説明

移動栽培システムにおける栽培ベンチ

【課題】積み重ねが容易でありしかも安定した積み重ねた姿勢を保持させることができる移動栽培システムにおける栽培ベンチを提供する。
【解決手段】移動栽培システムは、植物を栽培する栽培ベンチ4を移動しながら播種・育成・収穫のそれぞれの作業を繰り返し行うものである。栽培ベンチ4は、平面視が矩形で上面が開放した浅い箱状である。栽培ベンチ4の底面周辺部を外周方向に緩やかに上向きの傾斜面47とする。栽培ベンチ4の上端縁を底面の傾斜面47と対応して外周方向に緩やかに上向きの傾斜面48とする。栽培ベンチ4の底面の傾斜面47及び上端縁の傾斜面48は、ともに傾斜角を7.5°とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物を栽培する栽培ベンチを移動しながら播種・育成・収穫のそれぞれの作業を繰り返し行う移動栽培システムにおける栽培ベンチに関するものである。
【背景技術】
【0002】
植物を栽培する栽培ベンチを移動しながら播種・育成・収穫のそれぞれの作業を繰り返し行う移動栽培システムについては、特開2007−25231号公報、実開昭63−2458号公報及び実用新案登録第3066338号公報にそれぞれ記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−25231号公報
【特許文献2】実開昭63−2458号公報
【特許文献3】実用新案登録第3066338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の移動栽培システムにおいては、栽培植物の種子を播種し、発芽及び生育過程を経て生育した植物を収穫する作業を繰り返し行うため、多数の栽培ベンチを用いるが、栽培ベンチの搬入域には使用前の栽培ベンチを積み重ねておき、また収穫後の栽培ベンチもその搬出域において積み重ねて収容している。
【0005】
このため、移動栽培システムにおける栽培ベンチは、積み重ねやすくしかも積み重ねて安定した姿勢を保つことができるものであることが好適である。
【0006】
そこで本発明は、平面視が矩形で上面が開放した浅い箱状の栽培ベンチの底面周辺部を外周方向に緩やかに上向きの傾斜面とするとともに、上端縁を底面の傾斜面と対応して外周方向に緩やかに上向きの傾斜面としたことにより、上になる栽培ベンチの底面側傾斜面が下の栽培ベンチの上端縁側傾斜面に接合させるだけで積み重ねが容易であり、しかも安定した積み重ねた姿勢を保持させることができる移動栽培システムにおける栽培ベンチを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る移動栽培システムにおける栽培ベンチは、植物を栽培する栽培ベンチを移動しながら播種・育成・収穫のそれぞれの作業を繰り返し行う移動栽培システムにおいて、栽培ベンチは、平面視が矩形で上面が開放した浅い箱状であり、前記栽培ベンチの底面周辺部を外周方向に緩やかに上向きの傾斜面とするとともに、前記ベンチの上端縁を前記底面の傾斜面と対応して外周方向に緩やかに上向きの傾斜面としたことを特徴とするものである。
【0008】
そして本発明に係る移動栽培システムにおける栽培ベンチは、前記構成において栽培ベンチの底面の傾斜面及び上端縁の傾斜面を、ともに傾斜角を7.5°とするのが好適である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の移動栽培システムにおける栽培ベンチは、その底面周辺部を外周方向に緩やかに上向きの傾斜面とするとともに、上端縁を底面の傾斜面と対応して外周方向に緩やかに上向きの傾斜面としたものであるから、上になる栽培ベンチの底面側傾斜面が下の栽培ベンチの上端縁側傾斜面に接合させるだけで積み重ねが容易であり、しかも安定した積み重ねた姿勢を保持させることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】移動栽培システムの全体平面図である。
【図2】図1の部分詳細平面図である。
【図3】図2の一部正面図である。
【図4】栽培ベンチを持ち上げる抜取装置の正面図である。
【図5】図4の一部詳細を示す正面図である。
【図6】抜取装置の側面図である。
【図7】抜取装置の動作態様を示す側面図及び破線円C内の拡大図である。
【図8】図7の態様から次の動作態様を示す側面図である。
【図9】図8の態様から次の動作態様を示す正面図である。
【図10】図9の態様から次の動作態様を示す正面図である。
【図11】図10態様から次の動作態様を示す正面図である。
【図12】図11の破線円D内の拡大正面図である。
【図13】図11の態様から次の動作態様を示す正面図である。
【図14】栽培ベンチを積み重ねた態様を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1に示す栽培システム1は、植物を一定期間育成する領域となる広域な栽培空間2と、栽培空間2に隣接し、播種及び収穫、洗浄作業を行なう作業空間3から形成されている。
【0012】
平面視長方形で育成植物を積載した栽培ベンチ4は、栽培空間2に平面視縦横方向に列を成し、管理通路以外略隙間無く配置されている。栽培空間2の一端側には投入口5を、そして他端側には取出し口6が配置されていて、投入口5から栽培空間2の突端まで栽培ベンチ4を送り込むレールの投入レール7が、そして栽培空間2内の他端側の突端から取出し口6まで栽培ベンチ4を取り出すための取出しレール8が備えられている。
【0013】
投入レール7と取出しレール8の間を繋ぎ、栽培空間2内に複数列まんべんなく栽培ベンチ4を栽培空間2に広げるため、栽培ベンチ4一列につき二本の広敷レール9が、投入レール7と取出しレール8の間に配置されている。この複数列の広敷レール9によって栽培ベンチ4は、栽培空間2に満遍なく広げられて、投入レール7から投入され、そして取出しレール8から取り出されることによって、広敷レール9上を植物の生育が進むに連れて投入口側方向から取出し口側方向に栽培ベンチは徐々にその生育場所を移動するようになっている。
【0014】
投入レール7と取出しレール8の高さは略同じで、広敷レール9がそれらのレールより高く配置され、投入レール7から広敷レール9又は、広敷レール9から取出しレール8に栽培ベンチを上昇又は下降させるための昇降装置10が広敷レール9と投入レール7及び取出しレール8が接する位置に設けられていて、栽培ベンチ4が良好にそれぞれのレールへの移行を可能としている。
【0015】
作業空間3には、取出し口6の取出しレール8から投入口5の投入レール7までの間を繋ぐ、作業ラインとなる作業レール11が配置されていて、この作業レール11上で栽培ベンチ4上で生育した植物の収穫や、ベンチの洗浄・播種が行なわれるようになっている。なお取出しレール8から作業レール11、作業レール11から投入レール7にレールを乗り換える場合の昇降装置10が備えられている。
【0016】
なお、図示してはいないが、栽培ベンチ4の裏面には広敷レール9・作業レール11を走行するための車輪を備えていて、その車輪は筒状の車輪が一方に、そして2個の同形・同大のベアリングでレールを上方から挟み込むように構成された車輪が他方のレールに対応する位置にそれぞれ一対配置されている(図2参照)。
【0017】
さらに作業空間3には、取出し口6に近いほうから、図1では向かって右方向から収穫スペース12・洗浄部13・播種スペース14の順に配置されている。
【0018】
栽培空間2の上方には、栽培空間内全体を行渡る範囲で、広敷レール9と平行に吊下げレール15が備えられている。この吊下げレール15は広敷レール9と同様に断面視円状のパイプで、栽培ベンチ4を移動させるために必要な一列の広敷レール9一対と同じく、吊下げレール15も一対で、広敷レール9と同位置の上方に配置されている。この吊下げレール15は図7の詳細図に示すように、断面視円状のパイプの下端面を支持材20によって接続支持され、そのパイプの上面は懸架される車輪の通過が出来るようになっている。
【0019】
栽培ベンチ4は平面視が矩形で上面が開放した浅い箱状であるが、図5に示すように、栽培ベンチ4は、その底面周辺部が外周方向に緩やかに上向きの傾斜面47に形成されており、さらに前記栽培ベンチ4の上端縁が前記底面の傾斜面47と対応して外周方向に緩やかに上向きの傾斜面48に形成されている。そして、栽培ベンチ4の前記底面の傾斜面47及び上端縁の傾斜面48は、ともに傾斜角を7.5°程度の緩い角度とするのが好適である。
【0020】
前記のように構成された栽培ベンチ4を、図14に示すように積み重ねて待機させたり収容するが、上になる栽培ベンチ4の底面側傾斜面47が下の栽培ベンチ4の上端縁側傾斜面48に接合させるだけで積み重ねが適確にできて積み重ねが容易であり、しかも安定した積み重ねた姿勢を保持させることができる。
【0021】
また、栽培ベンチ4の底面周辺部を前記のように傾斜面47とすることにより、栽培ベンチ4の底面の水切れが良く灌水の滞りが生じない。
【0022】
抜取装置16は、懸架部17と吊上げ部18から構成され、これらは昇降部19によって接続されている。
【0023】
懸架部17は、平面視長方形又はひし形の懸架フレーム21と、上面に備えた4本の吊部材22と、懸架フレーム21の長辺方向両端の垂直棒23と、懸架フレーム21の間に蓄電池34とその収納場所を備えている。吊部材22の上端はそれぞれに2個の同形・同大のベアリングが、レールとなる丸パイプを上方から挟み込むように構成された走行部24を備えて、吊下げレール15に吊り下がり走行できるようになっている。また垂直棒23は作業者の作業や通行に邪魔にならず、手を伸ばした状態でその下端をつかみやすい位置に配置されている。
【0024】
吊上げ部18は平面視長方形の吊下げフレーム25の長辺に3箇所ずつ、計6箇所に支点A26を備えている。また吊下げフレーム25の中央部上面には長辺方向に支点B27が配置され、その支点B27を貫通する貫通軸28の両端は角度を90°に屈曲させた作動棒29が水平から上方の垂直の位置まで回転自在になっている。
【0025】
作動棒29による貫通軸28の回転は、支点B27からは吊下げフレーム25上面のアームA30と接続し、アームA30の他端はアームB31と接続されている。このアームB31は吊下げフレーム25の側面に垂直方向に配置され、その途中に支点A26が固定されているので、作動棒29の回転によってアームB31の下端が開閉するようになっている。
【0026】
それぞれのアームB31は図5に示すように、内側に引掛け材32と、下端に外面が下方向に折れ曲がったベース板33が取り付けられている。
【0027】
以上のように構成された、懸架部17と吊下げ部18のそれぞれは、昇降部19によって結びつけられていて、懸架フレーム21の下面には、昇降部19の駆動モータ35と駆動ギア36が取り付けられている。駆動モータ35は懸架レール21の略中央に位置し、駆動ギア36は懸架レール21の短辺方向の中央で、長辺の中央から均等位置に備えられていて、この駆動ギア36の稼動によってその内部を上下移動する昇降軸37が吊下げ部18に固定されている。さらにこの昇降軸37には、それに隣接して複数の案内軸38が備えられ、昇降部19による上下動におけるガタツキや傾きを解消し、スムーズな昇降を可能にしている。
【0028】
図4・図5に示すように、吊下げ部18の作業棒29を水平方向に倒すことによって、アームB31の下端は内側方向に位置して、栽培ベンチ4の幅と略同等に左右一対のベース板33が配置され、ベース板33の外面が下方向に折れ曲がっているので、栽培ベンチ4のフレーム枠から脱落することなく抜取装置16自体が搭載されるようになっている。
【0029】
上記のように栽培ベンチ4上に抜取装置16が搭載され、栽培ベンチ4と共に移動が可能であるので、投入レール7・取出しレール8・広敷レール9・作業レール11を栽培ベンチ4と共に移動が可能となる。
【0030】
栽培ベンチ4上に搭載された抜取装置16は、投入レール7と取出しレール8の間、そして広敷レール9の上方に設置された吊下げレール15に吊り下がり移動しながら栽培ベンチの抜取を可能とする。
【0031】
図7に示すように、投入レール7若しくは取出しレール8を移動する栽培ベンチ4上に搭載された抜取装置16は、抜き取ろうとする若しくは移動させようとする栽培ベンチ40の列の広敷レール9を目標に投入レール7若しくは取出しレール8を移動させる。そして抜取装置16の昇降部19を吊上げ部18と懸架部17が遠ざかる方向に、そして吊り下がろうとする吊下げレール15より走行部24が若干高くなる位置まで稼動させる。その後投入レール7若しくは取出しレール8を栽培ベンチ4が、吊下げレール15上に走行部24が配置されるまで移動させる。吊下げレール15と走行部24の垂直方向の位置が揃った事を確認後、抜取装置16の懸架部17と吊下げ部18の距離が縮まる方向に昇降部19を稼動させることによって、走行部24が吊下げレール15上にはまり込み、さらに吊上げ部18が栽培ベンチ4から切り離され空中に吊上げられる(図8)。
【0032】
この吊上げ部18の上昇位置は、アームB31とベース板33が、栽培ベンチ40上空に至るまでの間の栽培ベンチ上の植物に接触することのない距離まで上昇するように、昇降部19を稼動させることが必要である。
【0033】
昇降部19の停止後、作業者は作業棒29を水平状態から上方の垂直状態に回転させることによって、左右のアームA30を中央方向に引き寄せ、それに接続しているアームB31も引き寄せる方向に働き、支点A26の作用によってアームB31の下端が外側に開き、栽培ベンチ4よりも広がって配置されるようになる(図9)。
【0034】
走行部24は二つのベアリングが左右上方斜めから吊下げレール15を挟み込んでいるので、吊り下がった抜取装置16の移動を簡単に行なうことが出来、作業者は前後のどちらかの垂直棒23を握って抜取装置16を図9のように押しながら、目標の栽培ベンチ40の位置まで移動していく。そして抜き取ろうとする又は移動しようとする栽培ベンチ40の上方で、作業棒29の垂直位置を保ちアームB31の下端が左右に開いた状態で、昇降部19を稼動させてゆっくり吊下げ部18を下降させていく。
【0035】
そして、アームB31の下端が、支点A26を中心に回転した場合に、栽培ベンチ40の側面を挟み込むと思われる場所まで吊上げ部18を下ろした後、昇降部19を停止させる。その後、作業棒29を垂直方向から水平方向に回転させることによって、アームB31の下端を栽培ベンチ40の側面に接触させる。栽培ベンチ40(4)の側面は図12に示すように、側面の上方は内側に窪み、その上面端は下方向に向けた引っ掛かり形状をしているので、作業棒29を水平方向に倒した位置を保持しながら、昇降部19を再度稼動させて吊上げ部18を上方向に上げることによって、アームB31の内側に備えたそれぞれの引掛け材32が栽培ベンチ40のフレームに引っ掛かって栽培ベンチ40を持ち上げることが出来る。
【0036】
作業者は抜取装置16によって生育中の他の栽培ベンチと接触しない範囲まで空中に持ち上げられた栽培ベンチ40は、希望する広敷レール9上や先出しするために取出しレール8上や、異なる広敷レールの列に移動するため、投入レール7上に配置するため、垂直棒23を手で握って押しながら希望する場所へ抜取装置16の位置を変更し、昇降部19を稼動させて吊上げ部18を降下させて栽培ベンチ40をそれぞれのレール上に配置しアームB31を栽培ベンチのフレームの引っ掛かり状態を解除し、昇降部19を稼動させ吊下げ部18を上昇させて、待機場所へと移動させる。
【0037】
図13に係る移動栽培システムの抜取装置16は、待機状態での待機位置を示す図である。抜取装置16の昇降部19の動力源となる蓄電池34には充電部45を備えていて、施設内の側面にはその充電部45と接触する位置に電源部46を備えている。
【0038】
抜取装置16を使用しない場合には、作業者の通行や作業の邪魔にならない高さまで吊上げ部18を引き上げた状態で、施設内の端まで配置されている吊下げレール15の端まで抜取装置16を作業者が移動させる。そして吊下げレール15の端の待機場所に配置されたときに、蓄電池34に繋がる充電部45が、施設側面に配置されている電源部46と接触し、蓄電池に充電を行なうことができるので、抜取装置16を使用する場合に、昇降部19の動力源の残りの電力量を気にすることなく抜取作業を行なうことを可能としている。
【0039】
この抜取装置16自体は栽培ベンチ4上に搭載されているので、栽培ベンチ4が移動可能なレール全て移動可能とすることから、抜取装置16の保守点検を行なう場合に、点検作業を行なう作業者が行ないたい場所や、作業の邪魔にならない場所に移動して行なうことが出来る。
【0040】
そして、複数列の広敷レール9の列を、投入レール7や取出しレール8を栽培ベンチ4と共に移動することによって、容易な列移動を可能としながら抜き取り作業を行なうことが出来るので、複数の抜取装置を配置することなく、必要最小限の抜取装置の台数で、抜取作業や移動作業を行なうことを可能とし、施設全体のコストの低減を可能としている。
【0041】
特に、葉物の移動栽培方式において、1回目の葉だけを収穫の作業後、栽培ベンチをそのままの状態で投入ラインから栽培空間に投入して、生育させ二番の葉を収穫する栽培方法も行なわれているが、種から生育させるベンチと、一度収穫が終了した栽培ベンチから生育する葉の成長は、一度収穫が済んだベンチからの生育が早いのは当然であるので、新たに播種したベンチと混在に栽培空間に配置されても、抜取装置によって、生育の早いものを早く取出せる位置に変更するなど、栽培形態を容易に変更させることが出来、農業経営形態に良好に作用するものである。
【符号の説明】
【0042】
1 栽培システム
2 栽培空間
3 作業空間
4 栽培ベンチ
5 投入口
6 取出し口
7 投入レール
8 取出しレール
9 広敷レール
10 昇降装置
11 作業レール
12 収穫スペース
13 洗浄部
14 播種スペース
15 吊下げレール
16 抜取装置
17 懸架部
18 吊上げ部
19 昇降部
20 支持材
21 懸架フレーム
22 吊部材
23 垂直棒
24 走行部
25 吊下げフレーム
26 支点A
27 支点B
28 貫通軸
29 作動棒
30 アームA
31 アームB
32 引掛け材
33 ベース板
34 蓄電池
35 駆動モータ
36 駆動ギア
37 昇降軸
38 案内軸
39 給排水ライン
40 栽培ベンチ
45 充電部
46 電源部
47 傾斜面
48 傾斜面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物を栽培する栽培ベンチを移動しながら播種・育成・収穫のそれぞれの作業を繰り返し行う移動栽培システムにおいて、
栽培ベンチは、平面視が矩形で上面が開放した浅い箱状であり、
前記栽培ベンチの底面周辺部を外周方向に緩やかに上向きの傾斜面とするとともに、
前記栽培ベンチの上端縁を前記底面の傾斜面と対応して外周方向に緩やかに上向きの傾斜面としたこと
を特徴とする栽培システムにおける栽培ベンチ。
【請求項2】
栽培ベンチの底面の傾斜面及び上端縁の傾斜面は、ともに傾斜角を7.5°としたことを特徴とする請求項1記載の栽培システムにおける栽培ベンチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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