説明

画面

【課題】不可能であった生気溢れて生き生きとした人物像などの表現を可能にし、従来なかった光り輝く画像や光を放つ画像など画面上の表現の脱平面化を実現した画面を提供するにある。
【解決手段】例えば光線19が透過する素地よりなる1枚の画面25の裏面28に、該裏面28の任意部分(人物の顔の部分27の裏部分29)以外の部分を遮光24し、該画面25の裏面28に光線19を照射させるための光源を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、看板・表示板・絵画・写真・印刷・ポスター・漫画・グラフィック・デザイン・カラーポジ画像フィルム画(スライド用フィルム画)・イラストレーション・設計図・図・図案・模様・グラフ等のあらゆる分野の全ての静止画面に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の看板・表示板・絵画・写真・印刷・ポスター・漫画・グラフィック・デザイン・カラーポジ画像フィルム画(スライド用フィルム画)・イラストレーション・設計図・図・図案・模様・グラフ等のあらゆる分野の静止画面の多くは一枚や一重の画面よりなり、その画面に表現・描写された物象は一枚の平面上に遠近法や明暗法などで遠近感や立体感を生み出しているに過ぎなかった。
【0003】
また、貼り絵のように貼り重ねたものもあるが、素地は薄いものや不透明なものよりなり立体的に見えないものであった。
【0004】
また、従来の看板等の中には一枚の透明な素地よりなる画面の裏面の全面に光線を照射させて該画面の全面を明るくしたものもあるが、平面的な画面の全面を明るくしただけでことさら平面的に見えて全く立体的画面ではなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、画面中での例えば立体的な後光のさした神々しい神仏像や立体的に輝いた生気溢れて生き生きとした存在感のあるリアルな人物像などの従来不可能であった表現や再現を可能にすることを目的としている。また、例えば単なる平面的な色彩による光の描写でなく見る人に向かって本当の光を放つ神仏像など従来不可能であった画面上の表現の脱平面化を実現したものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の画面においては、光線が透過する(僅かの透過も含む)素地の一枚よりなる画面において、該画面の裏面の任意部分以外の部分を遮光し、該画面の裏面に光線を照射させるための光源を備えたものである。例えば光線19が透過する素地(紙・布・キャンバス・プラスチック板・陶磁器等の僅かに光線を透過するものも含む)よりなる1枚の画面25の裏面28に、該裏面28の任意部分(例えば後光がさした神仏像或いは生気溢れる人物の顔の部分27の裏部分29)以外の部分を遮光24して、該画面25の裏面28に光線19を照射させると、画面25の表面26の神仏像部分のみ或いは人物の顔の部分27のみが後光がさして神々しく光り輝く神仏像或いは生気溢れてまぶしいほどの生き生きとした存在感ある人物の顔となって立体的に浮き出て見えて且つ目立つことになる。また、上記光線19を強くすると、見る人に向かって本当の光りを放つ神仏像など画面上の表現の脱平面化を実現する。
【0007】
請求項2の画面においては、前記任意部分を画面の表面に描写されたものの一部としたものである。
【0008】
請求項3の画面においては、上記した各画面の任意部分を、蛍光顔料などの発光物質で発光させたものである。
【0009】
例えば、上記した種々の各画面において、該画面の任意部分(例えば後光がさした神仏像或いは生気溢れる人物像の部分或いは宣伝したい商品像など)に、蛍光顔料などの発光物質を添加或いは混入或いは塗着させると、例えば該発光物質が蛍光顔料ならば画面の表面や裏面から受けた可視光線や紫外線で蛍光を放ち、或いは該発光物質が自発光物質ならば、その自発光物質に添加されている放射性同位元素の刺激で常時発光して、後光がさして神々しく輝いて鮮明な神仏像や鮮明に輝いて生気溢れて生き生きとしたリアルな人物像や鮮明に輝いて浮き上がって目立つ商品像となり、各画像は立体化する。
【0010】
尚、上記した種々の画面における裏側の画面に実施すれば、本画面の表面の裏より発光するので底光りした発光になり、例えば人物の肌などが生き生きした生気溢れてリアルな肌になり、且つ浮き上がって見えるので立体化する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の請求項1及び請求項2記載の発明にあっては、光線が透過する(僅かの透過も含む)素地の1枚よりなる画面において、該画面の裏面の任意部分以外の部分を遮光し、該画面の裏面に光線を照射させるための光源を備えたことで、例えば画面の表面の神仏像部分のみ或いは人物の顔の部分のみが後光がさして神々しく光り輝く神仏像となり、或いは生気溢れてまぶしいほどの生き生きした存在感ある人物の顔となって立体的に鮮明に浮き上がって見える。また、目立つことになり人目を引きつけ宣伝機能を格段に向上させる。このように制作者は従来不可能であった画面中に例えば絵画ではない本当の光の後光がさした神々しい神仏像や生気溢れて生き生きとした存在感のある人物の顔等を立体的に表現や再現することができる。また、上記の光線を強くすると、例えば単なる平面的な色彩による光の描写でなく見る人に向かって本当の光を放つ神仏像など、従来不可能であった画面上の脱平面化を実現することができる。
【0012】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項1又は2のいずれかに記載の発明の効果に加えて、画面の任意部分を、蛍光顔料などの発光物質で発光させることで、該画面は、例えば該発光物質が蛍光顔料ならば画面の表面や裏面から受けた可視光線や紫外線で蛍光を放ち、或いは該発光物質が自発光物質ならば、その自発光物質に添加されている放射性同位元素の刺激で常時発光して、例えば後光がさして神々しく輝いて鮮明な神仏像や鮮明に輝いて生気溢れて生き生きとしたリアルな人物像や鮮明に輝いて浮き上がって目立つ商品像となり、各画像は立体化する。
【0013】
尚、上記した種々の画面(例えば上記実施例の画面の裏面28)に実施すれば、本発明立体画面の表面の裏より発光するので底光りした発光になり、例えば人物の肌などが生き生きした生気溢れてリアルな肌になり、且つ浮き上がって見えるので立体化し、制作者は上記した各実施例に併用すれば上記した各実施例での種々の効果をより一層高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、下記の各実施例は説明のためのもので、もとよりそれによって制限を受けるものでなく、本発明の精神を逸脱しない限りさらに種々の変更を許容しうることは勿論である。
【0015】
第1実施例では、図1(a)に示すように任意の画像例えばたばこの箱1aの正面像とその背景2を描写した画面3aの表面に、該画面3aと同じ面積で任意の厚みの光線が透過する素地、例えばガラス板の表面に前記したたばこの箱1aと同じたばこの箱1bのみを描写した画面3bを重ねて、図1(b)に示すように1枚の立体画面としたものである。尚、画面3aの素地は不透明板或いは光線が透過する(僅かの透過も含む)素地で構成するものである。このようにすることで、透明なガラス板の透明度によって箱の画像も重なって見えるので、静止や移動する人間の目にはたばこの箱1bが背景2より浮き上がって見え且つ画面のたばこの箱1bの正面の幅と高さと同時にその厚さも感じることになり、遠近感と立体感ある画面となる。
【0016】
第2実施例では、図2(a)に示すように例えば前後に交差している2本の棒を描写するときに、前の棒4bは描写せずに後の棒4aのみ描写(この時前の棒4bによって重なる部分は描写しない)した画面5aの表面に、後の棒4aは描写せずに前の棒4bのみ描写した前記画面5aと同面積の素地が透明板、例えばガラス板よりなる画面5bを重ねて図2(b)に示すように1枚の立体画面としたものである。この場合、前の棒4bの画像と後の棒4aの画像は重ならない。このようにすることで、透明板の透明度によりこの2本の棒の遠近感が構造的・物理的に明確に感じられ立体感ある画面となる。尚、画面5a,5bに更に複数枚の画面を重ねてもよく、この場合もそれぞれの画面の表現・描写部分が重ならないよう構成する。尚、上記の画面5aの素地は不透明板或いは光線が透過する(僅かの透過も含む)素地で構成するものである。
【0017】
第3実施例では、図3(a)に示すように面積が同じで素地が透明板例えばガラス板よりなる画面6a,6b,6cのうち表側の画面6cに近距離の家7cのみを描写して、中間の画面6bに遠距離の山7bのみを描写し、裏側の画面6aに最も遠距離の空と雲7aのみを描写して、以上の各画面6a,6b,6cを重ねて図3(b)に示すように1枚の立体画面としたものである。これを壁に付けると家7cは前方に、山7bは後方に、はるか後方に空や雲7aが見えて、そして各画像が透明板の透明度によってそれぞれが分離して見えるので各画像の遠近が構造的・物理的に明確に感じられ、見る人に立体感を与える。尚、この場合、画面6a,6b,6cの各画像(表現・描写部分)は重ならないように構成する。また、この実施例における画面6aの素地は不透明板或いは光線が僅かに透過する素地で構成してもよい。
【0018】
第4実施例では、図4(a)に示すように空と雲9aと山9bと家9cを描写してある素地が不透明板よりなる画面8aの表面に、空と雲9aより近距離にある山9bと家9cのみを描写した素地が透明板例えばガラス板よりなる画面8bを重ねて、更に該画面8bの表面に最も近距離にある家8cのみを描写した素地が透明板例えばガラス板よりなる画面8cを重ねて図4(b)に示すように1枚の立体画面としたものである。この場合も前記実施例と同様に空と雲9a、山9b、家9cの各画像が透明板の透明度によってそれぞれ分離して見えるので各画像の遠近が構造的・物理的に明確に感じられ、見る人に立体感を与える。尚、画面8aの素地は光線を透過する(僅かの透過も含む)素地で構成してもよい。
【0019】
第5実施例では、図5(a)に示すように前記第3実施例の図3(a)と同じ画面6a,6b,6cにおいて表側の画面6cに任意物象や任意宣伝ロゴや任意文字を表現・描写したもので、例えば宣伝したい商品や商品名などの文字10のみを描写したもので、図5(b)に示すように画面6a,6b,6cを重ねて1枚の立体画面としたものである。このように上記の表側の透明板に宣伝する商品や文字を描写して構成すると、該商品や文字が透明板の厚みに比例して立体的に飛び出ているように浮いて見えて目立ち、人の目を引きつける。即ち、画面の宣伝広告機能が格段に向上する。
【0020】
第6実施例では、図6(a)に示すように例えば遠距離の空と雲11aを描写した画面12aの表面に、近距離の山11bを描写してその山11bの形に切り抜いた素地が透明板例えばプラスチック板よりなる画面12bを重着し、更にその山11bの画面12bの表面に、最も近距離の家11cと地面11dを描写してその家11cと地面11dの形に切り抜いた素地が透明板例えばプラスチック板よりなる画面12cを重着して、図6(b)に示すように1枚の立体画面としたものである。即ち、重ねる1枚或いは複数枚の各画面のそれぞれの面積が異なったもので構成する。この例では家11c、山11b、空と雲11aのそれぞれが透明板の透明度によってそれぞれが分離して見える結果、家11c、山11b、空と雲11aの遠近が構造的・物理的に明確に感じられて立体的な画面となる。即ち、制作者が画面中に遠近感と立体感を従来以上に表現できる。尚、上記の画面12aの素地は不透明板或いは光線が透過する(僅かの透過も含む)素地で構成するものである。
【0021】
次に第6実施例の他の実施例を示す。この実施例では、図7(a)に示すように例えばたばこの箱13aの正面像とその背景14を描写した画面15aの表面に、該たばこの箱13aと同じたばこの箱13bを描写してそのたばこの箱13bの形に切り抜いた素地が任意の厚みの透明板例えばガラス板よりなる画面15bを、たばこの箱13aとたばこの箱13bが重なるように重ねて図7(b)に示すように1枚の立体画面としたものである。この例でもたばこの箱13bと背景14のそれぞれが透明板の透明度によってそれぞれが分離して見える結果、たばこの箱13bが背景14より浮き上がって見え、且つ画面15bのたばこの箱13bの正面の幅と高さと同時にその厚さも感じることになり、たばこの箱13bと背景14の遠近が構造的・物理的に明確に感じられて立体的な画面となる。即ち、制作者が画面中に遠近感と立体感を従来以上に表現できる。尚、上記の画面15aの素地は不透明板或いは光線を透過する(僅かの透過も含む)素地で構成するものである。
【0022】
尚、上記の2例の実施例において画面12b,12c又は15bのように任意の画像の形に切り抜いてそれぞれ面積が異なった画面を、上記の2実施例のそれぞれの立体画面の表面に更に1枚或いは任意枚数を重ねて構成してもよい。また、上記の画面12b,12c又は15bの素地を1例としてプラスチック板、ガラス板としたが、不透明板や僅かに光線が透過する素地、例えば紙、布、キャンバス、プラスチック板、セラミックス、陶磁器等で代位してもよいものである。
【0023】
第7実施例では、図8に示すように上記した本発明の全ての立体画面16において、その立体画面16を構成する全ての画面、即ちその重なっている複数枚の画面の全てを透明板の素地よりなる画面とし、この重なっている本発明の立体画面16の裏面17に任意の光源で例えば蛍光灯18で光線19を照射させて立体画面16の表面20まで光線19を透過させたものである。このようにすることで画面が明るくなると同時に透明板の透明度によってそれぞれの画面が分離して見える結果、上記した種々の立体感や遠近感や量感を一層鮮明に表現することができる。尚、上記した重なっている複数枚の画面の全てを、僅かに光線が透過する素地、例えば紙、布、キャンパス、プラスチック板、セラミックス、陶磁器等で代位してもよい。
【0024】
本発明の実施例である第8実施例では、図9(a)に示すように上記した第7実施例での立体画面16において、その表面20に描写されたうちの任意部分に光線19を透過させるものであって、本実施例ではその任意部分を図9(b)に示す人物像21の部分とすれば、この立体画面16の表面20の人物像21の部分に光線19を透過させるために、図9(c)に示すように立体画面16の裏面17の人物像の裏部分22以外の部分を遮光材23で遮光24して、そして図9(a)に示すように該立体画面16の裏面17に蛍光灯18等の任意光源の光線19を照射させて立体画面16の表面20の人物像21の部分のみに光線19を透過させたものである。このようにすることで上記の第7実施例の効果に加えて、人物像21部分のみが生気溢れてまぶしいほどの生き生きとした存在感のある人物像21となって立体的に鮮明に浮き上がって見える。また、目立つことになり、人目を引きつけ、宣伝機能を格段に向上させる。このように制作者は従来不可能であった画面中に例えば絵画ではない本当の光の後光がさした神々しい神仏像や生気溢れて生き生きとした存在感ある人物像等を立体的に表現や再現することができる。
【0025】
尚、上記の光線19の透過を自然光や弱い電灯などで弱くすると生気溢れて生き生きした人物像21等が表現でき、また、アーク灯などで強くすると見る人に向かって光線を放つ神々しい神仏像などを表現することができる。また、上記の遮光材23及び遮光24の方法は、光線19を完全な遮光からファジーな遮光までの遮光するものであればどのような材料や方法を用いてもよいものである。例えば、カラーポジ画像フィルム(スライド用フィルム)なども用いて遮光してもよいものである。また、上記の第7実施例やこの第8実施例の光源を蛍光灯18としたが、白熱灯、アーク灯、ローソク、ネオン、発光ダイオード(LED)、カラー液晶ディスプレイ、ブラウン管、太陽光などあらゆる光源を用いることができる。
【0026】
第9実施例では、図10(a)に示すようにガラス板等の光線が透過する素地(紙、布、キャンバス、プラスチック材、セラミックス、陶磁器等僅かに光線を透過するものも含む)よりなる一枚の画面25の表面26に描写されたうち任意部分に光線19を透過させるものであって、本実施例ではその任意部分を図10(b)に示す顔27の部分とすれば、この画面25の表面26の顔27の部分に光線19を透過させるために、図10(c)に示すように画面25の裏面28の顔27の裏部分29以外の部分を遮光材23で遮光24して、そして、図10(a)に示すように該画面25の裏面28に蛍光灯18等の任意光源の光線19を照射させて画面25の表面26の顔27の部分のみに光線19を透過させたものである。このようにすることで、生気溢れてまぶしいほどの生き生きした存在感ある人物の顔27となって立体的に鮮明に浮き上がって見える。また、目立つことになり人目を引きつけ宣伝機能を格段に向上させる。このように制作者は従来不可能であった画面中に絵画ではない本当の光の後光がさした神々しい神仏像や生気溢れて生き生きとした存在感のある人物の顔等を立体的に表現や再現することができる。
【0027】
尚、上記の光線19の透過を自然光や弱い電灯などで弱くすると生気溢れて生き生きした顔27などが表現でき、またアーク灯などで強くすると見る人に向かって光線を放つ神々しい神仏像などを表現できる。また、上記の遮光材23及び遮光24の方法は光線19を完全な遮光からファジーな遮光までの遮光するものであればどのような材料や方法を用いてもよいものである。例えばカラーポジ画像フィルム(スライド用フィルム)なども用いて遮光してもよいものである。また、上記の実施例では光源を蛍光灯18としたが、白熱灯、アーク灯、ローソク、ネオン、発光ダイオード(LED)、カラー液晶ディスプレイ、ブラウン管、太陽光などあらゆる光源を用いることができる。
【0028】
第10実施例では、上記した全ての実施例における画面25或いは重なっている各画面即ち画面3a,3b,5a,5b,6a,6b,6c,8a,8b,8c,12a,12b,12c,15a,15bのうちの任意画面の任意部分に蛍光顔料などの発光物質を添加或いは混入或いは塗着させたもので、例えば第1実施例での画面3bのたばこの箱1bの部分や、第3実施例での画面6aの空と雲7aの部分又は第4実施例での画面8bの家9bの部分又は第8実施例での人物像21の部分又はその人物像21の裏部分22の部分又は第9実施例の顔27の部分又はその顔27の裏部分23の部分など各画面(重なっている画面では重なっている各画面のうちの任意画面)の任意部分に蛍光顔料などの発光物質を添加或いは混入或いは塗着させたものである。尚、上記の発光物質は蛍光顔料や自発光物質など発光する物質であればよい。このようにすることで、例えば該発光物質が蛍光顔料ならば画面の表面や裏面から受けた可視光線や紫外線で蛍光を放ち、或いは該蛍光物質が自発光物質ならば、その自発光物質に添加されている放射性同位元素の刺激で常時発光して、後光がさして神々しく輝いて鮮明な神仏像や鮮明に輝いて生気溢れて生き生きとしたリアルな人物像や鮮明に輝いて浮き上がって目立つ商品像となり各画像は立体化する。
【0029】
尚、上記した種々の画面における裏側の画面(例えば上記実施例の画面3a,5a,6a,6b,8a,8b,12a,12b,15aや裏面17,28)に実施すれば、本立体画面の表面の裏より発光するので底光りした発光になり、例えば人物の肌などが生き生きした生気溢れてリアルな肌になり、且つ浮き上がって見えるので立体化し、制作者は上記した各実施例に併用すれば上記した各実施例での種々の効果をより一層高めることができる。
【0030】
尚、上記の全ての実施例では本発明立体画面を構成する全ての画面、即ち、画面25或いは重なっている各画面3a,3b,5a,5b,6a,6b,6c,8a,8b,8c,12a,12b,12c,15a,15bのそれぞれの表面に物象を表現・描写しているが、それぞれの素地が透明板で構成された場合はそれぞれの裏面に表面から透けて見えるように物象を表現・描写してもよいことは勿論である。また、上記全ての実施例において、各立体画面の表側の画面の表面に、更に物象を表現・描写していない透明板を重ねてもよい。また、上記全ての実施例での全ての画面や本発明の全ての画面は、写真・絵画・看板・表示板・ポスター・漫画・グラフィック・デザイン・カラーポジ画像フィルム画(スライド用フィルム画)・イラストレーション・設計図・図・図案・模様・グラフ等のあらゆる画面そのものでもよいし、また、本発明の全ての画面には写真の焼き付け、貼りつけや印刷或いは絵の具等による絵画の描写や印刷或いはペンキ等による広告・描写その他グラフィック・デザイン、コンピュータ・グラフィックス、彫刻等物象を表現・描写するあらゆる手段を用いて画面を構成してもよいものである。即ち、本発明はあらゆる種類の全ての静止画面に応用できるものである。また、上記の第1,2,3,4,5,6実施例では各画面3b,5b,6b,6c,8b,8c,12b,12c,15bのように重なる画面は1枚或いは2枚として構成しているが、これに限定されず更にそれぞれ1枚以上任意枚数の画面を重ねて構成すればより立体的効果が向上する。また、上記の全ての実施例において、光線が透過する素地や透明板とは、ガラス板・プラスチック板・セラミック板・陶磁器・紙や布のシート・フィルム・枠等で光線が透過すればどのようなものでもよいものである。尚、上記の各実施例に示した本発明の全ての立体画面は平面状に構成してあるが、これに限定されず筒状、球状、壷状等のあらゆる形状で構成できるものである。尚また、上記の第7,8,9実施例の光線19の照射は常時照射だけでなく、点滅照射や間欠照射でもよく、宣伝広告効果を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】(a)は第1実施例を示す分解斜視図、(b)は全体斜視図である。
【図2】(a)は第2実施例を示す分解斜視図、(b)は正面図である。
【図3】(a)は第3実施例を示す分解斜視図、(b)は正面図である。
【図4】(a)は第4実施例を示す分解斜視図、(b)は正面図である。
【図5】(a)は第5実施例を示す分解斜視図、(b)は正面図である。
【図6】(a)は第6実施例を示す分解斜視図、(b)は正面図である。
【図7】(a)は第6実施例の他の実施例を示す分解斜視図、(b)は全体斜視図である。
【図8】同上の第7実施例を示す縦断面図である。
【図9】(a)は本発明の実施例である第8実施例を示す縦断面図、(b)は表面の正面図、(c)は裏面の正面図である。
【図10】(a)は第9実施例を示す縦断面図、(b)は表面の正面図、(c)は裏面の正面図である。
【符号の説明】
【0032】
19 光線
25 画面
26 表面
28 裏面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光線が透過する素地の1枚よりなる画面において、該画面の裏面の任意部分以外の部分を遮光し、該画面の裏面に光線を照射させるための光源を備えた画面。
【請求項2】
前記任意部分を画面の表面に描写されたものの一部とした請求項1に記載の画面。
【請求項3】
前記画面の任意部分を、蛍光顔料等の発光物質で発光させて成る請求項1又は2のいずれかに記載の画面。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−75614(P2009−75614A)
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−324846(P2008−324846)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【分割の表示】特願平10−280785の分割
【原出願日】平成10年10月2日(1998.10.2)
【出願人】(391059850)
【Fターム(参考)】