説明

直角等速ジョイント

【課題】タイヤからの出力軸にギヤを固着してそれに水平のギヤを噛み合わせるとタイヤが曲るときギヤが回転するのでタイヤが曲らなくなる。
【解決手段】入力軸38に外右ギヤ36と中右ギヤ34を固着し、出力軸45にうで46を固着してその先端に左小ギヤ43,47を回転自由に結合し小ギヤの両側から中左ギヤ42と外左ギヤ44で狭んで噛み合わせ、中左ギヤ42と中右ギヤ34を上ギヤ33を介して噛み合わせ、外左ギヤ44と外右ギヤ36を下ギヤ41を介して噛み合わせ、入力軸と出力軸の端を回転自由のつかみ雄48及びつかみ雌32で結合させてつかみ雄とつかみ雌を噛み合わせて芯棒1を通して互いに離れないようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
自動車のタイヤが自在の角度にする接続部で回転力をタイヤに伝える所に関するものである。
【背景技術】
【0002】
クロスジョイントがある(自在継手)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
クロスジョイントだと45度位までしか曲らないので90度近くまで曲げる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
入力軸8にうで7、9を固着しその先端に小ギヤを複数個回転自由にして結合させ、小ギヤの両側から外右ギヤと中右ギヤにより挟んて噛み合わせる。入力軸と外右ギヤと中右ギヤは回転自由とする。
【0005】
出力軸15に複数のうで16又は回転板を固着し、うでの先端又は回転板の中程と複数個空間を設けて小ギヤを設けてその両側から中左ギヤと外左ギヤで狭んで噛み合わせる。出力軸と中左ギヤ及び外左ギヤは回転自由とする。
【0006】
入力側のうで7、9及び出力側のうで16を回転板とし複数個の小ギヤを入れる穴を設け、穴に小ギヤを入れて小ギヤに軸を通して軸の両端を回転板に結合させる。
【0007】
中右ギヤ4と中左ギヤ12を上ギヤ3を介して噛み合わせそして外右ギヤ6と外左ギヤ14を下ギヤ11を介して噛み合わせる。
【0008】
上ギヤ3と下ギヤ11を芯棒で通してそしてつかみ雌2とつかみ雄18を噛み合わせて芯棒で通す。つかみ雌2と入力軸8を回転自由にして離れないようにしつかみ雄と出力軸15を回転自由にして離れないようにする。
【0009】
入力軸38か又は出力軸45のどちらか1方に中右ギヤ34と外右ギヤ36を固着する事もある。
【0010】
直角等速ジョイント上下にギヤに離して保護板を設ける。保護板に芯棒を通して保護板を回転自由とする事もある。
【0011】
保護板の上又は下側のカバーは蛇腹状の放射状とし、立カバーは蛇腹状とする。上又は下カバーの中央部は凸部を設ける。そして凸部の中心に穴を設けて芯棒を通す。
【発明の効果】
【0012】
タイヤに直結する出力軸が曲がると上ギヤに噛み合う中ギヤが回転し下ギヤに噛み合う外ギヤも回転する。その回転をタイヤに伝えないで小ギヤを回転させる事によりタイヤに伝える回転を吸収してしまう。中ギヤと外ギヤが反対方向に回転する為その中に介する小ギヤにより回転を吸収する事が出来る。中ギヤと外ギヤが同じ方向に回転する時は小ギヤを介してタイヤに回転を伝える事が出来る。
【0013】
保護板を設ける事によりカバーをギヤに当けない。
【0014】
カバーを蛇腹状にする事により伸縮出来そして中央部を凸状にする事によりねじれを吸収する事が出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
入力軸に間を設けて中右ギヤと外右ギヤを固着し出力軸に回転自由にして中左ギヤと外左ギヤを間を設けて設け、その間に出力軸に固着した複数のうでの先端に小ギヤを回転自由に結合し中左ギヤと外左ギヤに噛み合わせるか又はうでの替りに回転板を固着して回転板に複数個の小ギヤを入れる穴を設けて穴に小ギヤを入れて小ギヤに通した軸の両端を回転板に結合する。
【0016】
中左ギヤと上ギヤを噛み合わせ、上ギヤと中右ギヤを噛み合わせる。外左ギヤと下ギヤを噛み合わせ下ギヤと外右ギヤと噛み合わせる。入力軸につかみ雌かつかみ雄の1方を回転自由にして結合させ、出力軸につかみ雄かつかみ雌の1方を回転自由にして結合させ、つかみ雄とつかみ雌を噛み合わせて設けた穴に芯棒を通す。
【0017】
保護板を直角等速ジョイントの上下に設け、外部から蛇腹状のカバーで包む、芯棒近くの中心部を凸状にする。
【実施例】
【0018】
入力軸8にうで7,9を固着しその先端に小ギヤを複数個回転自由に結合させ、小ギヤの両側から外右ギヤ6と中右ギヤ4により狭んで噛み合わせ入力軸8と外右ギヤ6と中右ギヤ8は回転自由とする。
【0019】
出力軸15に複数のうで16又は回転板を固着し、うで16の先端又は回転板の中程を複数個空間を設けて小ギヤを設けて小ギヤ両側から中左ギヤ12と外左ギヤ14で狭んで噛み合わせる。出力軸と中左ギヤ12及び外左ギヤ14は回転自由とする。
【0020】
入力側のうで7,9及び出力側のうで16を回転板とし複数個の小ギヤを入れる穴を設け穴に小ギヤを入れて小ギヤの穴に軸を通して軸の両端を回転板に結合する。
【0021】
中右ギヤ4と中左ギヤ12を上ギヤ3を介して噛み合わせそして外右ギヤ6と外左ギヤ14を下ギヤ11を介して噛み合わせる。
【0022】
上ギヤ3と下ギヤ11を芯棒で通しそしてつかみ雌2とつかみ雄18を噛み合わせて芯棒1で通す。つかみ雌と入力軸8は回転自由にして離れないようにし、つかみ雄と出力軸15を回転自由にして離れないようにする。
【0023】
入力軸38か又は出力軸45のどちらか1方に中ギヤ34と外ギヤ36と固着する事もある。
【0024】
直角等速ジョイントの上下にギヤに離して保護板21,23,51,53を設ける。保護板に芯棒1,31、を通して保護板を回転自由とする事もある。
【0025】
保護板の上又は下側のカバーは蛇腹状の放射状とし、立カバーは蛇腹状とする。上カバー及び下カバーの中央部は凸部2526,55,56を設ける。そして凸部の中心に穴を設けて芯棒を通す。
【産業上の利用可能性】
【0026】
自動車のタイヤが直角位に曲ってもエンジンからの回転力をタイヤに伝える継手である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】直角等速ジョイントの全体図
【図2】図1と別の直角等速ジョイントの全体図
【図3】H−H断面図である。
【符号の説明】
【0028】
1 31 芯棒
2 32 つかみ雌
3 33 上ギヤ
4 34 中右ギヤ
5 右小ギヤ
6 36 外右ギヤ
7 うで
8 38 入力軸
9 うで
10 右小ギヤ
11 41 下ギヤ
12 42 中左ギヤ
13,43,47 左小ギヤ
14,44 外左ギヤ
15,45 出力軸
16, うで
17 左小ギヤ
18,48 つかみ雄
20,50 ジョイント上カバー
21,51 保護板
22,52 ジョイント下カバー
23 53 保護板
54 ジョイント立カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力軸(8)にうで(7)、(9)を複数本固着し、うでの先端に右小ギヤ(5)、(10)を回転自由にして取り付け、右小ギヤ(5)、(10)の両側から外右ギヤ(6)と中右ギヤで噛み合わせる事を特徴とした直角等速ジョイント。
【請求項2】
出力軸(15)に左うで(16)を複数本固着し、左うでの先端に左小ギヤ(17)、(13)を回転自由にして取り付け、左小ギヤ(13)、(17)の両側から外左ギヤ(14)と中左ギヤ(12)で噛み合わせる事を特徴とした直角等速ジョイント。
【請求項3】
入力側のうで(7)、(9)及び出力側のうで(16)を回転板として小ギヤの所に穴をあけて小ギヤ(5)、(10)、(17)、(13)を設けて小ギヤに軸を通して軸の両端を回転板に結合させる事を特徴とした直角等速ジョイント。
【請求項4】
中右ギヤ(4)と中左ギヤ(12)を上ギヤ(3)を介して噛み合わせそして外右ギヤ(16)と外左ギヤ(14)を下ギヤ(11)を介して噛み合わせる事を特徴とした直角等速ジョイント。
【請求項5】
つかみ雌(2)とつかみ雄(18)を噛み合わせ、両方に芯棒を通す穴をあけて穴に芯棒(1)、(31)を通して回転自由とし、つかみ雌(2)の1方に入力軸を回転自由に結合しそしてつかみ雄(18)の1方に出力軸を回転自由に結合し、入力軸と出力軸を広がせたり狭くしたりしない事を特徴とした直角等速ジョイント。
【請求項6】
入力軸(38)か出力軸(45)の1方と中右ギヤ(34)及び外右ギヤ(36)と固着した事を特徴とした直角等速ジョイント。
【請求項7】
芯棒(1)、(31)に保護板(21)、(23)取り付けた事を特徴とした直角等速ジョイント。
【請求項8】
直角等速ジョイントを蛇腹状のカバー(54)、(50)で覆った事を特徴とした直角等速ジョイント。
【請求項9】
直角等速ジョイントカバーの上又は下のカバーで芯棒(1)、(31)の近くの中央部を凸状とした事を特徴とした直角等速ジョイントカバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−46626(P2006−46626A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−267588(P2004−267588)
【出願日】平成16年8月6日(2004.8.6)
【出願人】(597093230)