説明

監視している状態を出力する機能を備えたデバイス、及び、コンピュータ機器

【課題】デバイスが監視している状態をリアルタイムに出力することのできるデバイス、及び、このデバイスが組み込まれるコンピュータ機器を提供する。
【解決手段】デバイス1は、時間によって変動する状態データ12を有し、状態データ12を監視する状態監視手段13を備え、更に、状態監視手段13が監視している状態データ12をコンピュータ機器2に送信するための第2の通信インターフェース11と、コンピュータ機器とメッセージを交換するための第1の通信インターフェース10を備える。また、デバイス1が組み込まれるコンピュータ機器2も、デバイス1とメッセージを交換するための第1の通信インターフェース20と、デバイス1から出力される状態データ12が入力される第2の通信インターフェース21を備え、コンピュータ機器2は、第2の通信インターフェース21で受信する状態データ12に従い処理を変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータ機器に組み込まれ利用されるデバイス及びコンピュータ機器に関し、更に詳しくは、デバイスが監視している状態をコンピュータ機器がリアルタイムで取得するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ETCの車載機器や携帯電話などの機器に組み込まれるICカードには、機器でイベントが発生したときに、特定の処理をリアルタイムに実行することが要求される。リアルタイムに特定の処理を実行するために、ICカードの状態は、リアルタイム性が要求される特定の処理が実行可能な状態に予め遷移させられ、イベントが発生したときにリアルタイムで特定の処理が実行される。
【0003】
しかし、上述した機器に組み込まれ利用されるICカードは、長い時間に渡り機器に組み込まれるため、リアルタイム性が要求される特定の処理が可能な状態にICカードの状態を遷移させたとしても、外部の影響(振動、静電気等)等により、リアルタイム性が要求される特定の処理が実行される前に、ICカードの状態は異なる状態に遷移している場合がある。
【0004】
このため、ICカードを組み込み利用する機器においては、特定のイベントが発生し、リアルタイム性が要求される特定の処理をICカードに実行させる前に、ICカードの内部状態を把握できることが望ましい。
【0005】
ICカードの内部状態を把握する技術としては、特許文献1の「従来技術」で開示されているように、ICカードの状態を示すデータを取得するコマンドを機器からICカードに送信し、ICカードの状態を機器がICカードから取得することが一般的に用いられている。
【特許文献1】特開2005−292084号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、イベントが発生するタイミングが不確定であると、イベントの発生後に上述したコマンドを送信すると、リアルタイムで特定の処理をICカードに実行させることができない。
【0007】
そこで、本発明は、上述した課題を鑑みて、ICカードなどのデバイスにおいて、デバイスが監視している状態をリアルタイムに出力することのできるデバイス、及び、このデバイスが組み込まれるコンピュータ機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決する第1の発明は、コンピュータ機器に組み込まれ利用されるデバイスであって、前記デバイスは、時間と共に変化する状態を監視する状態監視手段を備え、前記コンピュータ機器とメッセージの交換に利用する第1の通信インターフェースに加え、前記状態監視手段が監視した状態を出力するための第2の通信インターフェースを備えていることを特徴とする。
【0009】
上述した発明によれば、前記デバイスが、時間と共に変化する状態を監視する前記状態監視手段を備え、前記コンピュータ機器とメッセージの交換に利用する前記第1の通信インターフェースに加え、前記状態監視手段が監視した状態を出力するための前記第2の通信インターフェースを備えることで、前記デバイスが組み込まれる前記コンピュータ機器へ、前記第2の通信インターフェースを利用して、リアルタイムに前記デバイスの状態を出力することができるようになる。
【0010】
更に、第2の発明は、第1の発明に記載のデバイスにおいて、前記デバイスは、半二重通信方式或いは全二重方式のいずれかを選択して、前記コンピュータ機器と通信する手段を備え、前記コンピュータ機器と半二重方式で通信するときは、前記第1の通信インターフェースを半二重方式の通信に利用し、前記第2の通信インターフェースを前記状態監視手段が監視した状態を出力するために利用し、前記コンピュータ機器と全二重方式で通信するときは、前記第1の通信インターフェース及び前記第2の通信インターフェースを全二重方式の通信に利用することを特徴とする。
【0011】
第2の発明によれば、前記デバイスが、半二重方式と全二重方式の2つの通信方式を備えることで、前記コンピュータ機器は、前記デバイスの処理内容に合わせて前記デバイスとの通信方式を切替え、処理の効率を高めることができる。
【0012】
更に、第3の発明は、第1の発明又は第2の発明に記載のデバイスにおいて、前記状態監視手段が監視する状態は、前記デバイスが選択しているデータファイルで、前記デバイスは、前記第2の通信インターフェースから、前記デバイスが選択している前記データファイルの識別データを出力することを特徴とする。
【0013】
第3の発明によれば、前記デバイスが組み込まれる前記コンピュータ機器は、リアルタイム性が要求される特定の処理で利用するデータファイルを前記デバイス内が選択しているかリアルタイムで確認できる。
【0014】
更に、第4の発明は、第1の発明又は第2の発明に記載のデバイスにおいて、前記状態監視手段が監視する状態は、前記デバイスが利用している通信プロトコルで、前記デバイスは、前記第2の通信インターフェースから、前記デバイスが利用している前記通信プロトコルの識別データを出力することを特徴とする。
【0015】
第4の発明によれば、前記デバイスが組み込まれる前記コンピュータ機器は、リアルタイム性が要求される特定の処理で利用する前記通信プロトコルを前記デバイスが利用しているかリアルタイムで確認できる。
【0016】
更に、第5の発明は、第1の発明又は第2の発明に記載のデバイスにおいて、前記状態監視手段が監視する状態は、前記デバイスが選択しているアプリケーションで、前記デバイスは、前記第2の通信インターフェースから、前記デバイスが選択している前記アプリケーションの識別データを出力することを特徴とする。
【0017】
第5の発明によれば、前記デバイスが組み込まれる前記コンピュータ機器は、リアルタイム性が要求される特定の処理で利用する前記アプリケーションを、前記デバイスが選択しているかリアルタイムで確認できる。
【0018】
更に、第6の発明は、第1の発明又は第2の発明に記載のデバイスにおいて、前記状態監視手段はセンサで、前記デバイスは、前記第2の通信インターフェースから、前記センサの検出したデータを出力することを特徴とする。
【0019】
第6の発明によれば、前記デバイスが組み込まれる前記コンピュータ機器は、リアルタイムでセンサの出力を受信でき、受信した出力に応じて、リアルタイム性が要求される特定の処理を実行できる。
【0020】
更に、第7の発明は、第1の発明から第6の発明のいずれか一つに記載のデバイスとして機能するICカードである。
【0021】
他のコンピュータ周辺機器と比較してICカードの通信速度は遅いため、本発明に係る前記デバイスをICカードに適用することは有用である。
【0022】
更に、第8の発明は、第1の発明から第6の発明のいずれか一つに記載のデバイスと組み合わされて利用されるコンピュータ機器であって、前記コンピュータ機は、器前記デバイスに備えられた前記第2の通信インターフェースから出力されるデータを受信する通信インターフェースを備えていることを特徴とする。
【0023】
第8の発明によれば、前記コンピュータ機器が、前記デバイスに備えられた前記第2の通信インターフェースから出力されるデータを受信する通信インターフェースを備えることで、前記デバイスの前記第2の通信インターフェースから出力される状態をリアルタイムで監視できるようになる。
【発明の効果】
【0024】
上述した本発明によれば、ICカードなどのデバイスにおいて、デバイスが監視している状態をリアルタイムに出力することのできるデバイス、及び、このデバイスが組み込まれるコンピュータ機器できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
ここから、本発明に係るデバイス及びコンピュータ機器について、図を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係るデバイス1とコンピュータ機器2を説明する図である。
【0026】
本発明に係るデバイス1は、時間によって変動する状態(State)を示す状態データ12を有し、この状態データ12を監視する状態監視手段13を備え、更に、状態監視手段13が監視している状態データ12をコンピュータ機器2に送信するための第2の通信インターフェース11と、コンピュータ機器とメッセージを交換するための第1の通信インターフェース10を備える。
【0027】
デバイス1が有する状態データ12の具体的な内容は、デバイス1の種別によって様々で、例えば、デバイス1をICカードした場合、ICカードの揮発性メモリ(例えば、RAM)に保持さている状態データ12は、選択中のファイルの識別データ、選択中のアプリケーションの識別データ、或いは、使用中の通信プロトコルの識別データになり、状態監視手段13は、ICカードの揮発性メモリ(例えば、RAM)に保持されている状態データ12を監視するウォッチドッグモジュール(watchdog module)になる。
【0028】
また、デバイス1を、センサ(例えば、温度センサ)を搭載したセンサモジュールとした場合、センサモジュールに備えられた状態監視手段13はセンサ(例えば、温度センサ)となり、状態データ12はセンサが検出したデータ(例えば、温度)になる。
【0029】
図1に図示したように、デバイス1が組み込まれるコンピュータ機器2も、デバイス1とメッセージを交換するための第1の通信インターフェース20と、デバイス1から出力される状態データ12が入力される第2の通信インターフェース21を備え、コンピュータ機器2は、第2の通信インターフェース21で受信する状態データ12に従い処理を変更する。
【0030】
ここから、図1で図示したデバイス1をSIM(Subscriber Identity Module)としたときの形態について詳細に説明する。
【0031】
図2は、本発明が適用されたSIM3の外観図である。図2で示したように、SIM3は、キャッシュカードやクレジットカードと同じサイズのICカードにおいて、ICモジュール30の近辺を短冊状に切り取った形状をし、ICモジュール30には、ICチップ31がモールドされている。
【0032】
図3は、ICモジュール30のコンタクト端子30aを説明する図で、図4は、ICモジュール30にモールドされるICチップ31に備えられたチップ端子31aを説明する図で、図5はICチップ31のブロック図ある。
【0033】
ICモジュールには8個のコンタクト端子30a(C1〜C8)を有し、SIM3がコンピュータ機器2に組み込まれると、これら8個のコンタクト端子30a(C1〜C8)を介して、コンピュータ機器2から電源電圧や、各種信号が供給される。
【0034】
コンタクト端子30a(C1〜C8)の配置は、ISO/IEC7816の規格で、コンタクト端子30a(C1)は電源電圧(VCC)が供給されるVCC端子、コンタクト端子30a(C2)はリセット信号が供給されるRST端子、コンタクト端子30a(C3)はクロック信号が供給されるCLK端子、コンタクト端子30a(C5)はグランド用のGND端子、そして、コンタクト端子30a(C7)はデータ入出力用の第1の通信インターフェースとなるI/O端子である。
【0035】
ISO/IEC7816の規格では、コンタクト端子30a(C8)は予備端子(RFU: Reserved Future Use)であるが、本発明のSIM3においては、コンタクト端子30a(C8)は、SIM3の状態をコンピュータ機器2へ出力するための第2の通信インターフェースとなるI/O端子である。なお、コンタクト端子30a(C4及びC6)は未使用である。
【0036】
図4に図示したように、ICチップ31は、ICモジュール30のコンタクト端子30a(C1、C2、C3、C5,C7そしてC8)とそれぞれ接続するチップ端子31a(T1、T2、T3、T5、T7そしてT8)を備えている。
【0037】
チップ端子31a(T1)はコンタクト端子30a(C1)と、チップ端子31a(T2)はコンタクト端子30a(C2)と、チップ端子31a(T3)はコンタクト端子30a(C3)と、チップ端子31a(T5)はコンタクト端子30a(C5)と、チップ端子31a(T7)はコンタクト端子30a(C7)と、そして、チップ端子31a(T8)はコンタクト端子30a(C8)と、それぞれ、ICモジュール30の内部で接続されている。
【0038】
図5に図示したように、ICチップ31には、演算機能およびICチッ31全体を制御する機能を備えた中央演算装置310(CPU:Central Processing Unit)、揮発性メモリとしてランダムアクセスメモリ311(RAM:Random Access Memory)、読み出し専用の不揮発性メモリ312(ROM:Read Only Memory、)、電気的に書換え可能な不揮発性メモリとしてEEPROM313(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memoryの略)、および、コンピュータ機器2と通信するための通信インターフェース回路として、ICチップ31のチップ端子31a(T7)を制御するI/O回路314と、ICチップのチップ端子31a(T8)を制御するI/O回路315を備える。
【0039】
図6は、SIM3の機能ブロック図である。本発明に係るデバイス1の機能を備えるために、SIM3は、SIM3の状態データ12を保持するレジスタである状態レジスタ322と、状態レジスタ322を監視する状態管理手段13となるウォッチドッグモジュール323を備え、コンピュータ機器2と通信する通信モジュールとして、半二重通信モジュール320と全二重通信モジュール321を備える。
【0040】
SIM3の状態レジスタ322は、SIM3のRAM311に形成され、上述したモジュールは、SIM3のハードウェア資源を利用したコンピュータプログラムで実現され、このコンピュータプログラムはSIM3のROM312やEEPROM313に記憶される。
【0041】
SIM3に備えられた全二重通信モジュール321は、ICチップ31のチップ端子30a(C7)を制御し、ICモジュール30のコンタクト端子30a(C7)を受信端子とし、ICチップ31のチップ端子30a(C8)を制御し、コンタクト端子30a(C8)を送信端子として制御して、コンピュータ機器2と全二重方式で通信するモジュールである。
【0042】
更に、半二重通信モジュール320は、ICチップ31のチップ端子30a(C7)を制御し、ICモジュール30のコンタクト端子30a(C7)を送受信端子として、コンピュータ機器2と半二重方式で通信するモジュールである。
【0043】
上述したように、SIM3には2つの通信モジュールを備えられているが、全二重通信モジュール321或いは半二重通信モジュール320のいずれかの通信モジュールを利用するかは、SIM3がリセットされたときにコンピュータ機器2の指示に従い決定される。
【0044】
SIM3のウォッチドッグモジュール323は、SIM3の通信モジュールが半二重モジュール320に設定されているときに動作可能なモジュールで、SIM3の状態レジスタ322を監視し、チップ端子31a(T8)を制御して、状態レジスタ322の内容をコンピュータ機器2に定期的に送信するモジュールである。
【0045】
SIM3のウォッチドッグモジュール323は、SIM3の通信モジュールが半二重モジュール320に設定されたときに自動的に動作開始してもよく、或いは、ウォッチドッグモジュール323を動作させるコマンドをSIM3に備えさせ、コンピュータ機器2からこのコマンドを受信したときに、SIM3のウォッチドッグモジュール323は動作開始してもよい。
【0046】
例えば、SIM3が監視する状態データ12を選択中のデータファイルの識別データとすれば、状態レジスタ322は、選択中のデータファイルの識別データが格納されているレジスタになる。なお、デバイス1をSIM3とした場合、SIM3の状態レジスタ322に保持される状態データは、通信プロトコルの識別データ、或いは、選択中のアプリケーションの識別データとすることができる。
【0047】
コンピュータ機器2は、第2の通信インターフェースとなるコンタクト端子30a(C8)を監視し、SIM3のコンタクト端子30a(C8)からデータが送信されると、送信されたデータを状態データ12として受信し、状態データ12に基づいて所定の処理を実行する。
【0048】
なお、本発明は、これまで説明した実施の形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。上述した形態ではデバイス1をSIM3としていたが、デバイス1はSIM3に限定されることはなく、例えば、デバイス1をセンサネットワークに接続されるセンサモジュール(例えば、温度センサを備えた温度センサモジュール)とすることもできる。
【0049】
デバイス1を温度センサモジュールとしたときは、デバイス1に備えられた状態監視手段13は温度センサになり、状態データ12は温度センサが検出した温度データになる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明に係るデバイスとコンピュータ機器を説明する図。
【図2】SIMの外観図。
【図3】SIMのICモジュールのコンタクト端子を説明する図。
【図4】SIMのICチップに備えられたチップ端子を説明する図。
【図5】SIMに実装されるICチップのブロック図。
【図6】SIMの機能ブロック図。
【符号の説明】
【0051】
1 デバイス
10 第1の通信インターフェース
11 第2の通信インターフェース
12 状態データ
13 状態監視手段
2 コンピュータ機器
20 第1の通信インターフェース
21 第2の通信インターフェース
3 SIM
30 ICモジュール、30a コンタクト端子
31 ICチップ、31a チップ端子
320 半二重通信モジュール
321 全二重通信モジュール
322 状態レジスタ
323 ウォッチドッグモジュール


【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ機器に組み込まれ利用されるデバイスであって、前記デバイスは、時間と共に変化する状態を監視する状態監視手段を備え、前記コンピュータ機器とメッセージの交換に利用する第1の通信インターフェースに加え、前記状態監視手段が監視した状態を出力するための第2の通信インターフェースを備えていることを特徴とするデバイス。
【請求項2】
請求項1に記載のデバイスにおいて、前記デバイスは、半二重通信方式或いは全二重方式のいずれかを選択して、前記コンピュータ機器と通信する手段を備え、前記コンピュータ機器と半二重方式で通信するときは、前記第1の通信インターフェースを半二重方式の通信に利用し、前記第2の通信インターフェースを前記状態監視手段が監視した状態を出力するために利用し、前記コンピュータ機器と全二重方式で通信するときは、前記第1の通信インターフェース及び前記第2の通信インターフェースを全二重方式の通信に利用することを特徴とするデバイス。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のデバイスにおいて、前記状態監視手段が監視する状態は、前記デバイスが選択しているデータファイルで、前記デバイスは、前記第2の通信インターフェースから、前記デバイスが選択している前記データファイルの識別データを出力することを特徴とするデバイス。
【請求項4】
請求項1又は請求項2の発明に記載のデバイスにおいて、前記状態監視手段が監視する状態は、前記デバイスが利用している通信プロトコルで、前記デバイスは、前記第2の通信インターフェースから、前記デバイスが利用している前記通信プロトコルの識別データを出力することを特徴とするデバイス。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のデバイスにおいて、前記状態監視手段が監視する状態は、前記デバイスが選択しているアプリケーションで、前記デバイスは、前記第2の通信インターフェースから、前記デバイスが選択している前記アプリケーションの識別データを出力することを特徴とするデバイス。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載のデバイスにおいて、前記状態監視手段はセンサで、前記デバイスは、前記第2の通信インターフェースから、前記センサの検出したデータを出力することを特徴とするデバイス。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一つに記載のデバイスとして機能するICカード。
【請求項8】
請求項1から請求項6のいずれか一つに記載のデバイスと組み合わされて利用されるコンピュータ機器であって、前記コンピュータ機は、器前記デバイスに備えられた前記第2の通信インターフェースから出力されるデータを受信する通信インターフェースを備えていることを特徴とするコンピュータ機器。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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