物品を取り出し、取り出した物品を数量表示器(13)が点灯している容器(12)に収納する作業を行うことになる。全ての物品取り出し作業が完了すると、前記仕分け部(C)に走行して、指示される仕分け情報に基づいて前記容器(12)に収納した物品を行き先毎に仕分けることになる。
前記作業データについて説明を加えれば、前記仕分け部(C)に載置した仕分け用容器(Z)の番号、その番号の仕分け容器(Z)に仕分ける物品が収納された棚部分(2)の棚番号と仕分け数量、及び、前記棚(B)から取り出した物品を収納する移動車側の容器(12)の搭載位置の夫々を対応させる状態で作成されることになる。そして、各棚部分(2)では、複数個の行き先で共通する同一種類の物品の総量に基づいて前記棚側の数量表示器(3)及び前記移動車側の数量表示器(13)に夫々に取り出し総量を表示させることになり、前記仕分け部(C)では、仕分け番号とその仕分け番号に対応する物品が収納された容器(12)の収納位置と仕分け数量との記憶情報に基づいて、各仕分け番号に対応して仕分けるべき物品が収納されている容器(12)に対応する表示器(13)に仕分け数量を表示させることになる。
ところで、第3図及び第4図に示すように、前記移動車側の通信装置(8)は、前記移動車(A)の右側に設けられていることから、前記移動車(A)は、移動車(A)に対して右側に位置する状態となる棚側の通信装置(6)との間でのみ通信するように、前記棚(B)の間を走行方向に対して右寄りの状態で前記棚(B)の長手方向に沿って一端側から他端側に向けて走行させることになるが、他端側から一端側に向けて逆行する状態で走行させることもできるようにするために、前記棚側の通信装置(6)は、左右両棚部分(2)の夫々に設けられている。
尚、同じ走行路内において複数台の移動車(A)を同時に走行させる場合には、先行する移動車(A)を後方側の移動車(A)が追い越すことはできるが、前述の如く、移動車(A)に対して右側に位置する棚側の通信装置(6)を用いて情報交換するように構成され、且つ、その右側に位置する棚側の通信装置(6)に対して左側に位置する棚部分(2)に対する情報交換を、前記棚間通信装置(7)を用いて行わせるように構成されていることから、移動車(A)の走行方向に拘わらず、二台の移動車(A)が同じ走行路内において横方向に並ぶ状態で同時に作業を行うことはできないようになっている。
次に、第7図に示すブロック図に基づいて、制御構成を述べながら、前記棚(B)からの物品取り出し作業、及び、前記仕分け部(C)での仕分け作業の手順について説明する。
設備全体の運行を管理するホストコントローラ(27)が設けられ、そのホストコントローラ(27)に客先等から発行される注文書(28)の内容が入力され、その注文書(28)の内容に合わせて発注書(29)が作成され、その発注書(29)の内容に合わせて物品の購入が行われて、同一種類毎に区分けされた状態で前記棚(B)に収納されることになる。
前記ホストコントローラ(27)は、前記発注書(29)や前記入庫データ(30)の内容に基づいて各種物品の在庫管理を行いながら、事前に入力された注文書(28)の内容に基づいて、取り出すべき物品が収納されている棚部分(2)の位置を示す棚番号情報、その棚部分(2)から取り出す物品の種類と数量、取り出した物品の仕分け先に対応する前記仕分け用容器(Z)の番号、及び、仕分け数量とからなる物品収集及び仕分け用の作業データを作成し、その作業データを作業コントローラ(31)に出力するように構成されている。
但し、前記作業データは、一台の移動車(A)による作業量毎に区分けでき、且つ、移動車(A)に搭載される各容器(12)の夫々に収納すべき物品の種類及びその総量を、各容器毎に判別できる状態で形成されることになる。
前記作業コントローラ(31)は、前記移動車(A)に備えさせた移動車コントローラ(32)と前記作業データ等の各種情報を交換しながら、物品収集及び仕分け作業の運行を総合的に管理するように構成されている。
前記作業コントローラ(31)と前記移動車コントローラ(32)との間での情報交換は、読み書き制御用のコントローラ(25A)、ROM(25B)、及び、RAM(25C)を備える前記ICカード(25)を、作業データを記憶する記憶手段として利用しながら行われるものであって、前記ICカード(25)に作業データを書き込むカードライター(33a)と書き込まれた作業データを読み取るカードリーダー(33b)とが、前記作業コントローラ(31)に付設され、そして、読み取り用のカードリーダー(34a)と書き込み用のカードライター(34b)とが、前記移動車コントローラ(32)に付設されている。
尚、第7図中、(35)は前記仕分け部(C)において仕分け用容器(Z)の夫々に対して各別に添付する物品伝票を作成するプリンターであって、前記カードライター(33a)の作動に連動して作動することになる。但し、前記物品伝票は仕分け作業後において検品のために利用されるものであって、前記仕分け部(C)に仕分け用容器(Z)を用意するときに、予めその容器番号に対応して投入しておくことになる。
又、図中、(36)は、前記棚側通信装置(6)及び前記棚間通信装置(7)を介して前記移動車側の通信装置(8)との間で授受される情報に基づいて、前記各棚部分(2)に付設された取り出し数量表示器83)及び前記取り出し位置表示ランプ(4)の作動を制御する棚コントローラであって、前記各棚部分(2)の夫々に対応して各一個が設けられている。
前記移動車コントローラ(32)は、前記ICカード(25)に記憶された作業データ、前記棚(B)に収納された物品の記憶情報、及び、各棚部分(2)を識別する棚識別情報に基づいて、前記移動車(A)を走行させる棚部分(2)の識別情報、前記移動車(A)が走行した棚部分(2)からの物品取り出し情報、取り出した物品を収納する容器(12)やそれへの取り出し量、仕分け先の識別情報、及び、仕分け数量の夫々を判別して、それら情報を前記表示盤(11)や前記数量表示器(13)に出力するように構成されている。
但し、前記移動車コントローラ(32)は、マイクロコンピュータを利用して構成されるものであって、詳述はしないが、読み書き自在なメモリ(37)を備え、前記ICカード(25)が移動車側に装着された状態において前記ICカード(25)の記憶情報を前記メモリ(37)に転送することになる。そして、そのメモリ(37)に転送された情報に基づいて、前記各種情報を判別すると共に、前記表示盤(11)や前記通信装置(8)に対する出力処理を実行することになる。
つまり、前記移動車コントローラ(32)を利用して、前記棚(B)からの物品取り出し情報、及び、前記仕分け部(C)における仕分け情報を指示する指示手段(100)が構成されることになる。
先ず、前記棚(B)から収納されている物品を取り出すための物品収集作業について説明する。
前記各棚部分(2)の夫々には何れの棚部分(2)であるかの識別情報として棚番号が予め付与されているので、前記ICカード(25)に収集物品が収納されている棚部分(2)の棚番号を記憶させておくと共に、前記棚側の通信装置(6)からその棚部分(2)とその棚部分(2)に対向配置される棚部分(2)の両方の識別情報を、前述の如く、常時送信する状態に維持させておくことになる(第3図及び第4図参照)。
そして、前記移動車(A)が前記棚側通信装置(6)に対する設定通信範囲内に接近して、前記移動車側の通信装置(8)が前記棚側通信装置(6)から送信される識別情報を受信すると、前記移動車コントローラ(32)によってその受信情報と前記ICカード(25)の記憶情報とを照合させることにより、受信した識別情報が収集物品が収納された棚部分(2)に対応するものであるか否かを判別させることになる。
受信した識別情報が収集物品が収納された棚部分(2)に対応するものであることを判別した場合には、前述の如く、前記表示部(14)において点灯状態にあり、且つ、前記移動車(A)が現在位置している棚部分(2)に対応する表示箇所を点滅状態に切り換えると共に、前記棚方向指示スイッチ(23),(24)のうちの作業のある棚方向に対応する側を点灯させて、前記移動車(A)が現在位置する棚部分(2)に物品収集作業があることを指示させることになる。
但し、前記棚側通信装置(6)及び前記移動車側通信装置(8)夫々の移動車後方側での通信可能範囲を小さくして、前記点滅状態にある作業未完了の棚部分(2)を通り過ぎた場合や、一つの棚部分(2)での作業継続中に誤って移動車(A)を走行させた場合には、前記警報ブザー(17)を作動させて、作業員に注意を促すようにしてある。尚、前記移動車(A)を元の位置に復帰走行させて再び通信可能状態に復帰すると、前記ブザー(17)の作動を停止させることになる。
そして、前記棚方向指示スイッチ(23),(24)のうちの点灯状態にあるものの一方が押し操作されるに伴って、前述の如く、前記表示部(14)の表示状態を棚部分表示状態から物品表示状態に切り換えると共に、前記各通信装置(6),(7),(8)によって前記移動車コントローラ(32)から各棚部分(2)に対応して設けられている棚コントローラ(36)に対して前記取り出し数量表示器(3)に取り出し総量を表示し、且つ、点滅状態にある荷載置部に対応する取り出し位置表示ランプ(4)を点灯させるための指令を送信させることになる。
つまり、作業員は、取り出し位置表示ランプ(4)が点灯している荷載置部から前記取り出し数量表示器(3)に表示されている数量を取り出して、取り出した物品を、前記移動車(A)に搭載されている容器(12)のうちの表示器(13)が点灯している容器(12)に収納することになる。
そして、物品取り出し作業がある棚部分(2)全てに対する作業が完了して、前記切り換えスイッチ(40)を押し操作すると、前記表示部(14)の表示状態が、前記棚部分表示状態又は物品表示状態から、前記仕分け表示状態に切り換えられることになる。尚、この切り換え操作に連動して、前記ピッキング作業表示灯(38)が消灯し且つ前記仕分け作業表示灯(39)が点灯することになる。
前記表示部(14)の表示状態が仕分け表示状態に切り換えられると、作業員は移動車(A)を前記仕分け部(C)に走行させて、仕分け作業を開始することになる。
但し、作業未完了の棚部分(2)がある状態で前記切り換えスイッチ(40)が押し操作された場合には、前述の如く、前記ブザー(17)を作動させて誤操作であることを報知させることになる。
次に、前記仕分け部(C)での仕分け作業について説明する。
前記表示部(14)には、前述の如く、仕分け作業がある仕分け容器(Z)の位置が点灯状態で表示され、且つ、最も小さい番号に対応する箇所が点滅状態で表示され、且つ、その仕分け番号が表示され、そして、前記移動車(A)に搭載された容器(12)のうちで、表示された仕分け番号に対応する物品が収納された容器(12)の表示器(13)には、その仕分け番号に対応する取り出し数量つまり仕分け数量が表示されることになる。
従って、作業員は、前記表示部(14)に表示される仕分け番号と前記仕分け用容器(Z)に表示されている番号とを照合することにより、何れの容器(Z)に仕分け作業があるかを確認し、そして、前記表示器(13)に数量が表示されている容器(12)の夫々から表示されている数量を取り出して前記仕分け用容器(Z)に収納することにより、一つの行き先に対する仕分け作業を完了することになる。
そして、一つの行き先に対する仕分け作業が完了するに伴って、前記作業完了スイッチ(22)を押し操作すると、作業が完了した行き先に対応する表示部分が消灯されて、次の行き先に対応する表示部分が点滅状態に切り換えられることになる。
全ての行き先に対する仕分け作業が完了して前記作業完了スイッチ(22)が押し操作されると、前記メモリ(37)に記憶されている作業データを前記ICカード(25)に転送して、作業終了情報や作業パスした物品等の情報を書き込むことになる。つまり、詳述はしないが、作業完了に伴って、前記ICカード(25)に書き込まれた情報は、前記容器(12),(Z)に収納した物品の検品や欠品の補充のための情報として利用されることになる。
尚、次の作業がある場合には、前記移動車(A)を再度前記作業データ受取箇所(F)に走行させて、次の作業データを入力することになる。
次に、第8図に示すフローチャートに基づいて、前記移動車コントローラ(32)の動作について説明しながら、前記移動車(A)の運行について説明を加える。
電源が投入されて前記移動車(A)の使用が開始されるに伴って、先ず、ランプチェックの処理を実行し、その後、セットされたICカード(25)の情報を読み込む作業データ読み込み処理が実行される。
情報読み込み後は、前述の如く、前記棚全体のレイアウトを表示すると共に、作業のある棚部分(2)に対応する箇所を点灯表示することになる。
その後、前記移動車側の通信装置(8)の受信情報に基づいて、前記移動車(A)が現在位置している棚部分(2)の棚番号を判別し、そして、その棚番号の情報に基づいて、前記移動車(A)の現在位置及び走行方向を前記矢印記号(15)によって表示し、且つ、受信した棚番号が作業のある棚番号であるか否かを判別して、作業のある棚番号である場合には、その棚番号に対応する表示部分を点滅状態に切り換えると共に、作業のある棚方向に対応する棚方向指示スイッチ(23),(24)を点灯させることになる。
次に、前記点灯状態にある棚方向指示スイッチ(23),(24)が押し操作されたか否かを判別し、押されていない場合には、棚番号の受信状態を継続しているか否かを判別し、受信していない場合には、前記ブザー(17)を作動させて警報する処理を実行することになる。
但し、前記作業パススイッチ(21)が押された場合には、その棚部分(2)における作業がパスされたと判断して、点滅状態にある表示部分を点灯状態に復帰させることになる。
前記棚方向指示スイッチ(23),(24)のうちの点灯状態にあるものが押し操作された場合には、前述の如く、前記表示部(11)を棚部分表示状態から物品表示状態に切り換えて、作業がある荷載置部を点灯表示すると共に、最も左上に位置する作業未完了の荷載置部を点滅表示させ、且つ、それからの取り出し数量を表示することになる。尚、この物品表示状態への切り換えに連動して、取り出した物品を何れの容器(12)に収納するかを指示するために、物品収納情報に基づいて前記収納枠(1)の数量表示器(13)のうちの取り出し物品を収納する容器(12)に対応するものに収納数量つまり前記点滅表示状態にある荷載置部からの取り出し総量を表示させることになる。
又、この物品表示状態への切り換えに連動して、前記棚コントローラ(36)にも取り出すべき物品が収納されている荷載置部の位置情報とそれからの取り出し数量の情報とを送信して、前記棚側の数量表示器(3)に取り出し総量を表示させると共に、対応する荷載置部の取り出し位置表示用ランプ(4)を点灯させることになる。
但し、この物品表示状態において前記作業パススイッチ(21)が押し操作された場合には、前記棚部分表示状態において前記作業パススイッチ(21)が押し操作された場合と同様にして、点滅状態にある荷載置部での作業がパスされたと判断して、次の荷載置部における物品取り出し作業を指示させることになる。又、この物品取り出し作業を行っている間にも、前記棚側の通信装置(6)に対する受信状態を監視させて、受信継続状態が途切れた場合には、警報作動させて作業員に注意を促すことになる。つまり、作業員が作業未完了のままで移動車(A)を移動させると警報して、物品取り出し作業が完了していないことを指示させるようにしているのである。
一つの荷載置部からの物品取り出し作業が完了して、前記作業完了スイッチ(22)が押し操作されると、残作業があるか否かを判別し、残作業がある場合には、棚側の表示を消去するように前記棚コントローラ(36)に指令すると共に、作業が完了した荷載置部及びその取り出し数量の表示を消去して、次の荷載置部の位置及び取り出し数量を表示させることになる。
尚、前記棚コントローラ(36)に指令する取り出し数量は、前記作業データとして記憶された各行き先毎の同一物品の仕分け数量の総和を取り出し総量として指示することになる。
残作業が無い場合、つまり、一つの棚部分(2)における物品取り出し作業が完了している場合には、他の棚部分(2)に残作業があるか否かを判別し、残作業がある場合には、棚側の表示を消去するように前記棚コントローラ(36)に指令すると共に、作業が完了した棚部分(2)表示を消去して、前記棚部分表示状態に復帰させて、次の棚部分(2)における物品取り出し作業の待機状態に復帰させることになる。
全部の棚部分(2)からの物品取り出し作業が完了している場合には、前記表示を消去して物品収集作業を終了することになる。
そして、物品収集作業が終了した状態で、前記切り換えスイッチ(40)が押し操作されると、前述の如く、前記ピッキング作業表示灯(38)を消灯して前記仕分け作業表示灯(39)を点灯すると共に、前記表示部(14)を仕分け表示状態に切り換えることになる。
仕分け表示状態に切り換えられた後は、作業員が前記移動車(A)を前記仕分け部(C)に走行させて、仕分け作業を開始することになる。
次に、前記仕分け作業における前記移動車コントローラ(32)の動作について説明する。
前記表示部(14)には、仕分け作業がある仕分け用容器(Z)の位置が点灯状態で表示され、且つ、最初の仕分け作業を行うべき位置を点滅表示すると共に、その仕分け番号を表示し、且つ、その点滅表示されている容器(Z)に対して仕分け作業がある容器(12)に対応する数量表示器(13)の全てに、それから取り出して前記仕分け用容器(Z)に仕分ける仕分け数量を表示させ、前記作業完了スイッチ(22)又は前記作業パススイッチ(21)が押し操作されるまで待機することになる(第6図R>図(ハ)参照)。
作業員は、前記表示部(14)に表示された仕分け番号及びその位置と前記仕分け用容器(Z)に表示された番号とを照合して、仕分け作業のある容器位置を確認して、前記数量表示器(13)が点灯している容器(12)から指示された仕分け用容器(Z)に表示されている数量を取り出して収納することになる。
点滅表示されている仕分け用容器(Z)に対する仕分け作業が完了して、前記作業完了スイッチ(22)が押し操作されると、点滅状態にある表示部分を消灯して、残作業があるか否かを判別する。
残作業がある場合には、次の仕分け番号に対応する点灯表示部分を点滅表示に切り換えると共に、その仕分け番号を表示し、且つ、仕分けるべき物品が収納されている容器(12)に対応する前記数量表示器(13)に仕分け数量を表示させることになる。
但し、前記作業パススイッチ(21)が押し操作された場合には、点滅している表示部分を点灯状態に復帰させることになる。
残作業がない場合、つまり、仕分け作業が完了した場合には、全表示を消去して仕分け作業を終了することになる。
尚、仕分け作業が終了するに伴って、前記メモリ(37)に記憶されている作業データを前記ICカード(25)に転送して、作業終了情報や作業パスした物品や仕分け番号等の情報を書き込むことになる。
つまり、詳述はしないが、物品取り出し作業及び仕分け作業が完了するに伴って前記ICカード(25)に書き込まれた情報は、前記物品取り出し用の容器(12)や仕分け用容器(Z)に収納した物品の検品や欠品の補充のための情報として利用されることになる。
尚、出荷先数は少ないが、一つの出荷先に仕分ける物品の種類や個数が多い場合には、前記収納枠(1)に前記仕分け用容器(Z)を直接収納させて、前記物品取り出し作業と仕分け作業とを同時に行わせることもできる。但し、その場合には、前記棚側の数量表示器(3)には取り出し総量を表示させ、容器側の数量表示器(13)には、その容器(12)に対する仕分け数量が表示させることになる。従って、表示盤(11)及び数量表示器(13)は、指示手段(100)の指示を表示する表示手段(W)として機能する。
〔別実施例〕
上記実施例では、移動車(A)を手押し台車式の構成した場合を例示したが、電動式の推進車輪を備えさせる等、具体構成は各種変更できる。
又、上記実施例では、容器(12)を用いて物品収集させる場合を例示したが、収納枠(1)に直接収集させるようにしてもよい。
又、上記実施例では、物品取り出し情報を移動車側と棚側との両方で指示できるようにした場合を例示したが、移動車側のみで指示させるようにしてもよい。
又、物品収集及び仕分け作業用の作業データを移動車側に伝達するためにICカード(25)を用いる構成に代えて、前記作業コントローラ(31)と移動車コントローラ(32)との間で通信により伝達させる等、作業データを授受するための具体構成は各種変更できる。
又、左右両側の棚間での通信は、各棚部分(2)と移動車(A)とを直接通信させる形態で実施してもよい。
その他、本発明を実施する上で必要となる各部の具体構成も各種変更できる。ちなみに、前記表示盤(11)に棚(B)や棚部分(2)を図形表示する代わりに、棚(B)や棚部分(2)及び仕分け先に対応する個数分のランプを設けて、対応するランプを点灯させたり点滅させるようにしてもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る物品仕分け設備の実施例を示し、第1図1図は物品仕分け設備の概略構成を示す図面、第2図は棚の正面図、第3図は同平面図、第4図は同側面図、第5図5図は移動車の側面図、第6図(イ),(ロ),(ハ)は表示盤の表示状態の説明図、第7図は制御構成のブロック図、第8図は制御作動のフローチャートである。第9図9図は従来例の説明図である。
(A)……移動車、(B)……棚、(C)……仕分け部、(W)……表示手段、(1)……物品収納部、(100)……指示手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】物品収納部(1)を備える移動車(A)が、複数種の物品が同一種類毎に区分けされた状態で収納される棚(B)に走行自在に設けられ、前記移動車(A)には、前記物品収納部(1)に対する前記棚(B)からの物品取り出し情報を指示する指示手段(100)と、その指示手段(100)の指示を表示する表示手段(W)とが設けられた物品仕分け設備であって、前記移動車(A)が、前記棚(B)から取り出した物品を複数の行き先毎に仕分ける仕分け部(C)に走行自在に構成され、前記物品収納部(1)は複数個の物品を同一種類毎に区分けされた状態で収納するように構成され、前記指示手段(100)は、前記棚(B)ではそれからの物品取り出し位置及び取り出し総量の情報を同一種類の物品毎に指示し、且つ、前記仕分け部(C)では前記物品収納部(1)に収納された物品の行き先及び各行き先毎の仕分け数量の情報を指示するように構成され、その指示手段(100)の指示に伴って、前記表示手段(W)に、前記物品取り出し位置及び取り出し総量の情報と前記物品の行き先及び各行き先毎の仕分け数量の情報とが切り換え表示される物品仕分け設備。

【第1図】
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【第2図】
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【第4図】
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【第3図】
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【第5図】
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【第9図】
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【第6図】
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【第7図】
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【第8図】
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【特許番号】第2678787号
【登録日】平成9年(1997)8月1日
【発行日】平成9年(1997)11月17日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平1−64707
【出願日】平成1年(1989)3月15日
【公開番号】特開平2−243402
【公開日】平成2年(1990)9月27日
【出願人】(999999999)株式会社ダイフク
【参考文献】
【文献】特開 平1−285511(JP,A)
【文献】特開 昭63−310402(JP,A)