説明

磁石入り弾性リングとその製造方法、および2種類の磁石入り弾性リング対とその使用方法

【課題】より効果的に陰茎の長手方向の血行を良好とし、同時に生殖器や骨盤内底部の血流の停滞を緩和して、前立腺肥大による排尿の不具合や性機能の低下を緩和する、磁石入り弾性リングを提供する。
【解決手段】磁石入り弾性リング1は、導電性繊維と伸縮性繊維を同時に筒状に編み上げて筒状編地を形成し、筒状編地を所定の長さに筒状編地の径方向に切断して、一端と他端を有する短筒状編地を形成し、短筒状編地を一端と他端より短筒状編地の外面に沿って同速度で丸め、一端から丸めた一の丸め編地と他端から丸めた他の丸め編地とを接触させた弾性リング1であって、一の丸め編地と他の丸め編地を弾性リング1の円周方向に略定間隔の縫合部14で縫合し、縫合部14と短筒状編地の外側の間に磁石12を装着した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、男性器の血流をよくし、前立腺肥大による諸症状を緩和する弾性リングに関する。
【背景技術】
【0002】
前立腺の肥大は前立腺の尿道を包む部分を中心に良性の結節ができて前立腺全体が肥大し、肥大したための尿道の閉塞による症状や前立腺の尿道の刺激による症状が現れる、主に50歳以上の男性に発現しやすい加齢現象の一つである。このため、前立腺が肥大した男性は、尿の出が悪くなり、残尿感を感じるようになりやすく、夜間何度もトイレにたったり、渋滞の道路で排尿感に苛まれたりして、不快な思いに煩わされることとなる。
【0003】
また、男性の陰茎の勃起不全を始めとする性機能の低下も男性にとって忌々しき事態で、様々な外的治療法(特許文献1参照)や、薬療法が提案されているのは周知の通りである。
【0004】
これら前立腺の肥大や性機能の低下の一因として、加齢による性ホルモンのバランスの崩れや、生殖器や骨盤内底部の血流の停滞が挙げられている。
【0005】
上記のような症状を改善する発明として、特許文献2には、「放射線源材料を抗菌性弾性体に添加・混練し、この抗菌弾性体で大径及び小径の環状リングを8字状に形成したことを特徴とする環状弾性体。」が開示されている。本発明の環状弾性体によれば、「快適な装着性能を発揮するとともに環状弾性体が適切な位置に密着するので放射線源材料からの効果を十分に受けるので、骨盤内底部の血流が改善され、身体細胞が活性化されるため、前立腺肥大による諸症状の改善並びに男性機能の回復させることが可能」となる。
【0006】
しかし特許文献2には、「微量の放射能により構成物質間に励起運動を誘発せしめて赤外線放射物質の励起による放射率向上と同時に生物体外部に対し、370Bq/g以下の放射能放出による水蒸気、空気のマイナスイオン化と人体細胞の活性化を図り、男性の加齢が原因の永年の問題である前立腺肥大による諸症状の緩和及び男性機能の回復治療等に用いられる環状弾性体を提供」すると記載されているものの、370Bq/g以下の放射能放出及びこれによる空気のマイナスイオン化等と、前立腺肥大による諸症状の緩和及び男性機能の回復治療等の関係について判然としていない。
【0007】
また、特許文献3には、「金属、もしくは金属イオンを放出する繊維を含んで成る繊維に磁場を発生するものを加えたことでなる組成物で構成されたことを特徴とする男性性器用装着具。」が開示されている。この男性性器用装着具は「硫化銅をアクリル繊維に結合させた繊維を用いて糸を作り、その糸をパイル状で編みながら・・・のドーナツ状のリングを作り、陰茎に装着・・・」するものであり、「金属、もしくは金属イオンを放出する繊維を含んで成る繊維を用いているところから、人体に用いて、皮膚電位に変化を与え、その結果として血液その他、体内液の流れの変化をもたらす。」。さらに、「上記の繊維に磁場を発生するものを加えることにより、血液の中の鉄分等金属に作用する他、腺ならびに神経の中の微量な金属に刺激を与えることとなり、その効果をさらに大きく成し得る。」と記載されている。
【0008】
【特許文献1】特開2002−85437号公報
【特許文献2】特開2006−305245号公報
【特許文献3】特開平5−31133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、上記特許文献3の発明は、陰茎の一ヶ所に「金属、もしくは金属イオンを放出する繊維を含んで成る繊維」から成る「ドーナツ状のリング」を装着するため、「陰茎に至るラインの血行その他を良好にすることにより、陰嚢、インポテンツの予防と尿路等の保全と改善並びに治療」するには不十分と考えられる。
【0010】
そこで本発明は、より効果的に陰茎の長手方向の血行を良好とし、同時に生殖器や骨盤内底部の血流の停滞を緩和して、前立腺肥大による排尿の不具合や性機能の低下を緩和する、磁石入り弾性リングを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る磁石入り弾性リングは、導電性繊維と伸縮性繊維を同時に筒状に編み上げて筒状編地を形成し、前記筒状編地を所定の長さに該筒状編地の径方向に切断して、一端と他端を有する短筒状編地を形成し、前記短筒状編地を前記一端と他端より該短筒状編地の外面に沿って同速度で丸め、該一端から丸めた一の丸め編地と該他端から丸めた他の丸め編地とを接触させた弾性リングであって、前記一の丸め編地と前記他の丸め編地を前記弾性リングの円周方向に略定間隔の縫合部で縫合し、前記縫合部と前記短筒状編地の外側の間に磁石を装着した。
【0012】
本発明に係る磁石入り弾性リングは、前記装着した磁石を内包するように、前記縫合部を覆って、前記一の丸め編地と前記他の丸め編地及び前記短筒状編地とに縫い合わせて上縫い部を形成するのが好適である。
【0013】
本発明に係る磁石入り弾性リングは、前記伸縮性繊維はポリウレタンであり得る。
【0014】
本発明に係る磁石入り弾性リングは、前記導電性繊維は、銅または銀をナイロン糸にコーティングした陽イオン性導電性繊維であってよい。
【0015】
本発明に係る2種類の磁石入り弾性リング対は、異なる金属原子を含む前記導電性繊維を用いた2種類の前記磁石入り弾性リングを隔離して、陰茎に装着することを特徴とする。
【0016】
本発明に係る磁石入り弾性リングの製造方法は、導電性繊維と伸縮性繊維を同時に筒状に編み上げた筒状編地を準備するステップと、前記筒状編地を所定の長さに該筒状編地の径方向に切断して、一端と他端を有する短筒状編地を形成するステップと、前記短筒状編地を前記一端と他端より該短筒状編地の外面に沿って同速度で丸め、該一端から丸めた一の丸め編地と該他端から丸めた他の丸め編地とを接触させるステップと、前記一の丸め編地と前記他の丸め編地を前記弾性リングの円周方向に略定間隔の縫合部で縫合するステップと、前記縫合部と前記短筒状編地の外側の間に磁石を装着するステップと、前記装着した磁石を内包するように、前記縫合部を覆って、前記一の丸め編地と前記他の丸め編地及び前記短筒状編地とに縫い合わせて上縫い部を形成するステップと、を含む。
【0017】
本発明に係る2種類の磁石入り弾性リング対の使用方法は、異なる金属原子を含む前記導電性繊維を用いた一方と他方の2種類の前記磁石入り弾性リング対を準備するステップと、前記一方の磁石入り弾性リングを陰茎に装着するステップと、前記他方の磁石入り弾性リングを、前記一方の磁石入り弾性リングと離隔して前記陰茎に装着するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係る磁石入り弾性リングは、導電性繊維と伸縮性繊維を同時に筒状に編み上げた素材を用いるため、伸縮自在であり、以下に説明するように陰茎に装着しても落下したり不快を感じたりせず、自然に使用することができる。
【0019】
また、装着した磁石を内包するように、縫合部を覆って、前記一の丸め編地と前記他の丸め編地及び短筒状編地とに縫い合わせて上縫い部を形成したので、磁石が位置ずれしたり落下したりするのを防止することができる。
【0020】
この磁石入り弾性リングを陰茎に装着すれば、皮膚電位に変化を与え、その結果として血液その他、体内液の流れの変化をもたらし、さらに、磁石入り弾性リングが発生する磁場により、血液の中の鉄分等金属に作用する他、腺ならびに神経の中の微量な金属に刺激を与えて、上記効果をさらに大きくすることができる。また、陰茎に至るラインの血行その他を良好にすることにより、陰嚢、インポテンツの予防と尿路等の保全と改善並びに治療等に帰することが少なからず期待することができる。
【0021】
さらに、本発明に係る2種類の磁石入り弾性リング対は、異なる金属原子を含む導電性繊維を用いた2種類の磁石入り弾性リングを隔離して陰茎に装着することにより、両磁石入り弾性リング対間にも電圧を生じさせることができる。したがって、陰茎のライン方向(長手方向)の血流をより促進することができ、1つの磁石入り弾性リングを陰茎に装着する場合より、その効果をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】筒状編地の斜視図。
【図2】短筒状編地の斜視図。
【図3】本発明に係る磁石入り弾性リングの斜視図。
【図4】本発明に係る上縫い部を設けた磁石入り弾性リングの斜視図。
【図5】本発明に係る2種類の磁石入り弾性リング対の使用態様を示す例示図。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参照しながら本発明に係る磁石入り弾性リングの実施形態について説明する。なお、以下各図面を通して同一の構成要素には同一の符号を使用するものとする。
【0024】
本発明に係る磁石入り弾性リングは、図1に示すように、まず導電性繊維と伸縮性繊維を同時に筒状に編み上げて筒状編地100を形成する。筒状編地100は筒状フライス編であり、導電性繊維は銅または銀を直接ナイロン糸にコーティングした陽イオン性導電性繊維であるが、陽イオン性導電性繊維であればこれらイオンや糸の材料は特に限定されない。また、伸縮性繊維は例えばポリウレタンであるが、伸縮性のある生地であれば特にポリウレタンに限定されない。筒状編地100の長さは限定されず、筒の直径は3cm程度が好ましいが、その寸法は適宜選択可能である。なお、筒状編地100において、筒の内面を114、外面を116とし、端から好適には3〜5cmの間隔で継ぎ目110を入れるとする。継ぎ目110の生地は筒状編地100と区別できるものであれば特に限定されない。
【0025】
次に、筒状編地100を所定の長さに、すなわち上記継ぎ目110の位置で筒状編地100の径方向に切断して、図2のような一端112Lと他端112Rを有する短筒状編地101を形成する。したがって、短筒状編地101の一端112Lと他端112Rは、筒状編地100の両端または継ぎ目110に一致し、その長手方向の長さは3〜5cmである。短筒状編地101の一端112Lと他端112Rの円周方向の中線を中線118とする。
【0026】
続いて、短筒状編地101を一端112Lと他端112Rより、短筒状編地101の外面116に沿って中線118方向に同速度で丸め、図3のように、一端112Lから丸めた一の丸め編地2Lと他端112Rから丸めた他の丸め編地2Rとを中線118の位置で接触させた弾性リングを作成し、一の丸め編地2Lと他の丸め編地2Rを当該弾性リングの円周方向に略定間隔の縫合部14で縫合し、縫合部14と短筒状編地101の外側116の間に磁石12を装着した磁石入り弾性リング1を作成する。縫合部14は、弾性リング1の円周方向に3〜4箇所で幅5mm程度で縫合するのが好ましく、磁石12は約3000ガウス程度で縫合部14に収納し得る大きさが好ましいが、適宜変更可能である。また、磁石のN極とS極の向きは磁石入り弾性リング1について揃えておくことが必要である。
【0027】
さらに本発明の磁石入り弾性リング1は、図4に示すように、磁石12を装着した部分、すなわち縫合部14を覆って、磁石入り弾性リング1の上側から一の丸め編地2Lと他の丸め編地2R及び短筒状編地101とに縫い合わせて上縫い部16を形成し、この上縫い部16によって磁石12を内包し、磁石12が位置ずれしたり落下したりするのを防止するのが好ましい。
【0028】
以上のように構成した本発明の磁石入り弾性リング1は、導電性繊維と伸縮性繊維を同時に筒状に編み上げた素材を基本とするため、伸縮自在であり、以下に説明するように陰茎に装着しても落下したり不快を感じたりせず、自然に使用することができる。また、磁石入り弾性リング1は、直径の変更は可能であり、ユーザーは磁石入り弾性リング1のサイズを適宜選択可能である。
【0029】
上記のような本発明に係る磁石入り弾性リング1の製造方法は、
(1)導電性繊維と伸縮性繊維を同時に筒状に編み上げた筒状編地100を準備するステップ
(2)筒状編地100を所定の長さに筒状編地100の径方向に切断して、一端と他端を有する短筒状編地101を形成するステップ
(3)短筒状編地101を一端と他端より短筒状編地101の外面に沿って同速度で丸め、上記一端から丸めた一の丸め編地2Lと上記他端から丸めた他の丸め編地2Rとを接触させるステップ
(4)一の丸め編地2Lと他の丸め編地2Rを弾性リングの円周方向に略定間隔の縫合部14で縫合するステップ
(5)縫合部14と短筒状編地101の外側の間に磁石12を装着するステップ
(6)装着した磁石12を内包するように、縫合部14を覆って、一の丸め編地2Lと他の丸め編地2R及び短筒状編地101とに縫い合わせて上縫い部16を形成するステップ
を含む。
【0030】
上述のように、磁石入り弾性リング1を陰茎に装着すれば、皮膚電位に変化を与え、その結果として血液その他、体内液の流れの変化をもたらし、さらに、磁石入り弾性リング1が発生する磁場により、血液の中の鉄分等金属に作用する他、腺ならびに神経の中の微量な金属に刺激を与えることとなり、その効果をさらに大きく成し得る。また、陰茎に至るラインの血行その他を良好にすることにより、陰嚢、インポテンツの予防と尿路等の保全と改善並びに治療等に帰することが少なからず期待することができる。
【0031】
本発明に係る磁石入り弾性リング1は上記効果を保持しつつ、さらに図5に示すように、本発明に係る2種類の磁石入り弾性リング対1、1’は、異なる金属原子を含む導電性繊維を用いた2種類の磁石入り弾性リング1と1’を隔離して、陰茎200に装着することを特徴とする。
【0032】
すなわち、本発明に係る2種類の磁石入り弾性リング対1、1’の使用方法は、
(1)異なる金属原子を含む上記導電性繊維を用いた一方と他方の2種類の磁石入り弾性リング対1、1’を準備するステップ
(2)一方の磁石入り弾性リング1を陰茎200に装着するステップ
(3)他方の磁石入り弾性リング1’を、上記一方の磁石入り弾性リング1と離隔して陰茎200に装着するステップ
を含む。なお、図5において、201は陰嚢を示す。
【0033】
図5において、例えば磁石入り弾性リング1は銅を導電性繊維に用い、磁石入り弾性リング1’は銀を導電性繊維に用いる(或いは逆でもよい。)。それぞれの磁石入り弾性リング1と1’の人間の皮膚に対する電位は異なり、磁石入り弾性リング対1、1’にも電圧が生じる。したがって、陰茎のライン方向(長手方向)の血流をより効果的に促進することができる。上記のように磁石入り弾性リング対1、1’の導電性繊維が含む金属を銀と銅とした場合、磁石入り弾性リング対1、1’間に生じる電圧差は約100mVのオーダーである。
【0034】
以上、本発明に係る磁石入り弾性リングおよび2種類の磁石入り弾性リング対について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。磁石入り弾性リングの含む金属は銀と銅に限定されず、人間の皮膚に対して電圧差を生じる金属を任意に選択し、人体に悪影響を及ぼさない範囲で任意に選択することができる。
【0035】
また、上記実施形態においては、2種類の磁石入り弾性リング対について説明したが、3種類以上の磁石入り弾性リングをそれぞれ接触しないように陰茎に装着してもよい。
【0036】
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明に係る磁石入り弾性リングおよび2種類の磁石入り弾性リング対は、主に男性の前立腺肥大による排尿不良感や残尿感などの諸症状の緩和、及び、男性機能の回復治療等
に利用することが出来る。
【符号の説明】
【0038】
1、1’:磁石入り弾性リング(2種類の磁石入り弾性リング対)
2L:一の丸め編地
2R:他の丸め編地
12:磁石
14:縫合部
16:上縫い部
100:筒状編地
101:短筒状編地
110:継ぎ目
112L:短筒状編地の一端
112R:短筒状編地の他端
114:筒状編地の内面
116:筒状編地の外面
118:短筒状編地の中線
200:陰茎
201:陰嚢

【特許請求の範囲】
【請求項1】
導電性繊維と伸縮性繊維を同時に筒状に編み上げて筒状編地を形成し、
前記筒状編地を所定の長さに該筒状編地の径方向に切断して、一端と他端を有する短筒状編地を形成し、
前記短筒状編地を前記一端と他端より該短筒状編地の外面に沿って同速度で丸め、該一端から丸めた一の丸め編地と該他端から丸めた他の丸め編地とを接触させた弾性リングであって、
前記一の丸め編地と前記他の丸め編地を前記弾性リングの円周方向に略定間隔の縫合部で縫合し、
前記縫合部と前記短筒状編地の外側の間に磁石を装着した磁石入り弾性リング。
【請求項2】
前記装着した磁石を内包するように、前記縫合部を覆って、前記一の丸め編地と前記他の丸め編地及び前記短筒状編地とに縫い合わせて上縫い部を形成した、請求項1に記載の磁石入り弾性リング。
【請求項3】
前記伸縮性繊維はポリウレタンである、請求項1に記載の磁石入り弾性リング。
【請求項4】
前記導電性繊維は、銅または銀をナイロン糸にコーティングした陽イオン性導電性繊維である、請求項1に記載の磁石入り弾性リング。
【請求項5】
異なる金属原子を含む前記導電性繊維を用いた2種類の前記磁石入り弾性リングを隔離して、陰茎に装着することを特徴とする2種類の磁石入り弾性リング対。
【請求項6】
導電性繊維と伸縮性繊維を同時に筒状に編み上げた筒状編地を準備するステップと、
前記筒状編地を所定の長さに該筒状編地の径方向に切断して、一端と他端を有する短筒状編地を形成するステップと、
前記短筒状編地を前記一端と他端より該短筒状編地の外面に沿って同速度で丸め、該一端から丸めた一の丸め編地と該他端から丸めた他の丸め編地とを接触させるステップと、
前記一の丸め編地と前記他の丸め編地を前記弾性リングの円周方向に略定間隔の縫合部で縫合するステップと、
前記縫合部と前記短筒状編地の外側の間に磁石を装着するステップと、
前記装着した磁石を内包するように、前記縫合部を覆って、前記一の丸め編地と前記他の丸め編地及び前記短筒状編地とに縫い合わせて上縫い部を形成するステップと、
を含む磁石入り弾性リングの製造方法。
【請求項7】
異なる金属原子を含む前記導電性繊維を用いた一方と他方の2種類の前記磁石入り弾性リング対を準備するステップと、
前記一方の磁石入り弾性リングを陰茎に装着するステップと、
前記他方の磁石入り弾性リングを、前記一方の磁石入り弾性リングと離隔して前記陰茎に装着するステップと、
を含む、2種類の磁石入り弾性リング対の使用方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−212353(P2011−212353A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−84718(P2010−84718)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【出願人】(595121054)協和テキスタイル株式会社 (1)
【Fターム(参考)】