画面制御システム、セットトップボックス、管理サーバ、および、プログラム
【課題】テレビ画面のサブエリアに表示させる内容を容易に制御する。
【解決手段】管理サーバ20は、ユーザ宅に設置されているセットトップボックス10とインターネットを介して接続される。管理サーバ20は、セットトップボックス10毎に、そのセットトップボックス10に接続されているテレビ30のサブエリアに表示させるコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報を記憶している。そして、管理サーバ20は、セットトップボックス10からの問い合わせに応答して、対応するコンテンツアクセス情報をセットトップボックス10に送信し、セットトップボックス10は、送信されたコンテンツアクセス情報に基づいてコンテンツを取得し、テレビのサブ画面にコンテンツを表示する。また、店舗の従業員は、ユーザからのコンテンツの変更要求を受けて、管理サーバ20で記憶しているコンテンツアクセス情報を更新する。
【解決手段】管理サーバ20は、ユーザ宅に設置されているセットトップボックス10とインターネットを介して接続される。管理サーバ20は、セットトップボックス10毎に、そのセットトップボックス10に接続されているテレビ30のサブエリアに表示させるコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報を記憶している。そして、管理サーバ20は、セットトップボックス10からの問い合わせに応答して、対応するコンテンツアクセス情報をセットトップボックス10に送信し、セットトップボックス10は、送信されたコンテンツアクセス情報に基づいてコンテンツを取得し、テレビのサブ画面にコンテンツを表示する。また、店舗の従業員は、ユーザからのコンテンツの変更要求を受けて、管理サーバ20で記憶しているコンテンツアクセス情報を更新する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画面制御システム、セットトップボックス、管理サーバ、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ受像器(以下、単にテレビとする)において、受信したテレビ放送等を表示する画面領域とは別の領域(サブエリア)にテレビ放送とは異なる情報(コンテンツ)を表示する分割表示機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。ユーザは、テレビ画面のサブエリアに表示させるコンテンツを適宜設定可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−303628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザは、サブエリアに表示させるコンテンツの設定をテレビやセットトップボックスのリモコンを操作して行う必要ある。リモコンは、一般的に、配置されているボタンの数がキーボード等と比較して少ない。従って、ユーザがこの設定を行うには手間がかかり面倒であった。
【0005】
例えば、インターネット接続機能を有するテレビにおいて、ユーザがリモコンを操作して、あるサイトの画面をサブエリアに表示させるための設定を行う場合を考える。この場合、ユーザは、リモコンを操作してこのサイトのURL(Uniform Resource Locator)を直接入力する必要があり、非常に面倒であった。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、テレビ画面のサブエリアに表示させる内容を容易に制御することを可能にした画面制御システム、セットトップボックス、管理サーバ、および、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る画面制御システムは
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスと管理サーバとを備え、両者は通信ネットワークを介して接続されている画面制御システムであって、
前記管理サーバは、前記セットトップボックスの識別情報と、該セットトップボックスに接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示するコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報と、を対応付けて記憶するコンテンツ記憶手段を備えており、
前記セットトップボックスは、接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツを前記管理サーバに問い合わせるコンテンツ問い合わせ手段を備え、
前記管理サーバは、
前記セットトップボックスからの問い合わせに応答して、前記コンテンツ記憶手段から対応するコンテンツアクセス情報を特定するコンテンツ特定手段と、
特定したコンテンツアクセス情報を問い合わせ元のセットトップボックスに送信する送信手段と、を備え、
前記セットトップボックスは、
前記管理サーバから受信したコンテンツアクセス情報が示すアクセス先からコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
取得したコンテンツの画像を、接続されているテレビ受像器の画面内での対応する各サブエリアの位置に合成する画像合成手段と、
接続されているテレビ受像器に前記画像合成手段が合成した画像の画像データを送信して該テレビ受像器の画面に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
前記管理サーバは、サブエリアに表示させるコンテンツの変更要求を受け付け、受け付けた変更要求に基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツアクセス情報を変更するコンテンツ変更手段をさらに備えてもよい。
【0009】
前記管理サーバは、前記セットトップボックスのファームウェアを更新するアップデートプログラムを送信してもよい。
【0010】
前記セットトップボックスは、定期的に自身の所在を示す死活情報を前記管理サーバに送信してもよい。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るセットトップボックスは、
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスであって、通信ネットワークを介して管理サーバに接続されているセットトップボックスであって、
接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツを前記管理サーバに問い合わせるコンテンツ問い合わせ手段と、
前記管理サーバから受信したコンテンツアクセス情報が示すアクセス先からコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
取得したコンテンツの画像を、接続されているテレビ受像器の画面内での対応する各サブエリアの位置に合成する画像合成手段と、
接続されているテレビ受像器に前記画像合成手段が合成した画像の画像データを送信して該テレビ受像器の画面に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る管理サーバは、
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスと通信ネットワークを介して接続されている管理サーバであって、
前記セットトップボックスの識別情報と、該セットトップボックスに接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示するコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報と、を対応付けて記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記セットトップボックスから前記テレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツの問い合わせに応答して、前記コンテンツ記憶手段から対応するコンテンツアクセス情報を特定するコンテンツ特定手段と、
特定したコンテンツアクセス情報を問い合わせ元のセットトップボックスに送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るプログラムは、
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスと通信ネットワークを介して接続されているコンピュータを、
前記セットトップボックスの識別情報と、該セットトップボックスに接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示するコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報と、を対応付けて記憶するコンテンツ記憶手段、
前記セットトップボックスから前記テレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツの問い合わせに応答して、前記コンテンツ記憶手段から対応するコンテンツアクセス情報を特定するコンテンツ特定手段、
特定したコンテンツアクセス情報を問い合わせ元のセットトップボックスに送信する送信手段、
として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、サブエリアに表示させるコンテンツを管理サーバが記憶管理するため、テレビ画面のサブエリアに表示させる内容を容易に制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係るを備えた画面制御システムの構成を示す図である。
【図2】分割表示が可能なテレビ画面の構成を示した図である。
【図3】セットトップボックスの構成を示すブロック図である。
【図4】管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図5】コンテンツマスタDBに格納される情報の構成例を示す図である。
【図6】ユーザ管理DBに格納されるユーザ情報の構成例を示す図である。
【図7】登録処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】コンテンツ設定画面の例を示す図である。
【図9】サブエリア表示制御処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】コンテンツ変更処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】ファームウェア更新処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は下記の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で下記の実施形態及び図面に変更を加えることが出来るのはもちろんである。また、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
【0017】
本発明の実施形態に係る画面制御システム1について説明する。
本発明の実施形態に係る画面制御システム1は、図1に示すように、セットトップボックス10と管理サーバ20とを備え、両者はインターネットを介して相互通信可能に接続される。
【0018】
セットトップボックス10は、ユーザ宅に配置されているテレビ30と有線又は無線接続し、テレビ30に様々なサービスを提供する装置である。なお、セットトップボックス10に接続されているテレビ30は分割表示が可能である。具体的には、図2に示すように、テレビ30の画面は、通常のテレビ放送を表示するメインエリアM1と各種のコンテンツを表示する6つのサブエリアS1〜S6とを有し、各サブエリアS1〜S6に別々の情報(コンテンツ)を同時に表示することが可能である。セットトップボックス10は、図3に示すように、通信部11と外部IF(インターフェース)12と操作部13と表示部14と記憶部15と制御部16とを備える。
【0019】
通信部11は、NIC(Network Interface Card)等を備え、制御部16からの指示に従い、インターネットを介して管理サーバ20と通信を行う。また、通信部は、制御部16からの指示に従い、監視カメラや各種のサービス提供サイトなどのコンテンツ提供元にインターネットを介してアクセスし、サブエリアS1〜S6に表示するコンテンツを取得する。
【0020】
外部IF12は、テレビ30や録画再生器等の外部機器と接続するためのインタフェースである。制御部16は、外部IF12を介して、テレビ30画面の各表示エリアS1〜S6に表示させる画像の画像信号を送信する。
【0021】
操作部13は例えばリモコン等であり、ユーザからの操作に対応した操作信号を制御部16に供給する。
【0022】
表示部14は、セットトップボックス10の筐体表面に設置された表示パネルや表示ランプ(LED)等であり、セットトップボックスの状態(処理中である旨など)を表示する。なお、より詳しい情報を、セットトップボックス10に接続されているテレビ30に表示してもよい。
【0023】
記憶部15は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置等の記憶装置によって構成され、各種のデータやプログラム等を記憶する。また、ROMには、セットトップボックス10を一意に識別する機器識別情報(MACアドレス、製品コード等)が記憶されている。また、記憶部15には、各サブエリアS1〜S6のテレビ30の画面内での位置(表示位置)を示す情報も記憶されている。
【0024】
制御部16は、CPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサユニット、ソフトウェアタイマ等から構成され、記憶部15に記憶されているプログラムを実行することで、セットトップボックス10全体の動作(各部の動作)を制御する。
【0025】
また、制御部16は、テレビ30のサブエリアS1〜S6に表示させるコンテンツを問い合わせる要求を、通信部11を介して管理サーバ20に送信する。また、制御部16は、管理サーバ20から取得したコンテンツを特定する情報(コンテンツ特定情報)に基づいてコンテンツ提供元にアクセスしてコンテンツを取得し、取得したコンテンツを各サブエリアS1〜S6に同時に表示する画面を合成し、その画像信号を外部IF12を介してテレビ30に送信し、テレビ30の分割表示を制御する。なお、制御部16が行うこれらの処理の詳細については後述する。
【0026】
図1に戻り、管理サーバ20は、セットトップボックス10を販売する販売店(又は販売店のデータセンター等)に設置され、販売店や顧客に関する各種の情報を管理するためのサーバである。管理サーバ20は、図4に示すように、通信部21と、操作部22と、表示部23と、記憶部24と、制御部25とを備える。
【0027】
通信部21は、NIC(Network Interface Card)等を備え、制御部16からの指示に従い、インターネットを介してセットトップボックス10と通信を行う。また、通信部21は、制御部25からの指示に従い、図示せぬ外部のサーバ等から、セットトップボックス10の最新のファームウェアを取得し記憶部24に格納する。
【0028】
操作部22は、キーボードなどから構成され、操作者(店舗の従業員等)からの操作に対応した操作信号を制御部25に供給する。
【0029】
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等から構成され、管理サーバ20が管理する各種の情報や、後述するコンテンツ設定画面等を表示する。
【0030】
記憶部24は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置等の記憶装置によって構成され、各種固定データや各種プログラム、外部のサーバ等から取得したセットトップボックス10の最新のファームウェア、および、表示部23に表示する各種の画面データ等を記憶する。また、記憶部24は、コンテンツマスタDB241とユーザ管理DB242とを記憶する。
【0031】
コンテンツマスタDB241は、テレビ30の画面のサブエリアS1〜S6に表示可能なコンテンツを管理するためのデータベースである。具体的には、コンテンツマスタDB241には、図5に示すように、コンテンツ毎に、コンテンツIDと、名称と、コンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報(例えば、アクセス先を示すURL)とが記憶される。
【0032】
ユーザ管理DB242は、販売店の会員となったユーザのユーザ情報を記憶するデータベースである。ユーザ情報は、図6に示すように、ユーザID、ユーザ氏名、住所、メールアドレス、このユーザが所有するセットトップボックス10に関連する情報(セットトップボックス10のMACアドレス、商品コード、ファームウェアバージョン)、および、このユーザが所有するテレビ30の画面の各サブエリアS1〜S6に表示するコンテンツのコンテンツID等から構成される情報である。
例えば、図6に示すユーザ情報では、ユーザID「U0001」であるユーザの所有するテレビ30の画面の各サブエリアS1〜S6には、コンテンツID「C0001」〜「C0006」に対応する各コンテンツが表示されることが分かる。
【0033】
制御部25は、CPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサユニット等から構成され、記憶部24に記憶されているプログラムを実行することで、管理サーバ20全体の動作(各部の動作)を制御する。
【0034】
また、制御部25は、セットトップボックス30からコンテンツの問い合わせの要求を受信し、対応するコンテンツアクセス情報を取得してセットトップボックスに送信する。また、制御部25は、ユーザからのコンテンツの変更の依頼を受けて入力された変更内容に基づいて、コンテンツマスタDB241の内容を更新する処理を行う。また、制御部26は、最新のファームウェア(プログラム)を、インターネットを介してセットトップボックス10に送信する。なお、制御部25が行うこれらの処理の詳細については後述する。
【0035】
続いて、画面制御システム1で実施される処理の動作について説明する。
【0036】
(登録処理)
始めに、ユーザがセットトップボックス10を販売店から購入する際に、サブエリアに表示させるコンテンツを管理サーバ20に登録する登録処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0037】
ユーザは、販売店でセットトップボックス10を購入する場合、まず、店頭で販売店の会員になるための申し込みを行う。ユーザからの会員登録の申し込みを受けて、販売店の従業員は、管理サーバ20の操作部22(又は管理サーバ20に接続されているPC)から会員登録するための所定の操作を行い、制御部25は、ユーザ管理DB242に当該ユーザの氏名やメールアドレスなどを含むユーザ情報を新規登録する(ステップS101)。なお、このユーザが既に会員登録を行っている場合は、この処理を行う必要はない。
【0038】
続いて、従業員は、操作部22(又は管理サーバ20に接続されているPC)から所定の操作を行い、管理サーバ20の表示部23に図8に示すようなコンテンツ設定画面を表示させる(ステップS102)。そして、従業員は、コンテンツ設定画面上から、ユーザの所望するコンテンツをユーザが所有するテレビ30の画面のサブエリアに設定するための操作を行う。図8の例では、向かって右側に一覧表示されている各コンテンツをテレビ30の画面の各サブエリアに対応する向かって左側の矩形で囲まれた領域にドラッグ&ドロップし、下方の設定ボタンをクリックする操作がこの操作に該当する。そして、この操作に応答して、制御部25は、ステップS101で新規登録したユーザ情報に含まれる各コンテンツIDの値を、コンテンツ設定画面上で設定したコンテンツのコンテンツIDに設定する(ステップS103)。以上で登録処理は終了する。
【0039】
このように、登録処理により、セットトップボックス10を購入した時点で、店頭でテレビ30のサブエリアに表示するコンテンツの設定がなされ、その設定した情報が管理サーバ20に記憶される。なお、以後の処理は、登録処理が予めなされていることを前提として説明する。
【0040】
(サブエリア表示制御処理)
続いて、セットトップボックス10が、サブエリアに表示させるコンテンツを取得してテレビ30に表示させるサブエリア表示制御処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。
【0041】
例えば、セットトップボックス10の電源が投入された場合、又は操作部13から分割画面表示機能を行うことを指示する信号を受信した場合、又は所定の時間が経過する毎に、セットトップボックス10の制御部16は、通信部11を制御して、自身の機器特定情報(MACアドレス、商品コード)を含むコンテンツの問い合わせ要求を管理サーバ20に送信する(ステップS201)。
【0042】
コンテンツの問い合わせの要求をセットトップボックス10から受信すると(ステップS202)、管理サーバ20の制御部25は、問い合わせ要求に含まれる機器識別情報を含むユーザ情報をユーザ管理DB242から検出する(ステップS203)。そして、制御部25は、検出したユーザ情報に含まれる、各サブエリアS1〜S6に表示するコンテンツのコンテンツIDを検出する(ステップS204)。そして、制御部25は、検出したコンテンツIDを有する各コンテンツのコンテンツアクセス情報(コンテンツ先へのURL)をコンテンツマスタDB241から取得する(ステップS205)。そして、制御部25は、通信部21を制御して、取得したコンテンツアクセス情報をセットトップボックス10に送信する(ステップS206)。なお、この際、制御部25は、各コンテンツをどのサブエリアS1〜S6に表示するのかを示す情報も併せて送信する。
【0043】
セットトップボックス10の制御部25は、管理サーバ20からコンテンツアクセス情報を受信すると(ステップS207)、受信したコンテンツアクセス情報に基づいてコンテンツ提供元にアクセスし、コンテンツを取得する(ステップS208)。
【0044】
続いて、制御部25は、取得したコンテンツの画像を対応する各サブエリアS1〜S6の画面内での位置に合成する(ステップS209)。そして、制御部25は、合成した画像データを外部IF12を介してテレビ30に送信し、テレビ30の画面表示を制御する(ステップS210)。テレビ30は、セットトップボックス10から受信した画像データに基づいて、画面の各サブエリアS1〜S6に別々のコンテンツの画像を表示する。なお、テレビ30のメインエリアM1には、一般的なテレビ30と同様に、テレビ30に内蔵されているチューナが受信したテレビ放送を表示する。以上でサブエリア表示制御処理は終了する。
【0045】
このように、セットトップボックス10が管理サーバ20にアクセスしてコンテンツを特定するため、テレビ30のサブエリアS1〜S6に表示させるコンテンツをユーザの所望の内容に制御することが可能となる。
【0046】
(コンテンツ変更処理)
続いて、テレビ30の画面のサブエリアS1〜S6に表示するコンテンツを変更するコンテンツ変更処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。
【0047】
ユーザは、テレビ30のサブエリアS1〜S6に表示されているコンテンツの内容を変更したい場合、電話やメールなどで、自身のユーザIDと変更するサブエリアS1〜S6の場所と変更したいコンテンツとを販売店に連絡する。販売店の従業員は、ユーザからの連絡を受けると、操作部22(又は管理サーバ20に接続されているPC)から所定の操作を行い、登録処理のときと同様に、管理サーバ20の表示部23に図8に示すようなコンテンツ設定画面を表示させる(ステップS301)。そして、従業員は、コンテンツ設定画面上で、ユーザからの連絡に応じて、サブエリアS1〜S6に割り当てるコンテンツを変更するための操作を登録処理のときと同様に行い、制御部25がその操作に応答して、当該ユーザのユーザ情報に含まれるコンテンツIDの値を、コンテンツ設定画面上で変更されたコンテンツのコンテンツIDの値に設定(変更)する(ステップS302)。以上で、コンテンツ変更処理は終了する。以後は、前述したサブエリア表示制御処理により、変更されたコンテンツがテレビ30の画面のサブエリアS1〜S6に表示される。
【0048】
このように、サブエリア表示変更処理により、ユーザは煩雑な操作をすることなく、販売店に変更内容を連絡するだけで、自宅のテレビ30のサブエリアS1〜S6に表示させるコンテンツを変更することが可能となる。
【0049】
(ファームウェア更新処理)
続いて、管理サーバ20が、自身が管理するセットトップボックス10のファームウェアを最新の状態に更新するファームウェア更新処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。
【0050】
従業員による所定の操作、又は、サイト自動監視システムなどにより、図示せぬセットトップボックス10の開発元のサイトからセットトップボックス10の最新のファームウェアを取得(ダウンロード)すると、制御部25は、通信部21を制御して、取得した最新バージョンのファームウェアを適用するための自動アップデートプログラムを作成する(ステップS401)。そして、制御部25は、通信部11を制御して、取得した最新のファームウェアに対応するセットトップボックス10に作成した自動アップデートプログラムを送信する(ステップS402)。
【0051】
自動アップデートプログラムを受信すると(ステップS403)、セットトップボックス10の制御部16は、受信した自動アップデートプログラムを実行する(ステップS404)。以下、自動アップデートプログラムの処理により、セットトップボックス10に最新バージョンのファームウェアがインストールされ(ステップS405)、リブート(ステップS406)がなされ、セットトップボックス10のファームウェアは最新の状態に更新される。なお、同様の手法により、不具合修正プログラムなども管理サーバ20からセットトップボックス10に送信して、セットトップボックス10に実行させてもよい。
【0052】
このように、ファームウェア更新処理により、セットトップボックス10は、ユーザが何ら操作をすることなく、管理サーバ20側から自動的に最新のファームウェアにアップロードされる。
【0053】
なお、上記例では、最新バージョンのファームウェアを取得した際にそのアップデータプログラムを作成してセットトップボックス10に送信したが、最新バージョンのファームウェアを管理サーバ20に記憶だけしておき、セットトップボックス10からのファームウェアのアップロード要求を受け付けた際にファームウェア更新処理を実行するようにしてもよい。
【0054】
このように、本発明では、インターネットを介して、ユーザ宅に配置されているセットトップボックス10と管理サーバ20とを接続し、管理サーバ20側でセットトップボックス10を管理する。従って、セットトップボックス10のユーザは、管理サーバ20を管理している販売店に連絡するだけで、容易にテレビ30の画面のサブエリアS1〜S6に表示させるコンテンツの設定をすることが可能となる。また、管理サーバ20からセットトップボックス10にプログラムを送信することで、自動的にセットトップボックス10をアップデート(ソフトウェアアップデート)することも可能となる。
【0055】
なお、上記実施形態は、種々の変形、および、応用が可能である。
例えば、セットトップボックス10は、所定の時間毎(例えば、1時間毎)に管理サーバ20にアクセスし、自身の所在を示す死活情報(例えば、MACアドレスやIPアドレス)を送信してもよい。このようにすることで、ユーザからテレビ30の故障の連絡があった際に、セットトップボックス10からの死活情報の定期受信の状態を判別することで、テレビ30に故障があるのか、セットトップボックス10に故障があるのかを切り分けることができる。具体的には、死活情報の受信が断続的であったり途切れていたりする場合はセットトップボックス10に故障がある可能性が高く、死活情報を定期的に受信できている場合はテレビ30に故障がある可能性が高いと判断できる。従って、販売店は、リモートで故障箇所の切り分けがある程度できるため、その後の修理を迅速に行うことができる。
【0056】
また、セットトップボックス10の機器特定情報としては、MACや製品コード以外に、JAN(Japanese Article Number)コード等を用いてもよい。
【0057】
また、上記実施形態では、セットトップボックス10と管理サーバ20とはインターネットを介して接続されていると説明したが、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などを介して接続されていてもよい。
【0058】
また、上記実施形態では、コンテンツを表示するテレビ画面のサブエリアの数は6としたが、本発明はこれに限定するものではなく、サブエリアの数は任意である。
【0059】
また、セットトップボックス10は、テレビ30に内蔵されているものであってもよい。
【0060】
また、本実施形態の管理サーバ20は、専用のハードウェアに限られるものではなく、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
【0061】
具体的には、上記実施形態では、管理サーバ20が実行するプログラムが、記憶部24等に予め記憶されているものとして説明した。しかし、上述の処理動作を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する管理サーバ20を構成してもよい。
【符号の説明】
【0062】
1 画面制御システム
10 セットトップボックス
20 管理サーバ
30 テレビ
【技術分野】
【0001】
本発明は、画面制御システム、セットトップボックス、管理サーバ、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ受像器(以下、単にテレビとする)において、受信したテレビ放送等を表示する画面領域とは別の領域(サブエリア)にテレビ放送とは異なる情報(コンテンツ)を表示する分割表示機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。ユーザは、テレビ画面のサブエリアに表示させるコンテンツを適宜設定可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−303628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザは、サブエリアに表示させるコンテンツの設定をテレビやセットトップボックスのリモコンを操作して行う必要ある。リモコンは、一般的に、配置されているボタンの数がキーボード等と比較して少ない。従って、ユーザがこの設定を行うには手間がかかり面倒であった。
【0005】
例えば、インターネット接続機能を有するテレビにおいて、ユーザがリモコンを操作して、あるサイトの画面をサブエリアに表示させるための設定を行う場合を考える。この場合、ユーザは、リモコンを操作してこのサイトのURL(Uniform Resource Locator)を直接入力する必要があり、非常に面倒であった。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、テレビ画面のサブエリアに表示させる内容を容易に制御することを可能にした画面制御システム、セットトップボックス、管理サーバ、および、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る画面制御システムは
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスと管理サーバとを備え、両者は通信ネットワークを介して接続されている画面制御システムであって、
前記管理サーバは、前記セットトップボックスの識別情報と、該セットトップボックスに接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示するコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報と、を対応付けて記憶するコンテンツ記憶手段を備えており、
前記セットトップボックスは、接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツを前記管理サーバに問い合わせるコンテンツ問い合わせ手段を備え、
前記管理サーバは、
前記セットトップボックスからの問い合わせに応答して、前記コンテンツ記憶手段から対応するコンテンツアクセス情報を特定するコンテンツ特定手段と、
特定したコンテンツアクセス情報を問い合わせ元のセットトップボックスに送信する送信手段と、を備え、
前記セットトップボックスは、
前記管理サーバから受信したコンテンツアクセス情報が示すアクセス先からコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
取得したコンテンツの画像を、接続されているテレビ受像器の画面内での対応する各サブエリアの位置に合成する画像合成手段と、
接続されているテレビ受像器に前記画像合成手段が合成した画像の画像データを送信して該テレビ受像器の画面に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
前記管理サーバは、サブエリアに表示させるコンテンツの変更要求を受け付け、受け付けた変更要求に基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツアクセス情報を変更するコンテンツ変更手段をさらに備えてもよい。
【0009】
前記管理サーバは、前記セットトップボックスのファームウェアを更新するアップデートプログラムを送信してもよい。
【0010】
前記セットトップボックスは、定期的に自身の所在を示す死活情報を前記管理サーバに送信してもよい。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るセットトップボックスは、
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスであって、通信ネットワークを介して管理サーバに接続されているセットトップボックスであって、
接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツを前記管理サーバに問い合わせるコンテンツ問い合わせ手段と、
前記管理サーバから受信したコンテンツアクセス情報が示すアクセス先からコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
取得したコンテンツの画像を、接続されているテレビ受像器の画面内での対応する各サブエリアの位置に合成する画像合成手段と、
接続されているテレビ受像器に前記画像合成手段が合成した画像の画像データを送信して該テレビ受像器の画面に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る管理サーバは、
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスと通信ネットワークを介して接続されている管理サーバであって、
前記セットトップボックスの識別情報と、該セットトップボックスに接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示するコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報と、を対応付けて記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記セットトップボックスから前記テレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツの問い合わせに応答して、前記コンテンツ記憶手段から対応するコンテンツアクセス情報を特定するコンテンツ特定手段と、
特定したコンテンツアクセス情報を問い合わせ元のセットトップボックスに送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るプログラムは、
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスと通信ネットワークを介して接続されているコンピュータを、
前記セットトップボックスの識別情報と、該セットトップボックスに接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示するコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報と、を対応付けて記憶するコンテンツ記憶手段、
前記セットトップボックスから前記テレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツの問い合わせに応答して、前記コンテンツ記憶手段から対応するコンテンツアクセス情報を特定するコンテンツ特定手段、
特定したコンテンツアクセス情報を問い合わせ元のセットトップボックスに送信する送信手段、
として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、サブエリアに表示させるコンテンツを管理サーバが記憶管理するため、テレビ画面のサブエリアに表示させる内容を容易に制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係るを備えた画面制御システムの構成を示す図である。
【図2】分割表示が可能なテレビ画面の構成を示した図である。
【図3】セットトップボックスの構成を示すブロック図である。
【図4】管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図5】コンテンツマスタDBに格納される情報の構成例を示す図である。
【図6】ユーザ管理DBに格納されるユーザ情報の構成例を示す図である。
【図7】登録処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】コンテンツ設定画面の例を示す図である。
【図9】サブエリア表示制御処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】コンテンツ変更処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】ファームウェア更新処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は下記の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で下記の実施形態及び図面に変更を加えることが出来るのはもちろんである。また、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
【0017】
本発明の実施形態に係る画面制御システム1について説明する。
本発明の実施形態に係る画面制御システム1は、図1に示すように、セットトップボックス10と管理サーバ20とを備え、両者はインターネットを介して相互通信可能に接続される。
【0018】
セットトップボックス10は、ユーザ宅に配置されているテレビ30と有線又は無線接続し、テレビ30に様々なサービスを提供する装置である。なお、セットトップボックス10に接続されているテレビ30は分割表示が可能である。具体的には、図2に示すように、テレビ30の画面は、通常のテレビ放送を表示するメインエリアM1と各種のコンテンツを表示する6つのサブエリアS1〜S6とを有し、各サブエリアS1〜S6に別々の情報(コンテンツ)を同時に表示することが可能である。セットトップボックス10は、図3に示すように、通信部11と外部IF(インターフェース)12と操作部13と表示部14と記憶部15と制御部16とを備える。
【0019】
通信部11は、NIC(Network Interface Card)等を備え、制御部16からの指示に従い、インターネットを介して管理サーバ20と通信を行う。また、通信部は、制御部16からの指示に従い、監視カメラや各種のサービス提供サイトなどのコンテンツ提供元にインターネットを介してアクセスし、サブエリアS1〜S6に表示するコンテンツを取得する。
【0020】
外部IF12は、テレビ30や録画再生器等の外部機器と接続するためのインタフェースである。制御部16は、外部IF12を介して、テレビ30画面の各表示エリアS1〜S6に表示させる画像の画像信号を送信する。
【0021】
操作部13は例えばリモコン等であり、ユーザからの操作に対応した操作信号を制御部16に供給する。
【0022】
表示部14は、セットトップボックス10の筐体表面に設置された表示パネルや表示ランプ(LED)等であり、セットトップボックスの状態(処理中である旨など)を表示する。なお、より詳しい情報を、セットトップボックス10に接続されているテレビ30に表示してもよい。
【0023】
記憶部15は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置等の記憶装置によって構成され、各種のデータやプログラム等を記憶する。また、ROMには、セットトップボックス10を一意に識別する機器識別情報(MACアドレス、製品コード等)が記憶されている。また、記憶部15には、各サブエリアS1〜S6のテレビ30の画面内での位置(表示位置)を示す情報も記憶されている。
【0024】
制御部16は、CPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサユニット、ソフトウェアタイマ等から構成され、記憶部15に記憶されているプログラムを実行することで、セットトップボックス10全体の動作(各部の動作)を制御する。
【0025】
また、制御部16は、テレビ30のサブエリアS1〜S6に表示させるコンテンツを問い合わせる要求を、通信部11を介して管理サーバ20に送信する。また、制御部16は、管理サーバ20から取得したコンテンツを特定する情報(コンテンツ特定情報)に基づいてコンテンツ提供元にアクセスしてコンテンツを取得し、取得したコンテンツを各サブエリアS1〜S6に同時に表示する画面を合成し、その画像信号を外部IF12を介してテレビ30に送信し、テレビ30の分割表示を制御する。なお、制御部16が行うこれらの処理の詳細については後述する。
【0026】
図1に戻り、管理サーバ20は、セットトップボックス10を販売する販売店(又は販売店のデータセンター等)に設置され、販売店や顧客に関する各種の情報を管理するためのサーバである。管理サーバ20は、図4に示すように、通信部21と、操作部22と、表示部23と、記憶部24と、制御部25とを備える。
【0027】
通信部21は、NIC(Network Interface Card)等を備え、制御部16からの指示に従い、インターネットを介してセットトップボックス10と通信を行う。また、通信部21は、制御部25からの指示に従い、図示せぬ外部のサーバ等から、セットトップボックス10の最新のファームウェアを取得し記憶部24に格納する。
【0028】
操作部22は、キーボードなどから構成され、操作者(店舗の従業員等)からの操作に対応した操作信号を制御部25に供給する。
【0029】
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等から構成され、管理サーバ20が管理する各種の情報や、後述するコンテンツ設定画面等を表示する。
【0030】
記憶部24は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置等の記憶装置によって構成され、各種固定データや各種プログラム、外部のサーバ等から取得したセットトップボックス10の最新のファームウェア、および、表示部23に表示する各種の画面データ等を記憶する。また、記憶部24は、コンテンツマスタDB241とユーザ管理DB242とを記憶する。
【0031】
コンテンツマスタDB241は、テレビ30の画面のサブエリアS1〜S6に表示可能なコンテンツを管理するためのデータベースである。具体的には、コンテンツマスタDB241には、図5に示すように、コンテンツ毎に、コンテンツIDと、名称と、コンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報(例えば、アクセス先を示すURL)とが記憶される。
【0032】
ユーザ管理DB242は、販売店の会員となったユーザのユーザ情報を記憶するデータベースである。ユーザ情報は、図6に示すように、ユーザID、ユーザ氏名、住所、メールアドレス、このユーザが所有するセットトップボックス10に関連する情報(セットトップボックス10のMACアドレス、商品コード、ファームウェアバージョン)、および、このユーザが所有するテレビ30の画面の各サブエリアS1〜S6に表示するコンテンツのコンテンツID等から構成される情報である。
例えば、図6に示すユーザ情報では、ユーザID「U0001」であるユーザの所有するテレビ30の画面の各サブエリアS1〜S6には、コンテンツID「C0001」〜「C0006」に対応する各コンテンツが表示されることが分かる。
【0033】
制御部25は、CPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサユニット等から構成され、記憶部24に記憶されているプログラムを実行することで、管理サーバ20全体の動作(各部の動作)を制御する。
【0034】
また、制御部25は、セットトップボックス30からコンテンツの問い合わせの要求を受信し、対応するコンテンツアクセス情報を取得してセットトップボックスに送信する。また、制御部25は、ユーザからのコンテンツの変更の依頼を受けて入力された変更内容に基づいて、コンテンツマスタDB241の内容を更新する処理を行う。また、制御部26は、最新のファームウェア(プログラム)を、インターネットを介してセットトップボックス10に送信する。なお、制御部25が行うこれらの処理の詳細については後述する。
【0035】
続いて、画面制御システム1で実施される処理の動作について説明する。
【0036】
(登録処理)
始めに、ユーザがセットトップボックス10を販売店から購入する際に、サブエリアに表示させるコンテンツを管理サーバ20に登録する登録処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0037】
ユーザは、販売店でセットトップボックス10を購入する場合、まず、店頭で販売店の会員になるための申し込みを行う。ユーザからの会員登録の申し込みを受けて、販売店の従業員は、管理サーバ20の操作部22(又は管理サーバ20に接続されているPC)から会員登録するための所定の操作を行い、制御部25は、ユーザ管理DB242に当該ユーザの氏名やメールアドレスなどを含むユーザ情報を新規登録する(ステップS101)。なお、このユーザが既に会員登録を行っている場合は、この処理を行う必要はない。
【0038】
続いて、従業員は、操作部22(又は管理サーバ20に接続されているPC)から所定の操作を行い、管理サーバ20の表示部23に図8に示すようなコンテンツ設定画面を表示させる(ステップS102)。そして、従業員は、コンテンツ設定画面上から、ユーザの所望するコンテンツをユーザが所有するテレビ30の画面のサブエリアに設定するための操作を行う。図8の例では、向かって右側に一覧表示されている各コンテンツをテレビ30の画面の各サブエリアに対応する向かって左側の矩形で囲まれた領域にドラッグ&ドロップし、下方の設定ボタンをクリックする操作がこの操作に該当する。そして、この操作に応答して、制御部25は、ステップS101で新規登録したユーザ情報に含まれる各コンテンツIDの値を、コンテンツ設定画面上で設定したコンテンツのコンテンツIDに設定する(ステップS103)。以上で登録処理は終了する。
【0039】
このように、登録処理により、セットトップボックス10を購入した時点で、店頭でテレビ30のサブエリアに表示するコンテンツの設定がなされ、その設定した情報が管理サーバ20に記憶される。なお、以後の処理は、登録処理が予めなされていることを前提として説明する。
【0040】
(サブエリア表示制御処理)
続いて、セットトップボックス10が、サブエリアに表示させるコンテンツを取得してテレビ30に表示させるサブエリア表示制御処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。
【0041】
例えば、セットトップボックス10の電源が投入された場合、又は操作部13から分割画面表示機能を行うことを指示する信号を受信した場合、又は所定の時間が経過する毎に、セットトップボックス10の制御部16は、通信部11を制御して、自身の機器特定情報(MACアドレス、商品コード)を含むコンテンツの問い合わせ要求を管理サーバ20に送信する(ステップS201)。
【0042】
コンテンツの問い合わせの要求をセットトップボックス10から受信すると(ステップS202)、管理サーバ20の制御部25は、問い合わせ要求に含まれる機器識別情報を含むユーザ情報をユーザ管理DB242から検出する(ステップS203)。そして、制御部25は、検出したユーザ情報に含まれる、各サブエリアS1〜S6に表示するコンテンツのコンテンツIDを検出する(ステップS204)。そして、制御部25は、検出したコンテンツIDを有する各コンテンツのコンテンツアクセス情報(コンテンツ先へのURL)をコンテンツマスタDB241から取得する(ステップS205)。そして、制御部25は、通信部21を制御して、取得したコンテンツアクセス情報をセットトップボックス10に送信する(ステップS206)。なお、この際、制御部25は、各コンテンツをどのサブエリアS1〜S6に表示するのかを示す情報も併せて送信する。
【0043】
セットトップボックス10の制御部25は、管理サーバ20からコンテンツアクセス情報を受信すると(ステップS207)、受信したコンテンツアクセス情報に基づいてコンテンツ提供元にアクセスし、コンテンツを取得する(ステップS208)。
【0044】
続いて、制御部25は、取得したコンテンツの画像を対応する各サブエリアS1〜S6の画面内での位置に合成する(ステップS209)。そして、制御部25は、合成した画像データを外部IF12を介してテレビ30に送信し、テレビ30の画面表示を制御する(ステップS210)。テレビ30は、セットトップボックス10から受信した画像データに基づいて、画面の各サブエリアS1〜S6に別々のコンテンツの画像を表示する。なお、テレビ30のメインエリアM1には、一般的なテレビ30と同様に、テレビ30に内蔵されているチューナが受信したテレビ放送を表示する。以上でサブエリア表示制御処理は終了する。
【0045】
このように、セットトップボックス10が管理サーバ20にアクセスしてコンテンツを特定するため、テレビ30のサブエリアS1〜S6に表示させるコンテンツをユーザの所望の内容に制御することが可能となる。
【0046】
(コンテンツ変更処理)
続いて、テレビ30の画面のサブエリアS1〜S6に表示するコンテンツを変更するコンテンツ変更処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。
【0047】
ユーザは、テレビ30のサブエリアS1〜S6に表示されているコンテンツの内容を変更したい場合、電話やメールなどで、自身のユーザIDと変更するサブエリアS1〜S6の場所と変更したいコンテンツとを販売店に連絡する。販売店の従業員は、ユーザからの連絡を受けると、操作部22(又は管理サーバ20に接続されているPC)から所定の操作を行い、登録処理のときと同様に、管理サーバ20の表示部23に図8に示すようなコンテンツ設定画面を表示させる(ステップS301)。そして、従業員は、コンテンツ設定画面上で、ユーザからの連絡に応じて、サブエリアS1〜S6に割り当てるコンテンツを変更するための操作を登録処理のときと同様に行い、制御部25がその操作に応答して、当該ユーザのユーザ情報に含まれるコンテンツIDの値を、コンテンツ設定画面上で変更されたコンテンツのコンテンツIDの値に設定(変更)する(ステップS302)。以上で、コンテンツ変更処理は終了する。以後は、前述したサブエリア表示制御処理により、変更されたコンテンツがテレビ30の画面のサブエリアS1〜S6に表示される。
【0048】
このように、サブエリア表示変更処理により、ユーザは煩雑な操作をすることなく、販売店に変更内容を連絡するだけで、自宅のテレビ30のサブエリアS1〜S6に表示させるコンテンツを変更することが可能となる。
【0049】
(ファームウェア更新処理)
続いて、管理サーバ20が、自身が管理するセットトップボックス10のファームウェアを最新の状態に更新するファームウェア更新処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。
【0050】
従業員による所定の操作、又は、サイト自動監視システムなどにより、図示せぬセットトップボックス10の開発元のサイトからセットトップボックス10の最新のファームウェアを取得(ダウンロード)すると、制御部25は、通信部21を制御して、取得した最新バージョンのファームウェアを適用するための自動アップデートプログラムを作成する(ステップS401)。そして、制御部25は、通信部11を制御して、取得した最新のファームウェアに対応するセットトップボックス10に作成した自動アップデートプログラムを送信する(ステップS402)。
【0051】
自動アップデートプログラムを受信すると(ステップS403)、セットトップボックス10の制御部16は、受信した自動アップデートプログラムを実行する(ステップS404)。以下、自動アップデートプログラムの処理により、セットトップボックス10に最新バージョンのファームウェアがインストールされ(ステップS405)、リブート(ステップS406)がなされ、セットトップボックス10のファームウェアは最新の状態に更新される。なお、同様の手法により、不具合修正プログラムなども管理サーバ20からセットトップボックス10に送信して、セットトップボックス10に実行させてもよい。
【0052】
このように、ファームウェア更新処理により、セットトップボックス10は、ユーザが何ら操作をすることなく、管理サーバ20側から自動的に最新のファームウェアにアップロードされる。
【0053】
なお、上記例では、最新バージョンのファームウェアを取得した際にそのアップデータプログラムを作成してセットトップボックス10に送信したが、最新バージョンのファームウェアを管理サーバ20に記憶だけしておき、セットトップボックス10からのファームウェアのアップロード要求を受け付けた際にファームウェア更新処理を実行するようにしてもよい。
【0054】
このように、本発明では、インターネットを介して、ユーザ宅に配置されているセットトップボックス10と管理サーバ20とを接続し、管理サーバ20側でセットトップボックス10を管理する。従って、セットトップボックス10のユーザは、管理サーバ20を管理している販売店に連絡するだけで、容易にテレビ30の画面のサブエリアS1〜S6に表示させるコンテンツの設定をすることが可能となる。また、管理サーバ20からセットトップボックス10にプログラムを送信することで、自動的にセットトップボックス10をアップデート(ソフトウェアアップデート)することも可能となる。
【0055】
なお、上記実施形態は、種々の変形、および、応用が可能である。
例えば、セットトップボックス10は、所定の時間毎(例えば、1時間毎)に管理サーバ20にアクセスし、自身の所在を示す死活情報(例えば、MACアドレスやIPアドレス)を送信してもよい。このようにすることで、ユーザからテレビ30の故障の連絡があった際に、セットトップボックス10からの死活情報の定期受信の状態を判別することで、テレビ30に故障があるのか、セットトップボックス10に故障があるのかを切り分けることができる。具体的には、死活情報の受信が断続的であったり途切れていたりする場合はセットトップボックス10に故障がある可能性が高く、死活情報を定期的に受信できている場合はテレビ30に故障がある可能性が高いと判断できる。従って、販売店は、リモートで故障箇所の切り分けがある程度できるため、その後の修理を迅速に行うことができる。
【0056】
また、セットトップボックス10の機器特定情報としては、MACや製品コード以外に、JAN(Japanese Article Number)コード等を用いてもよい。
【0057】
また、上記実施形態では、セットトップボックス10と管理サーバ20とはインターネットを介して接続されていると説明したが、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などを介して接続されていてもよい。
【0058】
また、上記実施形態では、コンテンツを表示するテレビ画面のサブエリアの数は6としたが、本発明はこれに限定するものではなく、サブエリアの数は任意である。
【0059】
また、セットトップボックス10は、テレビ30に内蔵されているものであってもよい。
【0060】
また、本実施形態の管理サーバ20は、専用のハードウェアに限られるものではなく、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
【0061】
具体的には、上記実施形態では、管理サーバ20が実行するプログラムが、記憶部24等に予め記憶されているものとして説明した。しかし、上述の処理動作を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する管理サーバ20を構成してもよい。
【符号の説明】
【0062】
1 画面制御システム
10 セットトップボックス
20 管理サーバ
30 テレビ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスと管理サーバとを備え、両者は通信ネットワークを介して接続されている画面制御システムであって、
前記管理サーバは、前記セットトップボックスの識別情報と、該セットトップボックスに接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示するコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報と、を対応付けて記憶するコンテンツ記憶手段を備えており、
前記セットトップボックスは、接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツを前記管理サーバに問い合わせるコンテンツ問い合わせ手段を備え、
前記管理サーバは、
前記セットトップボックスからの問い合わせに応答して、前記コンテンツ記憶手段から対応するコンテンツアクセス情報を特定するコンテンツ特定手段と、
特定したコンテンツアクセス情報を問い合わせ元のセットトップボックスに送信する送信手段と、を備え、
前記セットトップボックスは、
前記管理サーバから受信したコンテンツアクセス情報が示すアクセス先からコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
取得したコンテンツの画像を、接続されているテレビ受像器の画面内での対応する各サブエリアの位置に合成する画像合成手段と、
接続されているテレビ受像器に前記画像合成手段が合成した画像の画像データを送信して該テレビ受像器の画面に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする画面制御システム。
【請求項2】
前記管理サーバは、サブエリアに表示させるコンテンツの変更要求を受け付け、受け付けた変更要求に基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツアクセス情報を変更するコンテンツ変更手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画面制御システム。
【請求項3】
前記管理サーバは、前記セットトップボックスのファームウェアを更新するアップデートプログラムを送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画面制御システム。
【請求項4】
前記セットトップボックスは、定期的に自身の所在を示す死活情報を前記管理サーバに送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画面制御システム。
【請求項5】
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスであって、通信ネットワークを介して管理サーバに接続されているセットトップボックスであって、
接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツを前記管理サーバに問い合わせるコンテンツ問い合わせ手段と、
前記管理サーバから受信したコンテンツアクセス情報が示すアクセス先からコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
取得したコンテンツの画像を、接続されているテレビ受像器の画面内での対応する各サブエリアの位置に合成する画像合成手段と、
接続されているテレビ受像器に前記画像合成手段が合成した画像の画像データを送信して該テレビ受像器の画面に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とするセットトップボックス。
【請求項6】
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスと通信ネットワークを介して接続されている管理サーバであって、
前記セットトップボックスの識別情報と、該セットトップボックスに接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示するコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報と、を対応付けて記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記セットトップボックスから前記テレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツの問い合わせに応答して、前記コンテンツ記憶手段から対応するコンテンツアクセス情報を特定するコンテンツ特定手段と、
特定したコンテンツアクセス情報を問い合わせ元のセットトップボックスに送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする管理サーバ。
【請求項7】
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスと通信ネットワークを介して接続されているコンピュータを、
前記セットトップボックスの識別情報と、該セットトップボックスに接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示するコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報と、を対応付けて記憶するコンテンツ記憶手段、
前記セットトップボックスから前記テレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツの問い合わせに応答して、前記コンテンツ記憶手段から対応するコンテンツアクセス情報を特定するコンテンツ特定手段、
特定したコンテンツアクセス情報を問い合わせ元のセットトップボックスに送信する送信手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項1】
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスと管理サーバとを備え、両者は通信ネットワークを介して接続されている画面制御システムであって、
前記管理サーバは、前記セットトップボックスの識別情報と、該セットトップボックスに接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示するコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報と、を対応付けて記憶するコンテンツ記憶手段を備えており、
前記セットトップボックスは、接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツを前記管理サーバに問い合わせるコンテンツ問い合わせ手段を備え、
前記管理サーバは、
前記セットトップボックスからの問い合わせに応答して、前記コンテンツ記憶手段から対応するコンテンツアクセス情報を特定するコンテンツ特定手段と、
特定したコンテンツアクセス情報を問い合わせ元のセットトップボックスに送信する送信手段と、を備え、
前記セットトップボックスは、
前記管理サーバから受信したコンテンツアクセス情報が示すアクセス先からコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
取得したコンテンツの画像を、接続されているテレビ受像器の画面内での対応する各サブエリアの位置に合成する画像合成手段と、
接続されているテレビ受像器に前記画像合成手段が合成した画像の画像データを送信して該テレビ受像器の画面に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする画面制御システム。
【請求項2】
前記管理サーバは、サブエリアに表示させるコンテンツの変更要求を受け付け、受け付けた変更要求に基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツアクセス情報を変更するコンテンツ変更手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画面制御システム。
【請求項3】
前記管理サーバは、前記セットトップボックスのファームウェアを更新するアップデートプログラムを送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画面制御システム。
【請求項4】
前記セットトップボックスは、定期的に自身の所在を示す死活情報を前記管理サーバに送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画面制御システム。
【請求項5】
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスであって、通信ネットワークを介して管理サーバに接続されているセットトップボックスであって、
接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツを前記管理サーバに問い合わせるコンテンツ問い合わせ手段と、
前記管理サーバから受信したコンテンツアクセス情報が示すアクセス先からコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
取得したコンテンツの画像を、接続されているテレビ受像器の画面内での対応する各サブエリアの位置に合成する画像合成手段と、
接続されているテレビ受像器に前記画像合成手段が合成した画像の画像データを送信して該テレビ受像器の画面に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とするセットトップボックス。
【請求項6】
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスと通信ネットワークを介して接続されている管理サーバであって、
前記セットトップボックスの識別情報と、該セットトップボックスに接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示するコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報と、を対応付けて記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記セットトップボックスから前記テレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツの問い合わせに応答して、前記コンテンツ記憶手段から対応するコンテンツアクセス情報を特定するコンテンツ特定手段と、
特定したコンテンツアクセス情報を問い合わせ元のセットトップボックスに送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする管理サーバ。
【請求項7】
画面内のサブエリアに別々の情報を表示可能なテレビ受像器に接続されたセットトップボックスと通信ネットワークを介して接続されているコンピュータを、
前記セットトップボックスの識別情報と、該セットトップボックスに接続されているテレビ受像器のサブエリアに表示するコンテンツへのアクセス先を示すコンテンツアクセス情報と、を対応付けて記憶するコンテンツ記憶手段、
前記セットトップボックスから前記テレビ受像器のサブエリアに表示させるコンテンツの問い合わせに応答して、前記コンテンツ記憶手段から対応するコンテンツアクセス情報を特定するコンテンツ特定手段、
特定したコンテンツアクセス情報を問い合わせ元のセットトップボックスに送信する送信手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2012−4769(P2012−4769A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−136831(P2010−136831)
【出願日】平成22年6月16日(2010.6.16)
【出願人】(300013764)株式会社ピーシーデポコーポレーション (9)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月16日(2010.6.16)
【出願人】(300013764)株式会社ピーシーデポコーポレーション (9)
【Fターム(参考)】
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