特異的な抗血管形成アデノウイルス剤の使用法
抗血管形成アデノウイルスベクターおよびその治療的使用が提供される。より具体的には、これに限定されるわけではないが、Ad5-PPE-1-3X-fasキメラアデノウイルスベクターによる、患者の固形腫瘍の治療のための臨床プロトコルが提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
その必要がある対象において固形腫瘍を治療する方法であって、非複製型アデノウイルスベクターの治療的有効量を該対象に投与する工程を含み、該ベクターが、マウスプレプロエンドセリンプロモーターに転写的に連結されたfasキメラ導入遺伝子を含むポリヌクレオチドを含み、該治療的有効量が少なくとも1×108ウイルス粒子である、方法。
【請求項2】
前記治療的有効量が少なくとも約1×109〜約1×1016ウイルス粒子である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1011〜約1×1013ウイルス粒子である、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記治療的有効量が少なくとも約3×1012ウイルス粒子である、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子である、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記fasキメラ導入遺伝子が、SEQ ID NO:2に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記fasキメラ導入遺伝子が、SEQ ID NO:3に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記fasキメラ導入遺伝子が、SEQ ID NO:4に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:6に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:8に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項11】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:7に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項12】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:13に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項13】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:12に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項14】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:5に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドをさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項15】
前記非複製型アデノウイルスベクターがアデノウイルス5型ベクターである、請求項1記載の方法。
【請求項16】
前記アデノウイルスベクターがSEQ ID NO:9または10に示される核酸配列を含む、請求項1記載の方法。
【請求項17】
前記固形腫瘍が癌である、請求項1記載の方法。
【請求項18】
前記固形腫瘍が原発腫瘍である、請求項1記載の方法。
【請求項19】
前記固形腫瘍が転移性腫瘍である、請求項1記載の方法。
【請求項20】
前記アデノウイルスベクターが全身投与される、請求項1記載の方法。
【請求項21】
前記ベクターが、関節内投与、静脈内投与、腹腔内投与、皮下投与、注入、経口投与、直腸投与、経鼻投与、および吸入からなる群より選択される経路によって全身投与される、請求項20記載の方法。
【請求項22】
少なくとも2回の別個の全身投与で前記アデノウイルスベクターを投与する工程を含む、請求項1記載の方法。
【請求項23】
投与後少なくとも約4日目に前記対象の血中に前記アデノウイルスが検出される、請求項1記載の方法。
【請求項24】
血清抗アデノウイルス抗体の量が前記投与後に増加し、かつ投与後少なくとも約21日目に前記対象の血中に前記アデノウイルスが検出される、請求項1記載の方法。
【請求項25】
その必要がある対象において固形腫瘍を治療する方法であって、マウスプレプロエンドセリンプロモーターに転写的に連結されたfasキメラ導入遺伝子を含むポリヌクレオチドを含む非複製型アデノウイルスベクターの治療的有効量を該対象に投与する工程を含み、該アデノウイルスベクターがSEQ ID NO:9または10に示される核酸配列を含む、方法。
【請求項26】
前記治療的有効量が少なくとも約1×108〜約1×1016ウイルス粒子である、請求項25記載の方法。
【請求項27】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1011〜約1×1013ウイルス粒子である、請求項25記載の方法。
【請求項28】
前記治療的有効量が少なくとも約3×1012ウイルス粒子である、請求項25記載の方法。
【請求項29】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子である、請求項25記載の方法。
【請求項30】
前記固形腫瘍が癌である、請求項25記載の方法。
【請求項31】
前記固形腫瘍が転移性腫瘍である、請求項25記載の方法。
【請求項32】
前記固形腫瘍が原発腫瘍である、請求項25記載の方法。
【請求項33】
前記アデノウイルスベクターが全身投与される、請求項25記載の方法。
【請求項34】
前記ベクターが、関節内投与、静脈内投与、腹腔内投与、皮下投与、注入、経口投与、直腸投与、経鼻投与、および吸入からなる群より選択される経路によって全身投与される、請求項33記載の方法。
【請求項35】
1回目の投与および少なくとも2回目の追加投与で前記アデノウイルスベクターを投与する工程を含む、請求項25記載の方法であって、1回目の投与が、前記対象において抗Ad5抗体を誘導するのに十分であり、かつ1回目の投与と少なくとも2回目の投与の間の時間が、該対象における抗Ad5抗体形成のために十分である、方法。
【請求項36】
投与後少なくとも約4日目に対象の血中でアデノウイルスが検出される、請求項25記載の方法。
【請求項37】
血清抗アデノウイルス抗体の量が前記投与後に増加し、かつ投与後少なくとも約21日目に前記対象の血中でアデノウイルスが検出される、請求項36記載の方法。
【請求項38】
その必要がある対象において固形腫瘍を治療する方法であって、マウスプレプロエンドセリンプロモーターに転写的に連結されたfasキメラ導入遺伝子を含むポリヌクレオチドを含む非複製型アデノウイルスベクターの治療的有効量を、少なくとも2回の別個の投与で該対象に投与する工程を含み、該投与が、該対象において該アデノウイルスベクターに対する抗体の用量依存性の増加を誘導しない、方法。
【請求項39】
前記治療的有効量が少なくとも約1×108〜約1×1016ウイルス粒子である、請求項38記載の方法。
【請求項40】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1011〜約1×1013ウイルス粒子である、請求項38記載の方法。
【請求項41】
前記治療的有効量が少なくとも約3×1012ウイルス粒子である、請求項38記載の方法。
【請求項42】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子である、請求項38記載の方法。
【請求項43】
前記fasキメラ導入遺伝子が、SEQ ID NO:2に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項44】
前記fasキメラ導入遺伝子が、SEQ ID NO:3に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項45】
前記fasキメラ導入遺伝子が、SEQ ID NO:4に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項46】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:6に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項47】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:8に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項48】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:7に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項49】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:13に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項50】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:12に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項51】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:5に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドをさらに含む、請求項38記載の方法。
【請求項52】
前記非複製型アデノウイルスベクターがアデノウイルス5型ベクターである、請求項38記載の方法。
【請求項53】
前記アデノウイルス5型ベクターがSEQ ID NO:9または10に示される核酸配列を含む、請求項38記載の方法。
【請求項54】
前記固形腫瘍が癌である、請求項38記載の方法。
【請求項55】
前記固形腫瘍が原発腫瘍である、請求項38記載の方法。
【請求項56】
前記固形腫瘍が転移性腫瘍である、請求項38記載の方法。
【請求項57】
前記アデノウイルスベクターが全身投与される、請求項38記載の方法。
【請求項58】
前記ベクターが、関節内投与、静脈内投与、腹腔内投与、皮下投与、注入、経口投与、直腸投与、経鼻投与、および吸入からなる群より選択される経路によって全身投与される、請求項38記載の方法。
【請求項59】
投与後少なくとも約4日目に前記対象の血中に前記アデノウイルスが検出される、請求項38記載の方法。
【請求項60】
血清抗アデノウイルス抗体の量が前記投与後に増加し、かつ投与後少なくとも約21日目に前記対象の血中でアデノウイルスが検出される、請求項59記載の方法。
【請求項61】
その必要がある対象において固形腫瘍を治療する方法であって、SEQ ID NO:9または10に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む非複製型アデノウイルスベクターを3×1012または1×1012ウイルス粒子の単回静脈内投与量で該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項62】
前記固形腫瘍が癌性腫瘍である、請求項61記載の方法。
【請求項63】
前記固形腫瘍が原発腫瘍である、請求項61記載の方法。
【請求項64】
前記固形腫瘍が転移性腫瘍である、請求項61記載の方法。
【請求項65】
前記投与量のアデノウイルスベクターの投与が、前記腫瘍の血管形成を阻害する、請求項61記載の方法。
【請求項66】
前記投与量のアデノウイルスベクターの投与が、前記腫瘍の成長を阻害する、請求項61記載の方法。
【請求項67】
投与後少なくとも約4日目に前記対象の血中に前記アデノウイルスが検出される、請求項61記載の方法。
【請求項68】
前記対象が、治療前の抗アデノウイルス抗体レベルと比較して上昇した血清抗アデノウイルス抗体を有し、かつ、投与後少なくとも約21日目に該対象の血中に前記アデノウイルスが検出される、請求項67記載の方法。
【請求項69】
その必要がある対象において甲状腺癌を治療する方法であって、SEQ ID NO:9または10に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む非複製型アデノウイルスベクターを3×1012または1×1013ウイルス粒子の単回静脈内投与量で該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項70】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子である、請求項69記載の方法。
【請求項71】
その必要がある対象において神経内分泌癌を治療する方法であって、SEQ ID NO:9または10に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む非複製型アデノウイルスベクターを3×1012または1×1013ウイルス粒子の単回静脈内投与量で該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項72】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子である、請求項71記載の方法。
【請求項73】
SEQ ID NO:9または10に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む非複製型アデノウイルスベクターのウイルス粒子の単位投薬量と、アデノウイルスの投与についての説明とを含む、その必要がある対象において固形腫瘍を治療するためのキットであって、該非複製型アデノウイルスベクターが静脈内投与用に製剤化されている、キット。
【請求項74】
前記単位投薬量が約3×1012ウイルス粒子を含む、請求項73記載のキット。
【請求項75】
前記単位投薬量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子を含む、請求項73記載のキット。
【請求項76】
アデノウイルスベクターを含む治療用組成物を対象に投与する方法であって、治療的有効量の該組成物を、少なくとも2回、該対象に投与する工程を含み、該投与が、該対象において該アデノウイルスベクターに対する抗アデノウイルス抗体の用量依存性の増加を誘導しない、方法。
【請求項77】
前記治療的有効量が少なくとも約1×108〜約1×1016ウイルス粒子である、請求項76記載の方法。
【請求項78】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1011〜約1×1013ウイルス粒子である、請求項76記載の方法。
【請求項79】
前記治療的有効量が少なくとも約3×1012ウイルス粒子である、請求項76記載の方法。
【請求項80】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子である、請求項76記載の方法。
【請求項81】
投与後少なくとも約4日目に前記対象の血中に前記アデノウイルスが検出される、請求項76記載の方法。
【請求項82】
血清抗アデノウイルス抗体の量が投与後に増加し、かつ投与後少なくとも約21日目に前記対象の血中でアデノウイルスが検出される、請求項81記載の方法。
【請求項83】
前記対象が、前記非複製型アデノウイルスベクターの前記ウイルス粒子による治療に加えて、化学療法剤をさらに投与されている、請求項1〜72のいずれか一項記載の方法。
【請求項84】
前記化学療法剤が前記ウイルス粒子による治療の前に投与される、請求項83記載の方法。
【請求項85】
前記化学療法剤が前記ウイルス粒子による治療と同時に投与される、請求項83記載の方法。
【請求項86】
前記化学療法剤が前記ウイルス粒子による治療の後に投与される、請求項83記載の方法。
【請求項87】
前記化学療法剤がスニチニブである、請求項83記載の方法。
【請求項1】
その必要がある対象において固形腫瘍を治療する方法であって、非複製型アデノウイルスベクターの治療的有効量を該対象に投与する工程を含み、該ベクターが、マウスプレプロエンドセリンプロモーターに転写的に連結されたfasキメラ導入遺伝子を含むポリヌクレオチドを含み、該治療的有効量が少なくとも1×108ウイルス粒子である、方法。
【請求項2】
前記治療的有効量が少なくとも約1×109〜約1×1016ウイルス粒子である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1011〜約1×1013ウイルス粒子である、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記治療的有効量が少なくとも約3×1012ウイルス粒子である、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子である、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記fasキメラ導入遺伝子が、SEQ ID NO:2に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記fasキメラ導入遺伝子が、SEQ ID NO:3に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記fasキメラ導入遺伝子が、SEQ ID NO:4に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:6に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:8に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項11】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:7に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項12】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:13に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項13】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:12に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項1記載の方法。
【請求項14】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:5に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドをさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項15】
前記非複製型アデノウイルスベクターがアデノウイルス5型ベクターである、請求項1記載の方法。
【請求項16】
前記アデノウイルスベクターがSEQ ID NO:9または10に示される核酸配列を含む、請求項1記載の方法。
【請求項17】
前記固形腫瘍が癌である、請求項1記載の方法。
【請求項18】
前記固形腫瘍が原発腫瘍である、請求項1記載の方法。
【請求項19】
前記固形腫瘍が転移性腫瘍である、請求項1記載の方法。
【請求項20】
前記アデノウイルスベクターが全身投与される、請求項1記載の方法。
【請求項21】
前記ベクターが、関節内投与、静脈内投与、腹腔内投与、皮下投与、注入、経口投与、直腸投与、経鼻投与、および吸入からなる群より選択される経路によって全身投与される、請求項20記載の方法。
【請求項22】
少なくとも2回の別個の全身投与で前記アデノウイルスベクターを投与する工程を含む、請求項1記載の方法。
【請求項23】
投与後少なくとも約4日目に前記対象の血中に前記アデノウイルスが検出される、請求項1記載の方法。
【請求項24】
血清抗アデノウイルス抗体の量が前記投与後に増加し、かつ投与後少なくとも約21日目に前記対象の血中に前記アデノウイルスが検出される、請求項1記載の方法。
【請求項25】
その必要がある対象において固形腫瘍を治療する方法であって、マウスプレプロエンドセリンプロモーターに転写的に連結されたfasキメラ導入遺伝子を含むポリヌクレオチドを含む非複製型アデノウイルスベクターの治療的有効量を該対象に投与する工程を含み、該アデノウイルスベクターがSEQ ID NO:9または10に示される核酸配列を含む、方法。
【請求項26】
前記治療的有効量が少なくとも約1×108〜約1×1016ウイルス粒子である、請求項25記載の方法。
【請求項27】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1011〜約1×1013ウイルス粒子である、請求項25記載の方法。
【請求項28】
前記治療的有効量が少なくとも約3×1012ウイルス粒子である、請求項25記載の方法。
【請求項29】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子である、請求項25記載の方法。
【請求項30】
前記固形腫瘍が癌である、請求項25記載の方法。
【請求項31】
前記固形腫瘍が転移性腫瘍である、請求項25記載の方法。
【請求項32】
前記固形腫瘍が原発腫瘍である、請求項25記載の方法。
【請求項33】
前記アデノウイルスベクターが全身投与される、請求項25記載の方法。
【請求項34】
前記ベクターが、関節内投与、静脈内投与、腹腔内投与、皮下投与、注入、経口投与、直腸投与、経鼻投与、および吸入からなる群より選択される経路によって全身投与される、請求項33記載の方法。
【請求項35】
1回目の投与および少なくとも2回目の追加投与で前記アデノウイルスベクターを投与する工程を含む、請求項25記載の方法であって、1回目の投与が、前記対象において抗Ad5抗体を誘導するのに十分であり、かつ1回目の投与と少なくとも2回目の投与の間の時間が、該対象における抗Ad5抗体形成のために十分である、方法。
【請求項36】
投与後少なくとも約4日目に対象の血中でアデノウイルスが検出される、請求項25記載の方法。
【請求項37】
血清抗アデノウイルス抗体の量が前記投与後に増加し、かつ投与後少なくとも約21日目に前記対象の血中でアデノウイルスが検出される、請求項36記載の方法。
【請求項38】
その必要がある対象において固形腫瘍を治療する方法であって、マウスプレプロエンドセリンプロモーターに転写的に連結されたfasキメラ導入遺伝子を含むポリヌクレオチドを含む非複製型アデノウイルスベクターの治療的有効量を、少なくとも2回の別個の投与で該対象に投与する工程を含み、該投与が、該対象において該アデノウイルスベクターに対する抗体の用量依存性の増加を誘導しない、方法。
【請求項39】
前記治療的有効量が少なくとも約1×108〜約1×1016ウイルス粒子である、請求項38記載の方法。
【請求項40】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1011〜約1×1013ウイルス粒子である、請求項38記載の方法。
【請求項41】
前記治療的有効量が少なくとも約3×1012ウイルス粒子である、請求項38記載の方法。
【請求項42】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子である、請求項38記載の方法。
【請求項43】
前記fasキメラ導入遺伝子が、SEQ ID NO:2に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項44】
前記fasキメラ導入遺伝子が、SEQ ID NO:3に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項45】
前記fasキメラ導入遺伝子が、SEQ ID NO:4に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項46】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:6に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項47】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:8に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項48】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:7に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項49】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:13に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項50】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:12に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む、請求項38記載の方法。
【請求項51】
前記マウスプレプロエンドセリンプロモーターが、SEQ ID NO:5に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドをさらに含む、請求項38記載の方法。
【請求項52】
前記非複製型アデノウイルスベクターがアデノウイルス5型ベクターである、請求項38記載の方法。
【請求項53】
前記アデノウイルス5型ベクターがSEQ ID NO:9または10に示される核酸配列を含む、請求項38記載の方法。
【請求項54】
前記固形腫瘍が癌である、請求項38記載の方法。
【請求項55】
前記固形腫瘍が原発腫瘍である、請求項38記載の方法。
【請求項56】
前記固形腫瘍が転移性腫瘍である、請求項38記載の方法。
【請求項57】
前記アデノウイルスベクターが全身投与される、請求項38記載の方法。
【請求項58】
前記ベクターが、関節内投与、静脈内投与、腹腔内投与、皮下投与、注入、経口投与、直腸投与、経鼻投与、および吸入からなる群より選択される経路によって全身投与される、請求項38記載の方法。
【請求項59】
投与後少なくとも約4日目に前記対象の血中に前記アデノウイルスが検出される、請求項38記載の方法。
【請求項60】
血清抗アデノウイルス抗体の量が前記投与後に増加し、かつ投与後少なくとも約21日目に前記対象の血中でアデノウイルスが検出される、請求項59記載の方法。
【請求項61】
その必要がある対象において固形腫瘍を治療する方法であって、SEQ ID NO:9または10に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む非複製型アデノウイルスベクターを3×1012または1×1012ウイルス粒子の単回静脈内投与量で該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項62】
前記固形腫瘍が癌性腫瘍である、請求項61記載の方法。
【請求項63】
前記固形腫瘍が原発腫瘍である、請求項61記載の方法。
【請求項64】
前記固形腫瘍が転移性腫瘍である、請求項61記載の方法。
【請求項65】
前記投与量のアデノウイルスベクターの投与が、前記腫瘍の血管形成を阻害する、請求項61記載の方法。
【請求項66】
前記投与量のアデノウイルスベクターの投与が、前記腫瘍の成長を阻害する、請求項61記載の方法。
【請求項67】
投与後少なくとも約4日目に前記対象の血中に前記アデノウイルスが検出される、請求項61記載の方法。
【請求項68】
前記対象が、治療前の抗アデノウイルス抗体レベルと比較して上昇した血清抗アデノウイルス抗体を有し、かつ、投与後少なくとも約21日目に該対象の血中に前記アデノウイルスが検出される、請求項67記載の方法。
【請求項69】
その必要がある対象において甲状腺癌を治療する方法であって、SEQ ID NO:9または10に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む非複製型アデノウイルスベクターを3×1012または1×1013ウイルス粒子の単回静脈内投与量で該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項70】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子である、請求項69記載の方法。
【請求項71】
その必要がある対象において神経内分泌癌を治療する方法であって、SEQ ID NO:9または10に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む非複製型アデノウイルスベクターを3×1012または1×1013ウイルス粒子の単回静脈内投与量で該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項72】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子である、請求項71記載の方法。
【請求項73】
SEQ ID NO:9または10に示されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む非複製型アデノウイルスベクターのウイルス粒子の単位投薬量と、アデノウイルスの投与についての説明とを含む、その必要がある対象において固形腫瘍を治療するためのキットであって、該非複製型アデノウイルスベクターが静脈内投与用に製剤化されている、キット。
【請求項74】
前記単位投薬量が約3×1012ウイルス粒子を含む、請求項73記載のキット。
【請求項75】
前記単位投薬量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子を含む、請求項73記載のキット。
【請求項76】
アデノウイルスベクターを含む治療用組成物を対象に投与する方法であって、治療的有効量の該組成物を、少なくとも2回、該対象に投与する工程を含み、該投与が、該対象において該アデノウイルスベクターに対する抗アデノウイルス抗体の用量依存性の増加を誘導しない、方法。
【請求項77】
前記治療的有効量が少なくとも約1×108〜約1×1016ウイルス粒子である、請求項76記載の方法。
【請求項78】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1011〜約1×1013ウイルス粒子である、請求項76記載の方法。
【請求項79】
前記治療的有効量が少なくとも約3×1012ウイルス粒子である、請求項76記載の方法。
【請求項80】
前記治療的有効量が少なくとも約1×1013ウイルス粒子である、請求項76記載の方法。
【請求項81】
投与後少なくとも約4日目に前記対象の血中に前記アデノウイルスが検出される、請求項76記載の方法。
【請求項82】
血清抗アデノウイルス抗体の量が投与後に増加し、かつ投与後少なくとも約21日目に前記対象の血中でアデノウイルスが検出される、請求項81記載の方法。
【請求項83】
前記対象が、前記非複製型アデノウイルスベクターの前記ウイルス粒子による治療に加えて、化学療法剤をさらに投与されている、請求項1〜72のいずれか一項記載の方法。
【請求項84】
前記化学療法剤が前記ウイルス粒子による治療の前に投与される、請求項83記載の方法。
【請求項85】
前記化学療法剤が前記ウイルス粒子による治療と同時に投与される、請求項83記載の方法。
【請求項86】
前記化学療法剤が前記ウイルス粒子による治療の後に投与される、請求項83記載の方法。
【請求項87】
前記化学療法剤がスニチニブである、請求項83記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【公表番号】特表2013−516454(P2013−516454A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−547585(P2012−547585)
【出願日】平成23年1月5日(2011.1.5)
【国際出願番号】PCT/IL2011/000007
【国際公開番号】WO2011/083464
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(512176406)バスキュラー バイオジェニックス リミテッド (5)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月5日(2011.1.5)
【国際出願番号】PCT/IL2011/000007
【国際公開番号】WO2011/083464
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(512176406)バスキュラー バイオジェニックス リミテッド (5)
【Fターム(参考)】
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