説明

画像形成装置

【課題】 装置の水平位置の調整が容易に行え、装置の傾きによる画像の歪みを確実に防止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置本体の底部に設けられ前記装置本体を移動可能とするキャスタと、前記キャスタによる装置本体の移動を防止して、前記装置本体を所定位置に固定するために、装置本体の隅部にそれぞれ設けられた複数のアジャスタと、この複数のアジャスタの間の略等しい距離に配置し前記装置本体の傾きを検出する水平検知部と、この水平検知部による検出結果を報知する報知部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタなどの画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置の設置に関し、床面が傾斜していると、形成される画像の歪みや、用紙の位置ずれ等の問題が生じる。このため、画像形成装置の設置に関しては水平に保持する必要がある。
【0003】
画像形成装置の底部には装置本体を移動するためのキャスタや、装置本体を水平にかつ床面の定位置に固定設置するためのアジャスタがその隅部に4か所設けられている。このアジャスタは床面と接触する接触面と、アジャスタの軸として機能しているボルト部と、このボルト部に嵌合して高さを位置決めするナット部とを有している。また、高さ調整されたナット部を固定するロックナットを前記アジャスタの上部に有している。
【0004】
前記画像形成装置を搬入するサービスをするサービスマンは、装置本体に設けられたキャスタの回転を利用して画像形成装置を移動させ、設置場所に来ると前記アジャスタのボルト部を回転させて、床面にアジャスタの接触面を接触させてからロックナットで固定するようにしている。しかし、床面が平面でなく凹凸がある場合、原稿を読み取るガラス面などに水平器を置いて水平設置をしなければならず手間と時間がかかっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平7−199766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、装置の水平位置の調整が容易に行え、装置の傾きによる画像の歪みを確実に防止することができる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、装置本体の底部に設けられ前記装置本体を移動可能とするキャスタと、前記キャスタによる装置本体の移動を防止して、前記装置本体を所定位置に固定するために、装置本体の隅部にそれぞれ設けられた複数のアジャスタと、この複数のアジャスタの間の略等しい距離に配置し前記装置本体の傾きを検出する水平検知部と、この水平検知部による検出結果を報知する報知部と、を備えたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第一の実施形態における、画像形成装置の外観を示す斜視図である。
【図2】第一の実施形態における、画像形成装置のブロック図である。
【図3】第一の実施形態における、水平検知部の外観図である。
【図4】第一の実施形態における、水平検知部の断面図である。
【図5】第一の実施形態における、水平検知部の動作を示すフローチャートである。
【図6】第二の実施形態における、画像形成装置のブロック図である。
【図7】第二の実施形態における、画像形成装置の排紙部を示す図である。
【図8】第二の実施形態における、排紙検知部の外観図である。
【図9】第二の実施形態における、排紙検知部及び水平検知部の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第一の実施形態)
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる画像形成装置の水平検知を詳細に説明する。
【0010】
この画像形成装置1は、箱型状の装置本体2を具備し、装置本体2の上面に原稿自動送り装置3が配置されている。前記装置本体2の前面部4には給紙カセット5,6、7、8が前面側に引き出し可能に設けられている。前記装置本体2の背部9にはアーム10が設けられ、このアーム10は、使用者が操作する操作キー11及び操作パネル12が支持されている。
【0011】
前記装置本体2の底部13には、各隅部14に位置して装置本体2を移動可能とする複数のキャスタ15、装置本体2を定位置に固定する複数のアジャスタ16が設けられている。他方、装置本体2の前記前面部4の底部には、前面水平検知部17が設けられ、側面部18の底部13には側面水平検知部19が設けられている。また、前記側面部18には印刷された用紙が排出される排紙部20を有している。
【0012】
図2は、画像形成装置1のブロック構成を示す。画像形成装置1には、全体の動作を制御するCPU21と、RAM22、ROM23、HDD等の不揮発性と揮発性あるいは磁気の記憶装置の組み合わせで構成されている。CPU21は、プログラム、データ、入力信号等に基づき、演算や信号処理等を行い、各部の動作を制御する。画像形成装置1は、従来周知の構成として、前記給紙カセット5,6,7、8を含む給紙部24、排紙部20、画像形成部25、原稿読取部26、転写部27、定着部28、通信インターフェース29、表示部30(操作パネル12)、操作部31(操作キー11)、図示しない一対の搬送ローラ等を含む用紙搬送駆動部32を有している。更に、本実施形態の画像形成装置1は、画像形成装置1の前面(幅方向)の傾きを検知する前面水平検知部17、側面(奥行方向)の傾きを検知する側面水平検知部19を備えており、上記各部がバスライン33等で接続されている。
【0013】
前記前面水平検知部17には、後述するアクチュエータ34、報知部としてのLED部35が設けられ、側面水平検知部19にもアクチュエータ36、報知部としてのLED部37が設けられている。また、画像形成装置1には、その設置時にサービスマンにより操作可能なモード切換部38を有している。このモード切換部38は、画像形成装置1の設置時にサービスマンが位置決めや試し印刷の設定が行えるサービスマンモード38aや、使用者の通常印刷を行う印刷モード38bを備えている。
【0014】
図3は、前記前面と側面に設けられた水平検知部17(19)の外観を示した図であり、図4は断面図である。前記水平検知部17(19)は、軸40を支点に馬蹄型のアクチュエータ34(36)が取り付けられ、このアクチュエータ34(36)には垂直方向に振り子41が設けられている。前記アクチュエータ34(36)の左側には左センサ42が設けられており、前記アクチュエータ34(36)の左角部34aと接触して傾きを検知している。同様に前記アクチュエータ34(36)の右側には右センサ43が設けられており、前記アクチュエータ34(36)の右角部33bと接触して傾きを検知している。前記左センサ42の左側には傾き無い場合は点灯し傾きがある場合は点滅することでサービスマンに報知するLED部35(37)である左LED35aが設けられている。また、右センサ43の右側にも同様に右LED35bが設けられている。
【0015】
以下に、上記構成に基づくサービスマンによる画像形成装置1の設置までの概略を説明する。
【0016】
サービスマンは、画像形成装置1の底部13に設けられたキャスタ15を転がし、設置する所定の位置へ運ぶ。その後、電源を投入し、サービスマンにより種々の初期状態を設定するようにモード切換部38を操作し所定のモードを入力する。このモード切換部38により設定モードとしてのサービスマンモード38aを設定する。サービスマンモード38aは、一般の使用者が簡単に設定できないように、前記操作キー11を用いて暗号化されている。サービスマンは、試し印刷を行い、正常に印刷が行われるかの確認作業を行う。正常に印刷が行えると判断すると、隅部14に設けられた4つのキャスタ15の高さが全て一致していることから、地震等によるキャスタ15による装置本体2の移動を防止するために床面と設置する位置までアジャスタ16を下げる。こうして、画像形成装置1が傾斜しない設置が完了する。そしてモード切換部38を用いて、印刷モード38bとし使用者による印刷の開始可能状態となる。
【0017】
以下に、画像形成装置1の設置時の水平状態の確認について図3及び図4を参照して説明する。
【0018】
例えば、床面が傾斜していたり凹凸が存在していた場合は、水平が保たれないことから用紙に対する印刷ポイントがズレ、良好な印刷が行われない。そこで、まず前面部4の水平状態の確認を行う。前面部4が水平でない場合、前面部4の底部13に設けられた前面水平検知部17のLED部35が点滅する。例えば、前面部4に対し左側が高い場合、アクチュエータ34の傾きが大きい方の左センサ42に対応する左LED35aが点滅する。この場合、アクチュエータ34の傾きが小さい方の右センサ43に対応する右LED35bは点灯する。サービスマンは点滅している左LED35a側に設けられているアジャスタ16を回転させて高さを調整する。前記左LED35aおよび右LED35bの両方が点灯した場合、前面は水平であることを認識して前面部4の水平調整が完了する。
【0019】
前記前面水平検知部17の水平検知が完了すると、次に側面部18の底部13に設けられた側面水平検知部19が起動する。この際、左LED37a及び右LED37bが点灯していた場合は、側面部18は水平であると認識する。他方、例えばLED部37の左LED37aが点滅している場合は、水平でないことが認識され、サービスマンは傾斜している側つまりLED37が点滅している側のアジャスタ16を回転させて高さ調整する。水平調整を行い左LED37a及び右LED37bが点灯状態になると、側面部18が水平であることが認識され、水平調整が完了する。
【0020】
図5に第一の実施形態における画像形成装置1の設置処理のフローチャートを示す。以下、フローチャートの順に詳細な処理の形態について説明する。
【0021】
前記モード切換部38によりサービスマンモード38aになると、ST11にて前面水平検知部17による傾きの検知が行われる。具体的には図3に示す軸40を中心としたアクチュエータ34が振り子41と共に搖動することで傾斜の検知が行われる。前記アクチュエータ34の左角部34aが左センサ42の位置状態と、右角部34bの右センサ43の位置状態で水平検知が行われる。このST11では前面水平検知部17の傾きが検知されない場合(ST11のNO)は、左LED35a及び右LED35bが両方点灯する(ST12)。これによりサービスマンは前面部4が水平であることを認識できる。
【0022】
前記前面水平検知部17で傾き有りと検知された場合(ST11のYES)、ST13で左LED35aまたは右LED35bのいずれかが点滅状態となる。サービスマンは前記LED部35の左LED35aが点滅しているのか右LED35bが点滅しているのかを見て、点滅している側に設けられているアジャスタ16を回転させて高さ調整を行う(ST14)。この高さ調整が完了(STT14のYES)するとST12にてLED部35は点灯状態となる。つまり前面部4が水平になるまでは前記LED部35の点滅状態は続く(ST14のNO)。
【0023】
ST12にて前記LED部35が点灯すると、次にST15にて側面水平検知部19による側面部18の水平検知を行う。このST15で側面水平検知部19の傾きが検知されない場合(ST15のNO)は、ST16で左LED37a及び右LED37bが両方点灯する。これによりサービスマンは前面部4が水平であることを認識できる。
【0024】
ST15で側面水平検知部19に傾き有りと検知された場合(ST15のYES)、ST17で左LED37aまたは右LED37bのいずれかが点滅状態となる。サービスマンは前記LED部37の左LED37aが点滅しているのか右LED37bが点滅しているのかを見て、点滅している側に設けられているアジャスタ16を回転させて高さ調整を行う(ST18)。この高さ調整が完了(ST18のYES)するとST16にてLED部37は点灯状態となる。つまり側面部18が水平になるまでは前記LED部37の点滅状態は続く(ST18のNO)。
【0025】
このように、前面部4のLED部35と側面部18のLED部37が両方点灯すると、画像形成装置1は水平状態であることが認識できる。サービスマンはST19で前記モード切換部38のサービスマンモード38aから印刷モード37bに切り換えることで、画像形成装置1の水平調整処理を終了する。
【0026】
第一の実施形態では、前面部4と側面部18の底部13に設けられた2つの水平検知部により、画像形成装置1の傾きを検知可能にすることで、印刷ズレを確実に防止することができる。なお、本実施の形態では、LEDによる報知方法として傾き有りの場合は点滅、傾き無しの場合は点灯としてが、LEDの消灯で判断することも可能であり、LEDを複数設けて、傾き有りは赤色、傾き無しは青色や、音声による報知などでも良いことは言うまでもない。また、更には、操作パネル12上に傾き具合を画像として表示しても良い。
【0027】
さらに、第一の実施形態では前面と左側の側面の2か所で傾きを検知したが、水平検知部を4方向全てに設けて傾きの精度を良くすることも可能である。
【0028】
(第二の実施形態)
次に第二の実施形態について説明する。第一の実施形態と共通部分に関しては同じ符号をつけて詳細な説明を省略する。この第二の実施形態と第一の実施形態との異なる点は、側面部18に水平検知部を設けず、搬送された用紙を排紙する排紙部20の一部に排紙検知部50を設けている。図6に第二の実施形態のブロック図を示す。
【0029】
第二の実施形態の画像形成装置1は、排紙部20の排紙ローラ20a(図8参照)の近傍に、排出された用紙の排紙位置を検知する排紙検知部50が設けられている。前面水平検知部17には、第一の実施形態で説明したアクチュエータ34、LED部35が設けられ、排紙検知部50には排出された用紙端部の位置ズレの状態を報知する排紙報知部としての音声部51が設けられている。このように、前記排紙検知部50と前面水平検知部17で画像形成装置1の傾きを検知している。
【0030】
図7及び図8は第二の実施形態の側面拡大図である。図7の画像形成装置1の側面部18には、印刷された用紙を排出する排紙部20の上部に排出された用紙Pの排紙状態を示す目盛52が設けられている。この目盛52の中央が基準点53として、例えば、A4サイズの用紙Pの縦搬送された場合の用紙端が前記基準点53に来るように設定されている。前記排紙部20の下部には排紙検知部50の具体的構成であるセンサ54、55,56,57,58が設けられている。なお、前記基準点53の下部に中央センサ56が来るように設置している。この中央センサ56の幅が、排紙された用紙Pの位置ズレの基準(位置ズレ無しとの判断の許容範囲)となる。
【0031】
前記センサ54,55,56,57、58は、例えば用紙Pが搬送される搬送路を挟んで発光部と受光部を有する光学センサを用いる。前記センサ54,55,57,58のいずれかに用紙Pの端部が来た場合、前記音声部51でサービスマンに排紙ズレを知らせる。この音声部51による音声は「排紙位置がズレています。」、「側面が傾斜しています。」や「ピー」などの電子音でもよい。また、音声部51と前記操作パネル12との組み合わせによる報知でもよい。
【0032】
このような構成において、サービスマンは、電源を投入し、サービスマンにより種々の初期状態を設定するサービスマンモード38aを設定する。サービスマンは、試し印刷を行った際、前記排紙部20から排出されたA4サイズの用紙Pの排紙状態を確認する。用紙Pの端部が目盛52の基準点53の垂直位置にある中央センサ56の範囲内である場合は、側面部18が傾斜することなく平行であることが認識でき、側面部18側の底部13あるアジャスタ16を下げ、画像形成装置1が傾斜しないように設置が完了する。
【0033】
例えば、排紙部20から排出されたA4サイズの用紙Pが目盛52の基準点53の垂直位置よりズレていた場合は、つまり中央センサ56ではなくセンサ54,55,57,58のいずれかのセンサが検知した場合、前記音声部51がON状態となりサービスマンに報知する。前記排紙検知部50の検知による音声合成でサービスマンに排紙位置のズレを報知し、サービスマンは、アジャスタ16を回転させて高さを調整する。前記中央センサ56で用紙Pの端部が検知されると前記音声部51がOFFし、側面部18が水平であることを認識して前面部18の水平調整が完了する。
【0034】
前記排紙検知部50の水平検知が完了すると、次に前面部4の底部13に設けられた前面水平検知部17が起動する。この際、左LED35a及び右LED35bが点灯していた場合は、前面部4は水平であると認識する。LED部35の左LED35aまたは右LED35bが点滅している場合は、水平でないことが認識され、サービスマンは傾斜している側つまりLED35が点滅している側のアジャスタ16を回転させて高さ調整する。水平調整を行い左LED35a及び右LED35bが点灯状態になると、前面部4が水平であることが認識され、水平調整が完了する。
【0035】
次に第二の実施形態について図9のフローチャートを用いて説明する。
【0036】
前記モード切換部38によりサービスマンモード38aになると、ST31にて排紙検知部50による検知が行われる。具体的には、排紙部20に用紙Pが排紙されると、用紙Pの端部をセンサ54,55,56,57,58で検知を行う。ST31にて中央センサ56による検知がある場合(ST31のYES)、次のステップ(ST35)へ移行する。
【0037】
前記排紙検知部50の中央センサ56による検知がない、つまりセンサ54,55,57,58のいずれが用紙Pの端部を検知した場合(ST31のNO)、ST32で音声部51がON状態となり側面部18が傾斜していることをサービスマンに報知する。サービスマンは目盛52の基準点53を見て、左右のどちらにズレが生じているかを確認する。そしてズレている側に設けられているアジャスタ16を回転させて高さ調整を行う(ST33)。この高さ調整が完了(ST33のYES)するとST34にて音声部51はOFF状態となる。つまり側面部18が水平になるまでは前記音声部51による音声報知は続く(ST22のNO)。
【0038】
ST34にて前記音声部51がOFFとなると、次にST35にて前面水平検知部17による側面部4の水平検知を行う。このST35で側面水平検知部19の傾きが検知されない場合は、ST36で左LED35a及び右LED35bが両方点灯状態になる。これによりサービスマンは前面部4が水平であることを認識できる。
【0039】
前面水平検知部17に傾き有りと検知された場合(ST35のYES)、ST37で左LED35aまたは右LED35bのいずれかが点滅状態となる。サービスマンは前記LED部35の左LED35aが点滅しているのか右LED35bが点滅しているのかを見て、点滅している側に設けられているアジャスタ16を回転させて高さ調整を行う(ST38)。この高さ調整が完了(ST38のYES)するとST36にてLED部35は点灯状態となる。つまり前面部4が水平になるまでは前記LED部35の点滅状態は続く(ST38のNO)。
【0040】
このように、側面部18の排紙検知部50と前面部4のLED部35の報知により画像形成装置1は水平状態であることが認識できる。サービスマンは前記モード切換部38のサービスマンモード38aから印刷モード37bに切り換える(ST39)ことで、画像形成装置1の水平調整処理を終了する。
【0041】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨も逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0042】
1 画像形成装置
2 装置本体
3 CPU(制御部)
4 前面部
13 底部
14 隅部
15 キャスタ
16 アジャスタ
17 前面水平検知部
18 側面部
19 側面水平検知部
20 排紙部
21 CPU
34、36 アクチュエータ
35、37 LED部
38 モード切換部
38a サービスマンモード
40 軸
42 左センサ
43 右センサ
50 排紙検知部
51 音声部
52 目盛
56 中央センサ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体の底部に設けられ前記装置本体を移動可能とするキャスタと、
前記キャスタによる装置本体の移動を防止して、前記装置本体を所定位置に固定するために、装置本体の隅部にそれぞれ設けられた複数のアジャスタと、
この複数のアジャスタの間の略等しい距離に配置し前記装置本体の傾きを検出する水平検知部と、
この水平検知部による検出結果を報知する報知部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記水平検知部は前記装置本体の隣り合う二辺に設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記報知部の報知は所定のモード時に行うこと特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
装置本体の底部に設けられ前記装置本体を移動可能とするキャスタと、
前記キャスタによる装置本体の移動を防止して、前記装置本体を所定位置に固定するために、装置本体の隅部にそれぞれ設けられたアジャスタと、
前記装置本体の一辺に設けられた複数のアジャスタの間の略等しい距離に配置し前記装置本体の傾きを検出する水平検知部と、
この水平検知部による検出結果を報知する報知部と、
前記装置本体の一辺と隣り合う他辺に設けられ、前記装置本体から排出される用紙の排紙位置を検出する排紙検知部と、
この排紙検知部による検出結果を報知する排紙報知部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
前記報知部及び排紙報知部の報知は所定のモード時に行うこと特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記排紙検知部は、排紙される用紙の排紙方向と直交する方向の用紙端部を排紙位置として検出することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−123387(P2012−123387A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−264323(P2011−264323)
【出願日】平成23年12月2日(2011.12.2)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】