説明

犬旅券(DOGPASSPORT)

【課題】近時、ペット犬の国際的な移動、旅行も激増し、各国は犬の通関に関連して、国際的な検疫・検査・防疫対策に苦慮しており、また、国内においてもペット犬の身分証明、検疫・防疫証明、健康保健、各種保険等の整備が大きな課題である。
【解決手段】将来的には、正真の旅券(PASSPORT)と同様に使用でき、現時点では、所持犬・保護者の身分証明、検疫・防疫証明、健康保健証、各種保険証等として、及び保護者が必要・便利事項等の情報を即座に取得できる携帯式の便利手帳として極めて有効に利用できるペット犬用の犬旅券(DOG PASSPORT)を提供して課題を解決した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明犬旅券(DOG PASSPORT)は、将来的には、各国の公的機関が発行・交付し、若しくは公的機関の認可団体等が代発行・交付し、所持犬の国籍その他の証明、例えば、特に国際的な検疫・防疫対策に対応した検疫・検査済みを公的機関、公的認可獣医師・会・機関等の証明があれば、国家間の犬の通関が簡単にでき、もって、海外流行の或いは海外地域特有の動物疫病等の通関時チェックの簡便化等に多大な貢献を成しうる可能性を保有しているものである。
【0002】
而して、現時点では、少なくも、本旅券により、所持犬の個体としての容姿・特徴、病歴、旅行・移転履歴、血統、検疫・防疫証明等の情報、及び、保護者の必要・便利事項等の情報を即座に取得しえるように備えたものであって、
本旅券を、保護者が所持犬と共に所持し、提示することによって、正真の旅券(PASSPORT)と同様に、若しくは、身分証明、検疫・防疫証明、健康保健証、各種保険証等として使用できるように備えたことを特徴とするものである。
【0003】
更に、本犬旅券(DOG PASSPORT)の発行者(個人、各種法人、保健行政等各種機関等)を中心とし、本犬旅券を媒体(メディア)として、本犬旅券の所持犬の保護者、ペット犬販売・サービス・繁殖・仲介業者・業界、獣医師・獣医院・獣医師会、保健所等の関係諸官公庁、ペット関係商品製造販売業者・業界等のペット犬関係者をネットワーク構成したことを特徴とする、ペット犬ビジネスシステムを開発提供するものである。
【背景技術】
【0004】
近時、主として一般家庭で飼育されるベット犬の数が極めて多くなっている。
従って、当然、ベット犬の国際的な移動、旅行も激増し、各国は特にその国家間の犬の通関に関連して、国際的な検疫・検査・防疫対策に苦慮しているのが現状であり、よって、各国の公的機関若しくは公的機関の認可団体等が発行・交付した国籍、検疫・検査・防疫、その他の証明書、例えば、本発明犬旅券(DOG PASSPORT)のようなものがあれば、ペット犬の通関が安全簡単にでき、もって、海外流行の或いは海外地域特有の動物疫病等の通関時チェックの簡便化等に多大な貢献を成しうる可能性があるが、そのようなものは、全く開発提供されていないため、人間の場合と同様に大きな問題になりつつあった。
【0005】
また、国内においても、ペット犬の身分証明、検疫・防疫証明、健康保健、各種保険等の整備が必要になりつつあり、特に近時は寝たきり老齢、幼年、病気、怪我等のペットの数も激増してきており、それらの養護、介護、療養等が人間同様に大きな問題になりつつある。
【0006】
ところが、それらについては、近時、飼育、病気、怪我、死亡等についての保険を開始されたぐらいで、総合的、組織的にペット犬を保護していくようなことは、全く手付かずの状態であって、全て、個々の場合が、個々について対応している状態である。
よって、本発明ペット犬ビジネスシステムのように、総合的、組織的にネットワーク構成してペット犬を保護していくような手段の開発、提供が大きな課題となりつつあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、将来的には、正真の旅券(PASSPORT)と同様に使用でき、現時点では、少なくも、所持犬・保護者の身分証明、検疫・防疫証明、健康保健証、各種保険証等として、保護者が必要・便利事項等の情報を即座に取得できる、携帯式の便利手帳として極めて有効に利用できるペット犬用の犬旅券(DOG PASSPORT)を開発提供して、上記従来の課題を解決したものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、各国が自国民に発行する旅券(PASSPORT)(以下、正真の旅券と記す。)に倣った外観・寸法等に備える一方、不正使用防止のため一見して正真旅券と識別できる表示・色彩等に備えた、ペットの犬用の旅券(DOG PASSPORT)であり、
【0009】
正真旅券と同様に、丈夫な素材製の二つ折り式の表紙・裏表紙の間に複数枚の紙葉を綴じ込み、各紙を見開き式に展開して閲覧できる冊子に仕立てると共に、表紙・裏表紙の裏面若しくは各紙に本旅券の所持犬及び保護者(飼い主・所有者・販売飼育業者等)に関する必須・教示・参考事項等を予め印刷し、若しくは事後的に印字・手書き等で記入し、押印するように備え、また各「写真欄」に所持犬の写真を貼付するように備えたものであり、
【0010】
本旅券により、所持犬の個体としての容姿・特徴、病歴、旅行・移転履歴、血統、検疫・防疫証明等の情報、及び、保護者の必要・便利事項等の情報を即座に取得しえるように備えたものであって、
【0011】
本旅券を、保護者が所持犬と共に所持し、提示することによって、正真の旅券(PASSPORT)と同様に、若しくは、身分証明、検疫・防疫証明、健康保健証、各種保険証等として使用し得るように備えたものである、犬旅券(DOG PASSPORT)によって課題を解決したものである。
【0012】
また、本発明は、本犬旅券(DOG PASSPORT)の発行者(個人、各種法人、保健行政等各種機関等)を中心とし、本犬旅券を媒体(メディア)として、本犬旅券の所持犬の保護者、ペット犬販売・サービス・繁殖・仲介業者・業界、獣医師・獣医院・獣医師会、保健所等の関係諸官公庁、ペット関係商品製造販売業者・業界等のペット犬関係者をネットワーク構成したことを特徴とする、ペット犬ビジネスシステムによって課題を解決したものである。
【0013】
更に、本発明は、各国が自国民に発行する旅券(PASSPORT)(以下、正真旅券と記す。)に倣った外観・寸法等に備える一方、不正使用防止のため一見して正真旅券と識別できる表示・色彩等に備えた、ペットの猫用の旅券(CAT PASSPORT)であり、
【0014】
正真旅券と同様に、丈夫な素材製の二つ折り式の表紙・裏表紙の間に複数枚の紙葉を綴じ込み、各紙を見開き式に展開して閲覧できる冊子に仕立てると共に、表紙・裏表紙の裏面若しくは各紙に本旅券の所持猫及び保護者(飼い主・所有者・販売飼育業者等)に関する必須・教示・参考事項等を予め印刷し、若しくは事後的に印字・手書き等で記入し、押印するように備え、また各「写真欄」に所持猫の写真を貼付するように備えたものであり、
【0015】
本旅券により、所持猫の個体としての容姿・特徴、病歴、旅行・移点履歴、血統、検疫・防疫証明等の情報、及び、保護者の必要・便利事項等の情報を即座に取得しえるように備えたものであって、
【0016】
本旅券を、保護者が所持猫と共に所持し、提示することによって、正真の旅券(PASSPORT)と同様に、若しくは、身分証明、検疫・防疫証明、健康保健証、各種保険証等として使用し得るように備えたものである、猫旅券(CAT PASSPORT)によって課題を解決したものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明犬旅券(DOG PASSPORT)は、将来的には、正真の旅券(PASSPORT)と同様に使用できる特徴があり、
現時点では、少なくも、所持犬・保護者の身分証明、検疫・防疫証明、健康保健証、各種保険証等として、また、保護者が必要・便利事項等の情報を即座に取得できる、携帯式の便利手帳として極めて有効・便利な特徴があり、
【0018】
また、本犬旅券(DOG PASSPORT)の発行者(個人、各種法人、保健行政等各種機関等)を中心とし、本犬旅券を媒体(メディア)として、本犬旅券の所持犬の保護者、ペット犬販売・サービス・繁殖・仲介業者・業界、獣医師・獣医院・獣医師会、保健所等の関係諸官公庁、ペット関係商品製造販売業者・業界等のペット犬関係者をネットワーク構成することによって、ペット犬ビジネス関係者及び関係業界等の連携を深めると共に、組織化、活性化し得る多大の効果がある。
【0019】
更に、本発明旅券(PASSPORT)は、ペット犬用の犬旅券(DOG PASSPORT)としての他に、ペット猫用の猫旅券(CAT PASSPORT)としても応用でき、当然、その他の種々のペット用としても対応できる、優れた特徴がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
正真の旅券と同様に、丈夫な素材製の二つ折り式の表紙・裏表紙の間に複数枚の紙葉を綴じ込み、各紙を見開き式に展開して閲覧できる冊子に仕立てると共に、表紙・裏表紙の裏面若しくは各紙に本旅券の所持犬及び保護者(飼い主・所有者・販売飼育業者等)に関する必須・教示・参考事項等を予め印刷し、若しくは事後的に印字・手書き等で記入し、押印するように備え、また各「写真欄」に所持犬の写真を貼付するように備えた、犬旅券(DOG PASSPORT)。
【実施例1】
【0021】
以下、図面により、本発明の実施例につき説明する。
図1は本発明実施例の日本国犬旅券(JAPAN DOG PASSPORT)の表・裏表紙の展開図、図2は表表紙の裏面と綴込み紙最初頁の展開図、図3は裏表紙の裏面と綴込み紙最終頁の展開図、図4〜図13は各綴込み紙の展開図である。
【0022】
各国が自国民に発行する旅券(PASSPORT)に倣った外観・寸法等に備える一方、不正使用防止のため一見して正真旅券と識別できる表示・色彩等に備えた、ペットの犬用の旅券(DOG PASSPORT)であり、
【0023】
正真の旅券と同様に、丈夫な素材製の二つ折り式の表紙・裏表紙の間に複数枚の紙葉を綴じ込み、各紙を見開き式に展開して閲覧できる冊子に仕立てると共に、
【0024】
表紙の表面(図1の左)に・・日本国犬旅券、JAPAN DOG PASSPORTの文字、「犬」を表わすデザインマーク等を表わし、
【0025】
裏表紙の表面(図1の右)に・・本犬旅券の発行者を表わすデザインマーク等を表わし、
【0026】
表紙の裏面(図2の左枠)に・・本犬旅券の所持犬・保護者に関する最重要事項として、「右欄」に、旅券番号/Passport No.、発行国/Issuing Country JAPAN、所持犬の「写真欄」、保護者署名/Owner
Signature等を、「左欄」に、型/Type、姓/Surname、名/Given Name、国籍/Nationality JAPAN、生年月日/Date of Birth、性別/Sex、本籍/Registered
Domicile、種類/Kind of Blood、毛の色/Color of Hair、発行年月日/Date of Issue、有効期間満了日/Date of
Expiry、蓄犬登録番号/Registration No. (鑑札番号/License No.)、年度/Year、 都道府県/Prefectures、マイクロチップ/Microchip No.、遺伝子情報/DNA No.等を表わすと共に、必要事項箇所に印字・手書き等で記入し、「写真欄」に所持犬の写真を貼付するように備え、
【0027】
裏表紙の裏面(図3の右枠)に・・本犬旅券の所持犬の固体に関する最重要事項として、「血統図 PEDIGREE」を掲載し、その詳細事項として、犬名(日本語名)Name of Dog (英語名)、犬種/Breead、日本語/英語、登録年月日/Date of
Registration、生年月日/Date of
Birth、登録番号/Registration No.、性別/Sex、毛色/Color of Hair、そして、1.SIRE父、2.DAM母の数世代の個名を記入する欄を備え、DTAE ISSUED
、 ISSUED by・・等の文字と記入する欄を備え、
【0028】
また、表・裏表紙間の綴込み各紙、
【0029】
図2の右枠に・・正真旅券に倣って、「日本国犬である本旅券の所持犬を通路故障なく旅行させ、かつ、同犬に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する。ポンポリース旅行大臣・印章」の文章、及びその英語文等を記載して備え、
【0030】
図4の左枠に・・正真旅券に倣って、「1. 検疫(診断書)」「2. 紛失・焼失の届出」「3. 記載事項の訂正」「4. 返納」「5. 発行の停止」等の文章を記載して備え、
【0031】
図4の右枠に・・「追記 AMENDMENTS AND ENDORSMENTS」の頁を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、
【0032】
.図5の左・右枠に・・「旅行記録 TRAVEL RECORDS」の頁を複数枚備えて、印字・手書き等で記入するように備え、
【0033】
図6の左・右枠に・・「フィラリアの予防と検査の表」の複数頁を備えて、各頁の表に、検査の年・月・日の欄、予防薬・検査の欄、摘要の欄等を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、
【0034】
図7の左・右枠に・・「健康管理ノート」の表の頁を備え、該表の年・月・日の欄、NOTEの欄に管理年・月・日、健康管理に関することを印字・手書き等で記入するように備え、
【0035】
図8の左枠に・・所持犬の「身体写真 BODY PHOTO」「(証明用に側面や背面の全身のヌード写真を数点自由に貼付けて下さい。)」の頁を備え、該頁に複数の「写真貼付欄」を備えて、個体を正確に特定できるように各方向から写した写真を貼付けるように備え、
【0036】
図8の右枠、図9の左・右枠、図10の左・右枠に・・「狂犬病予防接種証明書」、「予防接種証明書」 VACCINATION CERTIFICATE FOR RABIES」の頁を備え、該頁の枠欄内に、蓄犬登録番号/Regist ration (鑑札番号/License No.)、接種年月日、狂犬病接種を行なったことの証明する「獣医師名:住所・氏名」の欄を備えて、印字・手書き等で記入・署名・押印するように備え、
【0037】
図11の左枠に・・「これだけは知っておきたい応急処置の心得1」の頁を備え、本犬旅券の所持犬に発生した緊急事態に対応する基礎知識等、異常な状態を判断するためには、愛犬の普段の正常な状態を知っておくことが大事、観察ポイントは、
1.歩き方・立ち上がり方・座り方などの動き、2.呼吸数、3.脈拍数、4.体温、5.歯茎・舌の色、6.瞳孔の大きさ、「ファーストエイドの三原則」気持ちを落ち着けること、状況を的確に判断すること、冷静に対処法を考えること、その他の教示・参考的な文章を記載し、
【0038】
図11の右枠に・・「これだけは知っておきたい応急処置の心得2」の頁を備え、「意識がない、またはもうろうとしている場合」・・[人工呼吸]の仕方、 [心臓マッサージ]の仕方、応急処置後、動物病院への連絡、及びその仕方、あなたの名前、所持犬の犬種、年齢・性別、行った応急処置を告げる、病院までの所要時間、ご自身の電話番号等を相手に伝える、その他の教示・参考的な文章を記載し、
【0039】
以下、図12〜図13に示すような、便利手帳的な項目の頁を複数頁備えて、即ち、
【0040】
図12の左枠に・・「ボディチェック BODY CHECK」 年 月 日現在、「ヌード寸法」、背丈(首〜尾のつけ根) cm、胸囲(胸の一番太い所) cm、首囲(首一周) cm、体重 kg、「保険メモ」保険会社名、担当者、連絡先 Tel、保険番号 No. 等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、
【0041】
図12の右枠に・・「関係するペットの団体・機関」、「その名称1」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( )、「その名称2」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( ) 等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、地元の動物保護協会・愛護団体・ペットの冠婚葬祭・オートキャンプ場などの連絡先等にもご利用下さい等の文章を記載し、
【0042】
図13の左枠に・・「よく行くPET SHOP」、「店名1」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( )、「店名2」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( ) 等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、
同枠に・・「ペットホテル・一時預かり」、「ホテル名1」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( )、「ホテル2」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( ) 等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、
同枠に・・「困った時の相談先」、「相談先1」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( )、「相談先2」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( ) 等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、相談先に地元公共機関のペット管理担当局(環境衛生課など)なども記入しておくと大変便利です等の文章を記載し、
【0043】
図13の右枠に・・「緊急連絡先」として、
「掛かり付け獣医・専門獣医」、「獣医師・医院名1」Tel 、営業時間:何時〜何時・夜間( )・休( )、「獣医師・医院名2」Tel 、営業時間:何時〜何時・夜間( )・休( )等の欄、及び、
同枠に・・「ペットタクシー・ペット輸送」、「会社名1」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( )、「会社2」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( ) 等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、また、旅行中の緊急時には、宿泊先などの現地のホテルやペンションにおたずね下さい等の文章を記載して備え、
【0044】
図3の左枠(綴込み紙の最終頁)に・・「所持犬記入欄 INFORMATION ON BEARER DOG」として、名前/Name、住所/Address、電話/Phone No.、海外に居住する場合の住所/Overseas Address、電話/Phone No.、飼育者名/Name of
Owner、本犬との関係/Relationship、住所/Address、電話/Phone No.等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備えるなど、
【0045】
本旅券により、所持犬の個体としての容姿・特徴、病歴、旅行・移点履歴、血統、検疫・防疫証明等の情報、及び、保護者の必要・便利事項等の情報を即座に取得しえるように備えたものであって、
【0046】
本旅券を、保護者が所持犬と共に所持し、提示することによって、正真の旅券(PASSPORT)と同様に、若しくは、身分証明、検疫・防疫証明、健康保健証、各種保険証等として使用しえるように備えた、犬旅券(DOG PASSPORT)である。
【実施例2】
【0047】
図14は、本発明ペット犬ビジネスシステムの本犬旅券(DOG PASSPORT)の発行者(個人、各種法人、保健行政等各種機関等)に対し、本犬旅券の発行・交付を申し込む「ドッグパスポート(DOG PASSPORT)申請書」である。
【0048】
本犬旅券の発行者(個人、各種法人、保健行政等各種機関等)を中心とし、本犬旅券を媒体(メディア)とする、本発明ペット犬ビジネスシステムを利用せんとする者は、例えば、申請書をもって本犬旅券を取得して、本犬旅券の所持犬の保護者、ペット犬販売・サービス・繁殖・仲介業者・業界、獣医師・獣医院・獣医師会、保健所等の関係諸官公庁、ペット関係商品製造販売業者・業界等のペット犬関係者をもってネットワーク構成したシステムを利用し、システム構成者が相互に便益・利益を共有するようにしたビジネスシステムである。
【実施例3】
【0049】
図15は、猫旅券(CAT PASSPORT)の表・裏表紙の展開図である。
上記の犬旅券(DOG PASSPORT)は、略そのままペット猫の場合にあてはまるので、犬旅券を猫旅券に置き換えて実施したものであり、よって、詳細な説明を省略する。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明旅券(PASSPORT)は、ペット犬用の犬旅券(DOG PASSPORT)としての他に、ペット猫用の猫旅券(CAT PASSPORT)としても応用でき、当然、その他の種々のペット用としても対応でき、極めて広い利用可能性があり、それらの場合も、当然、本発明の権利範囲に属するものである。
上記の点は、本発明ペット犬ビジネスシステムについても同じである。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】日本国犬旅券(JAPAN DOG PASSPORT)の表・裏表紙の展開図。(実施例1)
【図2】表表紙の裏面と綴込み紙最初頁の展開図。(実施例1)
【図3】裏表紙の裏面と綴込み紙最終頁の展開図。(実施例1)
【図4】綴込み紙の展開図。(実施例1)
【図5】綴込み紙の展開図。(実施例1)
【図6】綴込み紙の展開図。(実施例1)
【図7】綴込み紙の展開図。(実施例1)
【図8】綴込み紙の展開図。(実施例1)
【図9】綴込み紙の展開図。(実施例1)
【図10】綴込み紙の展開図。(実施例1)
【図11】綴込み紙の展開図。(実施例1)
【図12】綴込み紙の展開図。(実施例1)
【図13】綴込み紙の展開図。(実施例1)
【図14】犬旅券(JAPAN DOG PASSPORT)申請書。(実施例2)
【図15】日本国猫旅券(JAPAN CAT PASSPORT)の表・裏表紙の展開図。(実施例3)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各国が自国民に発行する旅券(PASSPORT)に倣った外観・寸法等に備える一方、不正使用防止のため一見して正真旅券と識別できる表示・色彩等に備えた、ペットの犬用の旅券(DOG PASSPORT)であり、
正真の旅券と同様に、丈夫な素材製の二つ折り式の表紙・裏表紙の間に複数枚の紙葉を綴じ込み、各紙を見開き式に展開して閲覧できる冊子に仕立てると共に、表紙・裏表紙の裏面若しくは各紙に本旅券の所持犬及び保護者(飼い主・所有者・販売飼育業者等)に関する必須・教示・参考事項等を予め印刷し、若しくは事後的に印字・手書き等で記入し、押印するように備え、また各「写真欄」に所持犬の写真を貼付するように備えたものであり、
本旅券により、所持犬の個体としての容姿・特徴、病歴、旅行・移転履歴、血統、検疫・防疫証明等の情報、及び、保護者の必要・便利事項等の情報を即座に取得しえるように備えたものであって、
本旅券を、保護者が所持犬と共に所持し、提示することによって、正真の旅券(PASSPORT)と同様に、若しくは、身分証明、検疫・防疫証明、健康保健証、各種保険証等として使用し得るように備えたものである、
犬旅券(DOG PASSPORT)。
【請求項2】
各国が自国民に発行する旅券(PASSPORT)に倣った外観・寸法等に備える一方、不正使用防止のため一見して正真旅券と識別できる表示・色彩等に備えた、ペットの犬用の旅券(DOG PASSPORT)であり、
正真の旅券と同様に、丈夫な素材製の二つ折り式の表紙・裏表紙の間に複数枚の紙葉を綴じ込み、各紙を見開き式に展開して閲覧できる冊子に仕立てると共に、
(1).表紙の表面に、○○国犬旅券、○○ DOG PASSPORTの文字、「犬」を表わすデザインマーク等を表わし、
(2).裏表紙の表面に、本犬旅券の発行者を表わすデザインマーク等を表わし、
(3).表紙の裏面に、本犬旅券の所持犬・保護者に関する最重要事項として、「右欄」に、旅券番号/Passport No.、発行国/Issuing Country、所持犬の「写真欄」、保護者署名/Owner Signature等を、「左欄」に、型/Type、姓/Surname、名/Given Name、国籍/Nationality、生年月日/Date of Birth、性別/Sex、本籍/Registered Domicile、種類/Kind of Blood、毛の色/Color of Hair、発行年月日/Date of
Issue、有効期間満了日/Date of Expiry、蓄犬登録番号/Registration No. (鑑札番号/License No.)、年度/Year、 都道府県/Prefectures、マイクロチップ/Microchip No.、遺伝子情報/DNA No.等を表わすと共に、必要事項箇所に印字・手書き等で記入し、「写真欄」に所持犬の写真を貼付するように備え、
(4).裏表紙の裏面に、本犬旅券の所持犬の固体に関する最重要事項として、
「血統図 PEDIGREE」を掲載し、その詳細事項として、犬名(日本語名)
Name of Dog (英語名)、犬種/Breead、日本語/英語、登録年月日/Date
of Registration、生年月日/Date of Birth、登録番号/Registration No.、性別/Sex、毛色/Color of Hair、そして、1.SIRE父、2.DAM母の数世代の個名を記入する欄を備え、DTAE ISSUED
、 ISSUED by・・等の文字と記入する欄を備え、
表・裏表紙間の綴込み各紙に、
(5).正真旅券に倣って、「○○国犬である本旅券の所持犬を通路故障なく旅行させ、かつ、同犬に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する。
○○国大臣・印章」の文章、及びその英語文等を記載して備え、
(6).正真旅券に倣って、「1. 検疫(診断書)」「2. 紛失・焼失の届出」「3. 記載事項の訂正」「4. 返納」「5. 発行の停止」等の文章を記載して備え、
(7).「追記 AMENDMENTS AND ENDORSMENTS」の頁を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、
(8).「旅行記録 TRAVEL RECORDS」の頁を複数枚備えて、印字・手書き等で記入するように備え、
(9).「フィラリアの予防と検査の表」の複数頁を備えて、各頁の表に、検査の年・月・日の欄、予防薬・検査の欄、摘要の欄等を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、
(10).「健康管理ノート」の表の頁を備え、該表の年・月・日の欄、NOTEの欄に管理年・月・日、健康管理に関することを印字・手書き等で記入するように備え、
(11).所持犬の「身体写真 BODY PHOTO」「(証明用に側面や背面の全身のヌード写真を数点自由に貼付けて下さい。)」の頁を備え、該頁に複数の「写真貼付欄」を備えて、個体を正確に特定できるように各方向から写した写真を貼付けるように備え、
(12).「狂犬病予防接種証明書 VACCINATION CERTIFICATE FOR RABIES」の頁を備え、該頁の枠欄内に、蓄犬登録番号/Registration (鑑札番号/License No.)、接種年月日、狂犬病接種を行なったことの証明する「獣医師名:住所・氏名」の欄を備えて、印字・手書き等で記入・署名・押印するように備え、
(13).「これだけは知っておきたい応急処置の心得1」の頁を備え、本犬旅券の所持犬に発生した緊急事態に対応する基礎知識等、異常な状態を判断するためには、愛犬の普段の正常な状態を知っておくことが大事、観察ポイントは、
1.歩き方・立ち上がり方・座り方などの動き、2.呼吸数、3.脈拍数、4.体温、5.歯茎・舌の色、6.瞳孔の大きさ、「ファーストエイドの三原則」気持ちを落ち着けること、状況を的確に判断すること、冷静に対処法を考えること、その他の教示・参考的な文章を記載し、
(14).「これだけは知っておきたい応急処置の心得2」の頁を備え、「意識がない、またはもうろうとしている場合」・・[人工呼吸]の仕方、 [心臓マッサージ]の仕方、応急処置後、動物病院への連絡、及びその仕方、あなたの名前、所持犬の犬種、年齢・性別、行った応急処置を告げる、病院までの所要時間、ご自身の電話番号等を相手に伝える、その他の教示・参考的な文章を記載し、
以下、(14)〜(18)のような、便利手帳的な項目の頁を複数頁備えて、即ち、
(15).「ボディチェック BODY CHECK」 年 月 日現在、「ヌード寸法」、背丈(首〜尾のつけ根) cm、胸囲(胸の一番太い所) cm、首囲(首一周) cm、体重 kg、「保険メモ」保険会社名、担当者、連絡先 Tel、保険番号 No. 等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、
(16).「関係するペットの団体・機関」、「その名称1」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( )、「その名称2」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( ) 等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、地元の動物保護協会・愛護団体・ペットの冠婚葬祭・オートキャンプ場などの連絡先等にもご利用下さい等の文章を記載し、
(17).「よく行くPET SHOP」、「店名1」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( )、「店名2」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( ) 等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、
(18).「ペットホテル・一時預かり」、「ホテル名1」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( )、「ホテル2」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( ) 等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、
(19).「困った時の相談先」、「相談先1」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( )、「相談先2」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( ) 等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、相談先に地元公共機関のペット管理担当局(環境衛生課など)なども記入しておくと大変便利です等の文章を記載し、
(20).「緊急連絡先」として、
「掛かり付け獣医・専門獣医」、「獣医師・医院名1」Tel 、営業時間:何時〜何時・夜間( )・休( )、「獣医師・医院名2」Tel 、営業時間:何時〜何時・夜間( )・休( )等の欄、及び、
「ペットタクシー・ペット輸送」、「会社名1」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( )、「会社2」Tel 、営業時間:何時〜何時・休( ) 等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備え、また、旅行中の緊急時には、宿泊先などの現地のホテルやペンションにおたずね下さい等の文章を記載して備え、
(21).「所持犬記入欄 INFORMATION ON BEARER DOG」として、名前/Name、住所/Address、電話/Phone No.、海外に居住する場合の住所/Overseas
Address、電話/Phone No.、飼育者名/Name of Owner、本犬との関係/Relationship、住所/Address、電話/Phone No.等の欄を備えて、印字・手書き等で記入するように備えるなど、
本旅券により、所持犬の個体としての容姿・特徴、病歴、旅行・移点履歴、血統、検疫・防疫証明等の情報、及び、保護者の必要・便利事項等の情報を即座に取得しえるように備えたものであって、
本旅券を、保護者が所持犬と共に所持し、提示することによって、正真の旅券(PASSPORT)と同様に、若しくは、身分証明、検疫・防疫証明、健康保健証、各種保険証等として使用しえるように備えたものである、
請求項1の犬旅券(DOG PASSPORT)。
【請求項3】
本犬旅券(DOG PASSPORT)の発行者(個人、各種法人、保健行政等各種機関等)を中心とし、本犬旅券を媒体(メディア)として、本犬旅券の所持犬の保護者、ペット犬販売・サービス・繁殖・仲介業者・業界、獣医師・獣医院・獣医師会、保健所等の関係諸官公庁、ペット関係商品製造販売業者・業界等のペット犬関係者をネットワーク構成したことを特徴とする、
ペット犬ビジネスシステム。
【請求項4】
各国が自国民に発行する旅券(PASSPORT)に倣った外観・寸法等に備える一方、不正使用防止のため一見して正真旅券と識別できる表示・色彩等に備えた、ペットの猫用の旅券(CAT PASSPORT)であり、
正真旅券と同様に、丈夫な素材製の二つ折り式の表紙・裏表紙の間に複数枚の紙葉を綴じ込み、各紙を見開き式に展開して閲覧できる冊子に仕立てると共に、表紙・裏表紙の裏面若しくは各紙に本旅券の所持猫及び保護者(飼い主・所有者・販売飼育業者等)に関する必須・教示・参考事項等を予め印刷し、若しくは事後的に印字・手書き等で記入し、押印するように備え、また各「写真欄」に所持猫の写真を貼付するように備えたものであり、
本旅券により、所持猫の個体としての容姿・特徴、病歴、旅行・移点履歴、血統、検疫・防疫証明等の情報、及び、保護者の必要・便利事項等の情報を即座に取得しえるように備えたものであって、
本旅券を、保護者が所持猫と共に所持し、提示することによって、正真の旅券(PASSPORT)と同様に、若しくは、身分証明、検疫・防疫証明、健康保健証、各種保険証等として使用し得るように備えたものである、
猫旅券(CAT PASSPORT)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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