説明

画像形成装置

【課題】画像白地部の汚れ、残像(ゴースト)、カスレ(ベタ追従性)等を抑制しつつ、画質を改良でき、クリーニング性も良好で、高速印刷機を使用した場合においても、長期使用時の汚れ等の問題を改良し、画像安定性に優れたトナーを提供すること。
【解決手段】
電子写真感光体の最表層の表面自由エネルギーγの値が、35mN/m以上、50mN/m以下であり、トナーが水系媒体中で形成したトナー母粒子を含有するものであって、体積中位径(Dv50)が4.0〜7.0μmであり、体積中位径と粒径2.00〜3.56μmのトナーの個数%(Dns)の関係が下記式(1)を満たすことを特徴とする、画像形成装置。
Dns≦0.233EXP(17.3/Dv50) (1)
[式(1)中、Dv50はトナーの体積中位径(μm)を示し、Dnsは粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%を示す。]


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子写真感光体及び静電荷像現像用トナーを備えた画像形成装置であって、かつ、該感光体の最表層の表面自由エネルギーγの値が、35mN/m以上、50mN/m以下であり、かつ、該静電荷像現像用トナーが、水系媒体中で形成したトナー母粒子を含有する静電荷像現像用トナーであって、トナーの体積中位径(Dv50)が4.0μm以上7.0μm以下であり、しかも、体積中位径(Dv50)と粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%(Dns)の関係が下記式(1)を満たすことを特徴とする、画像形成装置。
Dns≦0.233EXP(17.3/Dv50) (1)
[式(1)中、Dv50はトナーの体積中位径(μm)を示し、Dnsは粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%を示す。]
【請求項2】
電子写真感光体及び静電荷像現像用トナーを備えた画像形成装置であって、該電子写真感光体の感光層が、ポリアリレート樹脂を含有し、かつ、該静電荷像現像用トナーが、水系媒体中で形成したトナー母粒子を含有する静電荷像現像用トナーであって、トナーの体積中位径(Dv50)が4.0μm以上7.0μm以下であり、しかも、体積中位径(Dv50)と粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%(Dns)の関係が下記式(1)を満たすことを特徴とする、画像形成装置。
Dns≦0.233EXP(17.3/Dv50) (1)
[式(1)中、Dv50はトナーの体積中位径(μm)を示し、Dnsは粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%を示す。]
【請求項3】
電子写真感光体及び静電荷像現像用トナーを備えた画像形成装置であって、該電子写真感光体の感光層が、イオン化ポテンシャル5.0eV以上、5.3eV以下の電荷輸送剤を含有し、かつ、該静電荷像現像用トナーが、水系媒体中で形成したトナー母粒子を含有する静電荷像現像用トナーであって、トナーの体積中位径(Dv50)が4.0μm以上7.0μm以下であり、しかも、体積中位径(Dv50)と粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%(Dns)の関係が下記式(1)を満たすことを特徴とする、画像形成装置。
Dns≦0.233EXP(17.3/Dv50) (1)
[式(1)中、Dv50はトナーの体積中位径(μm)を示し、Dnsは粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%を示す。]
【請求項4】
電子写真感光体及び静電荷像現像用トナーを備えた画像形成装置であって、該電子写真感光体の感光層が、酸化防止剤として、ヒンダードフェノール化合物を含有し、かつ、該静電荷像現像用トナーが、水系媒体中で形成したトナー母粒子を含有する静電荷像現像用トナーであって、トナーの体積中位径(Dv50)が4.0μm以上7.0μm以下であり、しかも、体積中位径(Dv50)と粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%(Dns)の関係が下記式(1)を満たすことを特徴とする、画像形成装置。
Dns≦0.233EXP(17.3/Dv50) (1)
[式(1)中、Dv50はトナーの体積中位径(μm)を示し、Dnsは粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%を示す。]
【請求項5】
電子写真感光体及び静電荷像現像用トナーを備えた画像形成装置であって、該電子写真感光体の感光層が、PM3パラメーターを使った半経験的分子軌道計算を用いた構造最適化によるLUMOのエネルギーレベルの値が−1.0eV〜−3.0eVである化合物を含有し、かつ、該静電荷像現像用トナーが、水系媒体中で形成したトナー母粒子を含有する静電荷像現像用トナーであって、トナーの体積中位径(Dv50)が4.0μm以上7.0μm以下であり、しかも、体積中位径(Dv50)と粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%(Dns)の関係が下記式(1)を満たすことを特徴とする、画像形成装置。
Dns≦0.233EXP(17.3/Dv50) (1)
[式(1)中、Dv50はトナーの体積中位径(μm)を示し、Dnsは粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%を示す。]
【請求項6】
電子写真感光体及び静電荷像現像用トナーを備えた画像形成装置であって、該電子写真感光体の感光層が、下記式(B)で表される化合物を含有し、かつ、該静電荷像現像用トナーが、水系媒体中で形成したトナー母粒子を含有する静電荷像現像用トナーであって、トナーの体積中位径(Dv50)が4.0μm以上7.0μm以下であり、しかも、体積中位径(Dv50)と粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%(Dns)の関係が下記式(1)を満たすことを特徴とする、画像形成装置。
【化1】

[式(B)において、ArないしArは各々独立に、置換基を有してもよい芳香族基又は置換基を有してもよい脂肪族基を示し、Xは有機基を示し、RないしRは各々独立に、不飽和基を示し、n1ないしn6は各々独立に、0、1又は2の整数を示す。但し、n1が1の場合は、n2も1である。]
Dns≦0.233EXP(17.3/Dv50) (1)
[式(1)中、Dv50はトナーの体積中位径(μm)を示し、Dnsは粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%を示す。]
【請求項7】
電子写真感光体及び静電荷像現像用トナーを備えた画像形成装置であって、かつ、該感光体が、電荷発生層と電荷輸送層を含有した積層型感光体であり、該電荷輸送層に含まれる電荷輸送剤とバインダー樹脂の重量比率「電荷輸送剤/バインダー樹脂」が、0.3〜0.6で表され、かつ、該静電荷像現像用トナーが、水系媒体中で形成したトナー母粒子を含有する静電荷像現像用トナーであって、トナーの体積中位径(Dv50)が4.0μm以上7.0μm以下であり、しかも、体積中位径(Dv50)と粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%(Dns)の関係が下記式(1)を満たすことを特徴とする、画像形成装置。
Dns≦0.233EXP(17.3/Dv50) (1)
[式(1)中、Dv50はトナーの体積中位径(μm)を示し、Dnsは粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%を示す。]
【請求項8】
前記静電荷像現像用トナーにおいて、体積中位径(Dv50)と粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%(Dns)の関係が下記式(2)を満たす請求項1ないし請求項7の何れかの請求項に記載の画像形成装置。
0.0517EXP(22.4/Dv50)≦Dns (2)
【請求項9】
前記静電荷像現像用トナーの体積中位径(Dv50)が5.4μm以上である請求項1ないし請求項8の何れかの請求項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記静電荷像現像用トナーにおいて、粒径2.00μm以上3.56μm以下のトナーの個数%(Dns)が6個数%以下である請求項1ないし請求項9の何れかの請求項に記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記静電荷像現像用トナーにおいて、水系媒体中で重合を行うことによりトナー母粒子が製造されたものである請求項1ないし請求項10の何れかの請求項に記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記静電荷像現像用トナーにおいて、乳化重合凝集法によりトナー母粒子が製造されたものである請求項11に記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記静電荷像現像用トナーにおいて、トナー母粒子が、芯粒子に樹脂微粒子を固着又は付着されたものである請求項1ないし請求項12の何れかの請求項に記載の画像形成装置。
【請求項14】
前記樹脂微粒子がワックスを含有しているものである請求項13に記載の画像形成装置。
【請求項15】
前記静電荷像現像用トナーにおいて、ワックス成分を、静電荷像現像用トナー100重量部に対して、4〜20重量部含有することを特徴とする請求項1ないし請求項14の何れかの請求項に記載の画像形成装置。
【請求項16】
潜像担持体への現像プロセススピードが100mm/sec以上である請求項1ないし請求項15の何れかの請求項に記載の画像形成装置。
【請求項17】
更に、下記式(3)を満足する請求項1ないし請求項16の何れかの請求項に記載の画像形成装置。
現像剤を充填する現像機の保証寿命枚数(枚)×印字率≧500(枚) (3)
【請求項18】
更に、潜像担持体への解像度が600dpi以上である請求項1ないし請求項17の何れかの請求項に記載の画像形成装置。
【請求項19】
前記静電荷像現像用トナーの製造において、トナー或いはトナー母粒子の体積中位径(Dv50)以下の粒子を除去する工程を経ずに製造することを特徴とする請求項1ないし請求項18の何れかの請求項に記載の画像形成装置。
【請求項20】
前記静電荷像現像用トナーにおいて、その帯電量の標準偏差が、1.0ないし2.0である請求項1ないし請求項19の何れかの請求項に記載の画像形成装置。
【請求項21】
該画像形成装置に用いられる電子写真プロセスにおいて、前記静電荷像現像用トナーを感光体から転写した後に、感光体上に残存するトナーを取り除くためのクリーニング機構を有さないことを特徴とする請求項1ないし請求項20の何れかの請求項に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−77018(P2013−77018A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−274208(P2012−274208)
【出願日】平成24年12月17日(2012.12.17)
【分割の表示】特願2007−91366(P2007−91366)の分割
【原出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【出願人】(000005968)三菱化学株式会社 (4,356)
【Fターム(参考)】