説明

球体集合体エアフィルター、その応用。

【課題】 製麺所、製パン工房などでは酵母による皮膚疾患に悩まされている。その他、空気浄化による作業環境の改善が待たれる。
【解決手段】 加湿器、球体集合体エアフィルター、送風機からなる本空気浄化装置を室内に設置し、空気中に浮遊する有害物質を除去する。球体集合体は一定の通気性を持つが十分ではない。球体に複数の径を与えることで通気性を良くする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
空気浄化装置。
【背景技術】
【0002】
従来のエアフィルターでは微粉末、粉塵、ウイルス、匂いなどの除去が難しく、フィルターの洗浄も簡単ではなかった。
製パン工房などでは酵母による皮膚炎に悩まされており、空気の浄化が必要とされている。病院は患者が持ち込むウイルスによって悩まされている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
空気に乗って室内に浮遊する汚染物質を除去する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
従来、フィルターはその網目より大きいものを通さないことで空気を浄化する。出願する球体集合体エアフィルターでは、汚染物質が球体の隙間で加速され、前方の球体正面に衝突・付着することで、汚染物質を除去する。酵母など空気とともに流れ易い物質は加湿し質量を加え、臭いやウイルスは加湿なしでも球体に粘着性を持たせることで除去できる。
【0005】
球体集合体は一定の通気性を持っているが十分ではない。球体を大きくしても一個あたりの面積が増えるだけで、数が減るために通気性改善にはならない。直径の違う球体を混ぜれば大きく改善されるが均等に混ぜることは不可能である。そこで、一つの球体に複数の直径を与えることで解決する。具体的には2図を参照。
【発明の効果】
【0006】
加湿器、球体集合体、送風機の簡単な構造で室内に浮遊する汚染物質を除去できる。球体の洗浄は従来のエアフィルターよりはるかに簡単に洗浄できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
球体の直径を1センチ程度とし、材質はプラスチック、あるいはヒノキなどの木質材を使用し、空気浄化装置のエアフィルターとする。粘着物質でコーティングし除菌・脱臭、香油を沁み込ませアロマテラピー付等、応用は広い。
【実施例】
【0008】
試作品の製作は無いが、ウイルス捕捉フィルターでの体験から球体集合体の有用性は明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0009】
従来ある加湿器、扇風機、エアフィルターを組み合わせた簡単なものであるため製品化は容易であると考える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】浮遊物が球体間で加速、付着するイメージ図
【図2】複数の径を持つ球体の形状
【図3】浄化装置のイメージ図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
球体集合体をエアフィルターとして使う。
【請求項2】
球体集合体エアフィルターの複数径球体による通気性改善。
【請求項3】
球体集合体エアフィルターの空気浄化装置への応用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−51939(P2010−51939A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−244899(P2008−244899)
【出願日】平成20年8月27日(2008.8.27)
【出願人】(508212163)
【Fターム(参考)】