説明

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

【課題】ユーザが自分好みの形態からなるテンプレート画像を作成することを可能とする。
【解決手段】透明背景を選択し(ステップS101)、合成用画像を選択するよう報知する(ステップS102)。いずれかの合成用画像の選択が検出されると、合成位置の決定が検出されたか否かを判断する(ステップS104)。合成位置の決定が検出されると、合成用画像のグループ化を決定し(ステップS105)、グループ化が決定された合成用画像と、それらの位置情報とを関連付けたテンプレート画像の情報を生成し、外部記憶装置に記録する(ステップS106)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テンプレート画像を用いて合成画像を生成する画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、テンプレート画像と撮影した画像とを合成した画像を生成する技術が知られている。具体的には、当該従来の技術は、まず、行事等を表す複数種のレイアウト等からなるテンプレート画像が予めメモリーカードに保存しておく。そして、合成画像の生成に際しては、ユーザによりいずれかのテンプレート画像が選択されることにより、選択されたテンプレート画像と、撮影された画像とが合成され、撮影のみでは得られない画像を生成することができる(例えば下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−134979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述の画像合成技術において用いられるテンプレート画像は、予め作成されてメモリーに保存されているものであって、ユーザはその中から所望のテンプレート画像を選択して画像合成に使用する。したがって、ユーザが画像合成に用いるテンプレート画像に関与することができるのは、いずれかのテンプレート画像を選択するという選択行為のみであって、ユーザが自分好みの独自性のあるテンプレート画像を用いて合成画像を生成することはできない。
【0005】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザが自分好みの形態からなるテンプレート画像を作成して、これを画像合成に用いることのできる画像処理装置、画像処理方法及びプログラム提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明は、複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出手段と、前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像の合成位置の指定を検出する位置検出手段と、前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像と前記位置検出手段により検出された合成位置とをテンプレート画像の情報として記録させる記録制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出手段と、前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像の合成位置の指定を検出する位置検出手段と、前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像に前記位置検出手段により検出された合成位置が反映されたテンプレート画像を生成する生成手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザが自分好みの自分好みの形態からなる独自性のあるテンプレート画像を作成することができる。その結果、このテンプレート画像を用いることにより、ユーザ好みの独自性のある合成画像を生成することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラの回路構成を示すブロック構成図である。
【図2】テンプレート画像作成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】テンプレート画像作成処理の処理内容を示す遷移図である。
【図4】テンプレート画像の記憶状態を示す概念図である。
【図5】画像合成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】テンプレート画像編集処理の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラ1の電気的構成の概略を示すブロック構成図である。このデジタルカメラ1はAE(Automatic Exposure(自動露出))、AF(Auto Focus(オートフォーカス))機能、及び連続撮像機能を備えたものであって、主として以下の各部から構成されている。すなわちデジタルカメラ1は、撮像レンズ8により結像された被写体の光学像を光電変換し撮像信号として出力する撮像手段として、撮像素子9を有している。撮像素子9は、カメラ制御部10が有するタイミングジェネレータ(TG)により生成されるタイミング信号に基づく駆動信号により駆動される。
【0011】
前記撮像レンズ8には、フォーカスレンズ及びそれを光軸上で移動させるためのレンズモータが含まれる。そして、レンズモータがカメラ制御部10の指令に従い駆動されることにより、フォーカスレンズが光軸上での位置を制御される。
【0012】
前記撮像素子9の出力信号は、A/D(Analog/Digital )変換器等を備える信号変換部11でデジタル信号に変換された後、カメラ制御部10へ送られる。カメラ制御部10は、A/D変換後の撮像データをRAM(Random Access Memory)12に記憶させる。信号処理部14は、RAM12に記憶された画像データにおいて、画素毎のR(赤),G(緑),B(青)の色成分データ(RGBデータ)を生成するRGB補間処理、RGBデータから輝度信号(Y)と色差信号(U、V)からなるYUVデータを画素毎に生成するYUV変換処理、更にオートホワイトバランスや輪郭強調などの画品質向上のためのデジタル信号処理を行う。
【0013】
撮像用のモードが設定されているときRAM12に格納されたYUVデータは、RAM12において1フレーム分が蓄積される毎に表示制御部13においてビデオ信号に変換された後、表示装置4においてスルー画像(ライブビュー画像)として画面表示される。そして、撮像時には、RAM12に一時記憶された画像データが信号処理部14においてJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式により圧縮符号化された後、外部記憶制御部15を介して、例えば各種のメモリカードにより構成される外部記憶装置16に静止画ファイルとして記録される。
【0014】
前記外部記憶装置16に記録された静止画ファイルは、再生モードにおいてユーザーの選択操作に応じて適宜読み出されるとともに、信号処理部14において伸張されYUVデータとしてRAM12に展開された後、表示制御部13により表示装置4にて静止画像として表示される。
【0015】
キー入力部17は、メニューキー、モードダイアル、カーソルキー、SETキー、シャッタボタン等の複数キーやボタンを含み、各キーやボタンの操作状態は、CPU(Central Processing Unit)18により随時スキャンされる。
【0016】
なお、シャッタボタンは、半押しと全押しとが可能なハーフシャッタ機能を備えたものである。
【0017】
CPU18は、このデジタルカメラ1を構成する各部の制御、撮像信号に含まれる輝度情報に基づいたAE制御や、コントラスト検出方式によるAF制御等を行う。なお、これらの制御をCPU18に行わせるための各種のプログラムや、各々の制御に必要な各種データは、ROM(Read Only Memory)19に記憶されている。また、ROM19には、ユーザーによるモード選択操作を検出しその結果をフラグ情報で記憶するフラグ情報を含め、当該デジタルカメラ1の各種の機能に関する設定フラグ情報等も記憶されている。
なお、外部I/F(interface)20には、USB端子接続部が接続されている。
【0018】
以上の構成にかかる本実施の形態において、ユーザがメニューキーを操作してメニュー画面を表示装置4に表示させた後、メニュー画面からテンプレート画像作成モードを選択して、SETキーを操作すると、テンプレート画像作成モードが設定される。すると、CPU18は、ROM19に記憶されているプログラムに基づき、図2のフローチャートに示すテンプレート画像作成処理を実行する。
【0019】
すなわち、CPU18は、予めROM19に記憶されているα値=0である矩形状の透明背景の選択を検出して、当該背景画像をRAM12に書き込むよう制御する(ステップS101)。そして、このステップS101での処理により、図3(a)に示すように、所定のサイズの矩形状からなり、テンプレート画像の外形を規定する透明背景31がRAM12に保存される。
【0020】
次に、CPU18は、この透明画像31内に配置される合成用画像をグループ化するために、合成用画像を選択するよう表示制御部13を介して表示部4に報知させる(ステップS102)。ここで、合成用画像とは、前記テンプレート画像の透明背景内31に配置されるα値≠0である部分的な画像(パーツ画像)である。これら合成用画像は、当該デジタルカメラ1のメーカーが予めROM19に記憶させた画像であってもよいし、外部記憶装置16に記憶されている静止画ファイルに基づく画像中における被写体を輪郭に沿って切り出した部分的な画像であってもよい。また、CPU18は、このステップS102での処理に際しては、複数種の合成用画像を表示装置4に表示するとともに、この表示した合成用画像のいずれかを選択すべきことを示す文字列を表示制御部13を介して表示装置4に表示させる。
【0021】
そして、CPU18は、キー入力部17に対するスキャンに基づき、表示装置4に表示された複数種の合成用画像からいずれかの合成用画像を選択する操作が検出されたか否かを判断する(ステップS103)。そして、キー入力部17内のカーソルキーとSETキーの操作により、いずれかの合成用画像の選択が検出されると、CPU18は、ステップS103からステップS104に処理を進めて、合成位置の決定が検出されたか否かを判断する(ステップS104)。
【0022】
このステップS104での処理に際しては、例えばCPU18が表示装置4の表示画面の領域を画面分割し、一方側に選択された合成用画像を表示させるとともに、他方側に図3(a)に示した透明背景31を表示させる。そして、CPU18は、透明背景31内にカーソルを表示させ、ユーザがキー入力部17内のカーソルキーの操作によりカーソルを移動させる。そして、カーソルが合成用画像を配置すべきユーザ所望の位置となった時点で、ユーザによりSETキーが操作されることにより、合成位置が決定される。
【0023】
次に、CPU18は、グループ化が決定されたか否かを判断する(ステップS105)。ステップS105での処理に際しては、CPU18が表示制御部13を介し表示装置4の一部に「グループ化決定」ボタンを表示させ、この「グループ化決定」ボタンがユーザ操作により指定された場合にはステップS105での判断をYESとし、指定されるまではNOとする。
【0024】
そして、CPU18は、ステップS105での判断がNOであって、グループ化が決定されるまでは、ステップS102〜ステップS105の処理を繰り返し実行する。すなわち、図3(b)に示すように、合成用画像Aが選択されて、透明背景31内における合成位置(x1,y1)が決定されると、RAM12内において、透明背景31の合成位置(x1,y1)を合成用画像Aの中心点P1に合致させて配置したテンプレート画像32を生成する。
【0025】
また、図3(c)に示すように、引き続き合成用画像Bが選択されて、透明背景31内における合成位置(x2,y2)が決定されると、RAM12内において、透明背景31の合成位置(x2,y2)を合成用画像Aの中心点P2に合致させて配置したテンプレート画像32を生成する。さらに、合成用画像Cが選択されて、透明背景31内における合成位置(x3,y3)が決定されると、RAM12内において、透明背景31の合成位置(x3,y3)を合成用画像Aの中心点P3に合致させて配置したテンプレート画像32を生成する。
【0026】
この状態で、「グループ化決定」ボタンが指定されて、ステップS105の判断がYESになると、CPU18はグループ化を決定して、ステップS105からステップS106に処理を進める。そして、このステップS106での処理により、CPU18は、グループ化が決定された合成用画像と、それらの位置情報(合成位置)とを関連付けたテンプレート画像の情報を生成し、外部記憶装置16に記録させる。
【0027】
すなわち、図3(c)に示すように、合成用画像Aが選択されて合成位置(x1,y1)が指定され、合成用画像Bが選択されて合成位置(x2,y2)が指定され、合成用画像Cが選択されて合成位置(x3,y3)が指定された後、「グループ化決定」ボタンが指定されると、RAM12内には、同図に示すグループ化された合成用画像A、B、Cを夫々合成位置(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)に配置したテンプレート画像32がCPU18により生成される。しかる後に、CPU18は、これらグループ化された合成用画像A、B、Cと、その位置情報(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)とを関連付けたテンプレート画像の情報を生成して外部記憶装置16に記録する。
【0028】
したがって、CPU18が図2に示したフローチャートに従って処理を実行することにより、図4に示すように、例えばテンプレート情報「1」として、合成用画像Aとその位置情報(x1,y1)、合成用画像Bとその位置情報(x2,y2)、合成用画像Cとその位置情報(x3,y3)とが関連付けたテンプレート画像の情報を生成して外部記憶装置16に記録される。これにより、ユーザは、自分好みの形態からなる独自性のあるテンプレート画像を作成して、当該テンプレート画像を示す情報を記録することができる。その結果、後述するように、テンプレート画像を用いて画像を合成することにより、合成画像の構成をユーザ好みの独自性のあるものにすることが可能となる。
【0029】
なお、本実施の形態においては、このようにテンプレート画像を構成する合成用画像とその位置情報とを関連付けてテンプレート画像を構成する情報として記録するようにしたが、図3(c)に示したように、合成用画像A、B、Cを指定され位置に配置したテンプレート画像32そのものを外部記憶装置16に記録するようにしてもよい。
【0030】
図5は、以上のようにして作成されたテンプレート画像を構成する情報を用いて、合成画像を作成するための処理手順を示すフローチャートである。ユーザがメニューキーを操作してメニュー画面を表示装置4に表示させた後、メニュー画面から画像合成処理モードを選択して、SETキーを操作すると、画像合成処理モードが設定される。すると、CPU18は、ROM19に記憶されているプログラムに基づき、図5のフローチャートに示す画像合成処理を実行する。
【0031】
すなわち、前述のように外部記憶装置16には、当該デジタルカメラ1により撮像された画像が静止画ファイルとして記録されている。CPU18は、これら外部記憶装置16に記憶されている静止画ファイルのいずれかを背景画像として選択するよう、表示装置4の表示等により報知する(ステップS201)。しかる後に、CPU18は、静止画ファイルのいずれかが背景画像として選択されたか否かを判断する(ステップS202)。
【0032】
背景画像が選択されたならば、当該背景画像に合成する合成用の画像を選択するよう、表示装置4の表示等により報知する(ステップS203)。ここで、合成用の画像とは、前記A、B、C・・・等の合成用画像そのもの、及び合成用画像を用いて作成されたテンプレート画像を含む概念である。この際、テンプレート画像の表示の制御としては、S106で生成されたテンプレート画像を構成する情報に基づいて、各合成用画像の位置情報が反映されるように合成用画像A、B、Cを一度に表示させるものとなる。
【0033】
しかる後に、合成用の画像が選択されたか否かを判断する(ステップS204)。
【0034】
合成用の画像が選択されたならば、CPU18は、前記選択された背景画像と合成用の画像とをαブレンド処理した合成画像を生成し、表示装置4に表示させる(ステップS205)。次に、CPU18は、選択された合成用の画像がテンプレート画像であったか否かを判断する(ステップS206)。この判断の結果、合成用の画像がテンプレート画像ではなく、合成用画像A、B、C・・・自体である場合には、ステップS207及びステップS208の処理を行うことなく、ステップS209に進む。そして、ステップS204で選択された背景画像と合成用の画像とをαブレンド処理して生成された合成画像を外部記憶装置16に記録し、画像合成処理を終了する。
【0035】
また、ステップS206での判断の結果、合成用の画像がテンプレート画像であった場合には、キー入力部17のスキャン結果に基づき、ユーザからの当該テンプレート画像の構成を編集処理する指示があったか否かを判断する(ステップS207)。
【0036】
すなわち、背景画像として選択された撮影画像とテンプレート画像とを合成すると、撮影画像中の被写体とテンプレート画像中の合成用画像とが表示部4に重畳表示される等により、ユーザが所望するような合成画像が得られない場合や、更に合成用画像を追加したい場合等が生ずる。このような場合にユーザは、キー入力部17が有する所定のキーを操作して、合成するテンプレート画像の構成を編集処理すべく指示する。
【0037】
これにより、ステップS207の判断がYESとなり、CPU18はテンプレート画像編集処理を実行する(ステップS208)。すると、このステップS208で編集処理されたテンプレート画像と、背景画像(撮影画像)とを合成した合成画像が生成され、この合成画像が外部記憶装置16に記録されることとなる(ステップS209)。
【0038】
図6は、テンプレート画像編集処理(ステップS208)の処理手順を示すフローチャートである。先ずCPU18は、表示装置4に編集用のメニューを表示させる(ステップS301)。このメニューには、画像合成に用いられているテンプレート画像に他の合成用画像を追加を指示する「追加ボタン」、画像合成に用いられているテンプレート画像中の合成用画像を削除を指示する「削除ボタン」、画像合成に用いられているテンプレート画像中の合成用画像の位置変更を指示する「位置変更ボタン」が含まれている。
【0039】
そして、これら「追加ボタン」、「削除ボタン」、「位置変更ボタン」のいずれが選択されたか否かにより、メニューから編集内容が決定されたか否かを判断する(ステップS302)。このステップS302での判断の結果、「追加ボタン」が選択されて編集内容として合成用画像の追加が決定された場合には、ステップS302からステップS303に進む。
【0040】
このステップS303においては、新たに指定され合成用画像を呼び出し、ユーザが指定する前記合成画像内の位置に合成する。したがって、ユーザは表示装置4に表示されている合成中の画像(合成画像)を視認し、合成用画像が過少であって不満である場合には、新たに合成用画像を追加して、所望の合成画像に編集することができる。
【0041】
また、ステップS302での判断の結果、「位置変更ボタン」が選択されて編集内容として合成用画像の位置変更が決定された場合には、ステップS302からステップS304に進む。このステップS304においては、指定された合成用画像の位置をユーザが指定した位置に変更する。したがって、ユーザは表示装置4に表示されている合成中の画像(合成画像)を視認し、合成用画像と撮影画像(背景画像)中の被写体とが表示部4に重畳表示されている場合には、合成用画像の位置を変更することにより、合成用画像と被写体とが重畳していない合成画像に編集することができる。
【0042】
また、ステップS302での判断の結果、「削除ボタン」が選択されて編集内容として合成用画像の削除が決定された場合には、ステップS302からステップS304に進む。このステップS304においては、指定された合成用画像を削除する。したがって、ユーザは表示装置4に表示されている合成中の画像(合成画像)を視認し、合成用画像が過剰であって不満である場合には、不要と思われる合成用画像を削除して、所望の合成画像に編集することができる。
【0043】
前記ステップS304、S304、S305のいずれかに続くステップS306では、キー入力部17のスキャンに基づき、ユーザから編集処理の終了指示あったか否かを判断する。そして、編集処理の終了指示を検出するまで、ステップS302からの処理を繰り返し、編集処理の終了指示があったならば、図5に示したメインルーチンにリターンする。
【0044】
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
【0045】
以下に、本出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0046】
<請求項1>
複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像の合成位置の指定を検出する位置検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像と前記位置検出手段により検出された合成位置とをテンプレート画像の情報として記録させる記録制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【0047】
<請求項2>
複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像の合成位置の指定を検出する位置検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像に前記位置検出手段により検出された合成位置が反映されたテンプレート画像を生成する生成手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【0048】
<請求項3>
前記選択検出手段は、複数の合成用画像の選択を検出し、
前記位置検出手段は、前記選択検出手段により選択が検出された複数の合成用画像毎に前記合成位置の指定を検出し、
前記記録制御手段は、前記選択検出手段により選択が検出された複数の合成用画像と、前記位置検出手段により夫々検出された合成位置とをテンプレート画像の情報として記録させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【0049】
<請求項4>
前記選択検出手段は、複数の合成用画像の選択を検出し、
前記位置検出手段は、前記選択検出手段により選択が検出された複数の合成用画像毎に前記合成位置の指定を検出し、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像に前記位置検出手段により検出された合成位置が反映されたテンプレート画像を生成する生成手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
【0050】
<請求項5>
前記テンプレート画像の構成を編集する編集手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
【0051】
<請求項6>
被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像を記録する記録手段と、
前記記録制御手段により記録されたテンプレート画像の情報又は前記生成手段により生成されたテンプレート画像とに基づいて、前記記録手段に記録された画像と前記テンプレート画像とを合成する合成手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の画像処理装置。
【0052】
<請求項7>
複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出ステップと、
前記選択検出ステップにより選択が検出された合成用画像の合成位置の指示を検出する位置検出ステップと、
前記選択検出ステップにより選択が検出された合成用画像と前記位置検出手段により検出された合成位置とをテンプレート画像の情報として記録させる記録制御ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
【0053】
<請求項8>
複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出ステップと、
前記選択検出ステップにより選択が検出された合成用画像の合成位置の指示を検出する位置検出ステップと、
前記選択検出ステップにより選択が検出された合成用画像に前記位置検出ステップにより検出された合成位置が反映されたテンプレート画像を生成する生成ステップと
を含むことを特徴とする画像処理方法。
【0054】
<請求項9>
画像処理装置が有するコンピュータを、
複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像の合成位置の指示を検出する位置検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像と前記位置検出手段により検出された合成位置とをテンプレート画像として記録させる記録制御手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
【0055】
<請求項10>
画像処理装置が有するコンピュータを、
複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像の合成位置の指示を検出する位置検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像に前記位置検出手段により検出された合成位置が反映されたテンプレート画像を生成する生成手段
して機能させることを特徴とするプログラム。
【符号の説明】
【0056】
1 デジタルカメラ
4 表示装置
9 撮像素子
10 カメラ制御部
11 信号変換部
12 RAM
13 表示制御部
14 信号処理部
15 外部記憶装置
16 外部記憶装置
17 キー入力部
18 CPU
19 ROM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像の合成位置の指定を検出する位置検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像と前記位置検出手段により検出された合成位置とをテンプレート画像の情報として記録させる記録制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像の合成位置の指定を検出する位置検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像に前記位置検出手段により検出された合成位置が反映されたテンプレート画像を生成する生成手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
前記選択検出手段は、複数の合成用画像の選択を検出し、
前記位置検出手段は、前記選択検出手段により選択が検出された複数の合成用画像毎に前記合成位置の指定を検出し、
前記記録制御手段は、前記選択検出手段により選択が検出された複数の合成用画像と、前記位置検出手段により夫々検出された合成位置とをテンプレート画像の情報として記録させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記選択検出手段は、複数の合成用画像の選択を検出し、
前記位置検出手段は、前記選択検出手段により選択が検出された複数の合成用画像毎に前記合成位置の指定を検出し、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像に前記位置検出手段により検出された合成位置が反映されたテンプレート画像を生成する生成手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記テンプレート画像の構成を編集する編集手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
【請求項6】
被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像を記録する記録手段と、
前記記録制御手段により記録されたテンプレート画像の情報又は前記生成手段により生成されたテンプレート画像とに基づいて、前記記録手段に記録された画像と前記テンプレート画像とを合成する合成手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の画像処理装置。
【請求項7】
複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出ステップと、
前記選択検出ステップにより選択が検出された合成用画像の合成位置の指示を検出する位置検出ステップと、
前記選択検出ステップにより選択が検出された合成用画像と前記位置検出手段により検出された合成位置とをテンプレート画像の情報として記録させる記録制御ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
【請求項8】
複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出ステップと、
前記選択検出ステップにより選択が検出された合成用画像の合成位置の指示を検出する位置検出ステップと、
前記選択検出ステップにより選択が検出された合成用画像に前記位置検出ステップにより検出された合成位置が反映されたテンプレート画像を生成する生成ステップと
を含むことを特徴とする画像処理方法。
【請求項9】
画像処理装置が有するコンピュータを、
複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像の合成位置の指示を検出する位置検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像と前記位置検出手段により検出された合成位置とをテンプレート画像として記録させる記録制御手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項10】
画像処理装置が有するコンピュータを、
複数種の合成用画像から任意の合成用画像の選択を検出する選択検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像の合成位置の指示を検出する位置検出手段と、
前記選択検出手段により選択が検出された合成用画像に前記位置検出手段により検出された合成位置が反映されたテンプレート画像を生成する生成手段
して機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−62756(P2013−62756A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−201326(P2011−201326)
【出願日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】