説明

本発明は、計量すべき負荷を支持するための支持面(12)、導電センサプレート(3)、センサプレート(3)から間隔をあけて配置され、センサプレート(3)とフラットコイル(7)の間の距離を誘導的に測定するために使用されるフラットコイル(7)、センサプレート(3)及びフラットコイル(7)を囲む筐体(1,4)、及び、筐体(1,4)から突出し、センサプレート(3)に接続されている押しボタン(6)を含む秤に関する。本発明の秤は、組み立ては簡単であるが、用途が広い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、計量すべき重量を支持するための支持面を有する天秤又は秤に関する。本発明の秤装置は特に、数グラムから数百キログラムまでの低重量の測定、又は最大重量の0.1%までの範囲の重量差の測定に適している。
【背景技術】
【0002】
先行技術より、非常に様々な秤が知られている。同様に、使用される技術も様々である。
【0003】
特許文献1は、平らな測定コイルとトーションバーを備えた体重計を示している。
【0004】
特許文献2には、電極付きの容量型重量測定器が示されている。押しボタンが電極の筐体から突出し、上側に配置されている筐体からは伝動ピンが突出している。
【0005】
さらに、特許文献3からは、測定される力が金属製ダイアフラムに加えられる、誘導型力センサが公知である。ダイアフラムとフラットコイルの間の間隔を誘導的に測定するために、フラットコイルが使用される。このフラットコイルの操作に適した回路は、例えば特許文献4から公知である。同様の配置は、特許文献5の差圧センサや、特許文献6の温度センサでも公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】US 4503922
【特許文献2】EP 0299395
【特許文献3】EP 1357370
【特許文献4】EP 913857
【特許文献5】EP 0774651
【特許文献6】EP 0696727
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、構造が簡単で低価格、及び多目的に使用できる天秤又は秤装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、請求項1の特徴を有する秤装置又は秤機器により達成される。
【0009】
本発明の秤装置は、計量すべき重量を支持するための支持面、導電センサプレート、センサプレートとフラットコイルの間の間隔を誘導的に測定するための、センサプレートから間隔をあけて配置されたフラットコイル、センサプレート及びフラットコイルを囲む筐体、及び、筐体から突出し、センサプレートに接続されている押しボタンを有する。
【0010】
温度、力及び差圧センサとしての他の使用で実証されたセンサ(上記文献を参照)は、簡単な方法で秤装置に変更することができる。1つの実施形態においては、秤装置用の支持面を、押しボタンに接続することができる。
【0011】
押しボタンは、好ましくは、筐体の下側で、下方へ筐体を越えて突出し、支持面は筐体の反対側に配置されている。従って、押しボタンとダイアフラムの間の接続がより効果的に保護され、秤装置が妨害されにくい。この場合、筐体の下側は、好ましくは、秤装置の下方停止面(stop surface)を形成する。これにより、また、秤装置への過重負荷が不可能となり、妨害されにくくする。押しボタンの長さ、又は、無負荷状態での停止面とボタンとの間の間隔は、ダイアフラムがその弾性領域でのみ変形し、いつでもその本来の無負荷形状に戻れるように選択できる。
【0012】
過重負荷を防ぐために、他の種類の停止部を使用することもできる。例えば、コイルとセンサプレートの間に、距離ホルダを配置することができる。さらに、秤装置に大きな負荷がかかった場合に、一部分、例えば筐体がその上で止まるようなピンを、ベースプレートの上に立てることも可能である。
【0013】
筐体は、好ましくは、少なくとも部分的に金属から成っており、内部に対する電気的遮断を形成する。
【0014】
秤装置は、上記要素を筐体に一体化して含むことができ、フラットコイルを操作するための対応する電気回路だけが付加的に一体化されなければならない。しかしながら、複数の、それぞれがそれ自身用の他とは独立した計量要素を含む個別の筐体を、共通の支持面を介してより大きな秤装置に接続することも可能である。この場合、個々の計量要素が、電気的に相互接続する必要のない独立のセンサであると有利である。
【0015】
本発明の秤装置は、多目的に使用でき、例えば、ヘルスメータとして、小包用の秤装置として、キッチンスケールとして、生産ラインで、及び製造設備において使用できる。特に、乳児用体重計として、及び/又は、搾乳した又は搾乳したばかりの母乳の量を測定するために使用できる。
【0016】
さらなる有利な点は、従属請求項から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は、本発明による秤装置の側面図を示す。
【図2】図2は、図1の秤装置の長手方向の断面図を示す。
【図3】図3は、図1の秤装置の分解図を示す。
【図4】図4は、複数の筐体を有する発明の秤装置の概略図を示す。
【図5】図5は、さらなる実施形態での、発明の秤装置の側面図を示す。
【図6a】図6aは、図5の秤装置の長手方向の断面図を示す。
【図6b】図6bは、図5の秤装置の変形の、長手方向の断面図を示す。
【図7】図7は、図6bの秤装置の分解図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の主題を、以下、添付の図に示された好ましい例示の実施形態を用いて説明する。
図1は、発明の秤装置を示す。秤装置は、上部筐体部分1と下部筐体部分4を具備する筐体を有する。2つの筐体部分1,4の間には、プリント回路基板2がある。プリント回路基板は、完全に筐体1,4の内部に配置することができ、又はこの図のように、大きく設計して、筐体の外殻の一部を形成するようにもできる。プリント回路基板2は、好ましくは円形で、筐体1,4は平たい円柱である。この例では、筐体は、少なくとも部分的に、好ましくは全体が金属でできている。
【0019】
電線を電流源からプリント回路基板2へ案内するために、及び、センサ信号を、表示ユニット、及び必要ならば、センサ信号を重量表示に変える評価ユニットに送るために、上部筐体部分1の外殻にはケーブル開口部11がある。また、筐体の内部に電流源を配置したり、筐体に表示ユニットを取り付けることもできる。
【0020】
上部筐体部分1の上側の平面は、計量すべき重量のための支持面12を形成する。下部筐体部分4の下側の面は停止面41を形成する。秤装置が無負荷状態のときには、この停止面41は地面(bottom)にはなく、押しボタン6の上方に地面から離れて配置されている。押しボタン6はスリーブ5内に位置し、筐体1,4の下側でそこから下方に突出している。押しボタンは下部筐体4に対し移動可能に保持されており、好ましくは、地面に点状に位置し、例えば、球形の頭、又は一部球形の頭を有する。
【0021】
図1の秤装置の内部を、図2に見ることができる。筐体部分1,4とプリント回路基板2は、互いに一列に並んだ通り抜け開口部10,20、又は止まり穴40を有する。これにより、筐体をともにネジ付けできる。しかしながら、例えばクランプ等の他の接続方法もまた可能である。
【0022】
図2に見られるように、筐体の内部には2つの空洞8,9があり、プリント回路基板2によって互いから分離されている。プリント回路基板2には、フラットコイル7とフラットコイルを操作するための電気回路(図示せず)が配置されている。フラットコイル7は、好ましくは、特にらせん状に延びるストリップ導体として、プリント回路基板に一体化されている。フラットコイル7は、プリント回路基板2の下側に配置されている。フラットコイルに近接して、フラットコイルの表面領域を覆うように、センサプレート3が下部空隙9に配置されている。この図の例では、図3から分かるように、センサプレートは、プリント回路基板2と下部筐体部分4の間に位置固定して保持されているダイアフラム3である。ダイアフラム3は、コイル7から規定の間隔で配置されている。
【0023】
ダイアフラム3は、好ましくは円形であり、金属、特にベリリウム銅、ステンレス鋼、ベリリウム青銅又はニッケル・シルバーから成る。ダイアフラムは、通常40〜500μmの厚さを有する。しかしながら、また、矩形、楕円、又は他の形状を有していてもよい。その厚さも、上記値の範囲外であってもよい。しかしながら、この場合、好ましくは、筐体及びプリント回路基板の形状は、対応して合わせられている。
【0024】
ダイアフラム3は、同心のひだを有し、又はダイアフラムは適度に曲がっている。ダイアフラム3の中央の円形領域は、好ましくは、ひだがなく、平らに形成されており、圧力面30を形成する。スリーブ5及び押しボタン6は、この圧力面30に配置され、又は圧力面に作用するように(operationally)接続されている。今、重量が支持面12上に置かれると、筐体1,4が下方に押される。圧力面30は押しボタン6を押すが、押しボタンがへこむのではなく、押しボタンに沿って上部筐体部分4が下方にスライドする。それにより、圧力面30がコイル7に近づくこととなり、間隔が減少する。停止面41は、ダイアフラムが、所望するだけ圧縮されないようにし、及び/又は、ダイアフラムがフラットコイル7に触れないようにする。押しボタン6の突出部分、即ち無負荷状態で下方停止面41を越えて突出する部分の長さは、好ましくは、ダイアフラム3が弾性又は線形領域でのみ動くように大きさが決められる。
【0025】
従って、押しボタン6は、計量すべき重量をダイアフラム3に移し、それにより、ダイアフラムとフラットコイル7との間隔が、コイル7のインダクタンス又はそのインピーダンスが変化するように変えられる。これらの変化は、コイル7が直列又は並列共振回路に電気的配置されている場合、共振周波数の変化及び/又は減衰として測定することができる。
【0026】
操作中、コイル7には高周波交流電流がかけられ、それにより高周波磁場が生じる。交流電流の周波数fは、ダイアフラム3への磁場の侵入深さがその厚みよりずっと小さくなるほど高く選ばれる。侵入深さδは、表皮効果により決定される。周波数は通常数MHzである。フラットコイル7の出力信号は、ダイアフラム3とコイル7の間の間隔の変化により変わるが、例えば、フラットコイル7とコンデンサから形成される共振回路の共振周波数、又はフラットコイル7でのAC電圧の振幅、又はフラットコイル7でのAC電圧と発信器の間の位相角、又はフラットコイル7から直接派生する他の信号である。電流共振で操作し、作用点が特性の線形領域の端部(edge)にあることが好ましい。従って、フラットコイル7は、一方で交流磁場を生み、及び、表皮効果により生じるダイアフラムの電磁場により、プッシュプル式にコイルの磁場に与える影響を検出する。
【0027】
ダイアフラム3を用いる代わりに、一端又は両端でクランプして、押しボタン6を当てたトーションバーを用いることもできる。トーションバーも同様に、導電性材料、好ましくは金属から成る。しかしながら、ダイアフラムは、測定可能なヒステリシスがない点で有利である。
【0028】
秤装置は、好ましくは、少なくとも1つの開口部21を有し、外気がダイアフラムの両側に当たる(bear on)。この場合開口部が複数あるが、筐体が気密シールを有し、内部を一定の圧力にすることも可能である。
【0029】
図4は、上述の、複数の計量要素Wで組み立てられた秤装置を示す。この場合、4つの計量要素Wがあり、共通の支持プレートPを介して相互接続されている。計量要素Wは、互いに独立しており、それぞれ、評価電子機器Eに直接それぞれの測定結果を供給する。なお、この場合、押しボタン6は好ましくは下向きに突出して配置されているが、共通の支持プレートPの方へ上向きに向けることもできる。支持プレートPは、支持面12に、ダイアフラム3に非線形又は非弾性領域で過剰に圧力が加わることを防ぐ停止部(stop)を形成する。
【0030】
図5及び6aは、本発明の秤装置のさらなる実施形態を示す。同一の部分には、他の実施例と同じ参照記号を付す。上部筐体部分は図には示されていないが、好ましくはプリント回路基板2の上側に配置されており、下部筐体4に接続されている。上記実施例のように、この実施例にあるパーツは全て、回転対称の形をしており、パーツの回転軸が秤装置の組み立て状態での共通軸を形成している。
【0031】
センサプレート及びフラットコイル7、及び筐体内でのそれらの配置、及び停止面41の構造は、図1〜3の上述の例と同じである。実質的な違いは、土台上に、丸い頭と点状の支持部を持つ、下方に突出する押しボタンが使用される代わりに、異なった形状の押しボタン6’が使用されている点である。
【0032】
この場合も同様に、押しボタン6’は点状の支持部を有する。しかしながら、この支持部は、押しボタン6’内に一体的に配置されている。図6aに見られるように、センサプレート3は、やはり、プレートの下に配置されているスリーブ61に押し付けられる。このスリーブ61は、好ましくは、下部筐体部分4から間隔を空けて、センサプレート3の下側中央に配置されている。センサプレート3は、好ましくは、スリーブが筐体1,4又はセンサプレート3に他の方法で接続されないで、スリーブ5上に固定されずに(loosely)載っている。しかしながら、スリーブは、センサプレート3にネジ付けすることもでき、溶接又は接着することも可能である。
【0033】
スリーブ5の下方、即ち、センサプレートから遠い端面には、多数の部分に分かれた押しボタン6’が配置されている。平らな又は丸いネジ頭を有するネジ63により、好ましくはスリーブ側にくさび(shim)64を配置して、押しボタンはスリーブ5にねじ込まれている。このため、スリーブ5は、雌ネジを有する通り抜け開口部を有し、該開口部は、好ましくは、スリーブ5に対し中央に延び、及び/又は、好ましくは、センサプレート3に対し中央に延びている。
【0034】
押しボタン6’は、バネ状で、形を変えられるように形成されたバランス体60と、この下に配置された支持プレート65を有する。支持プレート65は、バランス体60に取り外せないようにネジ付けすることができる。このために、バランス体60は、ネジ穴600を有し、支持プレート65はそれに適合する穴650を有する。
【0035】
バランス体60は、上側の平らな端面で、スリーブ5の下側の平らな端面に当たる(bear on)。さらに、バランス体は、ネジ63が通り抜ける通り抜け開口部を有する。
【0036】
さらに、バランス体60はケージ601を有し、ケージはその下側で接続フランジ602につながる(merge)。フランジ602への接続は、バネ要素603により生じる。
【0037】
図7からわかるように、バランス体60は、中心軸に対し、回転対称に形成されている。バランス体は、好ましくは、プラスチックから一体に製造される。この場合、少なくともバネ要素603は可撓性、特に弾性構造である。ケージ601及びフランジ602は、1つの例示の実施形態においては剛性構造であるが、他の実施形態では可撓性、特に弾性構造である。バランス体60もまた、金属又は他の適切な材料から作ることができる。
【0038】
ケージ601は、上方停止部を具備する下部受入開口部を有し、その中に、中間プレート64が保持されている。中間プレートは、好ましくは、ケージ601に剛結合されているか、又はケージの中に形状嵌め的に保持されている。中間プレート64は、少なくともネジから離れた下側に、平らな面を有し、好ましくは、平行平面な(plane−parallel)形状である。中間プレート64は、寸法安定性のある剛体材料からなり、特にプラスチック、セラミック又は金属からなる。
【0039】
支持プレート65も同様に、下側の平らな面652を有する。これは足として機能し、装置全体の支持面として機能する。しかしながら、この面を、別の装置の足(ここには図示せず)上に固定することもできる。
【0040】
支持プレート65は、センサプレート3に向かって上向きの、好ましくは、半球又はスカルキャップの形をした隆起部651を有し、この隆起部651が点状の支持を可能にする。点状の支持部は、好ましくは、センサプレート3に対し中央、及び/又は、中間プレート64及びケージ601又はバランス体60の中心軸上にある。
【0041】
中間プレート64はこの場合、この隆起部651上に固定されずに載っている。それにより、不均一な負荷を補整することができる。
【0042】
この実施形態には、特に図4の使用において、押しボタンを有する足が4つあり4点で支持されているけれども、それぞれの足が各自適切な補整を有するため、足はよろめかないという利点がある。従って、下部支持プレート65の下側支持面652を、平らに形成することができ、秤装置の設計を容易にする。従って、これらの下部支持プレート65は、同時に、秤装置の置き足として使用することができ、それによって、秤装置を、浴室の床やテーブル等に置くことができる。
【0043】
停止部41を使用する代わりに、例えば、上に支持プレート65も取り付けられたベースプレート(ここには図示せず)上に配置された停止部を使用することもできる。この場合、停止部は、ベースプレートから上方に突出し、下部筐体部分4の下側の端面から間隔をあけて終わっている。
【0044】
図6b及び7は、停止部の好ましい変形を示す。この場合、ダイアフラム又はセンサプレート3とプリント回路基板2の間に、停止部が配置されている。停止部42、好ましくは、プラスチック又は他の非導電性材料からなる、平たい円筒体が、センサプレート3上中央にあり、上側はコイル7から間隔をあけて終わっている。この間隔は、センサ要素が作動できる最大経路(path)を画定する。また、間隔42を、閉じたリング状で中央にではなく、センサプレート3の外周に配置することも可能である。
本発明の天秤又は秤は、構造が簡単で、費用効率よく製造できるにも関わらず、多目的に使用できる。

【符号の説明】
【0045】
1 上部筐体部分
10 第1の通り抜け開口部
11 ケーブル開口部
12 支持面

2 プリント回路基板
20 第2の通り抜け開口部
21 開口部

3 センサプレート
30 圧力面

4 下部筐体部分
40 止まり穴
41 停止面
42 停止部

5 スリーブ

6 押しボタン
6’ 押しボタン
60 バランス体
600 ネジ穴
601 ケージ
602 接続フランジ
603 バネ要素
62 くさび
63 ネジ
64 中間プレート
65 支持プレート
650 穴
651 隆起部
652 支持面

7 フラットコイル

8 第1の空隙

9 第2の空隙

W 計量要素
P 支持プレート
E 評価電子機器





【特許請求の範囲】
【請求項1】
計量すべき重量を支持するための支持面(12)、導電センサプレート(3)、前記センサプレート(3)とフラットコイル(7)の間の間隔を誘導的に測定するための、前記センサプレート(3)から間隔をあけて配置されたフラットコイル(7)、前記センサプレート(3)及び前記フラットコイル(7)を囲む筐体(1,4)、及び、前記筐体(14)から突出し、前記センサプレート(3)に接続されている押しボタン(6)を有する秤装置。
【請求項2】
前記押しボタン(6)が、前記筐体(1,4)の下側で、下方へ前記筐体(1,4)を越えて突出し、前記支持面(12)は、前記筐体(1,4)の反対側に配置されている、請求項1に記載の秤装置。
【請求項3】
過重負荷を避けるため、停止部(41,42)を有する、請求項1又は2に記載の秤装置。
【請求項4】
前記筐体(1,4)の下側が、秤装置の下方停止面(41)を形成する、請求項2及び3に記載の秤装置。
【請求項5】
前記センサプレート(3)と前記フラットコイル(7)の間に、距離要素が配置されている、請求項3に記載の秤装置。
【請求項6】
前記フラットコイル(7)が、前記センサプレート(3)の上方に配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の秤装置。
【請求項7】
前記押しボタン(6)が、前記センサプレート(3)の平らな面(30)に配置されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の秤装置。
【請求項8】
前記センサプレート(3)がダイアフラムである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の秤装置。
【請求項9】
前記ダイアフラム(3)が円形である、請求項8に記載の秤装置。
【請求項10】
前記ダイアフラム(3)が同心の環状のひだを有する、請求項9に記載の秤装置。
【請求項11】
前記センサプレート(3)がトーションバーである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の秤装置。
【請求項12】
前記センサプレート(3)が金属から成る、請求項1〜11のいずれか1項に記載の秤装置。
【請求項13】
前記筐体(1,4)が、少なくとも部分的に金属から成る、請求項1〜12のいずれか1項に記載の秤装置。
【請求項14】
前記フラットコイル(7)がプリント回路基板(2)上に配置され、前記プリント回路基板(2)が、前記筐体の上部部分(1)及び下部部分(4)の間に保持されている、請求項1〜13のいずれか1項に記載の秤装置。
【請求項15】
前記押しボタン(6,6’)が、点状の支持面を有する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の秤装置。
【請求項16】
前記点状の支持面(651)が、前記押しボタン(6’)の内部に配置され、前記押しボタン(6’)が、下側の平らな支持面(652)を有する、請求項15に記載の秤装置。
【請求項17】
前記押しボタン(6’)が、バネ要素(603)を具備するバランス体(60)を有する、請求項16に記載の秤装置。
【請求項18】
前記筐体(1,4)が、実質的に、円形の外形を有する平たい円柱として形成されている、請求項1〜17のいずれか1項に記載の秤装置。
【請求項19】
前記センサプレート(3)の両側に周囲圧力がかかるように、少なくとも1つの開口部(21)が設けられている、請求項1〜18のいずれか1項に記載の秤装置。
【請求項20】
前記筐体(1,4)の内部が一定の圧力となるように、前記筐体(1,4)が気密シールを有する、請求項1〜19のいずれか1項に記載の秤装置。
【請求項21】
それぞれがフラットコイル(7)、センサプレート(3)及び押しボタン(6)を有する筐体(1,4)を複数有し、前記筐体(1,4)が、計量するべき重量を支持するための共通の支持プレート(P)を介して、相互接続されている、請求項1〜10のいずれか1項に記載の秤装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図7】
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【公表番号】特表2010−507784(P2010−507784A)
【公表日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−533636(P2009−533636)
【出願日】平成19年10月23日(2007.10.23)
【国際出願番号】PCT/CH2007/000526
【国際公開番号】WO2008/049261
【国際公開日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(504296275)カラク アーゲー (9)