盗難防止用インクタグ
保護対象の物品に適用するための盗難防止装置(10)が第1の構成部品(20)および第2の構成部品(30)を含み、これらの構成部品は、ロック係合してそれらの間に物品を固定するように構成されていて、第1の構成部品内には、小瓶が破壊される場合に物品に損害を与える有害な物質を含む脆性の小瓶(60)が配置される。第1の構成部品から突出するピン(15)が、好適なアタッチメント構造を用いて小瓶に固定された第1の端部を有する。アタッチメント構造は、密接に係合した配置で小瓶の一部を取り囲む孔を提供し、かつ許可なく、取り外そうとする場合に小瓶を割って有害物質を放出させる働きもする。ピンおよびアタッチメント構造を一体的に形成することができ、またはその代わりに、アタッチメント構造を別個の部品として形成してピンに取り付けることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に利益享受の阻止(benefit denial)を与える盗難防止装置に関し、更に詳しくは、許可なくタグを取り外そうとする場合に物品を恒久的に染色することにより、物品の盗難防止に使用される改良型盗難防止用インクタグに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術には、衣類から許可なくタグを取り外そうとするときに衣類の布地を染色するインクを使用する「利益享受の阻止」型の従来の盗難防止装置が多数ある。通常、インクはタグの筐体に保持されるガラスや硬質プラスチックで構成されたチューブや小瓶などの1つ以上の脆性の容器に入れられる。筐体は保護対象の衣類に、許可された者が特殊な解除装置を使用すると解除できるタイプのアタッチメント構造によって固定されている。そのようなアタッチメントは一般的に、タグの一部分に保持される鋲の形態をしており、タグの別の部分に保持される受口まで衣類の布地の層に押し通される。小瓶内に入れられている物質は、小瓶が破損してその物質を放出するように破壊要素が屈曲した場合に放出される。
【0003】
公知の装置は一般に、液体染色剤や消えないインク液を含む2つの封止されたシリンダー状のガラス小瓶を組み立てたものであり、各小瓶は、鋲の垂直軸に平行してあり、かつ溝付き鋲(釘)に取り付けられかつ上部に沿ってあるかまたは小瓶を囲むブレーカプレートを必要とし、溝付き鋲または釘が小瓶の強度を上回る圧縮力を伝達する場合にインク小瓶を圧力で破損するようにしている。
【0004】
公知のインク−鋲タイプの防止装置では、インクタグに対して鋲を対称的に配置するためには、通常少なくとも2つのインク小瓶を使用する必要がある。2つ以上のインク小瓶を鋲組立体に使用する場合、各小瓶を破壊するために、より広範囲の圧縮力が必要となり、かつ製品のサイズが大きくなり、製造費が高くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、鋲を中心として対称的な単一の小瓶を使用するように構成される改良型のインクタグ設計を与えることは特に有利である。本明細書に開示されるような単一の小瓶を用いるインクタグは、従来技術のインクタグよりも小瓶を破裂させるために必要な圧縮力が少なく、かつまた必要な圧力をよりよく制御する。製品のサイズもまた有利に小さくなり、それにより製造コストも削減される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
保護対象の物品へ適用するための盗難防止インクタグ装置が第1の構成部品および第2の構成部品を含み、これらの構成部品は、ロック係合してそれらの間に物品を固定するように構成されていて、第1の構成部品内には、破壊される場合に物品に損害を与える有害物質を含む脆性の小瓶(vile)が配置される。第1の構成部品から突出するピンが、好適なアタッチメント構造を用いて小瓶に固定された第1の端部を有する。アタッチメント構造は、密接に係合した配置で小瓶の一部を取り囲む孔を提供し、かつ許可なく、取り外そうとする場合に小瓶を割って有害な物質を放出させる働きもする。ピンおよびアタッチメント構造を一体的に形成することができ、またはその代わりに、アタッチメント構造を別個の部品として形成してピンに取り付けることができる。
【0007】
本発明の一実施形態による盗難防止用インクタグは、一体部品の鳩目ピンを含む。鳩目ピンは一体式リングを含み、そのリングはインク小瓶を取り囲み、取り外そうとする場合に小瓶を割る働きをする。鳩目リングを、ピンに対して対称的に、またはピンの中心軸からずらして形成することができる。鳩目リングは、閉鎖リングであっても開放リングであってもよい。別の実施形態では、ピンを、小瓶を長手方向の向きで収容するためにシリンダー状の孔を有するピン保持スリーブに取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】第1の構成部品内に配置された脆性の小瓶を示して、本発明による盗難防止装置の第1および第2の構成部品を分離した構成で示す断面図である。
【図1B】第1の構成部品の実施形態の斜視図である。
【図1C】図1Aの第1の構成部品の断面側端図である。
【図2】本発明の一実施形態による一体型のアタッチメント構造を有するピンと共に、脆性の小瓶を示す。
【図3】別の実施形態による一体型のアタッチメント構造を有するピンを示す。
【図4】許可なく、取り外そうとするときに小瓶にかかる圧力を示す。
【図5】ピンの軸からアタッチメント構造がずれている、ピンの別の実施形態を示す。
【図6】アタッチメント構造をピン保持スリーブとして形成する別の実施形態を示す。
【図7】図4の実施形態の代替的な構成を示す。
【図8】アタッチメント構造を可撓性ループとして形成するさらに別の実施形態を示す。
【図9】アタッチメント構造を、別個の部品として形成してからピンに取り付ける略環状部分として形成するさらに別の実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
説明を単純かつ容易にするため、本発明を、本明細書においてその種々の実施形態と併せて説明する。しかしながら、当業者は、本発明の特徴および利点を種々の構成で実施できることを認識するであろう。それゆえ、本明細書に記載する実施形態を、限定ではなく一例として提示することを理解されたい。
【0010】
図1A−Cに、本発明の一実施形態によるインク鋲タイプの盗難防止装置10を示す。装置10は第1の構成部品20および第2の構成部品30を含み、これらの構成部品は、ロック式に相補的に係合して、保護対象の物品(図示せず)の一部をそれらの間に固定するように構成されている。第1の構成部品20および第2の構成部品30を、プラスチックなどの任意の好適な硬質材料から形成できる。第1の構成部品20および第2の構成部品30を、第1の構成部品から延出するピン15と、第2の構成部品30にある協働クラッチ31とを使用して一緒にロックできる。ピン15は、第1の構成部品20内に配置された第1の上端部(全体的に17と称す)と、平坦な下壁部21から外方に突出する第2の穿孔端部40とを有する。第2の構成部品30にあるクラッチ31を、ピン15を握持するように構成する。使用するとき、ピン15は保護対象の物品の一部を穿孔し、ピン15をクラッチ31に挿入することにより第1および第2の構成部品を一緒にロックする。ピン15、クラッチ31および盗難防止装置から保護物品を切り離すために、クラッチ31の握持からピン15を解除して第1の構成部品20を第2の構成部品30からロック解除する技術が、Lincoln H.Charlot,Jr.の米国特許第4,523,356号明細書に記載されている。
【0011】
第1の構成部品20の内部には、封止された細長い小瓶60を含むように構成された空洞部14が形成されている。図示の小瓶60の構成はシリンダー状であるが、本発明は、その点については限定されない。小瓶60は、ガラスや脆性プラスチックなどの脆性材料で作製され、長手方向の曲げモーメントをかけられると容易に破損する。小瓶は、放出時に恒久的に物品を染色して跡を残すインクなどの盗難防止用物質や他の有害な物質で満たされている。染色物質に加えて、漂白剤、またはガス、液体または粉体形状の悪臭のする物質、煙を発生する物質もしくは肌を刺激する物質など、他の多くのタイプの物質を使用して有害な影響をもたらすことができる。好ましくは小瓶60を透明または半透明材料で作製するので、有害な物質の状態を点検することができ、かつ一般の人もその内容物の存在に気づく。
【0012】
第1の構成部品20および第2の構成部品30のどちらか一方または双方とも、その内部にEASタグまたはラベルが配置されて、保護物品の安全性を高めることができる。図1に示すように、第2の構成部品30はEASタグまたはラベル130を含む。
【0013】
空洞部14内に閉じこめられた小瓶60にピン15を固定することにより、ピン15の第1の端部17を空洞部14内に固定する。ピン17の第1の端部を小瓶60に取り付けて、ピン15の軸が下壁部21の開口部42を通って延在するようにする。開口部42は、ピン15の軸と接近して整列して下壁部21に対してほぼ垂直にピン15を維持する大きさにするが、直径は、ピン15が空洞部14に対してある程度上下移動できる程度に十分に大きい。本明細書で開示するこの実施形態および他の実施形態では、アタッチメント構造は、ピン15を小瓶60に取り付ける働きをし、かつまた、許可なく、取り外そうとする場合に小瓶60を割るように有利に機能する。
【0014】
図4に示すように、衣類からの装置10の許可された取り外しのために第1の構成部品と第2の構成部品を分離させようとする試みは、ピン15に下方への力をもたらし、それにより空洞部14に対してピン15が下方に動いて、第1の端部17が小瓶60を割って有害な物質を放出する。第1の構成部品20の下壁部21は、小瓶60が割れたときに、有害な物質の散布を支援する他の開口部を含むことができる。小瓶60の長手方向の中心は、通常破壊に対して最も脆弱な領域であるので、図示の実施形態においてはピン15を小瓶60のほぼ長手方向の中心に配置する。しかしながら、代替的な設計では、ピン15を小瓶60に沿って非対称的に位置決めすることもできる。
【0015】
空洞部14を、様々な位置において圧力点を提供するように形成することができる。圧力点は、ピン15に下方への力がかけられたときに小瓶60の破壊を早める働きをする。図4に示すように、空洞部は、例えば、許可なく、取り外そうとする場合に、予め定められた圧力点に位置決めされかつアタッチメント構造と協働して小瓶60を割る突起48および49を含むことができる。
【0016】
図2、3および5に示す実施形態では、ピン15およびアタッチメント構造を単一の部品として形成する。この実施形態では、ピン15の第1の端部17を、小瓶60と密接に摺動係合するように構成された孔または鳩目27として形成する。孔または鳩目27は、小瓶60と係合してピンを固定しかつ小瓶に適切に好適な破損力をかけもする任意の好適な構成を有することができる。第1の端部17を、図3に示す開放リング(またはフック)構成として形成することもできる。図5に示すように、ピン15の第1の端部17を、一体式に形成された孔または鳩目27として構成することができ、孔または鳩目は、ピン15の軸に対して非対称的に位置決めされる。
【0017】
図6に示す実施形態では、ピン15を小瓶60に固定するための手段は、スリーブ部材77の形態であり、スリーブ部材は、小瓶60を長手方向の向きで収容する大きさにされたシリンダー状の開口部78を有することができる。スリーブ部材77を、任意の好適なアタッチメント手段を用いてピン15の第1の端部17に取り付ける。図6に示す図示の実施形態では、ピン15の第1の端部17を平頭ピンの頭部85として形成し、スリーブ部材77はスロット79を含み、スロットは、ピンの頭部85と係合して製造時に摺動式に挿入可能とするが、組み立てられた装置10においてスリーブ部材77に対するピン15の垂直変位を妨げる構成とする。この実施形態では、スロット70は、ピン15およびピンの頭部85の側面の形状に相補的であるT字形の開口部を提供し、そこにピン15を挿入して、T字形の開口部がピン15のピンの頭部85を支持できるようにする。この構成により、下方への動きを用いる、スリーブからのピン15の強制的な抜き取りを回避する。なぜなら、第1の構成部品20が完全に組み立てられた場合にピン15の側方変位が妨げられるからである。
【0018】
図7に、フック86として形成された第1の端部17を有するピンと使用するように構成されたスリーブ部材77の別の実施形態を示す。この実施形態では、スリーブ部材78は、フック86と係合してピン15を固定しかつ下方への力を用いた抜き取りを回避するように構成されたスロット179を含む。スリーブ部材78を同様に、ピンを保持するために、ピン15の第1の端部17の任意の所望の構成に相補的な形状を有するスロット開口部を含むように構成できる。スリーブ部材78は孔を含んで圧入式に第1の端部17を収容するので、スリーブ部材78はピン15にしっかりと固定される。
【0019】
図8に、さらに別の実施形態を示す。ここでは、アタッチメント構造を、ピン15の第1の端部17に取り付けられた可撓性ループ52として形成する。可撓性ループ52は、力がかけられるときに小瓶60を破損させるのに充分な強度を有する任意の材料、例えばワイヤ、プラスチック線などであることができる。この実施形態では、ピン15はスレッド孔(threading aperture)54を含み、そこに通して可撓性ループを固定できる。
【0020】
図9に、さらに別の実施形態を示す。ここでは、アタッチメント構造を、別個の部品として形成してからピン15の第1の端部17に取り付ける全体的に環状の部分(鳩目リング)101として形成する。鳩目リング101は、小瓶と係合するように構成し、かつ任意の好適な材料、例えば金属、シートメタル、ワイヤ、プラスチック、複合材、繊維などから形成できる。鳩目リング101を、任意の好適な方法、例えば溶接、ボンディング、スナップ嵌め、フッキング、リベット締め、スエージ加工などを用いてピン15に取り付ける。
【0021】
鳩目リングを、図9に示すような閉鎖リング形状、または開口部を有するリングに形成できる。他の実施形態では、アタッチメント構造は、非環状構成を有することができる。アタッチメント構造は、力がかけられたときにインク小瓶を囲んで破壊する働きをする任意の好適な形状を有し得る。
【0022】
本明細書において説明するように実施形態の一部の特徴を示したが、当業者は、ここで多くの修正例、代替例、変更例および等価物に気づくであろう。それゆえ、添付の特許請求の範囲は、実施形態の真の趣旨の範囲内であるそのような修正例および変更例をすべて網羅するものであることを理解されたい。
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に利益享受の阻止(benefit denial)を与える盗難防止装置に関し、更に詳しくは、許可なくタグを取り外そうとする場合に物品を恒久的に染色することにより、物品の盗難防止に使用される改良型盗難防止用インクタグに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術には、衣類から許可なくタグを取り外そうとするときに衣類の布地を染色するインクを使用する「利益享受の阻止」型の従来の盗難防止装置が多数ある。通常、インクはタグの筐体に保持されるガラスや硬質プラスチックで構成されたチューブや小瓶などの1つ以上の脆性の容器に入れられる。筐体は保護対象の衣類に、許可された者が特殊な解除装置を使用すると解除できるタイプのアタッチメント構造によって固定されている。そのようなアタッチメントは一般的に、タグの一部分に保持される鋲の形態をしており、タグの別の部分に保持される受口まで衣類の布地の層に押し通される。小瓶内に入れられている物質は、小瓶が破損してその物質を放出するように破壊要素が屈曲した場合に放出される。
【0003】
公知の装置は一般に、液体染色剤や消えないインク液を含む2つの封止されたシリンダー状のガラス小瓶を組み立てたものであり、各小瓶は、鋲の垂直軸に平行してあり、かつ溝付き鋲(釘)に取り付けられかつ上部に沿ってあるかまたは小瓶を囲むブレーカプレートを必要とし、溝付き鋲または釘が小瓶の強度を上回る圧縮力を伝達する場合にインク小瓶を圧力で破損するようにしている。
【0004】
公知のインク−鋲タイプの防止装置では、インクタグに対して鋲を対称的に配置するためには、通常少なくとも2つのインク小瓶を使用する必要がある。2つ以上のインク小瓶を鋲組立体に使用する場合、各小瓶を破壊するために、より広範囲の圧縮力が必要となり、かつ製品のサイズが大きくなり、製造費が高くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、鋲を中心として対称的な単一の小瓶を使用するように構成される改良型のインクタグ設計を与えることは特に有利である。本明細書に開示されるような単一の小瓶を用いるインクタグは、従来技術のインクタグよりも小瓶を破裂させるために必要な圧縮力が少なく、かつまた必要な圧力をよりよく制御する。製品のサイズもまた有利に小さくなり、それにより製造コストも削減される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
保護対象の物品へ適用するための盗難防止インクタグ装置が第1の構成部品および第2の構成部品を含み、これらの構成部品は、ロック係合してそれらの間に物品を固定するように構成されていて、第1の構成部品内には、破壊される場合に物品に損害を与える有害物質を含む脆性の小瓶(vile)が配置される。第1の構成部品から突出するピンが、好適なアタッチメント構造を用いて小瓶に固定された第1の端部を有する。アタッチメント構造は、密接に係合した配置で小瓶の一部を取り囲む孔を提供し、かつ許可なく、取り外そうとする場合に小瓶を割って有害な物質を放出させる働きもする。ピンおよびアタッチメント構造を一体的に形成することができ、またはその代わりに、アタッチメント構造を別個の部品として形成してピンに取り付けることができる。
【0007】
本発明の一実施形態による盗難防止用インクタグは、一体部品の鳩目ピンを含む。鳩目ピンは一体式リングを含み、そのリングはインク小瓶を取り囲み、取り外そうとする場合に小瓶を割る働きをする。鳩目リングを、ピンに対して対称的に、またはピンの中心軸からずらして形成することができる。鳩目リングは、閉鎖リングであっても開放リングであってもよい。別の実施形態では、ピンを、小瓶を長手方向の向きで収容するためにシリンダー状の孔を有するピン保持スリーブに取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】第1の構成部品内に配置された脆性の小瓶を示して、本発明による盗難防止装置の第1および第2の構成部品を分離した構成で示す断面図である。
【図1B】第1の構成部品の実施形態の斜視図である。
【図1C】図1Aの第1の構成部品の断面側端図である。
【図2】本発明の一実施形態による一体型のアタッチメント構造を有するピンと共に、脆性の小瓶を示す。
【図3】別の実施形態による一体型のアタッチメント構造を有するピンを示す。
【図4】許可なく、取り外そうとするときに小瓶にかかる圧力を示す。
【図5】ピンの軸からアタッチメント構造がずれている、ピンの別の実施形態を示す。
【図6】アタッチメント構造をピン保持スリーブとして形成する別の実施形態を示す。
【図7】図4の実施形態の代替的な構成を示す。
【図8】アタッチメント構造を可撓性ループとして形成するさらに別の実施形態を示す。
【図9】アタッチメント構造を、別個の部品として形成してからピンに取り付ける略環状部分として形成するさらに別の実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
説明を単純かつ容易にするため、本発明を、本明細書においてその種々の実施形態と併せて説明する。しかしながら、当業者は、本発明の特徴および利点を種々の構成で実施できることを認識するであろう。それゆえ、本明細書に記載する実施形態を、限定ではなく一例として提示することを理解されたい。
【0010】
図1A−Cに、本発明の一実施形態によるインク鋲タイプの盗難防止装置10を示す。装置10は第1の構成部品20および第2の構成部品30を含み、これらの構成部品は、ロック式に相補的に係合して、保護対象の物品(図示せず)の一部をそれらの間に固定するように構成されている。第1の構成部品20および第2の構成部品30を、プラスチックなどの任意の好適な硬質材料から形成できる。第1の構成部品20および第2の構成部品30を、第1の構成部品から延出するピン15と、第2の構成部品30にある協働クラッチ31とを使用して一緒にロックできる。ピン15は、第1の構成部品20内に配置された第1の上端部(全体的に17と称す)と、平坦な下壁部21から外方に突出する第2の穿孔端部40とを有する。第2の構成部品30にあるクラッチ31を、ピン15を握持するように構成する。使用するとき、ピン15は保護対象の物品の一部を穿孔し、ピン15をクラッチ31に挿入することにより第1および第2の構成部品を一緒にロックする。ピン15、クラッチ31および盗難防止装置から保護物品を切り離すために、クラッチ31の握持からピン15を解除して第1の構成部品20を第2の構成部品30からロック解除する技術が、Lincoln H.Charlot,Jr.の米国特許第4,523,356号明細書に記載されている。
【0011】
第1の構成部品20の内部には、封止された細長い小瓶60を含むように構成された空洞部14が形成されている。図示の小瓶60の構成はシリンダー状であるが、本発明は、その点については限定されない。小瓶60は、ガラスや脆性プラスチックなどの脆性材料で作製され、長手方向の曲げモーメントをかけられると容易に破損する。小瓶は、放出時に恒久的に物品を染色して跡を残すインクなどの盗難防止用物質や他の有害な物質で満たされている。染色物質に加えて、漂白剤、またはガス、液体または粉体形状の悪臭のする物質、煙を発生する物質もしくは肌を刺激する物質など、他の多くのタイプの物質を使用して有害な影響をもたらすことができる。好ましくは小瓶60を透明または半透明材料で作製するので、有害な物質の状態を点検することができ、かつ一般の人もその内容物の存在に気づく。
【0012】
第1の構成部品20および第2の構成部品30のどちらか一方または双方とも、その内部にEASタグまたはラベルが配置されて、保護物品の安全性を高めることができる。図1に示すように、第2の構成部品30はEASタグまたはラベル130を含む。
【0013】
空洞部14内に閉じこめられた小瓶60にピン15を固定することにより、ピン15の第1の端部17を空洞部14内に固定する。ピン17の第1の端部を小瓶60に取り付けて、ピン15の軸が下壁部21の開口部42を通って延在するようにする。開口部42は、ピン15の軸と接近して整列して下壁部21に対してほぼ垂直にピン15を維持する大きさにするが、直径は、ピン15が空洞部14に対してある程度上下移動できる程度に十分に大きい。本明細書で開示するこの実施形態および他の実施形態では、アタッチメント構造は、ピン15を小瓶60に取り付ける働きをし、かつまた、許可なく、取り外そうとする場合に小瓶60を割るように有利に機能する。
【0014】
図4に示すように、衣類からの装置10の許可された取り外しのために第1の構成部品と第2の構成部品を分離させようとする試みは、ピン15に下方への力をもたらし、それにより空洞部14に対してピン15が下方に動いて、第1の端部17が小瓶60を割って有害な物質を放出する。第1の構成部品20の下壁部21は、小瓶60が割れたときに、有害な物質の散布を支援する他の開口部を含むことができる。小瓶60の長手方向の中心は、通常破壊に対して最も脆弱な領域であるので、図示の実施形態においてはピン15を小瓶60のほぼ長手方向の中心に配置する。しかしながら、代替的な設計では、ピン15を小瓶60に沿って非対称的に位置決めすることもできる。
【0015】
空洞部14を、様々な位置において圧力点を提供するように形成することができる。圧力点は、ピン15に下方への力がかけられたときに小瓶60の破壊を早める働きをする。図4に示すように、空洞部は、例えば、許可なく、取り外そうとする場合に、予め定められた圧力点に位置決めされかつアタッチメント構造と協働して小瓶60を割る突起48および49を含むことができる。
【0016】
図2、3および5に示す実施形態では、ピン15およびアタッチメント構造を単一の部品として形成する。この実施形態では、ピン15の第1の端部17を、小瓶60と密接に摺動係合するように構成された孔または鳩目27として形成する。孔または鳩目27は、小瓶60と係合してピンを固定しかつ小瓶に適切に好適な破損力をかけもする任意の好適な構成を有することができる。第1の端部17を、図3に示す開放リング(またはフック)構成として形成することもできる。図5に示すように、ピン15の第1の端部17を、一体式に形成された孔または鳩目27として構成することができ、孔または鳩目は、ピン15の軸に対して非対称的に位置決めされる。
【0017】
図6に示す実施形態では、ピン15を小瓶60に固定するための手段は、スリーブ部材77の形態であり、スリーブ部材は、小瓶60を長手方向の向きで収容する大きさにされたシリンダー状の開口部78を有することができる。スリーブ部材77を、任意の好適なアタッチメント手段を用いてピン15の第1の端部17に取り付ける。図6に示す図示の実施形態では、ピン15の第1の端部17を平頭ピンの頭部85として形成し、スリーブ部材77はスロット79を含み、スロットは、ピンの頭部85と係合して製造時に摺動式に挿入可能とするが、組み立てられた装置10においてスリーブ部材77に対するピン15の垂直変位を妨げる構成とする。この実施形態では、スロット70は、ピン15およびピンの頭部85の側面の形状に相補的であるT字形の開口部を提供し、そこにピン15を挿入して、T字形の開口部がピン15のピンの頭部85を支持できるようにする。この構成により、下方への動きを用いる、スリーブからのピン15の強制的な抜き取りを回避する。なぜなら、第1の構成部品20が完全に組み立てられた場合にピン15の側方変位が妨げられるからである。
【0018】
図7に、フック86として形成された第1の端部17を有するピンと使用するように構成されたスリーブ部材77の別の実施形態を示す。この実施形態では、スリーブ部材78は、フック86と係合してピン15を固定しかつ下方への力を用いた抜き取りを回避するように構成されたスロット179を含む。スリーブ部材78を同様に、ピンを保持するために、ピン15の第1の端部17の任意の所望の構成に相補的な形状を有するスロット開口部を含むように構成できる。スリーブ部材78は孔を含んで圧入式に第1の端部17を収容するので、スリーブ部材78はピン15にしっかりと固定される。
【0019】
図8に、さらに別の実施形態を示す。ここでは、アタッチメント構造を、ピン15の第1の端部17に取り付けられた可撓性ループ52として形成する。可撓性ループ52は、力がかけられるときに小瓶60を破損させるのに充分な強度を有する任意の材料、例えばワイヤ、プラスチック線などであることができる。この実施形態では、ピン15はスレッド孔(threading aperture)54を含み、そこに通して可撓性ループを固定できる。
【0020】
図9に、さらに別の実施形態を示す。ここでは、アタッチメント構造を、別個の部品として形成してからピン15の第1の端部17に取り付ける全体的に環状の部分(鳩目リング)101として形成する。鳩目リング101は、小瓶と係合するように構成し、かつ任意の好適な材料、例えば金属、シートメタル、ワイヤ、プラスチック、複合材、繊維などから形成できる。鳩目リング101を、任意の好適な方法、例えば溶接、ボンディング、スナップ嵌め、フッキング、リベット締め、スエージ加工などを用いてピン15に取り付ける。
【0021】
鳩目リングを、図9に示すような閉鎖リング形状、または開口部を有するリングに形成できる。他の実施形態では、アタッチメント構造は、非環状構成を有することができる。アタッチメント構造は、力がかけられたときにインク小瓶を囲んで破壊する働きをする任意の好適な形状を有し得る。
【0022】
本明細書において説明するように実施形態の一部の特徴を示したが、当業者は、ここで多くの修正例、代替例、変更例および等価物に気づくであろう。それゆえ、添付の特許請求の範囲は、実施形態の真の趣旨の範囲内であるそのような修正例および変更例をすべて網羅するものであることを理解されたい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
保護対象の物品へ適用するための盗難防止装置であって、
有害な物質を内部に封止して含む細長い脆性の小瓶であり、この小瓶が破壊される場合に、前記有害な物質が前記物品に損害を与える小瓶と、
ロック式に相補的に係合するように構成された第1の構成部品および第2の構成部品であり、その第1の構成部品は、前記小瓶を含むように構成された空洞部を含み、前記小瓶を第1の構成部品に配置するようにされた第1の構成部品および第2の構成部品と、
前記小瓶に固定される第1の端部と、第1の構成部品から突出する第2の端部とを有するピンであり、第2の構成部品が、前記ピンの第2の端部を握持するクラッチを含んで、第1の構成部品と第2の構成部品との間のロック係合をもたらすピンと、
前記ピンを前記小瓶に固定するアタッチメント構造であり、前記小瓶の一部分を密接に係合した配置で取り囲む孔を与えることにより、前記ピンに下向きの力が加えられたときに前記小瓶を割る働きをするアタッチメント構造とを備える装置。
【請求項2】
前記アタッチメント構造および前記ピンが金属から単一の部品として形成される請求項2に記載の装置。
【請求項3】
前記アタッチメント構造が、前記ピンの第1の端部と一体的に形成される鳩目部分を含む請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記アタッチメント構造が、前記ピンの第1の端部と一体的に形成されるフック部分を含む請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記アタッチメント構造が、前記小瓶を長手方向の向きで収容するためのシリンダー状の開口部を提供するスリーブ部材であり、前記スリーブ部材が、前記ピンの第1の端部と係合可能なピン保持手段を含む請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記ピンの第1の端部が頭部として形成され、前記ピン保持手段が、前記ピンの第1の端部の一部分を収容するスロットを含み、前記スロットが、前記頭部と係合して前記スリーブ部材に対する前記ピンの垂直変位を妨げるように構成される請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記ピンの第1の端部がフック構造部として形成され、前記ピン保持手段が、前記ピンの第1の端部の一部分を収容するスロットを含み、前記スロットが、前記フック構造部と係合して前記スリーブ部材に対する前記ピンの垂直変位を妨げるように構成される請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記アタッチメント構造が、前記ピンの第1の端部に取り付けられた可撓性ループ部分を含み、前記可撓性ループ部分が、前記小瓶を側方から囲むように構成される請求項1に記載の装置。
【請求項9】
保護対象の物品に適用するための盗難防止装置であって、
有害な物質を内部に封止して含む細長い脆性の小瓶であって、前記小瓶が破壊される場合に、前記有害な物質が前記物品に損害を与える小瓶、
ロック式に相補的に係合するように構成された第1の構成部品および第2の構成部品であり、その第1の構成部品は、前記小瓶を含むように構成された空洞部を含み、前記小瓶を第1の構成部品に配置するようにされた第1の構成部品および第2の構成部品と、
第1の端部および第2の端部を有するピンであって、前記ピンの第2の端部が第1の構成部品から突出し、第2の構成部品が、前記ピンの第2の端部を握持するクラッチを含んで、第1の構成部品と第2の構成部品との間のロック係合をもたらし、前記ピンの第1の端部が、前記小瓶を長手方向の向きで内部に収容する大きさにされた環状部分として構成され、前記小瓶を、前記環状部分を通して挿入して前記ピンを前記小瓶に固定することにより、前記ピンに下向きの力が加えられるときに前記環状部分が前記小瓶を割る働きをするピンとを備える装置。
【請求項10】
前記環状部分が、前記ピンの第1の端部と一体的に形成された鳩目部分を含む請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記環状部分が、前記ピンの第1の端部と一体的に形成されたフック部分を含む請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記空洞部が、前記ピンに下方への力がかけられるときに、前記小瓶の破壊を早めるために前記環状部分と協働するように位置決めされた少なくとも1つの突起を内部に含む請求項8に記載の装置。
【請求項13】
前記環状部分が金属である請求項9に記載の装置。
【請求項14】
前記環状部分がプラスチックである請求項9に記載の装置。
【請求項15】
前記環状部分が可撓性ループである請求項9に記載の装置。
【請求項16】
前記環状部分がワイヤから形成される請求項9に記載の装置。
【請求項17】
前記環状部分がシートメタルから形成される請求項9に記載の装置。
【請求項18】
前記環状部分が溶接によって前記ピンに取り付けられる請求項9に記載の装置。
【請求項19】
前記ピンが前記環状部分に圧入される請求項9に記載の装置。
【請求項1】
保護対象の物品へ適用するための盗難防止装置であって、
有害な物質を内部に封止して含む細長い脆性の小瓶であり、この小瓶が破壊される場合に、前記有害な物質が前記物品に損害を与える小瓶と、
ロック式に相補的に係合するように構成された第1の構成部品および第2の構成部品であり、その第1の構成部品は、前記小瓶を含むように構成された空洞部を含み、前記小瓶を第1の構成部品に配置するようにされた第1の構成部品および第2の構成部品と、
前記小瓶に固定される第1の端部と、第1の構成部品から突出する第2の端部とを有するピンであり、第2の構成部品が、前記ピンの第2の端部を握持するクラッチを含んで、第1の構成部品と第2の構成部品との間のロック係合をもたらすピンと、
前記ピンを前記小瓶に固定するアタッチメント構造であり、前記小瓶の一部分を密接に係合した配置で取り囲む孔を与えることにより、前記ピンに下向きの力が加えられたときに前記小瓶を割る働きをするアタッチメント構造とを備える装置。
【請求項2】
前記アタッチメント構造および前記ピンが金属から単一の部品として形成される請求項2に記載の装置。
【請求項3】
前記アタッチメント構造が、前記ピンの第1の端部と一体的に形成される鳩目部分を含む請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記アタッチメント構造が、前記ピンの第1の端部と一体的に形成されるフック部分を含む請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記アタッチメント構造が、前記小瓶を長手方向の向きで収容するためのシリンダー状の開口部を提供するスリーブ部材であり、前記スリーブ部材が、前記ピンの第1の端部と係合可能なピン保持手段を含む請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記ピンの第1の端部が頭部として形成され、前記ピン保持手段が、前記ピンの第1の端部の一部分を収容するスロットを含み、前記スロットが、前記頭部と係合して前記スリーブ部材に対する前記ピンの垂直変位を妨げるように構成される請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記ピンの第1の端部がフック構造部として形成され、前記ピン保持手段が、前記ピンの第1の端部の一部分を収容するスロットを含み、前記スロットが、前記フック構造部と係合して前記スリーブ部材に対する前記ピンの垂直変位を妨げるように構成される請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記アタッチメント構造が、前記ピンの第1の端部に取り付けられた可撓性ループ部分を含み、前記可撓性ループ部分が、前記小瓶を側方から囲むように構成される請求項1に記載の装置。
【請求項9】
保護対象の物品に適用するための盗難防止装置であって、
有害な物質を内部に封止して含む細長い脆性の小瓶であって、前記小瓶が破壊される場合に、前記有害な物質が前記物品に損害を与える小瓶、
ロック式に相補的に係合するように構成された第1の構成部品および第2の構成部品であり、その第1の構成部品は、前記小瓶を含むように構成された空洞部を含み、前記小瓶を第1の構成部品に配置するようにされた第1の構成部品および第2の構成部品と、
第1の端部および第2の端部を有するピンであって、前記ピンの第2の端部が第1の構成部品から突出し、第2の構成部品が、前記ピンの第2の端部を握持するクラッチを含んで、第1の構成部品と第2の構成部品との間のロック係合をもたらし、前記ピンの第1の端部が、前記小瓶を長手方向の向きで内部に収容する大きさにされた環状部分として構成され、前記小瓶を、前記環状部分を通して挿入して前記ピンを前記小瓶に固定することにより、前記ピンに下向きの力が加えられるときに前記環状部分が前記小瓶を割る働きをするピンとを備える装置。
【請求項10】
前記環状部分が、前記ピンの第1の端部と一体的に形成された鳩目部分を含む請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記環状部分が、前記ピンの第1の端部と一体的に形成されたフック部分を含む請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記空洞部が、前記ピンに下方への力がかけられるときに、前記小瓶の破壊を早めるために前記環状部分と協働するように位置決めされた少なくとも1つの突起を内部に含む請求項8に記載の装置。
【請求項13】
前記環状部分が金属である請求項9に記載の装置。
【請求項14】
前記環状部分がプラスチックである請求項9に記載の装置。
【請求項15】
前記環状部分が可撓性ループである請求項9に記載の装置。
【請求項16】
前記環状部分がワイヤから形成される請求項9に記載の装置。
【請求項17】
前記環状部分がシートメタルから形成される請求項9に記載の装置。
【請求項18】
前記環状部分が溶接によって前記ピンに取り付けられる請求項9に記載の装置。
【請求項19】
前記ピンが前記環状部分に圧入される請求項9に記載の装置。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公表番号】特表2010−519645(P2010−519645A)
【公表日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−550908(P2009−550908)
【出願日】平成20年2月20日(2008.2.20)
【国際出願番号】PCT/US2008/002266
【国際公開番号】WO2008/103399
【国際公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【出願人】(592192642)センサーマティック・エレクトロニクス・コーポレーション (92)
【氏名又は名称原語表記】SENSORMATIC ELECTORONICS CORPORATION
【住所又は居所原語表記】6600 Congress Avenue,Boca Raton,Florida 33487,United State of America
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年2月20日(2008.2.20)
【国際出願番号】PCT/US2008/002266
【国際公開番号】WO2008/103399
【国際公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【出願人】(592192642)センサーマティック・エレクトロニクス・コーポレーション (92)
【氏名又は名称原語表記】SENSORMATIC ELECTORONICS CORPORATION
【住所又は居所原語表記】6600 Congress Avenue,Boca Raton,Florida 33487,United State of America
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]