説明

物流機器の操作教育システム

【課題】シミュレーションによる教育でありながら、実機に近い操作環境で物流機器の操作を教育する。
【解決手段】表示装置105を備えるコンピュータ104を用い、対象者からの入力に基づき物流機器の動作を表示装置105に模式的に表示させ、物流機器の操作方法を対象者に教育する物流機器の操作教育システム100であって、物流機器を操作する操作端末203と同じ形状の操作筐体110と、操作筐体110に設けられ、物流機器を操作する操作端末203と同じに配列される操作釦102と、操作釦102を操作することにより釦信号を発信する釦信号発信手段112と、釦信号に基づき物流機器の動作をシミュレートするシミュレート手段142とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、物流機器の操作を対象者に教育するシステムに関し、特に、対象者に実機に近い操作を体験させて教育することのできる物流機器の操作教育システムに関する。
【背景技術】
【0002】
有軌道台車や無軌道の搬送台車などの物流機器を操作する場合、専用の操作端末を利用して台車の動きを制御することがある。また、全自動で動作する物流機器であっても、物流機器の動きをティーチングしたり、トラブルが発生した際のリカバリーとして操作端末を利用して直接物流機器を操作する場合がある(特許文献1参照)。
【0003】
このように、専用の操作端末を用い、物流機器を手動で操作する場合があるため、操作者に対しては、物流機器の操作技術を習得してもらう必要がある。従来、このような操作技術を習得する一つの方法として、実機を使用しながら物流機器の操作を教育する方法が採用されている。
【0004】
このような操作教育方法では、物流機器の設備や搬送対象である荷物の受け渡し装置が完成した後から教育を始めなければならず、工場の正常に稼働させるまでの期間が長引く要因となる場合がある。また、操作者が替わった場合など、物流機器が既に稼働しているため、工場の通常操業時間外に教育するなど実機を使用して教育する機会が少ない場合もある。
【0005】
そこで、操作技術を習得させるための他の操作教育方法として物流機器のシミュレートを行うことができるコンピュータを用い、物流機器の操作技術を教育することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2000−153905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、コンピュータを用いたシミュレーションで操作技術を習得しようとする場合、コンピュータに付属するキーボードやマウスからの入力信号に基づいてシミュレーションを行うと、具体的な操作(例えば操作順序や操作位置など)が実機と異なるため実践的な感覚が身に付きにくいとの問題がある。
【0008】
本願発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、汎用のコンピュータに用いることができるにもかかわらず、実際の物流機器に用いられる操作端末と同じ操作感覚で物流機器の操作技術を教育することができる操作教育システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本願発明にかかる物流機器の操作教育システムは、表示装置を備えるコンピュータを用い、対象者からの入力に基づき物流機器の動作を前記表示装置に模式的に表示させ、物流機器の操作方法を対象者に教育する物流機器の操作教育システムであって、物流機器を操作する操作端末と同じ形状の操作筐体と、前記操作筐体に設けられ、前記物流機器を操作する操作端末と同じに配列される操作釦と、前記操作釦を操作することにより釦信号を発信する釦信号発信手段と、前記釦信号に基づき物流機器の動作をシミュレートするシミュレート手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
これにより、コンピュータを用いてシミュレーションを行い、物流機器の操作技術を教育するにもかかわらず、実際の物流機器と同じ操作感覚で教育を進めることができるため、実践的な感覚が身に付きやすい効果的な教育システムを提供することが可能となる。
【0011】
さらに、前記釦信号を、前記コンピュータがキーボードから発信される信号として認識する鍵信号に変換する変換手段を備えてもよい。
【0012】
これにより、キーボードが標準で付属するような汎用的なコンピュータを用いた場合でも、実機と同じような感覚で教育を進めることが可能となる。
【0013】
前記操作筐体には、前記釦信号発信手段と、前記コンピュータに着脱可能であって、前記釦信号発信手段と前記コンピュータとを結ぶ通信ケーブルとが設けられてもよい。
【0014】
これにより、容易に操作筐体とコンピュータとを接続することができ、汎用的なコンピュータに対しても簡便に操作教育システムを構築することが可能となる。
【0015】
さらに、前記操作筐体に備えられ、前記釦信号発信手段から発信される釦信号を無線送信する無線送信手段と、前記無線送信手段が送信する釦信号を前記コンピュータに中継する中継装置とを備え、前記中継装置は、前記無線送信手段が送信する釦信号を受信する受信手段と、前記コンピュータに着脱可能であって、前記受信手段と前記コンピュータとを結ぶ通信ケーブルとを備えられてもよい。
【0016】
これにより、汎用的なコンピュータに対して容易に操作教育システムを構築することが可能となり、また、操作筐体に備えられる操作釦を操作する際の姿勢の自由度が向上するため、自由度の高い教育を進めることが可能となる。
【発明の効果】
【0017】
汎用のコンピュータに用いることができるにもかかわらず、実際の物流機器に用いられる操作端末と同じ操作感覚で物流機器の操作技術を教育することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】物流機器の操作教育システムを模式的に示す外観図である。
【図2】疑似操作端末を機能的に示すブロック図である。
【図3】中継装置103の機能部を示すブロック図である。
【図4】コンピュータを機能的に示すブロック図である。
【図5】実機である物流機器の一部を示す斜視図である。
【図6】操作教育実施時の表示装置105に表示される画像を示す図である。
【図7】物流機器の操作教育システムの別例を模式的に示す外観図である。
【図8】疑似操作端末の別例を機能的に示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、本願発明にかかる物流機器の操作教育システムの実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0020】
一方、実際の物流機器に用いられる操作端末からの信号をコンピュータで受信させ、当該信号に基づきシミュレートを行うことも考えられるが、実機に用いられる操作端末は、送信する信号の仕様が特殊な場合があり、コンピュータに当該信号を処理させるには特殊なインターフェースやプログラムが必要となる場合がある。また、操作端末が高価であるため、操作教育システム全体が高価となり、多くの操作者に同時に教育することが困難な場合もある。
【0021】
図1は、物流機器の操作教育システムを模式的に示す外観図である。
【0022】
同図に示すように、操作教育システム100は、表示装置105を備えるコンピュータ104を用い、対象者からの入力に基づき実機である物流機器の動作を表示装置105に模式的に表示させ、物流機器の操作方法を対象者に教育するシステムであって、疑似操作端末101と、操作釦102と、中継装置103と、コンピュータ104と、表示装置105と、通信ケーブル106とを備えている。
【0023】
コンピュータ104は、プログラムを保持し、当該プログラムの一部を適宜取り出し、取り出されたプログラムの一部に従って外部からの入力信号などを演算し、結果を表示装置に出力する装置である。
【0024】
表示装置105は、コンピュータ104からの信号に基づき画像やアニメーション、動画を表示する装置である。
【0025】
疑似操作端末101は、実機である物流機器に用いられる操作端末と、外観形状がそっくりで、操作態様もそっくりな機器であって、操作筐体110と、操作釦102と、液晶表示装置111とを備え、さらに、釦信号発信手段112(図示せず)と、無線送信手段113(図示せず)とを操作筐体110の内部に備えている。
【0026】
操作筐体110は、物流機器200を操作する操作端末(後述)と同じ形状の筐体である。本実施の形態の場合、操作筐体110は、実機である操作端末に用いられる筐体とまったく同じ筐体が採用されている。
【0027】
操作釦102は、操作筐体110に設けられ、実機である物流機器を操作する操作端末と同じに配列される釦であり、操作者が操作釦102を押すと接点が動作して電気の導通を制御するものとなっている。本実施の形態の場合、操作釦102は、実機である操作端末に用いられる釦とまったく同じ釦が採用されており、操作端末と同じ操作感覚となるように操作筐体110に複数個配置されている。
【0028】
図2は、疑似操作端末を機能的に示すブロック図である。
【0029】
同図に示すように、釦信号発信手段112は、操作筐体110に配置された個々の操作釦102と個別に接続され、操作された操作釦102に対応したユニークな釦信号を発信する回路である。
【0030】
無線送信手段113は、釦信号発信手段112から発信される釦信号を無線送信することができる回路である。本実施の形態の場合、無線通信として赤外線通信が採用されており、無線送信手段113は、赤外線パルスを発光することができる発光装置114を備えている。
【0031】
次に、中継装置103は、操作筐体110から送信される信号を受信し、コンピュータ104が取得し易い信号に変換してコンピュータ104に送信する中継装置である。
【0032】
図3は、中継装置103の機能部を示すブロック図である。
【0033】
同図に示すように、本実施の形態の場合、中継装置103は、受信手段131と、変換手段132と、インターフェース133とを受信筐体135の内部に備え、さらに、通信ケーブル106を備えている。
【0034】
受信筐体135は、内部に各種回路などを収容することができる箱体である。
【0035】
受信手段131は、無線送信手段113が送信する釦信号を受信する回路である。本実施の形態の場合、無線送信手段113からは赤外線パルスが発信されているため、受信手段131は、赤外線パルスを受信することができる受光装置134を備えている。
【0036】
変換手段132は、釦信号をコンピュータ104がキーボードから発信される信号として認識する鍵信号に変換する回路である。例えば、所定の釦信号を受信した場合、キーボードで[a]を押した際に発信される鍵信号とまったく同じ鍵信号を送信する。
【0037】
インターフェース133は、変換手段132から発信された鍵信号をコンピュータ104が受信できる規格に変換して送信する回路である。本実施の形態の場合、ユニバーサルシリアルバス(以下「USB」と記す。)規格に準拠したインターフェースが採用されている。
【0038】
通信ケーブル106は、コンピュータ104に着脱可能であって、中継装置103に設けられ、受信手段131とコンピュータ104とを結ぶケーブルである。本実施の形態の場合、通信ケーブル106は、インターフェース133、及び、変換手段132を介して受信手段131と接続されている。なお、通信ケーブル106の一端は、受信筐体135に固定的に取り付けられており、他端は、コンピュータ104に設けられる雌USB端子143(図4参照)と着脱できる雄USB端子161(図4参照)が取り付けられている。
【0039】
図4は、コンピュータを機能的に示すブロック図である。
【0040】
同図に示すように、コンピュータ104は、プログラムを実行することによって得られるシミュレート手段142を備えており、また、インターフェース133と、雌USB端子143とを備えている。
【0041】
シミュレート手段142は、釦信号に基づき物流機器の動作をシミュレートする処理部である。本実施の形態の場合、シミュレート手段142は、釦信号に対応した鍵信号を受信することにより、疑似操作端末101における操作状態を把握し、当該操作状態に対応した物流機器の動作を計算により求めて表示装置105にその結果を表示させる処理部である。
【0042】
次に、上記操作教育システム100を用いた操作教育方法を説明する。
【0043】
図5は、実機である物流機器の一部を示す斜視図である。
【0044】
同図に示す物流機器200は、操作教育の対象となる物流機器であって、ウエハーが収容された容器などを搬送する天井走行車201と、天井走行車201の軌道となるレール202と、操作端末203とで構成されている。同図に示すように、操作端末203の外観形状や釦の配置は疑似操作端末101と同じである。
【0045】
図6は、操作教育実施時の表示装置105に表示される画像を示す図である。
【0046】
同図に示すように、表示装置105には7つのウインドウが表示されている。
【0047】
第一ウインドウ151は、現在教育されている内容が端的に文章で表示されるウインドウである。
【0048】
第二ウインドウ152は、天井走行車201の擬似的な現在位置を示すことのできるマップが表示されるウインドウである。
【0049】
第三ウインドウ153は、天井走行車201の上下方向の動作を示すことのできるウインドウであり、天井走行車201の動作状態を数字でも示すことが可能となっている。
【0050】
第四ウインドウ154は、疑似操作端末101を操作した際のコマンドの内容などを文字で表示することのできるウインドウである。
【0051】
第五ウインドウ155は、操作教育システム100の動作を決定するリンクが記載されているウインドウである。
【0052】
第六ウインドウ156は、次にどのような操作をすべきかを視覚的に示すウインドウである。
【0053】
第七ウインドウ157は、シミュレーションを強制的に終了するためのウインドウである。
【0054】
まず、第五ウインドウ内のリンクを辿り、操作教育を受けたい内容を指定する。この操作は、コンピュータ104に接続されるマウスなどを用いて行う。
【0055】
次に、指定された操作教育内容に従い、マップや天井走行車201が表示され、どのような操作が必要なのかを示すメッセージが第一ウインドウ151に表示される。
【0056】
対象者は、疑似操作端末101を操作し、メッセージに対応した操作を操作釦102に対して行う。
【0057】
ここで、疑似操作端末101は、操作端末203と形状が同じで、釦の配置も同じであるため、実機と同じ感覚で操作することが可能となる。
【0058】
また、疑似操作端末101を操作することにより発信される釦信号は、汎用的なコンピュータ104に読み込まれる汎用的なオペレーティングシステムが標準で備えるデバイスドライバにより容易に取得可能な鍵信号に変換される。また、変換された鍵信号は、汎用的なコンピュータ104に標準的に備えられるUSB規格に準拠したインターフェース133で送受信される。
【0059】
従って、特殊なドライバやインターフェースを用いることなく、操作教育システム100を構築することができ、対象者には、実機に近い体験を通じて操作を教育することが可能となる。
【0060】
次に、対象者の操作が正しければ、操作に応じた動きを第二ウインドウ152や第三ウインドウ153に表示する。
【0061】
一方、対象者の操作が間違っていれば、正しい操作を第六ウインドウ156に表示する。
【0062】
以上のように、上記操作教育システム100を用い、上記操作教育方法を実施すれば、汎用のコンピュータ104を用いているにもかかわらず、実際の物流機器200に用いられる操作端末203と同じ操作感覚の疑似操作端末101で物流機器200の操作技術を教育することが可能となる。従って、実機操作の感をシミュレーションで獲得することが可能となる。
【0063】
また、上記操作教育システム100は、汎用のコンピュータ104を用い、汎用的な規格に基づきコンピュータ104と通信を行うため、既存の回路やプログラムを用いることができる。従って操作教育システム100の開発が容易になると共に、開発コストを低下させることが可能となる。
【0064】
なお、本実施の形態における操作教育システム100は、疑似操作端末101を備えていたが、本願発明はこれに限定されるわけではない。例えば、操作教育システム100は、実機である物流機器200が備える操作端末203を備えていても良い。この場合、中継装置103は、実機である操作端末203から送信される信号を、鍵信号に変換する変換手段132を備えれば良い。
【0065】
次に、本願発明にかかる操作教育システム100の他の実施の形態を説明する。
【0066】
図7は、物流機器の操作教育システムの別例を模式的に示す外観図である。
【0067】
本実施の形態の場合、疑似操作端末101から通信ケーブル106が直接延びており、中継装置103を介さずコンピュータ104に接続されている。
【0068】
図8は、疑似操作端末の別例を機能的に示すブロック図である。
【0069】
同図に示すように、疑似操作端末101は、釦信号発信手段112と、変換手段132と、インターフェース133とを操作釦102が取り付けられた操作筐体110の中に収容すると共に、通信ケーブル106が取り付けられている。
【0070】
なお、操作筐体110、操作釦102、釦信号発信手段112、変換手段132、インターフェース133、通信ケーブル106の各機能は上記と同じであるため、説明を省略する。
【0071】
以上の操作教育システム100によれば、疑似操作端末101を比較的安価に製造することができるため、操作教育システム100を多数準備しておき、多くの人に対し同時に操作教育をすることも容易となる。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本願発明は、物流機器を操作する必要のある対象者に対し、操作の教育を行う現場で利用可能である。
【符号の説明】
【0073】
100 操作教育システム
101 疑似操作端末
102 操作釦
103 中継装置
104 コンピュータ
105 表示装置
106 通信ケーブル
110 操作筐体
111 液晶表示装置
112 釦信号発信手段
113 無線送信手段
114 発光装置
131 受信手段
132 変換手段
133 インターフェース
134 受光装置
135 受信筐体
142 シミュレート手段
143 雌USB端子
151 第一ウインドウ
152 第二ウインドウ
153 第三ウインドウ
154 第四ウインドウ
155 第五ウインドウ
156 第六ウインドウ
157 第七ウインドウ
161 雄USB端子
200 物流機器
201 天井走行車
202 レール
203 操作端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置を備えるコンピュータを用い、対象者からの入力に基づき物流機器の動作を前記表示装置に模式的に表示させ、物流機器の操作方法を対象者に教育する物流機器の操作教育システムであって、
物流機器を操作する操作端末と同じ形状の操作筐体と、
前記操作筐体に設けられ、前記物流機器を操作する操作端末と同じに配列される操作釦と、
前記操作釦を操作することにより釦信号を発信する釦信号発信手段と、
前記釦信号に基づき物流機器の動作をシミュレートするシミュレート手段と
を備える物流機器の操作教育システム。
【請求項2】
さらに、
前記釦信号を、前記コンピュータがキーボードから発信される信号として認識する鍵信号に変換する変換手段
を備える請求項1に記載の物流機器の操作教育システム。
【請求項3】
前記操作筐体には、
前記釦信号発信手段と、
前記コンピュータに着脱可能であって、前記釦信号発信手段と前記コンピュータとを結ぶ通信ケーブルとが設けられる
請求項1または請求項2に記載の物流機器の操作教育システム。
【請求項4】
さらに、
前記操作筐体に備えられ、前記釦信号発信手段から発信される釦信号を無線送信する無線送信手段と、
前記無線送信手段が送信する釦信号を前記コンピュータに中継する中継装置とを備え、
前記中継装置は、
前記無線送信手段が送信する釦信号を受信する受信手段と、
前記コンピュータに着脱可能であって、前記受信手段と前記コンピュータとを結ぶ通信ケーブルとを備える
請求項1または請求項2に記載の物流機器の操作教育システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−160354(P2010−160354A)
【公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−2882(P2009−2882)
【出願日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)