説明

画像形成装置

【課題】 本発明は、一人で画像形成装置を移動させる際にも、画像形成装置を容易に持ち上げることができる取手部を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の画像形成装置は、装置を持ち上げるための手掛かりとなる一対の凹状の第1の取手部を左右両側面に備えるとともに一対の凹状の第2の取手部を前記装置の背面の左右両端部に備える画像形成装置であって、前記第1の取手部は前記装置の重心よりも下方に位置し、前記第2の取手部は前記装置の重心よりも上方に位置することから、1人でも容易に画像形成装置を持ち運ぶことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装置を持ち上げるための手掛かりとなる取手部を備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機等の画像形成装置には、一般に移動時の利便性などを考慮して、一対の凹状の取手部が画像形成装置の左右に設けられている。
図9は、従来の画像形成装置の取手部を示した図であり、取手部が設けられる位置を示している。以下に図9を参照しながら説明する。
【0003】
凹状の取手部(100)は、通常、左右側面の底面部に設けられている。これは、ユーザが画像形成装置(101)を持ち運ぶ際に、装置本体を安定な状態で持ち運ぶためである。しかしながら、画像形成装置(101)は、用紙給紙部(102)と、原稿排出部(103)と、操作部(104)と、画像形成部(図示せず)等の多くの種類の部材から構成されているため、その重心が中心に位置しているのは希である。そのため、通常、画像形成装置(101)の重心は、左右方向或いは前後方向いずれかに偏っている。
【0004】
従って、図9に示されるように取手部(100)を画像形成装置(101)の左右両側面の底部に設けても、ユーザが画像形成装置(101)を持ち上げる際に不安定な状態になるという問題がある。また、力が弱い女性等は、装置が重くて1人で持つのが困難である場合がある。このような場合に、2人で装置を運ぼうとしても取手部が一対しかないため、2人で持つのが難しい。また、仮に2人で持ったとしても装置の重心が偏っているために、片側の人に画像形成装置(101)の重量が掛ってしまうという問題が発生していた。
ここで、説明の便宜上、画像形成装置の前後方向とは、装置の操作部がある方向を前面とし、その反対側を背面(後面)とし、画像形成装置の操作部に向かって左側を左側面とし、右側を右側面とする。
【0005】
特許文献1の開示技術では、上記問題を解決するために、画像形成装置の重心位置によって、取手部の上下方向の位置を左右両側面で差を持たせて、画像形成装置を持つ際に、両取手部に同じ荷重が掛るように構成されている。しかしながら、この構成では、1人で画像形成装置を持ち運ぶ際には、装置が左右に傾くため、画像形成装置の形状によっては持ち運び困難なものとなってしまう。
更に、取手部が左右側面に一対しか設けられていないため、2人で画像形成装置を持ち運ぶ際には、ユーザは、左右片側いずれかの取手部しか利用することができないため、画像形成装置の運搬時に不安定となり、安全に画像形成装置を移動させることができないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−198772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明は上記問題を解決するために、1人で画像形成装置を移動させる際にも、装置を容易に持ち上げることができるとともに、2人でも容易に装置を持ち運ぶことができる取手部を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的を達成するために、本発明は以下の構成からなる。
請求項1に係る発明は、装置を持ち上げるための手掛かりとなる取手部を備えた画像形成装置であって、前記取手部は、装置の左右両側面に設けられた一対の凹状の第1の取手部と、装置の背面の左右両側部に設けられた一対の凹状の第2の取手部からなり、前記第1の取手部は前記装置の重心の高さよりも下方に位置し、前記第2の取手部は前記装置の重心の高さよりも上方に位置することを特徴とする画像形成装置に関する。
【0009】
請求項2に係る発明は、前記第1の取手部が左右両側面の底部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置に関する。
【0010】
請求項3に係る発明は、前記装置の上部に配される画像読取部が背面にせり出すように構成され、前記第2の取手部が前記画像読取部のせり出し部とその下方の前記装置の背面との間の湾曲部に設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置に関する。
【0011】
請求項4に係る発明は、前記第1の取手部と前記第1の取手部に対して左右逆方向に位置する第2の取手部が、前記装置の重心を介して対角線上に備えられることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の画像形成装置に関する。
【0012】
請求項5に係る発明は、前記第1及び第2の取手部の凹部に凸状部が少なくとも3個設けられ、前記凸状部の設置間隔が親指以外の四指の夫々を個々の間隙に入れることができるように設定されていることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の画像形成装置に関する。
【0013】
請求項6に係る発明は、前記第1及び第2の取手部が前記装置のフレーム上に設けられることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の画像形成装置に関する。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る発明によれば、装置を持ち上げるための手掛かりとなる取手部を備えた画像形成装置であって、前記取手部は、装置の左右両側面に設けられた一対の凹状の第1の取手部と、装置の背面の左右両側部に設けられた一対の凹状の第2の取手部からなり、前記第1の取手部は前記装置の重心の高さよりも下方に位置し、前記第2の取手部は前記装置の重心の高さよりも上方に位置することから、ユーザは、左右両側面に設けられているいずれかの第1の取手部と、その第1の取手部と反対側に位置する第2の取手部とに左右の指を入れて持ち上げることにより、画像形成装置をタスキ掛けの状態で抱きかかえることができる。従って、重量バランスが悪い装置であっても、1人で容易に画像形成装置を持ち運ぶことができる。更に、側面及び背面に1対の取手部を備えることから、画像形成装置を2人で移動させる際にも、2人とも第1の取手部と第2の取手部に夫々両手を入れることができることから、容易に画像形成装置を移動させることができる。
【0015】
請求項2に係る発明によれば、前記第1の取手部が左右両側面の底部に設けられていることから、ユーザは、画像形成装置を1人で持つ際に、タスキ掛けの状態で運ぶことも、あるいは底部に設けられた一対の第1の取手部を利用して下から支える形で運ぶこともできる。従って、画像形成装置が置かれた場所、あるいは置かれる場所に応じて、ユーザは、取手部の持つ位置を変えて画像形成装置を容易に移動させることができるし、設置することができる。
【0016】
請求項3に係る発明によれば、前記装置の上部に配される画像読取部が背面にせり出すように構成され、前記第2の取手部が前記画像読取部のせり出し部とその下方の前記装置の背面との間の湾曲部に設けられることから、ユーザが画像形成装置を持つ際に、背面の湾曲部に手の平をあてがうことができる。従って、ユーザは、画像形成装置の背面を保持しやすくなり、画像形成装置をさらに容易に移動させることができる。
【0017】
請求項4に係る発明によれば、前記第1の取手部と前記第1の取手部と左右逆方向に位置する第2の取手部が、前記装置の重心を介して対角線上に備えられることから、ユーザが画像形成装置をタスキ掛けの状態で運ぶ際に、両腕に略均等に装置の重量が掛るように持つことができる。従って、ユーザは画像形成装置をさらに容易且つ安全に移動させることができる。
【0018】
請求項5に係る発明によれば、前記第1及び第2の取手部の凹部に凸状部が少なくとも3個設けられ、前記凸状部の設置間隔が親指以外の四指の夫々を個々の間隙に入れることができるように設定されていることから、凹状の取手部に指をスムーズに入れることができるとともに、親指以外の四指の夫々を個々の間隙に入れることができるため凹状の取手部内での指のホールド感が高くなることから画像形成装置を容易に移動させることができる。
【0019】
請求項6に係る発明によれば、前記第1及び第2の取手部が前記装置のフレーム上に設けられることから、取手部の剛性が確保されるのでユーザが取手部により画像形成装置を移動させて、取手部に装置の重量が掛っても、外装部材や取手部が変形したりすることはない。従って、ユーザは、画像形成装置を安全に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る画像形成装置の正面斜視図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の第1の取手部の1実施形態を示す拡大斜視図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の背面斜視図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の第2の取手部の1実施形態を示す拡大図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置の側板及びベース部材の位置関係を示した正面図である。
【図6】本発明に係る画像形成装置の側板及びベース部材の位置関係を示した側面図である。
【図7】本発明に係る画像形成装置の第1の取手部と第2の取手部の位置関係を示した側面図である。
【図8】本発明に係る画像形成装置の取手部の1実施形態を示す拡大斜視図である。
【図9】従来の取手部を備えた画像形成装置の1実施形態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の正面斜視図であり、図2は本発明に係る画像形成装置の第1の取手部の1実施形態を示す拡大斜視図であり、図3は本発明に係る画像形成装置の画像読取部のせり出し部と装置の背面との間の湾曲部に設けた第2の取手部を示す背面斜視図であり、図4は本発明に係る画像形成装置の第2の取手部の1実施形態を示す拡大図であり、図5本発明に係る画像形成装置の側板及びベース部材の位置関係を示した正面図であり、図6は本発明に係る画像形成装置の内部構造体である側板及びベース部材の位置関係を表した側面図であり、図6は本発明に係る画像形成装置の第1の取手部と第2の取手部の位置関係を表す側面図であり、図7は本発明に係る画像形成装置の第1の取手部に複数の凸状部を設けた拡大斜視図である。
【0022】
図1に示すように、画像形成装置(1)は、原稿に形成された画像を読み取る原稿読取部(2)と、その原稿読取部(2)の下方に設けられた画像形成部(3)と、原稿読取部(2)から前方に向かって延設された操作部(4)と、画像形成部(3)のさらに下方に位置する用紙給紙部(5)と、用紙が排出される排出部(6)により構成されている。用紙が排出される排出部(6)は、原稿読取部(2)と画像形成部(3)の間に設けられている。
本明細書中では、説明の便宜上、図1に示されている画像形成装置の操作部側の面を前面とし、その後ろ側を背面とし、左側を左側面とし、右側を右側面とする。
【0023】
原稿読取部(2)は、原稿を読み取るための原稿読取台(7)と、原稿を固定するための原稿カバー(8)とから構成されている。原稿は、原稿読取台(7)の上に載置され、原稿カバー(8)により固定され、さらに原稿読取台(7)に内蔵されるスキャナーにより走査されることにより、原稿情報が読み取られる。
原稿読取部(2)で読み取られた原稿情報は、画像形成部(3)に送られる。画像形成部(3)は、用紙給紙部(5)から送られてくる用紙にその原稿の情報を転写・固定する。原稿情報を転写された用紙は、画像形成装置(1)の前面に設けられた排出部(6)に排出される。
【0024】
原稿読取部(2)は、その下に位置する排出部(6)から排出された用紙を取り出し易いように、排出部の上方に開口部(9)が設けられている。従って、原稿読取部(2)は、画像形成装置(1)の背面にせり出すように構成されている(図3参照)。
画像形成装置(1)は、上述の如く、原稿読取部(2)と、画像形成部(3)と、用紙給紙部(5)と、排出部(6)を備えているため、これらを画像形成装置(1)内の最適な位置に配置し、さらにユーザフレンドリーとなるように構成する必要がある。従って、装置の重心は何れかの方向に偏って構成される場合が多い。例えば、図1に示される画像形成装置(1)においては、排出部(6)からの用紙の取出し易さを考慮して、開口部(9)を設けているため原稿読取部(2)が画像形成装置(1)の背面にせり出すように構成されている。従って、装置の重心は、背面側に偏ったものとなっている。
【0025】
図2に示されるように、本発明に係る画像形成装置(1)の第1の取手部(10)は、左右両側面の底部に設けられている。第1の取手部(10)は、凹状に形成されており、親指を除く4本の指が入り易いように前後方向に細長く形成されている。第1の取手部は、左右両側面に設けられているため、従来の取手部と同様に両手を第1の取手部(10)に入れて画像形成装置(1)を運ぶことができる。本実施形態では、第1の取手部(10)は、画像形成装置(1)の左右両側面の底部に設けられているが、画像形成装置(1)の重心より下方に位置すればよく、その設置位置は限定されない。
【0026】
図3に示されるように、本発明に係る画像形成装置(1)は、装置を持ち上げるための手掛かりとなる第1の取手部(10)に加えて、一対の凹状の第2の取手部(11)を装置背面の左右両端側に備えている。第2の取手部(11)は、親指を除く4本の指が入りやすいように上下方向に細長く形成されている。本実施形態では、第2の取手部(11)は、画像読取部(2)の背面へのせり出し部分とその下方の画像形成部(3)の背面との間に形成される湾曲部に設けられているが、画像形成装置(1)の重心より上方に位置すればよく、その設置位置に限定されない。
【0027】
図4に示されるように、第2の取手部(11)は、画像形成装置(1)背面の左右両端側に設けられている。第1の取手部(10)は画像形成装置(1)の重心より上方に設けられ、第2の取手部(11)は装置の重心より下方に設けられる。これにより、ユーザは、左右両側面のいずれかの第1の取手部(10)とその第1の取手部(10)と反対側に位置する第2の取手部(11)とを利用して、画像形成装置をタスキ掛けの状態で抱きかかえることができる。従って、従来の両側面底部のみに取手部を設ける構成に比べて、バランスが取り易く画像形成装置(1)を容易に移動させることができる。
また、画像形成装置(1)を2人で移動させる際には、夫々が第1の取手部(10)及び第2の取手部(11)を利用することができるため、装置の移動時に不安定になることがない。従って、画像形成装置(1)を安全に移動させることができる。
【0028】
画像形成装置(1)の第1の取手部(10)及び第2の取手部(11)は、装置フレーム上に設けられることが好ましい。これにより、画像形成装置(1)を移動させる際に、第1の取手部(10)及び第2の取手部(11)に荷重が掛ったとしても、装置の外装部材や取手部(10)(11)が変形したりすることを防止することができる。
【0029】
図5及び図6に示されるように、画像形成装置(1)の両側面には、装置のフレームである右側板(12)及び左側板(13)が設けられ、両側板はベース部材(14)により接続される。第2の取手部(11)は、これら両側板(12)(13)の背面側端部に設けられている。第2の取手部(11)は、画像形成装置(1)のフレームを構成する右側板(12)と左側板(13)に設けられることにより、装置を移動させる際に第2の取手部(11)に荷重がかかったとしても装置の外装部材が変形したりすることはない。また、第1の取手部(10)は、画像形成装置(1)の両側面に設けられているため、右側板(12)及び左側板(13)により剛性が確保される。
【0030】
図7に示されるように、第1の取手部は画像形成装置(1)の重心の高さより下方に設けられ、第2の取手部は装置の重心の高さより上方に設けられればよいが、第1の取手部と、その第1の取手部と左右逆方向に位置する第2の取手部が、画像形成装置(1)の重心を介して対角線上に設けられるように構成することが好ましい。これにより、ユーザは、画像形成装置(1)を安定してタスキ掛けの状態で抱きかかえることができ、容易に移動させることができる。図中に示す水平の線(G)は、重心の高さを表している。
【0031】
図8は、第1の取手部(10)の下部に5つの凸状部(15)を設けた図である。
この場合において、凸状部(15)の設置間隔は、親指以外の四指の夫々を個々の間隙に入れることができるように構成される。
【0032】
図8に示されている凸状部(15)は5箇所に設けられているが、凸状部(15)は親指以外の四指を入れるために少なくとも3箇所に設ければよい。この場合において、人差し指と小指は左右両端に位置する2個の凸状部(15)と第1の取手部(10)の左右両側面とで形成される夫々の間隙に指を入れることができ、中指と薬指は凸状部(14)同士の間隙に夫々指を入れることができる。凸状部(15)の設置間隔は、親指以外の四指を入れることができる間隔であればよいが、例えば、20−30mm程度に設定することが好ましい。また、第1の取手部(10)の下部に設けられる凸状部(15)の間隙の形状を4本の指の形状に対応するような滑らかな曲面形状とすることもできる。これにより、画像形成装置(1)を運ぶ際の指のホールド感もよくなるので画像形成装置(1)を容易に別の場所に移動させることができる。凸状部(15)の設置数及び設置個所は、第1の取手部(10)の大きさに合わせて適時決定される。本実施形態は、第1の取手部(10)について、説明したが、第2の取手部(11)も同様の形状とすることができる。この場合において、凸状部は、第2の取手部(11)の左右の外装部材と反対する側の凹状の壁に設けられることになる。
【0033】
第1の取手部(10)及び第2の取手部(12)には、画像形成装置(1)を移動させる際の指の滑り止めのための構造をさらに備えてもよい。これにより、ユーザは、画像形成装置(1)の重さで指が滑ることはなく、画像形成装置(1)を安全かつ容易に移動させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明に係る画像形成装置は、コピー機、プリンター、FAXに好適に利用することができる。
【符号の説明】
【0035】
1・・・画像形成装置
2・・・原稿読取部
3・・・画像形成部
4・・・操作部
5・・・用紙給紙部
6・・・排出部
7・・・原稿読取台
8・・・原稿カバー
9・・・開口部
10・・第1の取手部
11・・第2の取手部
12・・右側板
13・・左側板
14・・ベース部材
15・・凸状部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置を持ち上げるための手掛かりとなる取手部を備えた画像形成装置であって、
前記取手部は、装置の左右両側面に設けられた一対の凹状の第1の取手部と、装置の背面の左右両側部に設けられた一対の凹状の第2の取手部からなり、
前記第1の取手部は前記装置の重心の高さよりも下方に位置し、
前記第2の取手部は前記装置の重心の高さよりも上方に位置することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記第1の取手部が左右両側面の底部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記装置の上部に配される画像読取部が背面にせり出すように構成され、
前記第2の取手部が前記画像読取部のせり出し部とその下方の前記装置の背面との間の湾曲部に設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1の取手部と前記第1の取手部に対して左右逆方向に位置する第2の取手部が、
前記装置の重心を介して対角線上に備えられることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1及び第2の取手部の凹部に凸状部が少なくとも3個設けられ、
前記凸状部の設置間隔が親指以外の四指の夫々を個々の間隙に入れることができるように設定されていることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1及び第2の取手部が前記装置のフレーム上に設けられることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−189704(P2011−189704A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−59838(P2010−59838)
【出願日】平成22年3月16日(2010.3.16)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】