着脱式リモコン照明器具、および照明器具用制御ユニット
【課題】既設の照明器具に装着して遠隔制御可能にするとともに、ＬＥＤを用いた照明ユニットを交換しても、リモコン機能を備えた制御ユニットは交換せずに、そのまま継続して使用可能にすること。
【解決手段】本発明の着脱式リモコン照明器具は、既設の照明器具用の金具に着脱可能な制御ユニットと、この制御部に着脱可能なＬＥＤを用いた照明ユニットと、から構成され、前記制御ユニットには、装着されたＬＥＤ照明ユニットの点灯を制御する制御回路と、所定のリモコン送信ユニットから送信された所定の制御信号を受信して、前記制御回路を介して前記ＬＥＤ照明ユニットの点灯を制御するリモコン受信回路とを備えているので、リモコン機能を備えた制御ユニットはそのままで、ＬＥＤ照明ユニットだけ交換することができる。
【解決手段】本発明の着脱式リモコン照明器具は、既設の照明器具用の金具に着脱可能な制御ユニットと、この制御部に着脱可能なＬＥＤを用いた照明ユニットと、から構成され、前記制御ユニットには、装着されたＬＥＤ照明ユニットの点灯を制御する制御回路と、所定のリモコン送信ユニットから送信された所定の制御信号を受信して、前記制御回路を介して前記ＬＥＤ照明ユニットの点灯を制御するリモコン受信回路とを備えているので、リモコン機能を備えた制御ユニットはそのままで、ＬＥＤ照明ユニットだけ交換することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、照明器具の点灯をリモコンで遠隔制御可能にする技術に関するものであり、特には、既設の照明器具に装着して遠隔制御可能にし、且つ、照明ユニットを交換しても、制御ユニットは交換せずに、継続して使用可能にする技術に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
蛍光管と同様に、既設の蛍光灯器具に簡単に取り付けられる蛍光灯型ＬＥＤ照明器具において、リモコン制御機能を内蔵したものが提案されている。（例えば、特許文献１参照）
【０００３】
【特許文献１】特開２００１−３５１４０２号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１において提案された蛍光灯型ＬＥＤ照明器具は、たしかに、既設の蛍光灯器具に簡単に取り付けられる蛍光灯型ＬＥＤ照明器具であって、しかも、リモコン制御機能を内蔵したものであるので、既設の蛍光灯器具を簡単にリモコン制御可能であって、且つ、省エネルギー型のＬＥＤ照明器具に変更可能である。
しかし、ＬＥＤ照明ユニットの損傷や劣化などによって、ＬＥＤ照明ユニットを交換する必要が生じた場合には、リモコン制御機能とも交換しなければならないので、無駄が多いという問題があった。
【０００５】
そこで、本発明は、既設の照明器具に装着して遠隔制御可能にするだけでなく、照明ユニットを交換しても、リモコン機能を備えた制御ユニットは交換せずに、継続して使用可能にすることを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明にかかる着脱式リモコン照明器具の請求項１は、
既設の照明器具用の金具に着脱可能な制御ユニットと、
この制御部に着脱可能な照明ユニットと、
から構成され、
前記制御ユニットには、装着された照明ユニットの点灯を制御する制御回路と、
所定のリモコン送信ユニットから送信された所定の制御信号を受信して、前記制御回路を介して前記照明ユニットの点灯を制御するリモコン受信回路と
を備えている。
請求項２では、
前記照明ユニットは、ＬＥＤを光源に用いた管型もしくは球型の照明ユニットである。
請求項３の照明器具用制御ユニットは、
既設の照明器具用の金具に着脱可能な照明器具用制御ユニットであって、
照明ユニットを着脱可能な着脱金具と、
装着された照明ユニットの点灯を制御する制御回路と、
所定のリモコン送信ユニットから送信された所定の制御信号を受信して、前記制御回路を介して前記ＬＥＤ照明ユニットの点灯を制御するリモコン受信回路と
を備えている。
請求項４では、
前記照明ユニットは、ＬＥＤを光源に用いた管型もしくは球型の照明ユニットである。
【発明の効果】
【０００７】
本発明にかかる着脱式リモコン照明器具の請求項１では、
既設の照明器具用の金具に着脱可能な制御ユニットと、
この制御部に着脱可能な照明ユニットと、
から構成され、
前記制御ユニットには、装着された照明ユニットの点灯を制御する制御回路と、
所定のリモコン送信ユニットから送信された所定の制御信号を受信して、前記制御回路を介して前記照明ユニットの点灯を制御するリモコン受信回路と
を備えているので、
前記制御部に装着された照明ユニットの劣化や故障の際には、照明ユニットだけを交換すればよく、リモコン機能を備えた制御ユニットは交換する必要がないので、無駄がなく省資源であり経済的である。
請求項２では、
前記照明ユニットは、ＬＥＤを光源に用いた管型もしくは球型の照明ユニットであるので、さらに省エネルギー効果も得られる。
請求項３、４の照明器具用制御ユニットは、照明ユニットは備えていないが、照明ユニットを着脱可能な着脱金具を備えているので、別途準備した照明ユニットを装着して、上記効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
以下に、本発明にかかる着脱式リモコン照明器具および照明器具用制御ユニットを、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細に説明する。
図１は、本発明にかかる着脱式リモコン照明器具のブロック図である。
図において、１は既設の蛍光灯の本体であり、内部に点灯スイッチと、従来の一般的な蛍光管を点灯するための点灯回路と、蛍光灯を着脱するための１対の金具１１、１２を備え、例えば室内の天井等に固定されている。
２は制御ユニットであり、前記金具１１、１２に装着して、電気的に接続するとともに、機械的に接続して、制御ユニット２を前記本体１に保持するための一対の接続部２１、２２を備えている。
この制御ユニット２には、前記接続部２１、２２を介して前記本体１から供給される電源を、所定の直流低電圧に変換して出力する電源回路２３と、
前記電源回路２３から出力される直流低電圧を、後述するＬＥＤ照明ユニット３に供給するための接続金具２４、２５と、
別途備えたリモコン装置Ｃからの制御リモコン信号を受信して制御信号を出力するリモコン受信回路２６と、前記制御信号に基づいて、前記電源回路２３からＬＥＤ照明ユニット３に出力される直流低電圧をオン／オフ制御もしくは高低制御する制御回路２７とが備えられている。
前記制御ユニット２は本発明に係る照明器具用制御ユニットに対応している。
【０００９】
前記本体の点灯回路がグロースタート式の点灯回路である場合には、前記電源回路２３は、接続部２１、２２にフィラメント点灯用の初期電流が供給されると模擬的なフィラメントの動作を行い、前記本体の点灯回路から蛍光管を放電させるための高電圧が出力されるように動作する。前記電源回路２３は、蛍光管を放電させるための高電圧を例えば２４ボルト程度の低電圧に変換し、整流してＬＥＤ照明ユニット３を点灯させるための所定電圧の直流を一対の前記接続金具２４、２５もしくは一方の接続金具に供給する。前記接続金具２４、２５に接続されたＬＥＤ照明ユニット３は、前記供給される所定電圧の直流によって点灯されるのである。
このＬＥＤ照明ユニット３は、複数の高輝度ＬＥＤ素子を備え、少なくとも一方向が透明な管状の筐体に収納されている。このＬＥＤ照明ユニット３は、一方の管端の接続金具から点灯に必要な直流（もしくは交流）の供給を受ける形式でもよいが、両端の接続金具から受ける形式でもよい。
または、従来の蛍光灯との互換性を持たせて、交流で点灯させる形式のＬＥＤ照明ユニットでもよい。この場合には、前記電源回路２３、制御回路２７は、接続金具２４、２５に交流電圧を出力するように構成する。
【００１０】
なお、以上においては、前記電源回路２３の動作は、前記本体１の点灯回路がグロースタート式蛍光管用の点灯回路である場合を例にとって説明したが、ラピッドスタート式蛍光管用の点灯回路の場合には、ラピッドスタート式に応じた動作をし、高周波点灯専用管用の点灯回路である場合には、高周波点灯専用管に応じた動作をするように構成されている。
また、前記本体１が30型蛍光管用である場合には、前記制御ユニット２の接続部２１、２２の規格サイズは30型蛍光管の規格サイズとし、前記制御ユニット２の接続金具２４、２５の規格サイズは30型蛍光管よりひとまわり小さい20型蛍光管用の規格サイズとするとよい。このように、前記制御ユニット２の接続金具２４、２５の規格サイズは、前記制御ユニット２の接続部２１、２２の規格サイズよりひとまわり小さい規格サイズとするとよい。
【００１１】
以上の場合においては、前記制御ユニット２の接続金具２４、２５の規格サイズを、前記制御ユニット２の接続部２１、２２の規格サイズよりひとまわり小さい規格サイズとする例を説明したが、図３に示したように、制御ユニット２Ｂの規格サイズは同一規格サイズのＬＥＤ照明ユニット３Ｂを装着可能に構成しても良く、図４に示したように、制御ユニット２Ｃの規格サイズはふたまわり小さい規格サイズのＬＥＤ照明ユニット３Ｃを装着可能に構成しても良く、図５に示したように、制御ユニット２Ｄの規格サイズは大きい規格サイズのＬＥＤ照明ユニット３Ｄを装着可能に構成しても良いことは当然である。
さらには、図６に示したように、制御ユニット２Ｅの規格サイズは、複数のＬＥＤ照明ユニット３、３を装着できるようにしてもよい。
これらの場合には、制御ユニットの形状サイズ・を適宜変更することで対応できる。
また、直管型のＬＥＤ照明ユニットに限らず、環状のＬＥＤ照明ユニットの場合も、本発明に係る照明器具用制御ユニットを採用することができることはいうまでもない。
【００１２】
以上のようにして、本発明の照明器具用制御ユニットを用いれば、既設の従来型の蛍光灯を、省エネルギー効果の高いＬＥＤ照明ユニットに交換することが容易にできるとともに、ＬＥＤ照明ユニットが劣化したり故障した場合には、制御ユニットは交換せずに、ＬＥＤ照明ユニットだけ交換すればよいので、リモコン機能を内蔵した制御ユニットを継続して使用することができ、大変経済的である。
【実施例１】
【００１３】
図７は、口金を備えた照明器具に使用可能な照明器具用制御ユニットの実施例１の説明図である。
図７において、７１は従来の電球用の照明器具の本体であり、17mm径の口金（E17）を装着可能なソケット７２を備えている。
７３は本発明に係る照明器具用制御ユニットであり、17mm径の口金（E17）７４と、17mm径の口金（E17）を装着可能なソケット７５とリモコン制御のためのリモコン受信回路７８を備えている。
７６は、ＬＥＤ照明ユニットであり、前記照明器具用制御ユニット７３のソケット７５に装着可能な17mm径の口金（E17）７７を備えている。
なお、前記ソケット７２と前記口金７４とは同じサイズであれば、17mm径に限るものではない。同様に、前記ソケット７５と前記口金７７とは同じサイズであれば、17mm径に限るものではない。さらには、前記ソケット７２と前記口金７４のサイズと、前記ソケット７５と前記口金７７のサイズは同じでなくてもよい。
【００１４】
前記照明器具用制御ユニット７３のブロック図を示した図８において、
口金７４から供給される商用電源を、電源回路７９で所定電圧の直流に変換し、リモコン受信回路７８では、別途備えたリモコン装置からの制御リモコン信号を受信して制御信号を出力し、制御回路８０では、受信した前記制御信号に基づいて、前記電源回路７９からソケット７５を介してＬＥＤ照明ユニットに出力される直流低電圧をオン／オフ制御もしくは高低制御する。
【００１５】
以上のようにして、本発明の照明器具用制御ユニットを用いれば、既設の従来型の蛍光灯や電球を、省エネルギー効果の高いＬＥＤ照明ユニットに交換することが容易にできるとともに、ＬＥＤ照明ユニットが劣化したり故障した場合には、制御ユニットは交換せずに、ＬＥＤ照明ユニットだけ交換すればよいので、リモコン機能を内蔵した制御ユニットを継続して使用することができ、大変経済的であるとともに、無駄がなく、省資源である。
【図面の簡単な説明】
【００１６】
【図１】本発明にかかる着脱式リモコン照明器具の実施の形態の構成を示した構成図である。
【図２】前記着脱式リモコン照明器具に用いる照明器具用制御ユニットのブロック図である。
【図３】別実施形態の構成図である。
【図４】さらに別実施形態の構成図である。
【図５】さらに別実施形態の構成図である。
【図６】さらに別実施形態の構成図である。
【図７】実施例１にかかる着脱式リモコン照明器具の実施の形態の構成を示した構成図である。
【図８】前記着脱式リモコン照明器具に用いる照明器具用制御ユニットのブロック図である。
【符号の説明】
【００１７】
１ 既設の蛍光灯の本体
１１、１２ 金具
２ 制御ユニット
２１、２２ 接続部
２３ 電源回路
２４、２５ 接続金具
２６ リモコン受信回路
２７ 制御回路
３ ＬＥＤ照明ユニット
Ｃ リモコン装置
２Ｂ 制御ユニット
３Ｂ ＬＥＤ照明ユニット
２Ｃ 制御ユニット
３Ｃ ＬＥＤ照明ユニット
２Ｄ 制御ユニット
３Ｄ ＬＥＤ照明ユニット
２Ｅ 制御ユニット
７１ 電球用の照明器具の本体
７２ ソケット
７３ 照明器具用制御ユニット
７４ 17mm径の口金（E17）
７５ ソケット
７６ ＬＥＤ照明ユニット
７７ 17mm径の口金（E17）
７８ リモコン受信回路
７９ 電源回路
８０ 制御回路
【技術分野】
【０００１】
本発明は、照明器具の点灯をリモコンで遠隔制御可能にする技術に関するものであり、特には、既設の照明器具に装着して遠隔制御可能にし、且つ、照明ユニットを交換しても、制御ユニットは交換せずに、継続して使用可能にする技術に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
蛍光管と同様に、既設の蛍光灯器具に簡単に取り付けられる蛍光灯型ＬＥＤ照明器具において、リモコン制御機能を内蔵したものが提案されている。（例えば、特許文献１参照）
【０００３】
【特許文献１】特開２００１−３５１４０２号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１において提案された蛍光灯型ＬＥＤ照明器具は、たしかに、既設の蛍光灯器具に簡単に取り付けられる蛍光灯型ＬＥＤ照明器具であって、しかも、リモコン制御機能を内蔵したものであるので、既設の蛍光灯器具を簡単にリモコン制御可能であって、且つ、省エネルギー型のＬＥＤ照明器具に変更可能である。
しかし、ＬＥＤ照明ユニットの損傷や劣化などによって、ＬＥＤ照明ユニットを交換する必要が生じた場合には、リモコン制御機能とも交換しなければならないので、無駄が多いという問題があった。
【０００５】
そこで、本発明は、既設の照明器具に装着して遠隔制御可能にするだけでなく、照明ユニットを交換しても、リモコン機能を備えた制御ユニットは交換せずに、継続して使用可能にすることを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明にかかる着脱式リモコン照明器具の請求項１は、
既設の照明器具用の金具に着脱可能な制御ユニットと、
この制御部に着脱可能な照明ユニットと、
から構成され、
前記制御ユニットには、装着された照明ユニットの点灯を制御する制御回路と、
所定のリモコン送信ユニットから送信された所定の制御信号を受信して、前記制御回路を介して前記照明ユニットの点灯を制御するリモコン受信回路と
を備えている。
請求項２では、
前記照明ユニットは、ＬＥＤを光源に用いた管型もしくは球型の照明ユニットである。
請求項３の照明器具用制御ユニットは、
既設の照明器具用の金具に着脱可能な照明器具用制御ユニットであって、
照明ユニットを着脱可能な着脱金具と、
装着された照明ユニットの点灯を制御する制御回路と、
所定のリモコン送信ユニットから送信された所定の制御信号を受信して、前記制御回路を介して前記ＬＥＤ照明ユニットの点灯を制御するリモコン受信回路と
を備えている。
請求項４では、
前記照明ユニットは、ＬＥＤを光源に用いた管型もしくは球型の照明ユニットである。
【発明の効果】
【０００７】
本発明にかかる着脱式リモコン照明器具の請求項１では、
既設の照明器具用の金具に着脱可能な制御ユニットと、
この制御部に着脱可能な照明ユニットと、
から構成され、
前記制御ユニットには、装着された照明ユニットの点灯を制御する制御回路と、
所定のリモコン送信ユニットから送信された所定の制御信号を受信して、前記制御回路を介して前記照明ユニットの点灯を制御するリモコン受信回路と
を備えているので、
前記制御部に装着された照明ユニットの劣化や故障の際には、照明ユニットだけを交換すればよく、リモコン機能を備えた制御ユニットは交換する必要がないので、無駄がなく省資源であり経済的である。
請求項２では、
前記照明ユニットは、ＬＥＤを光源に用いた管型もしくは球型の照明ユニットであるので、さらに省エネルギー効果も得られる。
請求項３、４の照明器具用制御ユニットは、照明ユニットは備えていないが、照明ユニットを着脱可能な着脱金具を備えているので、別途準備した照明ユニットを装着して、上記効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
以下に、本発明にかかる着脱式リモコン照明器具および照明器具用制御ユニットを、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細に説明する。
図１は、本発明にかかる着脱式リモコン照明器具のブロック図である。
図において、１は既設の蛍光灯の本体であり、内部に点灯スイッチと、従来の一般的な蛍光管を点灯するための点灯回路と、蛍光灯を着脱するための１対の金具１１、１２を備え、例えば室内の天井等に固定されている。
２は制御ユニットであり、前記金具１１、１２に装着して、電気的に接続するとともに、機械的に接続して、制御ユニット２を前記本体１に保持するための一対の接続部２１、２２を備えている。
この制御ユニット２には、前記接続部２１、２２を介して前記本体１から供給される電源を、所定の直流低電圧に変換して出力する電源回路２３と、
前記電源回路２３から出力される直流低電圧を、後述するＬＥＤ照明ユニット３に供給するための接続金具２４、２５と、
別途備えたリモコン装置Ｃからの制御リモコン信号を受信して制御信号を出力するリモコン受信回路２６と、前記制御信号に基づいて、前記電源回路２３からＬＥＤ照明ユニット３に出力される直流低電圧をオン／オフ制御もしくは高低制御する制御回路２７とが備えられている。
前記制御ユニット２は本発明に係る照明器具用制御ユニットに対応している。
【０００９】
前記本体の点灯回路がグロースタート式の点灯回路である場合には、前記電源回路２３は、接続部２１、２２にフィラメント点灯用の初期電流が供給されると模擬的なフィラメントの動作を行い、前記本体の点灯回路から蛍光管を放電させるための高電圧が出力されるように動作する。前記電源回路２３は、蛍光管を放電させるための高電圧を例えば２４ボルト程度の低電圧に変換し、整流してＬＥＤ照明ユニット３を点灯させるための所定電圧の直流を一対の前記接続金具２４、２５もしくは一方の接続金具に供給する。前記接続金具２４、２５に接続されたＬＥＤ照明ユニット３は、前記供給される所定電圧の直流によって点灯されるのである。
このＬＥＤ照明ユニット３は、複数の高輝度ＬＥＤ素子を備え、少なくとも一方向が透明な管状の筐体に収納されている。このＬＥＤ照明ユニット３は、一方の管端の接続金具から点灯に必要な直流（もしくは交流）の供給を受ける形式でもよいが、両端の接続金具から受ける形式でもよい。
または、従来の蛍光灯との互換性を持たせて、交流で点灯させる形式のＬＥＤ照明ユニットでもよい。この場合には、前記電源回路２３、制御回路２７は、接続金具２４、２５に交流電圧を出力するように構成する。
【００１０】
なお、以上においては、前記電源回路２３の動作は、前記本体１の点灯回路がグロースタート式蛍光管用の点灯回路である場合を例にとって説明したが、ラピッドスタート式蛍光管用の点灯回路の場合には、ラピッドスタート式に応じた動作をし、高周波点灯専用管用の点灯回路である場合には、高周波点灯専用管に応じた動作をするように構成されている。
また、前記本体１が30型蛍光管用である場合には、前記制御ユニット２の接続部２１、２２の規格サイズは30型蛍光管の規格サイズとし、前記制御ユニット２の接続金具２４、２５の規格サイズは30型蛍光管よりひとまわり小さい20型蛍光管用の規格サイズとするとよい。このように、前記制御ユニット２の接続金具２４、２５の規格サイズは、前記制御ユニット２の接続部２１、２２の規格サイズよりひとまわり小さい規格サイズとするとよい。
【００１１】
以上の場合においては、前記制御ユニット２の接続金具２４、２５の規格サイズを、前記制御ユニット２の接続部２１、２２の規格サイズよりひとまわり小さい規格サイズとする例を説明したが、図３に示したように、制御ユニット２Ｂの規格サイズは同一規格サイズのＬＥＤ照明ユニット３Ｂを装着可能に構成しても良く、図４に示したように、制御ユニット２Ｃの規格サイズはふたまわり小さい規格サイズのＬＥＤ照明ユニット３Ｃを装着可能に構成しても良く、図５に示したように、制御ユニット２Ｄの規格サイズは大きい規格サイズのＬＥＤ照明ユニット３Ｄを装着可能に構成しても良いことは当然である。
さらには、図６に示したように、制御ユニット２Ｅの規格サイズは、複数のＬＥＤ照明ユニット３、３を装着できるようにしてもよい。
これらの場合には、制御ユニットの形状サイズ・を適宜変更することで対応できる。
また、直管型のＬＥＤ照明ユニットに限らず、環状のＬＥＤ照明ユニットの場合も、本発明に係る照明器具用制御ユニットを採用することができることはいうまでもない。
【００１２】
以上のようにして、本発明の照明器具用制御ユニットを用いれば、既設の従来型の蛍光灯を、省エネルギー効果の高いＬＥＤ照明ユニットに交換することが容易にできるとともに、ＬＥＤ照明ユニットが劣化したり故障した場合には、制御ユニットは交換せずに、ＬＥＤ照明ユニットだけ交換すればよいので、リモコン機能を内蔵した制御ユニットを継続して使用することができ、大変経済的である。
【実施例１】
【００１３】
図７は、口金を備えた照明器具に使用可能な照明器具用制御ユニットの実施例１の説明図である。
図７において、７１は従来の電球用の照明器具の本体であり、17mm径の口金（E17）を装着可能なソケット７２を備えている。
７３は本発明に係る照明器具用制御ユニットであり、17mm径の口金（E17）７４と、17mm径の口金（E17）を装着可能なソケット７５とリモコン制御のためのリモコン受信回路７８を備えている。
７６は、ＬＥＤ照明ユニットであり、前記照明器具用制御ユニット７３のソケット７５に装着可能な17mm径の口金（E17）７７を備えている。
なお、前記ソケット７２と前記口金７４とは同じサイズであれば、17mm径に限るものではない。同様に、前記ソケット７５と前記口金７７とは同じサイズであれば、17mm径に限るものではない。さらには、前記ソケット７２と前記口金７４のサイズと、前記ソケット７５と前記口金７７のサイズは同じでなくてもよい。
【００１４】
前記照明器具用制御ユニット７３のブロック図を示した図８において、
口金７４から供給される商用電源を、電源回路７９で所定電圧の直流に変換し、リモコン受信回路７８では、別途備えたリモコン装置からの制御リモコン信号を受信して制御信号を出力し、制御回路８０では、受信した前記制御信号に基づいて、前記電源回路７９からソケット７５を介してＬＥＤ照明ユニットに出力される直流低電圧をオン／オフ制御もしくは高低制御する。
【００１５】
以上のようにして、本発明の照明器具用制御ユニットを用いれば、既設の従来型の蛍光灯や電球を、省エネルギー効果の高いＬＥＤ照明ユニットに交換することが容易にできるとともに、ＬＥＤ照明ユニットが劣化したり故障した場合には、制御ユニットは交換せずに、ＬＥＤ照明ユニットだけ交換すればよいので、リモコン機能を内蔵した制御ユニットを継続して使用することができ、大変経済的であるとともに、無駄がなく、省資源である。
【図面の簡単な説明】
【００１６】
【図１】本発明にかかる着脱式リモコン照明器具の実施の形態の構成を示した構成図である。
【図２】前記着脱式リモコン照明器具に用いる照明器具用制御ユニットのブロック図である。
【図３】別実施形態の構成図である。
【図４】さらに別実施形態の構成図である。
【図５】さらに別実施形態の構成図である。
【図６】さらに別実施形態の構成図である。
【図７】実施例１にかかる着脱式リモコン照明器具の実施の形態の構成を示した構成図である。
【図８】前記着脱式リモコン照明器具に用いる照明器具用制御ユニットのブロック図である。
【符号の説明】
【００１７】
１ 既設の蛍光灯の本体
１１、１２ 金具
２ 制御ユニット
２１、２２ 接続部
２３ 電源回路
２４、２５ 接続金具
２６ リモコン受信回路
２７ 制御回路
３ ＬＥＤ照明ユニット
Ｃ リモコン装置
２Ｂ 制御ユニット
３Ｂ ＬＥＤ照明ユニット
２Ｃ 制御ユニット
３Ｃ ＬＥＤ照明ユニット
２Ｄ 制御ユニット
３Ｄ ＬＥＤ照明ユニット
２Ｅ 制御ユニット
７１ 電球用の照明器具の本体
７２ ソケット
７３ 照明器具用制御ユニット
７４ 17mm径の口金（E17）
７５ ソケット
７６ ＬＥＤ照明ユニット
７７ 17mm径の口金（E17）
７８ リモコン受信回路
７９ 電源回路
８０ 制御回路
【特許請求の範囲】
【請求項１】
既設の照明器具用の金具に着脱可能な制御ユニットと、
この制御部に着脱可能な照明ユニットと、
から構成され、
前記制御ユニットには、装着された照明ユニットの点灯を制御する制御回路と、
所定のリモコン送信ユニットから送信された所定の制御信号を受信して、前記制御回路を介して前記照明ユニットの点灯を制御するリモコン受信回路と
を備えていることを特徴とする着脱式リモコン照明器具。
【請求項２】
前記照明ユニットは、ＬＥＤを光源に用いた管型もしくは球型の照明ユニットであることを特徴とする請求項１に記載の着脱式リモコン照明器具。
【請求項３】
既設の照明器具用の金具に着脱可能な照明器具用制御ユニットであって、
照明ユニットを着脱可能な着脱金具と、
装着された照明ユニットの点灯を制御する制御回路と、
所定のリモコン送信ユニットから送信された所定の制御信号を受信して、前記制御回路を介して前記ＬＥＤ照明ユニットの点灯を制御するリモコン受信回路と
を備えていることを特徴とする照明器具用制御ユニット。
【請求項４】
前記照明ユニットは、ＬＥＤを光源に用いた管型もしくは球型の照明ユニットであることを特徴とする請求項３に記載の照明器具用制御ユニット。
【請求項１】
既設の照明器具用の金具に着脱可能な制御ユニットと、
この制御部に着脱可能な照明ユニットと、
から構成され、
前記制御ユニットには、装着された照明ユニットの点灯を制御する制御回路と、
所定のリモコン送信ユニットから送信された所定の制御信号を受信して、前記制御回路を介して前記照明ユニットの点灯を制御するリモコン受信回路と
を備えていることを特徴とする着脱式リモコン照明器具。
【請求項２】
前記照明ユニットは、ＬＥＤを光源に用いた管型もしくは球型の照明ユニットであることを特徴とする請求項１に記載の着脱式リモコン照明器具。
【請求項３】
既設の照明器具用の金具に着脱可能な照明器具用制御ユニットであって、
照明ユニットを着脱可能な着脱金具と、
装着された照明ユニットの点灯を制御する制御回路と、
所定のリモコン送信ユニットから送信された所定の制御信号を受信して、前記制御回路を介して前記ＬＥＤ照明ユニットの点灯を制御するリモコン受信回路と
を備えていることを特徴とする照明器具用制御ユニット。
【請求項４】
前記照明ユニットは、ＬＥＤを光源に用いた管型もしくは球型の照明ユニットであることを特徴とする請求項３に記載の照明器具用制御ユニット。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【公開番号】特開２０１０−１２３４９０（Ｐ２０１０−１２３４９０Ａ）
【公開日】平成２２年６月３日（２０１０．６．３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−２９７９２１（Ｐ２００８−２９７９２１）
【出願日】平成２０年１１月２１日（２００８．１１．２１）
【出願人】（５０６０５８９６７）株式会社 ジェイビーエス (8)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年６月３日（２０１０．６．３）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年１１月２１日（２００８．１１．２１）
【出願人】（５０６０５８９６７）株式会社 ジェイビーエス (8)
【Ｆターム（参考）】
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