環状の筋肉トレーニング器
【課題】手と足で使用した場合でも清潔さが保たれる筋肉トレーニング器を提供する。
【解決手段】クッション部材1の端部からゴム材2に沿って内側面には一定箇所が折れ曲がる曲がり部6が形成されており、クッション部材の端部から伸縮部材に沿って内側面には、表側と裏側の二面を有する帯状の仕切り部材7の一方の片側が取り付けてあり、該仕切り部材の他方の片側の所定の箇所には孔4が形成されており、孔の内側には、差し込み部9が形成されており、該差し込み部は其の一部分を前記仕切り部材に縦方向又は横方向又は斜め方向のいずれかの方向で接続しており、該接続部分を付け根として、其の先端部から表側又は裏側方向に曲げて突出させることができ、前記二つのクッション部材其々の両端部側の所定の箇所には凹部10が形成されており、更に前記差し込み部は前記クッション部材の両端部側のどちら側の前記凹部にも接続でき、又、取り外すことができる。
【解決手段】クッション部材1の端部からゴム材2に沿って内側面には一定箇所が折れ曲がる曲がり部6が形成されており、クッション部材の端部から伸縮部材に沿って内側面には、表側と裏側の二面を有する帯状の仕切り部材7の一方の片側が取り付けてあり、該仕切り部材の他方の片側の所定の箇所には孔4が形成されており、孔の内側には、差し込み部9が形成されており、該差し込み部は其の一部分を前記仕切り部材に縦方向又は横方向又は斜め方向のいずれかの方向で接続しており、該接続部分を付け根として、其の先端部から表側又は裏側方向に曲げて突出させることができ、前記二つのクッション部材其々の両端部側の所定の箇所には凹部10が形成されており、更に前記差し込み部は前記クッション部材の両端部側のどちら側の前記凹部にも接続でき、又、取り外すことができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は身体の筋肉を鍛える為の筋肉トレーニング器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来足腰を鍛える器具は色々提供されて来ているが、其のどれもが身体の一部分を鍛える器具であり、又は鍛える箇所を幾つかに分けて部分的にトレーニングする器具であった。又、細いゴムチューブを使用して其れを手や足で引き伸ばす方法も公知であるが、ゴム材を使用すると切れた際の跳ね返りが使用者や周囲の物に当たり危険であった。これを解決する為に本発明者は所定の長さと幅と厚みを有する二つのクッション部材に環状のゴム材を取り付け、クッション部材を手又は足で引き伸ばす器具を考案し実用新案登録第3166018号としているが、此のアイディアでは手と足とをクッション部材の同じ面に宛がう為、足先の細菌が手などに心配が有り、清潔さの面に於いて問題が有った。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明に於いては手と足で使用した場合でも清潔さが保たれる筋肉トレーニング器を提供することを課題とする。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
上記課題を解決する為に、本発明者は次の如き環状の筋肉トレーニング器を提供する。
1、クッション性を有し、且つ一つが少なくとも20cm以上の長さと所定の幅と厚みを有する二つのクッション部材に、紐状又は帯状又は管状又は其の他の形状から成る伸縮性を有するゴム材を前記クッション部材に形成した孔状又は凹状又は其の他の形状の所定の外側間隔を有するゴム材保持部に依って保持して繋ぎ止め、環状に形成した筋肉トレーニング器であって、前記クッション部材の端部から前記ゴム材に沿って所定の長さを有した内側面には一定箇所が折れ曲がる曲がり部が形成されており、更に前記クッション部材の端部から伸縮部材に沿って所定の長さを有した内側面には、所定の長さ及び幅及び厚みを有し、表側と裏側の二面を有する帯状の仕切り部材の一方の片側が取り付けてあり、該仕切り部材の他方の片側の所定の箇所には所定の広さを有する孔が形成されており、該孔の内側には、所定の長さと幅と厚みを有する差し込み部が形成されており、該差し込み部は其の一部分を前記仕切り部材に縦方向又は横方向又は斜め方向のいずれかの方向で接続しており、該接続部分を付け根として、其の先端部から所定の長さを前記仕切り部材の表側又は裏側方向に曲げて突出させることができ、そして、前記二つのクッション部材其々の両端部側の所定の箇所には所定の広さと深さを有する凹部が形成されており、前記差し込み部を前記クッション部材の凹部に差し込んで該凹部の内側で接続することができ、更に前記差し込み部は前記クッション部材の両端部側のどちら側の前記凹部にも接続でき、又、取り外すことができることを特徴とする環状の筋肉トレーニング器。
2、二つのクッション部材の其々の両端部側の所定の箇所に、該箇所の長さ方向における内側のクッション部材よりも硬い部材を取り付け、該硬い部材に凹部を又は前記クッション部材と前記硬い部材とで凹部を形成したことを特徴とする上記第1項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
3、差し込み部が孔の内側に於いて、仕切り部材のクッション部材への取り付け側方向とは反対側の方向で仕切り部材に接続していること特徴とする上記第1〜2項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
4、差し込み部及び凹部にマジックテープ(登録商標)の雄又は雌テープのいずれかを取り付けたことを特徴とする上記第1〜3項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
5、ゴム材の両側を又は両側端部を直接繋ぎ、環状に形成したことを特徴とする上記第1〜4項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
6、ゴム材の両側を又は両側端部を、接続部材を介して間接に繋ぎ、環状に形成したことを特徴とする上記第1〜4項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
7、ゴム材の両側を又は両側端部を、一つのクッション部材に直接に又は接続部材を介して間接に取り付けたことを特徴とする上記第1〜4項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
8、複数本のゴム材の両側又は両側端部を二つのクッション部材の其々に直接に又は接続部材を介して間接に取り付けたことを特徴とする上記第1〜4項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
9、ゴム材保持部を孔状に形成したことを特徴とする上記第1〜8項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
10、クッション部材がスポンジ材で形成されていることを特徴とする上記第1〜9項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
11、ゴム材を紐状に形成したことを特徴とする上記第1〜10項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
12、ゴム材を帯状に形成したことを特徴とする上記第1〜11項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
13、ゴム材を管状に形成したことを特徴とする上記第1〜12項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
【発明実施の形態】
【0005】
以下、図面を参照しながら本発明の各種態様に係る環状の筋肉トレーニング器に関して説明する。以下の説明は本発明の技術思想を具現化する幾つかの具体例を説明するものであり、本発明は以下の説明に限定されるものでは無い。
【0006】
初めに本発明の環状の筋肉トレーニング器に係る一態様に関し、其の構造と部材構成を図1(a)の斜視図及び図(b)の平面図及び図(c)と図(e)と図(f)の正面図及び図(d)の側面図で説明する。図(d)の側面図は図(b)平面図に記された⇒(d)方向から見た図と成っている。図1に示す本環状の筋肉トレーニング器は少なくとも20cm以上の長さと所定の幅と所定の厚みを有するクッション部材1が二つ、長さ方向で中央部を内側に湾曲させ、内側面を対向させて配置されており、二つのクッション部材1の外側には、柔軟性と伸縮性を有し、且つ所定の太さ又は幅及び長さを有する紐状の一本のゴム材2がクッション部材1の長さ方向に沿って外周に取り付けられており、該ゴム材2はクッション部材1の外側に形成された帯状のゴム材保持部3に依ってクッション部材1に保持されている。ゴム材保持部3はクッション部材1の其々の長さ方向に於いて所定の外側間隔を有した二箇所に、帯状の部材をクッション部材1の外側面の幅方向に取り付けられ、図(d)の側面図で示す様に、孔4を有して形成されている。このゴム材保持部3はゴム材2を保持し、引き張る際の支点と成る部分である。そして孔4にゴム材2が通され、ゴム材保持部3に宛がわれている。図1に於いてゴム材2は継ぎ目のない形状で記されているが、ゴム材2のクッション部材1への其の他の形態に就いては図5〜図7で説明する。そして、図(b)で示す様に二つのクッション部材1の其々の端部5からゴム材2に沿った所定の寸法を有した内側面に一定の箇所が内側方向に折れ曲がる曲がり部6が形成されており、二つのクッション部材1がゴム材2に依って連結され環状の形態を形成している。本発明に於いてクッション部材1の長さとは、図1(b)の平面図で示せば、平面上に於けるゴム材2の伸長する方向であって、且つクッション部材1がゴム材2に沿う方向に於いての寸法を示し、幅とは、平面上に於けるクッション部材1とゴム材2で形成する環に対して垂直方向の寸法を示し、厚みとは長さ方向と幅方向に対して直交する方向の寸法を示す。又、図1(b)に於いて所定の外側間隔を有するゴム材保持部3はクッション部材1の両端部5側に形成されている。ここで云う外側間隔とはクッション部材1の長さ方向における両端部5側を示す。そして更にクッション部材1の端部5から所定の寸法を有した箇所に所定の長さと幅と厚みを有する帯状の仕切り部材7が、其の片側端部8をクッション部材1に接続して形成されている。そして仕切り部材7の他片側には所定の広さを有する孔4が形成されており、該孔4の内側には仕切り部材7のクッション部材1に取り付けられていない片側方向の部分と接続して、差し込み部9が形成されている。そして二つのクッション部材1の其々の両端部5側には所定の広さと深さを有する凹部10即ち凹みが形成されている。孔4と差し込み部9と凹部に10就いては図1(e)と(f)に示している。孔4と差し込み部9と凹部10に就いては段落(0013)と(0014)で後記する。以上が本態様の環状の筋肉トレーニング器の構造となっている。以上説明した態様は請求項2の形態を示すものであり、本態様に於いては差し込み部9の仕切り部材7への接続の方向が規定されている。しかし請求項1に於いては接続の方向は規定されていない。この点に就いては、次の段落(0007)で使用方法及び効果を説明する際に合わせて説明する。
【0007】
次に本環状の筋肉トレーニング器の使い方を図1及び図3で説明する。図1の二つのクッション部材1の其々の曲がり部6に内側から両手又は両足を宛がって広げることで、ゴム材の張力で手足のエクスパンド運動ができるのである。クッション部材1の中央部に曲がり部6を有することで手や足を左右均一にバランス良く宛がうことができ、所定の長さを有する場合にはクッション部材1の内側でクッション部材1に沿って動かしても手や足からクッション部材1が外れ難くすることができる。図1(a)と(b)では曲がり部6に仕切り部材7が形成されているので、使用する際には図3で示す様に仕切り部材7をクッション部材1の左右に振り分けて使用するのである。図3は説明の為、二つのクッション部材の一つをだけ示しているが、使用する際は図1で示す環状にして使用するものである。図3を説明すると図3(a)と(c)が正面図で、図3(b)と(d)が平面図と成っており、図1の表記とは正面図と平面図が逆になっている。これは使用する形態を示す為に図1とは角度を変えた為でありご了承頂きたい。図3以外は図1の表し方と同じである。図3(a)は仕切り部材7がクッション部材1の上側に沿っており、差し込み部9がクッション部材1の上側の凹部10に斜めに差し込まれている。差し込まれた状態を本発明では接続とするものである。実際の接続方法は色々あり、其の方法は経験的に決定されて良いからである。但し其の中から実施の接続に就いて選択した実施例を段落(0014)の図2で後記する。図3(a)の説明に戻ると、図3(a)のクッション部材1の曲がり部6には手11が宛がわれている。図3(b)は図3(a)を上から見た平面図である。図3(c)は仕切り部材7がクッション部材1の下側に沿っており、差し込み部9がクッション部材1の下側の凹部10に斜めに差し込まれている。そして図3(c)のクッション部材1の曲がり部6には足先12が宛がわれている。図3(d)は図3(c)を上から見た平面図である。この様に本発明は仕切り部材7に形成された差し込み部9を上下に曲げて動かし、差し込み部9を上下の凹部10に差し込み接続することで、手11を接触させる面と足先12を接触させる面を変え、足先などに付いた細菌類を手で使用した際に移すことを防ぐものである。又、更に本発明で一枚の差し込み部9をクッション部材1の両端部5側の凹部10に差し込んで接続する理由は、この様にすることで、帯状の仕切り部材7を内側にして其の左右をクッション部材1で挟んだ時、差し込み部材9が必ず片側のクッション部材1に接続しており、他片側へは接続しない為である。本発明ではこの一枚の差し込み部を振り分けて二つの凹部に差し込む構造を第一の要件としている。其れが請求項1と成っている。そのため接続の方法は色々選択することができるのである。そして、本態様で示した差し込み部9の取り付け方向に就いては別の態様と成り請求項2が該当するものである。
【0008】
次に各部分の詳細に就いて説明する。初めにクッション部材1であるが該クッション部材1は柔軟性と弾性と伸縮性から成るクッション性を有する部材で形成されている。一つのクッション部材1の長さは両側端部5間の長さが少なくとも20cm以上を有している、実施上は40〜50cm以上有することが手足の支持範囲を大きくできるので好ましく、幅は9cm程度、厚みは3cm以上程度が好ましい。実施上、クッション部材1を40〜50cm以上とした場合、曲がり部6は前記クッション部材1の端部5からゴム材2に沿った18cm以上程度の箇所に形成されることが好ましい。曲がり部6は湾曲又は屈曲又は屈折していても良い。又、該曲がり部6はクッション部材1の内側面で形成されており、面の内側方向に折れ曲がることのできる一定の箇所を云う。又、クッション部材1の長さの少なくとも60%以上が手足を掛ける幅として、5〜15cmの範囲内の幅で形成されていることが望ましい。実施上は、前述したが幅は5cmよりも8〜9cm程度の幅の広い方が押し広げる際、手又は足先全体に圧力を分散でき、又、面積が増えることで滑りを小さくできるので好ましい。厚みは2cm〜5cm程度が好ましい。材料としては、スポンジ材が好ましいがスポンジ材以外ではビニール材などから成る、中に気体の入る風船で形成しても良い。又、スポンジ材の場合、硬さは任意であり、柔らかいものと硬いものを複合させても良い。又、図4(a)の平面図はクッション部材1をスポンジ材で想定したものであるが図(a)で示す様に、スポンジ材表面の所定の箇所に所定の長さ及び所定の幅を有する、帯状又は布状又はシート状又はフィルム状又は薄板状のスポンジ材よりも伸縮性の少ない、且つ引っ張り強度を有する補強部材13を接合しても良い。又、該補強部材13はスポンジ材よりも摩擦係数の小さな部材、例えばフッ素樹脂などの薄板で形成されるとゴム材2との接触部分の滑りが良くなるので好ましい。又、クッション部材1は図1で示す様に一体で形成しても良い、図4(b)の平面図で示す様に補強部材13に分割して取り付けても良いし、補強部材13をスポンンジ材の上下に形成してクッション部材を挟んでも良いし、同じ側に二重に形成して其の間に手を差し入れられる様にしても良い。二重の外側を足で接触し、二重の内側を手で接触することで、足と手の接触面を変えることができる。又は他の接続方法で複数のクッション部材1の間を接続して所定の長さを形成しても良い。その場合、其々のクッション部材1の間は接触していても良いし、所定の間隔を有していても良い。全体で一つのクッション部材1のクッション性を有する部分が20cm以上であれば良い。又、クッション部材1の幅及び厚み及び材質は該クッション部材1の中で必要に応じて変化させても良い。但し実施上変化させる部分は全体の20%以下程度にすることが好ましい。其れ以上では全体のクッション部分が狭くなるからである。この材質を変える点に就いては、実施上、図9(a)と(c)の平面図及び図9(b)と(d)の正面図で示す様に、クッション部材の両端部5にクッション部材1よりも硬さを有する部材19(硬さを有するスポンジ材など)で形成することができる。この様にすると、凹部10の潰れ及びクッション部材の端部の潰れを防ぐことができるからである。図9(a)は硬さを有する部材19に凹部10を形成した図であり、図9(b)は図(a)の平面図である。図(c)はクッション部材1と硬さを有する部材19とで凹部10を形成した図であり、図(d)は図(c)の平面図である。図9に示すこの様な形態の場合も凹部10はクッション部材1の両端部側の所定の箇所に形成されたと見なすものである。硬さを有する部材19の長さは実施上経験的に決定されて良いが、できるだけ小さい範囲であることが好ましい。接続の方法は図2で示したマジックテープ(登録商標)以外にマグネットやホックなどが選択できる。
【0009】
次にゴム材2に就いて説明する。図1に於いてゴム材2は一本の紐状繋ぎ目の無い部材を環状に形成した形態で示されているが、繋ぎ目を有していても良い。長さは50cm以上の長さを有していることが好ましい。実施上は伸びていない状態で70cm程度以上を有すれば良い。クッション部材1との接続に於いて適宜経験的に其の長さは決定できる。又、図1以外に図5で示すような環状に形成しても良い。図5(a)の側面図はクッション部材1の側面でゴム材の端部14を結び合わせた形態であり、図5(b)の側面図は他の繋ぎ部材15で接続した形態である。又、図6(a)の側面図で示す様にクッション部材1に一本のゴム材の端部14を直接取り付け箇所18に取り付けても良いし、図6(b)の側面図で示す様に、繋ぎ部材15を介してクッション部材1の取り付け箇所18にゴム材の端部14を取り付けても良い。取り付け位置は任意であるが図面ではクッション部材1の側面と成っている。又、図7の平面図で示す様に二つのクッション部材1に二本のゴム材2を並列させて取り付けることもできる。二本のゴム材2を取り付ける場合はクッション部材1の長さ方向での中央近くを取り付け箇所18にすることがゴム材2を長く形成できるので好ましい。図7に於いて仕切り部材は省略している。実施上、ゴム材2の太さ又は幅は1cm程度の紐状のもの又は、幅が1cm〜10cm程度で厚みが5mm程度の帯状のもの又は厚みが更に薄いフィルム状で且つ帯状の部材を紐状にしたもの又は環状のものなどが選択できる。又、複数本をクッション部材1に取り付けても良い。複数本にすることでクッション部材1を押し広げる張力を増やすことができる。又、複数本の太さを変えて取り外しができる様にし、張力を変化させることもできる。又、ゴム材を使用する場合、伸び率は伸びていない時を1とすると伸びた際には2以上に成ることが好ましい。又、紐状のゴム材に材質としては伸縮性を有さないが、織り方で伸縮性を有する布状で筒状の部材を被せても良い。
【0010】
次にゴム材保持部3に就いて説明する。図1ではゴム材保持部3はクッション部材1の両端部5側に帯状の部材の左右端部を幅方向に接続し、該帯状の部材とクッション部材1の間に孔4を形成し、該孔4にゴム材2を通した形態を示している。図1以外の実施の態様の一部を図8の正面図(a)と(b)と側面図(c)と(d)で説明する。図8ではゴム材2は図1と同様、継ぎ目のない環状の形態で示されている。図8(a)はクッション部材1の端部5側に孔4を形成し其処にゴム材2を通して保持した図である。図8(b)は、筒部16をクッション部材1の外側面に形成した図である。この場合、クッション部材1の内部に筒部を形成しても良いし、又クッション部材1の内側に形成しても良い。図面の表記はゴム材保持部3では無く筒部16としている。図8(c)はクッション部材1の外側面のゴム材保持部3を凹状に形成した図である。この場合、クッション部材1自体に凹状に形成しても良いし、又、クッション部材1の内側面に凹状のゴム材保持部を形成しても良い。ゴム材2を取り付ける際には凹状の部分にゴム材2を押し込むと装着することができる。図8(d)はゴム材保持部3をマジックテープ(登録商標)17で形成し開閉ができる様にした図である。以上に於いてこれらの形状はクッション部材1と他部材の相互で形成しても良い。又、上記以外の取り付け方法として環又は輪などを使用することも考えられるがこれらは孔4の範疇とする。以上の方法に於いて実施上、前記ゴム材保持部3は少なくとも10cm以上の外側間隔を有していることが好ましい。又、幅方向でのゴム材2を宛がう内側幅は適宜経験的に決定されて良いが、実施上、ゴム材保持部3の内側幅は2cm以上を有することが好ましい。ここで云う内側幅とはクッション部材1の幅方向を示す。クッション部材1の端部5ではゴム材2を支持する支点が前記足掛け部材1の中央部から幅方向での端部側に動いた方が、使用中のゴム材2及びクッション部材1の曲がり及び撓み及び捩れを少なくすることができるので、ゴム材2を移動させることができる様に2cm以上が好ましいとするものである。又、図1で示した帯状のゴム材保持部3を図8(d)で示す様にマジックテープ(登録商標)17の雄側テープと雌側テープを重ねてクッション部材1との間に孔4を形成し、ゴム材保持部3を開いてゴム材2を外せる構造としても良い。又、取り付ける位置は任意であり、図1では外側面であったが、上記説明の様にクッション部材1の内部に形成しても良いし、内側面に形成しても良い。いずれもクッションの機能を有するが、実施上は外側部又は内部に形成する方が使用上クッション性を高めることができるので好ましい。クッション部材の端部5側に形成されたゴム材保持部3は所定の外側間隔を有しており、ゴム材2を保持して支える支点となっている。所定の外側間隔としているのはクッション部材1の任意の一箇所に足を乗せて、他方のクッション部材1を任意の方向に広げて伸ばした際に、クッション部材1の端部5側にゴム材2と接触しない範囲を出来るだけ小さくする為である。外側間隔を小さくして形成とすると、使用中の曲がりや捩れや撓みに依りクッション部材1の端部5側がゴム材2から外れてしまう不具合が生じる。この外れてしまう範囲を接触しない範囲と云うのである。このことより実施上は極力クッション部材1の端部5側に形成することが好ましい。又、図面には記していないが、二つのゴム材保持部3の中間に及び幅の中央に外側二つのゴム材保持部の幅よりも狭い幅のゴム材保持部を形成しても良い。その様にすると外側のゴム材保持部の内側でゴム材が幅方向で片寄った時、中間のゴム材保持部が中央を保持するので、ゴム材を中央に戻し易く成るのである。
【0011】
次に曲がり部6に就いて説明する。本発明では二つのクッション部材1の端部5からゴム材2に沿った所定の長さを有した箇所に、一定の箇所が曲がる曲がり部6が対向して形成されている。クッション部材の端部5からゴム材2に沿った所定の長さを有した箇所に一定の箇所で曲がる曲がり部6を有することで、二つのクッション部材1の間に足を入れ易くすることと、曲がり部6をクッション部材1の長さ方向に於いて中央側に配置することで、この部分を曲がり易くし、折り畳み易くすることができる。このことから実施上、曲がり部6は二つのクッション部材1の其々の中央部に一箇所形成されることが最も好ましいが、曲がり部6の幅、及び個数は適宜経験的に決定されて良い。一定の箇所が折れ曲がる曲がり部6を形成する方法は色々あるが、列挙すると▲1▼は予めクッション部材を曲げておく。▲2▼はは前記所定の箇所を該所定の箇所の外側部よりも柔らかい部材で形成する。▲3▼は曲がり部6を其の左右部よりも薄く形成する。▲4▼は曲がり部の幅寸法を其の左右部よりも小さくする。(孔を形成しても良い)▲5▼は曲がり部6の前記所定の箇所を二つのクッション部材を繋ぎ部材で繋いで形成するなどの手段により、該所定の箇所を其の左右外部よりも曲がり易くすることに依り、一定の箇所が曲がる曲がり部6が形成できるので実施の際に選択されて良い。曲がり部6は、曲率が其の逆数の曲率半径に於いて5cm以下であることが好ましい。大きく曲げられることで、折り畳み易くすることができる。
【0012】
次に仕切り部材7であるが、仕切り部材7は柔軟性を有した帯状の部材で形成されることが好ましい。形成部材の材質は任意であるが布状の部材、又はシート状の部材又はビニール材又はスポンジ材又は伸縮性を有する薄い帯状御のゴム材などの部材を使用することができる。長さ及び幅及び厚みは任意であるが、実施上、長さは20cm〜30cm程度で幅は7cm〜15cm程度、厚みは材質によって異なり布状又はシート状の場合は1mm〜5mm程度が好ましい。又、仕切り部材7はクッション性を有する部材で形成することもできる。薄い帯状の部材にクッション性を有する部材、例えばスポンジ材を所定の厚みで貼り合わせても良い。強度が十分で有ればスポンジ材だけで形成しても良い。クッション性を有する部材の厚みは実施上経験的に決定されて良い。又、柔軟な部材と少し硬さを有する部材を組み合わせても良い。又、仕切り部材7を網で形成しても良いし、複数の小さな孔を開けていても良い。又、実施上、図1で示した様に仕切り部材7の取り付け位置はクッション部材1の中央部の曲がり部6が好ましいが、図10で示す様に、仕切り部材7が折り曲げ部6を形成することもできるので、クッション部材1の曲がり部6に限定されることは無い。曲がり部6から外れていても構わない。又、クッション部材1の曲がり部6側の仕切り部材7の端部はクッション部材1の取り付け部から外せる構造であっても良い。
【0013】
図1(e)は仕切り部材7に形成した孔4と差し込み部9の形態を示す平面図であり、図(f)は凹部10の形状を示す平面図である。図(e)はクッション部材1側では無い仕切り部材の端部8の脇に孔4が形成されており、其の中に仕切り部材の前記端部8側と連結した差し込み部9が形成されている。この差し込み部9の折れ曲がる部分が破線で記されている。この場合、孔4及び差し込み部9の形状は任意であるが、孔4は差し込み部9よりも大きいことが必要である。部実施上、孔4と差し込み部9は図面上で示す横方向で長さは5cm位内程度、縦方向の幅は4cm以内程度が好ましい。差し込み部9はできるだけ前記仕切り部材の端部8に近い箇所が好ましいが、其の位置は実施上経験的に決定されて良い。又、折れ曲がりの箇所は任意であるが、差し込み部材9の前記仕切り部材の端部8側、即ち差し込み部9に対して図3で示す破線の箇所方向が前記仕切り部材の端部8を持って差し込み部9を凹部10から取り外す際に、外し易い好ましい位置である為請求項2に一つの独立した態様として記している。
【0014】
図2は本発明に係る環状の筋肉トレーニング器の別の態様の一部分を示す平面図である。図2では凹部10の内側と差し込み部9の表側と裏側にマジックテープ(登録商標)17の雄又は雌テープを取り付けた図である。この状態から差し込み部9を凹部10の内側に押しこむことで接続することができるのである。差し込み部9の下側に取り付けたマジックテープ(登録商標)17は差し込み部9を下側に曲げて、クッション部材1の他方の凹部に差し込む為に取り付けられたものである。又、図3に於いてマジックテープ(登録商標)17が取り付けられた凹部10は取り付け面が傾斜した形態と成っているが、この様に傾斜させることで、接続の際に接続し易く、クッション部材1側とは反対側の仕切り部材の端部8を持ってマジックテープ(登録商標)を剥がし取る際に外し易く成るのである。
【0015】
上記に於いて本発明に係る環状の筋肉トレーニング器の各部の好ましい形状及び寸法及び材質に就いて説明したが、上記で限定した材質及び寸法以外に於いては限定されることは無く、形状及び寸法及び材質は適宜経験的に決定出来る。
【0016】
本発明に係る環状の筋肉トレーニング器に依れば、身体全体に亘る運動を安全に且つ容易にそして清潔に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造を示す斜視図(a)と平面図(b)と正面図(c)と(e)と(f)と側面図(d)である。
【図2】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す平面図である。
【図3】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す正面図(a)と(c)平面図(b)と(d)である。
【図4】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニグ器の構造を示す平面図(a)と(b)である。
【図5】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す側面図(a)と(b)である。
【図6】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部分を示す側面図(a)と(b)である。
【図7】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す平面図である。
【図8】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す正面図(a)と(b)と側面図(c)と(d)である。
【図9】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す平面図(a)と(b)である。
【図10】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す平面図である。
【符号の説明】
【0018】
I、クッション部材
2、ゴム材
3、ゴム材保持部
4、孔
5、クッション部材の端部
6、曲がり部
7、仕切り部材
8、仕切り部材の端部
9、差し込み部
10、凹部
11、手
12、足先
13、補強部材
14、ゴム材の端部
15、繋ぎ部材
16、筒部
17、マジックテープ(登録商標)の雄又は/及び雌テープ
18、取り付け箇所
19、硬さを有する部材
【技術分野】
【0001】
本発明は身体の筋肉を鍛える為の筋肉トレーニング器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来足腰を鍛える器具は色々提供されて来ているが、其のどれもが身体の一部分を鍛える器具であり、又は鍛える箇所を幾つかに分けて部分的にトレーニングする器具であった。又、細いゴムチューブを使用して其れを手や足で引き伸ばす方法も公知であるが、ゴム材を使用すると切れた際の跳ね返りが使用者や周囲の物に当たり危険であった。これを解決する為に本発明者は所定の長さと幅と厚みを有する二つのクッション部材に環状のゴム材を取り付け、クッション部材を手又は足で引き伸ばす器具を考案し実用新案登録第3166018号としているが、此のアイディアでは手と足とをクッション部材の同じ面に宛がう為、足先の細菌が手などに心配が有り、清潔さの面に於いて問題が有った。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明に於いては手と足で使用した場合でも清潔さが保たれる筋肉トレーニング器を提供することを課題とする。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
上記課題を解決する為に、本発明者は次の如き環状の筋肉トレーニング器を提供する。
1、クッション性を有し、且つ一つが少なくとも20cm以上の長さと所定の幅と厚みを有する二つのクッション部材に、紐状又は帯状又は管状又は其の他の形状から成る伸縮性を有するゴム材を前記クッション部材に形成した孔状又は凹状又は其の他の形状の所定の外側間隔を有するゴム材保持部に依って保持して繋ぎ止め、環状に形成した筋肉トレーニング器であって、前記クッション部材の端部から前記ゴム材に沿って所定の長さを有した内側面には一定箇所が折れ曲がる曲がり部が形成されており、更に前記クッション部材の端部から伸縮部材に沿って所定の長さを有した内側面には、所定の長さ及び幅及び厚みを有し、表側と裏側の二面を有する帯状の仕切り部材の一方の片側が取り付けてあり、該仕切り部材の他方の片側の所定の箇所には所定の広さを有する孔が形成されており、該孔の内側には、所定の長さと幅と厚みを有する差し込み部が形成されており、該差し込み部は其の一部分を前記仕切り部材に縦方向又は横方向又は斜め方向のいずれかの方向で接続しており、該接続部分を付け根として、其の先端部から所定の長さを前記仕切り部材の表側又は裏側方向に曲げて突出させることができ、そして、前記二つのクッション部材其々の両端部側の所定の箇所には所定の広さと深さを有する凹部が形成されており、前記差し込み部を前記クッション部材の凹部に差し込んで該凹部の内側で接続することができ、更に前記差し込み部は前記クッション部材の両端部側のどちら側の前記凹部にも接続でき、又、取り外すことができることを特徴とする環状の筋肉トレーニング器。
2、二つのクッション部材の其々の両端部側の所定の箇所に、該箇所の長さ方向における内側のクッション部材よりも硬い部材を取り付け、該硬い部材に凹部を又は前記クッション部材と前記硬い部材とで凹部を形成したことを特徴とする上記第1項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
3、差し込み部が孔の内側に於いて、仕切り部材のクッション部材への取り付け側方向とは反対側の方向で仕切り部材に接続していること特徴とする上記第1〜2項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
4、差し込み部及び凹部にマジックテープ(登録商標)の雄又は雌テープのいずれかを取り付けたことを特徴とする上記第1〜3項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
5、ゴム材の両側を又は両側端部を直接繋ぎ、環状に形成したことを特徴とする上記第1〜4項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
6、ゴム材の両側を又は両側端部を、接続部材を介して間接に繋ぎ、環状に形成したことを特徴とする上記第1〜4項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
7、ゴム材の両側を又は両側端部を、一つのクッション部材に直接に又は接続部材を介して間接に取り付けたことを特徴とする上記第1〜4項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
8、複数本のゴム材の両側又は両側端部を二つのクッション部材の其々に直接に又は接続部材を介して間接に取り付けたことを特徴とする上記第1〜4項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
9、ゴム材保持部を孔状に形成したことを特徴とする上記第1〜8項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
10、クッション部材がスポンジ材で形成されていることを特徴とする上記第1〜9項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
11、ゴム材を紐状に形成したことを特徴とする上記第1〜10項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
12、ゴム材を帯状に形成したことを特徴とする上記第1〜11項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
13、ゴム材を管状に形成したことを特徴とする上記第1〜12項に記載の環状の筋肉トレーニング器。
【発明実施の形態】
【0005】
以下、図面を参照しながら本発明の各種態様に係る環状の筋肉トレーニング器に関して説明する。以下の説明は本発明の技術思想を具現化する幾つかの具体例を説明するものであり、本発明は以下の説明に限定されるものでは無い。
【0006】
初めに本発明の環状の筋肉トレーニング器に係る一態様に関し、其の構造と部材構成を図1(a)の斜視図及び図(b)の平面図及び図(c)と図(e)と図(f)の正面図及び図(d)の側面図で説明する。図(d)の側面図は図(b)平面図に記された⇒(d)方向から見た図と成っている。図1に示す本環状の筋肉トレーニング器は少なくとも20cm以上の長さと所定の幅と所定の厚みを有するクッション部材1が二つ、長さ方向で中央部を内側に湾曲させ、内側面を対向させて配置されており、二つのクッション部材1の外側には、柔軟性と伸縮性を有し、且つ所定の太さ又は幅及び長さを有する紐状の一本のゴム材2がクッション部材1の長さ方向に沿って外周に取り付けられており、該ゴム材2はクッション部材1の外側に形成された帯状のゴム材保持部3に依ってクッション部材1に保持されている。ゴム材保持部3はクッション部材1の其々の長さ方向に於いて所定の外側間隔を有した二箇所に、帯状の部材をクッション部材1の外側面の幅方向に取り付けられ、図(d)の側面図で示す様に、孔4を有して形成されている。このゴム材保持部3はゴム材2を保持し、引き張る際の支点と成る部分である。そして孔4にゴム材2が通され、ゴム材保持部3に宛がわれている。図1に於いてゴム材2は継ぎ目のない形状で記されているが、ゴム材2のクッション部材1への其の他の形態に就いては図5〜図7で説明する。そして、図(b)で示す様に二つのクッション部材1の其々の端部5からゴム材2に沿った所定の寸法を有した内側面に一定の箇所が内側方向に折れ曲がる曲がり部6が形成されており、二つのクッション部材1がゴム材2に依って連結され環状の形態を形成している。本発明に於いてクッション部材1の長さとは、図1(b)の平面図で示せば、平面上に於けるゴム材2の伸長する方向であって、且つクッション部材1がゴム材2に沿う方向に於いての寸法を示し、幅とは、平面上に於けるクッション部材1とゴム材2で形成する環に対して垂直方向の寸法を示し、厚みとは長さ方向と幅方向に対して直交する方向の寸法を示す。又、図1(b)に於いて所定の外側間隔を有するゴム材保持部3はクッション部材1の両端部5側に形成されている。ここで云う外側間隔とはクッション部材1の長さ方向における両端部5側を示す。そして更にクッション部材1の端部5から所定の寸法を有した箇所に所定の長さと幅と厚みを有する帯状の仕切り部材7が、其の片側端部8をクッション部材1に接続して形成されている。そして仕切り部材7の他片側には所定の広さを有する孔4が形成されており、該孔4の内側には仕切り部材7のクッション部材1に取り付けられていない片側方向の部分と接続して、差し込み部9が形成されている。そして二つのクッション部材1の其々の両端部5側には所定の広さと深さを有する凹部10即ち凹みが形成されている。孔4と差し込み部9と凹部に10就いては図1(e)と(f)に示している。孔4と差し込み部9と凹部10に就いては段落(0013)と(0014)で後記する。以上が本態様の環状の筋肉トレーニング器の構造となっている。以上説明した態様は請求項2の形態を示すものであり、本態様に於いては差し込み部9の仕切り部材7への接続の方向が規定されている。しかし請求項1に於いては接続の方向は規定されていない。この点に就いては、次の段落(0007)で使用方法及び効果を説明する際に合わせて説明する。
【0007】
次に本環状の筋肉トレーニング器の使い方を図1及び図3で説明する。図1の二つのクッション部材1の其々の曲がり部6に内側から両手又は両足を宛がって広げることで、ゴム材の張力で手足のエクスパンド運動ができるのである。クッション部材1の中央部に曲がり部6を有することで手や足を左右均一にバランス良く宛がうことができ、所定の長さを有する場合にはクッション部材1の内側でクッション部材1に沿って動かしても手や足からクッション部材1が外れ難くすることができる。図1(a)と(b)では曲がり部6に仕切り部材7が形成されているので、使用する際には図3で示す様に仕切り部材7をクッション部材1の左右に振り分けて使用するのである。図3は説明の為、二つのクッション部材の一つをだけ示しているが、使用する際は図1で示す環状にして使用するものである。図3を説明すると図3(a)と(c)が正面図で、図3(b)と(d)が平面図と成っており、図1の表記とは正面図と平面図が逆になっている。これは使用する形態を示す為に図1とは角度を変えた為でありご了承頂きたい。図3以外は図1の表し方と同じである。図3(a)は仕切り部材7がクッション部材1の上側に沿っており、差し込み部9がクッション部材1の上側の凹部10に斜めに差し込まれている。差し込まれた状態を本発明では接続とするものである。実際の接続方法は色々あり、其の方法は経験的に決定されて良いからである。但し其の中から実施の接続に就いて選択した実施例を段落(0014)の図2で後記する。図3(a)の説明に戻ると、図3(a)のクッション部材1の曲がり部6には手11が宛がわれている。図3(b)は図3(a)を上から見た平面図である。図3(c)は仕切り部材7がクッション部材1の下側に沿っており、差し込み部9がクッション部材1の下側の凹部10に斜めに差し込まれている。そして図3(c)のクッション部材1の曲がり部6には足先12が宛がわれている。図3(d)は図3(c)を上から見た平面図である。この様に本発明は仕切り部材7に形成された差し込み部9を上下に曲げて動かし、差し込み部9を上下の凹部10に差し込み接続することで、手11を接触させる面と足先12を接触させる面を変え、足先などに付いた細菌類を手で使用した際に移すことを防ぐものである。又、更に本発明で一枚の差し込み部9をクッション部材1の両端部5側の凹部10に差し込んで接続する理由は、この様にすることで、帯状の仕切り部材7を内側にして其の左右をクッション部材1で挟んだ時、差し込み部材9が必ず片側のクッション部材1に接続しており、他片側へは接続しない為である。本発明ではこの一枚の差し込み部を振り分けて二つの凹部に差し込む構造を第一の要件としている。其れが請求項1と成っている。そのため接続の方法は色々選択することができるのである。そして、本態様で示した差し込み部9の取り付け方向に就いては別の態様と成り請求項2が該当するものである。
【0008】
次に各部分の詳細に就いて説明する。初めにクッション部材1であるが該クッション部材1は柔軟性と弾性と伸縮性から成るクッション性を有する部材で形成されている。一つのクッション部材1の長さは両側端部5間の長さが少なくとも20cm以上を有している、実施上は40〜50cm以上有することが手足の支持範囲を大きくできるので好ましく、幅は9cm程度、厚みは3cm以上程度が好ましい。実施上、クッション部材1を40〜50cm以上とした場合、曲がり部6は前記クッション部材1の端部5からゴム材2に沿った18cm以上程度の箇所に形成されることが好ましい。曲がり部6は湾曲又は屈曲又は屈折していても良い。又、該曲がり部6はクッション部材1の内側面で形成されており、面の内側方向に折れ曲がることのできる一定の箇所を云う。又、クッション部材1の長さの少なくとも60%以上が手足を掛ける幅として、5〜15cmの範囲内の幅で形成されていることが望ましい。実施上は、前述したが幅は5cmよりも8〜9cm程度の幅の広い方が押し広げる際、手又は足先全体に圧力を分散でき、又、面積が増えることで滑りを小さくできるので好ましい。厚みは2cm〜5cm程度が好ましい。材料としては、スポンジ材が好ましいがスポンジ材以外ではビニール材などから成る、中に気体の入る風船で形成しても良い。又、スポンジ材の場合、硬さは任意であり、柔らかいものと硬いものを複合させても良い。又、図4(a)の平面図はクッション部材1をスポンジ材で想定したものであるが図(a)で示す様に、スポンジ材表面の所定の箇所に所定の長さ及び所定の幅を有する、帯状又は布状又はシート状又はフィルム状又は薄板状のスポンジ材よりも伸縮性の少ない、且つ引っ張り強度を有する補強部材13を接合しても良い。又、該補強部材13はスポンジ材よりも摩擦係数の小さな部材、例えばフッ素樹脂などの薄板で形成されるとゴム材2との接触部分の滑りが良くなるので好ましい。又、クッション部材1は図1で示す様に一体で形成しても良い、図4(b)の平面図で示す様に補強部材13に分割して取り付けても良いし、補強部材13をスポンンジ材の上下に形成してクッション部材を挟んでも良いし、同じ側に二重に形成して其の間に手を差し入れられる様にしても良い。二重の外側を足で接触し、二重の内側を手で接触することで、足と手の接触面を変えることができる。又は他の接続方法で複数のクッション部材1の間を接続して所定の長さを形成しても良い。その場合、其々のクッション部材1の間は接触していても良いし、所定の間隔を有していても良い。全体で一つのクッション部材1のクッション性を有する部分が20cm以上であれば良い。又、クッション部材1の幅及び厚み及び材質は該クッション部材1の中で必要に応じて変化させても良い。但し実施上変化させる部分は全体の20%以下程度にすることが好ましい。其れ以上では全体のクッション部分が狭くなるからである。この材質を変える点に就いては、実施上、図9(a)と(c)の平面図及び図9(b)と(d)の正面図で示す様に、クッション部材の両端部5にクッション部材1よりも硬さを有する部材19(硬さを有するスポンジ材など)で形成することができる。この様にすると、凹部10の潰れ及びクッション部材の端部の潰れを防ぐことができるからである。図9(a)は硬さを有する部材19に凹部10を形成した図であり、図9(b)は図(a)の平面図である。図(c)はクッション部材1と硬さを有する部材19とで凹部10を形成した図であり、図(d)は図(c)の平面図である。図9に示すこの様な形態の場合も凹部10はクッション部材1の両端部側の所定の箇所に形成されたと見なすものである。硬さを有する部材19の長さは実施上経験的に決定されて良いが、できるだけ小さい範囲であることが好ましい。接続の方法は図2で示したマジックテープ(登録商標)以外にマグネットやホックなどが選択できる。
【0009】
次にゴム材2に就いて説明する。図1に於いてゴム材2は一本の紐状繋ぎ目の無い部材を環状に形成した形態で示されているが、繋ぎ目を有していても良い。長さは50cm以上の長さを有していることが好ましい。実施上は伸びていない状態で70cm程度以上を有すれば良い。クッション部材1との接続に於いて適宜経験的に其の長さは決定できる。又、図1以外に図5で示すような環状に形成しても良い。図5(a)の側面図はクッション部材1の側面でゴム材の端部14を結び合わせた形態であり、図5(b)の側面図は他の繋ぎ部材15で接続した形態である。又、図6(a)の側面図で示す様にクッション部材1に一本のゴム材の端部14を直接取り付け箇所18に取り付けても良いし、図6(b)の側面図で示す様に、繋ぎ部材15を介してクッション部材1の取り付け箇所18にゴム材の端部14を取り付けても良い。取り付け位置は任意であるが図面ではクッション部材1の側面と成っている。又、図7の平面図で示す様に二つのクッション部材1に二本のゴム材2を並列させて取り付けることもできる。二本のゴム材2を取り付ける場合はクッション部材1の長さ方向での中央近くを取り付け箇所18にすることがゴム材2を長く形成できるので好ましい。図7に於いて仕切り部材は省略している。実施上、ゴム材2の太さ又は幅は1cm程度の紐状のもの又は、幅が1cm〜10cm程度で厚みが5mm程度の帯状のもの又は厚みが更に薄いフィルム状で且つ帯状の部材を紐状にしたもの又は環状のものなどが選択できる。又、複数本をクッション部材1に取り付けても良い。複数本にすることでクッション部材1を押し広げる張力を増やすことができる。又、複数本の太さを変えて取り外しができる様にし、張力を変化させることもできる。又、ゴム材を使用する場合、伸び率は伸びていない時を1とすると伸びた際には2以上に成ることが好ましい。又、紐状のゴム材に材質としては伸縮性を有さないが、織り方で伸縮性を有する布状で筒状の部材を被せても良い。
【0010】
次にゴム材保持部3に就いて説明する。図1ではゴム材保持部3はクッション部材1の両端部5側に帯状の部材の左右端部を幅方向に接続し、該帯状の部材とクッション部材1の間に孔4を形成し、該孔4にゴム材2を通した形態を示している。図1以外の実施の態様の一部を図8の正面図(a)と(b)と側面図(c)と(d)で説明する。図8ではゴム材2は図1と同様、継ぎ目のない環状の形態で示されている。図8(a)はクッション部材1の端部5側に孔4を形成し其処にゴム材2を通して保持した図である。図8(b)は、筒部16をクッション部材1の外側面に形成した図である。この場合、クッション部材1の内部に筒部を形成しても良いし、又クッション部材1の内側に形成しても良い。図面の表記はゴム材保持部3では無く筒部16としている。図8(c)はクッション部材1の外側面のゴム材保持部3を凹状に形成した図である。この場合、クッション部材1自体に凹状に形成しても良いし、又、クッション部材1の内側面に凹状のゴム材保持部を形成しても良い。ゴム材2を取り付ける際には凹状の部分にゴム材2を押し込むと装着することができる。図8(d)はゴム材保持部3をマジックテープ(登録商標)17で形成し開閉ができる様にした図である。以上に於いてこれらの形状はクッション部材1と他部材の相互で形成しても良い。又、上記以外の取り付け方法として環又は輪などを使用することも考えられるがこれらは孔4の範疇とする。以上の方法に於いて実施上、前記ゴム材保持部3は少なくとも10cm以上の外側間隔を有していることが好ましい。又、幅方向でのゴム材2を宛がう内側幅は適宜経験的に決定されて良いが、実施上、ゴム材保持部3の内側幅は2cm以上を有することが好ましい。ここで云う内側幅とはクッション部材1の幅方向を示す。クッション部材1の端部5ではゴム材2を支持する支点が前記足掛け部材1の中央部から幅方向での端部側に動いた方が、使用中のゴム材2及びクッション部材1の曲がり及び撓み及び捩れを少なくすることができるので、ゴム材2を移動させることができる様に2cm以上が好ましいとするものである。又、図1で示した帯状のゴム材保持部3を図8(d)で示す様にマジックテープ(登録商標)17の雄側テープと雌側テープを重ねてクッション部材1との間に孔4を形成し、ゴム材保持部3を開いてゴム材2を外せる構造としても良い。又、取り付ける位置は任意であり、図1では外側面であったが、上記説明の様にクッション部材1の内部に形成しても良いし、内側面に形成しても良い。いずれもクッションの機能を有するが、実施上は外側部又は内部に形成する方が使用上クッション性を高めることができるので好ましい。クッション部材の端部5側に形成されたゴム材保持部3は所定の外側間隔を有しており、ゴム材2を保持して支える支点となっている。所定の外側間隔としているのはクッション部材1の任意の一箇所に足を乗せて、他方のクッション部材1を任意の方向に広げて伸ばした際に、クッション部材1の端部5側にゴム材2と接触しない範囲を出来るだけ小さくする為である。外側間隔を小さくして形成とすると、使用中の曲がりや捩れや撓みに依りクッション部材1の端部5側がゴム材2から外れてしまう不具合が生じる。この外れてしまう範囲を接触しない範囲と云うのである。このことより実施上は極力クッション部材1の端部5側に形成することが好ましい。又、図面には記していないが、二つのゴム材保持部3の中間に及び幅の中央に外側二つのゴム材保持部の幅よりも狭い幅のゴム材保持部を形成しても良い。その様にすると外側のゴム材保持部の内側でゴム材が幅方向で片寄った時、中間のゴム材保持部が中央を保持するので、ゴム材を中央に戻し易く成るのである。
【0011】
次に曲がり部6に就いて説明する。本発明では二つのクッション部材1の端部5からゴム材2に沿った所定の長さを有した箇所に、一定の箇所が曲がる曲がり部6が対向して形成されている。クッション部材の端部5からゴム材2に沿った所定の長さを有した箇所に一定の箇所で曲がる曲がり部6を有することで、二つのクッション部材1の間に足を入れ易くすることと、曲がり部6をクッション部材1の長さ方向に於いて中央側に配置することで、この部分を曲がり易くし、折り畳み易くすることができる。このことから実施上、曲がり部6は二つのクッション部材1の其々の中央部に一箇所形成されることが最も好ましいが、曲がり部6の幅、及び個数は適宜経験的に決定されて良い。一定の箇所が折れ曲がる曲がり部6を形成する方法は色々あるが、列挙すると▲1▼は予めクッション部材を曲げておく。▲2▼はは前記所定の箇所を該所定の箇所の外側部よりも柔らかい部材で形成する。▲3▼は曲がり部6を其の左右部よりも薄く形成する。▲4▼は曲がり部の幅寸法を其の左右部よりも小さくする。(孔を形成しても良い)▲5▼は曲がり部6の前記所定の箇所を二つのクッション部材を繋ぎ部材で繋いで形成するなどの手段により、該所定の箇所を其の左右外部よりも曲がり易くすることに依り、一定の箇所が曲がる曲がり部6が形成できるので実施の際に選択されて良い。曲がり部6は、曲率が其の逆数の曲率半径に於いて5cm以下であることが好ましい。大きく曲げられることで、折り畳み易くすることができる。
【0012】
次に仕切り部材7であるが、仕切り部材7は柔軟性を有した帯状の部材で形成されることが好ましい。形成部材の材質は任意であるが布状の部材、又はシート状の部材又はビニール材又はスポンジ材又は伸縮性を有する薄い帯状御のゴム材などの部材を使用することができる。長さ及び幅及び厚みは任意であるが、実施上、長さは20cm〜30cm程度で幅は7cm〜15cm程度、厚みは材質によって異なり布状又はシート状の場合は1mm〜5mm程度が好ましい。又、仕切り部材7はクッション性を有する部材で形成することもできる。薄い帯状の部材にクッション性を有する部材、例えばスポンジ材を所定の厚みで貼り合わせても良い。強度が十分で有ればスポンジ材だけで形成しても良い。クッション性を有する部材の厚みは実施上経験的に決定されて良い。又、柔軟な部材と少し硬さを有する部材を組み合わせても良い。又、仕切り部材7を網で形成しても良いし、複数の小さな孔を開けていても良い。又、実施上、図1で示した様に仕切り部材7の取り付け位置はクッション部材1の中央部の曲がり部6が好ましいが、図10で示す様に、仕切り部材7が折り曲げ部6を形成することもできるので、クッション部材1の曲がり部6に限定されることは無い。曲がり部6から外れていても構わない。又、クッション部材1の曲がり部6側の仕切り部材7の端部はクッション部材1の取り付け部から外せる構造であっても良い。
【0013】
図1(e)は仕切り部材7に形成した孔4と差し込み部9の形態を示す平面図であり、図(f)は凹部10の形状を示す平面図である。図(e)はクッション部材1側では無い仕切り部材の端部8の脇に孔4が形成されており、其の中に仕切り部材の前記端部8側と連結した差し込み部9が形成されている。この差し込み部9の折れ曲がる部分が破線で記されている。この場合、孔4及び差し込み部9の形状は任意であるが、孔4は差し込み部9よりも大きいことが必要である。部実施上、孔4と差し込み部9は図面上で示す横方向で長さは5cm位内程度、縦方向の幅は4cm以内程度が好ましい。差し込み部9はできるだけ前記仕切り部材の端部8に近い箇所が好ましいが、其の位置は実施上経験的に決定されて良い。又、折れ曲がりの箇所は任意であるが、差し込み部材9の前記仕切り部材の端部8側、即ち差し込み部9に対して図3で示す破線の箇所方向が前記仕切り部材の端部8を持って差し込み部9を凹部10から取り外す際に、外し易い好ましい位置である為請求項2に一つの独立した態様として記している。
【0014】
図2は本発明に係る環状の筋肉トレーニング器の別の態様の一部分を示す平面図である。図2では凹部10の内側と差し込み部9の表側と裏側にマジックテープ(登録商標)17の雄又は雌テープを取り付けた図である。この状態から差し込み部9を凹部10の内側に押しこむことで接続することができるのである。差し込み部9の下側に取り付けたマジックテープ(登録商標)17は差し込み部9を下側に曲げて、クッション部材1の他方の凹部に差し込む為に取り付けられたものである。又、図3に於いてマジックテープ(登録商標)17が取り付けられた凹部10は取り付け面が傾斜した形態と成っているが、この様に傾斜させることで、接続の際に接続し易く、クッション部材1側とは反対側の仕切り部材の端部8を持ってマジックテープ(登録商標)を剥がし取る際に外し易く成るのである。
【0015】
上記に於いて本発明に係る環状の筋肉トレーニング器の各部の好ましい形状及び寸法及び材質に就いて説明したが、上記で限定した材質及び寸法以外に於いては限定されることは無く、形状及び寸法及び材質は適宜経験的に決定出来る。
【0016】
本発明に係る環状の筋肉トレーニング器に依れば、身体全体に亘る運動を安全に且つ容易にそして清潔に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造を示す斜視図(a)と平面図(b)と正面図(c)と(e)と(f)と側面図(d)である。
【図2】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す平面図である。
【図3】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す正面図(a)と(c)平面図(b)と(d)である。
【図4】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニグ器の構造を示す平面図(a)と(b)である。
【図5】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す側面図(a)と(b)である。
【図6】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部分を示す側面図(a)と(b)である。
【図7】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す平面図である。
【図8】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す正面図(a)と(b)と側面図(c)と(d)である。
【図9】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す平面図(a)と(b)である。
【図10】 本発明の一態様に係る環状の筋肉トレーニング器の構造の一部を示す平面図である。
【符号の説明】
【0018】
I、クッション部材
2、ゴム材
3、ゴム材保持部
4、孔
5、クッション部材の端部
6、曲がり部
7、仕切り部材
8、仕切り部材の端部
9、差し込み部
10、凹部
11、手
12、足先
13、補強部材
14、ゴム材の端部
15、繋ぎ部材
16、筒部
17、マジックテープ(登録商標)の雄又は/及び雌テープ
18、取り付け箇所
19、硬さを有する部材
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クッション性を有し、且つ一つが少なくとも20cm以上の長さと所定の幅と厚みを有する二つのクッション部材に、紐状又は帯状又は管状又は其の他の形状から成る伸縮性を有するゴム材を前記クッション部材に形成した孔状又は凹状又は其の他の形状の所定の外側間隔を有するゴム材保持部に依って保持して繋ぎ止め、環状に形成した筋肉トレーニング器であって、前記クッション部材の端部から前記ゴム材に沿って所定の長さを有した内側面には一定箇所が折れ曲がる曲がり部が形成されており、更に前記クッション部材の端部から伸縮部材に沿って所定の長さを有した内側面には、所定の長さ及び幅及び厚みを有し、表側と裏側の二面を有する帯状の仕切り部材の一方の片側が取り付けてあり、該仕切り部材の他方の片側の所定の箇所には所定の広さを有する孔が形成されており、該孔の内側には、所定の長さと幅と厚みを有する差し込み部が形成されており、該差し込み部は其の一部分を前記仕切り部材に縦方向又は横方向又は斜め方向のいずれかの方向で接続しており、該接続部分を付け根として、其の先端部から所定の長さを前記仕切り部材の表側又は裏側方向に曲げて突出させることができ、そして、前記二つのクッション部材其々の両端部側の所定の箇所には所定の広さと深さを有する凹部が形成されており、前記差し込み部を前記クッション部材の凹部に差し込んで該凹部の内側で接続することができ、更に前記差し込み部は前記クッション部材の両端部側のどちら側の前記凹部にも接続でき、又、取り外すことができることを特徴とする環状の筋肉トレーニング器。
【請求項2】
二つのクッション部材の其々の両端部側の所定の箇所に、該箇所の長さ方向における内側のクッション部材よりも硬い部材を取り付け、該硬い部材に凹部を又は前記クッション部材と前記硬い部材とで凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の筋肉トレーニング器。
【請求項3】
差し込み部が孔の内側に於いて、仕切り部材のクッション部材への取り付け側方向とは反対側の方向で仕切り部材に接続していること特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項4】
差し込み部及び凹部にマジックテープ(登録商標)の雄又は雌テープのいずれかを取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項5】
ゴム材の両側を又は両側端部を直接繋ぎ、環状に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項6】
ゴム材の両側を又は両側端部を、接続部材を介して間接に繋ぎ、環状に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項7】
ゴム材の両側を又は両側端部を、一つのクッション部材に直接に又は接続部材を介して間接に取り付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項8】
複数本のゴム材の両側又は両側端部を二つのクッション部材の其々に直接に又は接続部材を介して間接に取り付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項9】
ゴム材保持部を孔状に形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項10】
クッション部材がスポンジ材で形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項11】
ゴム材を帯状に形成したことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項12】
ゴム材を管状に形成したことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項13】
ゴム材を紐状に形成したことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項1】
クッション性を有し、且つ一つが少なくとも20cm以上の長さと所定の幅と厚みを有する二つのクッション部材に、紐状又は帯状又は管状又は其の他の形状から成る伸縮性を有するゴム材を前記クッション部材に形成した孔状又は凹状又は其の他の形状の所定の外側間隔を有するゴム材保持部に依って保持して繋ぎ止め、環状に形成した筋肉トレーニング器であって、前記クッション部材の端部から前記ゴム材に沿って所定の長さを有した内側面には一定箇所が折れ曲がる曲がり部が形成されており、更に前記クッション部材の端部から伸縮部材に沿って所定の長さを有した内側面には、所定の長さ及び幅及び厚みを有し、表側と裏側の二面を有する帯状の仕切り部材の一方の片側が取り付けてあり、該仕切り部材の他方の片側の所定の箇所には所定の広さを有する孔が形成されており、該孔の内側には、所定の長さと幅と厚みを有する差し込み部が形成されており、該差し込み部は其の一部分を前記仕切り部材に縦方向又は横方向又は斜め方向のいずれかの方向で接続しており、該接続部分を付け根として、其の先端部から所定の長さを前記仕切り部材の表側又は裏側方向に曲げて突出させることができ、そして、前記二つのクッション部材其々の両端部側の所定の箇所には所定の広さと深さを有する凹部が形成されており、前記差し込み部を前記クッション部材の凹部に差し込んで該凹部の内側で接続することができ、更に前記差し込み部は前記クッション部材の両端部側のどちら側の前記凹部にも接続でき、又、取り外すことができることを特徴とする環状の筋肉トレーニング器。
【請求項2】
二つのクッション部材の其々の両端部側の所定の箇所に、該箇所の長さ方向における内側のクッション部材よりも硬い部材を取り付け、該硬い部材に凹部を又は前記クッション部材と前記硬い部材とで凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の筋肉トレーニング器。
【請求項3】
差し込み部が孔の内側に於いて、仕切り部材のクッション部材への取り付け側方向とは反対側の方向で仕切り部材に接続していること特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項4】
差し込み部及び凹部にマジックテープ(登録商標)の雄又は雌テープのいずれかを取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項5】
ゴム材の両側を又は両側端部を直接繋ぎ、環状に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項6】
ゴム材の両側を又は両側端部を、接続部材を介して間接に繋ぎ、環状に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項7】
ゴム材の両側を又は両側端部を、一つのクッション部材に直接に又は接続部材を介して間接に取り付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項8】
複数本のゴム材の両側又は両側端部を二つのクッション部材の其々に直接に又は接続部材を介して間接に取り付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項9】
ゴム材保持部を孔状に形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項10】
クッション部材がスポンジ材で形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項11】
ゴム材を帯状に形成したことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項12】
ゴム材を管状に形成したことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【請求項13】
ゴム材を紐状に形成したことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の環状の筋肉トレーニング器。
【図1】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図1】
【図2】
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【図8】
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【図10】
【公開番号】特開2013−6007(P2013−6007A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−154307(P2011−154307)
【出願日】平成23年6月25日(2011.6.25)
【出願人】(591223138)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年6月25日(2011.6.25)
【出願人】(591223138)
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