説明

目標位置検証のための方法と装置

放射線療法デバイスと放射線治療計画とを有するユーザーによる使用のため、患者の身体内の目標を治療し、そして該患者の身体内の該目標の位置を該放射線治療計画の開発で使用された予め決められた位置に整合させるための整合システム。本発明の実施例は、該目標のライブの超音波画像を発生するための超音波プローブと、該放射線療法デバイスに対する超音波プローブの位置を示すためのそして該放射線療法デバイスに対する該目標の基準位置を提供するよう適合された、3Dのデジタイザー関節式アームを有するのが好ましい位置検出システムと、そしてメモリー及びそれに付随したスクリーン付きモニターと該メモリー内に記憶された放射線治療計画とを備えるコンピュータと、を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願はその全体での引用によりここに組み込まれる2002年10月7日出願の米国特許仮出願第60/416,635号の特典を請求するものである。
【0002】
本発明は放射線療法計画(radiation therapy plan)に従って動作する放射線療法デバイス(radiation therapy device)により治療(treated)されるべき目標(target)の位置を検証(verifying)し、整合(aligning)するための方法と装置に関する。
【背景技術】
【0003】
最近、発癌性腫瘍(cancerous tumors)の放射線治療は2つの目標、すなわち、腫瘍の一掃(eradication of the tumor)と、該腫瘍の近くにある健康な組織(tissue)及び器官(organs)への損傷(damage)の回避と、を有する。夥しく大多数の腫瘍は、もし該腫瘍容積に充分な放射線線量(radiation dose)が供給されれば、完全に一掃されると信じられるが、しかしながら、該腫瘍を取り巻く健康な組織又は該腫瘍の近くに位置する他の健康な身体器官への損傷のために、必要で有効な放射線線量の使用について混乱が生じる。放射線療法の目標は、周囲の健康な組織又は隣接する健康な器官又は構造体(structures)への放射線の線量を最小化しながら、該腫瘍の外部表面により規定される腫瘍容積だけへ供給放射線線量を限定することである。
【0004】
放射線療法治療(Radiation therapy treatment)は、該腫瘍を治療するために、典型的に線形加速器(linear accelerator)又は他の放射線発生源(radiation producing source)の様な放射線供給デバイス(radiation delivery device)を使う。該放射線供給デバイスは典型的に患者の周りに位置付けられ、治療されるべき腫瘍に向けて該放射線ビームを導く放射線ビーム源(radiation beam source)を有する。線形加速器の回転可能なガントリー(gantry)上に設置された放射線ビーム源の回転中、それが患者の身体を通って該腫瘍内へ進む時、線形加速器からの放射線治療ビームにより見られる腫瘍の空間的コントゥア(spatial contour)に従うよう、該放射線治療ビームの形状を適合させるために種々の種類のデバイスが提案されて来た。放射線ビームの通路の内部へ又はその外へ個別に移動させられ得る多数のリーフ(leaf)の又はフインガー(finger)の突起(projections)を有する多数リーフコリメーター(Multileaf collimators)がその様にプログラムされ得て、この様なデバイスの例である。種々の種類の放射線治療計画システムが放射線治療計画(radiation treatment plan)を創り、それは実施されると、敏感な周囲の健康な組織又は隣接する健康な器官又は構造体へ供給される放射線線量を限定しながら、目標又は腫瘍、の容積へ適合するよう形作られた指定線量の放射線を供給する。
【0005】
放射線療法での基本的問題は該放射線療法治療が行われている時に何処に目標、すなわち、腫瘍が位置するかを知ることである。用語”目標(target)”の使用は治療されるべき腫瘍又は身体器官(body organ)、又はその部分のみならず、該放射線療法治療で避けられるべき、器官、敏感な身体構造体(body structure)、又はその部分も含むよう意図されている。患者の位置と該患者内の目標の位置とは、放射線治療の時には、該放射線治療計画が創られた時と、概略又は名目的には同じであろうと仮定する。もし該目標の位置が、それが該治療計画が決定された時と同じでないなら、放射線の線量は該患者の身体内の正しい位置に供給されない。患者は、線形加速器又はコバルトユニット(cobalt unit)であっても良い放射線療法デバイスの治療テーブル(treatment table)上に適当に必ずしも位置付けられず、そして患者の器官は日によって該患者内で動くかも知れないので、目標は該放射線治療計画がそれが位置すると仮定した精確な場所に位置付けられないかも知れない。かくして、今日の放射線療法計画は、該患者の身体内のその位置に関係無く治療されるべき目標が望まれる放射線治療線量を受ける組織の容積内に入ることを保証するために、それが真に占めるより大きい患者の身体内の空間を占めるよう、治療される目標を見なすのが典型的である。
【0006】
この様な従来の放射線療法計画の欠点は、治療されるべき現実の目標が放射線の望ましい線量を受けることを保証するために治療される組織の容積を増やすことに付随する大きな心配があることである。或る健康な組織が治療されるべき目標を囲み、或いは健康な器官又は敏感な構造体が治療されるべき目標に隣接しているので、この大きな容積の組織への最大の望まれる放射線の線量の供給が行われ、健康な組織、健康な器官或いは敏感な構造体を損傷する危険を増加させる。この増加する危険のために、或る腫瘍学者(Oncologists)は該より大きい治療容積に、より少ない放射線線量を供給するが、それは該健康な組織に対しより安全であるが、治療されるべき目標に線量が不足すると言う起こり得る欠点を伴う。
【0007】
かくして、該放射線治療計画の開発で使用されたその望ましい位置にそれが適合するかどうかを決定し、該目標を取り巻く健康な組織又は健康な器官と敏感な構造体が望ましくない量の放射線に曝されるのを防止するよう、この様な望まれる位置にない時、該目標の望まれる位置との整合を見越すために、当該技術は患者の身体内で目標の位置を検証するための方法と装置を探求して来た。当該技術が探求したそれを充たすよう試みるため超音波が提案された。しかしながら、超音波(ultrasound)は或る重要な画像取り込み限界(image capture limitations)を有する。
【0008】
ユーザーが関心のある対象を突き止める(locate)ため超音波プローブを使う時、その過程のキー要素は、彼等が見ている画像がダイナミックで、実時間で変化しそして如何に個人が該プローブを操作するかと直接相関していることである。該超音波画像自身がその性質上粒子状(grainy)で、静止画像から情報を識別することは、特にエクスパートより劣るユーザーにとって、難しいことが極めて普通である。一般に、ユーザーすなわちソノグラフアー(sonographer)は、該ソノグラフアーが次いで対象の真の3次元画像に精神的に集積化する画像のダイナミックなシーケンスを創るために、過程を通して該超音波プローブを連続的に動かす。該ソノグラフアーは、該ソノグラフアーが画像内で見たものを測定し、他に通信するよう特定の画像上で決めるが、該ソノグラフアーは彼の/彼女の取り組みを得て、彼の/彼女の探索を進めるためにダイナミックモードに不可避的に戻る。例えば、彼らの未だ生まれぬ乳児の超音波過程を見る機会を有したどんな親も、それが如何に動くかそして如何に操作者が該画像を動かす/操作するかに依って、乳児を見つけ出し、見るのが容易であると分かる。対照的に、ソノグラフアーが、親達が持ち帰り家族に見せられるようにスチル(still)又は静止画像を取り込むと、ライブで又はダイナミック画像で非常に明らかだった特徴はスチル又は静止画像では識別することが不可能なことが多い。
【0009】
目標又は腫瘍位置検証で超音波を実用する方法と装置は、本発明の譲り受け人に共通に譲り渡され、引用により組み入れられる特許である特許文献1で説明されている。
【0010】
種々の理由により、静的超音波画像の利用はライブで、ダイナミックな超音波を見るのに比較した時同じ程使い易くない。ユーザーが目標を識別するため使うことが出来る情報は、該ユーザーが該超音波プローブを操作する時、瞬間から瞬間の該超音波画像内の変化から来ることもある。従って、当該技術は、患者の身体内の目標を治療するための、そして該ライブで、ダイナミックな超音波画像の直接上で整合過程を行うことをそれにより考慮する様な位置にない時、患者の身体内の目標の位置を放射線治療計画の開発で使用される予め決められた位置へ整合させるための、システムと方法を探求して来た。
【特許文献1】米国特許第6、325、758号明細書、Carol et al.”Method and Apparatus for Taget Position Verification”、2001年12月4日発行
【発明の開示】
【0011】
本発明に依れば、前記利点は、患者の身体内の目標を治療するために、そして該患者の身体内の目標の位置を放射線治療計画の開発で使われた予め決められた位置に整合させるために、放射線療法デバイスと放射線治療計画とを有するユーザーによる使用のための、本目標整合システムを通して達成される。本発明の実施例は、目標のライブの超音波画像(live ultrasound images)を発生するための超音波プローブ(ultrasound probe)と、該放射線療法デバイスに対する該目標の基準位置を提供するよう適合され、該放射線療法デバイスに対する該超音波プローブの位置を示すための好ましくは3Dデジタイザー関節式アーム(3-D digitizer articulated arm)を有するのがよい位置検出システム(position sensing system)と、そしてメモリーとそれに付随したスクリーン付きモニターとを有するコンピュータと該メモリー内に記憶された放射線治療計画とを備えるコンピュータシステムと、を具備する。
【0012】
該コンピュータは該位置検出システム及び超音波プローブに応答し、該放射線治療計画の表現に付随して該目標のライブの超音波画像を該モニタースクリーン上に表示するよう適合されている。これらのオーバーレイされた表現(overlaid representations)は、該超音波プローブの角度が患者の解剖構造(anatomy)に対し変化した時、表示されたライブの超音波画像に対し調整される等線量分布コントゥア(isodose distribution contour)と構造体コントゥア(structure contour)とを含むことが出来る。より特定的に、該コンピュータは、表示されたコントゥアが該ライブ超音波画像の現在の面(current plane)と一致する放射線治療計画データの容積スライス(volume slice)用であるように、線量と構造体コントゥアを再計算する。
【0013】
該コンピュータは、該放射線治療計画の表示された表現をユーザー入力に応答する表示されたライブ超音波画像と整合させるよう更に適合されている。本発明の1実施例では、該コンピュータシステムは、該モニタースクリーン上に表示された該ライブの超音波画像の境界内のどこかでモニタースクリーンに触れ、そして該ライブの超音波画像に対する該コントゥアの位置を動かすよう望ましい方向にユーザーの指をドラッグする、ユーザーに応答し、それにより該表示されたコントゥアは相互に対し同一空間的変位を示す。該コンピュータは更に、各々が異なる幾何学的配向で配置された、該治療計画データの整合された表現をオーバーレイされた該目標の少なくとも2つの2次元超音波画像(two two-dimensional ultrasound imges)を取り込み(capture)そして記憶するよう適合されている。
【0014】
該コンピュータシステムは更に、該整合に応答して、該超音波画像内の目標の位置と該放射線治療計画の表現内の該目標の位置との間の差を決定し、そして2つの2次元画像の取り込み時にこの様な差に関する幾何学的情報を表示するよう適合される。
【0015】
本発明の1実施例では、該コンピュータは、放射線治療計画の位置調整可能な表現をオーバーレイされたライブの超音波画像を表示するためのライブの超音波画像ウインドウ(live ultrasound image window)を有する画像取り込みスクリーン(image capture screen)を表示するよう適合されている。該放射線治療計画の表現の位置は、該表示されたライブの超音波画像に対する該放射線治療計画の該表示された表現のユーザー整合を行うために、表示されたライブの超音波画像の現在の面に対して表示され、そして該目標の少なくとも2つの取り込まれた2次元超音波画像を表示する少なくとも2つの他の静止画像ウインドウは、該放射線治療計画の対応する整合された表現をオーバーレイされている。
【0016】
又前記利点は患者の身体内の目標の位置を該患者用放射線治療計画の開発で使われた予め決められた位置に整合させる方法を通して達成された。該方法は、該患者を放射線療法デバイスの治療テーブル上に配置する過程と、超音波プローブを提供する過程と、目標のライブの超音波画像を表示するために該超音波プローブを操作する過程と、好ましくは線量と構造体コントゥアの形の、そして該ライブの超音波画像上にオーバーレイされた、該放射線治療計画の空間的に付随した表現を表示する過程と、を具備する。ユーザーが該位置を調整すると、患者の解剖構造に対する超音波プローブの角度、付随する線量及び構造体コントゥアをオーバーレイされた該ライブの超音波画像の特徴が追跡される。特に、超音波プローブが動かされると、線量と構造体のコントゥアデータは、表示される該コントゥアが、該ライブの超音波画像の現在の面と一致する放射線治療計画の容積スライス用であるように再計算される。
【0017】
又該方法は該放射線治療計画の表示された表現を該表示されたライブの超音波画像と整合させる過程を含む。ユーザーはそれらが該ライブの超音波画像に対して見た患者の解剖構造に正しく整合されるまで該ライブの超音波画像デバイス上にオーバーレイされた該コントゥアを動かすことにより仮想的整合を行う。この動きは、該ライブの超音波画像の境界内のどこかでモニタースクリーンデイスプレー(monitor screen display)に触れ、望まれる方向に指をドラッグすることにより好ましく達成される。該コンピュータが、それらが指の動きを追跡するよう見えるように、該ライブの超音波画像上にオーバーレイされた該表示されたコントゥアを周期的間隔で再生させるので有利である。
【0018】
又該方法は、放射線治療計画データの整合された表現をオーバーレイされた該患者の身体内の目標の少なくとも2つの2次元超音波画像を取り込む過程を有し、該超音波プローブは各取り込まれた超音波画像用に異なる幾何学的配向で配置される。該超音波画像の整合と続く取り込みは、放射線治療計画の開発で使われた目標の位置に該目標の現在の位置を適合させるよう該目標を位置付けるに要する、治療テーブル、放射線療法デバイスそして患者の、少なくとも1つの動きの量、そして種類を決定するよう達成される。
【0019】
目標整合のシステムと方法は、腫瘍を囲む健康な組織又は腫瘍に隣接して位置する健康な器官又は敏感な構造体を望ましくない量の放射線に曝すことを防止する利点を有し、放射線療法治療デバイスに対して目標が該放射線治療計画の目標の望まれる位置に適合する検証と、もし否ならばその位置の調整を可能にする。
【実施例1】
【0020】
本発明はその好ましい実施例に関連して説明されるが、本発明をその実施例に限定するよう意図されてはいないことは理解されるであろう。対照的に、付属する請求項により規定される本発明の精神と範囲内に含まれる全ての代替え、変型及び等価物をカバーすることが意図されている。
【0021】
図1を参照すると、従来の画像形成デバイス(imaging device)300が示され、それは従来の画像形成テーブル(imaging table)301を有し、患者302は該テーブル上に配置され、該患者は該患者の身体302内に腫瘍、又は目標303を有する。前に論じた様に、請求項を含め本明細書を通して用語”目標(target)”の使用は、適切なものとして、治療されるべき腫瘍又は器官、或いはその部分、又は放射線療法計画内で治療されるべきでない器官、敏感な構造体、或いはその部分を含む。画像形成デバイス300は、図1で図解される様に、コンピュータ化断面X線撮影(computerized tomographic){”シーテー(CT)”}走査デバイス(scanning device)でもよく、或いは代わりに、当該技術で公知の様に、磁気共鳴(magnetic resonance){”エムアール(MR)”}画像形成デバイスであってもよい。画像形成デバイス300の様な、シーテー走査デバイスは身体組織304{図2でフアンタム(phantom)線で示される}の”スライス(slice)”を表す画像を作り、1つのこの様なスライスは図3で図解される。複数の画像、或いは診断画像、304は該画像形成デバイス300により得られ、そして完全なシーテー研究を構成するこのシリースの”スライス”は、該患者の身体302の目標303を中に含む部分の様な、該患者の身体の特定の容積、或いはセクションの3次元映像(picture)を表す。該複数の”スライス”或いは診断画像304は、画像形成テーブル301上に配置された患者302を図2で図解された矢印305により示される方向で画像形成デバイス300を通して、動かすことにより得られる。
【0022】
もし望ましいならば、以後でより詳細に説明する様に、画像形成テーブル301上の患者302の配向は、該スライス又は画像304が作られる時、従来の固定デバイス(fixation device)306の使用により、該患者の身体302を該画像形成テーブル301に固定(fixating)することによる様に、予め決められるか、又は既知であってもよい。図1及び2で略図解され、そして図3のスライス、又は画像304で示される様に、固定デバイス306は、座標システム(coordinate system)を該患者302に取り付けそして該患者を画像形成テーブル301に取り付ける何等かの従来の侵襲性(invasive)又は非侵襲性(noninvasive)、固定デバイスであってもよい。典型的に該座標システムは、画像形成テーブル301の上面308が中に横たわる平面307と共面上にあるようその取り付け機構により強いられるものであるが、しかしながら、患者302を固定することが望まれる時、該座標システムと該画像形成テーブル301の間の関係が既知であるならば、座標システムを有するどんな固定デバイス306が利用されてもよい。
【0023】
図3で、目標303は、従来のX、Y、そしてZ座標を有する特定の位置で該患者の身体302内に配置されて示され、該座標は図1のそのX、Y、そしてZ軸により示される様に、該画像形成デバイスの基準フレーム又は座標システムに対し該シーテー走査器により従来の仕方で決定される。図3の目標303の断面形状は図解目的だけのために円で現れている。
【0024】
中に目標303を有する患者の身体302のスライスのシリース、又は画像304が得られた後、該スライスのシリース、又は診断画像は次いで従来の仕方で、従来の放射線治療計画システムへ転送されるが、該計画システムは医者が各スライス304での目標303の外面(outer surface)310を2次元的に輪郭描画(outline)することを可能にする従来型ソフトウエアを有する。該放射線治療計画システムの該コンピュータソフトウエアは又該複数のスライス又は診断画像304から目標303の外面310の3次元描画を作るか又は創生してもよい。図1の画像形成デバイス300の場合、その基準フレームは画像形成テーブル301の縦軸312又はZ軸である。従来の仕方では、放射線治療計画は放射線治療計画システムにより発生され、それにより目標303は目標303を適当に治療するのに必要な放射線線量を受ける。該放射線治療計画は、もし望むならば、適合(conformal)放射線治療計画(radiation treatment plan)とすることが出来て、そこでは該放射線ビームの形状は、該目標を通過する時該放射線ビームにより見られる目標303の特殊な輪郭、又は外形(outline)310に、又は該放射線ビーム源の該目標303の周りの回転中に該目標303の”ビームの目の視野(beam's eye view)”に、適合(conform)する。
【0025】
図4を参照すると、好ましくは従来型線形加速器401であるのがよい、従来型放射線治療デバイス400はガントリー(gantry)402,治療テーブル404をそれで回転させるターンテーブル(turntable)403,そして治療される目標のビームの目の視野に適合するよう該放射線ビームの形状を適合させることが出来るコリメーター(collimator)であるのが好ましいコリメーター405、を有する。回転可能であるガントリー402、治療テーブル403,404そしてコリメーター405,の回転の3軸線はそれぞれ文字G、T、そしてCと名付けられる。単に図解の目的で、患者の身体302内の目標303は図4で患者の頭内に配置されるが、しかしながら、本発明の方法と装置は該画像形成デバイス300により見られ得る該患者の身体の何処に配置された目標でも、それと共に使用されてよい。線形加速器401で治療される目標303は該線形加速器401のアイソセンター(isocenter)に配置される。アイソセンター406は線形加速器401の3つの回転軸、C、G、そしてTの交点として規定される。前に説明された放射線治療計画は線形加速器401の動作を制御し、そして従来の仕方でコリメーター405の動作、ガントリー402の回転そして治療テーブルの位置を制御する。前に論じた様に、線形加速器401に対する患者の身体302内の目標303の位置と配向は該放射線治療計画の開発で利用された目標303の位置と配向と必ずしも同じでなくてもよい。かくして、本発明は該患者の身体302内の目標303の位置と配向が該放射線治療計画の開発で利用された診断用スライス304内の目標の位置と配向に適合、又はマッチすることを検証するため使用される。
【0026】
図5を参照すると、患者302は、患者302が画像形成テーブル301上に横たわった時有したと精密に同じである治療テーブル404に対する配向で横たわらなくてもよいが、患者302は治療テーブル404上に配置され、患者302は治療テーブル404上に平らに横たわる。患者302は治療テーブル404の上面438上に横たわり、該患者の脊髄(spinal cord)502は治療テーブル404の縦軸435と実質的に平行に配置される。多くの治療用に要する長い時間(prolonged time)のために、放射線療法治療中は患者302を不動化する(immobilize)ことが望ましいが、該治療テーブル404上での患者の配向は画像形成テーブル301上でのその配向と精密に同じである必要はなく、但し患者302は治療テーブル404上で平らに横たわるのが好ましい。患者の身体302の配向は該患者302が画像形成デバイス300により画像形成された時のそれと同じでないので、治療テーブル404及び線形加速器401に対する目標303の位置と配向が、線形加速器401用の放射線治療計画が基盤とした目標303の位置と配向と適合又はマッチしないことは非常にありそうなことは明らかである。かくして、前に得られた該放射線治療計画で使われたその望ましい位置にそれが適合するかどうかを決定するために目標303の位置を検証することが必要である。更に、目標303の位置と配向が該放射線治療計画により要求されるその位置と配向に適合するよう線形加速器401に対して目標303を配置し直す場所を決定することが必要である。
【0027】
なお図5を参照すると、本発明の目標整合システム(target alignment system)500は、該目標303の超音波画像を発生する手段510又はウインドウ705,725,735,825,835(図7−9)と,該放射線療法デバイス400(図4)に対する該発生手段510の位置を示すための位置検出システム520と、を具備しており、該位置検出システムにより放射線療法デバイスに対する目標303の位置が知られるのであり、そして該目標整合システムは又それに付随するモニター495を有するコンピュータ490を具備している。単なる図解目的用に、図5の目標303は患者の前立腺(prostate)内に配置されている。好ましくは、710の様な超音波画像を発生するための手段510は超音波プローブ(ultrasound probe)511の様な超音波画像発生器(ultrasound image generator)であるのがよく、そしてカリフオルニア州サンタクララ(Santa Clara, Calif.)のダイアソニックスビングメド超音波社(Diasonics Vingmed Ultrasound, Inc.)から商業的に入手可能な超音波プローブ511,モデル4.5/50(ultrasound probe 511, Model 4.5/50)であってもよい。超音波プローブ511は、患者302が治療テーブル404上にある時、目標303を含む患者の身体302の部分の2次元超音波画像を発生出来る。位置検出システム又は手段、520が該放射線療法デバイス400に対する超音波プローブ511の位置を決定出来るならば、超音波プローブ511は、放射線療法デバイス400,治療テーブル404,ガントリー402、又は何等かの他の利用可能位置にそれを取り付けるか又は設置することによる様な何等かの適当な仕方で提供されてもよい。好ましくは、位置検出システム520は3Dデジタイザー関節式アーム(3-D digitizer articulated arm)521の様な、位置センサーであるのがよい。該3Dデジタイザー関節式アーム521は、好ましくは、カリフオルニア州、サンノゼのインマーション社(Immesion Corporation of San Jose, Calif.)により製造され、商業的に入手可能な、モデルマイクロスクライブ3デーエックス(model Microscribe 3DX)、3Dデジタイザー関節式アーム521であるのがよい。他の種類の位置センサーが、該超音波プローブ511、又は下記で論じられる、何等かの他の種類の画像発生器(image generator)の位置を決定するために使用されることは可能である。この様な位置センサーの例はとりわけ、カメラシステム、レトロレフレクターズ(retro reflectors)、そしてレーザー位置付けシステム(laser positioning systems)である。
【0028】
関節式アーム521は、プローブ511が設置されるアーム521の第1端部522の位置及び配向を追跡(track)する複数のセンサー(示されてない)を含む。コンピュータ490に関連するセンサーの出力は放射線療法デバイス400に対する超音波プローブ511の位置を示す。この位置検出システム520は超音波プローブ511の位置と配向を追跡する。3Dデジタイザー関節式アーム521の様な関節式アーム技術の他の位置検出システムが超音波プローブ511と共に使われてもよい。使用されてもよい他の種類の位置検出システムの例は、3角測量式指向性マイクロフオン(triangulating directional microphones)とスパークギャップ(spark gap)、ビデオカメラ配列(video camera arrays)、そして磁場配向(mgnetic field orientation)、に基づくものである。
【0029】
3Dデジタイザー関節式アーム521の第1端部522は超音波プローブ511に接続されるが、関節式アーム521の第2端部523はベースユニット(base unit)530に組み合わされ、該ユニットは関節式アーム521用の回路とセンサーの幾つかを含んでいる。又ベースユニット530はチルトセンサー(tilt sensor)531を有し、該チルトセンサーは、フロア545が精確に水平でない場合に、関節式アームが重力に対し水平であるかどうかを示すことが出来るが、それは振り返ってガントリー402の角度的配置にも影響し得る。該チルトセンサー531の使用により、ベースユニット530が上に配置されるカート541の角度的配置が決定され、以下で説明される様に、該ガントリー402の角度的配置も、該関節式アーム521が該放射線療法デバイスに対し、整合されるか、又は配向されるように、決定される。結合部材(joint member)524が第1及び第2端部522,523間に配置されるが、該部材は該アーム521の関節作用に役立つ。フアンタム線で示す様に、関節式アーム521の第1端部522は結合部材524の周りに回転され、アーム521の第2端部523も当該技術で従来行われる様にベースユニット530の周りに回転出来る。コンピュータ490と協力して、3Dデジタイザー関節式アーム521と組み合わされた適当なソフトウエアは、目標位置検証システム(target position verification system)500の操作者(operator)が、以下でより詳細に説明される様に、超音波プローブ511の位置と配向を常に知ることを可能にする。
【0030】
なお、図5を参照すると、該関節式アーム521は、好ましくは、治療テーブル404に隣接したサポート540に設置されるのがよい。好ましくは、サポート540は複数のホイール542上に配置された可動サポート、又はカート541であるのがよい。関節式アーム521を、その組み合わされた超音波プローブ511と共に、可動サポート、又はカート541上に設置することにより、該目標位置検証システム500は治療テーブル404に隣接するその好ましい位置に容易に置かれる。該放射線療法治療が始まるべき時刻に、それが容易に治療テーブル404から離れるよう動かされ、放射線療法デバイス400の道から簡便に動かされ、貯蔵されてもよい。該ベースユニット530は、好ましくは、該サポート部材540又はカート541にしっかりと取り付けられるのがよい。
【0031】
図6−8を参照すると、ライブの超音波画像と、目標303に対応する治療計画データの少なくとも2つの2次元表現を含む、放射線治療計画での使用のため目標303の位置を整合する本発明の方法が説明される。図6で見られる様に、第1過程610は、超音波プローブ511を放射線療法デバイス400、座標システム、へ整合させるために、該3Dデジタイザー関節式アーム521を放射線療法デバイス400へセットアップし、整合又は配向することである。この過程610を行うことにより、関節式アーム521に設置された、超音波画像発生手段510、又は超音波プローブ511の幾何学的配向、又は位置が、放射線療法デバイス400に対して知られるであろう。振り返って、この様な幾何学的配向は発生されるべき各超音波画像用に知られるであろう。過程610は幾つかの技術により達成され得る。好ましくは、3Dデジタイザー関節式アーム上に設置された超音波プローブ511が、ガントリー402又はコリメーター405に超音波プローブ511を解除可能に(releasably)取り付けることによる様に、放射線療法デバイス400に解除可能に取り付けられてもよい(図4)。レセプタクル(receptacle)又はホルスター(holster)(示されてない)がガントリー402又はコリメーター405に取り付けられてもよく、そして超音波プローブ511が該ガントリー402又はコリメーター405に設置されたレセプタクル内に解除可能に取り付けられてもよい。該超音波プローブ511は該レセプタクル内に受けられるが、該3Dデジタイザー関節式アーム521は、超音波プローブ511が放射線療法デバイス400に対して何処に幾何学的に配置され又は位置付けられるかを示すために、コンピュータ490及び関連ソフトウエアとの組み合わされて、従来の仕方で動作する。ガントリー402が既知の位置に配置されている時、一旦超音波プローブ511が初めてコリメーター405に対して配向されると、超音波プローブ511の幾何学的配向又は配置は、患者の身体302に隣接する図5に図解された配置に於ける様に、何処に超音波プローブが配置されたかに関係なく常に既知になるであろう。もう1つの技術は、ガントリー402が既知位置にある時、ガントリー402上の少なくとも3点を、その点まで、3Dデジタイザー関節式アーム521に触れることにより、識別する必要がある。3Dデジタイザー関節式アーム521を放射線療法デバイス400に整合するためのなおもう1つの技術は、可動サポート540又はカート541とその上に設置された該3Dデジタイザー関節式アーム521を治療テーブル404に隣接したフロア545上の孔543又はピン544に位置合わせする(registering)過程を含むが、該孔543又はピン544は該サポート540又はカート541の該ホイール542と協力している。
【0032】
次の過程620は治療テーブル404上の公称の治療位置(nominal treatment position)内に患者302を配置又は位置付ける過程を有し、それは該画像形成過程中に患者302が有する位置及び配向を近似するのが好ましい。セットアップ過程610が該患者位置付け過程620に先行するよりむしろ代わりにそれに追随することが出来ることは注意されるべきである。
【0033】
本発明の方法の次の過程630は該目標のライブの超音波画像710を表示するために該超音波プローブ511を操作し、該放射線治療計画を表す線量及び/又は構造体コントゥア(dose and/or structure contours)を整合させることである。オーバーレイデータ(overlay data)又はオーバーレイデータ容積スライス(overlay data volume slice)を非常に速くスライス(slice)することは可能なので、オーバーレイデータの与えられたスライスが超音波画像データの組み合わされたフレームと共に表示され得る。超音波プローブ511の位置と配向、該オーバーレイデータのスライス作用そしてそれの超音波画像710との実時間での混合を決定することにより、等線量の及び構造体のコントゥアを含む治療計画システムから、目標位置を含む真の患者及び該患者のモデルを同時に示す表示をユーザーに示すことは可能である。ユーザーは該ライブの又はダイナミックな画像710のトップ上に表示されたオーバーレイデータ715,720(放射線治療計画の表現)を有するライブの又はダイナミックな超音波画像710を見ることが出来る。タッチで賦活されるシステムの使用又はスライダー制御の使用、の様な適切な制御が、該整合動作を可能にするシステムを提供するために、ユーザーが該超音波画像710に対して該オーバーレイ画像715,720をシフトする能力を提供することが出来るが、該ライブの超音波画像710のダイナミックな側面を無視するようユーザーに要求しないことが有利である。
【0034】
過程630を実施するために、コンピュータ490は、該ライブの超音波画像ウインドウ705内の放射線治療計画からのオーバーレイデータ715,720と組み合わされた目標303のライブの超音波画像710を表示する超音波画像取り込みスクリーン700を表示することが出来るので有利である(図7)。これは目標整合システムのユーザー又は操作者に同時に2つの空間(spaces)を通して探索(searching)する能力を提供するが、該2つの空間の1つは患者の身体であり、何故なら、該超音波プローブ511は、該患者が該テーブル404上に横たわる時、現実の患者に対して操作されるからであり、そしてもう1つは、該治療計画システムにより供給される患者のモデルである。しかしながら、これらの2つの空間は、規定によって、相互には整合されてはおらず、そして恐らくそれらは非常に甚だしく誤整合されているので、これら2つの空間は、該現実の目標と、該目標の表現(representation)又はモデルと、の一致するスライス(coincident slices)が該2つの空間からの同様なアーチフアクト(artifacts)を含む様に、整合されねばならない。好ましい実施例で利用されるタッチスクリーン(touchscreen)の様な適当な制御、又は代わりのスライダー制御(slider controls)は、該オーバーレイデータ715,720を近似的に正しい整合に位置付けるために必要なこの様な位置的シフトを行う能力をユーザーに提供することが出来る。該ユーザー又は操作者は該超音波プローブ511と該整合制御を同時操作する。加えて、実施例では、該システムは、該操作者が見出すよう企てている目標303に関する該ライブの超音波画像710内の特定のオーバーレイ構造体が、制御ボタンに触れることで中央に置かれる(centered)ことを可能にする。該オーバーレイデータ715,720の不透明さ(opacity)を制御するスライダー又はボタンは、該オーバーレイデータ715,720が超音波データ又は超音波画像710を見えにくくするのを妨げるのに役立つよう提供される。タッチスクリーンでの実施に於いては、ボタンの繰り返し押しの代わりに、図8−9を参照して説明されるように、ユーザーはユーザーの指の1つの運動で該ライブの超音波画像ウインドウ705を横切って該オーバーレイデータ715,720をドラグしてもよい。
【0035】
なお、図7を参照すると、該ライブの超音波画像710に対する該線量及び構造体のコントゥアの位置は該超音波画像取り込みスクリーン700の全ての3つのウインドウ705,725,735内で見られてもよい。上述の様に、本発明の方法の実行で、コントゥア715,720の位置は、ユーザー駆動の”仮想整合(virtual alignment)”の過程の1部として該ライブの超音波画像710に対して動かされる得る。該ライブの超音波画像710と、該画像710上の関係する線量及び構造体のコントゥアのオーバーレイデータ715,720は、プローブ511の位置と角度的配向がユーザーにより変えられる時、実時間で見られることが可能である。
【0036】
本発明の好ましい実施例では、ユーザーはそれぞれタッチスクリーンボタン740,745の使用を通して線量コントゥアか又は構造体コントゥアか何れかを個別に表示(display)してもよい。ボタン740,745の何れかか又は両者かの選択は、該ライブの超音波画像710上のコントゥアの表示と、スクリーン1000上で視認可能なウインドウ725,735内の何等かの取り込まれた画像726,736に帰着する。該患者用の放射線治療計画データに基づき、該システムは、表示されるコントゥア715,720が該ライブの超音波画像710の現在の(表示された)面と一致する該放射線治療計画の容積スライス用であるように、該線量及び/又は構造体コントゥアを再計算する。該オーバーレイコントゥアグラフイックス(overlay contour graphics)は、ユーザーが該患者の解剖構造に対する超音波プローブ511の位置と角度を調節する時、該オーバーレイコントゥア715,720が該ライブの超音波画像710の特徴を追跡するよう見えるように、好ましくは毎秒少なくとも10フレームのレフレッシュレート(refresh rate)で再生されるのがよい。
【0037】
該画像取り込みウインドウ700を使って、ユーザーは、該コントゥアが該ライブの超音波画像710で見て患者の解剖構造に正しく整合されるまで、該ライブの超音波画像表示705上で該コントゥア715,720を動かすことによりこの”仮想整合”を行うことが出来る。該システムはこれらのコントゥア移動を、例えば、後で説明する様に、該患者の整合過程の最後の過程に組み入れられた治療テーブル404又はカウチ(couch)の移動に変える。述べた様に、好ましくは、ユーザーは、該ライブの超音波画像710の境界内のどこかで該スクリーンデイスプレーに触れることにより該患者の解剖構造に対し、該コントゥアオーバーレイ715,720の位置を動かすことが出来るのがよい。該ライブの超音波画像705は、該超音波画像710に対するオーバーレイの線量及び/又は構造体のコントゥア715,720の全体のセットの移動を表示することにより該タッチスクリーン上のこれらのユーザーの指の”ドラグイベント(drag events)”に応答する。該表示されるコントゥア715,720は、該指が該タッチスクリーンに接触した儘でいる限り、それらが該ユーザーの指の運動を”追跡(track)”する様に見えるよう、周期的間隔で再生される。該表示されたコントゥアは、該タッチスクリーン上のユーザーの指のドラグイベントに応答して同一変位を表す。該コントゥアオーバーレイを動かす過程中に、該ユーザーの指が、該タッチスクリーンの該ライブの超音波画像範囲から取り除かれると、該コントゥア715,720は該ライブの超音波画像710に対し位置的に凍結(frozen)される。
【0038】
究極的に過程630の目的は患者の身体302内の目標303の少なくとも2つの2次元超音波画像726,736の取り込みと記憶、過程640、用に、該線量と構造体のコントゥア715,720を整合することである。目標303の2つの超音波画像726,736だけが取られるなら、それは同じ画像であってはならない。該2つの超音波画像は該放射線療法デバイスを含む部屋内の該患者302のどんな2つの異なる超音波画像であってもよいが、出来るだけ相互に概略直角であるべきである。又、各画像は治療される目標303の中心を通過すべきである。
【0039】
好ましくは、各取り込まれる画像ウインドウ725,735上には、例えば、該画像710が取り込まれる時プローブ511の配向を表す、軸方向(Axial)又は矢方向(Sagittal)の、標準画像形成面の指示(indication)があるのがよい。超音波プローブ511が、前に説明した様に、位置検出システム520、又は関節式アーム521の動作を通して、既知の幾何学的配向で配置された時、これらの画像は発生され、取得される。目標303の軸方向画像は、当該技術で公知の様に、患者302の脊髄(spinal cord)又は縦軸に概略直角であるのみならず治療テーブル404の上面438にも直角な、面内で取られる画像である。目標303の矢方向画像(sagittal image)は、患者302の縦軸、又は脊髄と平行な面内に発生されるのみならず治療テーブル404の縦軸に直角及び平行な画像である。超音波プローブ511を関節式アーム521の第2の端部522に対し回転することにより目標303の望まれる軸方向及び矢方向画像が発生されてもよい。
【0040】
前に述べた様に、放射線治療計画は、当該技術で公知の、線量分布コントゥア715、及び構造体コントゥア720の様な、種々の種類の治療計画データの2次元表現を、従来の仕方で、含むことが出来る。下にある(underlying)放射線治療計画データは、2次元表現に変換されるデータの3次元表現及び/又は放射線ビーム射影(radiation beam projection)に関する幾何学的情報の2次元表現であってもよい。治療計画データの該2次元表現は又患者302の現実のシーテー(CT)又はエムアール(MR)画像を含むことが出来る。一般に、用語”治療計画データ(treatment plan data)”は放射線治療計画を発生(generate)、評価(evaluate)、又は創生(create)するため使われ得るどんな画像又はデータを含むことも出来る。図7の上右側に示す様に、患者302の前立腺(prostate)の軸方向超音波画像が表示され、該放射線治療計画データ内の該患者の前立腺に付随する軸方向線量分布コントゥア716と周囲構造体コントゥア721が表示され、取り込まれた超音波画像726とオーバーレイされるか又は整合された。同様に、図7の下右側に、患者の前立腺又は目標303の矢方向超音波画像が、取り込まれた超音波画像736と共に矢方向線量分布コントゥア717と周囲構造体コントゥア722の表示と一緒に、表示された。
【0041】
目標303の超音波画像726,736が超音波プローブ511により取られそして何等かの望ましい仮想整合手順が完了した後、それらは次いで、取り込まれたもののタブ(captured tab)755内の適当な小さいウインドウを好ましく触れることにより、凍結され、該取り込まれた画像タブ755上に表示されてもよい。この点に於いて、該コンピュータソフトウエアは、該放射線治療計画内の目標303の望まれる配置を達成するために、治療テーブル404、放射線療法デバイス400,又は患者302の少なくとも1つの移動の必要な量、種類、そして方向を決定し、この様なデータを、図7に示す様に、スクリーン700の底部の下部テキストボックス750に表示出来る。画像取り込みウインドウ725,735は多数回選択されてもよく、各接触は存在する画像(existing image)を何等かの入手可能なコントゥアオーバーレイを含む現在(current)のライブ画像と取り替える。基準タブ756は、各特定の患者の解剖構造が超音波画像で如何に見えるかの例として使用されるために、現在の患者用に前に取得された基準画像をユーザーに提供することが出来る。基準タブ756を選択することは軸方向及び矢方向ウインドウに該基準画像を表示させる。該ライブの超音波画像710は、適当なウインドウ725,735に触れることにより、なおこのモード内に取り込まれ得る。この場合、該基準タブ756は該取り込まれたもののタブ755に自動的にスイッチバックし、その画像は記憶される。基準の軸方向及び矢方向画像と共にセーブされた何等かの線量及び構造体コントゥアは該基準タブ上での表示用に保持される。加えて、何等かの整合セッション(alignment session)からの何等かの画像は該基準画像として設定され得る。
【0042】
一旦該少なくとも2つの画像が取り込まれると、ウインドウ725,735内の取り込まれたスチル画像726,736を通して波線765が表示され得る。この線765は1つの画像の面がもう1つと交叉する場所を示す。これは画像が関心のある解剖構造の中心を通るよう配置するのを助ける。この手順は最適整合(optimal alignments)用に勧められる。ユーザーはデイスプレー交叉線ボタン760で該波線765をオフに切り替えることが出来る。
【0043】
該ライブの超音波画像710上で該コントゥアオーバーレイ715,720を動かす過程中、該タッチスクリーンの該ライブの超音波画像範囲からユーザーの指を除去することは、該ライブの超音波画像710上の該コントゥアオーバーレイの静的位置に対応するよう、該取り込まれた軸方向又は矢方向画像ウインドウ725,735内に表示された何等かのコントゥアオーバーレイの位置をシフトする。一旦最終の軸方向及び矢方向画像725,735が取り込まれると、該超音波画像取り込み過程中に完成した何れのコントゥア調整も、後で説明される様に、患者整合の最後の過程で使用するために保持される。
【0044】
又図8−9を参照すると、650で、ユーザーが、画像725,735の様な少なくとも2つの画像が満足するものと決定した後、次の過程660は、コントゥア整合ウインドウ800内の目標303の表示された超音波画像725,735に対する治療計画データの表示された表現の整合を精細に同調(fine-tuning)させるために、目標303に対応する治療計画データの該取り込まれた少なくとも2つの2次元表現を再表示することである。本発明の好ましい実施例で、ユーザーは該画像取り込みウインドウ700を出て、コントゥア整合ウインドウ800に入るために続行ボタン(continuation button)770を選択する。該コントゥア整合ウインドウ800は該画像取り込みウインドウの取り込まれたもののタブ755内に表示された画像のより大きい描画(depiction)を提供し、アイソセンター(isocenter)位置(示されてない)の表示を選択する能力を付加する。該ウインドウ800は、該取り込まれた超音波画像と一緒に、それぞれ線量コントゥア、構造体コントゥア、そして等線量位置(isodose position)の1つ以上の表示用に、ボタン840,845,847を通しての個別選択を提供する。
【0045】
例えば、図8の左側に示される様に、前立腺303の軸方向スチル超音波画像826が示され、放射線治療計画データ内の該患者の前立腺に付随する軸方向線量分布コントゥア816が表示されそしてウインドウ825内の超音波画像とオーバーレイ、又は整合される。同様に、図8の右側では、患者の前立腺、又は目標303の矢方向超音波画像836が、ウインドウ835内の矢方向線量分布コントゥア817の表示と共に、表示される。同様に、図9では、軸方向及び矢方向超音波画像826,836が表示され、軸方向及び矢方向構造体コントゥア821,822も表示され、該超音波画像と整合されるか、その上にオーバーレイされる。
【0046】
目標位置検証システム500の操作者又はユーザーは、矢印キー1010を使って、該超音波画像826,836に対して、治療計画データの表現、又は線量分布コントゥア816,817、又は構造体コントゥア821,822、を整合させ、又は操作してもよい。コンピュータ490の矢印キー1010の使用により該治療計画データを操作、又は整合することにより、コンピュータ490に付随するコンピュータソフトウエアは、放射線療法デバイス400に対して患者302の目標303又は前立腺を配置し、目標303の位置を該放射線治療計画内の目標303の望ましい位置に適合させるために、必要な移動量を再決定することが出来る。整合及び取り込み過程630及び640に於ける様に、該コンピュータソフトウエアは、該放射線治療計画内の該目標303の望ましい配置を達成するために、治療テーブル404、放射線療法デバイス400,及び/又は患者302の移動の必要な量、種類、そして方向を決定する。該矢印キー1010は、デフオルトでは、上へ、下へ、中へ、外へ、右へ、そして左へ、の該カウチ又は治療テーブル、404の移動方向用に、規定されており、その過程の出力は該放射線治療計画での目標303の望ましい位置付けを実現するに要する治療テーブル位置のオフセットの集合である。この過程が更に、画像取り込みウインドウ700内の整合が前に達成されてもされなくても、患者302座標システム及び放射線治療計画からの治療計画データの2次元表現と目標303とで実時間で、相関を取り、表示しそして整合させることを可能にすることを注意したい。又、タブ756(図7)と同様な基準タブ(示されてない)も又基準画像を提供出来ることを注意したい。
【0047】
同じ画像でない少なくとも2つの超音波画像を使うことによって、該コンピュータソフトウエアは前に説明した様に、3つの次元(dimensions)のオフセットの必要な集合を決定出来る。もし1つの超音波画像しか使用されないならば、該コンピュータソフトウエアは、幾つかの放射線治療計画を含む、幾つかの医学的応用に有用な2つの次元のオフセットの集合を決定することが出来ることを注意すべきである。
【0048】
なお図6を参照すると、次の過程670は、目標303の望ましい位置を該放射線治療計画に適合させるために、コンピュータ490によって決定された、治療テーブル404,ガントリー402及び/又はコリメーター405の移動の必要な量、種類そして方向に従って該治療テーブル、又はカウチ404,ガントリー402及び/又はコリメーター405、又は患者302を再位置付け、又は移動させることである。望まれるならば、患者302の身体も又適当な回転及び/又はチルト整合を達成するために再位置付けされてもよい。
【0049】
次の過程680は、必要ならば、過程660から670又は630から670を繰り返すことによる様に、該目標303の整合又は位置を検証(verify)することである。一旦治療テーブル404が再位置付けされると、該システム500は再び、新しい治療テーブル404の位置での適当な整合を検証するために実時間モード(real-time mode)で使われる。操作者は、線量分布及び構造体コントゥア、又は治療計画データの2次元表現が超音波画像と整合するかどうかを見るために該再取り込み画像ボタン860を選択することにより過程640を繰り返す。もし治療計画データの画像及びコントゥア、又は2次元表現が整合しないならば、過程630から670が繰り返されてもよい。代わりに、目標303の望ましい位置が得られるまで過程660から670のみが繰り返されてもよい。
【0050】
その時点で、次の過程690は、望まれる放射線治療を行うことである。本発明の方法は又、患者セットアップ(patient set-up)、操作者検証(operator verification)、医師レビュー(physician review)、及び/又は患者記録目的(patient records purposes)を含む将来の手順での使用のために、治療計画データ、治療計画データの表現、そして超音波画像を記憶する過程を含んでもよい。又本発明の方法とシステム500は、将来使用のためにコンピュータ490内に記憶され得る患者の身元(identity)、機器のセットアップ、そして患者の配向を記録するために、治療テーブル404上にある間に患者302の映像を取るためのデジタルカメラ(示されてない)の使用及び提供を含んでもよい。
【0051】
明白な変型や等価物は当業者に明らかなので、本発明が、示され、説明された構造、動作の精確な詳細、精確な材料又は実施例に限定されるべきでないことは理解されるべきである。例えば、本発明の方法とシステムは、擬人的フアンタム(anthropomorphic phantom)を使って正当性を与えるための患者コントゥア位置正当化(patient contour position validation)及び線量計配置(dosimeter placement)用に使用出来る。関節式アームから超音波プローブを除去して、該アームはガントリー座標システムと整合されてもよく、その時該アームの端部の点用の治療計画システムから線量、構造体、そしてコントゥア情報を提供するため使われ得る。従って、本発明は付属する請求項の範囲によってのみ限定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】画像形成テーブル上に略図解された患者を伴う従来型画像形成デバイスの斜視図であり、該患者は該患者の身体内に配置された目標を有している。
【図2】図1の該画像形成デバイスの斜視図であり、該患者は該画像形成デバイスを通過している。
【図3】図1の該画像形成デバイスにより作られる画像の例であり、該患者の身体内の目標の位置を図解している。
【図4】回転カウチ又は治療テーブル、コリメーター及びガントリーを有する従来型放射線療法デバイス又は線形加速器の斜視図である。
【図5】放射線療法デバイスの治療テーブルの縦軸に沿って見た本発明の目標位置検証システムの側面図である。
【図6】本発明のステップバイステップ的方法を図解するフローチャートである。
【図7】ライブの超音波画像と、該ライブの超音波画像に整合される治療計画データの2つの2次元表現と、該目標の2つの2次元超音波画像と、をそれぞれ表示するコンピュータスクリーンの正面図であり、治療計画データの表現は線量分布及び構造体のコントゥアである。
【図8】該目標の2つの2次元超音波画像に整合された治療計画データの2つの2次元表現を表示するコンピュータスクリーンの正面図であり、治療計画データの表現は線量分布コントゥアである。
【図9】該目標の2つの2次元超音波画像に整合された治療計画データの2つの2次元表現を表示するコンピュータスクリーンの図であり、治療計画データの表現は構造体コントゥアである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射線療法デバイスと放射線治療計画とを有するユーザーにより、患者の身体内の目標を治療するよう、そして該患者の該身体内の該目標の位置を、該放射線治療計画の開発で使用された予め決められた位置に整合させるよう、使用するための目標整合システムに於いて、該システムが、
該目標のライブの超音波画像を発生するための超音波プローブと、
該放射線療法デバイスに対する該目標の基準位置を提供するよう適合され、該放射線療法デバイスに対する該超音波プローブの位置を示すための位置検出システムと、
メモリーとそれに付随したスクリーン付きのモニターとを有するコンピュータを備えるコンピュータシステムと、を具備しており、放射線治療計画が該メモリー内に記憶されており、該コンピュータは、該位置検出システム及び超音波プローブに応答しており、そして、
該モニタースクリーン上に、該放射線治療計画の表現に関連した該目標の該ライブの超音波画像を表示し、
該放射線治療計画の該表示された表現を、ユーザー入力に応答して、該表示されたライブの超音波画像に整合させ、
該治療計画データの該整合された表現をオーバーレイされた該目標の少なくとも2つの2次元超音波画像を取り込み、記憶するよう適合されており、該超音波プローブは各取り込まれた超音波画像用に異なる幾何学的配向で配置されており、そして該コンピュータは又
該整合に応答して、該超音波画像内の目標の位置と該放射線治療計画の該表現内の該目標の位置との間の差を決定するよう適合されていることを特徴とする目標整合システム。
【請求項2】
治療計画データの該表示された表現が等線量分布コントゥアと構造体コントゥアの少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1の該システム。
【請求項3】
該少なくとも2つの2次元超音波画像が軸方向画像と矢方向画像とを有することを特徴とする請求項1の該システム。
【請求項4】
該ユーザーが患者の解剖構造に対する超音波プローブの位置と角度を調整する時該コンピュータが付随した線量と構造体のコントゥアをオーバーレイされた該ライブの超音波画像の特徴を表示するよう適合されることを特徴とする請求項2の該システム。
【請求項5】
該コンピュータが、該表示されたコントゥアが該ライブの超音波画像の現在の面と一致する放射線治療計画のデータの容積スライス用であるよう線量と構造体のコントゥアデータを再計算するよう適合されていることを特徴とする請求項4の該システム。
【請求項6】
該コンピュータが、該ユーザー入力に応答し、そしてユーザーに駆動された仮想整合の部分として、該ライブの超音波画像に対して該コントゥアの表示される位置を動かすよう適合されていることを特徴とする請求項2の該システム。
【請求項7】
該コンピュータシステムがタッチスクリーンの形でのユーザー入力デバイスを有しており、ユーザーの指のドラグイベントに応答して該表示されたコントゥアが相互に対して同一の空間的変位を示すことを特徴とする請求項6の該システム。
【請求項8】
該コンピュータが、モニタースクリーン上に表示された該ライブの超音波画像の境界内のどこかでのユーザーのモニタースクリーンデイスプレーへの接触と、該ライブの超音波画像に対する該コントゥアの位置を動かすための望まれる方向でのユーザーの指のドラグと、に応答するよう適合されていることを特徴とする請求項6の該システム。
【請求項9】
該コンピュータが更に、表示されたコントゥアを、それらが該ユーザーの指の動きを追跡するよう見えるように、周期的間隔で発生させるよう適合されていることを特徴とする請求項7の該システム。
【請求項10】
該コンピュータが更に、基準画像として規定された該目標の以前に取り込まれ、セーブされた2次元超音波画像を該モニタースクリーン上に表示するよう適合されており、該画像が該放射線治療計画の付随する表現をオーバーレイされていることを特徴とする請求項1の該システム。
【請求項11】
該位置検出システムが該3Dデジタイザー関節式アームを有することを特徴とする請求項1の該システム。
【請求項12】
該コンピュータは更に画像取り込みスクリーンを表示するよう適合されており、該スクリーンは該放射線治療計画の位置調整可能な表現をオーバーレイされたライブの超音波画像を表示するためのライブの超音波画像ウインドウを有しており、該放射線治療計画の該表現の該位置は、該表示されたライブの超音波画像に対する該放射線治療計画の該表示された表現のユーザー整合を行うために、該表示されたライブの超音波画像の現在の面に対し表示されており、そして該スクリーンは又該放射線治療計画の該対応する整合された表現をオーバーレイされた該目標の少なくとも2つの取り込まれた2次元超音波画像を表示する少なくとも2つの他の静的画像ウインドウを有することを特徴とする請求項1の該システム。
【請求項13】
患者の身体内の目標の位置を該患者用の放射線治療計画の開発で使用された予め決められた位置に整合させる方法に於いて、該方法が、
(a)該患者を放射線療法デバイスの治療テーブル上に配置する過程と、
(b)超音波プローブを提供する過程と、
(c)該目標のライブの超音波画像を表示するよう該超音波プローブを操作する過程と、該ライブの超音波画像上にオーバーレイされた該放射線治療計画の空間的に組み合わされた表現を表示する過程と、
(d)該放射線治療計画の該表示された表現を該表示されたライブの超音波画像に整合させる過程と、
(e)該放射線治療計画データの該整合された表現をオーバーレイされた該患者の身体内の該目標の少なくとも2つの2次元超音波画像を取り込む過程と、を具備しており、該超音波プローブは各取り込まれる超音波画像用に種々の幾何学的配向に配置されており、そして該方法は又、
(f)該目標の該現在位置を該放射線治療計画の該開発で使用された該目標の位置に適合させるために該目標を位置付けるのに要する該治療用テーブル、該放射線療法デバイス、そして該患者、の少なくとも1つの動きの量、及び種類を決定する過程、を具備することを特徴とする該方法。
【請求項14】
放射線治療計画の該表示された表現が等線量分布コントゥアと構造体コントゥアの少なくとも1つを有することを特徴とする請求項13の該方法。
【請求項15】
該少なくとも2つの2次元超音波画像が軸方向画像及び矢方向画像を有することを特徴とする請求項13の該方法。
【請求項16】
ユーザーが患者の解剖構造に対する該超音波プローブの該位置及び角度を調整する時、付随する線量及び構造体コントゥアデータをオーバーレイされた該ライブの超音波画像の特徴を追跡する過程を具備することを特徴とする請求項14の該方法。
【請求項17】
該表示されるコントゥアが、該ライブの超音波画像の該現在の面と一致する該放射線治療計画の該容積スライス用であるように、線量と構造体のコントゥアデータを再計算する過程を具備することを特徴とする請求項16の該方法。
【請求項18】
該ライブの超音波画像形成デバイス上にオーバーレイされた該コントゥアを、該コントゥアが、該ライブの超音波画像に対して見られた時該患者の解剖構造に正しく整合されるまで、動かすことにより、仮想整合を行う過程を具備することを特徴とする請求項14の該方法。
【請求項19】
ユーザーに駆動される仮想整合の部分として該ライブの超音波画像に対して該コントゥアの位置を動かす過程を具備することを特徴とする請求項16の該方法。
【請求項20】
全ての表示されたコントゥアが、ユーザーの指のドラグイベントに応答して相互に対し同一変位を示すことを特徴とする請求項18の該方法。
【請求項21】
該放射線治療計画の表示された表現を整合させる過程が、該ライブの超音波画像の該境界内のどこかでモニタースクリーンデイスプレーに触れる過程と、望まれる方向に指をドラグする過程と、により達成されることを特徴とする請求項14の該方法。
【請求項22】
該コントゥアの動きが該指の動きを追跡するよう見えるように、表示され、該ライブの超音波画像上にオーバーレイされるコントゥアを周期的間隔で再生する過程を具備することを特徴とする請求項20の該方法。
【請求項23】
該コントゥアを再生する過程が、毎秒少なくとも10フレームの速度で該モニター上に表示される、該ライブの超音波画像と付随するオーバーレイされたコントゥアとを、リフレッシュする過程を具備することを特徴とする請求項22の該方法。
【請求項24】
超音波プローブを3Dのデジタイザー関節式アームに設置する過程を具備することを特徴とする請求項13の該方法。
【請求項25】
過程(c)から(f)を繰り返す過程を具備することを特徴とする請求項13の該方法。












【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公表番号】特表2006−501948(P2006−501948A)
【公表日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−543377(P2004−543377)
【出願日】平成15年10月7日(2003.10.7)
【国際出願番号】PCT/US2003/031575
【国際公開番号】WO2004/033041
【国際公開日】平成16年4月22日(2004.4.22)
【出願人】(505129138)ノモス・コーポレーシヨン (2)
【Fターム(参考)】