説明

着脱自在の集合型トレー

【課題】 数種類の小物類を、小分けや区分け収納する時に、種類分の個数とスペースがそれぞれ必要であったが、1つで複数の小分けや区分けの収納ができる、着脱自在の集合型トレーを提供する。
【解決手段】円形状の布3枚を用い、下布と中布を重ね、円周を6等分した放射線状7に縫着する。その後上布4を重ね、上2枚の中布と上布を放射線状7の中間点に適数寸法を放射線状に縫着する。重ねた3枚の布を放射線状の上で適数寸法を六角形9に縫着する。その後、上布の適数寸法逢着の中間点である下布と中布の放射線状の上に、着脱自在のテープを放射線状を中心に左右に適数寸法を縫着する。上記マジックテープ6の、離れた隣同士のテープを摘むように留め合わせ、連結すると中布と上布の間に6個の収納スペースができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は小物類の、例えば、キャンディー、手芸用のボタン・ビーズ、ポプリ・お香等の香料の小分けや、区分け収納を、1つの容器にまとめた、エコ型で機能的な、多目的集合型トレーである。
【背景技術】
【0002】
従来は、小物類の小分けや区分け収納をする場合、複数の個数を必要とし、また、その分のスペースも必要であるが、一体化したものが無かった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
複数種の物を少しずつ区分け収納する時に複数分の個数とスペースが必要であったが、本発明はこの課題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
円形状の3枚の重ねた布2、3、4の下布2枚2、3を、放射線状7に適数箇所を縫着後、さらに、その放射線状7の周縁部の中間点を、上布2枚3、4を放射線状に中心に向かって適数寸法を縫着後、3枚2、3、4を重ねた状態で下2枚の放射線状7の上で適数寸法を六角形9に縫着する。1番上の上布4の周縁部に、着脱自在な起毛部とループ部をもったテープ6を縫着し、留め合わせる事で、複数の立体的収納スペース5を作り1つの集合型にした。
【発明の効果】
【0005】
限られた狭いスペースや、複数種の物でも、平面状からワンタッチで立体化できる着脱自在の集合型トレーを使用することで、1つの容器で小分けや、区分け収納が可能となる。また、使用後はテープ6の連結を外し平面状に戻せば、花瓶置物等のコースターとしても活用でき、収納時もかさばらずエコ型で機能的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の集合型トレーの構成、及び作用を図面に基づいて説明する。
なお、図1は、トレー完成真上図を表す。図2は、トレー完成斜視上図を表す。
図3は、完成過程の下2枚の上面展開図、図4は、完成上面展開図を表す。トレー本体1は円形状の3枚の重ねた布2、3、4から形成され、図3に示す下布2枚2、3の円周を6等分にし、放射線状7に縫着後、さらに、図4に示すその放射線状7の周縁部の中間点を上布2枚3、4を放射状で且つ、中心に向かって適数寸法を縫着8をする。
【0007】
3枚の重ねた布2、3、4を放射線状7の上で、適数寸法を六角形9に縫着する。
【0008】
上布4の適数寸法縫着8の中間点である下布2と中布3の放射線状7の上に、図4に示すテープ6を放射線状7を中心に適数寸法を左右に縫着する。
【0009】
上布4の周縁部を、上記テープ6の離れた隣同士のテープを摘むように留め合わせ、連結していくと、中布3と上布4の間に収納スペース5ができ、図2に示す、花が咲いたような可愛い花形状の集合型トレーができる。
【0010】
上記テープ6の連結を着脱自在にすることで、平面から立体収納スペースになり、立体から平面へと簡単・便利で、且つ、素材やサイズを変化させることで、用途も拡大し多目的に活用できる。
【0011】
用途例として、キャンディー・チョコレート・クッキー入れ等、また、アクセサリー・手芸用のビーズ・ボタン入れ、ポプリやお香等の香料入れとして、家庭用をはじめ、店舗等でも小分けやカテゴリー収納ができ、ディスプレイ用としても活用できる。
【0012】
T・P・Oに合わせ、素材・柄・カラーの組み合わせを変えることで、全く異なった表情になり、ファッション性の高い、多くのバリエーションを愉しむことができる。例えば、下布2にレースや耐水性素材を使用し、花瓶・置物等のコースターやテーブル・机上のアクセントになり、また、和装柄を用いると和みの和テイストも愉しめ、花形の形状からも、インテリア・オブジェとしても愉しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の完成真上図である。
【図2】本発明の完成斜視上図である。
【図3】本発明の完成過程の下布2枚の上面展開図である。
【図4】本発明の完成上面展開図である。
【符号の説明】
【0014】
1 トレー本体
2 下布
3 中布
4 上布
5 収納スペース
6 着脱自在なテープ
7 放射線状
8 適数寸法縫着
9 六角形縫着









































【特許請求の範囲】
【請求項1】
円形状の布3枚を重ね、下2枚の布の適数箇所を、放射線状に縫着し、さらに、その中間点で、上2枚の布の周縁部を放射状に適数寸法を縫着し、3枚を重ねた布を、下2枚の放射線状の上で適数寸法を六角形に縫着し、その後、1番上の布の周縁部で、且つ、前記中間点位置を着脱自在に連結することで、適数個の立体的収納スペースを作ることができる集合型トレー。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−290750(P2008−290750A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−138570(P2007−138570)
【出願日】平成19年5月25日(2007.5.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(307016641)
【Fターム(参考)】